JPS6269965A - 調味料 - Google Patents

調味料

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JPS6269965A
JPS6269965A JP60209528A JP20952885A JPS6269965A JP S6269965 A JPS6269965 A JP S6269965A JP 60209528 A JP60209528 A JP 60209528A JP 20952885 A JP20952885 A JP 20952885A JP S6269965 A JPS6269965 A JP S6269965A
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JP
Japan
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bonito
seasoning
extract
dried
extraction
Prior art date
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JP60209528A
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English (en)
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JPS648990B2 (ja
Inventor
Shiyoushichirou Inata
稲多 昭七郎
Joji Ogasawara
小笠原 譲二
Giichi Tsubakimoto
椿本 義一
Reikichi Nouchi
野内 黎吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Seitetsu Kagaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Seitetsu Kagaku Co Ltd filed Critical Seitetsu Kagaku Co Ltd
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Publication of JPS6269965A publication Critical patent/JPS6269965A/ja
Publication of JPS648990B2 publication Critical patent/JPS648990B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔・発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、かつお節製造の際の荒節研磨整形時の研磨粉
より、抽出分離して得られたかつお節燻エキスに関する
。さらに詳しくは亜臨界または超臨界状態の二酸化炭素
を抽剤とし、かつお節製造の際の荒節研磨整形時の研磨
粉を原料として抽出分離するととKより得られたかつお
節燻エキスおよびこれを、いわし、さば、あじ、かつお
、こんぶ等から酵素分解法などによ秒得られる調味料原
液に一部添加することを特徴とする調味料の製造法に関
するものである。本発明により抽出して得られるかつお
節燻エキスは、そのもの自体を稀釈しても美味な調味料
として使用し得るが、大量安価に得られるいわゆる大衆
魚としてのいわし。
さば、あじ、かつお等にこんぶも加えて酵素分解法等に
よ砂得られる栄養豊富にして安価な調味料原液(特公昭
53−7508)に極〈少量添加することにより、非常
に顕著に風味・香味が改善され極めて有用な調味用エキ
スと表る。
(従来の技術) かつお節は一般的に、家庭用、業務用には切削したのち
、それを煮出すことによりだし汁を得、調味料として用
いられている。またかつお節を冷凍粉砕し、二酸化炭素
により香気成分のみを抽出分離し、抽残より別途呈味成
分を煮出したのち、その呈味成分に先の香気成分を賦香
させて調味料を得る方法が提案されている。(特開昭5
9−(発明が解決しようとする問題点) 従来の切削かつお節を煮出し、だし汁を得る方法は可成
りの高温で長時間煮出しを行なうため、本来の風味の一
部が損なわれている。
また香気成分のみを前記のように二酸化炭素で抽出し、
別途抽残より呈味成分を煮出してその呈味料に先の香気
成分を賦香させる方法は風味の点では有効な方法ではあ
るが高価格になるため、特に業務用としては経済的に普
遍化は困難とされている。
一般Kかつお節の製造法は原料かつおの頭と内臓を除去
したのち三枚におろし、その片身をその壕ままたけその
背部と腹部に分割して煮熟、放冷ののち表皮はぎ、骨抜
き処理をして85℃内外で堅木餅材の余炎で焙乾する。
この一番犬の状態で「なまり節」として市販されるもの
もあるが、多くは損傷個所を、すり肉で修繕してさらに
焙乾をくり返し、6番火ぐらいまで処理したものを荒節
と称する。この荒節は可成り乾燥し、固くなり燻香を呈
している。この荒節を研磨整形したのち、かび付は乾燥
をくり返し製品を得ている。
このようにして、かつお節の製造には可成りの日数と費
用を要するため高価なものとならざるを得ない。
〔発明の構成〕
(問題を解決するだめの手段) 上記の状況に鑑み本発明者らは、かつお節製造の際の荒
節研磨整形時の研磨粉に着目し、これより工業的に有利
にかつお節燻エキスを抽出分離して、風味香味の良い調
味料を得る方法について鋭意検討した結果、前記従来法
の欠点を排除して有利に目的とする調味料を得ることを
知り本発明に到達した。
本発明の調味料を得るための原料として、かつお節燻エ
キスを抽出するに用いるかつお節製造の際の荒節研磨整
形時の研磨粉は、カーポランダム粉を含み、通常は廃棄
