JPS627422B2 - - Google Patents
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- JPS627422B2 JPS627422B2 JP6499581A JP6499581A JPS627422B2 JP S627422 B2 JPS627422 B2 JP S627422B2 JP 6499581 A JP6499581 A JP 6499581A JP 6499581 A JP6499581 A JP 6499581A JP S627422 B2 JPS627422 B2 JP S627422B2
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- JP
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- gear
- clutch
- transmission
- shift
- input shaft
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 69
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 34
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 9
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims description 4
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 4
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
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- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 230000005281 excited state Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/12—Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe; Circumventing or fixing failures
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/12—Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe; Circumventing or fixing failures
- F16H2061/122—Avoiding failures by using redundant parts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/12—Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe; Circumventing or fixing failures
- F16H2061/1256—Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe; Circumventing or fixing failures characterised by the parts or units where malfunctioning was assumed or detected
- F16H2061/126—Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe; Circumventing or fixing failures characterised by the parts or units where malfunctioning was assumed or detected the failing part is the controller
- F16H2061/1268—Electric parts of the controller, e.g. a defect solenoid, wiring or microprocessor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/02—Selector apparatus
- F16H59/08—Range selector apparatus
- F16H59/10—Range selector apparatus comprising levers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/02—Selector apparatus
- F16H59/08—Range selector apparatus
- F16H59/10—Range selector apparatus comprising levers
- F16H59/105—Range selector apparatus comprising levers consisting of electrical switches or sensors
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電子制御により前進の変速段階が3
段階以上の複数段階の自動変速制御を行い得るよ
うにした複合クラツチ式多段歯車変速機の改良に
関するものである。
段階以上の複数段階の自動変速制御を行い得るよ
うにした複合クラツチ式多段歯車変速機の改良に
関するものである。
従来より、電子制御による自動変速機として、
トルクコンバータと遊星歯車式の補助変速機とを
組合せた機構に対して電子制御による自動変速制
御を行なうようにしたものはよく知られている
(特公昭48−261号公報参照)。しかしながら、こ
のものでは、トルクコンバータと遊星歯車式の補
助変速機とを組合せた機構に対する電子制御であ
るため、前進の変速段階が限定されてエンジン性
能を有効に引き出すことが困難であること、およ
び変速要素を構成する油圧多板クラツチ部分等に
おいて動力の損失があること等の欠点があつた。
トルクコンバータと遊星歯車式の補助変速機とを
組合せた機構に対して電子制御による自動変速制
御を行なうようにしたものはよく知られている
(特公昭48−261号公報参照)。しかしながら、こ
のものでは、トルクコンバータと遊星歯車式の補
助変速機とを組合せた機構に対する電子制御であ
るため、前進の変速段階が限定されてエンジン性
能を有効に引き出すことが困難であること、およ
び変速要素を構成する油圧多板クラツチ部分等に
おいて動力の損失があること等の欠点があつた。
そこで、前進の変速段階が3段階以上の複数段
階の自動変速制御を行い得るようにするために、
上記トルクコンバータ等を組合せた機構に対する
自動変速制御に代えて、変速比(ギヤ比)の異な
る複数個のギヤと該各ギヤとの噛合を選択するセ
レクトギヤとのギヤ掛け換えにより複数段階の変
速を行う、いわゆるギヤ掛け換え方式による機構
に対して電子制御による自動変速制御を行うよう
にすることが考えられる(特公昭49−48694号公
報参照)。しかし、この方式のものでは、ギヤの
掛け換えによつて変速を行う上で、ギヤの掛け換
え時にギヤを同期させる同期装置が通常必要であ
り、そのため、電子制御による自動変速方式にと
つては同期容量の大きい同期装置を設ける必要が
あり、燃費性および車重の軽量化の面から好まし
くなく、それ故、ギヤの掛け換え方式の機構に対
して電子制御による自動変速制御を行うことは困
難であるという憾みがある。このような変速時に
おける同期の問題がないギヤ掛け換え方式の変速
機として、雑誌“AUTOCAR”1980年3月29日
号の第15頁に記載された複合クラツチ方式の変速
機があり、この変速機の電子制御化が燃費性およ
び軽量化のため要請される。
階の自動変速制御を行い得るようにするために、
上記トルクコンバータ等を組合せた機構に対する
自動変速制御に代えて、変速比(ギヤ比)の異な
る複数個のギヤと該各ギヤとの噛合を選択するセ
レクトギヤとのギヤ掛け換えにより複数段階の変
速を行う、いわゆるギヤ掛け換え方式による機構
に対して電子制御による自動変速制御を行うよう
にすることが考えられる(特公昭49−48694号公
報参照)。しかし、この方式のものでは、ギヤの
掛け換えによつて変速を行う上で、ギヤの掛け換
え時にギヤを同期させる同期装置が通常必要であ
り、そのため、電子制御による自動変速方式にと
つては同期容量の大きい同期装置を設ける必要が
あり、燃費性および車重の軽量化の面から好まし
くなく、それ故、ギヤの掛け換え方式の機構に対
して電子制御による自動変速制御を行うことは困
難であるという憾みがある。このような変速時に
おける同期の問題がないギヤ掛け換え方式の変速
機として、雑誌“AUTOCAR”1980年3月29日
号の第15頁に記載された複合クラツチ方式の変速
機があり、この変速機の電子制御化が燃費性およ
び軽量化のため要請される。
本出願人は斯かる点に鑑み、いわゆるギヤの掛
け換え方式でありながら同期容量の大きい同期装
置を必要とせずに、電子制御により前進の変速段
階が3段階以上の複数段階の自動変速制御を行い
得るようにした画期的な複合クラツチ式多段歯車
変速機を関発した。すなわち、クランク軸に第1
クラツチを介して連結される第1入力軸と第2ク
ラツチを介して連結される第2入力軸とを設け、
該第1入力軸には連続しない変速段の変速ギヤお
