JPS6267155A - 化合物超電導素線の製造方法 - Google Patents

化合物超電導素線の製造方法

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JPS6267155A
JPS6267155A JP20557885A JP20557885A JPS6267155A JP S6267155 A JPS6267155 A JP S6267155A JP 20557885 A JP20557885 A JP 20557885A JP 20557885 A JP20557885 A JP 20557885A JP S6267155 A JPS6267155 A JP S6267155A
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JP
Japan
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tape
wire
superconducting
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strand
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JP20557885A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Kono
河野 宰
Yoshimitsu Ikeno
池野 義光
Masaru Sugimoto
優 杉本
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、核融合炉やエネルギー貯蔵設備、あるいはり
ニアモータ等において利用される高性能の超電導素線を
製造する方法に関するものである。
「従来の技術」 NbaSn等の金属間化合物系超電導物質は極めて脆く
、加工性、特に延性や展性が悪いために、金属間化合物
の状態で伸線加工等の加工を施すことは困難であり、こ
のため従来は、超電導物質を生成すべき少なくとも2種
の元素を含む複合素線を、未だ超電導物質となっていな
い状態において加工して所要直径の超電導素線を形成し
、この後に拡散熱処理を施して超電導素線内に前記少な
くとも2種の元素から超電導物質を生成さ且、これによ
り超電導線を製造している。
ところで従来、Nb5Sn系超電導素線を製造するには
、第7図に示すように、Nbロッド1をブロンズパイプ
2に挿入し、このブロンズパイプ2をNbバイブ3に挿
入し、更にNbパイプ3をキュプロニッケルからなる外
被バイブ4に挿入し、続いて縮径して製造していた。
「発明が解決しようとする問題点」 前記のような方法によって超電導素線を製造する場合に
は、超電導素線内への不純物の混入を阻止計るために、
ブロンズパイプ2とNbパイプ3および外被パイプ4の
各内周面と各外周面とを洗浄する等して表面処理を行う
必要があるが、この表面処理においては、前記各パイプ
を何重にも挿入する都合上、表面処理限界長さが5m程
度に規制される問題を生じ、これが製造可能な超電導素
線の限界長さを制限していた。このため従来、数100
m分の極細多心超電導素線を製造する場合には、100
本オーダーの超電導素線を作製する必要を生じ、それら
総ての表面処理作業と縮径時の口出し作業が超電導素線
の製造作業を極めて時間と手間のかかる複雑かつ煩雑な
ものにしていた。
なお、第8図に示すように、青銅テープとNbテープと
キュプロニッケルテープを各々連続表面処理した後に管
状に連続溶接してブロンズバイブロとNbパイプ7とキ
ュプロニッケルパイプ8を製造し、Nbロッド9に外方
にこれら各バイブロ。
7.8を順次外挿して超電導素線を製造するならば、長
尺の超電導素線を製造可能になるか、この製造方法にお
いては以下に示す問題がある。
まず、前述の製造方法においては、ブ[ノンズパイブ6
とNbパイプ7とキュプロニッケルパイプ8の各々を連
続溶接するために、3本の溶接ラインを同一ライン上に
配置する必要を生じて設備規模が大きくなり、工程数も
増加する欠点がある。
また、それぞれ異なる材質のテープを溶接するために、
溶接設定条件が複雑になって、同−引き取り装置で一度
に引き取ることが困難になり、3本の溶接ラインの内、
最も遅い溶接ラインの溶接速度に全体の溶接速度が規制
される欠点があった。
「発明の目的」 本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、長尺の超
電導素線を低コストで効率良く製造できる方法を提供す
