JPS626378Y2 - - Google Patents

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JPS626378Y2
JPS626378Y2 JP1981097294U JP9729481U JPS626378Y2 JP S626378 Y2 JPS626378 Y2 JP S626378Y2 JP 1981097294 U JP1981097294 U JP 1981097294U JP 9729481 U JP9729481 U JP 9729481U JP S626378 Y2 JPS626378 Y2 JP S626378Y2
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JP
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ring
pipe
joint
retaining ring
elastic packing
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JP1981097294U
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JPS582486U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は管継手、さらに詳しくは継手本体、管
体および押輪により皿ばね状止環を介して弾性パ
ツキンを押圧してシールを図るとともに、強大な
引抜き力が作用しても管体の継手本体からの抜止
めを図る管継手に関する。 近年、この種の管継手は、従来のねじ込み式管
継手に代つて汎用されるようになり、また種々の
提案もなされている。提案の一例としては、実開
昭49−48223号公報、ならびに実公昭53−16648号
公報記載のもの等がある。 いま本考案を明確にするために、前記の提案例
に基づいて先行技術を説明する。第1図におい
て、1,1′は管体で、これらは継手本体2によ
つて連結される。継手本体2の端部内面にはテー
パをなしたシール面2aが形成され、またこのシ
ール面2aと継手本体2にに挿嵌される管体1と
の間にゴムまたはプラスチツク等からなる弾性体
の環状弾性パツキン3が配されている。4は管体
1と直交する押圧壁としての底壁4aおよびこれ
と直交し管体1の長手方向に延在する側壁4bを
有する押輪の一例としての袋ナツトで、その内部
には継手本体2側ほど小径の皿ばね状止環5が内
装されている。さらに継手本体2の端部外面には
雄ねじ2bが、袋ナツト4の側壁4bの内面には
雌ねじ4cが形成され、相互に螺合可能となつて
いる。 かかる管継手において接続に際しては、管体1
に袋ナツト4、止環5および弾性パツキン3を被
嵌した後、たとえばゴムを油圧シリンダーで膨出
させて拡管する拡管工具(図示せず)を用いて管
体1の端部に拡管部1aを形成し、この拡管部1
aを継手本体2に内挿する。次いで、袋ナツト4
を継手本体2側へ回転しながら押し進め、継手本
体2に螺合する。その結果、止環5を介して弾性
パツキン3が圧縮され、弾性パツキン3がシール
面2aと管体1の表面に弾性的に密着しシールが
図られる。 また、埋設配管に不等沈下等が生じて抜け出し
力が管体1に作用すると、管体1の拡管部1aは
それより若干大径の継手本体2の挿入孔2cを抜
け、弾性パツキン3の内圧を上昇せしめるから止
環5はその外支縁5bを中心として若干回転変形
して第2図のように、拡管部1a外表面に止環5
の内支縁5aが接する。続いてさらに抜け出し力
が作用すると、止環5の外周端面は袋ナツト4の
内隅部に納つているので、止環5は行き場がな
い。また同時に管体1の抜け出しに伴つて、弾性
パツキン3は、シール面2a、袋ナツト4の側壁
4b、止環5および拡管部1aに囲まれているの
で逃げ場がなく、その内圧を増す。この内圧を増
した弾性パツキン3は止環5を押圧する。この状
態で、管体1が抜け出すので、止環5には外支縁
5bを中心とする回転力が作用し、その結果止環
5の内支縁5aが管体1の拡管部1aの外表面に
食込み始める。続いて管体1がさらに抜け出す
と、止環5はその内径を縮小しながら管体1の軸
と直角方向に立ち、拡管部1aに対する内支縁5
aの食込みを増大する。そして終に、第3図に示
すように、袋ナツト4の底壁4aの内面に接して
保持される。したがつて、それ以上の管体1の抜
け出しは阻止され、その阻止力は、止環5の内支
縁5aの拡管部1a表面に対する食込み部の剪断
強度に相当する。 ここで、この種の止環5の変形態様について考
察すると、管体1の抜け出しに伴つて、上述のよ
うに止環5は管軸方向と直交する方向に変形する
際、その内径を縮径するので、結果的に止環5の
表面は波打状態で変形してしまう。したがつて、
内支縁5aの拡管部1aに対する食込みが実質的
に周方向に均一でなく、周方向均一にかつ大きな