よび該変速ギヤの各変速ギヤとのギヤ掛け換えを
行うギヤ選択部材を設ける一方、上記第2入力軸
には連続しない変速段の変速ギヤおよび該変速ギ
ヤの各変速ギヤとのギヤ掛け換えを行うギヤ選択
部材を設け、そして上記第1入力軸と第2入力軸
とを第1クラツチおよび第2クラツチにより交互
にクランク軸に連結させ、クランク軸に連結され
た一方の入力軸のトルクが該入力軸に設けた任意
の1つの変速ギヤを介して出力軸に伝達されてい
る際に、クラツチの切断によつて回転停止してい
る他方の入力軸に設けた次段の変速比を有する変
速ギヤとギヤ選択部材とを予め噛合させるように
電子制御するものである。
け換え方式でありながら同期容量の大きい同期装
置を必要とせずに、電子制御により前進の変速段
階が3段階以上の複数段階の自動変速制御を行い
得るようにした画期的な複合クラツチ式多段歯車
変速機を関発した。すなわち、クランク軸に第1
クラツチを介して連結される第1入力軸と第2ク
ラツチを介して連結される第2入力軸とを設け、
該第1入力軸には連続しない変速段の変速ギヤお
よび該変速ギヤの各変速ギヤとのギヤ掛け換えを
行うギヤ選択部材を設ける一方、上記第2入力軸
には連続しない変速段の変速ギヤおよび該変速ギ
ヤの各変速ギヤとのギヤ掛け換えを行うギヤ選択
部材を設け、そして上記第1入力軸と第2入力軸
とを第1クラツチおよび第2クラツチにより交互
にクランク軸に連結させ、クランク軸に連結され
た一方の入力軸のトルクが該入力軸に設けた任意
の1つの変速ギヤを介して出力軸に伝達されてい
る際に、クラツチの切断によつて回転停止してい
る他方の入力軸に設けた次段の変速比を有する変
速ギヤとギヤ選択部材とを予め噛合させるように
電子制御するものである。
しかるに、一般に自動車等の車両に搭載される
機器は厳しい条件下で使用される関係上、作動信
頼性を十分高めておく必要があり、特に電子制御
装置にあつては他の油圧制御装置等に較べて信頼
性に劣るためにその信頼性の高いことが一層望ま
れる。それ故、例えば、特公昭48−20348号公報
に示されている電子制御式自動変速機のようにコ
ントロールユニツトの故障に対応する対策を講じ
る必要がある。つまり、上記複合クラツチ式多段
歯車変速機において自動変速制御すべく設けたコ
ントロールユニツトが故障すると、自動発進する
ことができずその場に停止したままの状態となつ
て、道路端への退避等の応急措置を構じることが
困難となるという問題があるので、その対策を施
しておく必要がある。
機器は厳しい条件下で使用される関係上、作動信
頼性を十分高めておく必要があり、特に電子制御
装置にあつては他の油圧制御装置等に較べて信頼
性に劣るためにその信頼性の高いことが一層望ま
れる。それ故、例えば、特公昭48−20348号公報
に示されている電子制御式自動変速機のようにコ
ントロールユニツトの故障に対応する対策を講じ
る必要がある。つまり、上記複合クラツチ式多段
歯車変速機において自動変速制御すべく設けたコ
ントロールユニツトが故障すると、自動発進する
ことができずその場に停止したままの状態となつ
て、道路端への退避等の応急措置を構じることが
困難となるという問題があるので、その対策を施
しておく必要がある。
そのため、本発明は上記構成に加えて、自動変
速制御すべく設けるコントロールユニツトに対し
手動制御により複合クラツチ式多段変速機の発進
段の変速ギヤが設けられた入力軸側のクラツチの
入切操作及び、この入力軸上の変速ギヤの選択操
作が少なくとも実行できる操作信号を発する手動
操作スイツチを併設することにより、上記コント
ロールユニツトの故障時においても手動変速制御
し得るようにした複合クラツチ式多段歯車変速機
を提供せんとするものである。
速制御すべく設けるコントロールユニツトに対し
手動制御により複合クラツチ式多段変速機の発進
段の変速ギヤが設けられた入力軸側のクラツチの
入切操作及び、この入力軸上の変速ギヤの選択操
作が少なくとも実行できる操作信号を発する手動
操作スイツチを併設することにより、上記コント
ロールユニツトの故障時においても手動変速制御
し得るようにした複合クラツチ式多段歯車変速機
を提供せんとするものである。
さらに、本発明は、後退ギヤを設けて該後退ギ
ヤをも含めて電子制御による自動変速制御を行い
得るようにした複合クラツチ式多段歯車変速機に
おいて、上記後退ギヤをも含めた操作信号を発す
る手動操作スイツチを設けることにより、コント
ロールユニツトの故障時においても後退ギヤを含
めて手動変速制御し得るようにした複合クラツチ
式多段歯車変速機を提供せんとするものである。
ヤをも含めて電子制御による自動変速制御を行い
得るようにした複合クラツチ式多段歯車変速機に
おいて、上記後退ギヤをも含めた操作信号を発す
る手動操作スイツチを設けることにより、コント
ロールユニツトの故障時においても後退ギヤを含
めて手動変速制御し得るようにした複合クラツチ
式多段歯車変速機を提供せんとするものである。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図および第2図は本発明に係る複合クラツ
チ式多段歯車変速機の概略構成を示し、1はエン
ジン、2はクランク軸、3はクランク軸2に固定
したクラツチデイスクであつて、上記クランク軸
2には、容量の大きい乾式クラツチで構成した第
1クラツチ4を介して第1入力軸5が連結されて
いるとともに、該第1入力軸5を貫通して一端が
上記クランク軸2に連結された連結軸6および該
連結軸6の他端に設けた軽量小型の湿式クラツチ
で構成した第2クラツチ7を介して第2入力軸8
が連結されている。9は出力軸であつて、該出力
軸9にはデフアレンシヤルギヤ10を介して例え
ば左右の前輪(図示せず)が接続され、該出力軸
9のトルクにより例えば左右の前輪(図示せず)
を回転駆動させるように構成されている。
チ式多段歯車変速機の概略構成を示し、1はエン
ジン、2はクランク軸、3はクランク軸2に固定
したクラツチデイスクであつて、上記クランク軸
2には、容量の大きい乾式クラツチで構成した第
1クラツチ4を介して第1入力軸5が連結されて
いるとともに、該第1入力軸5を貫通して一端が
上記クランク軸2に連結された連結軸6および該
連結軸6の他端に設けた軽量小型の湿式クラツチ
で構成した第2クラツチ7を介して第2入力軸8
が連結されている。9は出力軸であつて、該出力
軸9にはデフアレンシヤルギヤ10を介して例え
ば左右の前輪(図示せず)が接続され、該出力軸
9のトルクにより例えば左右の前輪(図示せず)
を回転駆動させるように構成されている。
また、11はそれぞれ上記第1入力軸5に設け
たドライブギヤ12a,13aと上記出力軸9に
設けたドリブンギヤ12b,13bとからなる第
1速の変速比を有する第1速ギヤ12および第3
速の変速比を有する第3速ギヤ13で構成された
奇数速の2つの連続しない変速段の変速ギヤ群で
あつて、該第1速ギヤ12および第3速ギヤ13
はそれぞれ所定の変速比で第1入力軸5のトルク
を出力軸9に伝達するように構成されている。
たドライブギヤ12a,13aと上記出力軸9に
設けたドリブンギヤ12b,13bとからなる第
1速の変速比を有する第1速ギヤ12および第3
速の変速比を有する第3速ギヤ13で構成された
奇数速の2つの連続しない変速段の変速ギヤ群で
あつて、該第1速ギヤ12および第3速ギヤ13
はそれぞれ所定の変速比で第1入力軸5のトルク
を出力軸9に伝達するように構成されている。
また、14はそれぞれ上記第2入力軸8に設け
たドライブギヤ15a,16aと出力軸9に設け
たドリブンギヤ15b,16bとからなる第2速
の変速比を有する第2速ギヤ15と第4速の変速
比を有する第4速ギヤ16とで構成された偶数速
の2つの連続しない変速段の変速ギヤ群であつ
て、該第2速ギヤ15および第4速ギヤ16はそ
れぞれ所定の変速比で第2入力軸8のトルクを出
力軸9に伝達するように構成されている。
たドライブギヤ15a,16aと出力軸9に設け
たドリブンギヤ15b,16bとからなる第2速
の変速比を有する第2速ギヤ15と第4速の変速
比を有する第4速ギヤ16とで構成された偶数速
の2つの連続しない変速段の変速ギヤ群であつ
て、該第2速ギヤ15および第4速ギヤ16はそ
れぞれ所定の変速比で第2入力軸8のトルクを出
力軸9に伝達するように構成されている。
一方、17は第1入力軸5に設けたドライブギ
ヤ17aと出力軸9に設けたドリブンギヤ17b
と該ドライブギヤ17aとドリブンギヤ17bと
の間に介設した後退遊びギヤ17cとからなる後
退ギヤであつて、該後退ギヤ17は所定の変速比
で第1速ギヤ12を有する第1入力軸5のトルク
を出力軸9に伝達するように構成されている。
ヤ17aと出力軸9に設けたドリブンギヤ17b
と該ドライブギヤ17aとドリブンギヤ17bと
の間に介設した後退遊びギヤ17cとからなる後
退ギヤであつて、該後退ギヤ17は所定の変速比
で第1速ギヤ12を有する第1入力軸5のトルク
を出力軸9に伝達するように構成されている。
さらに、18は上記第1入力軸5の第1速ギヤ
12と第3速ギヤ13との間にスプライン結合さ
れたギヤ選択部材を構成する1−3セレクトギ
ヤ、19は後退ギヤ17のエンジン1側の第1入
力軸5にスプライン結合されたギヤ選択部材を構
成する後退セレクトギヤであつて、上記1−3セ
レクトギヤ18は第1入力軸5上を摺動して第1
速ギヤ12あるいは第3速ギヤ13を選択し、該
第1速ギヤ12あるいは第3速ギヤ13と噛合す
るように構成されているとともに、上記後退セレ
クトギヤ19は第1入力軸5上を摺動して後退ギ
ヤ17と噛合するように構成されており、第1入
力軸5から出力軸9に伝達されるトルクの伝達状
態を、第1速、第3速および後退の3段階に切換
えるものである。同様に、20は第2入力軸8の
