JPS6278677A - 自動取引システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ＣＰＵ、メモリ、操作スイッチ、電源２表示
部及び外部接続用イニターフェースを内蔵したＩＣカー
ド（電子通帳）を使用した金融機関等における自動取引
システムに関する。

〔従来の技術〕

現在、金融機関等における自動取引システムは、本人確
認手段として、磁気カードまたは磁気ストライプ付の紙
通帳を使用している。

この種の自動取引システムにおいては、取引明細は紙通
帳に印字されて行われるか、紙通帳の用意が無く磁気カ
ードのみで取引が行われる場合には取引明細は、レシー
トに印字されて顧客に渡される。

このレシートにはロール紙状の複写用紙が使用され取引
内容を確認する為に取引明細内容の印字と、取引の堅確
性を確保する目的でカード基材上にエンボスプリントさ
れた顧客氏名２口座番号等をインプリントし、１枚を顧
客へ渡し、残シの１枚は取引ジャーナルとして取引装置
に保管する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上述の従来技術においては、取引明細の
確認及び保存媒体として紙通帳、もしくはジャーナル／
レシートが必要であシ、かつ、これら取引明細−の保７
存−媒゛、体に印字を行う印字部。

搬送部等、独立した機構が必要である。

この様に磁気カードまたは磁気ストライプ付通帳を使用
する限シ、取引明細に係るペーパ類又は処理機構は最低
限確保しなければならず、したがってランニングコスト
の低減化、装置の小型化、処理の高速化には限界点があ
るという問題があった。

本発明は上記問題を解決するために、近年発展してきた
ＩＣカードを使用してレシートの機能をはたし、電子フ
ァイルを使用してジャーナルの機能をはたすことにより
泪動取引システムにおいて一挙にベーパレス化を実現す
ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、ＣＰＵ、及びメモリを内蔵し、表示部、操作
スイッチ、電源供給手段及び信号授受手段とを備え、か
つ、あらかじめ顧客特定データが該メモリに記録されて
いる電子通帳としてのＩＣカードと、このＩＣカードを
受入して、ＩＣカードから送出される顧客特定データに
基いて取引資格の有無を確認し、取引資格有りの場合顧
客の操作により取引動作を実行する自動取引装置とから
構成される自動取引システムにおいて、前記自動取引装
置が、ジャーナル機能を有する電子ファイルを有し、実
行された取引の明細データをＩＣカードに送出するとと
もに、同データを前記電子ファイルに顧客特定データと
一緒に記憶することと、前記ＩＣカードのメモリは取引
明細データエリアを有し、前記自動取引装置より受信し
た実行された取引の明細データを最新取引明細として表
示部に表示するとともに、前記取引明細データエリアに
記憶することを特徴とする。

〔作用〕

以上の構成により本発明は、取引動作が行われると、自
動取引装置は実行された取引の明細データをＩＣカード
に送出するとともに、同データを電子ジャーナル用の電
子ファイルに顧客特定データと一緒に記憶し、ジャーナ
ルの機能をはたし一方、ＩＣカードは自動取引装置より
受信した同データを最新取引明細として表示部に表示す
るとともに、取引明細データエリアに記憶レシートの機
能をはたす。

〔実施例〕

以下図面に従って実施例を説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。

図において、１は自動取引装置のブロック図であシ、本
発明に関係するブロックのみが示しである。２は自動取
引装置の制御を行なうＣＰＵであシ、３はプログラムメ
モリ、４はＩＣカードとのデータ転送を行なうためのデ
ータメモリ、５は電子ジャーナル用のＦＤＤを制御する
ＦＤＤコントローラ、６は電子ジャーナル用の電子ファ
イルとしてのＦＤＤ、７はＩＣカードとのデータ転送を
行なうリード／ライトインタフェースである。