抜け出し阻止力を得ることができない。特に波打
が極端に片寄つた場合、大きな問題として残る。 そこで、第4図に示すように、内周面または外
周面に凹状の切欠き5′aを形成したり、欠損部
5′bを形成した止環5′により、その内周長の縮
みを吸収して上記の波打ち現象を防止する試みも
行われている。しかし、過大な抜き出し力が作用
すると、拡管部1aの止環5′の食込み部は凸状
部であり、ほぼ全周にあるので、食込み部の凹状
部または欠損部5′a近傍を起点にして折れ曲
り、十分な抜止め阻止力が得られない欠点があ
る。また極端な場合、止環5′の傾斜方向が逆転
し、袋ナツト4の底壁4aを破損させてしまう問
題もある。 本考案は前記従来の問題点を解決すべく、特に
止環と押輪との関係に着目して提案されたもの
で、その目的は止環および押輪の破損がなくかつ
抜け出し阻止力の大きな管継手を提供することに
ある。 すなわち、本考案の改良点は、第1に止環とし
て周面に実質的に切欠きがなくかつ周方向に無端
状に連続した止環を用いること、第2に押輪の押
圧壁の内面を実質的に管体側に向つて斜め後方に
傾斜させ、抜け出し力が作用した時前記止環が反
転しうるようにしたことにある。 以下本考案を第5図以降に示す、管体として外
面樹脂被覆金属管に対する継手を例にとつて説明
する。図面には前述の従来例と同個所には同一符
号を付してある。管体1は金属管1Aの外面を合
成樹脂層1Bで被覆したものである。本考案に係
る止環50は、第4図に示す従来例のような、内
周長の縮みを吸収するに足る大きな切欠き5′a
および欠損部5′bを有せず、第8図に示すよう
な内外周面に切欠きがないか、また仮にあつても
これが極めて浅く周方向に無端状に連続した一様
な実質的に完全リングが用いられる。また袋ナツ
ト40の押圧壁としての底壁40aの内面には、
管体1側に向つて斜め後方に傾斜した傾斜面40
Aが形成されている。この傾斜面40Aは、管体
1と直交する垂直面40Bを残してそこから傾斜
している。 このように構成された管継手においては、前述
の従来例と同様に、管体1の抜け出しに伴つて弾
性パツキン3の内圧が上昇し、止環50の内支縁
50aが管体1の拡管部1a表面に食い込み始め
る。さらに続いて強大な抜け出し力が作用する
と、止環50はその内径が縮小し、外支縁50b
を支縁として拡管部1aへの食い込みを増大し、
管体1と直交すなわち順次垂直になろうとする。
そして垂直になつたとしても、止環50をバツク
アツプする袋ナツト40の底壁40aの内面は傾
斜しているので、垂直状態を一気に通り抜けて、
第7図のように、止環50はその傾斜方向を反転
して、すなわち止環50の内側面50Aが外側に
逆転して、傾斜面40Aに内側面50Aが衝突し
て止まり、管体1の抜け出しが図られる。この反
転時、外支縁50bは、袋ナツト40の内隅部か
ら若干距離その口部に向つて移動する。また反転
時には、傾斜面40Aと垂直面40Bとの境界稜
40Cが支点となり反転が行われる。 かかる止環50と袋ナツト40の底壁40aの
形状との関係によれば、止環50が実質的に完全
リングであるため、従来例の切欠きまたは欠損部
を有する止環にあつた折損を防止できる。しかも
実質的に完全リングである止環50は内周部の縮
径に伴つて波打ち現象を生じようとするが、そこ
に加えられる応力は止環50の反転に伴つて解放
され、実際的には波打ちが防止され、かつ実質的
に完全リングであるところから、拡管部1aの外
周面に均一に食込み、大きな抜け出し阻止力を発
揮する。また、止環50は前記方向とは逆に管体
1が継手方向に移動した時、その戻し力によつて
復元し、さらに管体1の継手方向の移動を自由に
する。 他方、第9図に示す態様の管継手によれば、さ
らに好適な結果が得られる。この例は、袋ナツト
40′の隅部に傾斜面40′Aに連なる「く」字状
の第1面40′Dおよび第2面40′Eの突出面を
形成したものである。この場合、第2面40′E
の傾斜角θは、傾斜面40′Aの傾斜角θ
り小としておく。この例の場合、管体1の抜け出
しに伴つて弾性パツキン3の内圧が増し、止環5
0が押圧されると、止環50が第1面40′Dに
押圧される。続いて管体1がさらに抜け出し、垂
直状態になるときは、第1面40′Dと第2面4
0′Eとの境界稜40′Fに内側面50Aが当接す
る。さらに管体1が抜け出すと、止環50は垂直
になり、続いて境界稜40′Fを境として反転
し、反転した内側面50Aが傾斜面40′Aに当
り、そこで停止し、管体1の抜け出しが防止され
る。かくしてく字状の突出面は、止環50の耐力
向上を図り、その境界稜40′Fが反転時の支点
として機能し好適である。また必要により、θ
=θとして傾斜面40′Aと第2面40′Eを面
一としてもよい。 なお、袋ナツト40の底壁40aに形成する傾
斜面としては前述した他に、第10図に示す袋ナ
ツト40″の隅部から直接的に傾斜面40″Aを形
成したものであつてもよいが、この場合には第6