第2速ギヤ15と第4速ギヤ16との間にスプラ
イン結合され、該第2入力軸8を摺動して該第2
速ギヤ15あるいは第4速ギヤ16と噛合するギ
ヤ選択部材を構成する2−4セレクトギヤであつ
て、第2入力軸8から出力軸9に伝達されるトル
クの伝達状態を、第2速および第4速の2段階に
切換えるものである。
12と第3速ギヤ13との間にスプライン結合さ
れたギヤ選択部材を構成する1−3セレクトギ
ヤ、19は後退ギヤ17のエンジン1側の第1入
力軸5にスプライン結合されたギヤ選択部材を構
成する後退セレクトギヤであつて、上記1−3セ
レクトギヤ18は第1入力軸5上を摺動して第1
速ギヤ12あるいは第3速ギヤ13を選択し、該
第1速ギヤ12あるいは第3速ギヤ13と噛合す
るように構成されているとともに、上記後退セレ
クトギヤ19は第1入力軸5上を摺動して後退ギ
ヤ17と噛合するように構成されており、第1入
力軸5から出力軸9に伝達されるトルクの伝達状
態を、第1速、第3速および後退の3段階に切換
えるものである。同様に、20は第2入力軸8の
第2速ギヤ15と第4速ギヤ16との間にスプラ
イン結合され、該第2入力軸8を摺動して該第2
速ギヤ15あるいは第4速ギヤ16と噛合するギ
ヤ選択部材を構成する2−4セレクトギヤであつ
て、第2入力軸8から出力軸9に伝達されるトル
クの伝達状態を、第2速および第4速の2段階に
切換えるものである。
さらにまた、21は上記第1クラツチ4に揺動
自在な操作レバー22を介して連結された第1ク
ラツチ操作用流体式アクチユエータを構成する第
1クラツチシリンダであつて、該第1クラツチシ
リンダ21には第1クラツチ用管路23を介して
第1クラツチ操作用電磁手段を構成する第1クラ
ツチバルブ24が接続されているとともに、排出
管路25を介してクラツチ速度調整用電磁手段を
構成するクラツチ速度調整バルブ26が接続さ
れ、該各バルブ24および26がそれぞれ後述す
る操作信号Q1およびQ5の入力により励磁された
際に、該両バルブ24および26により第1クラ
ツチ用管路23を介して第1クラツチシリンダ2
1に流体を供給することにより、該第1クラツチ
シリンダ21のピストン21aを徐々に移動せし
めて操作レバー22を回動させて第1クラツチ4
を接続させるように構成されている。
自在な操作レバー22を介して連結された第1ク
ラツチ操作用流体式アクチユエータを構成する第
1クラツチシリンダであつて、該第1クラツチシ
リンダ21には第1クラツチ用管路23を介して
第1クラツチ操作用電磁手段を構成する第1クラ
ツチバルブ24が接続されているとともに、排出
管路25を介してクラツチ速度調整用電磁手段を
構成するクラツチ速度調整バルブ26が接続さ
れ、該各バルブ24および26がそれぞれ後述す
る操作信号Q1およびQ5の入力により励磁された
際に、該両バルブ24および26により第1クラ
ツチ用管路23を介して第1クラツチシリンダ2
1に流体を供給することにより、該第1クラツチ
シリンダ21のピストン21aを徐々に移動せし
めて操作レバー22を回動させて第1クラツチ4
を接続させるように構成されている。
同様に、28は上記第2クラツチ7に揺動自在
な操作レバー29を介して連結された第2クラツ
チ操作用流体式アクチユエータを構成する第2ク
ラツチシリンダであつて、該第2クラツチシリン
ダ28には第2クラツチ用管路30を介して第2
クラツチ操作用電磁手段を構成する第2クラツチ
バルブ31が接続されているとともに、他の排出
管路32を介して上記排出管路25の途中に開口
し該排出管路25を介して上記クラツチ速度調整
バルブ26が接続され、該第2クラツチバルブ3
1およびクラツチ速度調整バルブ26がそれぞれ
後述する操作信号Q4およびQ5の入力により励磁
された際に、該両バルブ31および26により第
2クラツチ用管路30を介して第2クラツチシリ
ンダ28に流体を供給することにより、該第2ク
ラツチシリンダ28のピストン28aを徐々に移
動せしめて操作レバー29を回動させて第2クラ
ツチ7を徐々に接続させるように構成されてい
る。
な操作レバー29を介して連結された第2クラツ
チ操作用流体式アクチユエータを構成する第2ク
ラツチシリンダであつて、該第2クラツチシリン
ダ28には第2クラツチ用管路30を介して第2
クラツチ操作用電磁手段を構成する第2クラツチ
バルブ31が接続されているとともに、他の排出
管路32を介して上記排出管路25の途中に開口
し該排出管路25を介して上記クラツチ速度調整
バルブ26が接続され、該第2クラツチバルブ3
1およびクラツチ速度調整バルブ26がそれぞれ
後述する操作信号Q4およびQ5の入力により励磁
された際に、該両バルブ31および26により第
2クラツチ用管路30を介して第2クラツチシリ
ンダ28に流体を供給することにより、該第2ク
ラツチシリンダ28のピストン28aを徐々に移
動せしめて操作レバー29を回動させて第2クラ
ツチ7を徐々に接続させるように構成されてい
る。
また、34は上記1−3セレクトギヤ18にロ
ツド35を介して連結された1−3速切換用流体
式アクチユエータを構成する1−3シフトシリン
ダであつて、該1−3シフトシリンダ34には第
1速ギヤ用管路36および第3速ギヤ用管路37
を介して1−3速切換用電磁手段を構成する1−
3シフトバルブ38が接続されており、該1−3
シフトバルブ38の非励磁時には該1−3シフト
バルブ38により上記第1速ギヤ用管路36を介
して1−3シフトシリンダ34に流体を供給する
ことにより、該1−3シフトシリンダ34のピス
トン34aの移動に伴つて1−3セレクトギヤ1
8を第1入力軸5上を第1速ギヤ12方向に摺動
せしめて第1速ギヤ12と噛合させる一方、1−
3シフトバルブ38が後述する操作信号Q2の入
力により励磁された時には該1−3シフトバルブ
38により第3速ギヤ用管路37を介して1−3
シフトシリンダ34に上記とは逆方向に流体を供
給することにより、上記ピストン34aの逆方向
の移動に伴いセレクトギヤ18を第3速ギヤ13
方向に摺動せしめて第3速ギヤ13と噛合させる
ように構成されている。
ツド35を介して連結された1−3速切換用流体
式アクチユエータを構成する1−3シフトシリン
ダであつて、該1−3シフトシリンダ34には第
1速ギヤ用管路36および第3速ギヤ用管路37
を介して1−3速切換用電磁手段を構成する1−
3シフトバルブ38が接続されており、該1−3
シフトバルブ38の非励磁時には該1−3シフト
バルブ38により上記第1速ギヤ用管路36を介
して1−3シフトシリンダ34に流体を供給する
ことにより、該1−3シフトシリンダ34のピス
トン34aの移動に伴つて1−3セレクトギヤ1
8を第1入力軸5上を第1速ギヤ12方向に摺動
せしめて第1速ギヤ12と噛合させる一方、1−
3シフトバルブ38が後述する操作信号Q2の入
力により励磁された時には該1−3シフトバルブ
38により第3速ギヤ用管路37を介して1−3
シフトシリンダ34に上記とは逆方向に流体を供
給することにより、上記ピストン34aの逆方向
の移動に伴いセレクトギヤ18を第3速ギヤ13
方向に摺動せしめて第3速ギヤ13と噛合させる
ように構成されている。
同様に、39は上記2−4セレクトギヤ20に
ロツド40を介して連結された2−4速切換用流
体式アクチユエータを構成する2−4シフトシリ
ンダであつて、該2−4シフトシリンダ39には
第2速ギヤ用管路41および第4速ギヤ用管路4
2を介して2−4速切換用電磁手段を構成する2
−4シフトバルブ43が接続されており、該2−
4シフトバルブ43の非励磁時には該2−4シフ
トバルブ43により上記第4速ギヤ用管路42を
介して2−4シフトシリンダ39に流体を供給す
ることにより、該2−4シフトシリンダ39の作
動によつて2−4セレクトギヤ20を第2入力軸
8上を第4速ギヤ16方向へ摺動せしめて第4速
ギヤ16と噛合させる一方、2−4シフトバルブ
43が後述する操作信号Q3の入力により励磁さ
れた時には該2−4シフトバルブ43により第2
速ギヤ用管路41を介して2−4シフトシリンダ
39に上記とは逆方向に流体を供給することによ
り、該シリンダ39の作動により2−4セレクト
ギヤ20を第2速ギヤ15方向へ摺動せしめて第
2速ギヤ15と噛合させるように構成されてい
る。
ロツド40を介して連結された2−4速切換用流
体式アクチユエータを構成する2−4シフトシリ
ンダであつて、該2−4シフトシリンダ39には
第2速ギヤ用管路41および第4速ギヤ用管路4
2を介して2−4速切換用電磁手段を構成する2
−4シフトバルブ43が接続されており、該2−
4シフトバルブ43の非励磁時には該2−4シフ
トバルブ43により上記第4速ギヤ用管路42を
介して2−4シフトシリンダ39に流体を供給す
ることにより、該2−4シフトシリンダ39の作
動によつて2−4セレクトギヤ20を第2入力軸
8上を第4速ギヤ16方向へ摺動せしめて第4速
ギヤ16と噛合させる一方、2−4シフトバルブ
43が後述する操作信号Q3の入力により励磁さ
れた時には該2−4シフトバルブ43により第2
速ギヤ用管路41を介して2−4シフトシリンダ
39に上記とは逆方向に流体を供給することによ
り、該シリンダ39の作動により2−4セレクト
ギヤ20を第2速ギヤ15方向へ摺動せしめて第
2速ギヤ15と噛合させるように構成されてい
る。
さらに、44は上記後退セレクトギヤ19にロ
ツド45を介して連結された後退ギヤ選択用流体
式アクチユエータを構成する後退ギヤ用シリンダ
であつて、該後退ギヤ用シリンダ44は流体圧の
作用時にそのピストン44aの移動により、上記
ロツド45を反後退ギヤ方向(図では上方向)に
付勢するスプリング46の付勢力に抗して後退セ
レクトギヤ19を後退ギヤ17方向に摺動せしめ
て後退ギヤ17と噛合させるものである。
