JPH0642335B2 - NbTi極細多芯超電導線の製造方法 - Google Patents
NbTi極細多芯超電導線の製造方法Info
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- JPH0642335B2 JPH0642335B2 JP60095118A JP9511885A JPH0642335B2 JP H0642335 B2 JPH0642335 B2 JP H0642335B2 JP 60095118 A JP60095118 A JP 60095118A JP 9511885 A JP9511885 A JP 9511885A JP H0642335 B2 JPH0642335 B2 JP H0642335B2
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- Japan
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- nbti
- wire
- superconducting wire
- diameter
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
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- Extrusion Of Metal (AREA)
- Wire Processing (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はNMR−CT用、超電導トランス用のNbTi極
細多芯超電導線の製造方法に関するものである。
細多芯超電導線の製造方法に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、NbTi極細多芯超電導線は、銅パイプを嵌合した多
数のNbTi合金棒を銅ビレット中に挿入して複合化し、熱
間押出しによって縮径し、次いでダイスを通して伸線加
工を行なうことによって数千本のNbTi合金フイウメント
を有するNbTi極細多芯超電導線として製造していた。
数のNbTi合金棒を銅ビレット中に挿入して複合化し、熱
間押出しによって縮径し、次いでダイスを通して伸線加
工を行なうことによって数千本のNbTi合金フイウメント
を有するNbTi極細多芯超電導線として製造していた。
〈発明が解決しようとする問題点〉 このような従来に製造方法では、熱間押出しの際の加工
発熱および予熱時の加熱によって600℃前後の高温とな
るため、NbTiと銅との間に金属間化合物が形成され、そ
れがNbTiフイラメントの均一変形を妨げ、臨界電流密度
の低下や安定化の減少に至ることがあった。
発熱および予熱時の加熱によって600℃前後の高温とな
るため、NbTiと銅との間に金属間化合物が形成され、そ
れがNbTiフイラメントの均一変形を妨げ、臨界電流密度
の低下や安定化の減少に至ることがあった。
これはNbTiと銅の間に形成されるTi2Cu、(TiNb)2Cu
などの化合物がNbTi合金フイラメントより硬いために、
フイラメントの断線などを引起すことによるものと考え
られる。
などの化合物がNbTi合金フイラメントより硬いために、
フイラメントの断線などを引起すことによるものと考え
られる。
〈問題点を解決するための手段〉 銅パイプを嵌合した多数のNbTi合金棒を銅ビレット中に
挿入して複合化したものの縮径に熱間押出し法を採用す
ることによる、上記した種々の欠点を解決すべく検討し
た結果、この発明はNbTiとCuの反応を防ぐためにNbバリ
ア層が有効であることを見出した。
挿入して複合化したものの縮径に熱間押出し法を採用す
ることによる、上記した種々の欠点を解決すべく検討し
た結果、この発明はNbTiとCuの反応を防ぐためにNbバリ
ア層が有効であることを見出した。
さらに、Nbバリア層の被覆方法において、NbTi合金棒の
周囲にNbテープをラッピングする方法が最も有効である
ことを見出し、この発明に至ったものである。
周囲にNbテープをラッピングする方法が最も有効である
ことを見出し、この発明に至ったものである。
即ち、この発明は、NbTi合金棒をNb、銅または銅
合金の順に被覆した複合素線、あるいはそれらの複合嵌
合線を多数本ビレットに挿入し、熱間押出しにより縮径
して製作するNbTi極細多芯超電導線において、Nb
の被覆をNbTi合金棒の直径の1/10以下のNbの
テープラッピングにて行ない、最終線径においてNbT
iフィラメントが1μm以上20μm以下、Nbバリア
厚が0.1μm以上2μm以下であることを特徴とする
ものである。
合金の順に被覆した複合素線、あるいはそれらの複合嵌
合線を多数本ビレットに挿入し、熱間押出しにより縮径
して製作するNbTi極細多芯超電導線において、Nb
の被覆をNbTi合金棒の直径の1/10以下のNbの
テープラッピングにて行ない、最終線径においてNbT
iフィラメントが1μm以上20μm以下、Nbバリア
厚が0.1μm以上2μm以下であることを特徴とする
ものである。
〈作用〉 以下、この発明を図面について説明する。
この発明は第1図に示すようにNbTi合金棒1の上にNbの
薄いテープ2をラッピングしたのち、銅パイプ3を被覆
した複合素線、あるいはそれらの複合嵌合線を多数本ビ
レーットに挿入し、熱間押出しにより、極細多芯線を製
造するものである。
薄いテープ2をラッピングしたのち、銅パイプ3を被覆
した複合素線、あるいはそれらの複合嵌合線を多数本ビ
レーットに挿入し、熱間押出しにより、極細多芯線を製
造するものである。
この発明で使用されるNbテープは、厚さがNbTi合金棒の
1/10以下である。それ以上の厚さであると、Nbバリ
ア層がNbTiフイラメントの均一変形を妨げるからであ
る。
1/10以下である。それ以上の厚さであると、Nbバリ
ア層がNbTiフイラメントの均一変形を妨げるからであ
る。
また、上記の複合素線の状態で熱間押出しを行なって、
ビレットに挿入する素線を製作することも考えられる。
ビレットに挿入する素線を製作することも考えられる。
さらに、NbTiフィラメントの最終線径を1μm以上
20μm以下としたのは、20μmより大きいとこの発
明によるフィラメント断線率低下の効果が少ないこと、
1μmより小さいと、Nbバリア厚が0.1μmより小
さくなり、フィラメント断線率が高くなってしまうから
である。
20μm以下としたのは、20μmより大きいとこの発
明によるフィラメント断線率低下の効果が少ないこと、
1μmより小さいと、Nbバリア厚が0.1μmより小
さくなり、フィラメント断線率が高くなってしまうから
である。
〈実施例〉 以下実施例にてこの発明を説明する。
外径10mmのNbTi合金棒表面に厚さ1mmのNbTiテープをラ
ッピングし、さらに銅を被覆して嵌合素線とし、ビレッ