８は電子通帳としてのＩＣカードの全体ブロック図であ
る。９はＩＣカードの制御を行なうＣＰＵ。

１０はプログラムメモリ、１１は顧客特定コードおよび
取引明細データ等を格納するデータメモリ、１２（ｄ取
引内容等を表示する液晶ディスプレイ、１３は顧客操作
により取引内容等を表示するために使用するキースイッ
チ、１４は自動取引装置とデータの授受を行なう為のイ
ンタフェース部、１５はＩＣカードの主電源となる太陽
電池およびデータ保持用の補助電源となるリチウム電池
である。

ＣＰＵ９、プログラムメモリ１０、データメモリ１１は
１チツプのＩＣにて実現されている。

第２図は、上記ＩＣカード８の外観の一例を示す正面図
であり、図において１２は液晶ディスプレイ、１７は太
陽電池、１８は表示したい取引明細を選択する科目キー
スイッチ、１９は取引単位ごとに表示制御を行なうため
のスクロールアップ／ダウンキースイッチ、２０は取引
装置とのインターフェース部である。

ＩＣカード８のデータメモリ１１には顧客特定データエ
リヤと取引明細データエリヤがある。顧客特定データエ
リヤはＩＣカード８の発行時にあらかじめ登録されたデ
ータエリヤであシ、ＩＣカード発行装置等特定装置での
みデータの書替が可能である。顧客特定データの内容は
暗証番号２ロ座番号、銀行番号２氏名等であシ、取引成
立確認に必要なデータである。

また、暗証番号の秘密性の確保のために顧客特定データ
エリヤは顧客自身のＩＣカード操作でＩＣカード８上の
液晶ディスプレイ１２に表示することはできない様にプ
ログラムされている。取引明細データエリヤは自動取引
装置より書込まれた取引明細データを格納するデータエ
リヤであシ、取引を行なう度に順次取引明細データを格
納する。

顧客はＩＣカード操作によりこの取引明細データをＩＣ
カード８上の液晶ディスプレイ１２に表示し取引内容確
認が可能である。

以下第３図に示す取引フローチャート例に従い、上述の
構成による本発明の詳細な説明する。

Ｓ１顧客は取引に先立ち取引科目を自動取引装置１に入
力する。

Ｓ２　　自動取引装置１よりＩＣカード８挿入要求のメ
ツセージが出されると顧客はＩＣカード８を挿入する。

Ｓ５　　自動取引装置１はＩＣカード８にあらかじめ登
録されている顧客特定データを読取る。

Ｓ１１　　自動取引装置１はこの後暗証入力を顧客にう
ながしこれにより顧客が暗証番号を入力する。

Ｓ５　暗証番号が入力されると、あらかじめＩＣカード
８から読取った顧客特定データの暗証データと一致して
いるか否かを判定する。

Ｓ６一致しない場合、数回の再入力をうながすが、この
時再入力回数判定を行い、あらかじめ定めた規定回数を
オーバーしていなければ顧客に暗証入力をうながし、オ
ーバーした場合は取引下成立とする。

Ｓ７暗証データと顧客によ多入力された暗証番号が入力
すると、取引入力を顧客にうながし、顧客は支払の場合
は支払金額を、入金の場合は入金金額を入力する。

８ｇ顧客の取引入力が完了するとホストコンピュータへ
の送信を行なうと同時に送信データと送信データに含ま
れない顧客特定データをＦＤＤ６に記録し取引の堅確性
を確保する。

Ｓ９取引が成立するとホストコンピュータより取引明細
データを受信する。

ホストコンピュータからの受信データには、現取引デー
タの他自動振替等後日記帳データも含まれている。すな
わち従来のカードのみを使用した取引の場合現取引デー
タのみであったのに対し電子通帳であるため、紙通帳を
使用した取引と同じ様な取引データを受信することにな
る。

