JPS6279738A - 冷菓製造機の殺菌方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ）　産業上の利用分野 本発明はソフトクリームやアイスクリームシェーク、更
にはこれらの類似品を製造する冷菓製造機に関し、特に
、冷却シリンダ内で半凍結状成るいは液状にあるミック
スを殺菌する方法に関するものである。

（ロ）従来の技術 特開昭５７−１８１６５０号公報には、冷媒ガス圧縮機
と、液状食品またはアイスクリームミック７を収容およ
び／または処理するための容器に対して熱交換関係に配
設されており、出口端を前記圧縮機の吸入側に接続され
た蒸発器と、一端を該圧縮機の冷媒吐出側に接続され、
他端を蒸発器の入口端に接続された凝縮器と、凝縮器と
蒸発器の間に介設された膨張弁とから成るガス圧縮型冷
凍ユニットを装備したアイスクリーム製造機において１
食製品またはアイスクリームミックスを殺菌する方法で
あって、前記凝縮機および膨張弁をバイパスさせて前記
圧縮機からの高温の圧縮冷媒ガスを前記蒸発器に通し、
該蒸発°器から圧縮機へ循環させ、蒸発器と熱交換関係
にある上記アイスクリーム製造機の各部内が所望の殺菌
温度に達するまで該高温冷媒ガスの循環を継続し、次い
で、冷媒ガスバイパス回路を遮断するとともに、凝縮器
および膨張弁を再び冷媒ガス回路に接続することによっ
て冷媒サイクルを再開することを特徴とする殺菌方法。

が開示されている。

ρ１　発明が解決しようとする問題点 斯かる従来技術の殺菌方法は、高山冷媒ガスの循環によ
って所望の殺菌温度を得ることができ、この場合、殺菌
温度が高ければ殺菌効果も良好となる。しかし、アイス
クリーム等、この種の製品は所−望の殺菌温度を著しく
高くすると焦臭が発生し、ミックスの風味を著しく損う
問題点を招く。

従って、焦臭が発生しない程度に殺菌ｍ匿を抑えなけれ
ばならないが、この場合、所望の殺菌温度に到達して連
座に冷却運転を再開したのでは良好な殺菌効果を期待で
きない問題点が残る。

本発明は斯かる問題点を解決する冷却室内のミックスの
殺菌方法を提供するものである。

に）問題点を解決するための手段 本発明は、殺菌指令に基づいて冷却シリンダに備わる冷
開系の蒸発器に高温冷媒ガスを循環して冷却シリンダ内
のミックスを所定の殺菌温度まで加熱し、次いで、電気
ヒータによって冷却シリンダ内のミックスを略所定の殺
菌温度に所定時間維持するようにした冷菓製造機の殺菌
方法によって、上記従来技術の問題点を解決するもので
ある。

（ホ）作用 殺菌指令が出ると、高温冷媒ガスが冷却シリンダに接続
した蒸発器に循環されて、冷却シリンダ内で半保結状成
るいは液状にあるミックスを加熱する。これによってミ
ックス温度が所定の殺菌温度に上昇すると蒸発器への高
温冷媒ガスの循環が停止され、次いで電気ヒータによっ
てミックス温度を所定時間の間、略所定の殺菌温度に維
持して殺菌動作を終了する。

（へ）実施例 以下に本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第２図は本発明を実施する冷菓製造機のシステム構成図
を示しており、（１）は前面に冷菓抽出器（２）が装設
され、後面上部にミックス流入口ＣＩＡ）を有する冷却
シリンダである。該冷却シリンダ（１）を冷却スる冷却
システムは、コンプレッサ（３１，７ｙン（４）による
空冷式のコンデンサ（５）、レシーバタンク（６）、減
圧装置としての膨張弁（力、蒸発パイプ（８）及びアキ
ニームレータ（９）を環状に接続して成り、蒸発パイプ
（８）を冷却シリンダ（１）の外面に巻回して構成する
。

一方、冷却システムに付設される殺菌システムは、一端
をコンプレツー！ＩＦ　＋３１とコンデンサ（５）の間
に接続し、他端を膨張弁（７）と蒸発パイプ（８）の間
に接続したバイパス管Ｑｌ及び該バイパス管ａαに介設
したホットガス電磁弁ｑυと、蒸発パイプ（８）の外面
を被う面状の電気ヒータａカによって構成している。

