JPS626839B2 - - Google Patents

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JPS626839B2
JPS626839B2 JP59052703A JP5270384A JPS626839B2 JP S626839 B2 JPS626839 B2 JP S626839B2 JP 59052703 A JP59052703 A JP 59052703A JP 5270384 A JP5270384 A JP 5270384A JP S626839 B2 JPS626839 B2 JP S626839B2
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time
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JP59052703A
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JPS60174197A (ja
Inventor
Masami Suzuki
Tatsuya Hirota
Masahiko Maeda
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS60174197A publication Critical patent/JPS60174197A/ja
Publication of JPS626839B2 publication Critical patent/JPS626839B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は乾燥室からの排気を熱交換して除湿
し、再加熱して乾燥室に供給する衣類乾燥機に関
する。
(ロ) 従来技術 この種衣類乾燥機は、例えば特開昭58−19296
号公報で示されるように、吸気温度と排気温度の
差を測定し、一定時間後のこの温度差を基準値と
して記憶しておき、この基準値に所定値を加えた
値に測定温度差が達した時に加熱乾燥を終了させ
る。基準値に加えられる所定値は実験等で定めら
れるが、恒常乾燥期間を経過して減率乾燥期間中
に入つた時に所定値を越えていく。ところが、木
綿のおしめやシーツのような負荷の場合は加熱乾
燥運転中に互いに集合して形成されるだんご状態
と互いに離散して形成されるほぐれた状態とを繰
返し、このだんご状態とほぐれた状態では負荷に
対する乾燥風の当たり具合が変化するので測定温
度差が第8図に示される如く波状に変動する。そ
して上記基準値を一定にしておくと、測定温度差
がAからA′に変化したときにこの差が基準値と
所定値を加えた値より大きくなれば衣類乾燥機は
恒常乾燥期間から減率乾燥期間に移行し、未乾燥
で終了してしまう欠点がある。
(ハ) 発明の目的 本発明は、乾燥期間中、だんご状態とほぐれ状
態とを繰り返す特性を有した負荷であつても未乾
燥の状態で終了することなく、確実に乾燥できる
ようにすることを目的とする。
(ニ) 発明の構成 本発明は乾燥室からの排気を熱交換して水分を
除去し、この後にヒータで再加熱して上記乾燥室
に供給する衣類乾燥機に於いて、上記乾燥室の出
口での排気温度を測定する第1の感熱手段と、熱
交換後の排気温度或いは熱交換用の外気の熱交換
後の温度を測定する第2の感熱手段と、運転開始
より第1所定時間後の測定温度の差を基準値とし
て記憶する記憶手段と、測定温度差が上記基準値
より第2所定時間継続して高い場合に上記測定温
度差に対応して段階的に定められた加算値を加え
て新らたな基準値とし且つ上記測定温度差が上記
基準値より第3所定時間継続して低い場合に上記
基準値を上記第3所定時間後の測定温度差に置き
換える置き換え手段と、測定温度差が上記置き換
え手段で置き換えられた最新の基準値と所定値の
和以上に達した時に加熱乾燥運転を終了せしめる
制御手段と、を備えた衣類乾燥機の制御装置で、
基準値を測定温度差の微小な上下動変化に対応し
てある程度変動させるように構成している。
(ホ) 実施例 第1図、第2図及び第3図に基づいて説明する
