JPH0473464A - トランスミッションの遠隔操作装置 - Google Patents

トランスミッションの遠隔操作装置

Info

Publication number
JPH0473464A
JPH0473464A JP18761590A JP18761590A JPH0473464A JP H0473464 A JPH0473464 A JP H0473464A JP 18761590 A JP18761590 A JP 18761590A JP 18761590 A JP18761590 A JP 18761590A JP H0473464 A JPH0473464 A JP H0473464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
shift
select
valve
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18761590A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Ogawara
秀治 小川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP18761590A priority Critical patent/JPH0473464A/ja
Publication of JPH0473464A publication Critical patent/JPH0473464A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トランスミッションの遠隔操作装置に係り、
特に電気的に制御される電磁弁を用いて圧縮空気により
セレクトシリンダ及びシフトシリンダを操作して自動的
に変速操作を行うヨウに構成したトランスミッションに
おいて、電気系統の失陥時に圧縮空気のみを用い、しか
も全変速段を手動により変速操作可能としたトランスミ
ッションの遠隔操作装置に関する。
従来の技術 従来採用されているトランスミッションの遠隔操作装置
は、セレクトシリンダ又はシフトシリンダに供給される
圧縮空気を電気的に制御する電磁弁により切り換えて変
速操作を行っているが、万−該遠隔操作装置の作動が不
良となるとトランスミッションの変速が行えなくなって
以後の走行に支障をきたすため、電磁弁を制御する電気
系統には主コントローラの他に非常用のコントローラを
備えて、主コントローラが失陥した場合には、非常用コ
ントローラに切り換えてトランスミッションの変速操作
を行うようになっていた。
しかし、該従来の遠隔操作装置においては、主コントロ
ーラが失陥した場合にのみ有効な装置であって、主コン
トローラよりも下流側のハーネス又は電磁弁に異常があ
った場合、又は主コントローラ及び非常用コントローラ
に電気を供給する電源部に失陥があった場合には使用す
ることができず、改善の余地があった。
また、主コントローラと全く同じ機能を非常用コントロ
ーラに持たせると回路が複雑となり、またコストも大幅
に上昇するため通常は使用できる段数も限定されたもの
となっており、1速又は2速ギヤと後退ギヤが使用でき
る程度であった。このため長距離の走行は困難であって
近くの修理工場までの走行程度にしか使用できないとい
う不具合があった。
目  的 本発明は、上記した従来技術の問題点を除くためになさ
れたものであって、その目的とするところは、トランス
ミッションの遠隔操作装置の電気系統が失陥した時、自
動変速用指令ユニットからの制御信号によりセレクトシ
リンダ又はシフトシリンダに圧縮空気を供給制御する電
磁弁を手動操作弁に切り換えて該手動操作弁を手動繰作
することにより電気系統を全く使わず圧縮空気だけを用
いてトランスミッションの変速を遠隔操作できるように
することであり、またこれによって主コントローラより
