JPS6281304A

JPS6281304A - 生薬配合乳化化粧料

Info

Publication number: JPS6281304A
Application number: JP60218921A
Authority: JP
Inventors: Motomu Oshima; 求尾島; Keiichiro Ishida; 石田　恵一郎; Kensuke Tanaka; 賢介田中
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1985-10-01
Filing date: 1985-10-01
Publication date: 1987-04-14
Anticipated expiration: 2010-06-05
Also published as: EP0218441A3; DE3670568D1; JPH0751491B2; EP0218441A2; EP0218441B1; ATE52182T1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】及ｌよ玖五里分互本発明は、生薬を従来になく多量に配合した乳化化粧料
に関するものであり、更に詳しくはその経口による着色
または変色が防止された生薬配合乳化化粧料に関する。

従来技術近年、各種生薬を配合した化粧料の開発が盛んに行なわ
れるようになってきている。これは、自然で安全性の高
い化粧料を、消費者に提供し、また生薬独特の自然回復
力を助ける作用を利用して。

健康な皮膚を保とうとする、消費者の健康意識に応えよ
うとするものである。

しかしながら、一般に、生薬には、着色または変色の原
因となる成分が含まれており、これを多量に配合した化
粧料は、経口によって着色又は変色するため、市販され
ている多くの生薬配合化粧料は、生薬の配合量を少なく
し、製品が着色又は変色することを防止している。この
ような生薬配合化粧料の代表的なものとしてはアロエ配
合化粧料が知られている。

アロエ植物には、■創傷治療作用■細胞賦活作用■保温
作用等の顕著な効能がある。したがって、その抽出床を
化粧料に配合すれば、肌荒れ、ひび、あかぎれ等に対し
顕著な薬効が期待できるものであるが、この薬効を充分
発揮させるためには、原車中の濃度に近い濃度になるよ
うな多量の抽出床を化粧料中に配合しなければならない
。具体的には化粧料中に抽出床として少なくとも０．５
％以上配合する必要がある。

しかしながら、例えば、アロエ抽出束を、０．５％以上
の濃度となるように、白色もしくは微青色のクリームに
配合した場合、得られる化粧料は経日によって次第に黄
褐色に着色又は変色してしまい、その商品価値が低下す
る。（この着色または変色の原因は、必ずしも明らかで
ないが、アロエに含まれている有機酸類、塩類、糖類、
アミノ酸類等の影響によるものと思われる。）したがっ
て、市販されているアロエ配合化粧料のほとんどは、ア
ロエ抽出束を、たかだか０．１％程度配合しているに過
ぎなく、アロエの効能を充分に発揮するものではなかっ
た。

見旦夙１旌本発明の目的は、生薬を多量に配合でき、かつ経日によ
っても着色又は変色を生じることがない生薬配合乳化化
粧料を提供することにある。

見１魚盪處本発明は、生薬配合乳化化粧料中に、（ａ）パラヒドロキシ安息香酸エステル（ｂ）ソルビン
酸又はその塩（ｃ）１価アルコールまたは多価アルコールの３成分を
配合し、該化粧料の着色又は変色を防止することを特徴
とする生薬配合乳化化粧料に関する。

本発明において用いる生薬としては、例えば、アロエ等
のユリ科植物、キュウリ、ヘチマ等のウリ科植物、トウ
キセン力、カミツレ、セイヨウノコギリ草、アルニカ等
のキク科植物、レモン等のミカン科植物の葉、根、茎、
花実を適当な公知手段で抽出したものである。生薬の形
態は抽出液もしくはそれらを乾燥した抽出束のいずれか
である。

乾燥抽出束を化粧料に配合する場合は、そのままで、抽
出液を配合する場合は固形分含量に換算した量が配合さ
れる。

また、本発明においては、乳化化粧料の着色または変色
防止のために、（ａ）成分として、ｐ−オキシ安息香酸
メチル、Ｐ−オキシ安息香酸エチル、ｐ−オキシ安息香
酸プロピルおよびｐ−オキシ安息香酸ブチル等のＰ−オ
キシ安息香酸エステルの１種又は２種以上を使用する。

