JPS6266525A - 電磁接触器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電磁接触器、特に、その接点の動作特性を分解
せずに外部から調整できるケースの構造に関する。

＾吸へ既夏 本発明は、往復移動する可動鉄心の軸心に直交するケー
スの壁部に、接点にかかる外部から調整可能な動作特性
調整手段の調整用開口部を設けるとともに、この調整用
開口部を着脱可能なカバーで覆ってなる構成とすること
により、内部構成部品の動作特性にかかる調整作業を簡
単にするものである。

従来技術とその問題点 従来、ケース内に収納した電磁石装置の励磁。

消磁に基づく可動鉄心の往復移動によって接点を開閉す
る電磁接触器としては、例えば、特開昭５８−２０９８
３７号公報に記載のものがある。すなわち、別体からな
る上部ケースと下部ケースとに、固定接点と２枚の板ば
ねを含む内部構成部品とをそれぞれ別個に組み込むとと
もに、上部ケースと下部ケースとを上下方向に結合−耐
ヒしたものがある。前記２枚の板ばねはコイル、永久磁
石の吸引力と負荷荷重とをマツチングさせるものである
が、吸引力と負荷荷重とにバラツキが生じやすいので、
前記板ばねを調整、交換して調整作業を行う必要がある
。特に、高感度の動作特性を得るためには高精度の調整
作業を行う必要がある。

しかしながら、従来例では上部ケースと下部ケースとを
上下方向に結合一体化した後でないと動作特性を測定で
きないので、測定結果が規定外であると、前記板ばねを
調整、交換するために上部ケースと下部ケースとを分解
しなければならず、動作特性の調整に手間がかかるとい
う問題点があった。

問題点を解決するための手段 本発明は、前記問題点に鑑み、往復移動する可動鉄心の
軸心に直交するケースの壁部に、接点にかかる外部から
調整可能な動作特性調整手段の調整用開口部を設けると
ともに、この調整用開口部を着脱可能なカバーで覆って
なる構成としである。

作用とその効果 したがって、本発明によれば、外部から調整可能な接点
の動作特性調整手段を、ケースの壁部に設けた調整用開
口部から調整できるので、電磁石装置等の内部構成部品
を組み込んだケースを結合一体化した後でも、ケースを
分解せずに動作特性を調整できる。このため、ケースの
組立後に行った測定結果が規定外であっても、ケースを
分解することなく調整用開口部から調整手段を調整でき
、従来例のように手間がかからず、調整作業が簡単にな
るという効果がある。

実施例 以下、本発明にかかる実施例を第１図ないし第４図の添
付図面に従って説明する。

第１実施例は、大略、接極子ｌと、電磁石装置ｌＯと、
可動絶縁台２０と、側ケース３０．３１と、底ケース４
０と、端子保護カバー５０とから構成されている。

なお、本実施例においてはＹ′力方向上方とし、Ｙ方向
を下方として説明する。

接極子ｌは両端部に支軸部２ａ、２ｂを備えた段付の可
動鉄心２と、前記支軸部２　ａ、　２　ｂを孔３ａ。

４ａから突出させて前記可動鉄心２の両端部に固定され
る可動鉄片３．４とからなる。そして、可動鉄片３，４
の長手方向の両側端部には位置決め用切り欠き部３　ｂ
、　４　ｂが設けられている。

なお、接極子１は、軸受６，７、動作ばね８および板ば
ね部９ａを有するスライド式調整ばね９を介し、後述す
る電磁石装置ＩＯに往復移動できるように組み込まれる
。

電磁石装置ｌＯは両端部に鍔部１１ａ、Ｉｌｂを有する
スプール１１と、このスプールＩｆの胴部に巻回された
コイル１２と、前記スプール１１を囲む略口字形の外枠
ヨーク１３と、この外枠ヨーク１３とスプール１１との
間に介在する永久磁石１４．１４と、内板ヨーク１５．
１５とからなる。

スプールｔｉはその胴部に前記可動鉄心２が往復移動で
きる中心孔１１ｃを有する一方、鍔部ｌｌａの角部から
延在した一対の腕部１６．１６と、この腕部１６，１６
の端部を連結するように設けた中継端子保持部１７を存
する（第３図参照）。

