JPS627694Y2 - - Google Patents

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JPS627694Y2
JPS627694Y2 JP12100582U JP12100582U JPS627694Y2 JP S627694 Y2 JPS627694 Y2 JP S627694Y2 JP 12100582 U JP12100582 U JP 12100582U JP 12100582 U JP12100582 U JP 12100582U JP S627694 Y2 JPS627694 Y2 JP S627694Y2
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JP
Japan
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slope
weir
flexible membrane
rubber
floating
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JP12100582U
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JPS5927223U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、農業用水を取入れるための堰等に用
いられ、通常ゴム堰と称せられる水位調整可能な
可撓性膜堰に関するものである。
空気、水等の流体の注入、排出により膨張、収
縮するゴム堰は、施工が簡単でコストが安いた
め、河川等に於ける堰体として広く利用されてい
る。
ところで、第1図に示すように、河床面02お
よび法面03に亘つて布設したゴム堰01は、倒
伏状態で河床面02、法面03に密接する如くな
されており、このゴム堰01を、そのままダムク
レスト等の曲面上、または傾斜面上に布設する
と、第2図図示のように、クレスト04と法面0
5との交接部06に於いてゴム堰01の浮上りが
生ずる。このように、ゴム堰01の法尻部01a
に浮上りがあると、クレスト04上を越流する水
流により、ゴム堰01に張力が作用し、耐久性に
悪影響がある。
本考案は、この問題を解決すべく創案されたも
ので、ダムクレスト等の曲面上、または斜面上に
布設した可撓性膜堰に於いて、法面と床面との交
接部を三角錐状に盛り上げ、倒伏時に於ける可撓
性膜堰が、浮上りを生ずること無く法面ないし床
面に沿う様にしたことを特徴としており、その目
的とする処は、可撓性膜堰の法尻部の浮上りを無
くし、耐久性を向上させる点にある。
本考案では、前記のように法面と床面との交接
部を三角錐状に盛り上げたので、河床水平面に布
設するタイプの可撓性膜堰をそのまま使用して
も、倒伏時、法尻部の浮上りは無く、越流水によ
る無理な張力負担が生じないので耐久性が良好で
ある。
また、河床水平面に布設するタイプの可撓性膜
堰を、曲面上、または斜面上に無理なく布設する
ことにより、特別設計の可撓性膜堰を使用する必
要が無いので、コストダウンが達成される。
以下、本考案の一実施例を第2図ないし第4図
に則して説明する。
河床水平面に布設するタイプのゴム堰01を曲
面上に布設した場合には、法尻部01aがコンク
リート面から浮上る事は、前記の通りであるが、
その浮上りの状態について検討する。
第3図に、ゴム堰1の法尻部1aの浮上り状態
を拡大して示す。クレスト4は、下流側に下降す
る曲面になされているため、クレストが水平面で
形成されていると仮定した場合の同水平面S0と法
面5との交接線L1に対して、実際の交接線L2
は、L1に比して下方に位置する曲線である。
今、ゴム堰1の固定側辺上の一点PからL1
対して垂線を下ろし、その点P1、垂線の延長線と
L2との交点をP2とし、1=a、1 2=bとす
る。また、ゴム堰1とクレスト4表面との接触臨
界線をL3とし、P2を通り法面5に垂直な直線と
L3との交点をP3として、2 3=cであるとす
る。a、b、cの関係は、次のようにして求め得
る。
ゴム堰1の浮上り面は、実際には曲面である
が、これを平面であると近似すると、3(=
d)は、前記水平面S0と法面5にゴム堰1が密接
した場合を想定して、次の関係にあることは明ら
かである。
d=a+c ……(1) また、ピタゴラスの定理より、次式を得る。
d=√(+)2……(2) (1)、(2)式より、次式を得る。
c=b(1+b/2a) ……(3) (3)式から明らかなように、臨界線L3を水平面
上に投影した場合、放物線になることが判る。
したがつて、(3)式を満足するような脚部を有す
る略ぼ三角錐状のバツクアツプ壁5aを、クレス
ト4表面から法面5に亘つて付設すれば、ゴム堰
1の法尻部1aの浮上りを防止し得るのである
(第4図参照)。
なお、バツクアツプ壁5aの表面は、第4図に
示すように曲面として形成するのが好ましいが、
施行性を考慮する時、第5図に示すように、表面
を平面とした三角錐状のバツクアツプ壁15aを
設けても、法尻部の浮上りを防止することがで
き、越流水による張力発生も無く、ゴム堰1の耐
久性を損うことが無い。
また、斯かる浮上り防止策は、第6図に示す如
く、河床部に於ける傾斜面S1にゴム堰1を布設し
た場合にも適用し得る。
なおまた、前記各実施例に於けるバツクアツプ
壁は、ゴム堰1の浮上り部のみに対応するように
設けたが、越流水のスムーズな流れを確保すべ
く、例えば第7図図示の如く、バツクアツプ部2
5aから下流側に延長部25bを設けるのも効果
的である。
以上、実施例の説明から明らかなように、本考
案では、法面と、曲面または斜面で形成された床
面との交接部を三角錐状に盛り上げたので、可撓
性膜堰の浮上りが効果的に防止され、同膜堰の耐
久性を損うことが無い。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は夫れ夫れ公知に係る可撓性膜
堰の斜視図、第3図は第2図に於ける要部拡大説
明図、第4図は本考案の一実施例に係る可撓性膜
堰の設置態様を示す説明図、第5図ないし第7図
は夫れ夫れ他の実施例に係る可撓性膜堰の設置態
様を示す説明図である。 1……ゴム堰、1a……法尻部、4……クレス
ト、5……法面、5a……バツクアツプ壁、15
a……バツクアツプ壁、25a……バツクアツプ
壁、25b……延長部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダムクレスト等の曲面上、または斜面上に布設
    した可撓性膜堰に於いて、法面と床面との交接部
    を三角錐状に盛り上げ、倒伏時に於ける可撓性膜
    堰が、浮上りを生ずること無く法面ないし床面に
    沿う様にしたことを特徴とする可撓性膜堰。
JP12100582U 1982-08-11 1982-08-11 可撓性膜堰 Granted JPS5927223U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12100582U JPS5927223U (ja) 1982-08-11 1982-08-11 可撓性膜堰

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JP12100582U JPS5927223U (ja) 1982-08-11 1982-08-11 可撓性膜堰

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Publication Number Publication Date
JPS5927223U JPS5927223U (ja) 1984-02-20
JPS627694Y2 true JPS627694Y2 (ja) 1987-02-23

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ID=30277105

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JP12100582U Granted JPS5927223U (ja) 1982-08-11 1982-08-11 可撓性膜堰

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0616674B2 (ja) * 1985-08-30 1994-03-09 梶原工業株式会社 餡の練上げ方法

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Publication number Publication date
JPS5927223U (ja) 1984-02-20

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