処理されている。これは無価値のものであり、さらにわ
ざわざ粉砕処理する必要のない微粉体であり、抽出原料
としては好適であることを見出した。
また荒節は十分に燻化が進み豊富な燻エキスを含有する
とともにイノシン酸、各種アミノ酸の複合した呈味成分
も十分含有している。この研磨整形時の研磨粉より単に
軽質の香気成分だけでなく複雑な各種成分よりなる油状
燻エキスを得るには可成り重質物の抽出も必要である。
本発明において亜臨界または超臨界状態の二酸化炭素を
抽剤として抽出する条件はそれに必要な圧力、温度を適
当に選定することのみ々らず、必要に応じて適当な補助
溶媒としての二ントレーナー、例えば水分。
エタノール等を添加使用することが有効である。
得られたかつお節燻エキスは勿論それだけを稀釈し、調
味料として使用することもできるが、本発明者らは、さ
らにいわし、さば、あじ、かつお。
こんぶ等の天竜安価に得られる資源を利用し、これ等を
酵素処理等で分解して得られる安価にして底味の切れな
い栄養豊富な水分40%以下の調味料原液の改質用にこ
のかつお節燻エキスを極く少量添加すると、驚くべきこ
とに全体が非常に美味なる調味料となることを見出した
。このかつお節燻エキスは粘性が低いので前記酵素処理
等で得られた調味料原液との分散性も良く、さらには稀
釈使用時にも加熱によって香味風味が散逸しにくい等の
特徴を有している。さらに本発明者らは、詳細な条件を
検討して本発明を完成するに至った。
〔実施例1〕 かつお節製造の際の荒節研磨整形時の研磨粉300gを
内容量IJ!の抽出槽に充填し、圧力200Kf/ax
! 、温度40℃のCO2を抽剤として連続的に抽出槽
にチャージして抽出を行ない、抽出槽より連続的に流出
する抽出相を常温、大気圧下にて抽出物とC02ガスと
に分離し、19gの油状抽出物を得た。
この抽出物は、かつお節独特の燻製香が非常に強く、ご
くわずかでも十分かつお節の風味を有するエキスであっ
た。
男女10人を選定し、通常のかつお節と比較パネルテス
トを行なった結果を第1表に示す。
第  1  表 〔実施例2〕 実施例1で用いたのと同じ荒節研磨整形時の研磨粉1.
7 Kfを内容′1t5nの抽出槽に充填し、圧力20
0〜220 Ky/賞、温度38〜40℃のCO2を抽
剤として実施例1と同じ方法で抽出および分離を行ない
抽出物として109gの油状かつお燻エキスを得た。
このかつお燻エキスを、いわし、さげ等を主原料として
酵素分解法等により得ている業務用調味料に0.01%
添加することにより風味、香味が顕著に改善された。
実施例1と同様に添加前の調味料に比較して行なったパ
ネルテストの結果を第2表に示す。
第  2  表 〔実施例3〕 実施例1で用いたのと同じ荒節研磨整形時の研磨粉30
0gを内容Ji 1flの抽出槽に充填し、CO2を溶
剤として温度40℃の条件下で圧力を150にシーから
230 K9/(dまで上昇させながら実施例1と同様
の方法で抽出および分離を行ない、分離の際、抽出物を
経時的に分取しくI) 5 g、 ([) 6g。
(Iff)9gの合計20gの抽出物を得たO得られた
抽出物については、感能試験により(I)が最も軽い感
じのするかつお節香が強<、(n)は一般的なかつお節
香があり、([)は若干重みのある香りがすることが分
った。
〔発明の効果〕
本発明の方法により工業的に有利にかつお節製造の際の
荒節研磨整形時の研磨粉より、かつお節燻エキスを得る
ことが出来、従来法に比して下記の優れた効果が奏せら
れる。
■ かつお節製造における荒節の研磨整形時の研磨粉よ
りかつお節燻エキスを抽出した例は無〈従来廃棄されて
いた資源の活用という点で画期的である。
■ 抽出に際しては重金属、無機質等の不純物は抽出さ
れないため、エキ′スの使用上それら不純物混入の懸念
は全く無い。
■ 工程が簡単で高い効率で選択的分離分別が可能であ
り、分別取得した抽出物については好みにより適当な比
率で再配合することにより所望の風味・香味の調味料を
得ることが出来る。
■ 比較的低温で抽出することおよび不活性雰囲気中で
抽出するため変質が無い。
■ 抽剤としで使用した二酸化炭素は、その分離工程に
おいて急速に蒸発し、痕跡が残ったとしても無害、無臭
、無味である。
■ 抽出で得たエキスは、大量安価に得られるいわゆる
大衆魚としてのいわし、さば、あじ。
かつお等にこんぶも°加えて酵素分解法等により得られ
た調味料原液の改質用として非常に顕著な効果があり、
栄養面でも経済的にも画期的なものであり、特に業務用
としても普遍化が可能である。
出願人  製鉄化学工業株式会社 代表者増田裕治 手続補正書く自発) 昭和61年6月18日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)かつお節製造の際の荒節研磨整形時の研磨粉より
    、亜臨界または超臨界状態の二酸化炭素を抽剤として、
    抽出分離して得られたかつお節燻エキスよりなる調味料
  2. (2)二酸化炭素に抽出助剤として水または/およびエ
    タノールを配合して用いる特許請求の範囲(1)記載の
    調味料。
  3. (3)抽出工程において段階的に抽出を行なうか、また
    は分離工程において分別的に分離を行なうことにより、
    抽出成分を分割して得る特許請求の範囲(1)記載の調
    味料。
  4. (4)請求の範囲(1)で得られるかつお節燻エキスを
    、いわし、さば、あじ、かつお、こんぶ等から酵素分解
    法等によって得られる調味料原液に0.01〜1重量%
    添加することを特徴とする調味料の製造法。
JP60209528A 1985-09-20 1985-09-20 調味料 Granted JPS6269965A (ja)

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