JPS626679Y2 - - Google Patents
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- JPS626679Y2 JPS626679Y2 JP1983059525U JP5952583U JPS626679Y2 JP S626679 Y2 JPS626679 Y2 JP S626679Y2 JP 1983059525 U JP1983059525 U JP 1983059525U JP 5952583 U JP5952583 U JP 5952583U JP S626679 Y2 JPS626679 Y2 JP S626679Y2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G9/00—Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
- H01G9/004—Details
- H01G9/008—Terminals
- H01G9/012—Terminals specially adapted for solid capacitors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は固体電解コンデンサに関する。詳しく
いうと、本考案は長手方向に軸方向の陰極および
陽極リード端子を有する、陽極酸化可能な金属、
例えばタンタル、アルミニウム、ニオブより形成
された樹脂相似被覆の固体コンデンサに向けられ
ている。
いうと、本考案は長手方向に軸方向の陰極および
陽極リード端子を有する、陽極酸化可能な金属、
例えばタンタル、アルミニウム、ニオブより形成
された樹脂相似被覆の固体コンデンサに向けられ
ている。
例えば米国特許第3166693号に開示されたよう
な固体電解コンデンサは周知であり、それらの高
い体積効率、固体構造ならびに安定性のため、電
子産業において広く使用されている。かかるコン
デンサの陰極および陽極端子は種々の形態で設け
ることができる。特に有用な形態の一つは、ほぼ
円筒形のコンデンサ本体がこのコンデンサ本体に
半田付けされかつこのコンデンサ本体の長手方向
軸と軸方向に整列状態で延在する陰極リードワイ
ヤを具備する軸方向リード形態である。かかる形
態においては、陽極リードワイヤは形成時のコン
デンサ本体の軸方向陽極立上りリードに溶接さ
れ、コンデンサ本体と整列状態で延在する。周知
のように、種々の目的のためコンデンサ本体およ
び軸方向リードの隣接する部分は絶縁物質、例え
ばエポキシで被覆される必要がある。しかしなが
ら、上記した軸方向リード形態は、浸漬、噴霧お
よび流動層操作のような通常の技術によつて相似
被覆を好都合に形成するのには適していない。
な固体電解コンデンサは周知であり、それらの高
い体積効率、固体構造ならびに安定性のため、電
子産業において広く使用されている。かかるコン
デンサの陰極および陽極端子は種々の形態で設け
ることができる。特に有用な形態の一つは、ほぼ
円筒形のコンデンサ本体がこのコンデンサ本体に
半田付けされかつこのコンデンサ本体の長手方向
軸と軸方向に整列状態で延在する陰極リードワイ
ヤを具備する軸方向リード形態である。かかる形
態においては、陽極リードワイヤは形成時のコン
デンサ本体の軸方向陽極立上りリードに溶接さ
れ、コンデンサ本体と整列状態で延在する。周知
のように、種々の目的のためコンデンサ本体およ
び軸方向リードの隣接する部分は絶縁物質、例え
ばエポキシで被覆される必要がある。しかしなが
ら、上記した軸方向リード形態は、浸漬、噴霧お
よび流動層操作のような通常の技術によつて相似
被覆を好都合に形成するのには適していない。
従つて本考案の目的は樹脂相似被覆の軸方向リ
ードの固体電解コンデンサを提供することであ
る。