も下流側のハーネス、又は電磁弁に異常があった場合で
も、更に主コントローラ及び非常用コントローラに電気
を供給する電源部に失陥が生じた場合においても遠隔操
作が行えるようにすることであり、また遠隔操作装置の
信軌性を向上させることである。
また他の目的は、チェンジレバーの操作により複数のセ
レクト操作用弁体又はシフト操作用弁体を作動させて全
変速段のトランスミッションの遠隔操作を可能とするこ
とであり、またこれによって手動変速操作によっても長
距離の走行を行えるようにすると共に出先での応急修理
をすることなく帰宅後に十分時間をかけて完全な修理が
行えるようにすることである。
構成 要するに本発明(請求項1)は、チェンジレバーを有し
該チェンジレバーの操作により変速用の電気的信号を送
出する自動変速用指令ユニットと、該自動変速用指令ユ
ニットに電気的に接続され変速操作用の制御信号を送出
し変速操作を自動制御スるコンピュータと、トランスミ
ッションに配設され圧縮空気の作用により該トランスミ
ッションのセレクト操作を行うセレクトシリンダ及びシ
フト操作を行うシフトシリンダを含む作動ユニットと、
前記コンピュータに電気的に接続されると共にエアタン
クと前記セレクトシリンダ又は前記シフトシリンダに接
続され8亥コンピユータにより開閉制御されて前記セレ
クトシリンダ又は前記シフトシリンダへの圧縮空気の供
給又は該供給の停止を行う複数の電磁弁と、該複数の電
磁弁の下流側に夫々接続されると共に前記エアタンクか
らのエアによりその流路が自動制御用と手動制御用とに
切り換えられるように構成され前記セレクトシリンダ又
は前記シフトシリンダに接続された複数の流路切換弁と
、前記エアタンクと該流路切換弁との間に配設され該流
路切換弁への圧縮空気の供給を手動操作により制御し得
るようにした非常用開閉弁と、前記エアタンクと前記流
路切換弁との間に配設され前記セレクトシリンダ又は前
記シフトシリンダに接続されて手動操作により該セレク
トシリンダ及び該シフトシリンダへの圧縮空気の供給又
は該供給の停止を行う複数の手動操作弁と、該複数の手
動操作弁を操作するチェンジレバーを有し電気系統の失
陥時に操作されてトランスミッションの変速操作を行い
得るようにした手動変速用指令ユニットとを備えたこと
を特徴とするものである。
また本発明(請求項2)は、チェンジレバーを有し該チ
ェンジレバーの操作により変速用の電気的信号をコンピ
ュータに送出して該コンピュータにより複数の電磁弁を
制御してトランスミッションの自動変速操作を行うよう
に構成された自動変速用指令ユニットと、該自動変速用
指令ユニットとは独立して配設され、チェンジレバーと
、該チェンジレバーのセレクト操作により作動してセレ
クトシリンダへの圧縮空気の流路を開閉制御する複数の
セレクト操作用弁体と、該チェンジレバーのシフト操作
により作動してシフトシリンダへの圧縮空気の流路を開
閉制御する複数のシフト操作用弁体とを有する手動変速
用指令ユニットとを備えたことを特徴とするものである
以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。本発
明に係るトランスミッションの遠隔変速装置lは、第1
図において、自動変速用指令ユニット2と、コンピュー
タ3と、作動ユニット4と、電磁弁5 (5A〜5D)
と、流路切換弁6(6八〜6D)と、非常用開閉弁8と
、手動操作弁9 (9A〜9D)と、手動変速用指令ユ
ニット10とを備えている。
第1図において、自動変速用指令ユニット2は、チェン
ジレバー11を操作して変速用の電気信号を送出するた
めのものであって、車輌の運転席(図示せず)に配設さ
れている。チェンジレバー11の操作位置に応答して該
自動変速用指令ユニットに内蔵されたスイッチ(図示せ
ず)が作動し、所定の電気信号を図の太い実線で示す電
気信号線12に送出するように構成されている。
コンピュータ3は、自動変速用指令ユニット2及び複数