ることを目的とする。
「問題点を解決するための手段−1 本発明は、前記問題点を解決するために拡散熱処理を施
すことによって内部に化合物超電導物質が生成される超
電導素線を製造する方法であって、前記化合物超電導物
質を構成する2種以上の元素の内、1種以−にの元素か
らなる線状体の外方に、前記化合物超電導物質を構成す
る2種以上の元素の内、他の1種以上の元素を含有する
素材テープを線状体を囲ませて縦沿えし、素材テープの
外方に前記線状体の組成と同等の組成の基材テープを前
記素材テープを囲ませて縦沿えし、更に、基材テープの
外方に外被テープを前記基材テープを囲ませて縦沿えし
、次いで、基材テープの合わせ部分を溶接して接合した
ものである。
1作用 」 線状体に素材テープと基材テープと外被テープを順次縦
沿えするために長尺の超電導素線を製造可能になるとと
もに、最外周の外被テープのみを溶接するために超電導
素線の製造に当たり1つの溶接設備で対応可能となる。
「実施例」 第1図ないし第5図は、本発明の一実施例を説明するた
めのもので、本発明の実施には例えば第5図に示すよう
な装置を用いる。第5図に示す装置において、10はN
bロッド11か巻回された送り出し装置、12はブロン
ズテープ(素材テープ)13が巻回された第1リール、
14はNbテープ(基材テープ)15が巻回された第2
リール、16はキュプロニッケルテープ(外被テープ)
17が巻回された第3リール、18はTIG溶接装置、
19はスフイージング装置、20は引き取りローラ、2
1は巻き取り装置を各々示している。また、前記第1リ
ール12の上方には第1フオーミングロール22が、ま
た第2リール14の上方には第2フオーミングロール2
3が、更に第3リール16の上方には第3フオーミング
ロール24が各々設けられている。
前記構成の装置を用いて超電導素線Aを製造するには、
まず、送り出し装置IOからNbロッドIIを引き出し
、このNbロッド11に第1フオーミングロール22を
用いて第2図に示すように、ブロンズテープI3を縦沿
えして被せNbロッド11の周面全部をブロンズテープ
13によって覆い、複合索線Δ1を形成する。ここで、
ブロンズテープ13の幅は、NbロッドIIにブロンズ
テープ13を縦沿えしてこれを囲んだ場合に、Nbロッ
ド11の全周面を囲みうる値であって、Nbロッド11
の外方でブロンズテープ13の端縁13aどうしを互い
に突き合わせることができる値に設定される。
次に、前記複合素線AIに第2フオーミングロール23
を用いて第3図に示ずようにNbテープ15を縦沿えし
て被せ、複合素線A1の周面全部をNbテープ15によ
って覆って被覆複合線A2を形成する。ここで、Nbテ
ープ15の幅は、複合素線A1にNl)テープ15を縦
沿えしてこれを囲んだ場合に、複合素線A1の全周面を
囲みつる値であって、複合素線A、の外方でNbテープ
15の端縁15aどうしを互いに突き合わUることがで
きる値に設定される。
次いで、前記被覆複合索線A2に第3フオーミr   
 ′フグロール24を用いて第4図に示すようにキュプ
ロニッケルテープI7を縦沿えして被せ、キュをTIG
溶接装置18によって溶接して被覆複合索線A、の周面
全部をキュプロニッケルテープI7により覆う。以」二
の工程において、溶接作業はキュプロニッケルテープ1
7を溶接する際の1回のみで良い。このため従来方法に
おいては必要であった3回の溶接作業は本実施例では1
回のみ行うと良くなり、その分設備コストの削減をなし
えるとともに、工程の簡略化をなしうる。また、従来は
ブロンズテープの溶接とNbテープの溶接とキュプロニ
ッケルテープの溶接の内、最も遅い速度の溶接作業によ
って超電導素線の製造速度が制限されていたが、超電導
素線の製造速度を前記の如くキュプロニッケルテープ1
7の溶接速度のみで決定できるようになる。更に、Nb
ロッド11の外方に各テープI 3,15.17を被せ
るために、これら各テープ13,15.17の表面処理
は実質的に無限長さ可能になり、したがって長尺の超電
導索線を従来より容易に製造できるようになる。   
  )このため、製造効率が向上し製造時間を大幅に短
□ 縮できるようになる。
この後に、前記溶接処理が施された線材をスフイージン
グ装置19によって所要の直径に縮径して超電導素線A
を形成し、この後に巻き取り装置21に巻き取る。この
スフイージング装置19による縮径加工によって舶記各
テープI 3,15.17は互いに密着し、一体化する
前述の如く製造された超電導素線Aは、後に、多数本集
合して所要のパイプ内に挿入され、更に縮径されて拡散