ードの固体電解コンデンサを提供することであ
る。
他の目的は添付図面を参照しての以下の記載か
ら明らかとなろう。
ら明らかとなろう。
以下本考案の好ましい実施例につき詳述する。
本考案によるコンデンサは、ろう(半田)被覆
された端部および該端部に結合された軸方向に整
列した陰極リードワイヤを有するほぼ円筒形状の
固体電解コンデンサ陽極本体と、該陽極本体の前
記陰極リードワイヤとは反対側の端部から延在す
る軸方向に整列した陽極立上りワイヤと、該陽極
立上りワイヤに溶接によつて取付けられ、かつ該
立上りワイヤと実質的に整列している陽極リード
ワイヤと、絶縁物質より形成され、前記陽極本体
の前記ろう被覆部分と実質的に同じ外側横断面寸
法を有し、かつ前記陽極リードワイヤと密接に、
摺動可能に係合する軸方向に整列した貫通孔およ
び該貫通孔と連通する中空の室を有し、前記陽極
本体と接触状態に保持されるほぼ円筒形状のキヤ
ツプ部材と、前記陽極本体および前記キヤツプ部
材を取囲む実質的に円筒形状の連続する樹脂相似
被覆とを具備し、前記キヤツプ部材はその貫通孔
が前記陽極リードワイヤと密接に係合することに
よつて前記陽極本体と軸方向に整列した接触状態
に保持され、かつその中空の室内に前記陽極立上
りワイヤ、この陽極立上りワイヤと前記陽極リー
ドワイヤとの溶接部およびこの溶接部に隣接する
前記陽極リードワイヤの中間部分を収容し、前記
樹脂被覆は流体樹脂の周囲層の固化によつて形成
されることを特徴としている。
された端部および該端部に結合された軸方向に整
列した陰極リードワイヤを有するほぼ円筒形状の
固体電解コンデンサ陽極本体と、該陽極本体の前
記陰極リードワイヤとは反対側の端部から延在す
る軸方向に整列した陽極立上りワイヤと、該陽極
立上りワイヤに溶接によつて取付けられ、かつ該
立上りワイヤと実質的に整列している陽極リード
ワイヤと、絶縁物質より形成され、前記陽極本体
の前記ろう被覆部分と実質的に同じ外側横断面寸
法を有し、かつ前記陽極リードワイヤと密接に、
摺動可能に係合する軸方向に整列した貫通孔およ
び該貫通孔と連通する中空の室を有し、前記陽極
本体と接触状態に保持されるほぼ円筒形状のキヤ
ツプ部材と、前記陽極本体および前記キヤツプ部
材を取囲む実質的に円筒形状の連続する樹脂相似
被覆とを具備し、前記キヤツプ部材はその貫通孔
が前記陽極リードワイヤと密接に係合することに
よつて前記陽極本体と軸方向に整列した接触状態
に保持され、かつその中空の室内に前記陽極立上
りワイヤ、この陽極立上りワイヤと前記陽極リー
ドワイヤとの溶接部およびこの溶接部に隣接する
前記陽極リードワイヤの中間部分を収容し、前記
樹脂被覆は流体樹脂の周囲層の固化によつて形成
されることを特徴としている。
添付図面を参照すると、通常の固体、例えばタ
ンタル電解コンデンサ本体が第1図に10で示さ
れており、このコンデンサ本体10は例えばタン
タルワイヤよりつくられた通常の軸方向陽極立上
りワイヤ12を有する。コンデンサ本体10は通
常のろう(半田)被覆14、例えば銀または銅を
有し、このろう被覆14はコンデンサ本体10に
対する陰極端子を形成する。第1b図に示すよう
に、軸方向の陰極リードワイヤ16がコンデンサ
本体10の陰極端子にろう付け18される。この
ろう被覆18は19で示すようにそれが適用され
た陽極本体の部分の外径を増大させ、従つて陽極
本体のほぼ円筒形状を変形させる。陽極立上りワ
イヤ12の構造上の支持が必要であると考えられ
る場合にはエポキシの支持用肉盛り部20を設け
てもよい。陽極リードワイヤ22、例えば半田被
覆のニツケルワイヤが通常、陽極立上りワイヤ1
2に溶接24される。固体のキヤツプ部材26が
陽極リードワイヤ22に摺動可能にかつ密接に係
合する。このキヤツプ部材26は、陽極立上りワ
イヤ12に陽極リードワイヤ22を溶接した後、
第1d図に示すコンデンサ本体10にぴつたりと
