JPH02240076A - 大環状化合物及びその製造法 - Google Patents

大環状化合物及びその製造法

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JPH02240076A
JPH02240076A JP1061936A JP6193689A JPH02240076A JP H02240076 A JPH02240076 A JP H02240076A JP 1061936 A JP1061936 A JP 1061936A JP 6193689 A JP6193689 A JP 6193689A JP H02240076 A JPH02240076 A JP H02240076A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業正の利用分野) 本発明は新規な大環状化合物及びその製造法に関し、さ
らに詳しくはシベトンの合成に有用な大環状化合物に関
する。
(従来の技術) シベトンはじゃ香猫から採れるシベットの香気成分であ
り、下記式で表わされるようにシスニ重結合を持つ17
員環ケトン構造をしている。
かかるシベトンは天然のシベットが高価で入手が困難で
あるということから、合成研究が検討されているが、立
体選択的に合成する方法はあまり知られていない。
例えば、後記一般式(rV)で表わされるL17−ヘプ
タデカンジカルボン酸のジエステルを原料としてデヒド
ロシベトンを経由する方法(テトラヘドロン レターズ
.LL,3285〜3286(1977))が報告され
ているが、この方法では反応工程数が多いためシベトン
を効率良く得られないという問題点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは前記問題点を解決すべ《鋭意研究の結果、
II17−へブタデカンジカルポン酸のジエステルをト
リアルキルシリルハライドの存在下にアシ口イン縮合す
ればシスニ重結合を持つ後記一般式(It[)のシクロ
へプタデセン化合物が高選択的に得られ、それを原料と
して用いれば、立体配置を維持したまま後記一般式(I
I)、(1)の化合物を経由してシベトンを高選択的に
かつ効率良く合成できることを見い出し、この知見に基
づいて本発明を完成するに到った。
(課題を解決するための手段) か《して本発明によれば、下記一般式(I)で表わされ
るビシクロ化合物、 は二つの低級アルコキシル基を、R3は低級アルキル基
を示す.) 下記一殻式(I[)で表わされる1.2−ビス(トリア
ルキルシリルオキシ)シクロへブタデセン化合物、 (式中、Rlは低級アルキレンジオキシル基、二つの低
級アルコキシル基または酸素原子を、R2は低級アルキ
ル基を示す。) 下記一般式(n)で表わされる1.2−ビス(トリアル
キルシリルオキシ)シクロヘブタデカン化合物、 (式中、l?l/  は低級アルキレンジオキシル基ま
たは二つの低級アルコキシル基を、R3は低級アルキル
基を示す。) さらに下記一般式(IV)で表わされる1,17−ヘプ
タデカンジカルボン酸のジエステルを下記一般式(V)
で表わされるトリアルキルシリルハライドの存在下にア
シロイン縮合することを特徴とする前記一般式(]I[
)示されるる1,2−ビス(トリアルキルシリルオキシ
)シクロへプタデセン化合物の製造法が提供される。
(式中、I/  は低級アルキレンジオキシル基またR
3”SiX                   (
V)(式中、 +/  は低級アルキレンジオキシル基
または二つの低級アルコキシル基を、R3及びR4は低
級アルキル基を、Xはハロゲン原子を示す,)本発明に
おいては、まず1.17−ヘブタデカンジカルボン酸の
ジエステルをトリアルキルシリルハライドの存在下にア
シ口イン縮合することにより前記一般式(1111)で
表わされる1.2−ビス(トリアルキルシリルオキシ)
シクロヘブタデセン化合物を得る。
用いられる1.17−へブタデカンジカルボン酸のジエ
ステルは前記一殻式(IV)で表わされる。
