JPS626840B2 - - Google Patents

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JPS626840B2
JPS626840B2 JP59052704A JP5270484A JPS626840B2 JP S626840 B2 JPS626840 B2 JP S626840B2 JP 59052704 A JP59052704 A JP 59052704A JP 5270484 A JP5270484 A JP 5270484A JP S626840 B2 JPS626840 B2 JP S626840B2
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Japan
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time
minutes
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drying
course
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JP59052704A
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Masami Suzuki
Tatsuya Hirota
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS626840B2 publication Critical patent/JPS626840B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は乾燥室からの排気を熱交換して除湿
し、再加熱して乾燥室に供給する衣類乾燥機に関
する。
(ロ) 従来技術 この種衣類乾燥機は、例えば特開昭58−19296
号公報で示されるように、吸気温度と排気温度の
差を測定し、一定時間後のこの温度差を基準値と
して記憶しておき、この基準値に所定値を加えた
値に測定温度差が達した時に加熱乾燥を終了させ
る。基準値に加えられる所定値は実験等で定めら
れるが、恒常乾燥期間を経過して減率乾燥期間中
に入つた時に所定値を越えていく。ところが、こ
の所定値を一定にしておくと、負荷の種類が変わ
つた場合、例えば一般的な負荷が多い場合は第8
図の如く、少ない場合は第9図の如く、ジーンズ
のような特殊負荷の場合は第10図の如く、脱水
率の良い薄物衣類の場合は第11図の如く、標準
的な乾燥終了時点が夫々異なつているために所望
の乾燥状態まで乾燥することができなくなり、負
荷によつては未乾燥の状態で終了してしまうおそ
れがある。
(ハ) 発明の目的 本発明は如何なる負荷であつても使用者が運転
コースを選択することにより所望の乾燥状態で、
あるいはほぼ100%近い高乾燥状態で乾燥を終了
するようにしたものである。
(ニ) 発明の構成 本発明は乾燥室からの排気を熱交換して水分を
除去し、この後にヒータで再加熱して上記乾燥室
に供給する衣類乾燥機に於いて、上記乾燥室の出
口での排気温度を測定する第1の感熱手段と、熱
交換後の排気温度或いは熱交換用の外気の熱交換
後の温度を測定する第2の感熱手段と、運転開始
より所定時間後の測定温度の差を基準値として記
憶する記憶手段と、測定温度差が上記基準値と運
転開始からの時間に応じて変化する所定値との和
に達し且つ規定時間経過したときの運転時間Tで
加熱乾燥運転を終了せしめる第1の制御手段と、
上記運転時間Tに該運転時間Tの所定割合の追加
時間を延長して加熱乾燥運転を終了せしめる第2
の制御手段と、上記追加時間が予め定められた最
小時間以下あるいは最大時間以上であるときにこ
れらの最小時間あるいは最大時間を上記追加時間
に置き換える置き換え手段と、上記第1、第2の
制御手段を選択する選択手段と、を備えて成る衣
類乾燥機の制御装置である。即ち運転開始からの
時間に伴なつて所定値を変化することにより運転
時間Tを負荷に応じて変化させ、また選択手段の
選択によつて上記負荷に応じて変化する追加時間
だけ加熱乾燥運転を延長せしめるようになつてい
るもので、さらにこの追加時間に最大、最小時間