ツド45を介して連結された後退ギヤ選択用流体
式アクチユエータを構成する後退ギヤ用シリンダ
であつて、該後退ギヤ用シリンダ44は流体圧の
作用時にそのピストン44aの移動により、上記
ロツド45を反後退ギヤ方向(図では上方向)に
付勢するスプリング46の付勢力に抗して後退セ
レクトギヤ19を後退ギヤ17方向に摺動せしめ
て後退ギヤ17と噛合させるものである。
また、47は上記クランク軸2によつて駆動さ
れ流体圧としての油圧を発生する液圧ポンプ48
に吐出管路49を介して接続されたシフトバルブ
であつて、該シフトバルブ47には、クラツチ管
路50を介して上記第1クラツチバルブ24およ
び第2クラツチバルブ31が、また前進用管路5
1を介して1−3シフトバルブ38および2−4
シフトバルブ43が、さらに後退用管路52を介
して後退ギヤ用シリンダ44がそれぞれ接続され
ているとともに、後述するシフトスイツチ54の
可動接点54aが接続されており、上記液圧ポン
プ48からの流体を常時クラツチ管路50を介し
て第1クラツチバルブ24および第2クラツチバ
ルブ31に供給するとともに、上記シフトスイツ
チ54が可動接点54aの移動によつて後述する
N、D、3、2のいずれか1つのシフト位置を検
出しているときには後退用管路52を閉じると同
時に液圧ポンプ48からの流体を前進用管路51
を介して1−3シフトバルブ38および2−4シ
フトバルブ43に供給する一方、上記シフトスイ
ツチ54がRおよびPシフト位置を検出している
ときには前進用管路51を閉じると同時に液圧ポ
ンプ48からの流体を後退用管路52を介して後
退ギヤ用シリンダ44に供給して該後退ギヤ用シ
リンダ44に流体圧を作用せしめるように構成さ
れている。
れ流体圧としての油圧を発生する液圧ポンプ48
に吐出管路49を介して接続されたシフトバルブ
であつて、該シフトバルブ47には、クラツチ管
路50を介して上記第1クラツチバルブ24およ
び第2クラツチバルブ31が、また前進用管路5
1を介して1−3シフトバルブ38および2−4
シフトバルブ43が、さらに後退用管路52を介
して後退ギヤ用シリンダ44がそれぞれ接続され
ているとともに、後述するシフトスイツチ54の
可動接点54aが接続されており、上記液圧ポン
プ48からの流体を常時クラツチ管路50を介し
て第1クラツチバルブ24および第2クラツチバ
ルブ31に供給するとともに、上記シフトスイツ
チ54が可動接点54aの移動によつて後述する
N、D、3、2のいずれか1つのシフト位置を検
出しているときには後退用管路52を閉じると同
時に液圧ポンプ48からの流体を前進用管路51
を介して1−3シフトバルブ38および2−4シ
フトバルブ43に供給する一方、上記シフトスイ
ツチ54がRおよびPシフト位置を検出している
ときには前進用管路51を閉じると同時に液圧ポ
ンプ48からの流体を後退用管路52を介して後
退ギヤ用シリンダ44に供給して該後退ギヤ用シ
リンダ44に流体圧を作用せしめるように構成さ
れている。
さらに、53はP(駐車)、R(後退)、N(中
立)、D(第4速までの自動変速)、3(第3速ま
での自動変速)および2(第2速までの自動変
速)の各シフト位置を有するシフトレバー、54
は該シフトレバー53のシフトに伴つて移動する
可動接点54aによりシフト位置を検出しシフト
位置に応じてP、R、N、D、3、2の各シフト
信号を出力するシフトスイツチであつて、該シフ
トスイツチ54の可動接点54aは上記シフトバ
ルブ47に接続されているとともに、該シフトス
イツチ54からのシフト信号は後述するコントロ
ールユニツト55に入力されている。
立)、D(第4速までの自動変速)、3(第3速ま
での自動変速)および2(第2速までの自動変
速)の各シフト位置を有するシフトレバー、54
は該シフトレバー53のシフトに伴つて移動する
可動接点54aによりシフト位置を検出しシフト
位置に応じてP、R、N、D、3、2の各シフト
信号を出力するシフトスイツチであつて、該シフ
トスイツチ54の可動接点54aは上記シフトバ
ルブ47に接続されているとともに、該シフトス
イツチ54からのシフト信号は後述するコントロ
ールユニツト55に入力されている。
さらにまた、55はコントロールユニツトであ
つて、該コントロールユニツト55には上記シフ
トスイツチ54からのシフト信号と共に車速信
号、エンジン負荷信号およびアクセル開度信号が
入力されており、これら各信号によつて発進時が
検出された時には、第4図に示すように、操作信
号Q1を第1クラツチバルブ24に出力すると同
時に、時間の経過と共に通流率が漸次低減した状
態の操作信号Q5をクラツチ速度調整バルブ26
に出力し、よつて該各バルブ24および26を制
御して自動発進制御するものであり、自動発進後
は上記操作信号Q1の出力を続行し、速度上昇に
伴う所定の変速時には再び操作信号Q5をクラツ
チ速度調整バルブ26に出力すると同時に操作
Q4を第2クラツチバルブ31に出力して、上記
操作信号Q5が出力されている間操作信号Q1と操
作信号Q4との出力をオーバラツプさせ、その後
操作信号Q1の出力を停止するとともに操作信号
Q4の出力を続行して、変速時を境に操作信号Q1
の出力と操作信号Q4の出力とを切換え、その
後、車速上昇および下降に伴う所定の変速時にこ
のことをD、3、2の各シフト信号に対応する変
速段の範囲内で繰返すとともに、第1速ギヤ12
あるいは第3速ギヤ13へのギヤ掛け換え時にお
ける車速より実速度が速い時には、操作信号Q2
を1−3シフトバルブ38に出力し、また第2速
ギヤ15あるいは第4速ギヤ16へのギヤ掛け換
え時における車速より実速度が遅い時には、操作
信号Q3を2−4シフトバルブ43に出力し、よ
つて上記各バルブ24,26,31,38,43
を制御して停止制御および自動変速制御するもの
である。さらに、上記コントロールユニツト55
には、第3図に示すように、車速およびエンジン
負荷としてのアクセル開度により決定される所定
の変速点(図中実線で示す)および所定のギヤ掛
け換え点(図中一点鎖線で示す)が予め設定記憶
されており、この所定の変速点およびギヤ掛け換
え点とアクセル開度の入力信号との比較によつて
変速時およびギヤ掛け換え時を判断するように構
成されている。そして、上記所定の変速点はアク
セル開度が3/4開以上で第2速へのキツクダウン
が、3/5開以上で第3速へのキツクダウンが可能
に設定されているとともに、シフトダウン時には
車速に代えてエンジンの回転数によつて変速点を
判断し、エンジン回転数が1200rpm以下の時にシ
フトダウンするように(図中破線で示す)設定さ
れている。
つて、該コントロールユニツト55には上記シフ
トスイツチ54からのシフト信号と共に車速信
号、エンジン負荷信号およびアクセル開度信号が
入力されており、これら各信号によつて発進時が
検出された時には、第4図に示すように、操作信
号Q1を第1クラツチバルブ24に出力すると同
時に、時間の経過と共に通流率が漸次低減した状
態の操作信号Q5をクラツチ速度調整バルブ26
に出力し、よつて該各バルブ24および26を制
御して自動発進制御するものであり、自動発進後
は上記操作信号Q1の出力を続行し、速度上昇に
伴う所定の変速時には再び操作信号Q5をクラツ
チ速度調整バルブ26に出力すると同時に操作
Q4を第2クラツチバルブ31に出力して、上記
操作信号Q5が出力されている間操作信号Q1と操
作信号Q4との出力をオーバラツプさせ、その後
操作信号Q1の出力を停止するとともに操作信号
Q4の出力を続行して、変速時を境に操作信号Q1
の出力と操作信号Q4の出力とを切換え、その
後、車速上昇および下降に伴う所定の変速時にこ
のことをD、3、2の各シフト信号に対応する変
速段の範囲内で繰返すとともに、第1速ギヤ12
あるいは第3速ギヤ13へのギヤ掛け換え時にお
ける車速より実速度が速い時には、操作信号Q2
を1−3シフトバルブ38に出力し、また第2速
ギヤ15あるいは第4速ギヤ16へのギヤ掛け換
え時における車速より実速度が遅い時には、操作
信号Q3を2−4シフトバルブ43に出力し、よ
つて上記各バルブ24,26,31,38,43
を制御して停止制御および自動変速制御するもの
である。さらに、上記コントロールユニツト55
には、第3図に示すように、車速およびエンジン
負荷としてのアクセル開度により決定される所定
の変速点(図中実線で示す)および所定のギヤ掛
け換え点(図中一点鎖線で示す)が予め設定記憶
されており、この所定の変速点およびギヤ掛け換
え点とアクセル開度の入力信号との比較によつて
変速時およびギヤ掛け換え時を判断するように構
成されている。そして、上記所定の変速点はアク
セル開度が3/4開以上で第2速へのキツクダウン
が、3/5開以上で第3速へのキツクダウンが可能
に設定されているとともに、シフトダウン時には
車速に代えてエンジンの回転数によつて変速点を
判断し、エンジン回転数が1200rpm以下の時にシ
フトダウンするように(図中破線で示す)設定さ
れている。
そして、上記シフトレバー53はその中央部が
枢支され、該シフトレバー53が第1図実線の如
く直立状態にある通常時にはシフトレバー53の
車体前後方向へのシフトによつてP、R、N、
D、3、2の各所定のシフト位置が任意に選定さ
れるとともに、シフトレバー53が第1図仮想線
の如く所定方向(図では反時計方向)に傾斜した
状態にある時には該シフトレバー53の車体前後
方向へのシフトによつてR′(後退)、N′(中
立)、1′(第1速のみ)および3′(第3速のみ)
の各所定のシフト位置が任意に選定されるように
構成されている。該シフトレバー53の下端面に
はスプリング56により下方に付勢された小球5
7が配設されて、シフトレバー53の傾動を可能
にしている一方、フロア58には、シフトレバー