８１０この後、支払の場合は現金計数、入金の場合は現
金収納を行なう。

８１１ホストコンピユータより受信した取引明細データ
をＦＤＤ５に記録する。

８１２同取引明細データをＩＣカード８のデータメモリ
１１に記録する。

８１３■Ｃカード８を顧客が抜取シ可能な状態にする。

５ｉｌｌ顧客がＩＣカード８を抜取ると、支払の場合、
現金を放出し、入金の場合取引終了となる。

以上が本実施例における処理手順である。

尚、残高照会、記帳等の場合は、現金に関する取扱いが
ないだけで同じ処理手順である。

顧客は取引終了後、取引内容の確認を、返却されたＩＣ
カード８上で行なう事ができる。

ＩＣカード８上の液晶ディスプレイ１２には取引完了後
の最終取引明細データすなわち現金取引データが第２図
に示す如く表示され、即座に取引内容の確認が可能であ
る。

次に、記帳データ等の確認を行う場合、第２商に示す↑
キーの押下の度に順次現在表示している取引データの前
の取引データの内容をデイスプレイに表示する事ができ
、↓キーの押下の度に順次現在表示している取引データ
の後の取引データの内容をディスプレイに表示する事が
できる。

また科目キースイッチ１Ｂは１枚のＩＣカード８がたと
えば普通預金口座と当座預金口座等と複数の科目に使用
されている場合に用い、選択されて押下された科目の最
終取引内容を液晶ディスプレイ１２に表示する。

以上の如く、顧客自身の特定操作によりＩＣカード８上
にてあたかも紙通帳に印字された内容を確認するごとく
取引内容の確認が行える。

〔発明の効果〕

以上説明した如く、本発明によると、絶縁カード基材中
にＣＰＵやデータメモリ等のＩＣチップを内蔵し、表示
部、操作スイッチ、電源供給手段およびインターフェー
ス部を有するＩＣカードを使用した自動取引システムに
おいて、取引明細の確認及び保存媒体としてＩＣカード
のデータメモリを用いてレシートの機能をはだし、自動
取引装置の電子ファイルを用いてジャーナルの機能をは
たすことにより、−挙にペーパレス化を実現することが
できる。

これにより自動取引システムにおけるランニングコスト
の低減が可能となるという効果がある。

さらに、自動取引装置におけるレシート発行、ジャーナ
ル保存に係る印字部、搬送部等の機構を削除することが
でき、装置の小型化が可能となるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック口、第２図は
本発明におけるＩＣカードの外観の一例を示す正面図、
第３図は本発明における取引フローチャート例を示す図
である。 １・・・自動取引装置　６・・・ＦＤＤ　　ｇ・・・Ｉ
Ｃカード　９・・・ＣＰＵ部　１１・・・データメモリ
　１２・・・液晶ディスプレイ　１４・・・リード／ラ
イトインターフェース　１８・・・科目キースイッチ　
１９・・・スクロールアップ／ダウンキースイッチ 特許出願人　沖電気工業株式会社 代理人弁理士　金　　倉　　喬　　二 本実施例のフローチャー ＠　３　匡 ・を示す図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ＣＰＵ及びメモリを内蔵し、表示部、操作スイッチ
   、電源供給手段及び信号授受手段とを備え、かつ、あら
   かじめ顧客特定データが該メモリに記録されている電子
   通帳としてのＩＣカードと、 このＩＣカードを受入して、ＩＣカードから送出される
   顧客特定データに基いて取引資格の有無を確認し、取引
   資格有りの場合顧客の操作により取引動作を実行する自
   動取引装置とから構成される自動取引システムにおいて
   、 前記自動取引装置がジャーナル機能を有する電子ファイ
   ルを有し、実行された取引の明細データをＩＣカードに
   送出するとともに、同データを前記電子ファイルに顧客
   特定データと一緒に記憶することと、 前記ＩＣカードのメモリは取引明細データエリアを有し
   、前記自動取引装置より受信した実行された取引の明細
   データを最新取引明細として表示部に表示するとともに
   、前記取引明細データエリアに記憶することを特徴とす
   る自動取引システム。