の電磁弁5の操作用ソレノイド13に電気信号線12及
び14により接続されていて自動変速用指令ユニット2
からの電気信号を受は取り、所定の処理を行って変速操
作用の制御信号を送出して操作用ソレノイド13を励磁
又は非励磁とするようになっている。
作動ユニット4は、公知のトランスミッション(図示せ
ず)の変速操作を行うためのものでありトランスミッシ
ョンのセレクト操作を行うセレクトシリンダ15とシフ
ト操作を行うシフトシリンダ16とを備えている。セレ
クトシリンダ15及びシフトシリンダ16は、同一の構
造となっており、シリンダ18中に該シリンダに固着さ
れたストッパ19によって分離されて2つの外側ピスト
ン20が夫々矢印A又はB及びC又はD方向に摺動自在
に嵌合している。
各々の外側ピストン20には、リング状底部20aを持
つ穴20bが形成されており、該穴には内側ピストン2
1が矢印A又はB及びC又はD方向に摺動自在に夫々嵌
合すると共に、ピストンロッド21aが図示しないトラ
ンスミッションの操作レバーに連結されている。そして
セレクトシリンダ15又はシフトシリンダ16に圧縮空
気を供給又は該供給を停止して外側ピストン20及び内
側ピストン21を作動させてトランスミッションの変速
操作を行うように構成されている。
電磁弁5 (5A、5B、5C,5D)は、エアタンク
22に蓄積された圧縮空気のセレクトシリンダ15又は
シフトシリンダ16への供給又は該供給の停止を行うた
めの公知のいわゆる2位置3ポート電磁弁であり、本実
施例においては同一構造の4個の弁5A、5B、5C,
5Dが配設されている。第1ボー)5aは細い実線で示
すバイブ23によってエアタンク22に連通接続され、
また第2ボート5bは同じくバイブ24及び25によっ
て流路切換弁6を介して夫々セレクトシリンダ15又は
シフトシリンダ16に連通接続され、第3ポート5Cは
大気中に開放されている。
そしてコンピュータ3からの制御信号により操作ソレノ
イド13を励磁して流路を切り換えてエアタンク22に
蓄積された圧縮空気をセレクトシリンダ15又はシフト
シリンダ16に供給するように構成されている。
流路切換弁6 (6A、 6B、6C,6D)は、セレ
クトシリンダ15又はシフトシリンダ16へ供給される
圧縮空気の制御を電磁弁5又は手動操作弁9のいずれか
に切り換えるためのものであって、空気圧で切り換え制
御される公知の2位置3ボート弁であり同一構造の弁が
4個(6A、6B、6C,6D )配設されている。第
1ボート6aは、夫々対応する電磁弁5の第2ポー)5
bとバイブ24により、第2ボート6bは、バイブ25
によってセレクトシリンダ15又はシフトシリンダ16
に夫々連通接続されている。また第3ポート6cはバイ
ブ26により各々の手動操作弁9の第2ボー)9bに連
通接続され、制御ボー)6dは、バイブ23及び28に
よって非常用開閉弁8を介してエアタンク22に連通さ
れている。非常用開閉弁8は、手動操作によりハンドル
29を操作して流路を開閉する公知の開閉弁である。
そして通常時の非常用開閉弁8の流路が閉じられて流路
切換弁6の制御ボート6dに圧縮空気が供給されていな
いときには、流路切換弁6の第1ボート6aと第2ボー
ト6bとが常に連通しており電磁弁5によってセレクト
シリンダ15又はシフトシリンダ16が操作されるよう
になっている。
手動操作弁9 (9A、 98.9C,90)は、コン
ピュータ3等の電気系統が失陥したとき、セレクトシリ
ンダ15又はシフトシリンダ16を手動で操作するため
の2位置3ポート弁であって、手動で操作されるセレク
トプレート29のカム29a又はシフトプレートのカム
30aによって切り換えられるようになっている。そし
て第1ボート9aはバイブ31によりエアタンク22と
連通し、第3ボート9cは大気中に開放されている。
手動変速用指令ユニット10は、第2図をも参照して複