トに挿入して熱間押出しを行った。
ッピングし、さらに銅を被覆して嵌合素線とし、ビレッ
トに挿入して熱間押出しを行った。
比較例としてNbバリア層のない銅のみを被覆して素線
を製作し、熱間押出しを行った。
を製作し、熱間押出しを行った。
次に、これら超電導線のフイラメント径とフイラメント
断線率の関係を調べたところ、第2図の結果が得られ、
この発明の超電導線は従来法の超電導線に比べて格段に
断線率が低く、フイラメント径が小さいほどその差が著
しいことが認められた。
断線率の関係を調べたところ、第2図の結果が得られ、
この発明の超電導線は従来法の超電導線に比べて格段に
断線率が低く、フイラメント径が小さいほどその差が著
しいことが認められた。
〈発明の効果〉 上記の通り、この発明の方法にて得たNbTi極細多芯超電
導線は、フイラメント断線が少ないこと、フイラメント
が均一に変形され、また熱間押出しの大ビレットが採用
できることなどから熱的安定性にすぐれ、また大単重、
単長が可能であるという効果が得られ、さらにフイラメ
ント径を、例えば、1μmのオーダーまで伸線すること
が可能なので、加工度が大きくとれ、熱処理と加工の繰
返しが可能となり、高い臨界電流密度を得ることができ
ること、またビレットに挿入する素線を熱間押出しによ
って製作できることと、Nbテープを使用するため、材料
費がパイプを使うより安いという効果が認められた。
導線は、フイラメント断線が少ないこと、フイラメント
が均一に変形され、また熱間押出しの大ビレットが採用
できることなどから熱的安定性にすぐれ、また大単重、
単長が可能であるという効果が得られ、さらにフイラメ
ント径を、例えば、1μmのオーダーまで伸線すること
が可能なので、加工度が大きくとれ、熱処理と加工の繰
返しが可能となり、高い臨界電流密度を得ることができ
ること、またビレットに挿入する素線を熱間押出しによ
って製作できることと、Nbテープを使用するため、材料
費がパイプを使うより安いという効果が認められた。
第1図はこの発明の製造方法の一実施例を示す説明図、
第2図はフイラメント径とフイラメント断線率の関係を
示す図表である。 1……NbTi合金棒、2……NbTiラッピングテープ 3……銅パイプ
第2図はフイラメント径とフイラメント断線率の関係を
示す図表である。 1……NbTi合金棒、2……NbTiラッピングテープ 3……銅パイプ
Claims (1)
- 【請求項1】NbTi合金棒をNb、銅または銅合金の
順に被覆した複合素線、あるいはそれらの複合嵌合線を
多数本ビレットに挿入し、熱間押出しにより縮径して製
作するNbTi極細多芯超電導線において、Nbの被覆
をNbTi合金棒の直径の1/10以下のNbのテープ
ラッピングにて行ない、最終線径においてNbTiフィ
ラメントが1μm以上20μm以下、Nbバリア厚が
0.1μm以上2μm以下であることを特徴とするNb
Ti極細多芯超電導線の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60095118A JPH0642335B2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | NbTi極細多芯超電導線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60095118A JPH0642335B2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | NbTi極細多芯超電導線の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61253723A JPS61253723A (ja) | 1986-11-11 |
JPH0642335B2 true JPH0642335B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=14128919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60095118A Expired - Lifetime JPH0642335B2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | NbTi極細多芯超電導線の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642335B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63124310A (ja) * | 1986-11-13 | 1988-05-27 | 株式会社フジクラ | Nb−Ti極細多心超電導線の製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4044457A (en) | 1976-04-01 | 1977-08-30 | The United States Of America As Represented By The United States Energy Research And Development Administration | Method of fabricating composite superconducting wire |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH063693B2 (ja) * | 1984-10-23 | 1994-01-12 | 住友電気工業株式会社 | NbTi極細多芯超電導線の製造法 |
JPH0789453B2 (ja) * | 1985-03-29 | 1995-09-27 | 古河電気工業株式会社 | Nb―Ti合金系超電導線 |
-
1985
- 1985-05-02 JP JP60095118A patent/JPH0642335B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4044457A (en) | 1976-04-01 | 1977-08-30 | The United States Of America As Represented By The United States Energy Research And Development Administration | Method of fabricating composite superconducting wire |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61253723A (ja) | 1986-11-11 |
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