を設けることにより乾燥時間を無駄に追加した
り、高乾燥状態が得られなくなることを防止した
構成をしている。
(ホ) 実施例 第1図、第2図及び第3図に基づいて説明する
と、1は衣類乾燥機の金属製の機枠で、前後部の
開口縁に樹脂製の前面板2及び金属製の後面板3
を止着している。4は前面板2に形成した衣類出
入口、5はこの出入口を開閉する扉、6は機枠1
内の前部に位置し、機枠1及び前面板2に止着さ
れた金属製の環状のドラム支持盤、7は機枠1内
の後部に配置された金属製の仕切板である。ここ
で、ドラム支持盤6及び仕切板7は材厚が厚い板
金であり、仕切板7は機枠1の両側部に架設され
且つ固着され、中心部から放射状に複数個の通気
口8…を穿設している。
9は仕切板7の中心部を前後方向から挿通し且
つ固定された長い支軸で、その後端を上記後面板
3の後方に膨出した中央部のボス10にボルト及
びワツシヤによつて固着している。
11は樹脂成型された乾燥室と成るドラムで、
前面開口縁をドラム支持盤6の外周縁にフエルト
12を介して回転自在に嵌合している。また、こ
のドラム11は後面の中心部に軸受13を固着
し、ここを支軸9の前端に回転自在に挿着し、ボ
ルト及びワツシヤにより抜け止めしている。更
に、このドラム11は後面に多数の透孔或いは放
射状のスリツトから成る熱気出口14を形成して
いる。
15はドラム後面に接着剤等により固着された
フエルト等から成るシール部材で、仕切板7の前
面に摺接する。
16はドラム支持盤6の下部左側に形成された
熱気入口17を、仕切板7の通気口8に板の後側
から連通させる循環路で、熱気入口17に対向し
て正特性サーミスタから成るハニカム状ヒータ1
8を備え、ドラム支持盤6に固着されたL字型の
ダクト19と、仕切板7の後面に気密に覆着され
且つ止着された円筒状の循環ケーシング20とか
ら成る。循環ケーシング20は樹脂成型品であ
り、下向きの循環管21を一体形成し、これを上
記ダクト19に機枠1の内底部で連結、連通し、
ダクト19は底部に機外に突出するドレン孔22
を垂設している。
23は循環ケーシング20の後面側に連続する
ように止着されたほぼ同形の樹脂製の冷却ケーシ
ングで、循環管21と区画された下向きの排気管
24を一体形成し、これを機枠1の底面の排気口
25に連通している。そして、この冷却ケーシン
グ23及び排気管24の後部は上記後面板3によ
つて覆蓋されている。
26は循環ケーシング20及び冷却ケーシング
23内に跨つて配設された熱交換型の両面フアン
で、支軸9の後部にメタルを介して回転自在に軸
支されている。27はこのフアン26に連設され
た回転伝達用プーリである。
28は機枠1の内底部に配設されたモータで、
アイドラプーリを含むプーリ及びベルトにより上
記ドラム11を回転すると共に、上記プーリ及び
フアン26をベルトを介して回転する。
29…は上記後面板3の中央膨出部に放射状に
穿設された吸気口、30はベルトが張つてある部
分を覆うために後面板3に膨出形成したカバーで
ある。
31はドラム11の後面の熱気出口14を覆う
ように内方から取付けられたフイルター装置であ
る。
また、32は仕切板7の裏面に位置してドラム
出口14の排気温度を検出する第1サーミスタ、
33はダクト19内に位置して熱交換、除湿後の
排気温度を検出する第2サーミスタである。尚、
この第2サーミスタ33は両面フアン26での熱
交換後の外気温度を検出しても良く、また除湿機
を別途設けたものであれば除湿機通過後に冷却用
外気の温度を検出しても良い。
第4図は正面図であり、同図において34は電
源スイツチの操作ボタン、35はヒータ18の容
量を操作回数で強弱変更するスイツチの操作ボタ
ン、36は操作の度に標準コース→念入りコース
→アイロンコースの三コースを矢印のようにシフ
トして切換えるスイツチの操作ボタン、37はス
タート/一時停止スイツチの操作ボタンである。
尚、例えば60分と云う運転時間を決めたコースを
設けても良い。また、38…はヒータの強、弱、
三つのコースを夫々点灯或いは点滅表示する発光
ダイオード、39…は環状に配置されてしわ付き
防止行程中に順次点、消灯表示する発光ダイオー
ドである。
次に第5図に基づいて回路構成を説明すると、
40は電源スイツチ、41は第1扉スイツチ、4
