JPS6263564A - インド−ル誘導体 - Google Patents

インド−ル誘導体

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JPS6263564A
JPS6263564A JP20388685A JP20388685A JPS6263564A JP S6263564 A JPS6263564 A JP S6263564A JP 20388685 A JP20388685 A JP 20388685A JP 20388685 A JP20388685 A JP 20388685A JP S6263564 A JPS6263564 A JP S6263564A
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Masanori Somei
正徳 染井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明の目的は、医薬品として有用な麦角アルカロイド
類の製造中間体として重要な、一般式(式中のR1は水
酸基または低級アルコキシ基で置換された炭素数1〜3
のアルキル基であり R2は炭素数1〜6のアルキル基
であり、Xは水酸基または低級アルキル基であり R3
はホルミル基、ニトロビニル基またはニトロエチル基で
ある)で表されるインドール誘導体を提供することにあ
る。
〔従来の技術〕
麦角アルカロイド類は、α−受容体遮断作用、抗セロト
ニン作用、平滑筋収縮作用、末梢血管拡張作用、脳血管
拡張作用、プロラクチン分泌抑制作用等、種々の薬理作
用を有し、臨床1−広(用いられている。例えば、偏頭
痛治療薬、末梢血管障害治療薬、老人性脳機能不全治療
薬、子宮収縮薬、子宮止血薬、降圧薬、高プロラクチン
症治療薬などである。
麦角アルカロイドはその基本化学構造として、式 で表されるエルゴリン構造を有しているが、D環の2重
結合の位置、8位の置換基の種類、その他1位、2位、
6位、13位等の位置の置換基の有無、種類等によって
著しく作用が異なる。このため、選択的、特異的な薬理
効果を発揮させるべく多くの誘導体研究がなされている
現在、治療に用いられている麦角アルカロイド類のほと
んどは、天然アルカロイドまたはその半合成品であり、
変角を採取し、抽出、精製して、あるいはそれを化学修
飾することによって得られている。
誘導体研究も天然アルカロイドを用いた、環の開裂、加
水分解、置換基の変換等がもっばら行われており、この
ため、基本構造そのものの変更や置換基の大幅な変換、
置換位置の選択等において著しく制限されていた。
麦角アルカロイド類の全合成研究も種々行われ、いくつ
かのアルカロイドについて合成方法がすでに報告されて
いるが、いずれも工程数が多く、多数の手間を要し、全
工程通算収率が低く、工業的に応用するには不十分であ
る。〔テトラヘドロンレターズ (Tetrahedr
on Letters)、  22〜23巻、1827
〜1830ページ、1975年;ケミストリー レター
ズ (Chemistry Letters)、  1
981年、615〜618ページ〕 〔発明が解決しようとする問題点〕 種々の薬理作用を有し、医薬品として有用な麦角アルカ
ロイド類を製造、研究するにあたり、従来の製造方法は
いずれも多くの手間を要し、収率が低く、効果的な研究
開発ができなかった。このため、この分野の研究開発に
おいて種々の誘導体に応用可能で、効率的なアルカロイ
ド類の製造方法、または合成中間体、またはその製造方
法等の開発が嘱望されていた。
〔問題を解決するための手段〕
麦角アルカロイド類の効率的な製造方法を見出すべく検
討した結果、本発明のインドール誘導体を製造中間体と
して用いることにより、種々のアルカロイド類が、容易
に短工程で製造できることを見出した。
例えば、本発明の一般式(I)で表される化合物でR3
がニトロエチル基である、一般式(式中のR1、Xおよ
びR2は前記と同じ意味をもつ)で表される化合物を、
酸−塩基触媒を用いて閉環させて、一般式 (式中のR1およびR2は前記と同じ意味をもつ)で表
される化合物を得、次いで、これを適当な還元剤をもち
いて還元することにより、ノルカックラビン(Norc
hanoclavine)  、ノルイソカックラビン
(Norisochanoclavine)などのクラ