これら、冷却及び殺菌システムの運転は冷却シリンダ（
１）の外面に取付けて間接的にミックス温度を検知する
温度センサーα３の感温動作に基づいて制御される。

次に、冷却シリンダ（１）への原料供給システムについ
て説明すると、Ｑ４）＋１液状ミツクスを貯蔵するミッ
クスタンク、α阻まミックスタンクａａ円のミックスを
冷却シリンダ（１）に給送するためのポンプ装置で、そ
の吸入側には他端をミックスタンクα４の底部近傍に開
口するミックス吸入管αＧが接続され、吐出側には他端
を冷却シリンダ（１）のミックス流入口（ＬＡ）に接続
したミックス供給管ａηが接続されている。ポンプ装置
σ四の駆動モータ（１５Ａ）はミックス供給管αηに接
続して冷却シリンダ（１）内部の液状若しくは半凛結状
にあるミックスの量を圧力によって間接的に検出する圧
力検出装置α８に基づいて制御される。（１９はミック
ス吸入管ｔｔｅから分岐して大気に開放する空気導入管
で、ミックス中に空気を混入して適度なオーバーランを
決定する。

次に、ブロック図にて示した本発明の電気回路を第１図
に基づき説明する。（４）は自動復帰式の殺菌指令スイ
ッチ、ＣＩ！１）はスイッチ■の閉路にて所定のパルス
信号を発生する殺菌スイッチ回路、（ハ）は自動復帰式
の冷却指令スイッチ、（至）はスイッチ（２３の閉路に
て所定のパルス信号を発生する冷却スイッチ回路、（２
供家入力ボート（Ｄｏ　）、　ＣＤ＋　）及び（Ｄ、）
とこれらに対応する出力ボート（Ｑｏ）、（Ｑ＋）及び
（Ｑ、）を有するラッチ回路で、入力ボートにｒＨＪレ
ベルの信号が入力されると、該信号をラッチしてこれと
対応する出力ボートからラッチしたｒＨＪレベルの信号
を出力すると共にそれまでラッチしていた信号を解除す
るものである。

而して、殺菌スイッチ回路ｃ２Ｄの出力はラッチ回路（
財）の入カポ−）ＣＤＩ）に接続され、冷却スイッチ回
路（ハ）の出力はラッチ回路（２菊の入カポ−）（Ｄり
に接続される。■は上記ｍ度センサーα３で検出した温
度に対応する電圧を比較回路−に入力する温度検出回路
、罰はミックス加熱時に焦臭が発生しない所定の殺菌温
度に対応する設定電圧を比較回路（イ）に入力する温度
設定回路であり、比較回路■はミックス温度が所定の殺
菌温度より低い時はｒＨＪを出力し、ミックス温度が所
定の殺菌温度に達するとｒＬＪを出力する。（ハ）はラ
ッチ回路Ｃ２４）の出力ポート（Ｑｌ）の出力がｒＨＪ
において、比較回路−の出力がｒＨＪのときｒＨＪを出
力し、比較回路■の出力が−ｖｒＬＪになるとｒＬＪを
出力し、以後この状態を保持する保持回路、（至）は保
持回路（ハ）の出力に基づき上記コンプレッサ（３）及
びホットガス電磁弁ａυを制御するホットガス制御回路
、（７）は保持回路（ハ）の出力を反転するインバータ
、Ｃ３１）はラッチ回路ｃ！ａの出カポ−）（Ｑｌ）の
出力とインバータ（至）の出力を夫々入力するアンド回
路で、その出力はタイマー回路Ｃ３３に入力される。タ
イマー回路Ｃ３２１は入力がｒＬＪのとき動作を停止し
て出力はｒＬＪとなり、入力がｒＨＪになるとスタート
して所定時間経過後に出力はｒＬＪから「Ｈ」に変わる
もので、この出力はラッチ回路＠の入カポ−）（Ｄｏ）
に入力される。（至）はラッチ回路（財）の出カポ−）
（Ｑｌ）の出力、比較回路（至）の出力及びインバータ
（至）の出力を夫々入力するアンド回路、（財）はアン
ド回路（ハ）の出力に基づき上記電気ヒータ（１ｚの通
電を制御するヒータ制御回路、Ｑはラッチ回路Ｑ４の出
力ポート（Ｑｏ）若しくは（Ｑ、）からｒＨＪが出力さ
れているとき、上記温度センサー叫に基づきコンプレッ
サ（３）の運転を制御する冷却制御回路である。

次に、本発明の詳細な説明する。まず、ポンプ装置αり
が作動するとミックスタンクαり内のミックスは吸入管
（ＩＱから吸込まれ、この際空気導入管αｌから吸込ま
れる適量の空気と共にミックス供給管（Ｉηを通って冷
却シリンダ（１）の後部流入口（ＩＡ）から冷却シリン
ダ（１１円へ供給される。そして、冷却シリンダ（１）
に所定量のミックスが供給されるとポンプ装置αＱが停
止してミックスの供給を終了する。

