JPS626832Y2 - - Google Patents

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JPS626832Y2
JPS626832Y2 JP2583182U JP2583182U JPS626832Y2 JP S626832 Y2 JPS626832 Y2 JP S626832Y2 JP 2583182 U JP2583182 U JP 2583182U JP 2583182 U JP2583182 U JP 2583182U JP S626832 Y2 JPS626832 Y2 JP S626832Y2
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JP
Japan
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oil
hub
recess
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scattering prevention
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JP2583182U
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JPS58131151U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、フラツトモータに係り、特に、アマ
チユアの回転軸を支承した含油軸受から漏洩した
油の飛散を防止する改良に関する。
(従来の技術) 一般に、第1図に示すフラツトモータは、磁界
を作る界磁としてのマグネツト1と、その磁束を
切つて磁界中を相対的に回転するアマチユア2
と、アマチユア2に電流を供給するコンミユテー
タ3(図示のものはプリントモータのためアマチ
ユアコイルとコンミユテータとを一体的に成形し
ており、このアマチユア2の半径方向内方部分が
コンミユテータ3である。)およびブラシ4とを
備えている。マグネツト1は、Aブラケツト5A
と共に扁平な円筒形状のケーシング5を形成する
Bブラケツト5Bの円板内面上に配置固着されて
いる。Aブラケツト5Aの中心線上には、フアン
等(不図示)を固着するため、一端の雄ねじ部6
Aにナツト等を螺着自在な回転軸6が、焼結含油
合金よりなる含油軸受7を介して回転自在に支承
されている。この回転軸6のケーシング5内にお
ける他端部にはハブ8が圧入固定されている。前
記Bブラケツト5Bの中央部にはブラシ取付部材
9が支承されており、取付部材9の内面には一対
のブラシホルダ(一方のみ図示)10がそれぞれ
支持されている。ブラシホルダ10内にはブラシ
4がスプリング11の押圧下に進退自在に支持さ
れており、ブラシ4は先端面をコンミユテータ3
の表面に押し付けるようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) このように構成されたフラツトモータにおい
て、ブラシ4からコンミユテータ3に通電する
と、アマチユア2に電流が流れるので、アマチユ
ア2はフレミングの左手法則による力が作用して
マグネツト1の磁界の磁束を切りながら回転し、
アマチユア2の回転軸6に取付けられたフアン等
を回転させる。しかしながら、含油軸受から漏洩
した油が回転中のハブやアマチユアに接触する
と、遠心力で外方に飛散し、コンミユテータとブ
ラシとの通電特性を悪化させたりする等の二次的
障害を招来するという問題があつた。このため、
従来から焼結含油軸受に含ませる油の量を抑制し
て漏洩を極力押えていたが、含油量小のため、起
動時に騒音が発生するという問題があつた。特
に、オイル粘度が高く、低温時にその騒音は著し
かつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、含油軸受から漏洩した油の飛散
を防止し、油の飛散により生じるモータ性能の低
下等の不都合を解消することを目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本考案は、アマ
チユアが取付けられた円筒形カツプ状のハブを回
転軸に固着し、当該回転軸を、ケーシングに取付
けられて前記ハブの内側空間に位置する含油軸受
で支承してなるフラツトモータにおいて、前記ハ
ブに形成された内側空間の開口縁に、前記ハブの
内周面を遠心力により伝わつてきた前記含油軸受
から漏洩した油を受けるための凹所が内側に形成
されたオイル飛散防止部材を設けたことを特徴と
する。
(作 用) このような手段を採用した本考案に係るフラツ
トモータにあつては、モータの回転に伴つて含油
軸受から漏洩した油は、ハブの内周面を伝わり、
遠心力によりハブ内から飛散しようとするが、そ
の油は、ハブの開口縁端面に取付けられたオイル
飛散防止部材に形成された凹所に捕捉されること
になる。したがつて、軸受から油が漏洩したとし
ても、この油はハブから外部へ飛散することはな
い。
(実施例) 以下、図面につき本考案の実施例を説明する。
第2図は本考案の一実施例を示す図であり、同
図中、第1図と同一符号は第1図と同様のものを
示している。
第2図に示すように、回転力を発生するアマチ
ユア2が取付けられた円筒形カツプ状のハブ8
は、回転軸6の一端に固着してあり、回転軸6と
共に回転するようになつている。回転軸6は、ケ
ーシング5を構成する一方のAブラケツト5Aに
取付けられた焼結含油合金からなる含油軸受7に
より回転自在に支承してある。含油軸受7は、ハ
ブ8の内周面に形成された内側空間20に位置す
るようになつている。含油軸受7の外周には、円
筒状の防油板21が装着してあり、これにより、
含油軸受7に含まれている油の外部への飛散をあ
る程度防止するようにしている。防油板21は非
回転部材であるのに対し、ハブ8は回転部材であ
るので摩擦抵抗を避けるため、防油板21とハブ
8との間には多少の隙間22を形成してある。こ
のため、含油軸受7に含まれるオイルはモータが
回転するとこの隙間22を経てハブ8の内周面に
漏出する。
前記ハブ8に形成された内側空間20の開口縁
から径方向外方に形成された環状フランジ8aの
端面には、第3図に示すような略ドーナツ形状に
形成されたオイル飛散防止部材12が固着してあ
る。第3,4図に示すように、オイル飛散防止部
材12の内周部には、その内周部の肉壁を環状に
褶曲陥没させてなる凹所13が形成してある。ま
た、この飛散防止部材12の外周部には、その外
周部の内壁を環状に折曲させてなる抜止部14が