隣接しかつ接触する位置に摺動される。横断面が
円筒形であるキヤツプ部材26は中空の室28を
有し、この室28は上記したように適所にあると
きに溶接部24、陽極立上りワイヤ12および陽
極リードワイヤ22の中間部分30を取囲む。キ
ヤツプ部材26の外径は21で指示する陽極本体
のろう被覆部分の外径と実質的に同じである。こ
のように組立てられたときに、上記した構成は対
称的であり、形状が実質的に円筒形であり、そし
て例えばこの構成を溶融熱可塑性物質、例えばポ
リプロピレン中に浸漬し、流体被覆されたコンデ
ンサを取り出し、被覆を固化させることによつ
て、形成された樹脂の相似被覆を通常具備してい
る。また、溶融未反応熱硬化性エポキシが熱可塑
性物質の代りに使用でき、同じく通常の自然乾燥
性の樹脂−溶剤液体配合物も使用できる。また、
上記構成は微細な固体樹脂粒子と、例えば通常の
流動層または静電被覆技術によつて、接触するこ
とができ、そしてこれら粒子は熱を供給すること
によつて相似流体被覆を形成し、この被覆は冷却
時に固化する。適用された樹脂は固化しかつコン
デンサ本体およびキヤツプの上記した組体体の対
称の円筒形状に容易に合致する被覆32を形成
し、この樹脂被覆はコンデンサ本体を封止し、か
つ陰極リードワイヤ16の隣接する部分、室28
内にある陽極リードワイヤ22および溶接部24
を取囲む。
ンタル電解コンデンサ本体が第1図に10で示さ
れており、このコンデンサ本体10は例えばタン
タルワイヤよりつくられた通常の軸方向陽極立上
りワイヤ12を有する。コンデンサ本体10は通
常のろう(半田)被覆14、例えば銀または銅を
有し、このろう被覆14はコンデンサ本体10に
対する陰極端子を形成する。第1b図に示すよう
に、軸方向の陰極リードワイヤ16がコンデンサ
本体10の陰極端子にろう付け18される。この
ろう被覆18は19で示すようにそれが適用され
た陽極本体の部分の外径を増大させ、従つて陽極
本体のほぼ円筒形状を変形させる。陽極立上りワ
イヤ12の構造上の支持が必要であると考えられ
る場合にはエポキシの支持用肉盛り部20を設け
てもよい。陽極リードワイヤ22、例えば半田被
覆のニツケルワイヤが通常、陽極立上りワイヤ1
2に溶接24される。固体のキヤツプ部材26が
陽極リードワイヤ22に摺動可能にかつ密接に係
合する。このキヤツプ部材26は、陽極立上りワ
イヤ12に陽極リードワイヤ22を溶接した後、
第1d図に示すコンデンサ本体10にぴつたりと
隣接しかつ接触する位置に摺動される。横断面が
円筒形であるキヤツプ部材26は中空の室28を
有し、この室28は上記したように適所にあると
きに溶接部24、陽極立上りワイヤ12および陽
極リードワイヤ22の中間部分30を取囲む。キ
ヤツプ部材26の外径は21で指示する陽極本体
のろう被覆部分の外径と実質的に同じである。こ
のように組立てられたときに、上記した構成は対
称的であり、形状が実質的に円筒形であり、そし
て例えばこの構成を溶融熱可塑性物質、例えばポ
リプロピレン中に浸漬し、流体被覆されたコンデ
ンサを取り出し、被覆を固化させることによつ
て、形成された樹脂の相似被覆を通常具備してい
る。また、溶融未反応熱硬化性エポキシが熱可塑
性物質の代りに使用でき、同じく通常の自然乾燥
性の樹脂−溶剤液体配合物も使用できる。また、
上記構成は微細な固体樹脂粒子と、例えば通常の
流動層または静電被覆技術によつて、接触するこ
とができ、そしてこれら粒子は熱を供給すること
によつて相似流体被覆を形成し、この被覆は冷却
時に固化する。適用された樹脂は固化しかつコン
デンサ本体およびキヤツプの上記した組体体の対
称の円筒形状に容易に合致する被覆32を形成
し、この樹脂被覆はコンデンサ本体を封止し、か
つ陰極リードワイヤ16の隣接する部分、室28
内にある陽極リードワイヤ22および溶接部24
を取囲む。