と、1は衣類乾燥機の金属製の機枠で、前後部の
開口縁に樹脂製の前面板2及び金属製の後面板3
を止着している。4は前面板2に形成した衣類出
入口、5はこの出入口を開閉する扉、6は機枠1
内の前部に位置し、機枠1及び前面板2に止着さ
れた金属製の環状のドラム支持盤、7は機枠1内
の後部に配置された金属製の仕切板である。ここ
で、ドラム支持盤6及び仕切板7は材厚が厚い板
金であり、仕切板7は機枠1の両側部に架設され
且つ固着され、中心部から放射状に複数個の通気
口8…を穿設している。
9は仕切板7の中心部を前後方向から挿通し且
つ固定された長い支軸で、その後端を上記後面板
3の後方に膨出した中央部のボス10にボルト及
びワツシヤによつて固着している。
11は樹脂成型された乾燥室と成るドラムで、
前面開口縁をドラム支持盤6の外周縁にフエルト
12を介して回転自在に嵌合している。また、こ
のドラム11は後面の中心部に軸受13を固着
し、ここを支軸9の前端に回転自在に挿着し、ボ
ルト及びワツシヤにより抜け止めしている。更
に、このドラム11は後面に多数の透孔或いは放
射状のスリツトから成る熱気出口14を形成して
いる。
15はドラム後面に接着剤等により固着された
フエルト等から成るシール部材で、仕切板7の前
面に摺接する。
16はドラム支持盤6の下部左側に形成された
熱気入口17を、仕切板7の通気口8に板の後側
から連通させる循環路で、熱気入口17に対向し
て正特性サーミスタから成るハニカム状ヒータ1
8を備え、ドラム支持盤6に固着されたL字型の
ダクト19と、仕切板7の後面に気密に覆着され
且つ止着された円筒状の循環ケーシング20とか
ら成る。循環ケーシング20は樹脂成型品であ
り、下向きの循環管21を一体形成し、これを上
記ダクト19に機枠1の内底部で連結、連通し、
ダクト19は底部に機外に突出するドレン孔22
を垂設している。
23は循環ケーシング20の後面側に連続する
ように止着されたほぼ同形の樹脂製の冷却ケーシ
ングで、循環管21と区画された下向きの排気管
24を一体形成し、これを機枠1の底面の排気口
25に連通している。そして、この冷却ケーシン
グ23及び排気管24の後部は上記後面板3によ
つて覆蓋されている。
26は循環ケーシング20及び冷却ケーシング
23内に跨つて配設された熱交換型の両面フアン
で、支軸9の後部にメタルを介して回転自在に軸
支されている。27はこのフアン26に連設され
た回転伝達用プーリである。
28は機枠1の内底部に配設されたモータで、
アイドラプーリを含むプーリ及びベルトにより上
記ドラム11を回転すると共に、上記プーリ及び
フアン26をベルトを介して回転する。
29…は上記後面板3の中央膨出部に放射状に
穿設された吸気口、30はベルトが張つてある部
分を覆うために後面板3に膨出形成したカバーで
ある。
31はドラム11の後面の熱気出口14を覆う
ように内方から取付けられたフイルター装置であ
る。
また、32は仕切板7の裏面に位置してドラム
出口14の排気温度を検出する第1サーミスタ、
33はダクト19内に位置して熱交換、除湿後の
排気温度を検出する第2サーミスタである。尚、
この第2サーミスタ33は両面フアン26での熱
交換後の外気温度を検出しても良く、また除湿機
を別途設けたものであれば除湿機通過後の冷却用
外気の温度を検出しても良い。
第4図は正面図であり、同図において34は電
源スイツチの操作ボタン、35はヒータ18の容
量を操作回数で強弱変更するスイツチの操作ボタ
ン、36は操作の度に標準コース→念入りコース
→アイロンコースの三コースを矢印のようにシフ
トして切換えるスイツチの操作ボタン、37はス
タート/一時停止スイツチの操作ボタンである。
尚、例えば60分と云う運転時間を決めたコースを
設けても良い。また、38…はヒータの強、弱、
三つのコースを夫々点灯或いは点滅表示する発光
ダイオード、39…は環状に配置されてしわ付き
防止行程中に順次点、消灯表示する発光ダイオー
ドである。
次に第5図に基づいて回路構成を設明すると、
40は電源スイツチ、41は第1扉スイツチ、4
2は直流化回路である。43は波形整形回路で、