形成してあり、この抜止部14は縦断面が短寸の
裁頭円錐形状をなしている環状フランジ8aの、
その傾斜側壁に嵌合している。さらに、飛散防止
部材12の凹所13と抜止部14との間には、そ
の肉壁を間欠的に切り起してなる冷却用フイン1
5が等角放射状に複数枚形成してある。
前記構成にかかるオイル飛散防止部材12は、
ハブ8の開口縁の環状フランジ8a端面に、ハブ
8と一体成形することにより、またはハブ8に取
付けた後、抜止部14をかしめ付けて嵌着するこ
と等、任意の方法で固着される。この固着状態に
おいて、飛散防止部材12の凹所13の受け口1
3aはハブ8の開口縁に沿つて開口の内側(内側
空間20の方向)を向く。この凹所13内にはフ
エルト等のような油を吸収可能な給油部材16が
収容してある。また、飛散防止部材12の固着状
態において、冷却用フイン15群はハブ8の開口
縁端面上にて立上つた姿勢となる。
なお、Aブラケツトの適当個所には冷却用の通
風孔17が適数個穿設されている。
次に作用を説明する。
含油軸受7から隙間22を通して漏洩した油は
ハブ8内に全て取り込まれてハブ8の内周面に付
着し、ハブ8の回転にともなつてその遠心力によ
りハブ8の内周面を伝わり、内側空間20から外
部へ飛散しようとする。飛散しようしてハブ8の
開口縁に至つた油はそこに環状に延在する飛散防
止部材12の凹所13に取り込まれる。取り込ま
れた油は凹所13内に収容されたフエルト16に
吸収されて保持される。したがつて、軸受7さら
油が漏洩したとしても、油はハブ8から外部へ飛
散することなく、この油の飛散によりコンミユテ
ータ3とブラシ4との通電特性が悪化する等の二
次的障害の発生を未然に防止することができる。
特にこのフエルト16をハブ8と飛散防止部材1
2との接合部を覆うかハブの内側寄りに設けるよ
うにすれば、ハブ8と飛散防止部材12との隙間
にオイルが入るのを防止できる。
他方、ハブ8と一体となつた飛散防止部材12
は一体回転することから、冷却用フイン15群は
送風機能を発揮し、この送風によりケーシング5
内部の冷却が行なわれる。したがつて、モータの
出力を向上することができる。
このようにして、本実施例によれば、オイルの
飛散を防止することができることから、軸受に多
量の油を含ませることも可能になり、多量の油を
含油させた場合には低温時等の起動騒音を防止す
ることができ、かつ寿命を延長することができ
る。また、冷却用フインによりケーシング内部の
放熱を行なうことができるから、モータの出力を
例えば20%程度向上させることができる。
なお、前記実施例では、冷却用フインおよびフ
エルトを設けた場合につき説明したが、これらは
省略してもよい。飛散防止部材はハブの開口縁の
環状フランジ端面に当接してリベツト、ビス等に
よつて固着してもよい。さらには、必ずしも、ハ
ブに固着する必要はなく、ハブの開口縁からアマ
チユア面方向へのオイルの漏出が防止される構造
を取り得るならばハブの開口に対抗するケーシン
グ内壁に固着してもよい。また、フエルトは凹所
内に一部が収容されておればよい。さらに、凹所
の形状、形成方法等は任意である。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案によれば、オ
イル飛散防止部材を設けたため、含油軸受から漏
洩した油の飛散を防止することができ、油の飛散
に伴うモータ性能の低下等を効果的に防止するこ
とができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す一部切断側面図、第2図
は本考案の一実施例を示す一部切断側面図、第3
図はオイル飛散防止部材の一例を示す斜視図、第
4図は同オイル飛散防止部材の断面図である。 2……アマチユア、3……コンミユテータ、4
……ブラシ、5……ケーシング、6……回転軸、
7……含油軸受、8……ハブ、12……オイル飛
散防止部材、13……凹所、14……抜止部、1
5……冷却用フイン、20……内側空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 アマチユア2が取付けられた円筒形カツプ状
    のハブ8を回転軸6に固着し、当該回転軸を、
    ケーシング5に取付けられて前記ハブ8の内側
    空間20に位置する含油軸受7で支承してなる
    フラツトモータにおいて、前記ハブ8に形成さ
    れた内側空間20の開口縁に、前記ハブ8の内
    周面を遠心力により伝わつてきた前記含油軸受
    7から漏洩した油を受けるための凹所13が内
    側に形成されたオイル飛散防止部材12を設け
    たことを特徴とするフラツトモータ。 2 前記凹所13が、その内部に給油部材16を
    有する実用新案登録請求の範囲第1項記載のフ
    ラツトモータ。 3 前記オイル飛散防止部材12における前記凹
    所13の外周側位置に複数枚の冷却用フイン1
    5を形成してなる実用新案登録請求の範囲第1
    項または第2項記載のフラツトモータ。
JP2583182U 1982-02-26 1982-02-26 フラツトモ−タ Granted JPS58131151U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2583182U JPS58131151U (ja) 1982-02-26 1982-02-26 フラツトモ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2583182U JPS58131151U (ja) 1982-02-26 1982-02-26 フラツトモ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58131151U JPS58131151U (ja) 1983-09-05
JPS626832Y2 true JPS626832Y2 (ja) 1987-02-17

Family

ID=30037793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2583182U Granted JPS58131151U (ja) 1982-02-26 1982-02-26 フラツトモ−タ

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JPS58131151U (ja) 1983-09-05

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