上記したキヤツプ部材26がないと、コンデン
サ本体に適用された樹脂被覆は第1c図に35で
示す形状に類似の形状を取り、これは円筒状コン
デンサ本体に合致しない。かかる形状は、均一で
ないので使用時に整列させることが困難となる不
利益があり、また屈曲に対する保護が陽極立上り
ワイヤ12に対して殆んどなされていない欠点が
ある。キヤツプ部材26は通常の成形エポキシ組
成物あるいはポリスルホンのような非導電性物質
より適当に製造される。
サ本体に適用された樹脂被覆は第1c図に35で
示す形状に類似の形状を取り、これは円筒状コン
デンサ本体に合致しない。かかる形状は、均一で
ないので使用時に整列させることが困難となる不
利益があり、また屈曲に対する保護が陽極立上り
ワイヤ12に対して殆んどなされていない欠点が
ある。キヤツプ部材26は通常の成形エポキシ組
成物あるいはポリスルホンのような非導電性物質
より適当に製造される。
このように、本考案によれば、従来のように射
出成形、トランスフア成形、圧縮成形のような大
掛りな装置および技術を使用せずに、上記した浸
漬のような、あるいは微細な固体樹脂粒子を付着
させて溶融、固化させる等の簡単な技術により、
固体電解コンデンサの円筒状陽極本体の外周囲に
直接相似形の樹脂被覆を形成できる。すなわち、
本考案では、絶縁性物質より形成され、陽極本体
のろう被覆部分と実質的に同じ外側横断面寸法を
有するほぼ円筒形状のキヤツプ部材を設け、この
キヤツプ部材に陽極リードワイヤと密接に、摺動
可能に係合する軸方向に整列した貫通孔を形成
し、かつ陽極本体と接触状態に摺動させたときに
このキヤツプ部材の内部空間が陽極立上りワイ
ヤ、この立上りワイヤと陽極リードワイヤとの溶
接部、およびこの溶接部に隣接する陽極リードワ
イヤの一部分を取囲むようにし、このキヤツプ部
材と前記ろう被覆とによつて、前記陽極本体の一
部分(ろう被覆とキヤツプ部材との間の部分)を
除き、全体をほぼ同一直径の円筒形状となし、前
記した簡単な技術によりコンデンサの外周囲に直
接相似形の樹脂被覆を形成できるようにしたもの
である。かかる本考案の構成によれば、浸漬、噴
霧、流動層操作のような通常の簡単な技術によつ
て相似被覆を好都合に形成できるので、作業性が
よく、安価に製造でき、また相似被覆であるので
占積率が向上する等のすぐれた利点がある。さら
に、キヤツプ部材の中空の室によつて陽極立上り
ワイヤ、このワイヤと陽極リードワイヤとの溶接
部およびこの溶接部に隣接する陽極リードワイヤ
の一部分が保護されるので、例えば陽極と被覆樹
脂間の熱膨張係数の不整合などによつて生じる機
械的歪みあるいは陽極リードワイヤの屈曲による
歪みからこれら部分を保護することができ、信頼
性が向上する等の利点があり、その作用効果は顕
著である。
出成形、トランスフア成形、圧縮成形のような大
掛りな装置および技術を使用せずに、上記した浸
漬のような、あるいは微細な固体樹脂粒子を付着
させて溶融、固化させる等の簡単な技術により、
固体電解コンデンサの円筒状陽極本体の外周囲に
直接相似形の樹脂被覆を形成できる。すなわち、
本考案では、絶縁性物質より形成され、陽極本体
のろう被覆部分と実質的に同じ外側横断面寸法を
有するほぼ円筒形状のキヤツプ部材を設け、この
キヤツプ部材に陽極リードワイヤと密接に、摺動
可能に係合する軸方向に整列した貫通孔を形成
し、かつ陽極本体と接触状態に摺動させたときに
このキヤツプ部材の内部空間が陽極立上りワイ
ヤ、この立上りワイヤと陽極リードワイヤとの溶
接部、およびこの溶接部に隣接する陽極リードワ
イヤの一部分を取囲むようにし、このキヤツプ部
材と前記ろう被覆とによつて、前記陽極本体の一
部分(ろう被覆とキヤツプ部材との間の部分)を
除き、全体をほぼ同一直径の円筒形状となし、前
記した簡単な技術によりコンデンサの外周囲に直