商用周波数の交流電圧を矩形波パルスにしてマイ
クロコンピユータ(以下マイコンと云う)44に
印加し、時間カウントに利用する。45はクロツ
ク発振回路で、マイコン44内のプログラムを進
行させる。46はイニシヤルリセツト回路で、上
記電源スイツチ40が押された時にマイコン44
内のプログラムを初期状態にセツトする。47,
48は上記第1、第2サーミスタ32,33の電
圧値を抵抗で分圧して入力されている電圧比較回
路で、他方の入力端子にはマイコン44からの出
力を受けて階段波を発生するラダー回路49の出
力信号が入力されている。ここで、ラダー回路4
9は上記マイコン44の出力端子イ〜トに接続さ
れており、各出力端子から順次信号が出されるに
つれてラダー出力を階段状に変化させる。マイコ
ン44は電圧比較回路47,48が導通して入力
した時にそれは出力端子イ〜トのいずれの端子か
ら信号が出た時であるかをマイコン44自身が判
断し、夫々の温度を知るようになつている。50
は扉5が閉じているか否かを判断するための第2
扉スイツチ、51は運転コースを切換えるコース
切換スイツチ、52はスタート/一時停止スイツ
チ、53はヒータ容量を強弱変化させるスイツチ
である。54はマイコン44からの出力信号によ
りONしてモータ28に通電するトライアツク、
55はマイコン44からの出力信号によりONし
てヒータ18に通電するトライアツク、56は運
転終了を報知するブザーである。
かくして、乾燥作業の際にはモータ28及びヒ
ータ18に給電し、フアン26及びドラム11を
回転させる。
而して、ヒータ18で加熱された乾燥風は、熱
気入口17―ドラム11―フイルター装置31―
熱気出口14―通気口8―フアン26―循環ケー
シング20―循環管21―ダクト19―ヒータ1
8の順に循環し、ドラム11内の衣類を乾燥す
る。一方、外気は吸気口29―冷却ケーシング2
3―フアン26―冷却管24―排気口25の順に
流れる。
そして、フアン26の前後面で熱交換が行なわ
れ、乾燥風は衣類から出た湿気をダクト19内で
吐出して、ドレンとしてドレン孔22から排出
し、自身は湿度を下げられて循環していく。
シール部材15はドラム11と共に回転して仕
切板7の前面に摺接し、乾燥風に対してシール機
能を果す。また、衣類中から出た糸クズ等はフイ
ルター装置31によつて除去される。
次に、制御動作をフローチヤートに基づいて説
明するが、それに先だつて第1、第2サーミスタ
32,33が検知する温度の差と運転時間との関
係を第6図に基づいて説明しておく。この特性は
衣類の種類や量によつて異なるが、この図は最も
一般的なもであり、運転時間t1が経過するまでは
ドラム内の温度及び衣類の温度が上昇する。その
後衣類中の水分が常に蒸発して温度差がほぼ一定
と成る恒常乾燥期間があり、水分が少くなるとこ
の状態から再び温度差が上昇していく。恒常乾燥
期間から温度差が上昇していくところでの衣類の
乾燥度合は、乾燥率で85%〜90%であり、アイロ
ンを掛けるのに適している。その後は温度差が上
昇し続ける減率乾燥期間であり、温度差が一定値
まで上昇すると、乾燥率がほぼ100%と成る。従
つて、それ以後の運転は本来は無駄なものであ
る。
そこで、本発明は運転時間t1経過時、恒常乾燥
期間での温度差Aを基準値として上記マイコン4
4で記憶し、この基準値Aから更に温度差が所定
値Bだけ大きくなつた時、即ち温度差が(A+
B)になつた時に加熱乾燥運転を終了することを
基本構成としている。
かくして、電源スイツチ40を閉成操作する
と、運転時間t1を15分に、コースを標準コースに
夫々設定する。各フラグは立つていないので、第
7図イ,ロ中のA1を経てA0に戻り、これを繰
返している。運転時間t1は種々の実験の結果15分
に選定してある。次いで、運転コースを設定し、
スタート/一時停止スイツチ52を押圧操作す
る。スタート/一時停止スイツチ52は押圧操作
の度に‘STARTフラグ’を立てたり、消したり
して二つの状態を変換する。運転コースはコース
切換スイツチ51を操作する度に標準コースから
念入りコースへ、念入りコースからアイロンコー
スへ、そしてアイロンコースから標準コースへ戻