2は直流化回路である。43は波形整形回路で、
商用周波数の交流電圧を矩形波パルスにしてマイ
クロコンピユータ(以下マイコンと云う)44に
印加し、時間カウントに利用する。45はクロツ
ク発振回路で、マイコン44内のプログラムを進
行させる。46はイニシヤルリセツト回路で、上
記電源スイツチ40が押された時にマイコン44
内のプログラムを初期状態にセツトする。47,
48は上記第1、第2サーミスタ32,33の電
圧値を抵抗で分圧して入力されている電圧比較回
路で、他方の入力端子にはマイコン44からの出
力を受けて階段波を発生するラダー回路49の出
力信号が入力されている。ここで、ラダー回路4
9は上記マイコン44の出力端子イ〜トに接続さ
れており、各出力端子から順次信号が出されるに
つれてラダー出力を階段状に変化させる。マイコ
ン44は電圧比較回路47,48が導通して入力
した時にそれは出力端子イ〜トのいずれの端子か
ら信号が出た時であるかをマイコン44自身が判
断し、夫々の温度を知るようになつている。50
は扉5が閉じているか否かを判断するための第2
扉スイツチ、51は運転コースを切換えるコース
切換スイツチ、52はスタート/一時停止スイツ
チ、53はヒータ容量を強弱変化させるスイツチ
である。54はマイコン44からの出力信号によ
りONしてモータ28に通電するトライアツク、
55はマイコン44からの出力信号によりONし
てヒータ18に通電するトライアツク、56は運
転終了を報知するブザーである。
かくして、乾燥作業の際にはモータ28及びヒ
ータ18に給電し、フアン26及びドラム11を
回転させる。
而して、ヒータ18で加熱された乾燥風は、熱
気入口17―ドラム11―フイルター装置31―
熱気出口14―通気口8―フアン26―循環ケー
シング20―循環管21―ダクト19―ヒータ1
8の順に循環し、ドラム11内の衣類を乾燥す
る。一方、外気は吸気口29―冷却ケーシング2
3―フアン26―冷却管24―排気口25の順に
流れる。
そして、フアン26の前後面で熱交換が行なわ
れ、乾燥風は衣類から出た湿気をダクト19内で
吐出し、ドレンとしてドレン孔22から排出し、
自身は湿度を下げられて循環していく。
シール部材15はドラム11と共に回転して仕
切板7の前面に摺接し、乾燥風に対してシール機
能を果す。また、衣類中から出た糸クズ等はフイ
ルター装置31によつて除去される。
次に、制御動作をフローチヤートに基づいて説
明するが、それに先だつて第1、第2サーミスタ
32,33が検知する温度の差と運転時間との関
係を第6図に基づいて説明しておく。この特性は
衣類の種類や量によつて異なるが、この図は最も
一般的なものであり、運転時間t1が経過するまで
はドラム内の温度及び衣類の温度が上昇する。そ
の後衣類中の水分が常に蒸発して温度差がほぼ一
定と成る恒常乾燥期間があり、水分が少くなると
この状態から再び温度差が上昇していく。恒常乾
燥期間から温度差が上昇していくところでの衣類
の乾燥度合は、乾燥率で85%〜90%であり、アイ
ロンを掛けるのに適している。その後は温度差が
上昇し続ける減率乾燥期間であり、温度差が一定
値まで上昇すると、乾燥率がほぼ100%と成る。
従つて、それ以後の運転は本来は無駄なものであ
る。
そこで、本発明は運転時間t1経過時、恒常乾燥
期間での温度差(A)を基準値として上記マイコン4
4で記憶し、この基準値(A)から更に温度差が所定
値(B)だけ大きくなつた時、即ち温度差が(A+
B)になつた時に加熱乾燥運転を終了することを
基本構成としている。
かくして、電源スイツチ40を閉成操作する
と、運転時間t1を15分に、コースを標準コースに
夫々設定する。各フラグは立つていないので、第
7図イ,ロ中のA1を経てA0に戻り、これを繰
返している。運転時間t1は種々の実験の結果15分
に選定してある。次いで、運転コースを設定し、
スタート/一時停止スイツチ52を押圧操作す
る。スタート/一時停止スイツチ52は押圧操作
の度に‘STARTフラグ’を立てたり、消したり
して二つの状態を変換する。運転コースはコース
切換スイツチ51を操作する度に標準コースから
念入りコースへ、念入りコースからアイロンコー
スへ、そしてアイロンコースから標準コースへ戻
るようにシフトされる。運転時間は1秒毎にカウ
ントされている。