腕部１６．１６にはコイル１２の端部１２ａ、１２ｂを
ガイドするガイド溝１６ａ、１６ａが設けられている一
方、中継端子保持部１７にはダイオード１８ａと抵抗１
８ｂとが直列に接続されたサージ吸収素子１８を収納す
る凹所１７ａ、１７ａと、中継端子１９．１９が圧入さ
れる圧入溝１７ｂ、１７ｂとが設けられている。

中継端子１９．１９はプレスにて打ち抜かれてなるもの
で、前述のサージ吸収素子１８のリード線１８ｃを圧入
する切り欠き溝１９ａと、後述するコイル端子３６を圧
入して電気接続を行う一対の対向する舌片１９ｂ、１９
ｂとを有する。

外枠ヨーク１３は略コ字形状に屈曲した屈曲ヨーク１３
ａと板状ヨーク＋３ｂとから構成されるもので、屈曲ヨ
ーク１３ａおよび板状ヨーク１３ｂは相対向する中央部
に前述の軸受６．７を嵌合、固定する軸受孔１３ｃ、１
３ｃを有する。

さらに、屈曲ヨーク１３ａの両側片には対向するように
位置決め用突部１３ｄ、　ｌ　３ｄ、位置決め用切り欠
き部１３ｅ、１３ｅおよび嵌合用突部１３ｆ。

１３ｆが設けられている一方、板状ヨーク１３ｂの内側
面長手方向の両縁部には連続した微少な凹凸部１３ｇと
嵌合用孔１３ｈ、１３ｈとが設けられている。

この凹凸部１３ｇは前述のスライド式調整ばね９の内側
面に設けた小突起（図示せず）に係合して微調整を容易
にするものである。

したがって、接極子１を組み込んで電磁石装置１０を組
み立てるには、まず、スプール１１の中継端子保持部１
７に設けた圧入溝１７ｂ、１７ｂに中継端子１９．１９
をそれぞれ圧入、固定した後、中継端子保持部１７の凹
所１７ａ、１７ａにサージ吸収素子１８を収納するとと
もに、そのリード線１８ｃ、１８ｃを中継端子１９．１
９の切り欠き溝１９ａ、１９ａに圧入して突出させてお
く。

次に、スプール１１の胴部に巻回されているコイル１２
の端部１２ａ、１２ｂを腕部１６．＋６のガイド溝１６
ａ、１６ａに沿って引き出して前記サージ吸収素子１８
のリード線１８ｃ、１８ｃにからげた後、ハンダ付けし
てコイルＩ２、サージ吸収素子１８および中継端子！９
の電気接続を行う。

そして、スプール１１の胴部に設けた中心孔！ｌｃに可
動鉄心２を挿通し、その両端部に位置する支軸部２　ａ
、　２　ｂを可動鉄片３，４の孔３　ａ、　４　ａにそ
れぞれ嵌合して突出させた後、かしめて固定する。

ついで、屈曲ヨーク１３ａの軸受孔１３ｃに軸受６を嵌
合、固定することにより、屈曲ヨーク１３ａと軸受６と
で動作ばね８を挟持する一方、板状ヨーク１３ｂの軸受
孔１３ｃに軸受７を嵌合、固定する。

なお、本実施例では軸受孔１３ｃに軸受６，７を嵌合、
固定するので、可動鉄心２の位置決め精度がより一層高
くなるとともに、可動鉄心２の往復移動が円滑になると
いう利点がある。

そして、スプール１１の腕部１６，１６の間（最大対向
距離１２．）から屈曲ヨーク１３ａの側片（巾寸法Ｑｔ
＜１２１）の端部を（ぐらせた後、軸受６に支軸部２ａ
を挿通する一方、板状ヨーク１３ｂに固定した軸受７に
残る支軸部２ｂを挿通するとともに、屈曲ヨーク１３ａ
の突部１３ｆ、１３ｆを板状ヨーク１３ｂの孔１３ｈ、
１３ｈに嵌合してかしめることにより電磁石装置ｌＯの
組み立てを完了する。

可動絶縁台２０はスリット部２９を間にして並設した４
つの可動接点保持部２１に可動接点２２ａ、２２ｂを有
する接点片２２と接点コイルばね２３とをそれぞれ組み
込んであるとともに、両側部から下方に突出する抱持部
２４，２５を有する。