図および第9図に示すものと異なり、止環50の
セツテイング時における位置安定化および抜け力
作用時における耐力向上の面で若干劣ることとな
る。 ところで、本考案に係る上記二例の場合、止環
50の傾斜角θと傾斜面46Aの傾斜角θ
は、θ≧θとし、またθをほぼ20度程度と
するのが好ましい。さらに上記例では、管体とし
て外面樹脂被覆金属管の例を示したが、金属メツ
キ管あるいは表面未処理管等種々の管にも適用で
きることは勿論である。 さらに、上記各例は、管体1と継手本体2とを
連結し、かつ止環を介して弾性パツキン3を押圧
する手段としての押輪の一例として袋ナツトを用
いるものであるが、この袋ナツトの他、公知例の
ように、端部が劾径された継手本体の拡径部内に
螺入される押輪、あるいは端部が外方に張り出し
たフランジ部を有する継手本体に対して連結ボル
トにより連結されるほぼ環状板状の押輪を用いて
もよい。また抜け止め手段として、上記例の止環
と共に鋼球やゴム等のOリングを併用することも
できる。 一方、従来の管継手と本考案に係る管継手との
引き抜け強度の比較を行つたところ次表に示す結
果が得られた。なお、管体としてはJISG3469ポ
リエチレン被覆鋼管を用い、その被覆層は防食層
厚さ0.6mmとし、拡管量は2mmとし、継手本体お
よび袋ナツトは可鍛鋳鉄を用い、止環は高炭素鋼
製のもので板厚が2mm、傾斜角θ120度、弾性パ
ツキンとしてはNBR製のものの例である。 なお、従来例の止環は内周面4ヶ所に内周長の
縮みを吸収するに足りる十分な切欠部を形成した
完全リング型のものを用いた。
【表】 上表からも、本考案に係る管継手は高い抜け出
し阻止力を与えることが判明する。 以上の通り、本考案によれば、止環の折損を防
止でき、かつ大きな抜け出し阻止力が得られるな
どの利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の管継手構造を示す一部断面正面
図、第2図および第3図は抜止め作用状態を示す
要部断面図、第4図は従来の止環例の内面側から
みた平面図、第5図は本考案の管継手構造の一部
断面正面図、第6図および第7図はその抜止め作
用状態を示す要部断面図、第8図は本考案に係る
止環の縦断面図、第9図および第10図は態様を
異にする本考案の管継手構造の、要部断面図であ
る。 1,1′……管体、2……継手本体、2a……
シール面、3……弾性パツキン、40,40′,
40″……押輪(袋ナツト)、40A,40′A,
40″A……傾斜面、50……止環。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 継手本体端部のシール面と、継手本体に挿嵌さ
    れ管端部が拡管された管体との間に弾性パツキン
    を配し、管体側から押輪を継手本体に連結し、こ
    の連結に伴つて継手本体側ほど小径の皿ばね状止
    環を介して前記弾性パツキンを押圧する管継手に
    おいて、前記止環を周方向に無端状に連続した一
    様な実質的に完全リングである止環とし、該止環
    の小径部分が抜け出し力の作用により前記弾性パ
    ツキンで抵抗力に抗して押圧されたとき、該止環
    を反転させ、小径の向きが管体側となるように前
    記押輪の押圧壁の内面を実質的に管体側に向つて
    斜め後方に傾斜させてなることを特徴とする管継
    手。
JP9729481U 1981-06-30 1981-06-30 管継手 Granted JPS582486U (ja)

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JP9729481U JPS582486U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 管継手

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Publication Number Publication Date
JPS582486U JPS582486U (ja) 1983-01-08
JPS626378Y2 true JPS626378Y2 (ja) 1987-02-13

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5333844U (ja) * 1976-08-30 1978-03-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5333844U (ja) * 1976-08-30 1978-03-24

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JPS582486U (ja) 1983-01-08

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