‘STARTフラグ’が立つていれば、扉5が閉
じているかを判別し、また送風だけを行なう‘送
風フラグ’が立つていないのを判別して第7図ハ
のA2に移行していく。ここで、‘運転開始フラ
グ’を立て、‘補正フラグ’を消してモータ28
に通電せしめる。そして、ドラム11の入口17
及び出口14の温度を第1、第2サーミスタ3
2,33によつて測定し、その温度差をマイコン
44内のRAMに入れる。‘停止フラグ’は立つ
ておらず、1秒毎にカウントされていた時間は分
単位でもカウントされる。そして、第7図ニのA
4で示すようにヒータ18に通電する。また、図
中A3で示すように、運転時間がt115分に成るま
では、以上の制御動作が繰返され、加熱乾燥運転
が継続されている。15分経過すると、その時の測
定温度差を第1基準値(A)として設定し、所定値(B)
を5degで設定し、この温度差(A)の‘読込みフラ
グ’を立てる。運転時間が15分を越えて20分経過
すると、所定値(B)は2degだけ高い値(7deg)に
起き換えられる。以後30分経過時、40分経過時、
60分経過時に夫々2degずつ高い値に起き換えら
れ、最高13degと成る。このように所定値(B)の値
を起き換えるのは、負荷が大きい場合にドラム出
口14の温度がゆるやかに上昇しても部分的に未
乾燥の箇所が発生し、所謂むら乾きと成るのを防
ぐためである。つまり、測定温度差が徐々に大き
くなるところで所定値(B)の値を少しずつ上げ、負
荷量に応じた適正な運転時間を確保するのであ
る。
こうした運転中にドラム出口14の温度と温度
差とが常時測定されており、出口温度が85℃以上
或いは測定温度差が33deg以上の状態が4秒続く
と、無負荷と判定して運転時間とは無関係に
(COOL)に移行して‘送風フラグ’が立てら
れ、第7図イのAOに戻る。周囲温度が低い時に
はドラム出口14の温度が85℃に成ることは稀で
あるが、温度差は出やすく、また周囲温度が高い
時には逆にドラム出口14の温度が上りやすい。
即ち、四季を通じていずれかの判別手段により無
負荷を的確に検知することができる。尚、加熱乾
燥運転が200分を経過した場合にも安全のために
‘送風フラグ’を立ててAOに戻る。
運転が順調に進行すると、第7図ホのように‘
(A)読込みフラグ’が立つており且つ‘停止フラグ
’が立つていないので、アイロンコースが設定さ
れているか、運転時間が30分を越えていないかを
判別し、30分経過していれば(A)≧25degを判別す
る。アイロンコースであれば、温度差Aの読み込
みを始めた時(15分経過時)から(A)≧25deg(第
2基準値)を判別している。ヒータ18が弱に設
定してあれば、この判別は(A)≧17degで行なわれ
る。これらの判別は負荷が非常に少い時のためで
あり、測定温度差(A)がそこまで上昇していない
時、アイロンコース以外のコースで30分経過して
いない時は第1基準値(A)を補正するフラグが立つ
ていなければ図中BOに移行する。
(A)≧25deg(17deg)を判別すると、少量負荷
であることを判別し、念入りコース以外のコース
では(COOL)に移行して最終的に運転を終るこ
とができる。また、念入りコースの場合は‘アイ
ロン検知フラグ’を立てて第7図ト中のB3に移
行し、‘標準検知フラグ’を立てる。そして、次
にBO(第7図ホ及びヘ参照)を経てFO(第7図
ト参照)に移行し、それまでの運転時間(T)の
20%、即ち0.2Tだけ更に運転した後に(COOL)
に移行する。
(A)≧25deg(17deg)を判別した後にBOに移行
した場合、一般的な特性のままであればFOに移
行し、‘標準検知フラグ’が立つているか、‘ア
イロン検知フラグ’が立つているかを判別し、測
定温度差が(A+2deg)以上か否かを判別す
る。未満であれば、以上の制御動作を繰返し、
(A+2deg)以上に成れば、2分30秒をカウント
し、この間(A+2deg)以上であればこの時間
経過後にアイロンコースか否かを判別し、アイロ
ンコースであれば(COOL)に移行する。アイロ
ンコースでなければ‘アイロン検知フラグ’を立
てる。この時の運転時間はt2である。‘アイロン
検知フラグ’が立てば、測定温度差≧(A+B)
を判別し、この判別結果が1分間続けば標準コー
スの時は(COOL)へ移行し、その他のコースの
