JPS6264737A - 食品包装用積層袋 - Google Patents

食品包装用積層袋

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JPS6264737A
JPS6264737A JP19599185A JP19599185A JPS6264737A JP S6264737 A JPS6264737 A JP S6264737A JP 19599185 A JP19599185 A JP 19599185A JP 19599185 A JP19599185 A JP 19599185A JP S6264737 A JPS6264737 A JP S6264737A
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JP
Japan
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hydrogen sulfide
laminated
inner layer
food
laminated bag
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JP19599185A
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義昭 大塚
一忠 酒匂
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリオレフィンフィルムが内容食品と接する
内層として形成された食品包装用積層袋に関し、特に蟹
、浅蛛等のように熱処理を行なう1    と硫化水素
が発生する内容物を充填した食品包装置    用積層
袋に関するものである。
壓    (従来の技術) 一般に、魚貝類の内申には、たんばく質やイオ□、  
  ウを含むアミノ酸が含まれており、罐詰の製造にお
いて加熱殺菌の際にこれらから硫化水素等の硫化物を生
成し、この硫化物がブリキの鉄や錫と反応して、硫化鉄
や硫化錫を生成して罐の内面が黒変する。これを防止す
るために、鮪、鮭、蟹、海老、浅蝮等の罐詰ではC−エ
ナメル罐を使用している。
また、生の魚貝類の臭いは、主としてアミン類やアンモ
ニア等によるが蒸煮肉や罐詰肉の香気は、加熱によって
生成した加熱香気が中心になり、□その代表的な香気成
分としては、たんばく質や含硫゛アミノ酸によって生成
する硫化水素やサルファイド類、I!とアミノ酸との反
応により生成する各種の揮発性カルボニル化合物、揮発
性酸、揮発性塩基、アルコール類、炭化水素等がある。
ところで、食品包装用積層袋、例えばレトルトパウチを
使用したレトルト食品は、充填した内容食品を120℃
程度で加熱殺菌を行なうにも拘らず、レトルトパウチに
対して加熱によって生成される香気成分を除去する手段
が何等施されていなかった。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のような従来のレトルトパウチでは、内容物に蟹、
浅僻1等を充填し、これを加熱殺菌すると硫化水素が発
生し・、この硫化水素により内容食品の存する独特の風
味が失われ、硫化水素の異臭が残存し、商品価値を著し
く低下させるという問題点があった。
そこで、本発明は上記した従来の問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、加熱殺菌
しても蟹、浅睡等の内容物本来の風味を維持し、硫化水
素の異臭、異味を吸着して商品価値を大幅に向上させた
食品包装用積層袋を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明にあっては、ポリオ
レフィンフィルムが内容食品と接する内層として形成さ
れた食品包装用積層袋において、前記ポリオレフィンフ
ィルムは少なくとも酸化亜鉛を含有してなることにより
構成されている。
(実施例) 以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明すると、第
1図において、1は食品包装用積層体としてのレトルト
パウチであり、このレトルトパウチ1は内容食品と接し
、ポリオレフィンからなる内層2と、アルミニウム箔か
らなる中間層3と、ポリエチレンテレフタレートからな
る外層4が接着剤5により貼着して積層されている。
内層2のポリオレフィンフィルムは、エチレン・プロピ
レンブロック共重合体樹脂フィルムであり、ヒートシー
ル性が良好で、しかも耐溶媒抽出性及び耐熱性に優れて
いる。
中間層3のアルミニウム箔は、これを使用することによ
って水分、光、酸素の透過を防止する。
接着剤5は、イソシアネート系接着剤、エポキシ系接着
剤、イソシアネート−エポキシ系接着剤のような熱硬化
性樹脂からなる接着剤5合成ゴム系接着剤及び熱可塑性
樹脂からt【る接着剤のような公知の任意の接着剤を使
用することができるが、イソシアネート系、エポキシ系
及びイソシアネート−エポキシ系接着剤が好適である。
外層4は、必ずしもポリエチレンテレフタレートである
必要はなく、従来の加熱殺菌包装用積層袋に使用される
任意の材料を用いることができる。
ここで、本発明は、蟹、浅艷等のように120℃程度で
加熱殺菌した際に硫化水素(+125)が発生ずる内容
物を充填するものであり、内層2のポリオレフィンフィ
ルムに酸化亜鉛(Zn0)を含有したことにより、化学
的にFl、Sを捕捉したZn0(−ZnS)が接着剤5
に吸収され、前記硫化水素の異臭、異味が感じられな(
なる。
次に、内層2の材質であるポリオレフィンをベースに、
酸化防止剤としてブチル化ヒドロキシトルエン(BIT
) 、  )コフェロール、アルカリ中和剤として酸化
亜鉛(ZnO) 、酸化カルシウム(Cab) 、水酸