数の手動操作弁9A、9B、9C,9Dを1本のチェン
ジレバー11によって操作できるように一体的に組み込
んだユニットである。
ハウジング32には4つの弁穴32aが設けられており
、該弁穴の形状は上部及び下部において大径とされてお
り、下部の大径部32bには下方を向いた弁座部32c
が形成されている。下部の大径部32bには、弁座部3
2cに当接するように空気通路としての切欠き33aが
形成された弁体33が摺動自在に嵌合し、更にEリング
34で脱落が防止されているばね受け35との間に装着
された圧縮ばね36が常に弁体33を弁座部32cに接
近させる方向に付勢している。
弁穴32aの上部には夫々セレクト操作用弁体38及び
シフト操作用弁体39が互いに直角方向に対となって矢
印E方向に挿入され、摺動自在に嵌合している。各弁体
38及び39は、上部につば部38a及び39aが形成
された外形が円筒形のものであり、その中心部には空気
通路として軸方向及び半径方向の貫通穴38b及び39
bが設けられている。つば部38a、39aには圧縮ば
ね40が装着され、セレクト操作用弁体38及びシフト
操作用弁体39を上方に付勢している。
各々の弁体38,39の上部に形成された凹陥部38c
、39cには鋼球41が組み込まれている。
またばね受け35、セレクト操作用弁体38及びシフト
操作用弁体39には夫々0リング42が装着されており
、嵌合部からの空気の漏れを防止するようになっている
ハウジング32にはまた、各々の弁穴32aに連通ずる
第1、第2及び第3のポート穴32d。
32e及び32fが形成されており、夫々手動操作弁9
の第1、第2及び第3のポート9a、9b及び9Cとし
て作用するようになっている。4つの第2のポート穴3
2eは、十字形をして互いに連通して形成されると共に
、該ポート穴に連通して該ボート火中の空気を大気中に
放出するための排出穴32gが形成され、該排出穴には
フィルタ43が装着されている。
セレクトプレート29及びシフトプレート30は、下面
に夫々カム29a及び30aが形成された略板状のもの
であり、中央には夫々長穴29b及び30bが形成され
ている。該両プレートは、互いに直角方向を向けて組み
合わされ、カム29a及び30aを夫々ハウジングに組
み込まれたセレクト操作用弁体38及びシフト操作用弁
体39に対向させて装着され、ボルト44によりハウジ
ング32に固定されたカバー45中で摺動自在となるよ
うに構成されている。
チェンジレバー11に形成された球部11aは、カバー
45の球面軸受46で回動自在に支承されると共に小径
部11bがハウジング32に形成された櫛形のガイド溝
32hに嵌合しており、チェンジレバー11がガイド溝
32hに沿って動くようにその動きを制限している。
またチェンジレバー11の大径部lICは、セレクトプ
レート29及びシフトプレート30の長穴29b及び3
0bに嵌合しており、チェンジレバー11をセレクト方
向に作動させると、大径部11Cは長穴30b中を摺動
するのでシフトプレート30は移動せず、セレクトプレ
ート29だけが移動してカム29aによりセレクト操作
用弁体38を下方に押圧するように構成されている。ま
たチェンジレバー11をシフト方向に作動させると、上
記したと同様にシフトレバ−30だけが移動してカム3
0aでシフト操作用弁体39を下方に押圧するように構
成されている。
作用 本発明は、上記のように構成されており、以下その作用
について説明する。通常の遠隔変速操作は、第1図にお
いて、非常用開閉弁8が閉じられており、流路切換弁6
の制御ポート6dへの圧縮空気の供給が遮断されている
ので4台の流路切換弁6Aから6Dはすべて第1のポー
ト6aと第2のポート6bとが連通し、第3のポート6
Cが閉塞された状態となっている。即ち流路切換弁6は
、各々の電磁弁5とセレクトシリンダ15及びシフトシ
リンダ16を連通させる流路の一部としてのみ作用して
いる。