ビン型アルカロイドおよびそれらの誘導体を得ることが
できる。
これらの化合物の4位のアミン基に、常法に従い、メチ
ル基を導入することにより、カックラビン(Chano
ciavine)、インカックラビン(I 5ocha
no−clavin)  およびそれらの誘導体を製造
することができる。さらに、カックラビン、インカック
ラビンから、アグロクラビン(Agroclavine
)、フエスツクラビン(Festuclavine)、
コスタクラビン([:os−taclavine)、セ
トクラビン(Setoclavine)  、インカッ
クラビン(Isosetoclavine)、エリモク
ラビン(Elymoclavine)、ベニクラビン(
Peniclavine)  、インベニクラビア (
Isopeniclavine)等のアルカロイド類へ
変換することができる。
本発明の一般式(I)の化合物で、R3が二トロビニル
基である、一般式 h (式中のR1、X−J6よびR2は前記と同じ意味をも
つ)で表される化合物は、適当な還元剤をもちいて還元
することにより、一般式(IC)の化合物に変換するこ
とができ、また、例えば水素化ホウ素ナトリウム−塩酸
で処理することにより、ワンポットで還元、閉環させ、
一般式(DI)の化合物を得ることができる。これらの
化合物から、前述したように容易に種々のアルカロイド
類に導くことができる。
本発明の一般式(I)の化合物で R3がホルミル基で
ある、一般式 (式中のR’、XおよびR2は前記と同じ意味をもつ)
で表される化合物は、酢酸アンモニウムの存在下、ニト
ロメタンと反応させることにより、一般式(Ib)の化
合物を得ることができる。これは前述したように、一般
式(Ic>または一般式(TII)の化合物を経由して
種々のアルカロイド類に導くことができる。また、ホル
ミル基の特性を生かして種々の置換基に変換し、閉環さ
せることにより、別の骨格あるいは別の置換基を有する
アルカロイドへ導くことができる。
このように、本発明の一般式(I)の化合物を製造中間
体として用いることにより、きわめて容易に短工程で、
種々の麦角アルカロイドを製造することができる。
本発明の一般式(I)で表される化合物から導かれるク
ラビン型アルカロイド類は、種々の薬理作用を有し、医
薬品として有用である。例えば、カックラビンは血圧降
下作用を示すことから降圧薬として用いられ、アグロク
ラビンは、強力な子宮収縮作用を示すことから、分娩促
進薬として用いられる。
従って本発明の一般式(I)の化合物は、医薬品として
有用な麦角アルカロイド類の製造中間体としてきわめて
重要である。
本発明の一般式(1)の化合物は以下のようにして製造
することができる。
即ち、式 で表される4−ヨード−3−インドールカルバルデヒド
と、一般式 (式中のR1、XおよびR2は前記と同じ意味をもつ)
で表されるオレフィン誘導体とを反応させることにより
、一般式(I)の化合物でR3がホルミル基である一般
式(Ia)の化合物を製造することができ、この一般式
(Ia)の化合物を、酢酸アンモニウムの存在下ニトロ
メタンと反応させることにより、一般式(Ib)の化合
物を製造することができる。さらに、一般式(Ib)の
化合物を適当な還元剤、例えば水素化ホウ素す) IJ
ウムをもちいて還元することにより、一般式(Ic)の
化合物を製造することができる。
本発明の一般式(I>の化合物で、R1がヒドロキシメ
チル基で、Xがメトキン基である化合物は、一般式 h (式中のR2およびR3は前記と同じ意味をもつ)で表
される化合物を適当な溶媒中、70%−m−クロル過安
息香酸と反応させることによっても製造することができ
る。
これらの製造方法において出発原料として用いられる、
式(■)、一般式(Id)および一般式(V)の化合物
は、文献記載の方法またはその類似方法により製造する
ことができる。〔ケミカルアンド ファルマセウチ力ル
 ブレチン (Chem。
Pharm、Bull、)、 32巻、5064〜50
65ページ、1984年、ジャーナル オン オルガニ
ック ケミストリー(J、Org、 Chem、)、 
 25巻、1673〜1674ページ、1960年〕 本発明の一般式(1)の化合物の製造方法を好適に実施
するには、式(rV)で表される4−ヨード−3−イン