熱処理が施され、その内部のNbロッド11の周囲部に
Nb3Snが生成され、極細多心超電導線の製造等に使
用される。
第6図は、Nbロッド11の外周にブロンズテープ13
を2重に縦沿えした状態を示すもので、厚いブロンズ層
を必要とする場合にはブロンズテープ13をこのように
2重、あるいは2重以上に縦沿えしても良い。
ところで、本実施例においては、Nbロッドllの外方
に、ブロンズテープ13とNbテープ15とキュプロニ
ッケルテープ17を被せたが、さらに、ブロンズテープ
13中の5nilf度が低い場合には、ブロンズテープ
13とNbテープ15の間にSnテープを介在させても
良いし、キュプロニッケルテープ17のNi濃度を向上
させる場合には、Nbテープ15とキュプロニッケルテ
ープ17の間にNiテープを介在させても良い。
「製造例」 直径10mmのNbロッドの周面に、幅35mm。
厚さ5mmのブロンズテープ(Cu−12%Sn合金テ
ープ)を縦沿えして被せ、更に、その周面に幅65mm
、厚さ5mmのNbテープを縦沿えして被せ、そして、
幅98n+m、厚さ2mmのキュプロニッケルテープを
被せ、最外周のキュプロニッケルテープの突き合わせ部
分をTIC溶接した。また、この線材を引き取り装置を
用いて一定速度で引き取るものとし、その引き取り装置
の前には5段のロールとダイスを備えたスフイージング
装置を備え、前記溶接後の線材をこのスフイージング装
置を用いて縮径することによって、外径33mmの超電
導素線を得た。この超電導素線は伸線装置と焼鈍装置に
よって直径2mmの超電導素線にされ、この超電導素線
を510本集合して510の透孔が形成されたパイプ材
に挿入し、静水圧押出処理と伸線装置により加工し、拡
散熱処理を経ることによって直径1.OmmのNb3S
n系超電導線を製造した。
なお曲記製造例において、キュプロニッケルテープを銅
テープに置き換えると、安定化銅付きのNb3Sn超電
導線を製造することができる。
「発明の効果j 以」−説明したように本発明は、線状体の外方に、超電
導物質を形成するために必要な元素を含有したテープ材
を縦沿えし、外被テープを縦沿えし、外被テープを溶接
して接合し、超電導素線を製造するものであるために、
テープ材は長尺のものでも表面処理が容易であり、これ
によって長尺の超電導素線の製造が容易にできるように
なる。また、外被テープのみを溶接するために、3つの
溶接装置を同一ライン」ユに必要としていた従来方法に
比較して溶接設備および溶接工程の削減をなしえるとと
らに製造速度を向」ニさせることができ、超電19・・
・・・・スフイージング装置、導素線のコストダウンを
実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は、本発明の一実施例を説明するた
めのもので、第1図はNbロッドの斜視図、第2図はN
bロッドにブ〔1ンズテーブを縦沿えした状態を示す斜
視図、第3図はNb【JラドにブロンズテープとNbテ
ープを縦沿えした状態を示す斜視図、第4図は超電導素
線の斜視図、第5図は本発明方法の実施に使用する装置
の構成図、第6図はNbロッドにブロンズテープを2重
に縦沿えした状態を示す斜視図、第7図は従来の超電導
素線の製造方法の一例を示すだめの断面図、第8図は従
来の超電導線の製造方法の他の例を示すための断面図で
ある。 l 1・・・・・Nbロッド(線状体)、13・・・・
・素材テープ(ブロンズテープ)、15・・・・・基材
テープ(Nbテープ)、17・・・・・・外被テープ(
キュプロニッケルテープ)、18・・・・・溶接装置、 =12−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 拡散熱処理を施すことによって内部に化合物超電導物質
    が生成される超電導素線を製造する方法であって、前記
    化合物超電導物質を構成する2種以上の元素の内、1種
    以上の元素からなる線状体の外方に、前記化合物超電導
    物質を構成する2種以上の元素の内、他の1種以上の元
    素を含有する素材テープを線状体を囲ませて縦沿えし、
    素材テープの外方に前記線状体の組成と同等の組成の基
    材テープを前記素材テープを囲ませて縦沿えし、更に、
    基材テープの外方に外被テープを前記基材テープを囲ま
    せて縦沿えし、次いで、基材テープの合わせ部分を溶接
    して接合することを特徴とする化合物超電導素線の製造
    方法。
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