しかる後、冷却指令スイッチ（ハ）を押すと、冷却スイ
ッチ回路（ハ）から出力パルスが発生してラッチ回路２
４）の入力ボート（Ｄｔ）に入力される。するとこれに
対応するラッチ回路ｃ！４）の出力ポート（Ｑ、）から
ｒＨＪが出力され、冷却制御回路（至）が動作してコン
プレッサ（３）を運転し、蒸発パイプ（８）に低温の冷
媒ガスを循環して冷却シリンダ（１）に供給されたミッ
クスを冷却する冷却動作を開始する。斯かる冷却動作に
よって液状ミックスは除々にその粘性を増加して半凍結
状の冷菓に仕上げられる。

次に、殺菌動作について説明する。殺菌動作は任意に開
始することができるもので、殺菌指令スイッチ■を押す
と、殺菌スイッチ回路Ｃυから出力パルスが発生してラ
ッチ回路ｃ！ａの入力ボート（Ｄｌ）に入力される。す
るとラッチ回路０４）の出力ポート（Ｑ、）の出力はｒ
ＬＪとなって冷却動作を停止すると共に出カポ−）（Ｑ
りの出力はｒＨＪとなる。

この出力ｒＨＪを入力する保持回路（ハ）の出力は、比
較回路■の出力が冷却動作停止直後のミックス温度が低
温であることがらｒＨＪであるためにｒＨＪとなり、ホ
ットガス制御回路のが動作してコンプレツブ（３）を運
転すると共にホットガス電磁弁Ｕυを開弁して蒸発パイ
プ（８）に高温の冷媒ガス、即ちホットガスを循環して
冷却シリンダ（１）内の半凍結状のミックス（冷菓）を
加熱する殺菌動作を開始する。

而して、ミックス温度が所定の殺菌温度を超えると、比
較回路（ハ）の出力はｒＬＪとなり保持回路（支）の出
力は以後ｒＬＪに保持される。これにより、ホットガス
制御回路のは動作を停止してコンプレッサ（３）の運転
を停止すると共にホットガス電磁弁αυを閉弁してホッ
トガスによるミックスの側熱を終了する。

一方、保持回路■の出力を反転するインバータ（７）の
出力がｒＨＪとなってアンド回路Ｇυ及び儲に入力され
るため、両者ともにアンド条件が成立し、タイマー回路
ｃ３３がスタートすると共にヒータ制御回路（ロ）が動
作して電気ヒータα４に通電し、該ヒ−タα２によって
ミックスの殺菌動作を継続する。以後、電気ヒータａｚ
への通電は比較回路（至）の出力に基づいて制御され、
ミックス温度を略所定の殺菌温度に維持する。

而して、所定時間を経過するとタイマー回路ｃ３２の出
力はｒＨＪとなってラッチ回路１２４１０入カポ−）（
Ｄｏ）に入力され、これによって、ラッチ回路ＣＩ’４
）の出力ボート（Ｑ、）の出力はｒＬＪとなり、更にア
ンド回路（２）の出力がｒＬＪとなってヒータ制御回路
（２）は動作を停止し、以後電気ヒータａ２への通電を
断って殺菌動作を終了する。同時にラッチ回路１２４の
出カポ−）（Ｑｏ）の出力がｒＨＪとなって冷却制御回
路（ト）が動作し、冷却動作を再開する。

（ト）発明の効果 本発明は以上の様に、冷却シリンダ内のミックスをホッ
トガスによって所定の殺菌温度までｍ熱した後、電気ヒ
ータによってミックス温度な略所定の殺菌温度に所定時
間維持させているため、ホットガス単独によって殺菌す
る従来技術と比較して著しく殺菌効果が向上し、しかも
、殺菌温度な所定時間保持するため、殺菌温度を極端に
高く設定する必要がなく、これによってきツクスの焦臭
の発生も防止することができる利点を奏するものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施する冷菓製造機の電気回路をブロ
ック化した図、第２図は同じく冷菓製造機のシステム構
成図である。 （１）・・・冷却シリンダ、（３）・・・コンプレッサ
、（８）・・・蒸発パイプ、　α■・・・バイパス管、
　（１１）・・・ホットガス電磁弁、　ａり・・・電気
ヒータ、　ｃ３２・・・タイマー回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、冷却シリンダに供給したミックスを冷却し、これを
   抽出装置にて取出すようにした冷菓製造機において、殺
   菌指令に基づき前記冷却シリンダに備わる冷凍系の蒸発
   器に高温冷媒ガスを循環して冷却シリンダ内のミックス
   を所定の殺菌温度まで加熱し、次いで、電気ヒータによ
   つて前記冷却シリンダ円のミックスを略前記所定の殺菌
   温度に所定時間維持するようにした事を特徴とする冷菓
   製造機の殺菌方法。