53の直立時および傾斜時に上記小球57を安定
係止せしめてシフトレバー53を位置決めする位
置決め溝59,59が設けられ、該位置決め溝5
9,59間はシフトレバー53傾斜時における位
置決め溝59に向かつて上方に傾斜せしめて形成
されており、シフトレバー53を傾動させる力を
大きいものとして誤操作を防止している。また、
上記シフトスイツチ54は、上記シフトレバー5
3がR′、1′および3′のいずれかのシフト位置にあ
るとともにアクセルスイツチ60がON作動して
いる時に操作信号Q1′を発するとともに、1′シフ
ト位置から3′シフト位置へのシフト途中から操作
信号Q2′を発するもので、第1クラツチバルブ2
4および1−3シフトバルブ38をそれぞれ制御
する操作信号Q1′およびQ2′を発する第1手動操作
スイツチとして兼用されている。さらに、上記シ
フトレバー53近傍には、該シフトレバー53が
所定方向に傾斜した状態にある時に該シフトレバ
ー53によつて押圧されてON作動する第2手動
操作スイツチ61が配設され、該第2手動操作ス
イツチ61はその接点61a………の開成および
閉成によつて上記第1手動操作スイツチ(シフト
スイツチ54)あるいはコントロールユニツト5
5と各バルブ24,26,31,38,43との
接続を切換え、オフ時にはコントロールユニツト
55と各バルブ24,26,31,38,43と
を接続する一方、オン時には第1手動操作スイツ
チ(シフトスイツチ54)と第1クラツチバルブ
24および1−3シフトバルブ38とを接続する
ように構成され、よつて上記第1手動操作スイツ
チ(シフトスイツチ54)と第2手動操作スイツ
チ61とにより、第1クラツチバルブ24および
1−3シフトバルブ38にそれぞれ操作信号
Q1′およびQ2′を発する手動操作スイツチが構成さ
れている。尚、62は流体圧を一定に保持するレ
ギユレータ、63および64はチエツクバルブ、
65はニユートラルスイツチである。
枢支され、該シフトレバー53が第1図実線の如
く直立状態にある通常時にはシフトレバー53の
車体前後方向へのシフトによつてP、R、N、
D、3、2の各所定のシフト位置が任意に選定さ
れるとともに、シフトレバー53が第1図仮想線
の如く所定方向(図では反時計方向)に傾斜した
状態にある時には該シフトレバー53の車体前後
方向へのシフトによつてR′(後退)、N′(中
立)、1′(第1速のみ)および3′(第3速のみ)
の各所定のシフト位置が任意に選定されるように
構成されている。該シフトレバー53の下端面に
はスプリング56により下方に付勢された小球5
7が配設されて、シフトレバー53の傾動を可能
にしている一方、フロア58には、シフトレバー
53の直立時および傾斜時に上記小球57を安定
係止せしめてシフトレバー53を位置決めする位
置決め溝59,59が設けられ、該位置決め溝5
9,59間はシフトレバー53傾斜時における位
置決め溝59に向かつて上方に傾斜せしめて形成
されており、シフトレバー53を傾動させる力を
大きいものとして誤操作を防止している。また、
上記シフトスイツチ54は、上記シフトレバー5
3がR′、1′および3′のいずれかのシフト位置にあ
るとともにアクセルスイツチ60がON作動して
いる時に操作信号Q1′を発するとともに、1′シフ
ト位置から3′シフト位置へのシフト途中から操作
信号Q2′を発するもので、第1クラツチバルブ2
4および1−3シフトバルブ38をそれぞれ制御
する操作信号Q1′およびQ2′を発する第1手動操作
スイツチとして兼用されている。さらに、上記シ
フトレバー53近傍には、該シフトレバー53が
所定方向に傾斜した状態にある時に該シフトレバ
ー53によつて押圧されてON作動する第2手動
操作スイツチ61が配設され、該第2手動操作ス
イツチ61はその接点61a………の開成および
閉成によつて上記第1手動操作スイツチ(シフト
スイツチ54)あるいはコントロールユニツト5
5と各バルブ24,26,31,38,43との
接続を切換え、オフ時にはコントロールユニツト
55と各バルブ24,26,31,38,43と
を接続する一方、オン時には第1手動操作スイツ
チ(シフトスイツチ54)と第1クラツチバルブ
24および1−3シフトバルブ38とを接続する
ように構成され、よつて上記第1手動操作スイツ
チ(シフトスイツチ54)と第2手動操作スイツ
チ61とにより、第1クラツチバルブ24および
1−3シフトバルブ38にそれぞれ操作信号
Q1′およびQ2′を発する手動操作スイツチが構成さ
れている。尚、62は流体圧を一定に保持するレ
ギユレータ、63および64はチエツクバルブ、
65はニユートラルスイツチである。
次に、上記実施例の作動について第3図ないし
第5図に基づいて説明すると、シフトレバー53
がNシフト位置にある時(停車時)には、第1ク
ラツチバルブ24および第2クラツチバルブ31
は共に非励磁状態にあつて第1クラツチシリンダ
21および第2クラツチシリンダ28には流体圧
が作用しないため、第1クラツチ4および第2ク
ラツチ7は切断状態にある。また、1−3シフト
バルブ38が非励磁状態にあるために液圧ポンプ
48からの流体圧は第1速ギヤ用管路36を介し
て1−3シフトシリンダ34に作用し、該1−3
シフトシリンダ34の作動により1−3セレクト
ギヤ18は第1入力軸5上を第1速ギヤ方向に摺
動して第1速ギヤ12と噛合しており、また2−
4シフトバルブ43が励磁状態にあるために液圧
ポンプ48からの流体圧は第2速ギヤ用管路41
を介して2−4シフトシリンダ39に作用し、該
2−4シフトシリンダの作動により2−4セレク
トギヤ20は第2入力軸8上を第2速ギヤ方向に
摺動して第2速ギヤ15と噛合している。
第5図に基づいて説明すると、シフトレバー53
がNシフト位置にある時(停車時)には、第1ク
ラツチバルブ24および第2クラツチバルブ31
は共に非励磁状態にあつて第1クラツチシリンダ
21および第2クラツチシリンダ28には流体圧
が作用しないため、第1クラツチ4および第2ク
ラツチ7は切断状態にある。また、1−3シフト
バルブ38が非励磁状態にあるために液圧ポンプ
48からの流体圧は第1速ギヤ用管路36を介し
て1−3シフトシリンダ34に作用し、該1−3
シフトシリンダ34の作動により1−3セレクト
ギヤ18は第1入力軸5上を第1速ギヤ方向に摺
動して第1速ギヤ12と噛合しており、また2−
4シフトバルブ43が励磁状態にあるために液圧
ポンプ48からの流体圧は第2速ギヤ用管路41
を介して2−4シフトシリンダ39に作用し、該
2−4シフトシリンダの作動により2−4セレク
トギヤ20は第2入力軸8上を第2速ギヤ方向に
摺動して第2速ギヤ15と噛合している。
そして、前進走行すべくシフトレバー53が例
えばDシフト位置にシフトされると、第1クラツ
チバルブ24およびクラツチ速度調整バルブ26
が励磁されて、第1クラツチ用管路23を介して
第1クラツチシリンダ21に流体が供給され該第
1クラツチシリンダ21のピストン21aが徐々
に移動するため、それに伴つて第1クラツチ4が
徐々に接続される。その結果、エンジン1のトル
クは第1入力軸5、1−3セレクトギヤ18、第
1速ギヤ12、出力軸9およびデフアレンシヤル
ギヤ10を介して左右の前輪(図示せず)に伝達
されて自動的に発進する。
えばDシフト位置にシフトされると、第1クラツ
チバルブ24およびクラツチ速度調整バルブ26
が励磁されて、第1クラツチ用管路23を介して
第1クラツチシリンダ21に流体が供給され該第
1クラツチシリンダ21のピストン21aが徐々
に移動するため、それに伴つて第1クラツチ4が
徐々に接続される。その結果、エンジン1のトル
クは第1入力軸5、1−3セレクトギヤ18、第
1速ギヤ12、出力軸9およびデフアレンシヤル
ギヤ10を介して左右の前輪(図示せず)に伝達
されて自動的に発進する。
その後、車速が上昇し、例えば15Km/hになる
と、第1クラツチバルブ24の非励磁およびクラ
ツチ速度調整バルブ26の励磁により再び第1ク
ラツチシリンダ21に作用する流体圧が調整され
るため、該第1クラツチシリンダ21のピストン
21aは徐々に戻り、それに伴つて第1クラツチ
4が徐々に切断される。それと同時に、第2クラ
ツチバルブ31および上記クラツチ速度調整バル
ブ26の励磁によつて第2クラツチ用管路30を
介して第2クラツチシリンダ28に流体が供給さ
れるため、上記第2クラツチシリンダ28のピス
トン28aは徐々に移動し、それに伴つて第2ク
ラツチ7が徐々に接続される。その結果、エンジ
ン1の負荷状態を急激に変化させることなく第1
クラツチ4の切断および第2クラツチ7の接続が
行われてエンジン1のトルク伝達経路が変更さ
れ、第2入力軸8、2−4セレクトギヤ20およ
び第2速ギヤ15を介する経路となつて自動的に
第1速から第2速への変速が行なわれる。
と、第1クラツチバルブ24の非励磁およびクラ
ツチ速度調整バルブ26の励磁により再び第1ク
ラツチシリンダ21に作用する流体圧が調整され
るため、該第1クラツチシリンダ21のピストン
21aは徐々に戻り、それに伴つて第1クラツチ
4が徐々に切断される。それと同時に、第2クラ
ツチバルブ31および上記クラツチ速度調整バル
ブ26の励磁によつて第2クラツチ用管路30を
介して第2クラツチシリンダ28に流体が供給さ
れるため、上記第2クラツチシリンダ28のピス
トン28aは徐々に移動し、それに伴つて第2ク
ラツチ7が徐々に接続される。その結果、エンジ
ン1の負荷状態を急激に変化させることなく第1
クラツチ4の切断および第2クラツチ7の接続が
行われてエンジン1のトルク伝達経路が変更さ
れ、第2入力軸8、2−4セレクトギヤ20およ
び第2速ギヤ15を介する経路となつて自動的に
第1速から第2速への変速が行なわれる。
そして、上述と同様の作動により所定速度に達