この抱持部２４，２５は外枠ヨーク１３をまたいで可動
鉄片３の両側部にスライド圧入できるスライド溝２４ａ
、２５ａを有している。この溝部２４ａ。

２５ａの内側面には前述の可動鉄片３の両側端面に設け
た切り欠き部３　ｂ、　３　ｂに係合して位置決めを図
る小突起（図示せず）が設けられている。電磁石装置ｌ
Ｏへの取り付けを正確、かつ、迅速に行うためである。

また、可動絶縁台２０はＹ方向側の下面中央部に突部２
６を有し、この突部２６には復帰用円錐したがって、組
み立てた前述の電磁石装置ＩＯに可動絶縁台２０を取り
付けるには、電磁石装置ｌＯの横方向から可動鉄片３に
抱持部２４，２５のスライド溝２４ａ、２５ａを位置決
めした後、切り欠き部３　ｂ、　３　ｂにスライド溝２
４ａ、２５ａの小突起（図示せず）が係合するまで押圧
して一体化する。

このとき、円錐コイルばね２７のＹ方向の下端部が外枠
ヨーク１３から突出する可動鉄心２の支軸部２ａに係止
するおそれがあるので、可動鉄心２をＹ方向側に若干移
動させながら可動絶縁台２０を抑圧するとよい。

この後、板状ヨーク１３ｂの長手方向の両側端部にスラ
イド式調整ばね９をスライド圧入すると、内部構成部品
の組み立てが完了する。

側ケース３０．３１は互いの開口部を重ね合わせると対
称となる同一形状を有し、位置決め用突起３０ａと位置
決め用凹部３０ｂとを嵌合させるとともに、上端部３０
ｃにそれぞれ設けた係合爪３２ａと係合凹部３２ｂとを
係合して両者を結合−汁ル＋１ｂ　ｖ士白油１１−酩に
軌絆九油赦哨恵２調整用開口部３９（第２図参照）を備
えた箱体形状となる一方、Ｙ′方向側には上端部３０ｃ
に直交する絶縁壁３３で区切られた端子収納部３４が形
成されいる。

この端子収納部３４には固定接点３５ａ、３５ｂを固着
した固定端子３５とコイル端子３６とが絶縁壁３３に設
けられた横溝部３３ａに沿って圧入された後、ネジ端子
３７．３７によって固定できるようになっている。なお
、ネジ端子３７．３７が外部のリード線（図示せず）を
電気接続できることは勿論である。

さらに、側ケース３０．３１は内側底面に一対の平行な
突壁３８ａ、３８ｂを有し、この突壁３８ａ。

３８ｂの内側面間距離は屈曲ヨーク１３ｂに設けた突部
１３ｄ、１３ｄの中寸法ｅ３に等しいとともに、永久磁
石１４．１４の中寸法乙および内板ヨーク１５．１５の
最小巾寸法ｅ、にも等しい。そして、突壁３８ａ、３８
ｂの外側面間距離はスプールＩ！に設けた鍔部１１ａ、
ｌｌｂの内側面間距離ａ６に等しい。

また、突壁３８ａ、３８ｂの外側面中央部にはスプール
１１をｚ−ｚ’軸方向に位置決めする段部３８Ｃ（奥側
は図示せず）が設けられている。

一方、側ケース３０．３１の内側両側面には、外枠ヨー
ク１３をｘ−ｘ’軸方向に位置決めする一対の突条３８
ｄ、３８ｄが設けられているとともに、外枠ヨーク１３
をガイドするガイド突部３８ｅが設けられている。

したがって、側ケース３０．３１に可動絶縁台２０を結
合一体化した電磁石装置ＩＯを組み込むには、まず、側
ケース３０に設けたガイド突部３８ｅによって外枠ヨー
ク１３を位置決めし、突条３８ｄ、３８ｄに沿って外枠
ヨークＩ３をＺ方向に押圧し、外枠ヨーク１３の突部１
３ｄを突壁３８ａ。

