JPS627203Y2 - - Google Patents

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JPS627203Y2
JPS627203Y2 JP16248781U JP16248781U JPS627203Y2 JP S627203 Y2 JPS627203 Y2 JP S627203Y2 JP 16248781 U JP16248781 U JP 16248781U JP 16248781 U JP16248781 U JP 16248781U JP S627203 Y2 JPS627203 Y2 JP S627203Y2
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JP
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inner container
lid
container
recess
rear end
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JP16248781U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、容器本体内に、これとは別の内容
器を収容したコンパクトに関するものである。
[従来の技術] 一般にコンパクトは容器本体と、蝶番により上
記容器本体に開閉自在に連結された蓋体とから構
成され、容器本体の化粧料収容部だけでは化粧料
の収容スペースが不足のときには、実開昭52−
144900号公報に開示されたような第2のケース
(内容器)を設けたものが用いられている。この
コンパクトは、第5図に示すように、蓋体21の
周縁部側壁の相対向する位置に嵌込穴を設けると
ともに、上記第2のケース22の両側面にそれぞ
れ突起を設け、この突起を蓋体21の嵌込穴に嵌
合し、蓋体21の開成時には第2のケース22が
スライド移動して容器本体23の化粧料収容部2
4が露呈し、蓋体21の閉成時には第2のケース
22が上記容器本体23上に位置するようになつ
ている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このようなコンパクトにおいて
は、第2のケースの取り換えが考慮されていない
ため収容できる化粧料の種類に限りがある。また
第2のケースは、その両側面の突起を蓋体縁部の
嵌込穴に嵌合して取り付けられるのであり、蓋体
には必ず縁部を要する。しかしながら、蓋体に縁
部を形成することは、それだけコンパクトの厚み
が大になるため、コンパクトを薄形化することが
困難になる。また、上記第2のケースの蓋体への
取り付けは、蓋体の左右の縁部を外方向に弾性変
形させて拡げ、その状態で第2のケースの突起を
蓋体縁部の嵌込穴に合わせ上記弾性変形を解くこ
とにより行われる。したがつて、上記縁部を厚肉
にすると弾性変形できなくなるため、薄肉にせざ
るを得ず、そのようにすると、嵌合穴の深さおよ
び第2のケースの突起の高さが必然的に小さくな
り、嵌合部の強度が弱くなる。その結果、コンパ
クトの寿命が短くなるという問題を生じる。この
嵌合部の強度を増すためには、縁部の肉厚をかな
り厚くし、突起も大きなものとする必要がある
が、これは先に述べたように第2のケースの取り
付け上の問題を生じるため殆ど不可能である。
この考案は、このような事情に鑑みなされたも
ので、内容器が着脱自在で、しかも全体の薄形化
が可能で、長寿命なコンパクトの提供をその目的
とする。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、この考案のコンパ
クトは、容器本体2の後端部と蓋体3の後端部と
を蝶番5により連結し、かつ内容器4を備えたコ
ンパクトにおいて、上記容器本体2の表面に凹部
6を形成し、容器本体2の左右両側面に対応する
凹部6の部分に段部18を設け、凹部6の底面と
この段部18とで2段底構造を構成し、上記凹部
6における左右両側の段部18の上端面を結ぶ面
より下側の空間部分を化粧料収容部6aにすると
ともに上側の空間部分を上記内容器4の収容部6
bとし、上記内容器4の後端の左右両側に突起1
4を設け、かつ内容器4を、この突起14ごと上
記収容部6bに収まる形状に構成してその左右両
側縁部が内容器4の収容状態において、上記段部
18の上端面で支持されるようにし、上記突起1
4からそれぞれ嵌合軸15を内容器4の後端に沿
つて突設し、上記蓋体3を板状体で構成しその裏
面における上記嵌合軸15対応部に突起12を突
設してその先端にC字状溝12aを形成し、この
C字状溝12aに上記内容器4の嵌合軸15を嵌
合させるとともに内容器4を上記容器本体2の収
容部6b内に位置させ、上記嵌合軸15の外周面
の軸対称部分にそれぞれ軸方向に延びる切削部1
6を設けて両切削部16間の直径が上記C字状溝
12aの溝口17の幅よりやや大きくなるように
設定したという構成をとる。