式中、R′′  は低級アルキレンジオキシル基又は二
つのアルコキシル基であり、ケクールの保護基として作
用する。R の具体例としてはエチレンジオキシル基、
トリメチレンジオキシル基、それらのメチル置換体、エ
チル置換体、ジメチル置換体などのごとき低級アルキレ
ンジオキシル基、メトキシル基、エトキシル基、n−プ
ロボキシル基、イソプロボキシル基、n−プチロキシル
基、イソブチロキシル基、n−アミロキシル基、イソア
ミロキシル基、n−へキシロキシル基、イソへキシロキ
シル基などのごとき低級アルコキシル基などが挙げられ
る。
R4は低級アルキル基であり、例えばメチル基、エチル
基、n−プロビル基、イソプロビル基、n−ブチル基、
イソブチル基などが挙げられる。
トリアルキルシリルハライドは前記一般式(V)で表わ
され、式中、RlはR4と同様の低級アルキル基が挙げ
られる。又、Xはハロゲン原子であり、例えば塩素原子
、臭素原子、沃素原子などが挙げられる。
アシロイン縮合は常法に従って行なえば良く、例えば適
当な溶媒の還流下に1.17−ヘプタデカンジカルボン
酸のジエステルをトリアルキルシリル′ハライドと共に
滴下し、ナトリウム、カリウム、リチウムなどのアルカ
リ金属やナトリウムとカリウムの合金などの金属と反応
させることにより行なわれる。
用いられる溶媒としてはキシレン、ベンゼン、トルエン
、メシチレンなどの芳香族炭化水素、エチルシクロヘキ
サンなどの脂肪族炭化水素、ジーn−プチルエーテルな
どのエーテル類などが挙げられる。
トリアルキルシリルハライドの使用量は1.17−ヘブ
タデカンジカルボン酸のジエステル1モルに対して2〜
10モル、好ましくは4〜6モルである。
溶媒の使用量は1.17−ヘブタデカンジカルボン酸の
ジエステルに対し5〜50倍(重量基準)、好ましくは
10〜30部である。
金属の使用量は1,17−へブタデカンジカルボン酸の
ジエステル1モルに対して1〜10モル、好ましくは4
〜6モルである。反応温度は10〜180’C,好まし
くは100〜150℃、反応時間は2〜12時間、好ま
しくは4〜10時間である。
かくして得られたシクロへブタデセン化合物は文献未記
載の新規化合物で、シベトンの合成原料として有用であ
る。かかるシクロへブタデセン化合物は前述の反応によ
り効率良《得られ、又、シスニ重結合を高選択的に構築
することができる。
本発明によれば、このようにして得られた前記。
一般式(III)で表わされるシクロへプタデセン化合
物を用いて以下に示すような反応式(但し、この場合一
般式(I)のR1と一般式(II)及び(III)のR
1′  は同じものを示す。)に従いシベトンを合成す
ることができる。
(Ill) (If) 前記一般式(11)で表わされる1,2−ビス(トリア
ルキルシリルオキシ)シクロヘプタデカン化合物は一般
式(I[[)で表わされる1.2−ビス(トリアルキル
シリルオキシ)シクロへブタデセン化合物を適当な触媒
を用いて水素添加せしめることにより得られる。
用いられる触媒としては白金族金属化合物であり、例え
ばパラジウム担持の活性炭、酸化白金などが挙げられる
触媒の使用量は一殼式(n)で表わされるシクロヘブタ
デセン化合物1モルに対して0.01〜0.1モル5、
好ましくは0.02〜0.08モルである。
反応は加圧下に行なわれ、例えば80〜150気圧下の
範囲で適宜選択される。
反応温度は通常、10〜110″C、反応時間は通常、
20〜50時間である。
反応は無溶媒でも可能ではあるが、望ましくは通常の水
素添加反応に用いられる溶媒、たとえば炭化水素類、エ
ーテル類、アルコール類、エステル類などを用いるのが
好都合である。
次いで一般式(II)で表わされるシクロヘプタデカン
化合物を適当な溶媒中、オルトギ酸トリ′アルキルエス
テルと酸性触媒の存在下に反応せしめることにより一般
式(I)で表わされるビシクロ化合物(但し Rlは低
級アルキレンジオキシル基又は低級アルコキシル基であ
る)が得られる。
用いられるオルトギ酸1・リアルキルエステルは前記一
般式(Vl)で表わされ、式中R2は低級アルキル基で
