JPS6281336A - トリシクロ〔4.3.1.1 ▲上2▼’▲上5▼〕ウンデカ−7−エン及びその製造法 - Google Patents

トリシクロ〔4.3.1.1 ▲上2▼’▲上5▼〕ウンデカ−7−エン及びその製造法

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JPS6281336A
JPS6281336A JP60221562A JP22156285A JPS6281336A JP S6281336 A JPS6281336 A JP S6281336A JP 60221562 A JP60221562 A JP 60221562A JP 22156285 A JP22156285 A JP 22156285A JP S6281336 A JPS6281336 A JP S6281336A
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Naotake Takaishi
高石 尚武
Kimihiko Hori
公彦 堀
Masatomo Ando
安藤 正知
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は1次の式(1)、 で表わされるトリシクロ(4,3,1,1”・5 〕ウ
ンデカ−7−エン及びその製造法に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
本発明化合物(1)の骨格であるトリシクロ〔4゜3.
1.1”・5 〕ウンデカンは、高石ら〔ジャーナル・
オブ・ケミカル・ソサイエテイー(J。
Chem、 °Soc、 )パーキy l (Perk
in l )、789(1975 ) )によって−見
出されたものであるが、その誘導体については、まだ限
られた炭素上での官能基化にしか成功していない(特開
昭60−27657号)。
〔問題点を解決するための手段〕
斯かる実状において、本発明者はトリシクロ〔4,3,
1,12・1 〕ウンデカン骨格を有する誘導体につい
て種々研究を行なった結果、式+f)で表わされる新規
化合物を合成することに成功すると共に、このものが木
様窓のあるカン7ア一様の香気を有し、香料成分として
有用な物質であることを見出し、本発明を完成した。
従って、本発明は新規な(1)式で表わされるトリシク
ロ(4,3,1,1”・1 〕ウンデカ−7−エン及び
このものを製造するための新規な製造法を提供するもの
である。
本発明のトリシクロ(4,3,1,1”・6 〕ウンデ
カ−7−エンは、例えば式(2) (式中、Xはハロゲン原子、好ましくは塩素又は臭素原
子を示す) で表わされる公知のトリシクロ(4,3,1゜1!、り
クンデカ−1−カルボン酸ハロゲン化物(特公昭56−
5375号)を遷移金属触媒及び三級アミン類の存在下
処理して、脱ハロゲン化水素、脱カルボニル化すること
により製造される。
反応に使用される遷移金属触媒としては、例えばパラジ
ウム金属触媒、ロジウム金属触媒が挙げられる。パラジ
ウム金属触媒としては、例えば塩化パラジウム、臭化パ
ラジウム、酢酸パラジウム等の2価のパラジウム、パラ
ジウムブラック、パラジウム付活性炭、テトラキス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム等の0価のパラジウ
ム等が挙げられる。また、ロジウム金属触媒としては、
例えば金属ロジウム、酸化ロジウム、塩化ロジウム、り
aロトリス(ト17 フェニルホスフィン)r2ジウム
tT)、ヒドリドカルボニルトリス(トリフェニルホス
フィン)ロジウムtT) #の金属ロジウムおよびその
酸化物、錯体等が挙げられる。遷移金属触媒は、原料化
合物(2)に対してその0.01〜20モル係、特に0
.1〜5モルチとなるように使用するのが好ましい。
また、反応中に生成するハロゲン化水素の除去試薬とし
使用される三級アミン類は、例えばピリジン、トリエチ
ルアミン、トリブチルアミン、ピコリン、キノリン等が
好適なものとして挙げられる。三級アミン類は、原料化
合物(2)に対してその1〜10当瞼、特に1〜4当量
使用するのが好ましい。
反応は、一般には無溶媒で行なうことができるが、反応
に不活性な溶媒の存在下行なうこともできる。反応温度
は0〜200℃、特に100〜150℃が好ましい。
斯くして製造される物質が式(1)で表わされる構造を
有することは、その+ 1(−NMRおよびuCNMR
スペクトルによシ容易に確認することができる。
更に、そのマススペクトル、およびこの物質に水素添加
して得られる化合物の物性値がトリシクロ(4,3,1
,1”・3 〕ウンデカンの文献値〔種本ら、ケミスト
リー−vp−ズ(Chem、 Lett、 )25  