時は‘標準検知フラグ’を立てる。そして、‘標
準検知フラグ’が立てば、念入りコースであるか
ら1分経過後までの運転時間(T)の20%の時間
だけ運転を継続して(COOL)に移行する。
(COOL)に移行すると、‘送風フラグ’が立
ち、第7図ロで示すようにヒータ18を断電し、
5分経過するか、ドラム出口14の温度が40℃以
下になればモータ28も断電する。これが加熱さ
れた衣類を冷す所謂クールダウンである。そし
て、終了ブザー56が10秒間鳴り、10秒後には別
の120分タイマーが始動して5分毎に10秒間ずつ
モータ28が駆動し、ドラム11を回転して衣類
を動かすと共に、フアン26で送風し、衣類のし
わ付き防止行程を最長120分間実行する。120分後
には電源スイツチ40だけが閉成されたスタート
の状態(各フラグが消える)に戻り、次の乾燥作
業に備える。
このクールダウン及びしわ付き防止行程中に使
用者が衣類を取出すべく扉5を開放すると、それ
以上の動作を中止し、強制的にスタートの状態に
戻る。
加熱乾燥運転中に衣類を追加したり、特定の衣
類だけを取出そうとして扉5を開放した場合は第
7図ロで示すようにモータ28及びヒータ18を
断電し、‘(A)読込みフラグ’が立つているかを判
別する。即ち、運転時間がt1に到達しているか否
かを判別する。運転時間t1以上の場合は‘停止フ
ラグ’が立てられ、扉5が閉じられるのを待つ。
閉扉されると、第7図ハで示すように10分経過す
るか、測定温度差が第1基準値Aに到達するまで
‘停止フラグ’を立てている。測定温度差が第1
基準値以上と成れば‘停止フラグ’が消される
が、10分経過しても第1基準値に到達しなければ
10分経過時の測定温度差そのものを第1基準値A
として置き換えて‘停止フラグ’を消し、通常の
運転コースに戻る。
一方、運転時間t1未満の場合は運転が開始して
いなければ閉扉後に運転開始されれば良いが、運
転が開始していれば、‘補正フラグ’を立てて第
1基準値Aの読み込み時間であるt1(15分)を1
分延長して16分とし、停止時間をカウントする。
そして、1分経過する度にt1を更に1分延長し、
一回の開放停止時間が5分以上に成ると、スター
ト状態に戻す。また、扉5の開閉を数回行なつた
結果、t1が19分を越えると、t1の値を強制的に19
分と置き換える。
この開扉時の動作は第7図ホ中のAOから繰返
されている。
運転時間t1に読み込まれていた第1基準値Aに
対して実際の測定温度差が恒常乾燥期間で変化し
ていると、その変化が+1degか、+2degか、+
3degか、−αかを検知し、第1基準値Aの値を補
正する。また、+4degの変化があれば、これは既
に減率乾燥期間であると判断して補正はしない
(第7図ホ,ヘ参照)。+の変化に対しては+1deg
でなければ+2deg、+2degでなければ+3degと云
うように検知し、例えばA+3degであれば補正
用カウンタの積算を始め、運転時間が30分以上か
を判別する。30分未満であれば3分後に第1基準
値Aの値を(A+3deg)に置き換える。そし
て、+補正用のフラグを消すと共にカウンタをク
リアする。この置き換えはその都度実行される
が、前の第1基準値Aの値は3分間或いは10分間
保持されている。また、この保持時間は、恒常乾
燥期間の初期には第1基準値Aの値をできるだけ
補正し、終期にはあまり補正しないで加熱乾燥の
終了を的確に検知するために設定してある。測定
温度差が第1基準値Aより下つた場合は下つた状
態が3分間継続していることを条件に、第1基準
値Aを3分後の実際の測定温度差に置き換える。
標準コース、念入りコースが設定されている場
合、‘アイロン検知フラグ’(測定温度差が(A
+2deg)の時)が立つてから測定温度差が(A
+B)か否かを判別し、(A+B)に成つてから
その状態が1分間続けば標準コースは(COOL)
に移行し、念入りコースはそれから更に0.2T時
間だけ継続する(第7図ト参照)。しかし、一方
では‘アイロン検知フラグ’が立つてからら測定
温度差が(A+B)以上か否かに拘らず、‘アイ
ロン検知フラグ’が立つまでの時間t2の50%、即
ち0.5t2の時間をカウントする。そして、この
0.5t2に成ると、強制的に標準コースを(COOL)
に移行させ、念入りコースでは直ちに0.2Tの時