ドールカルバルデヒドを不活性溶媒、例えばN、N−ジ
メチルホルムアミドに溶解し、過剰量のトリエチルアミ
ンと、式(IV)の化合物に対し、5〜6倍当量の一般
式(V)で表されるオレフィン誘導体と、少量の酢酸パ
ラジウムと、テトラ−n−ブチルアンモニウムプロミド
を加え、封管中、約100℃で2〜5時間加熱攪拌する
。反応後常法に従い処理、精製して目的物の一般式(r
a)の化合物を得る。得られた一般式(Ia)の化合物
を適量のニトロメタンに溶解し、これに一般式(Ta)
の化合物と、等モル堡の酢酸アンモニウムを加え、80
〜120℃で1〜20時間加熱攪拌する。
冷却後常法に従い処理、精製して目的物の一般式(Ib
)の化合物を得る。一般式(Ib)の化合物を不活性溶
媒、例えばメタノールに溶解し、3〜4倍当量の水素化
ホウ素ナトリウムを加え、室温で約30分間攪拌する。
適量の水を加えた後2N−塩酸で注意深く中和し、溶媒
を留去後、残渣を不活性有機溶媒、例えば塩化メチレン
で抽出する。
抽出液を常法に従い処理、精製して、目的物の一般式(
Ic)の化合物を得る。
また、一般式(Id)の化合物を出発原料として用いる
反応は、一般式(Id)の化合物を不活性有機溶媒、例
えば塩化メチレン−メタノール混合溶媒に溶解し、これ
に2〜5倍当量のm−クロル過安息香酸を加え、室温で
3〜5時間攪拌する。
反応終了後常法に従い処理、精製することにより目的物
を得る。
本発明の一般式(I)の化合物、特に一般式(Ib)お
よび(IC)の化合物はこれを閉環、還元することによ
り種々のクラビン型アルカロイドに導くことができる。
例えば、一般式(Ic)の化合物で、R1,R2のいず
れか一方がヒドロキシメチル基で、他方がメチル基であ
る化合物から2工程でノルカックラビン、ノルイソカッ
クラビンを製造することができ、4工程でカックラビン
、インカックラビンを製造することができ、5工程でア
グロクラビンを製造することができる。その他、フェス
ツクラビン、コスタクラビン、セトクラビン、イソベニ
クラビン、エリモクラビン、ベニクラビン、イソベニク
ラビンなどのアルカロイド類へ導くことができる。
これらのアルカロイド類はいずれも有用な薬理作用を示
し医薬品として有用である。例えば、カックラビンは血
圧降下作用を示すことから降圧薬として用いられ、アグ
ロクラビンは強い子宮収縮作用を示すことから分娩促進
薬として用いられる。
〔実施例〕
本発明の内容を以下の実施例によりさらに詳細に説明す
る。なお、各実施例中の化合物の融点はすべて未補正で
ある。
実施例 1 4−ヨード−3−インドールカルバルデヒド100.9
mgをN、N−ジメチルホルムアミド1dに溶解し、こ
れにトリエチルアミン0.3mf、2−メトキシ−2−
メチル−3−ブテン−1−オール254mg、酢酸パラ
ジウム7.1mgおよびテトラ−n−プチルアンモニウ
ムブロミド14.2mgを加え、封管中98〜100℃
で3時間加熱攪拌した。冷浸、反応液に塩化メチレン−
メタノール混合溶媒(95:5)を加え、不溶物をシリ
カ膜ろ去し、減圧下に溶媒を留去した。残留物に適量の
水を加え、塩化メチレン−メタノール混合溶媒(95:
5)で抽出し、飽和食塩水および水で洗い、無水硫酸す
) IJウムで乾燥した。残留油状物をシリゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒;塩化メチレン:メタノ
ール=95:5)で精製して無色プリズム晶の4−(3
−ヒドロキシメチル−3−メトキシ−1−ブテン−1−
イル)−3−インドールカルバルデヒド88.4 mg
 (91,7%)を得た。
無色プリズム晶 融  点 :  78〜80℃ (酢酸エチル−n−へキサン) IR(film)ニ ジmaX  3460.1648.1084  cm−
’NMR(CD30D) δ:  1.50(31イ、  S)、  3.23(
311,S)、  3.56(21(。
s)、  6.03(LH,d、  J=16.旧+Z
)、  6.93〜7.50(311,m)、  7.
96(IH,s)、  8.03(III。
d、  J=16,0Hz)、  9.60(1N、 
 S))、(S  :   m/e  228  CM
”−31(OMe)  )!実施例 2 4−(3−ヒドロキシメチル−3−メトキシ−1−ブテ
ン−1−イル)−3−インドールカルバルデヒド70.