るようにシフトされる。運転時間は1秒毎にカウ
ントされている。
‘STARTフラグ’が立つていれば、扉5が閉
じているかを判別し、また送風だけを行なう‘送
風フラグ’が立つていないのを判別して第7図ハ
のA2に移行していく。ここで、‘運転開始フラ
グ’を立て、‘補正フラグ’を消してモータ28
に通電せしめる。そして、ドラム11の入口17
及び出口14の温度を第1、第2サーミスタ3
2,33によつて測定し、その温度差をマイコン
44内のRAMに入れる。‘停止フラグ’は立つ
ておらず、1秒毎にカウントされていた時間は分
単位でもカウントされる。そして、第7図ニのA
4で示すようにヒータ18に通電する。また、図
中A3で示すように、運転時間が(t1)(15分)
に成るまでは、以上の制御動作が繰返され、加熱
乾燥運転が継続されている。15分経過すると、そ
の時の測定温度差を第1基準値Aとして設定し、
所定値Bを5degで設定し、この温度差Aの‘読
込みフラグ’を立てる。運転時間が15分を越えて
20分経過すると、所定値Bは2degだけ高い値
7degに起き換えられる。以後30分経過時、40分
経過時、60分経過時に夫々2degずつ高い値に起
き換えられ、最高13degと成る。このように所定
値Bの値を起き換えるのは、負荷が大きい場合に
ドラム出口14の温度がゆるやかに上昇しても部
分的に未乾燥の箇所が発生し、所謂むら乾きと成
るのを防ぐためである。つまり、測定温度差が
徐々に大きくなるところで所定値Bの値を少しず
つ上げ、負荷量に応じた適正な運転時間を確保す
るのである。
こうした運転中にドラム出口14の温度と温度
差とが常時測定されており、出口温度が85℃以上
或いは測定温度差が33deg以上の状態が4秒続く
と、無負荷と判定して運転時間とは無関係に
(COOL)に移行して‘送風フラグ’が立てら
れ、第7図イのAOに戻る。周囲温度が低い時に
はドラム出口14の温度が85℃に成ることは稀で
あるが、温度差は出やすく、また周囲温度が高い
時には逆にドラム出口14の温度が上りやすい。
即ち、四季を通じていずれかの判別手段により無
負荷を的確に検知することができる。尚、加熱乾
燥運転が200分を経過した場合にも安全のために
‘送風フラグ’を立ててAOに戻る。
運転が順調に進行すると、第7図ホのように‘
A読込びフラグ’が立つており且つ‘停止フラグ
’が立つていないので、アイロンコースが設定さ
れているか、運転時間が30分を越えていないかを
判別し、30分経過していれば(A)≧25degを判別す
る。アイロンコースであれば、温度差Aの読み込
みを始めた時(15分経過時)から(A)≧25deg(第
2基準値)を判別している。ヒータ18が弱に設
定してあれば、この判別は(A)≧17degで行なわれ
る。これらの判別は負荷が非常に少い時のためで
あり、測定温度差Aがそこまで上昇していない
時、アイロンコース以外のコースで30分経過して
いない時は第1基準値Aを補正するフラグが立つ
ていなければ図中BOに移行する。
(A)≧25deg(17deg)を判別すると、少量負荷
であることを判別し、念入りコース以外のコース
では(COOL)に移行して最終的に運転を終るこ
とができる。また、念入りコースの場合は‘アイ
ロン検知フラグ’を立てて第7図ト中のB3に移
行し、‘標準検知フラグ’を立てる。そして、次
にBO(第7図ホ及びヘ参照)を経てFO(第7図
ト参照)に移行し、それまでの運転時間Tの20
%、即ち0.2Tだけ更に運転した後に(COOL)に
移行する。
(A)<25deg(17deg)を判別した後にBOに移行
した場合、一般的な特性のままであればFOに移
行し、‘標準検知フラグ’が立つているか、‘ア
イロン検知フラグ’が立つているかを判別し、測
定温度差が(A+2deg)以上か否かを判別す
る。未満であれば、以上の制御動作を繰返し、
(A+2deg)以上に成れば、2分30秒をカウント
し、この間(A+2deg)以上であればこの時間
経過後にアイロンコースか否かを判別し、アイロ
ンコースであれば(COOL)に移行する。アイロ
ンコースでなければ‘アイロン検知フラグ’を立
てる。この時の運転時間はt2である。‘アイロン