した時には第2速から第3速、第3速から第4速
への変速が自動的に行われるが、第2速から第3
速への変速が行われる前に、例えば車速が18Km/
hの時には、予め1−3シフトバルブ38の励磁
により通路が第1速ギヤ用管路36から第3速ギ
ヤ用管路37に切換えられ、該第3速ギヤ用管路
37を介して1−3シフトシリンダ34に流体が
供給されるため、該1−3シフトシリンダ34の
ピストン34aの移動に伴つて1−3セレクトギ
ヤ18は第1速ギヤ12との噛合を外し第1入力
軸5上を摺動して第3速ギヤ13と噛合して第3
速への変速準備を完了している。その際、第1ク
ラツチ4は切断状態にあつて第1入力軸5は回転
していないので、1−3セレクトギヤ18と第3
速ギヤ13との噛合はスムーズに行なわれる。
した時には第2速から第3速、第3速から第4速
への変速が自動的に行われるが、第2速から第3
速への変速が行われる前に、例えば車速が18Km/
hの時には、予め1−3シフトバルブ38の励磁
により通路が第1速ギヤ用管路36から第3速ギ
ヤ用管路37に切換えられ、該第3速ギヤ用管路
37を介して1−3シフトシリンダ34に流体が
供給されるため、該1−3シフトシリンダ34の
ピストン34aの移動に伴つて1−3セレクトギ
ヤ18は第1速ギヤ12との噛合を外し第1入力
軸5上を摺動して第3速ギヤ13と噛合して第3
速への変速準備を完了している。その際、第1ク
ラツチ4は切断状態にあつて第1入力軸5は回転
していないので、1−3セレクトギヤ18と第3
速ギヤ13との噛合はスムーズに行なわれる。
同様に、第3速から第4速への変速が行なわれ
る前に、例えば車速が32Km/hに達した時には、
予め2−4シフトシリンダ39の非励磁切換えに
より通路が第2速ギヤ用管路41から第4速ギヤ
用管路42に切換えられ、該第4速ギヤ用管路4
2を介して2−4シフトシリンダ39に作用する
流体圧が調整されるため、該2−4シフトシリン
ダ39のピストン39aの移動に伴つて2−4セ
レクトギヤ20は第2速ギヤ15との噛合を外し
第4速ギヤ16と噛合して第4速への変速準備を
完了している。その際、第2クラツチ7は切断状
態にあつて第2入力軸は回転していないので、第
4速ギヤ16との噛合はスムーズに行なわれる。
る前に、例えば車速が32Km/hに達した時には、
予め2−4シフトシリンダ39の非励磁切換えに
より通路が第2速ギヤ用管路41から第4速ギヤ
用管路42に切換えられ、該第4速ギヤ用管路4
2を介して2−4シフトシリンダ39に作用する
流体圧が調整されるため、該2−4シフトシリン
ダ39のピストン39aの移動に伴つて2−4セ
レクトギヤ20は第2速ギヤ15との噛合を外し
第4速ギヤ16と噛合して第4速への変速準備を
完了している。その際、第2クラツチ7は切断状
態にあつて第2入力軸は回転していないので、第
4速ギヤ16との噛合はスムーズに行なわれる。
以上、Dシフト位置における加速状態の作動に
ついて説明したが、3シフト位置および2シフト
位置においても変速段が2段および3段までに制
限されるのみでその作動は同様であり、また各シ
フト位置における減速状態に対してもその作動は
同様である。
ついて説明したが、3シフト位置および2シフト
位置においても変速段が2段および3段までに制
限されるのみでその作動は同様であり、また各シ
フト位置における減速状態に対してもその作動は
同様である。
一方、シフトレバー53がRシフト位置にある
時には、シフトバルブ47が前進用管路51が閉
じると同時に後退用管路52を開くため、液圧ポ
ンプ48からの流体は該後退用管路52を介して
後退ギヤ用シリンダ44に供給され、このことに
より後退ギヤ用シリンダ44のピストン44aが
移動し、それに伴つて後退セレクトギヤ19が第
1入力軸5上を摺動して後退ギヤ17と噛合す
る。それと同時に、第1クラツチバルブ24およ
びクラツチ速度調整バルブ26の励磁により第1
クラツチシリンダ21が作動して第1クラツチ4
が徐々に接続されるので、自動的に後退を開始す
る。その際、後退ギヤ17は第1速ギヤ12を設
けた第1入力軸5に設けられているため、容量の
大きい乾式クラツチで構成された第1クラツチ4
を有効利用することができ、また容量の小さい湿
式クラツチで構成した第2クラツチ7を乾式クラ
ツチに変更する必要がないので、コストの低減化
を図ることができる。
時には、シフトバルブ47が前進用管路51が閉
じると同時に後退用管路52を開くため、液圧ポ
ンプ48からの流体は該後退用管路52を介して
後退ギヤ用シリンダ44に供給され、このことに
より後退ギヤ用シリンダ44のピストン44aが
移動し、それに伴つて後退セレクトギヤ19が第
1入力軸5上を摺動して後退ギヤ17と噛合す
る。それと同時に、第1クラツチバルブ24およ
びクラツチ速度調整バルブ26の励磁により第1
クラツチシリンダ21が作動して第1クラツチ4
が徐々に接続されるので、自動的に後退を開始す
る。その際、後退ギヤ17は第1速ギヤ12を設
けた第1入力軸5に設けられているため、容量の
大きい乾式クラツチで構成された第1クラツチ4
を有効利用することができ、また容量の小さい湿
式クラツチで構成した第2クラツチ7を乾式クラ
ツチに変更する必要がないので、コストの低減化
を図ることができる。
なお、この時1−3セレクトギヤ18はリター
ンスプリング66により中立位置に保持されてい
る。
ンスプリング66により中立位置に保持されてい
る。
そして、コントロールユニツト55の故障時に
シフトレバー53を傾動せしめ、かつ1′シフト位
置にシフトしたのち、アクセル(図示せず)を踏
込んでアクセルスイツチ60を閉成させると、第
2手動操作スイツチ61のON作動によつて第1
手動操作スイツチ(シフトスイツチ54)と第1
クラツチバルブ24および1−3シフトバルブ3
8とが接続され、該第1手動操作スイツチ(シフ
トスイツチ54)から操作信号Q1′が第1クラツ
チバルブ24に出力されて該第1クラツチバルブ
24が励磁されるため、第1クラツチシリンダ2
1が作動して第1クラツチ4の接続により自動発
進する。つまり、その際、1−3セレクトギヤ1
8は1−3シフトバルブ38の非励磁状態により
第1速ギヤ12と噛合しているため、第1クラツ
チ4が接続されると該第1速ギヤ12でもつて自
動発進することになる。
シフトレバー53を傾動せしめ、かつ1′シフト位
置にシフトしたのち、アクセル(図示せず)を踏
込んでアクセルスイツチ60を閉成させると、第
2手動操作スイツチ61のON作動によつて第1
手動操作スイツチ(シフトスイツチ54)と第1
クラツチバルブ24および1−3シフトバルブ3
8とが接続され、該第1手動操作スイツチ(シフ
トスイツチ54)から操作信号Q1′が第1クラツ
チバルブ24に出力されて該第1クラツチバルブ
24が励磁されるため、第1クラツチシリンダ2
1が作動して第1クラツチ4の接続により自動発
進する。つまり、その際、1−3セレクトギヤ1
8は1−3シフトバルブ38の非励磁状態により
第1速ギヤ12と噛合しているため、第1クラツ
チ4が接続されると該第1速ギヤ12でもつて自
動発進することになる。
その後、アクセル(図示せず)を開放してアク
セルスイツチ60を開成させたのち、シフトレバ
ー53を1′シフト位置から3′シフト位置にシフト
すると、上記第1手動操作スイツチ(シフトスイ
ツチ54)から操作信号Q2′が上記1−3シフト
バルブ38に出力されて該1−3シフト38が励
磁されるため、1−3シフトシリンダ34は逆作
動し、それに伴つて1−3セレクトギヤ18は第
1速ギヤ12との噛合を外したのち第3速ギヤ1
3と噛合し、よつて第1速から第3速への変速が
行われる。その際、上記アクセルスイツチ60の
開成により第1クラツチバルブ24への操作信号
Q1′は出力されず、したがつて第1クラツチ4は
切断状態となるが、慣性による回転のため1−3
セレクトギヤ18と第3速ギヤ13との噛合時に
はギヤ鳴りを生じることとなる。しかし、コント
ロールユニツト55の故障による非常事態でもあ
り頻繁に生じることでないので、実際上差し支え
ない。
セルスイツチ60を開成させたのち、シフトレバ
ー53を1′シフト位置から3′シフト位置にシフト
すると、上記第1手動操作スイツチ(シフトスイ
ツチ54)から操作信号Q2′が上記1−3シフト
バルブ38に出力されて該1−3シフト38が励
磁されるため、1−3シフトシリンダ34は逆作
動し、それに伴つて1−3セレクトギヤ18は第
1速ギヤ12との噛合を外したのち第3速ギヤ1
3と噛合し、よつて第1速から第3速への変速が
行われる。その際、上記アクセルスイツチ60の
開成により第1クラツチバルブ24への操作信号
Q1′は出力されず、したがつて第1クラツチ4は
切断状態となるが、慣性による回転のため1−3
セレクトギヤ18と第3速ギヤ13との噛合時に
はギヤ鳴りを生じることとなる。しかし、コント
ロールユニツト55の故障による非常事態でもあ
り頻繁に生じることでないので、実際上差し支え
ない。
そして、変速完了後、再びアクセル(図示せ
ず)を踏み込んでアクセルスイツチ60を閉成さ
せると、第1手動操作スイツチ(シフトスイツチ
54)から第1クラツチバルブ24への操作信号
Q2′が再び出力されることにより、第1クラツチ
4が接続されて第3速ギヤ13での走行が行なわ
れる。よつて、コントロールユニツト55の故障
時においても、シフトレバー53の操作によつて
前進の手動変速制御を行うことができ、第1速ギ
ヤ12および第3速ギヤ13でもつて走行させる
ことができるので、道路端への退避等の応急措置
を簡単に講じることができる。
ず)を踏み込んでアクセルスイツチ60を閉成さ
せると、第1手動操作スイツチ(シフトスイツチ
54)から第1クラツチバルブ24への操作信号