ここでチェンジレバー11を運転者が操作すると、自動
変速用指令ユニット2から該チェンジレバーの操作位置
に応じた空気信号が出力され、電気信号&!12により
コンピュータ3に伝達される。
コンピュータ3は該電気信号を所定の手続きに従って処
理して変速操作用の制御信号を各電磁弁5Aから5Dの
操作用ソレノイド13に出力する。
各電磁弁5は、操作用ソレノイド13が変速操作用の制
御信号に応して励磁又は非励磁とされることにより第2
のポート5bと第3のボート5cとが連通し、第1のポ
ート5aが閉塞された第1の状態と、第1のボート5a
と第2のボート5bが連通し第3のポート5Cが大気に
開放された第2の状態のいずれかに切り換えられてセレ
クトシリンダ15又はシフトシリンダ16への圧縮空気
の供給を制御する。
次に、変速操作をセレクトシリンダ15の動作を例とし
て説明する。該セレクトシリンダ用に配設された2つの
電磁弁5A及び5Bが第1図に示す第1の状態にあると
き、コンピュータ3の指令に従って電磁弁5Aの操作ソ
レノイド13が励磁されて電磁弁5Aが第2の状態とな
ると、エアタンク22内の圧縮空気がパイプ23を通り
第1のボート5aから第2のボート5bへ流入し、更に
パイプ24、流路切換弁6Aの第1のボート6a、第2
のボート6b、パイプ25を経由してセレクトシリンダ
15の右シリンダ室15aに流入して外側ピストン20
及び内側ピストン21に矢印A方向の力を作用させる。
外側ピストン20は、ストッパ19に当接する位置まで
矢印A方向にシリンダ18内を摺動して移動し第1図に
示す位置で停止する。
一方内側ピストン21は、図中左側の外側ピストン20
と共に更に矢印A方向に移動してシリンダ18の左端に
達する。内側ピストン21の該矢印A方向への移動運動
は、ピストンロッド21aによりトランスミッション(
図示せず)に伝達されて第5図の中立点48にあったセ
レクトアーム(図示せず)を低速位置49に移動させて
1速52又は後退51に変速する準備(セレクト操作)
が完了する。
次に電磁弁5Bの操作用ソレノイド13も励磁されると
、電磁弁5A及び5B共第2の状態となり、エアタンク
22内の圧縮空気は前述したと同様にして電磁弁5A及
び5B、流路切換弁6A及び6Bを経由してセレクトシ
リンダ15の左右のシリンダ室15a、15bに同時に
供給されるので、左端にあった左側の外側ピストン20
及び内側ピストン21は、矢印B方向に移動して左右の
外側ピストン20がストッパ19に当接した第1図に示
す中立位置で停止してセレクトアームを第5図の中立位
置48とし、2速53又は3速54に変速する準備(セ
レクト操作)が完了する。
次に電磁弁5Aの操作用ソレノイド13が非励磁とされ
、電磁弁5Bの操作用ソレノイド13が励磁されたとき
も全く同様にして内側ピストン20は矢印B方向に移動
してシリンダ18の右端に達してセレクトアームを高速
位置50に移動させ、4速55又は5速56へ変速する
準備(セレクト操作)が完了する。
シフトシリンダ16についても全く同様に作用して電磁
弁5C及び5Dの状態に応じて内側ピストン21は3つ
の位置のいずれかが選択され、例えばセレクトシリンダ
15により低速位置49が選択されているときは後退5
1、低速位置49.1速52のいずれかが選択されて変
速操作が行われる。
電磁弁5 (5Aから50)の状態と変速位置との関係
は、第5図に示す如くであり、図中×印は電磁弁5が第
1の状態にあることを、また○印は電磁弁5が第2の状
態にあることを示している。例えばトランスミッション
を5速に変速操作するためには、電磁弁5Aを第2の状
態としてセレクトシリンダ15に圧縮空気を供給し、電
磁弁5Bを第1の状態としてセレクトシリンダ15内の
空気を大気中に解放してセレクトアームを高速位置50
に移動させた後、電磁弁5Cを第1の状態に、電磁弁5
Dを第2の状態に切り換えてシフトアーム(図示せず)
を移動させることにより5速56への変速操作が行われ