あり、メチル基、エチル基、プロビル基などが挙げられ
る。
用いられる溶媒としては例えばテトラヒド口フランやジ
エチルエーテルなどのエーテル類または無水酢酸が適当
であるが、通常この種の反応に用いることのできる溶媒
はすべて用いることができる。
酸性触媒としてはビリジニウムp−トルエンスルホナー
ト、ベンゼンスルホン酸、p−}ルエンスルホン酸、硫
酸、塩酸、カンファースルホン酸、硝酸アンモニウムな
どが挙げられる。
式(I[)のシクロヘブタデカン化合物に対する溶媒の
使用量(重量基準)は1〜10倍、酸性触媒の使用量(
モル基準)は0.05〜1倍である。
反応温度は通常、10〜溶媒の還流温度(゜C)、反応
時間は通常、2〜30時間である。
一方、−IIR式(I)で示されるビシクロ化合物のR
lが酸素原子である場合は、前述の反応式に従い一般式
(TI)で示されるビストリアルキルシリルオキシシク
ロヘプタデカン化合物を合成した後、ケタール保護基を
後述の方法により脱保護する。
この際トリアルキルシリル基も除去されジオール体にな
る。次いで一般式(VI)で示されるオルトギ酸I・リ
アルキルエステルと酸性触媒の存在下に応させることに
より一般式(1)で表わされるビシクロ化合物(但し、
R1は酸素原子である)を得る。
かくして得られた一般式(1)で表わされるビシクロ化
合物を用いて以下に述べる方法によりシベトンを合成す
ることができる。まず、ビシクロ化合物のジオキソラン
環を適当な溶媒の還流下に熱分解しシス脱酸素反応を行
なう。用いられる溶媒としては無水酢酸が最も好都合で
あるが、1・ルエン、キシレンなどの炭化水素溶媒また
はこれらと無水酢酸の混合溶媒などが挙げられる。溶媒
の使用量はビシクロ化合物に対して2〜20倍重量部で
ある。
反応温度は通常、110〜150゜C1反応時間は通常
、1〜20時間である。
次いで、必要に応じて、すなわち一般式(T)において
1171が低級アルキレンジオキシル基または二つの低
級アルコキシル基のごときケタール保護基である場合は
、ケタール保護基を常法により脱保護せしめる。脱保護
の方法は特に限定されず、例えば塩酸、硫酸、酢酸の如
き酸を用いる方法、アセトン中、硫酸、p−}ルエンス
ルホン酸、またはビリジニウム−p−1−ルエンスルホ
ナートを用いてケタール交換を行う方法、塩化メチレン
中、トリチルテトラフルオロボラートにより酸化的分解
を行う方法などが挙げられる。
反応終了後は水にあけて溶媒抽出し、粗生成物をカラム
クロマトグラフィーあるいは薫留することにより高純度
のシベトンを効率良く得ることができる。
(発明の効果) かくして本発明によれば、新規な前記一般式(1)、(
Il)及び(I[[)で示される大環状化合物を得るこ
とができ、それを用いることにより従来技術に比較して
反応工程数が少なく効率良《、かつ高選択的にシベトン
を得ることができる。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
実施例l l{,c − CH2 金属ナトリウム2. 4 2 gをキシレン2 4 0
mj2中還流下に攬拌して懸濁溶液とし、そこに99−
エチレンジオキシー1.17−ヘブタデヵンジヵルボン
酸ジメチルエステル9. 3 0 gとクロロトリメチ
ルシラン1 1. 5 0 gをキシレン25mj2に
溶解したものを4時間かけて滴下した。滴下終了後、さ
らに4時間還流下に攪拌した後、室温まで戻し吸引が過
を行ない無機物を除去した.炉液を減圧濃縮して得た粗
生成をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し1.
2−ビス(トリメチルシリルオキシ)−1−シクロへブ
タデセン=10−オンエチレンアセクール7.236 
gを得た。このものの立体化学的純度はZ体=E体=9
278であった。
以下に物性値を示す。
I R (meat)  :  1660. 1240
, 1060, 840cr’NMR (CD(J! 
3) :δ0.16(18H,s),1.30〜1.5
 2 (2 4 H, m) .  1.9 7〜2.