化カルシウム(Ca (OH) i) 、ステアリン酸
カルシウム、炭酸カルシウム(CaCO3)の配合割合
を変えて形成したポリオレフィンフィルムについて、硫
化水素の吸着度合を測定した結果を比較例として下記に
示す。
比較例 ■ 溶液での保存テスト方法(溶液保存)この方法では
、130 X 170 mm寸法の袋を形成し、約I 
PPMの硫化水素水溶液200mZを充填し、シーラー
にて密封後、アルミニウム箔にて遮光し、37℃、2時
間保存した。この際、硫化水素の測定は、検液50−を
抜取り、100−の三角フラスコに入れ、37℃、5分
攪拌後、気体部分をガスクロマトグラフに供した。
■ 気体での保存テスト方法(気体保存)この方法では
、約2 PPMの硫化水素ガス(空気)を充填し、シー
ラーにて密封後、遮光して37℃。
2時間保存した。この際、硫化水素の測定は、検体10
−を抜取り、液体酸素にて冷却濃縮後、ガスクロマトグ
ラフに供した。
上記による方法、即ち溶液保存、気体保存で硫化水素濃
度を測定した結果を下表に示す。
上記表−1において、1.D P Eは低密度ポリエチ
レンを示し、耐熱性が低く、融点は約105℃である。
また、上記表−1において、酸化亜鉛(ZnO)の配合
割合を次第に多くすると、硫化水素濃度が減少すること
が判明した。BITは、成形時の品質低下を防止するた
めに立体障害型フェノール類の安定剤として添加される
ものである。
(以下余白) 、10 上記表−2では、表−1と同様に酸化亜鉛(ZnO)の
配合割合を多くしたものが、硫化水素濃度を一段と減少
させることができ、表−3ではアルカリ中和剤としての
酸化カルシウム(Cab) 、 ステアリン酸カルシウ
ム、水酸化カルシウム(Ca (OH) z)より酸化
亜鉛(ZnO)を同じ割合で配合したものが最も硫化水
素濃度を減少させ、表−4では少なくとも酸化亜鉛(Z
nO)を含有したものであれば、他のアルカリ中和剤同
志の配合より硫化水素濃度が低くなることが判明した。
また、上記表−2乃至表−4において、PPはポリプロ
ピレンであり、トコフェロールは落下衝撃強度を向上さ
せるために添加されるものである。
次に、外層4として厚さ12μのポリエチレンテレフタ
レート(P[!T) 、中間層3として厚さ7μのアル
ミニウム箔、内層2として70μのポリプロピレン(P
P)フィルムからなる三層の積層シートから130X1
70鶴の寸法の袋を形成し、ズワイ蟹の足180gを充
填後、シールし表−5に示す条件で熱処理し、この袋の
品温を70℃に保持し、味覚、臭いについて香気(フレ
ーバー)テストを行なった結果を表−5に示す。
(表−5) 上記表−5は、パネラ−22人中1(、S臭(異臭。
興味)を感じた人の数を示し、内層2のポリプロピレン
(PP)に酸化亜鉛(ZnO)を含有し、130℃。
10分の熱処理を行なった試料は全< n、s奥が感じ
られないことが判明した。
尚、上記実施例では、積層袋としてレトルトパウチを例
として説明したが、本発明は、内容食品と接する内層が
ポリオレフィンからなる積層袋であれば、他の積層袋で
もよい。また内容食品としては、加熱処理して硫化水素
(Has)の発生する蟹。
浅す1.海老、鮪、鮭等を充填することが望ましい。
(発明の効果) 以上説明したように本発明に係る食品包装用積層袋は、
内容食品と接する内層としてポリオレフィンフィルムが
少なくとも酸化亜鉛を含有してなるから、加熱殺菌した
際、蟹、浅舞す等から発生する硫化水素を吸着し、内容
食品の本来の風味を維持し、硫化水素の異臭、異味を感
じることがなく、商品価値を大幅に向上させることがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る食品包装用積層袋の一実施例を
示す一部断面図である。 符  号  の  説  明 1・・・レトルトパウチ、   2・・・内層、3・・
・中間層、       4・・・外層、5・・・接着
剤。 特許出願人  東洋製罐株式会社 第1図 1 レトルトハ’H− r+♂r 414ジ11111J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリオレフィンフィルムが内容食品と接する内層として
    形成された食品包装用積層袋において、前記ポリオレフ
    ィンフィルムは少なくとも酸化亜鉛を含有してなること
    を特徴とする食品包装用積層袋。
JP19599185A 1985-09-06 1985-09-06 食品包装用積層袋 Granted JPS6264737A (ja)

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JPS6264737A true JPS6264737A (ja) 1987-03-23
JPH0541508B2 JPH0541508B2 (ja) 1993-06-23

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ID=16350399

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EP0366802A1 (en) * 1988-03-18 1990-05-09 Kuraray Co., Ltd. Multi-layer structure and artificial anus bag
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JP2020069724A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 共同印刷株式会社 ガス吸収フィルム

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