(1978) ]に一致することからも式+11の構造
であることが裏付けられる。
〔作用及び発明の効果〕
本発明の新規化合物トリシクロ[:4.3.1゜1!・
3 〕ウンデカ−7−エン(1)は強力な香気を有する
芳香性物質であり、香料成分として有用な物質である。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて説明する。
実施例1 トリシクロ(4,3,1,1”・3 〕〕ウンデカンー
1−カルボン酸塩化物 8.5 i、40.0 mma
l l及びトリーn−ブチルアミン(8,9?、48.
0mmol)の混合物に、臭化パラジウム(106In
9.0゜4mmollを加え、反応温度130℃で2時
間。
加熱攪拌する。反応混合物をIN塩酸で処理してアミン
を除去した後、エーテルで抽出し、抽出液を無水硫酸す
) IJウムで乾燥させ、溶媒を留去する。残渣を減圧
蒸留したところ、トリシクロ〔4゜3.1.12.’)
ウンデカ−7−エンを得た。本化合物は、木様路のある
カンファ一様の香fiを有していた。
収率 78〜84チ 沸点 111〜b I R(KB r、 cm−’ 1 2910、1640.1470.1430.1320.
1050.980、860,740 IH−NMR(CDC8,溶媒、TMS内部標準、δ)
0.9〜Z4 (14H,ml、5.7〜5.9 (2
H,m )1℃−NMR(CDCAs溶媒、TMS内部
標準、δ)27.40(tl、28.97(t)、31
.23(t)、33.20(tl。
33.51(di、35.70(d)、38.13(d
i、42.62(dl。
129.47(di、13λ77 (dlマススペクト
ル rrVe (相対強度)148+47.M l、9
1 (19)、81 (43)、80 (851,79
(100)、67(44+、4H181更に、斯くして
得られた化合物の水素添加を行なって確認した。すなわ
ち、得られた化合物(4,5?、30.0mmolJを
100 ml(Dx タ/ −ルニ溶解し、パラジウム
付活性炭(1,0L?)を加える。
4〜5kl?/−の水素加圧下、常温で4時間攪拌後、
反応混合物を濾過して触媒を除去する。連続蒸留により
溶媒を留去し、残渣を減圧蒸留したところ、下記物性値
を有する化合物4611を得た。
沸点 100℃/ 45 r* H5’’H−NMR(
CDC43溶媒、TMS内部標準、δ)0.8〜1.3
 (2H,ml、1.4〜2.3 (16)I、 m 
1’C−NMR(CIXJ、溶媒、TIVIS内部標準
、δ)16.83(tl、24.84(tl、26.3
5(t)、26.79(t)、30.19(tl、31
.5Ndl、39.60(d)この物性値は、トリシク
ロI:4.3.1.1”・S〕ラウンカンについての文
献唾〔ケミストリー・レターズ[Chem、 Lett
、 ) 25 (1978) ]と一致した。このこと
は、実施例1で得られた化合物がトリシクロ(4,3,
1,1”−’  ”lウンデカン骨格を有し、かつ、不
飽和結合を有することを示す。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式(1)、 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) で表わされるトリシクロ〔4.3.1.1^2^,^5
    〕ウンデカ−7−エン。 2、式(2)、 ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (式中、Xはハロゲン原子を示す) で表わされるトリシクロ〔4.3.1.1^2^,^5
    〕ウンデカン−1−カルボン酸ハロゲン化物を遷移金属
    触媒及び三級アミン類の存在下処理し、脱ハロゲン化水
    素、脱カルボニル化することを特徴とする式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) で表わされるトリシクロ〔4.3.1.1^2^,^5
    〕ウンデカ−7−エンの製造法。
JP60221562A 1985-10-04 1985-10-04 トリシクロ〔4.3.1.1 ▲上2▼’▲上5▼〕ウンデカ−7−エン及びその製造法 Expired - Lifetime JP2782513B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009004301A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Panasonic Electric Works Co Ltd スイッチ保護カバー

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