0 7 (4 H, m) , 3.8 9(4H,s
) 実施例2 金属ナトリウム1. 0 2 gをエチルシクロヘキサ
ン120ml中還流下に攪拌して懸濁溶液とし、そこに
9,9−エチレンジオキシー1,17−ヘブタデカンジ
カルボン酸ジメチルエステル3. 5 0 gとクロロ
トリメチルシラン4. 4 8 gを滴下し、実施例1
に準じて操作を行なったところ1,2−ビス(トリメチ
ルシリルオキシ)−1−シクロヘブタデセンー10−オ
ンエチレンアセタール2.96gをlた。このものの立
体化学的純度はZ体:E体一8911であった。
実施例3 金属ナトリウム0. 5 4 gをトルエン100m2
中還流下に攪拌して懸濁溶液とし、そこに9.9一エチ
レンジオキシー1.17−ヘブタデカンジカルボン酸ジ
メチルエステル2. 0 3 gとクロロトリメチルシ
ラン2. 5 3 gを滴下し、実施例1に準じて操作
を行なったところ、1,2−ビス(トリメチルシリルオ
キシ)−1−シクロへブタデセン−10−オンエチレン
アセタール2.10gを得た。
実施例4 金属ナトリウム0. 9 4 gをキシレン1 0 0
mj2中還流下に攪拌して懸濁溶液とし、そこに9,9
−エチレンジオキシー1.17−ヘブタデカンジカルボ
ン酸ジメチルエステル3. 5 0 gとキシレン11
mlに溶かしたものを4時間かけて滴下した。滴下終了
後、さらに2時間半、還流下に攪拌した後、クロロトリ
メチルシラン4. 4 0 gをキシレン’?mlに溶
かしたものを30分かけて滴下し、さらに2時間半還流
下に攪拌した。反応終了後、実施例1と同様に処理した
ところ1,2−ビス(トリメチルシリルオキシ)−1−
シクロへブタデセン−10−オンエチレンアセタール2
. 9 8 gを得た。このものの立体化学的純度はZ
体=E体−86:14であった。
実施例5 −1−シクロヘブタデカン−10−オンエチレンアセク
ール2. 3 0 gを得た。
以下に物性値を示す。
f R  (meat)  :  1240. 106
0. 840cmりNMR (CDCi!3) :δ 
0.16(18H,s),1。30〜1.5 1 (2
 8H, m) , 3.5 1(2H. bs) .
 3.90 (4H,  s)実施例6 1.2−ヒス(トリメチルシリルオキシ)−1一シク口
へブタデセン−10−オンエチレンアセクール2. 9
 9 gをテトラヒド口フラン30mffiに溶解し、
パラジウムカーボン(パラジウム担持量:5%)0.6
9gを加えオートクレープ中(水素圧120kg/cm
” )、80゜Cで48時間攪拌した.反応終了後、室
温まで戻し、パラジウムカーボンを吸引が過により除い
た。炉液を減圧!縮して得た粗生成物をシリカゲルクロ
マトグラフィーにより精製し1,2−ビス(トリメチル
シリルオキシ)1,2−ビス(トリメチルシリルオキシ
)−1−シクロヘプタデカンー10−オンエチレンアセ
クール7 9 5mgをテトラヒドロフラン5ml.に
溶解し、ビリジニウムパラトルエンスルホネート0. 