ることがわかる。
ここで、万一コンピュータ3又は電気信号線12等が失
陥すると、電磁弁5の制御が不可能となって変速操作が
行えなくなるが、該非常時には次のようにして手動操作
により変速操作を行い、何ら支障なく走行することがで
きる。
運転者が手動により非常用開閉弁8を開けると、エアタ
ンク22の圧縮空気がパイプ28を通って夫々の流路切
換弁6の制御ポー1−6dに流入して流路切換弁6を第
2のポー)6bと第3のポー)6Cとを連通させ、第1
のポート6aを閉塞した状態に切り換えるので、電磁弁
5とセレクトシリンダ15又はシフトシリンダ16との
連通は遮断され、手動操作弁9とセレクトシリンダ15
又はシフトシリンダ16とが連通して手動操作によって
変速操作が可能となる。
第2図から第5図も参照して、チェンジレバー11が中
立位置48にあるとき、セレクトプレート29及びシフ
トプレート30のカム29a及び30aは、夫々鋼球4
1を介してセレクト操作用弁体38及びシフト操作用弁
体39を圧縮ばね40の力に抗して押し下げている。セ
レクト操作用弁体38及びシフト操作用弁体39は弁体
33に当接して貫通穴38b及び39bを閉塞した後更
に下降して弁体33を圧縮ばね36の力に抗して押し下
げる(第3図)ので、ハウジング32の弁座部32cと
弁体33とが離れて第1のボート穴32dと第2のポー
ト穴32eとが連通した状態となっており、第1のポー
ト穴32dへの圧縮空気は矢印F方向に流れて第2のポ
ート穴32eから流出する。
第1及び第2のポート穴32d及び32eは、第1図に
おいて、第1のボート9a及び第2のポート9bとして
作用しているので、エアタンク22内の圧縮空気は各手
動操作弁9の第1ボート9a、第2ボート9b、パイプ
26、流路切換弁6、パイプ25を経由してセレクトシ
リンダ15又はシフトシリンダ16に流入して内側ピス
トン21を中立位置とするので、トランスミッションも
第5図の中立点48に保持される。
チェンジレバー11を操作して中立点48から低速位置
49に移動させると、該チェンジレバーの大径部11C
は、シフトプレート30の長穴30a中を摺動して移動
するだけで該シフトプレートは移動しないが、該シフト
プレートと直角方向に配設されているセレクトプレート
29は、第3図の低面方向に移動するので、一方のセレ
クト操作用弁体38の鋼球41がカム30aの凹部に入
り込み、第4図の如く、該セレクト操作用弁体38′が
圧縮ばね40の作用によって上昇する。これに伴なって
弁体33も圧縮ばね36の作用により上昇し、該弁体が
弁座部32cに当接して閉塞した後、更に上昇してセレ
クト操作用弁体38が弁体33から離れて貫通穴38b
を開放する。即ち第2のポート穴32eは第3のポート
穴32「と連通ずるので、セレクトシリンダ15の例え
ば左側のシリンダ室15b中の空気はパイプ25を通っ
て矢印G方向(第4図)に流れ、第3のポート穴32f
から排気穴32gのフィルタ43を通って大気中に解放
される。するとセレクトシリンダ15の外側ピストン2
0及び内側ピストン21は矢印A方向に移動して、セレ
クトアームを作動させ、トランスミッションは低速位置
49が選択される。
ここでチェンジレバー11をセレクト操作と直角方向の
1速の位置52にシフトすると、大径部11cはセレク
トプレート29の長穴29a中を摺動して移動するので
、該セレクトプレートには作用せず、シフトプレート3
0だけを第3図の左右方向に移動させる。シフトプレー
ト30のカム30aの凹部が例えば手動操作弁9Cに相
当する一方のシフト操作用弁体39の鋼球41と一致す
ると、前述した如くシフト操作用弁体39はばね40の
作用によって上昇して、第4図に示す如く、第2のポー
ト穴32eと第3のポート穴32fとが連通してシフト
シリンダ16の一方のシリンダ室16bの空気を大気中
に解放する。これに伴ない外側及び内側ピストン20.