すなわち、このコンパクトは、蓋体の縁部では
なく、蓋体の裏面に、先端にC字状溝が形成され
た左右一対の突起を設け、かつ内容器に上記突起
C字状溝に嵌合する嵌合軸を設け、上記嵌合軸を
上記C字溝に嵌合することにより内容器を蓋体に
取り付付けるため、内容器を引つ張り、または押
すことにより内容器を簡単に装着、脱着でき、し
たがつて、内容器の取り換えが自在になる。ま
た、従来例のような蓋体の縁部が不要になるた
め、コンパクト全体の薄形化が可能になるととも
に、厚みがおのずと規制される縁部に内容器取付
機構を設けず、蓋体の裏面に設けるため、取付機
構の強度を大きくでき、長寿命化を実現できる。
つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく
説明する。
[実施例] 第1図はこの考案の1実施例を示している。
すなわち、このコンパクト1は周壁を有する箱
形の容器本体2と、矩形板状のプラスチツク製蓋
体3と、プラスチツク製内容器4とから構成され
ている。上記容器本体2の後端部と蓋体3の後端
部とは蝶番5で連結され、蓋体3が蝶番5を中心
に開閉するようになつている。
この容器本体2には、表面に凹部6が形成さ
れ、容器本体2の左右両側面に対応する凹部6の
部分に、下側が容器本体2内側に向かつて突出し
た段部18が設けられている。そして、凹部6の
底面とこの段部18の上端面とが底面となつた2
段底構造の凹部6が形成され、この2段底構造の
凹部6の下段部である段部18の上端面を結ぶ面
より下側の空間部分が第1の化粧料収容部6a
に、上段部である段部18の上端面を結ぶ面より
上側の空間部分が内容器4の収容部6bになつて
いる。また、容器本体2の周壁7の前面の上端部
には上方が開放している凹部8が設けられて、こ
の凹部8の底面に係合子9が突設されている。
上記蓋体3はプラスチツク製板状体より形成さ
れ、その裏面の後端部両面側にそれぞれ蝶番5を
形成するための突部10が設けられている。ま
た、蓋体3の裏面の前端部中央には突起部11が
突設され、その先端部が容器本体2の係合子9と
係合する係合子11aに形成されている。そし
て、蓋体3の裏面の後端寄りの部分に、左右一対
の突起12が所定間隔で突設されている。この突
起12の先端には、左右に延びるC字状溝12a
が形成されている。13は蓋体3の裏面に取り付
けられた鏡である。
内容器4は周壁7を有する箱状体からなり、内
部が第2の化粧料収容部4aに形成されている。
この内容器4の後端部の左右両側部にはそれぞれ
突起14が突設されており、この内容器4は、突
起14ごと容器本体2の収容部6b内に収まる形
状に構成され、その左右両側縁部が容器本体2の
段部18の上端面で支持されるようになつてい
る。そして、この突起14の相対向する面に、そ
れぞれ嵌合軸15が相対峙した状態で設けられて
いて、この嵌合軸15を、第2図に示すように蓋
体3における突起12のC字状溝12a内に嵌合
することにより、内容器4を蓋体3に回動自在に
取り付けるようになつている。この場合、上記嵌
合軸15の上部および下部は軸方向に切削され
て、切削部16に形成され、上記両切削部16,
16間における嵌合軸15の太さが、蓋体3の上
記C字形のC字状の開口17の幅よりもやや大き
く設定され、蓋体3を開成してC字状の開口17
を上記嵌合軸15における両切削部16,16に
位置合わせした状態で内容器4を手前に引つ張る
ことにより蓋体3から取り外し、また押し込むこ
とにより取り付けるようになつている。なお、上
記第1および第2の化粧料収容部6a,4aに
は、相互に異なる種類の化粧料が収容される。
この構成において、コンパクト1の不使用時
は、第3図に示す平面図および第4図に示す第3
図のA−A′断面のように蓋体3が閉成し、この
状態が係合子9および11aの係合により維持さ
れる。蓋体3の開成は、第4図に示す状態から、
凹部8に指を入れて突起部11を上方に押し上げ
る。その結果、係合子11aと容器本体2の係合
子9との係合が外れる。その状態から蓋体3を持
ち上げ開いていくと、後端部が、嵌合軸15およ
びC字状溝12aを介して蓋体3に連結されてい
るため内容器4が蓋体3方向に引つ張られる。こ
の場合、内容器4の後端部4bは蓋体3に引つ張
られて円弧を描くような軌道に沿つて移動する。
一方、内容器4の前端部4cは凹部6の上段部
の底面である段部18の上端面に沿つてスライド
しながら移動する。そして、蓋体3がほぼ一杯に
開成された状態では第1図に示す状態となる。こ
のように蓋体3を開くと内容器4の第2の化粧料
収容部4aおよびその下側の容器本体2の第1の
化粧料収容部6aが露呈するため、第1および第
2の化粧料収容部6a,4aに収容されている異
なる種類の化粧料の同時使用が可能となる。この
蓋体3を開成した状態ではC字状溝12aの開口
部17は第2図の状態から水平方向を向くため、
嵌合軸15の切削部16,16は開口部17に対
応する位置になる。そのため内容器4を手前に引
くことにより内容器4は蓋体3から比較的簡単に