（ａ）成分の配合量は、化粧料金体に対し、０．１〜１
．０重量％とするのが好ましい。０．１重量％未満では
着色変色防止効果が不充分であり、１．０重量％を超え
ると化粧料の性状及び安定性が低下する。（ｂ）成分と
しては、ソルビン酸またはソルビン酸ナトリウム、ソル
ビン酸カリウム等のソルビン酸の塩を用いる。（ｂ）成
分の配合量は化粧料全体に対し０゜０５〜１．０重量％
とするのが好ましい。０．０５重量％未満では変色防止
効果が充分でなく、また１重量％を超えると原料臭が強
過ぎ好ましくない。（Ｃ）成分としては、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、プロピルアルコール及びイソ
プロピルアルコール等の１価アルコールまたはプロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、１．３−ブチ
レンゲリコール及びグリセリン等の多価アルコールを使
用する。

（ｅ）成分の配合量は０．５〜２０重量％が好ましく。

０．５重量％未満では着色変色防止効果が不充分であり
、また２０重量％を超えると乳化安定性及び使用感の点
で好ましくない。

また、本発明においては、乳化化粧料を形成する油相成
分として、所望によりミツロウ、鯨ロウ、ラノリン等の
ロウ類：流動パラフィン、ワセリン。

セレシン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン
、プリスタン等の炭化水素二ミリスチン酸、ステアリン
酸、ベヘニン酸等の高級脂肪酸：ミリスチン酸イソプロ
ピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリス
チル、ミリスチン酸オクチルドデシル等のエステル類を
用いることができる。また、乳化剤としては、イオン性
、非イオン性界面活性剤の中から系に適した物を用いれ
ば良いが、安全性の面から非イオン性界面活性剤を用い
ることが好ましい。

更に、本発明においては、その他特殊成分として酸化防
止剤、ビタミン類、紫外線吸収剤、保湿剤あるいはキレ
ート剤等を適宜加えることもできる。

矢ＪＪＬ本発明を、実施例により更に詳細に説明する。

実施例１〜２．比較例１〜５水相部を６０℃に保ち、ホモミキサーで攪拌しながら、
あらかじめ７０℃で混合溶解しておいた油相部を加え均
一に乳化し、乳化後パドルミキサーで攪拌しながら常温
まで冷却しクリームを調整した。

〔共通組成〕

へ油相部流動パラフィン（＃７０）　　　　　　　５．０重量％
スクワラン　　　　　　　　　　１５．Ｏｎセトステア
リルアルコール　　　　５．０〃蜜ロウ　　　　　　　
　　　　　　２．０〃モノステアリン酸グリセリン　　
　２．Ｏ〃ＰＯＥ（２０）ソルビタンモノラウレート２
．０〃旦」卸廿皿精製水　　　　　　　　　　　　残　部−ｑ」１粁　　
　　　　適量つぎに、前記で得られたクリームに表−Ｉに示されるよ
うな割合で、アロエ抽出末、ソルビン酸、プロピレング
リコール及びエタノールを水相部に、パラオキシ安息香
酸メチルを液相部に加え、各種アロエ配合クリームを調
整し、４０℃、１ケ月保存後の着色の程度を調べた。そ
の結果を表−■に示す。

なお、使用したアロエ抽出末は原草を搾汁した後活性炭
で精製し、次に減圧乾燥することによって得られたもの
で、原草１００部から１部得られたものである。従って
本生薬を組成中に１部配合すれば組成中に原草として１
００％配合したことになる。

表−■ ０：　はとんど着色がなく、商品価値が優れている。

Δ：　着色が認められ、商品価値が低下する。

Ｘ：　着色が著しく商品価値がない。

実施例３〜６実施例１のアロエ抽出末を下記の生薬に代えた以外は実
施例１と同様の試験を行った。結果を表−ｎに示す、い
ずれの配合例も着色又は変色がなく顕著な効果を表わし
ている。

表−■ ＊アロエベラ２００：　　−丸ファルコス（株）製本＊
変色なし充１４す１艮本発明の生薬配合乳化化粧料は、（ａ）パラオキシ安息
香酸エステル（ｂ）ソルビン酸またはその塩及び（ｃ）
　１価アルコールまたは多価アルコールの３成分を配合
したことにより、アロエ抽出末が多量に配合されていて
も、着色及び変色がほとんどなく商品価値の優れたもの
である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）生薬配合乳化化粧料中に、（ａ）パラヒドロキシ安息香酸エステル（ｂ）ソルビン酸またはその塩（ｃ）１価アルコールまたは多価アルコールの３成分を
配合し、該化粧料の着色又は変色を防止することを特徴
とする生薬配合乳化化粧料。