Q2′が再び出力されることにより、第1クラツチ
4が接続されて第3速ギヤ13での走行が行なわ
れる。よつて、コントロールユニツト55の故障
時においても、シフトレバー53の操作によつて
前進の手動変速制御を行うことができ、第1速ギ
ヤ12および第3速ギヤ13でもつて走行させる
ことができるので、道路端への退避等の応急措置
を簡単に講じることができる。
一方、シフトレバー53をR′シフト位置にシ
フトした時には、シフトバルブ47の作動によつ
て前進用管路51が閉じられるとともに後退用管
路52が開かれて、液圧ポンプ48からの流体圧
が後退用管路52を介して後退ギヤ用シリンダ4
4に作用する結果、後退セレクトギヤ19は第1
入力軸5上を摺動して後退ギヤ19と噛合する。
それと同時に、第1手動操作スイツチ(シフトス
イツチ54)から操作信号Q1′が第1クラツチバ
ルブ24に発されて該第1クラツチバルブ24が
励磁されるため、第1クラツチシリンダ21が作
動し、それに伴つて第1クラツチ4が接続され、
その結果、後退ギヤ17での後退走行が開始され
る。よつて、シフトレバー53の手動変速制御に
よつて後退走行させることができるので、後退走
行による道路端への退避等、広範囲の応急措置を
簡単に講じることができる。
フトした時には、シフトバルブ47の作動によつ
て前進用管路51が閉じられるとともに後退用管
路52が開かれて、液圧ポンプ48からの流体圧
が後退用管路52を介して後退ギヤ用シリンダ4
4に作用する結果、後退セレクトギヤ19は第1
入力軸5上を摺動して後退ギヤ19と噛合する。
それと同時に、第1手動操作スイツチ(シフトス
イツチ54)から操作信号Q1′が第1クラツチバ
ルブ24に発されて該第1クラツチバルブ24が
励磁されるため、第1クラツチシリンダ21が作
動し、それに伴つて第1クラツチ4が接続され、
その結果、後退ギヤ17での後退走行が開始され
る。よつて、シフトレバー53の手動変速制御に
よつて後退走行させることができるので、後退走
行による道路端への退避等、広範囲の応急措置を
簡単に講じることができる。
尚、上記実施例では変速段を4段としたが、本
発明は4段に限定されず、例えば5段とすること
もでき、この場合、第1入力軸5に第5速ギヤを
設けるようにすればよい。さらに、変速段を5段
以上にするにはさらに入力軸を追加すればよい
が、この場合、入力軸には上記した変速準備の関
係上、連続しない変速段の変速ギヤを設ける必要
がある。
発明は4段に限定されず、例えば5段とすること
もでき、この場合、第1入力軸5に第5速ギヤを
設けるようにすればよい。さらに、変速段を5段
以上にするにはさらに入力軸を追加すればよい
が、この場合、入力軸には上記した変速準備の関
係上、連続しない変速段の変速ギヤを設ける必要
がある。
また、上記実施例においては、コントロールユ
ニツト55にアクセル開度信号を入力して自動変
速の適正制御を行い得るようにしたが、このアク
セル開度信号は必ずしも入力する必要はなく、車
速信号およびエンジン負荷信号のみで自動変速制
御することが可能であるが、アクセル開度信号を
入力すれば自動変速の適性制御の点でより好まし
い。
ニツト55にアクセル開度信号を入力して自動変
速の適正制御を行い得るようにしたが、このアク
セル開度信号は必ずしも入力する必要はなく、車
速信号およびエンジン負荷信号のみで自動変速制
御することが可能であるが、アクセル開度信号を
入力すれば自動変速の適性制御の点でより好まし
い。
さらに、上記実施例では、コントロールユニツ
ト55の故障時に第1クラツチ4および奇数速の
変速ギヤ群11を手動制御することにより走行し
得るようにしたが、第2クラツチ7および変速ギ
ヤ群14をも手動制御するようにしてもよいのは
勿論である。しかし、非常事態であるので、手動
制御するものを必要最小限に抑えることで足り、
またコストの面でも好ましい。
ト55の故障時に第1クラツチ4および奇数速の
変速ギヤ群11を手動制御することにより走行し
得るようにしたが、第2クラツチ7および変速ギ
ヤ群14をも手動制御するようにしてもよいのは
勿論である。しかし、非常事態であるので、手動
制御するものを必要最小限に抑えることで足り、
またコストの面でも好ましい。
なお、本実施例においては流体式アクチユエー
タは油圧によるものを使用したが、圧縮空気ある
いは負圧による流体式アクチユエータを使用して
もよい。
タは油圧によるものを使用したが、圧縮空気ある
いは負圧による流体式アクチユエータを使用して
もよい。
以上要するに、本発明の第1の発明は、エンジ
ンのクランク軸に第1クラツチおよび第2クラツ
チを介してそれぞれ連結された第1入力軸および
第2入力軸と、該第1入力軸のトルクを出力軸に
伝達し、発進段の変速ギヤを含み、変速段で互い
に連続しない複数の変速ギヤと、上記第2入力軸
のトルクを上記出力軸に伝達し、上記変速段とは
異なる変速段で互いに連続しない複数の変速ギヤ
と、上記各変速ギヤのいずれか1つの変速ギヤを
選択しトルクの伝達状態を複数段に切換えるギヤ
選択部材と、上記第1クラツチ、第2クラツチお
よび上記各ギヤ選択部材にそれぞれ連結された複
数の流体式アクチユエータと、該各流体式アクチ
ユエータへの流体の供給を制御する複数の電磁手
段と、少なくとも車速信号およびエンジン負荷信
号が入力され、自動発進、停止制御および自動変
速制御するように上記各電磁手段を制御する操作
信号を発するコントロールユニツトと、少なくと
も第1クラツチおよび第1入力軸の変速ギヤ用の
ギヤ選択部材に連結された流体式アクチユエータ
への流体の供給を制御する電磁手段をそれぞれ制
御する操作信号を発する第1手動操作スイツチ
と、該第1手動操作スイツチもしくはコントロー
ルユニツトと各電磁手段との接続を切換える第2
手動操作スイツチとを備えたことを特徴とするも
のである。
ンのクランク軸に第1クラツチおよび第2クラツ
チを介してそれぞれ連結された第1入力軸および
第2入力軸と、該第1入力軸のトルクを出力軸に
伝達し、発進段の変速ギヤを含み、変速段で互い
に連続しない複数の変速ギヤと、上記第2入力軸
のトルクを上記出力軸に伝達し、上記変速段とは
異なる変速段で互いに連続しない複数の変速ギヤ
と、上記各変速ギヤのいずれか1つの変速ギヤを
選択しトルクの伝達状態を複数段に切換えるギヤ
選択部材と、上記第1クラツチ、第2クラツチお
よび上記各ギヤ選択部材にそれぞれ連結された複
数の流体式アクチユエータと、該各流体式アクチ
ユエータへの流体の供給を制御する複数の電磁手
段と、少なくとも車速信号およびエンジン負荷信
号が入力され、自動発進、停止制御および自動変
速制御するように上記各電磁手段を制御する操作
信号を発するコントロールユニツトと、少なくと
も第1クラツチおよび第1入力軸の変速ギヤ用の
ギヤ選択部材に連結された流体式アクチユエータ
への流体の供給を制御する電磁手段をそれぞれ制
御する操作信号を発する第1手動操作スイツチ
と、該第1手動操作スイツチもしくはコントロー
ルユニツトと各電磁手段との接続を切換える第2
手動操作スイツチとを備えたことを特徴とするも
のである。
また、本発明の第2の発明は、エンジンのクラ
ンク軸に第1クラツチおよび第2クラツチを介し
てそれぞれ連結された第1入力軸および第2入力
軸と、該第1入力軸のトルクを出力軸に伝達し、
発進段の変速ギヤを含み、変速段で互いに連続し
ない複数の変速ギヤと、上記第2入力軸のトルク
を上記出力軸に伝達し、上記変速段とは異なる変
速段で互いに連続しない複数の変速ギヤと、上記
第1入力軸のトルクを上記出力軸に伝達する後退
ギヤと、上記各変速ギヤのいずれか1つの変速ギ
ヤあるいは後退ギヤを選択しトルクの伝達状態を
複数段に切換えるギヤ選択部材と、上記第1クラ
ツチ、第2クラツチおよび上記各ギヤ選択部材に
それぞれ連結された複数の流体式アクチユエータ
と、該各流体式アクチユエータへの流体の供給を
制御する複数の電磁手段と、少なくとも車速信
号、エンジン負荷信号および後退シフト信号が入
力され、自動発進、停止制御および自動変速制御
するように上記各電磁手段を制御する操作信号を
発するコントロールユニツトと、少なくとも第1
クラツチおよび第1入力軸の変速ギヤ用のギヤ選
択部材に連結された流体式アクチユーエータへの
流体の供給を制御する電磁手段をそれぞれ制御す
る操作信号を発する第1手動操作スイツチと、該
第1手動操作スイツチもしくはコントロールユニ
ツトと各電磁手段との接続を切換える第2手動操
作スイツチを備えたことを特徴とするものであ
る。
ンク軸に第1クラツチおよび第2クラツチを介し
てそれぞれ連結された第1入力軸および第2入力
軸と、該第1入力軸のトルクを出力軸に伝達し、
発進段の変速ギヤを含み、変速段で互いに連続し
ない複数の変速ギヤと、上記第2入力軸のトルク
を上記出力軸に伝達し、上記変速段とは異なる変
速段で互いに連続しない複数の変速ギヤと、上記
第1入力軸のトルクを上記出力軸に伝達する後退
ギヤと、上記各変速ギヤのいずれか1つの変速ギ
ヤあるいは後退ギヤを選択しトルクの伝達状態を
複数段に切換えるギヤ選択部材と、上記第1クラ
ツチ、第2クラツチおよび上記各ギヤ選択部材に
それぞれ連結された複数の流体式アクチユエータ
と、該各流体式アクチユエータへの流体の供給を
制御する複数の電磁手段と、少なくとも車速信
号、エンジン負荷信号および後退シフト信号が入
力され、自動発進、停止制御および自動変速制御
するように上記各電磁手段を制御する操作信号を
発するコントロールユニツトと、少なくとも第1
クラツチおよび第1入力軸の変速ギヤ用のギヤ選
択部材に連結された流体式アクチユーエータへの
流体の供給を制御する電磁手段をそれぞれ制御す
る操作信号を発する第1手動操作スイツチと、該
第1手動操作スイツチもしくはコントロールユニ