外れる。したがつて、それを取り外したのち、そ
れとは種類の異なる化粧料を収容した別個の内容
器を上記とは逆の操作によつて新たに装着するこ
ともできる。このように、このコンパクトは、内
容器に互換性をもたせ多種類の化粧料の使用が可
能となる。また、蓋体には縁部が不必要であるた
めその分だけコンパクトを薄形化することがで
き、携帯性の向上を実現しうる。さらに、内容器
4の蓋体3に対する連結が縁部で行われていず、
独立の部材を設けて行われているため連結部が強
靭でありコンパクトの長寿命化をも達成すること
が可能となる。
[考案の効果] 以上のように、この考案のコンパクトは、容器
本体の内部を2段底構造にして下段を化粧料収容
部にするとともに、上端を内容器収容部に形成
し、その上段の内容器収容部に内容器を収容し、
この内容器と蓋体との連結部を蓋体の裏面に設
け、かつ内容器と蓋体との連結を係脱自在にして
いるため、内容器の交換が容易にできるうえ、薄
形化でき、かつ連結部が強靭で長寿命となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の開成状態の斜視
図、第2図はその要部拡大図、第3図はその閉成
状態の平面図、第4図は第3図のA−A′方向の
断面図、第5図は従来例を示す斜視図である。 1……コンパクト、2……容器本体、3……蓋
体、4……内容器、4a……第2の化粧料収容
部、5……蝶番、6……凹部、6a……第1の化
粧料収容部、6b……収容部、12,14……突
起、12a……C字状溝、15……嵌合軸、16
……切削部、17……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体2の後端部と蓋体3の後端部とを蝶番
    5により連結し、かつ内容器4を備えたコンパク
    トにおいて、上記容器本体2の表面に凹部6を形
    成し、容器本体2の左右両側面に対応する凹部6
    の部分に段部18を設け、凹部6の底面とこの段
    部18とで2段底構造を構成し、上記凹部6にお
    ける左右両側の段部18の上端面を結ぶ面より下
    側の空間部分を化粧料収容部6aにするとともに
    上側の空間部分を上記内容器4の収容部6bと
    し、上記内容器4の後端の左右両側に突起14を
    設け、かつ内容器4を、この突起14ごと上記収
    容部6bに収まる形状に構成してその左右両側縁
    部が内容器4の収容状態において上記段部18の
    上端面で支持されるようにし、上記突起14から
    それぞれ嵌合軸15を内容器4の後端に沿つて突
    設し、上記蓋体3を板状体で構成しその裏面にお
    ける上記嵌合軸15対応部に突起12を突設して
    その先端にC字状溝12aを形成し、このC字状
    溝12aに上記内容器4の嵌合軸15を嵌合させ
    るとともに内容器4を上記容器本体2の収容部6
    b内に位置させ、上記嵌合軸15の外周面の軸対
    称部分にそれぞれ軸方向に延びる切削部16を設
    けて両切削部16間の直径が上記C字状溝12a
    の溝口17の幅よりやや大きくなるように設定し
    たことを特徴としたコンパクト。
JP16248781U 1981-10-29 1981-10-29 コンパクト Granted JPS5868211U (ja)

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JP16248781U JPS5868211U (ja) 1981-10-29 1981-10-29 コンパクト

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16248781U JPS5868211U (ja) 1981-10-29 1981-10-29 コンパクト

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Publication Number Publication Date
JPS5868211U JPS5868211U (ja) 1983-05-10
JPS627203Y2 true JPS627203Y2 (ja) 1987-02-19

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ID=29954798

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JP16248781U Granted JPS5868211U (ja) 1981-10-29 1981-10-29 コンパクト

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JPS5868211U (ja) 1983-05-10

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