4mgをニトロメタン5−に溶解し、これに酢酸アンモ
ニウム20.8mgを加え、油浴上88℃で9時間加熱
攪拌した。冷浸、適量の飽和食塩水および塩化メチレン
−メタノール混合溶媒(95:5)を加え、よくふり混
ぜた後、有機層を分取した。水層をさらに塩化メチレン
−メタノール混合溶媒で抽出して両液を合わせ、飽和食
塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に
溶媒を留去し、残留結晶をメタノールから再結晶して橙
赤色プリズム品の4−(3−ヒドロキシメチル−3−メ
トキシ−1−ブテン−1−イルL−3−(2−ニトロビ
ニル)インドール48.0mgを得た。再結晶母液をシ
リカゲル分取薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;塩化
メチレンニメタノール−95:5)で精製してさらに2
7.8mgの目的物を得た。全収量75.8mg(92
゜3%)。
橙赤色プリズム晶 融  点 ;  164〜165℃ (メタノール) IR(KBr) : v max  3380.3150. 1605.12
95.1244  am−’NMR(pyridine
−d5) δ: 1.67(3H,s)、 3.41(38,s)
、 3.93(2H。
s)、 6.31(LH,d、 J=15.6Hz)、
 6.92〜7.50(3H,m)、 7.38(IH
,d、 J=15.6Hz)。
7.77(IH,d、 J・12.8Hz)、 7.9
9(IH,s)。
8.76(ltl、 d、 J=12.8Hz)MS 
 :  m/e 302  (!P  )元素分析値 
(C+ sHl 8N204として)0%   N% 
  N% 計算値  63.56   6.00   9.27実
測値  63.54   6.01   9.08実施
例 3 4−(3−ヒドロキシメチル−3−メトキシ−1−ブテ
ン−1−イル)−3−(2−二トロビニル)インドール
503.9mgをメタノール25mNに溶解し、これに
水累化ホウ素す) +Jウム209.8mgを加えて、
室温下で約30分攪拌した。反応終了後適量の水を加え
、2N−塩酸を用いて注意深く中性とした後、メタノー
ルを留去し、残留溶液を塩化メチレンで抽出した。
抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧下に溶媒を留去した。残留物を酢酸エチル−
〇−へキサンから再結晶して淡黄色プリズム晶の、4−
(3−ヒドロキシメチル−3−メトキシ−1−ブテン−
1−イル)−3−(2−二トロエチル)インドール41
5.5mgを得た。再結晶母液をシリカゲル分取薄層ク
ロマトグラフィー(展開溶媒;塩化メチレン:メタノー
ル−95:5)で精製してさらに61.2mgの目的物
を得た。全収量476、7 mg (94,0%)。
無色プリズム晶 融  点 :   125.5 〜126.5℃(酢酸
エチル−〇−ヘキサン) IR(KBr) ニ ジma×3350.3250.1545.1336.1
049  cm−’NMR(10%CD300 in 
CDCl5)δ: 1.40(3H,s)、 3.24
(3)1. s)、 3.49(2H。
t、 J=7.6Hz)、 3.52(2H,s)、 
4.53(2H。
t、 J=7.6Hz) 、 5.99 (LH,d、
 J=16.0Hz) 。
6.87(18,brs)、 6.95〜7.20(3
H,m)。
7.10(LH,d、 J=16,0Hz)、 9.1
0(LH,br)MS  :  m/e 304  (
iA” )元素分析値 (CI611□。N2O4とし
て)0%   8%   N% 計算値  63.14   6.62   9.20実
測値  62.97   6.69   9.20実施
例 4 4−(3−メチル−1,3−ブタジェン−1−イル)−
3−インドールカルバルデヒド35.0mgを、塩化メ
チレン5mj2、メタノール1dの混合溶媒に溶解し、
これに炭酸水素す) IJウム49mgを加え、次いで
70%−m−クロル過安息香酸37.5mgを塩化メチ
レン1mlに溶解した液を加え、室温下で約1時間攪拌
した。
反応終了後、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を
加え、塩化メチレンで抽出した。抽出液を無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去し、残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;塩化メチ
レン:メタノール=99:5)で精製して、淡黄色結晶
17.8 mg (41,4%)を得た。本物質の物理
恒数は実施例1で得られた化合物のものとすべて一致し
た。
実施例 5 4−(3−ヒドロキシメチル−3−メトキシ−1−ブテ
ン−1=イル)−3−インドールカルバルデヒド51.