ツトと各電磁手段との接続を切換える第2手動操
作スイツチを備えたことを特徴とするものであ
る。
したがつて、本発明の第1の発明によれば、コ
ントロールユニツトの故障時において前進の手段
変速制御を行い得るようにした複合クラツチ式多
段歯車変速機を提供することができるので、応急
措置を簡単に構じることができるものである。
ントロールユニツトの故障時において前進の手段
変速制御を行い得るようにした複合クラツチ式多
段歯車変速機を提供することができるので、応急
措置を簡単に構じることができるものである。
さらに、本発明の第2の発明によれば、前進お
よび後退の手動変速制御を行い得るようにした複
合クラツチ式多段歯車変速機を提供することがで
きるので、広範囲の応急措置を簡単に構じること
ができるものである。
よび後退の手動変速制御を行い得るようにした複
合クラツチ式多段歯車変速機を提供することがで
きるので、広範囲の応急措置を簡単に構じること
ができるものである。
図面は本発明の実施態様を例示し、第1図は全
体概略構成図、第2図は要部構成図、第3図は変
速パターン特性およびギヤ掛け換えパターン特性
を示す図、第4図は通常時の作動説明図、第5図
は非常時の作動説明図である。 1……エンジン、2……クランク軸、4……第
1クラツチ、5……第1入力軸、7……第2クラ
ツチ、8……第2入力軸、9……出力軸、11…
…奇数速の2つの連続しない変速段の変速ギヤ
群、12……第1速ギヤ、13……第3速ギヤ、
14……偶数速の2つの連続しない変速段の変速
ギヤ群、15……第2速ギヤ、16……第4速ギ
ヤ、17……後退ギヤ、18……1−3セレクト
ギヤ、19……後退セレクトギヤ、20……2−
4セレクトギヤ、21……第1クラツチシリン
ダ、24……第1クラツチバルブ、26……クラ
ツチ速度調整バルブ、Q1〜Q5……操作信号、2
8……第2クラツチシリンダ、31……第2クラ
ツチバルブ、34……1−3シフトシリンダ、3
8……1−3シフトバルブ、39……2−4シフ
トシリンダ、43……2−4シフトバルブ、44
……後退ギヤ用シリンダ、47……シフトバル
ブ、48……液圧ポンプ、53……シフトレバ
ー、54……シフトスイツチ(第1手動操作スイ
ツチ)、55……コントロールユニツト、60…
…アクセルスイツチ、61……第2手動操作スイ
ツチ。
体概略構成図、第2図は要部構成図、第3図は変
速パターン特性およびギヤ掛け換えパターン特性
を示す図、第4図は通常時の作動説明図、第5図
は非常時の作動説明図である。 1……エンジン、2……クランク軸、4……第
1クラツチ、5……第1入力軸、7……第2クラ
ツチ、8……第2入力軸、9……出力軸、11…
…奇数速の2つの連続しない変速段の変速ギヤ
群、12……第1速ギヤ、13……第3速ギヤ、
14……偶数速の2つの連続しない変速段の変速
ギヤ群、15……第2速ギヤ、16……第4速ギ
ヤ、17……後退ギヤ、18……1−3セレクト
ギヤ、19……後退セレクトギヤ、20……2−
4セレクトギヤ、21……第1クラツチシリン
ダ、24……第1クラツチバルブ、26……クラ
ツチ速度調整バルブ、Q1〜Q5……操作信号、2
8……第2クラツチシリンダ、31……第2クラ
ツチバルブ、34……1−3シフトシリンダ、3
8……1−3シフトバルブ、39……2−4シフ
トシリンダ、43……2−4シフトバルブ、44
……後退ギヤ用シリンダ、47……シフトバル
ブ、48……液圧ポンプ、53……シフトレバ
ー、54……シフトスイツチ(第1手動操作スイ
ツチ)、55……コントロールユニツト、60…
…アクセルスイツチ、61……第2手動操作スイ
ツチ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エンジンのクランク軸に第1クラツチおよび
第2クラツチを介してそれぞれ連結された第1入
力軸および第2入力軸と、該第1入力軸のトルク
を出力軸に伝達し、発進段の変速ギヤを含み、変
速段で互いに連続しない複数の変速ギヤと、上記
第2入力軸のトルクを上記出力軸に伝達し、上記
変速段とは異なる変速段で互いに連続しない複数
の変速ギヤと、上記各変速ギヤのいずれか1つの
変速ギヤを選択しトルクの伝達状態を複数段に切
換えるギヤ選択部材と、上記第1クラツチ、第2
クラツチおよび上記各ギヤ選択部材にそれぞれ連
結された複数の流体式アクチユエータと、該各流
体式アクチユエータへの流体の供給を制御する複
数の電磁手段と、少なくとも車速信号およびエン
ジン負荷信号が入力され、自動発進、停止制御お
よび自動変速制御するように上記各電磁手段を制
御する操作信号を発するコントロールユニツト
と、少なくとも第1クラツチおよび第1入力軸の
変速ギヤ用のギヤ選択部材に連結された流体式ア
クチユエータへの流体の供給を制御する電磁手段
をそれぞれ制御する操作信号を発する第1手動操
作スイツチと、該第1手動操作スイツチもしくは
コントロールユニツトと各電磁手段との接続を切
換える第2手動操作スイツチとを備えたことを特
徴とする複合クラツチ式多段歯車変速機。 2 エンジンのクランク軸に第1クラツチおよび
第2クラツチを介してそれぞれ連結された第1入
力軸および第2入力軸と、該第1入力軸のトルク
を出力軸に伝達し、発進段の変速ギヤを含み、変
速段で互いに連続しない複数の変速ギヤと、上記
第2入力軸のトルクを上記出力軸に伝達し、上記
変速段とは異なる変速段で互いに連続しない複数
の変速ギヤと、上記第1入力軸のトルクを上記出
力軸に伝達する後退ギヤと、上記各変速ギヤのい
ずれか1つの変速ギヤもしくは後退ギヤを選択し
トルクの伝達状態を複数段に切換えるギヤ選択部
材と、上記第1クラツチ、第2クラツチおよび上
記各ギヤ選択部材にそれぞれ連結された複数の流
体式アクチユエータと、該各流体式アクチユエー
タへの流体の供給を制御する複数の電磁手段と、
少なくとも車速信号、エンジン負荷信号および後
退シフト信号が入力され、自動発進、停止制御お
よび自動変速制御するように上記各電磁手段を制
御する操作信号を発するコントロールユニツト
と、少なくとも第1クラツチおよび第1入力軸の
変速ギヤ用のギヤ選択部材に連結された流体式ア
クチユエータへの流体の供給を制御する電磁手段
をそれぞれ制御する操作信号を発する第1手勤操
作スイツチと、該第1手動操作スイツチもしくは
コントロールユニツトと各電磁手段との接続を切
換える第2手動操作スイツチとを備えたことを特
徴とする複合クラツチ式多段歯車変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6499581A JPS57179457A (en) | 1981-04-28 | 1981-04-28 | Composite clutch type multiple stage gear transmission |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6499581A JPS57179457A (en) | 1981-04-28 | 1981-04-28 | Composite clutch type multiple stage gear transmission |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57179457A JPS57179457A (en) | 1982-11-05 |
JPS627422B2 true JPS627422B2 (ja) | 1987-02-17 |
Family
ID=13274149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6499581A Granted JPS57179457A (en) | 1981-04-28 | 1981-04-28 | Composite clutch type multiple stage gear transmission |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57179457A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4561055A (en) * | 1982-12-06 | 1985-12-24 | Deere & Company | Transmission controller |
JPS59180144A (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-13 | Hino Motors Ltd | 自動トランスミツシヨン |
JPS60188637U (ja) * | 1984-05-25 | 1985-12-13 | 日産ディーゼル工業株式会社 | 車両の自動変速装置 |
JPS6145163A (ja) * | 1984-08-10 | 1986-03-05 | Hitachi Ltd | 自動変速システム |
JPH0473464A (ja) * | 1990-07-16 | 1992-03-09 | Hino Motors Ltd | トランスミッションの遠隔操作装置 |
JPH06171398A (ja) * | 1993-08-30 | 1994-06-21 | Mitsubishi Motors Corp | 自動変速装置 |
-
1981
- 1981-04-28 JP JP6499581A patent/JPS57179457A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57179457A (en) | 1982-11-05 |
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