21は図中矢印り方向に移動してピストンロッド21a
に連結されているシフトアーム(図示せず)が一連の位
置52に移動してトランスミッションの変速操作が行わ
れる。
各手動操作弁9Aから9Dの状態とトランスミッション
の変速位置との関係は、第5図において、電磁弁5で説
明したと同様であるので説明を省略する。
上述した如く、電気系統が失陥して変速操作が不能とな
ったとき、非常用開閉弁8を開放してセレクトシリンダ
15又はシフトシリンダ16への流路を電磁弁5から手
動操作弁9に切り換えるだけの簡単な操作で、トランス
ミッションの変速作用を回復することができる。また非
常用の変速操作においても後退及び1速から5速のすべ
ての変速を通常時と何ら変ることなく空気圧だけを用い
て行うことができる。
なお、上記実施例においては、トランスミッションは6
段切換えのものとして説明したが、トランスミッション
はこれに限定されるものではなく4段切換え、8段切換
え等のものであってもよい。
効果 本発明は、上記のようにトランスミッションの遠隔操作
装置の電気系統が失陥した時、自動変速用指令ユニット
からの制御信号によりセレクトシリンダ又はシフトシリ
ンダに圧縮空気を供給制御する電磁弁を手動操作弁に切
り換えて該手動操作弁を手動操作することで電気系統を
全く使わす圧縮空気だけを用いてトランスミッションの
変速を遠隔操作できるという効果が得られ、またこの4
1主コントローラよりも下流側のノ飄−ネス又は電磁弁
に異常があった場合でも、更に主コントローラ及び非常
用コントローラに電気を供給する電源部に失陥が生じた
場合においても遠隔操作が行える効果があり、遠隔操作
装置の信頬性を飛躍的に向上させることができる効果が
ある。
またチェンジレバーの操作により複数のセレクト操作用
弁体又はシフト操作用弁体を作動させて全変速段のトラ
ンスミッションの遠隔操作を可能とし得る効果があり、
またこの結果手動変速操作によっても長距離の走行を行
えることになり、出先での応急修理をすることなく帰宅
後に十分時間をかけて完全な修理が行えるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例に係り、第1図はトランスミッシ
ョンの遠隔操作装置の全体を示す説明図、第2図は手動
変速用指令ユニットを示す分解斜視図、第3図は同じく
第1状態を示す部分縦断面図、第4図は同しく第2状態
を示す部分縦断面図、第5図は電磁弁又は手動操作弁の
状態とトランスミッションの変速状態との関係を示す説
明図である。 1はトランスミッションの遠隔操作装置、2は自動変速
用指令ユニット、3はコンピュータ、4は作動ユニット
、5は電磁弁、6は流路切換弁、8は非常用開閉弁、9
は手動操作弁、10は手動変速用指令ユニット、11は
チェンジレバー15はセレクトシリンダ、16はシフト
シリンダ22はエアタンク、38はセレクト操作用弁体
、39はシフト操作用弁体である。 特許出願人 日野自動車工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 チェンジレバーを有し該チェンジレバーの操作によ
    り変速用の電気的信号を送出する自動変速用指令ユニッ
    トと、該自動変速用指令ユニットに電気的に接続され変
    速操作用の制御信号を送出し変速操作を自動制御するコ
    ンピュータと、トランスミッションに配設され圧縮空気
    の作用により該トランスミッションのセレクト操作を行
    うセレクトシリンダ及びシフト操作を行うシフトシリン
    ダを含む作動ユニットと、前記コンピュータに電気的に
    接続されると共にエアタンクと前記セレクトシリンダ又
    は前記シフトシリンダに接続され該コンピュータにより
    開閉制御されて前記セレクトシリンダ又は前記シフトシ
    リンダへの圧縮空気の供給又は該供給の停止を行う複数
    の電磁弁と、該複数の電磁弁の下流側に夫々接続される
    と共に前記エアタンクからのエアによりその流路が自動
    制御用と手動制御用とに切り換えられるように構成され
    前記セレクトシリンダ又は前記シフトシリンダに接続さ
    れた複数の流路切換弁と、前記エアタンクと該流路切換
    弁との間に配設され該流路切換弁への圧縮空気の供給を
    手動操作により制御し得るようにした非常用開閉弁と、
    前記エアタンクと前記流路切換弁との間に配設され前記
    セレクトシリンダ又は前記シフトシリンダに接続されて
    手動操作により該セレクトシリンダ及び該シフトシリン
    ダへの圧縮空気の供給又は該供給の停止を行う複数の手
    動操作弁と、該複数の手動操作弁を操作するチェンジレ
    バーを有し電気系統の失陥時に操作されてトランスミッ
    ションの変速操作を行い得るようにした手動変速用指令
    ユニットとを備えたことを特徴とするトランスミッショ
    ンの遠隔操作装置。 2 チェンジレバーを有し該チェンジレバーの操作によ
    り変速用の電気的信号をコンピュータに送出して該コン
    ピュータにより複数の電磁弁を制御してトランスミッシ
    ョンの自動変速操作を行うように構成された自動変速用
    指令ユニットと、該自動変連用指令ユニットとは独立し
    て配設され、チェンジレバーと、該チェンジレバーのセ
    レクト操作により作動してセレクトシリンダへの圧縮空
    気の流路を開閉制御する複数のセレクト操作用弁体と、
    該チェンジレバーのシフト操作により作動してシフトシ
    リンダへの圧縮空気の流路を開閉制御する複数のシフト
    操作用弁体とを有する手動変速用指令ユニットとを備え
    たことを特徴とするトランスミッションの遠隔操作装置