0mgをニトロメタン3ffLi2に溶解し、これに酢
酸アンモニウム67.0mgを加え油浴上108〜11
3℃で約1時間加熱攪拌した。冷却後適量の飽和食塩水
を加え、塩化メチレンで抽出し、抽出液を飽和食塩水で
洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に溶媒を
留去し、残留結晶をメタノール−水より再結晶して赤橙
色プリズム晶59.0mg (99,2%)を得た。
本物質の物理恒数は実施例2で得た化合物のものとすべ
て一致した。
実施例 6 1− [,3−(2−二トロビニル)インドール−4−
イルヨー3−メチル−1−ブテン−3−オール1.01
5gをN、 N−ジメチルホルムアミド40mj2に溶
解し、これに塩化アンモニウム504.9mgを加え油
浴上120〜132℃で2時間加熱攪拌した。減圧下に
溶媒を留去した後、飽和炭酸水素す) IJウム水溶液
60tn12と水20mj2を加え、塩化メチレン−メ
タノール混合溶媒(95:5)で抽出した。抽出液を無
水硫酸すl−IJウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去し
て淡褐色プリズム晶の4−(3−メチル−1,3−ブタ
ジェン−1−イル)−3−(2−二トロビニル)インド
ールヲ得り。
淡褐色プリズム晶 融  点 :   154 〜156℃ (decom
p、)(メタノール) IR(KBr) : v maX  3220. 1600. 1509. 
1235  cm−’NMR(pyridine−d5
) δ: 2.12(3t1. s)、 4.90〜5.2
5(2H,m)。
6.79(IH,d、 J=15.2Hz)、 7.2
7(IH,d。
J=15.2f(z) 、 6.95〜7.50 (3
t1. m) 、 7.72(IH,d、 、h12.
8Hz)、 7.96(ift、 s)、 8.70(
IH,d、 J=12.8Hz)、  13.13(I
H,brs)得られた粗結晶を塩化メチレン−メタノー
ル混合溶媒(1:1)60dに溶解し、これに70%−
m−クロル過安息香酸1,676 gを加え、室温下で
約3時間攪拌した。反応終了後、飽和炭酸水素すl−’
Jウム水溶液を加えてよく振とうし、有機層を分取した
。水層をさらに塩化メチレンで抽出し、両液を合わせて
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した
。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒;塩化メチレン:メタノール−99:1)で精製し
て、橙赤色プリズム晶460.1 mg (通算収率4
0.8%)を(等だ。本物質の物理恒数は実施例3で得
た化合物のものとすべて一致した。
〔発明の効果〕
本発明の一般式(I)の化合物は、きわめて容易にかつ
短工程で種々の麦角アルカロイド順に導くことができる
。例えば、一般式(r)の化合物中で R3がニトロエ
チル基である式(Ic)の化合物を閉環、還元すること
によりカックラビン、イソカックラビンなどに導くこと
ができる。イソカックラビンは塩化チオニルで処理する
ことにより、アグロクラビンに導くことができる。その
他フエスツクラビン、セトクラビン、イソカックラビン
、エリモクラピン、ベニクラビン、インベニクラビンな
どに導くことができる。
これらのアルカロイド類は種々の薬理作用を有しており
、医薬品として有用である。例えば、カックラビンは血
圧降下作用を示すことがら、降圧薬として用いられ、ア
グロクラビンは強力な子宮収縮作用を示すことから、分
娩促進薬として用いられる。
本発明の一般式(I)の化合物を合成中間体として用い
ることにより、上述したような麦角アルカロイド骨格を
もつ種々の医薬品を、効率よく製造することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR^1は水酸基または低級アルコキシ基で置換
    された炭素数1〜3のアルキル基であり、R^2は炭素
    数1〜6のアルキル基であり、Xは水酸基または低級ア
    ルコキシ基であり、R^3はホルミル基、ニトロビニル
    基またはニトロエチル基である)で表されるインドール
    誘導体。
JP20388685A 1985-09-13 1985-09-13 インド−ル誘導体 Granted JPS6263564A (ja)

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Cited By (1)

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CN107935905A (zh) * 2017-11-28 2018-04-20 大理大学 Indiacens A的合成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107935905A (zh) * 2017-11-28 2018-04-20 大理大学 Indiacens A的合成方法
CN107935905B (zh) * 2017-11-28 2021-09-17 大理大学 Indiacens A的合成方法

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JPH0465066B2 (ja) 1992-10-16

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