接相似形の樹脂被覆を形成できるようにしたもの
である。かかる本考案の構成によれば、浸漬、噴
霧、流動層操作のような通常の簡単な技術によつ
て相似被覆を好都合に形成できるので、作業性が
よく、安価に製造でき、また相似被覆であるので
占積率が向上する等のすぐれた利点がある。さら
に、キヤツプ部材の中空の室によつて陽極立上り
ワイヤ、このワイヤと陽極リードワイヤとの溶接
部およびこの溶接部に隣接する陽極リードワイヤ
の一部分が保護されるので、例えば陽極と被覆樹
脂間の熱膨張係数の不整合などによつて生じる機
械的歪みあるいは陽極リードワイヤの屈曲による
歪みからこれら部分を保護することができ、信頼
性が向上する等の利点があり、その作用効果は顕
著である。
第1a図は通常の固体電解コンデンサ本体の一
例を示す立面図、第1b図ないし第1e図は本考
案によるコンデンサを形成する段階を説明するた
めの概略断面図、第2図および第2a図は第1c
図ないし第1e図に示すコンデンサのキヤツプ部
材を示す斜視図および平面図である。 10:コンデンサ本体、12:陽極立上りワイ
ヤ、14:ろう被覆、16:陰極リードワイヤ、
22:陽極リードワイヤ、26:キヤツプ部材、
32:樹脂被覆。
例を示す立面図、第1b図ないし第1e図は本考
案によるコンデンサを形成する段階を説明するた
めの概略断面図、第2図および第2a図は第1c
図ないし第1e図に示すコンデンサのキヤツプ部
材を示す斜視図および平面図である。 10:コンデンサ本体、12:陽極立上りワイ
ヤ、14:ろう被覆、16:陰極リードワイヤ、
22:陽極リードワイヤ、26:キヤツプ部材、
32:樹脂被覆。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ろう被覆された端部14および該端部に結合さ
れた軸方向に整列した陰極リードワイヤ16を有
するほぼ円筒形状の固体電解コンデンサ陽極本体
10と、 該陽極本体10の前記陰極リードワイヤ16と
は反対側の端部から延在する軸方向に整列した陽
極立上りワイヤ12と、 該陽極立上りワイヤ12に溶接24によつて取
付けられ、かつ該立上りワイヤ12と実質的に整
列している陽極リードワイヤ22と、 絶縁性物質より形成され、前記陽極本体10の
前記ろう被覆端部14と実質的に同じ外側横断面
寸法を有し、かつ前記陽極リードワイヤ22と密
接に係合する軸方向に整列した貫通孔および該貫
通孔と連通する中空の室28を有し、前記陽極本
体10と接触状態に保持されるほぼ円筒形状のキ
ヤツプ部材26と、 前記陽極本体10および前記キヤツプ部材26
を取囲む実質的に円筒形状の連続する樹脂相似被
覆32 とを具備し、 前記キヤツプ部材26はその貫通孔が前記陽極
リードワイヤ22と密接に係合することによつて
前記陽極本体10と軸方向に整列した接触状態に
保持され、かつその中空の室28内に前記陽極立
上りワイヤ12、この陽極立上りワイヤ12と前
記陽極リードワイヤ22との溶接部24およびこ
の溶接部24に隣接する前記陽極リードワイヤ2
2の中間部分30を収容し、前記樹脂被覆32は
流体樹脂の周囲層の固化によつて形成されること
を特徴とする樹脂相似被覆の電解コンデンサ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US05/834,301 US4179725A (en) | 1977-09-19 | 1977-09-19 | Conformally epoxy coated electrolyte capacitor having axial leads |
US834301 | 1986-02-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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