３８ｂ間に、その切り欠き部１３ｅを突壁３８ｂに嵌合
し、外枠ヨーク１３をｘ−ｘ’軸方向およびＹ−Ｙ’軸
方向に位置決めする。そして、鍔部Ｉｌａ、Ｉｌｂの内
側面で突壁３８ａ、３８ｂを挟持するようにスプール１
１を配し、スプール２をＹ−Ｙ’軸方向に位置決めする
とともに、鍔部１１ａｊＬｂのＺ方向側の側端面を段部
３８ｃに当接させる。

これと同時に、中継端子保持部１７に圧入、固定した中
継端子１９の舌片１９ｂ、１９ｂ間に、側ケース３０の
内方に突出するコイル端子３６を圧入して電気接続する
とともに、可動絶縁台２０のスリット部２９を側ケース
３０の内方に突出する絶縁壁３３に嵌合１位置決めし、
可動接点３５ａと固定接点２２ａおよび可動接点３５ｂ
と固定接点２２ｂとを対向するように配置する。

次に、外枠ヨーク！３の内側面に沿って永久磁石＋４．
内板ヨークＩ５の下端部を順次突壁３８ａ。

３８ｂ間に押し込むと、スプールＩｔはｘ−ｘ’軸方向
に位置決めされる。

このとき、内板ヨーク１５のＹ−Ｙ’軸方向の両端面は
可動鉄片３．４の内側面にそれぞれ所定間隔で当接可能
に対向する。

ついで、側ケース３０に残る他の側ケース３１を上方か
ら、係合爪３２ａ、係合凹部３２ｂおよび体化すると、
スプール１１、外枠ヨーク１３、永久磁石１４および内
板ヨーク１５がｚ−ｚ’軸方向に位置決めされる。

最後に、側ケース３０．３１を結合一体化してなる調整
用開口部３９からは電磁石装置１０の板状ヨーク１３ｂ
にスライド圧入した調整ばね９が露出しているので、こ
れをスライドさせて支軸部２ｂの端面に当接する板ばね
部９ａの有効距離を変化させ、復帰電圧を調整する。

本実施例では側ケース３０．３１が接極子の移動方向に
沿って分割され、両者を結合一体化することによって箱
形のケースを構成するようにしであるので、接極子の移
動方向における組み立て誤差がなく、位置決め精度が高
くなる。このため、接点圧力のバラツキがなくなり、動
作特性が良好になるという利点がある。

底ケース４０は側ケース３０．３１を結合してなる開口
部３９を覆う平面形状を有し、その上面には前記開口部
３９を囲む環状突起４Ｉを有する）−）−１，Ｌ−＠１
．’ｒ　　−２Ｑｎ　　Ｑ　ＩＭ下ゴ；　ｍ＜　ｒ、−
ｆ＆　ｒ÷ト係合用孔３８ｒに係合する係合爪４２を上
方に突出させている。さらに、底ケース４０のＹ方向側
の下面長手方向の両側にはレール取付用溝部を設けてあ
り、一方のレール係止片４６，４６は略Ｕ字形状の薄肉
部４７で連結されている。また、底ケース４０の四隅に
はパネル板表面への取り付は用の孔４４が形成されてい
る。

したがって、組み立ては、前記係合爪４２を側ケース３
０．３１のガイド溝部３８ｇに沿って位置決めした後、
底ケース４０を押圧して係合爪４２を係合孔３８ｆに係
合させればよい。

端子保護カバー５０は、Ｙ方向側の下面長手方向の中央
部に側ケース３０．３１の上端部３０ｃに嵌合する位置
決め溝５３が設けられているとともに、その下面長手方
向の両側に側ケース３０．３１に設けた絶縁壁３３に嵌
合可能なスリット５Ｉで区切られた端子保護部５２が対
向するように並設されている。そして、端子保護カバー
５０のＸ−Ｘ°軸方向に直交する両側端面には側ケース
３０．３１の内側面に設けた嵌合溝３８ｈに嵌合する半
球状の小突起５４．５４が設けられている。

したがって、組み立てるには、上方から前記位置決め溝
５３およびスリット５１を側ケース３０゜３１の上端部
３０ｃおよび絶縁壁３３にそれぞれ嵌合１位置決めした
後、上方から押圧して小突起５４を嵌合１１１３８ｈに
嵌合させればよい。