2 0 gとオルトギ酸メチル0. 9 2 gを加え
て20゜Cで12時間攪拌した。反応終了後、ピリジニ
ウムバラトルエンスルホネートをショートシリカゲル力
ラムクロマトグラフィーにより除き、次いで、減圧?a
縮し、1,2−メトキシメチレンジオキシシクロヘブタ
デカン−10−オンエチレンアセタール6 5 0mg
を得た。
以下に物性値を示す。
I R (meat)  : 2940+ 1080 
cm−’NMR  (CC !24) :δ1.30〜
1.5 6 (2 8 H. n).3.30 (3H
,sL 3.90 (4H,s), 4.2 1 (2
H, bs),5.63(IH,s) 実施例7 80/:ゝ(cH.)y 1.2−ビス(トリメチルシリルオキシ)−1−シクロ
ヘブタデカン−10−オンエチレンアセタール4 1 
8mgを塩酸のテトラヒド口フラン溶液(IN塩酸:テ
トラヒド口フラン=l:1)10m l ニ溶かし20
゜Cで一晩攪拌した後、エーテルで抽出し、硫酸マグネ
シウムで乾燥し、シリカゲルカラムクロマ1・グラフィ
ーにより精製して、1,2一ジヒドロキシ−1−シクロ
ヘブタデヵン−10一オン197mgを得た。
次いで、この1,2−ジヒドロキシー1−シク口ヘブタ
デカン−10−オン1 9 5mgをテトラヒドロフラ
ン4mffiに溶かし、ビリジニウムバラトルエンスル
ホナート90mg,オルトギ酸メチル3 6 5mgを
加え20゜Cで4時間攪拌した。反応終了後、ビリジニ
ウムバラトルエンスルホネートをショートシリカゲルク
ロマトグラフィーにょり除き、次いで減圧濃縮し、1.
2−メトキシメチレンジオキシシク口ヘプタデカン−1
0−オン235mgを得た。
以下に物性値を示す。
IR  (meat)  :  1700,  110
0.  1060. 9800111−’NMR  (
CC l 4) :6 1.3 0〜1.5 3 (2
 8 H, m),2.33 (4H,t,J−6Hz
),3. 1 3 (3 H, s). 4.0 6 
(2 H,bsL 4.56 (IH,s) 参考例1 シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製したと
ころシベトンを146mg得た。このものの立体化学的
純度をガスクロマトグラフィーにより分析したところZ
体:E体=92:.8であった。
参考例2 1,2−メトキシメチレンジオキシシク口ヘプタデカン
−10−オン296mgをキシレン5mj2に溶かし無
水酢酸0.7 g (6.9 4 mmoβ)を加え還
流下に1晩攪拌した。反応終了後は参考例1と同様に処
理したところシベトンを170mg得た。
参考例3 1,2−メトキシメチレンジオキシシク口ヘプタデカン
−10−オン235mgを無水酢酸3mlに溶かし還流
下に4時間攪拌した。反応終了後、反応液を水中にあけ
、エーテルで抽出し、塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。次いで減圧濃縮して
粗生成物を得、シベトンの合成 1,2−メトキシメチレンジオキシシクロヘブタデカン
−10−オンエチレンアセクール650mgを無水酢酸
6mffiに溶かし、還流下に4時間攪拌した。次いで
、無水酢酸を留去した後、20゛Cで塩酸のテトラヒド
口フラン溶液(IN塩酸;テトラヒドロフラン−1 :
 1)6mlを加え一晩攪拌した。反応終了後は参考例
1と同様に処理したところシベトンを3 0 2mg得
た。このものの立体化学的純度をガスクロマトグラフィ
ーにより分析したところZ体=E体=92:8であった

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式( I )で表わされるビシクロ化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1は低級アルキレンジオキシル基、二つの
    低級アルコキシル基または酸素原子を、R^2は低級ア
    ルキル基を示す。) 2、下記一般式(II)で表わされる1,2−ビス(トリ
    アルキルシリルオキシ)シクロヘプタデカン化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1′は低級アルキレンジオキシル基または
    二つの低級アルコキシル基を、R^3は低級アルキル基
    を示す。) 3、下記一般式(III)で表わされる1,2−ビス(ト
    リアルキルシリルオキシ)シクロヘプタデセン化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R^1′は低級アルキレンジオキシル基または
    二つの低級アルコキシル基を、R^3は低級アルキル基
    を示す。) 4、下記一般式(IV)で表わされる1,17−ヘプタデ
    カンジカルボン酸のジエステルを下記一般式(V)で表
    わされるトリアルキルシリルハライドの存在下にアシロ
    イン縮合することを特徴とする請求項3の1,2−ビス
    (トリアルキルシリルオキシ)シクロヘプタデセン化合
    物の製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) R_3^3SiX(V) (式中、R^1′は低級アルキレンジオキシル基または
    二つの低級アルコキシル基を、R^3及びR^4は低級
    アルキル基を、Xはハロゲン原子を示す。)
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