検知フラグ’が立てば、測定温度差≧(A+B)
を判別し、この判別結果が1分間続けば標準コー
スの時は(COOL)へ移行し、その他のコースの
時は‘標準検知フラグ’を立てる。そして、‘標
準検知フラグ’が立てば、念入りコースであるか
ら1分経過後までの運転時間Tの20%の時間だけ
運転を継続して(COOL)に移行する。
(COOL)に移行すると、‘送風フラグ’が立
ち、第7図ロで示すようにヒータ18を断電し、
5分経過するか、ドラム出口14の温度が40℃以
下になればモータ28も断電する。これが加熱さ
れた衣類を冷す所謂クールダウンである。そし
て、終了ブザー56が10秒間鳴り、10秒後には別
の120分タイマーが始動して5分毎に10秒ずつモ
ータ28が駆動し、ドラム11を回転して衣類を
動かすと共に、フアン26で送風し、衣類のしわ
付き防止行程を最長120分間実行する。120分後に
は電源スイツチ40だけが閉成されたスタートの
状態(各フラグが消える)に戻り、次の乾燥作業
に備える。
このクールダウン及びしわ付き防止行程中に使
用者が衣類を取出すべく扉5を開放すると、それ
以上の動作を中止し、強制的にスタートの状態に
戻る。
加熱乾燥運転中に衣類を追加したり、特定の衣
類だけを取出そうとして扉5を開放した場合は第
7図ロで示すようにモータ28及びヒータ18を
断電し、‘(A)読込みフラグ’が立つているかを判
別する。即ち、運転時間がt1に到達しているか否
かを判別する。運転時間t1以上の場合は‘停止フ
ラグ’が立てられ、扉5が閉じられるのを待つ。
閉扉されると、第7図ハで示すように10分経過す
るか、測定温度差が第1基準値Aに到達するま
で、‘停止フラグ’を立てている。測定温度差が
第1基準値以上と成れば‘停止フラグ’が消され
るが、10分経過しても第1基準値に到達しなけれ
ば10分経過時の測定温度差そのものを第1基準値
Aとして置き換えて‘停止フラグ’を消し、通常
の運転コースに戻る。
一方、運転時間t1未満の場合は運転が開始して
いなければ閉扉後に運転開始されれば良いが、運
転が開始していれば、‘補正フラグ’を立てて第
1基準値Aの読み込み時間であるt1(15分)を1
分延長して16分とし、停止時間をカウントする。
そして、1分経過する度にt1を更に1分延長し、
一回の開放停止時間が5分以上に成ると、スター
ト状態に戻す。また、扉5の開閉を数回行なつた
結果、t1が19分を越えると、t1の値を強制的に19
分と置き換える。
この開扉時の動作は第7図ホ中のA0から繰返
されている。
運転時間t1に読み込まれていた第1基準値Aに
対して実際の測定温度差が恒常乾燥期間で変化し
ていると、その変化が+1degか、+2degか、+
3degか、−αかを検知し、第1基準値Aの値を補
正する。また、+4degの変化があれば、これは既
に減率乾燥期間であると判断して補正はしない
(第7図ホ,ヘ参照)。+の変化に対しては+1deg
でなければ+2deg、+2degでなければ+3degと云
うように検知し、例えばA+3degであれば補正
用カウンタの積算を始め、運転時間が30分以上か
を判別する。30分未満であれば3分後に第1基準
値Aの値を(A+3deg)に置き換える。そし
て、+補正用のフラグを消すと共にカウンタをク
リアする。この置き換えはその都度実行される
が、前の第1基準値Aの値は3分間或いは10分間
保持されている。また、この保持時間は、恒常乾
燥期間の初期には第1基準値Aの値をできるだけ
補正し、終期にはあまり補正しないで加熱乾燥の
終了を的確に検知するために設定してある。測定
温度差が第1基準値Aより下つた場合は下つた状
態が3分間継続していることを条件に、第1基準
値Aを3分後の実際の測定温度差に置き換える。
標準コース、念入りコースが設定されている場
合、‘アイロン検知フラグ’(測定温度差が(A
+2deg)の時)が立つてから測定温度差が(A
+B)か否かを判別し、(A+B)に成つてから
その状態が1分間続けば標準コースは(COOL)
に移行し、念入りコースはそれから更に0.2T時
間だけ継続する(第7図ト参照)。しかし、一方
では‘アイロン検知フラグ’が立つてから測定温