間カウントを開始させる。
この実施例は以上の構成、動作により、以下の
作用効果を有する。
即ち、第8図は一般的な負荷が比較的多い場
合、第9図は一般的な負荷が比較的少い場合、第
10図はジーンズのような特殊な負荷の場合、第
11図は脱水率の良い薄物衣類の場合の温度差―
時間特性図であるが、標準的な乾燥終了時点(測
定温度差が(A+B)の時間)が夫々異つてい
る。念入りコースとしては100%近い乾燥率を得
るために所定値(B)の値を随時変えて時間を追加す
る制御が考えられたが、特性図で判るように負荷
によつて所定値(B)が同じでも追加される時間は異
なり、所望の乾燥率を得ることができなかつた。
即ち、負荷に応じて追加時間は変化させる必要が
ある。そこで、本実施例では標準コースが終了す
る時点(測定温度差が(A+B)以上に成つて1
分経過した時或いは測定温度差が(A+2deg)
になつた時t2から更に0.5t2だけ経過した時)の運
転時間(T)を測定し、これの2割、即ち0.2T
を追加時間にしている。従つて、負荷に応じて追
加時間を適正に決めることができ、各負荷を所望
の高乾燥率まで乾燥させることができる。また、
この追加時間(0.2T)は最低5分、最大16分に
してあるので、乾燥時間を無駄に追加したり、追
加時間が短すぎて高乾燥率が得られないと云うこ
とは生じない。
尚、0.2Tと云う時間は種々の実験によつて適
正であることが確認されている。
尚、本実施例においては1分間を規定時間とし
て、20%(2割)を所定割合として、0.2Tを追
加時間として、5分間を最小時間として、16分間
を最大時間として、夫々規定している。
(ヘ) 発明の効果 従つて本発明によれば、負荷の種類により変化
する運転開始からの時間に伴なつて所定値が変化
するので、標準コースでも負荷の種類によつて運
転時間(T)が変化し、故に負荷の種類に関係な
く所望の乾燥状態で加熱乾燥運転を終了せしめる
ことができると共に念入りコースを選択すれば追
加時間が前記運転時間(T)に伴なつて変化する
ため負荷の種類に関係なくほぼ100%近い高乾燥
状態が得られ、またこの追加時間は最小時間、最
大時間を設けているから念入りコースにおいて乾
燥時間を無駄に追加したり、高乾燥状態が得られ
なくなつたりすることのない効果的な衣類乾燥機
の制御装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の衣類乾燥機の側断面図、第2
図は後面断面図、第3図は要部正面図、第4図は
正面図、第5図は回路構成図、第6図は一般的な
温度差―時間特性図、第7図イ〜トはフローチヤ
ート、第8図〜第11図は種々の負荷に対応する
温度差―時間特性図である。 11…ドラム(乾燥室)、18…ヒータ、26
…熱交換型のフアン、32…第1サーミスタ(第
1の感熱手段)、33…第2サーミスタ(第2の
感熱手段)、44…マイコン(記憶手段及び制御
手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 乾燥室からの排気を熱交換して水分を除去
    し、この後にヒータで再加熱して上記乾燥室に供
    給する衣類乾燥機に於いて、上記乾燥室の出口で
    の排気温度を測定する第1の感熱手段と、熱交換
    後の排気温度或いは熱交換用の外気の熱交換後の
    温度を測定する第2の感熱手段と、運転開始より
    所定時間後の測定温度の差を基準値として記憶す
    る記憶手段と、測定温度差が上記基準値と運転開
    始からの時間に応じて変化する所定値との和に達
    し且つ規定時間経過したときの運転時間Tで加熱
    乾燥運転を終了せしめる第1の制御手段と、上記
    運転時間Tに該運転時間Tの所定割合の追加時間
    を延長して加熱乾燥運転を終了せしめる第2の制
    御手段と、上記追加時間が予め定められた最小時
    間以下あるいは最大時間以上であるときにこれら
    の最小時間あるいは最大時間を上記追加時間に置
    き換える置き換え手段と、上記第1、第2の制御
    手段を選択する選択手段と、を備えて成る衣類乾
    燥機の制御装置。
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