JP18761590A 1990-07-16 1990-07-16 トランスミッションの遠隔操作装置 Pending JPH0473464A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18761590A JPH0473464A (ja) 1990-07-16 1990-07-16 トランスミッションの遠隔操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18761590A JPH0473464A (ja) 1990-07-16 1990-07-16 トランスミッションの遠隔操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0473464A true JPH0473464A (ja) 1992-03-09

Family

ID=16209209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18761590A Pending JPH0473464A (ja) 1990-07-16 1990-07-16 トランスミッションの遠隔操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0473464A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980056862A (ko) * 1996-12-30 1998-09-25 박병재 차량용 수동 변속기의 변속 조작 장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57179457A (en) * 1981-04-28 1982-11-05 Mazda Motor Corp Composite clutch type multiple stage gear transmission
JPS63243553A (ja) * 1987-03-30 1988-10-11 Hino Motors Ltd トランスミツシヨンの非常コントロ−ル装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57179457A (en) * 1981-04-28 1982-11-05 Mazda Motor Corp Composite clutch type multiple stage gear transmission
JPS63243553A (ja) * 1987-03-30 1988-10-11 Hino Motors Ltd トランスミツシヨンの非常コントロ−ル装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980056862A (ko) * 1996-12-30 1998-09-25 박병재 차량용 수동 변속기의 변속 조작 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4369292B2 (ja) 緊急遮断弁装置
KR101901121B1 (ko) 제어 또는 전환 밸브를 포함하는 아마추어의 작동을 위한 유압 또는 공압 구동기
CN100447914C (zh) 电磁螺线管和使用电磁螺线管的变速箱换档致动装置
US5558126A (en) Double solenoid type electromagnetic valve
US5492509A (en) Operating range selection of an automatic transmission
JP2000056836A (ja) 変圧式のハイドロリック系
JPH06174085A (ja) 自動変速機の油圧式パーキング装置
US6497160B2 (en) Control device for semiautomatic gearshift mechanisms of vehicles, in particular, motor vehicles
JP2019056408A (ja) シフト制御装置
JPH0473464A (ja) トランスミッションの遠隔操作装置
JPS627016Y2 (ja)
JPH07198054A (ja) 電磁弁
JPH0538291Y2 (ja)
JP3861834B2 (ja) 遮断器の流体圧駆動装置
US4141382A (en) Controls for actuating a direction control valve to and releasing it from a float-effecting condition
US4883092A (en) Multi-way control valve apparatus
JPH0672658B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
US6357311B1 (en) Electrical transmission range shift system with non-continuous duty solenoid valve
JPH0835501A (ja) 多連方向切換弁装置
JPH071571Y2 (ja) 手動切換装置付自己保持形電磁弁
JPS6136575A (ja) 手動―電磁操作機構を備えた方向切換弁を複数個用いた油圧回路
JPH11230111A (ja) 流体圧アクチュエータの飛び出し防止装置
JPH0477840B2 (ja)
JP2974752B2 (ja) 手動変速機用切換レバー装置
JPH0645735Y2 (ja) アクチュエータ制御装置