度差が(A+B)以上か否かに拘らず、‘アイロ
ン検知フラグ’が立つまでの時間t2の50%、即ち
0.5t2の時間をカウントする。そして、この0.5t2
に成ると、強制的に標準コースを(COOL)に移
行させ、念入りコースでは直ちに0.2Tの時間カ
ウントを開始させる。
この実施例は以上の構成、動作により、以下の
作用効果を有する。
即ち、木綿のおしめやシーツ等の負荷の場合は
だんご状態とほぐれた状態とが混在するので、測
定温度差が第8図に示すように波状に変動する。
ここで、特開昭58−173599号公報のように最も低
い温度差を第1基準値Aとしたり、置き換えたり
すると、次に高く代つた時にそれが単なる変動
か、減率乾燥期間への移行かを判別できない。即
ち、高く変動した時に(A+B)に到達し、未乾
燥で終了することがある。そこで、本実施例では
測定温度差が第1基準値Aに対して+1deg、+
2deg、+3degを判別して置き換え、しかも、その
時の最も大きな測定温度差に置き換えている。従
つて、測定温度差が波状に変動しても、運転終了
には至らず、未乾燥状態を防ぐことができる。
尚、本実施例においては、第1所定時間として
15分間を、第2所定時間として運転開始より30分
以前は3分間を及び30分以降は10分間を、第3所
定時間として3分間を、夫々規定している。
(ヘ) 発明の効果 本発明によれば基準値が測定温度差の微小な上
下動変化に対応してある程度変動するので、例え
ばおしめやシーツのような乾燥期間中、だんご状
態とほぐれた状態とを繰り返す特性を有した負荷
であつてもそれに対応して基準値がある程度変動
し、従つて測定温度差の微小な上下が繰り返され
ても恒常乾燥期間中に加熱乾燥運転を終了してし
まうことがなく、従つて所望の乾燥状態で確実に
乾燥することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の衣類乾燥機の側断面図、第2
図は後面断面図、第3図は要部正面図、第4図は
正面図、第5図は回路構成図、第6図は一般的な
温度差―時間特性図、第7図イ〜トはフローチヤ
ート、第8図はだんご状態とほぐれた状態とを繰
り返す特性を有した負荷に対応する温度差―時間
特性図である。 11…ドラム(乾燥室)、18…ヒータ、26
…熱交換型のフアン、32…第1サーミスタ(第
1の感熱手段)、33…第2サーミスタ(第2の
感熱手段)、44…マイコン(記憶手段及び制御
手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 乾燥室からの排気を熱交換して水分を除去
    し、この後にヒータで再加熱して上記乾燥室に供
    給する衣類乾燥機に於いて、上記乾燥室の出口で
    の排気温度を測定する第1の感熱手段と、熱交換
    後の排気温度或いは熱交換用の外気の熱交換後の
    温度を測定する第2の感熱手段と、運転開始より
    第1所定時間後の測定温度の差を基準値として記
    憶する記憶手段と、測定温度差が上記基準値より
    第2所定時間継続して高い場合に上記測定温度差
    に対応して階段的に定められた加算値を加えて新
    らたな基準値とし且つ上記測定温度差が上記基準
    値より第3所定時間継続して低い場合に上記基準
    値を上記第3所定時間後の測定温度差に置き換え
    る置き換え手段と、測定温度差が上記置き換え手
    段で置き換えられた最新の基準値と所定値との和
    以上に達した時に加熱乾燥運転を終了せしめる制
    御手段と、を備えた衣類乾燥機の制御装置。
JP59052703A 1984-03-19 1984-03-19 衣類乾燥機の制御装置 Granted JPS60174197A (ja)

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JP59052703A JPS60174197A (ja) 1984-03-19 1984-03-19 衣類乾燥機の制御装置

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