次に、本実施例の動作について説明する。

コイル１２が、無励磁時にあっては、円錐コイルばね２
７と調整ばね９とのばね力で可動絶縁台２０がＹ°力方
向復帰しており、可動接点２２ａは固定接点３５ａから
開離しているとともに、可動接点２２ｂは固定接点３５
ｂを閉成している。

そして、コイルＩ２を励磁して接極子ＩをＹ方向に移動
させると、抱持部２４．２５を介して可動絶縁台２０が
Ｙ方向に移動し、可動接点２２ａが固定接点３５ａを閉
成する−・方、可動接点２２ｂが固定接点３５ｂから開
離する。

この励磁を解除すると、可動絶縁台２０は元の状態に復
帰する。

第２実施例（第４図参照）は前述の第１実施例とほぼ同
じ構造を有するものであるが、第１実施例は可動絶縁台
２０に設けた抱持部２４．２５を接極子Ｉの可動鉄片３
にスライド圧入して連結一体化するものであるのに対し
、第２実施例は接極子Ｉに設けた支軸部２ａの先端部を
可動絶縁台２０の底面に設けた突起２６の圧入孔２６ａ
に圧入して連結一体化するものである。

本実施例では、外枠ヨーク１３の軸受孔１３ｃに前記突
起２６が挿通１位置決めされ、突起２６が軸受としての
機能を果たすので、部品数を減らすことができる。

そして、動作ばね８は、第１実施例では外枠ヨーク１３
と軸受６とに挾持、固定されているのに対し、第２実施
例では前記突起２６と可動鉄片３とに挟持、固定されて
いる。

さらに、調整ばね９は、第１実施例では板状ヨーク＋３
ｂに直接スライド圧入して取り付けられているのに対し
、第２実施例ではその中央部を接極子１に設けた支軸部
２ｂの先端部に固定されて１　Ｘ２　１−　１−　４−
１−　　　　Ｌ／７’％　；Ｆ＋号鬼立ｒＦｆ−稽ｕｓ
−ｓ　　　　Ｊ−ｒ　　＋　　０ＬＩ−設けたばね保持
材１３に、１３にの保持孔１３＆に挿通、支持しである
。

また、第１実施例では底ケース４０が側ケース３０．３
１を結合してなる開口部３９を囲む環状突起４１を有す
るとともに、レール取付用溝部およびパネル表面への取
り付は用の孔４４を有するものである。これに対し、第
２実施例ではレール取付用溝部およびパネル板表面への
取り付は用の孔か側ケース３０．３１に一体に設けられ
ている一方、前記調整ばね９が露出する調整用開口部３
９が、側ケース３０．３１を結合して形成されていると
ともに、この開口部３９は着脱可能なキャップ形状の底
ケース４０によって覆われている。

なお、本発明においてはケースが開口部を存する一体な
箱体形状であってもよいことは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本考案にかかる第一実施例を示し
、第１図は分解斜視図、第２図は正面部分断面図、第３
図はスプールの正面図、第４図は本考案にかかる第２実
施例の正面部分断面図である。 ２・・・可動鉄心、９・・・調整ばね（動作特性調整手
段）、３０．３１・・・側ケース、３９・・・開口部、
４０・・・底ケース（カバー）。 特　許　出　願　人　　立石電機株式会社代　理　人　
弁理士　　青白　葆ほか２名第２しＣ 第１図 １￥４因 Ｘ　−Ｘ”

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ケース内に収納した電磁石装置の励磁、消磁に基
   づく可動鉄心の往復移動によって接点を開閉する電磁接
   触器において、 前記可動鉄心の軸心に直交する前記ケースの壁部に、前
   記接点にかかる外部から調整可能な動作特性調整手段の
   調整用開口部を設けるとともに、この調整用開口部を着
   脱可能なカバーで覆ってなることを特徴とする電磁接触
   器。
2. （２）前記ケースが、前記可動鉄心の往復移動方向に沿
   って分割され、両者を結合することにより箱体形状とし
   たものであることを特徴とする特許請求の範囲第１項に
   記載の電磁接触器。
3. （３）前記ケースが、同一形状を有する一対の側ケース
   からなることを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載
   の電磁接触器。