JPS6263568A - 1,3,4,5−テトラヒドロベンズ〔cd〕インド−ル誘導体の製造方法 - Google Patents

1,3,4,5−テトラヒドロベンズ〔cd〕インド−ル誘導体の製造方法

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JPS6263568A
JPS6263568A JP60203889A JP20388985A JPS6263568A JP S6263568 A JPS6263568 A JP S6263568A JP 60203889 A JP60203889 A JP 60203889A JP 20388985 A JP20388985 A JP 20388985A JP S6263568 A JPS6263568 A JP S6263568A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明の目的は医薬品として、また、変角アルカワイド
骨格を有する医薬品の製造中間体として有用な、一般式 (式中のR’およびR2のいずれか一方はヒドロキシメ
チル基であり、池の一方はメチル基である)で表される
1、 3.4.5−テトラヒドロベンズ〔cd)インド
ール誘導体の製造方法を提供するものである。
さらに詳しく述べれば、本発明は、一般式H (式中のR3は低級アルキル基であり 1lilおよび
R2は前記と同じ意味をもつ)で表されるカルバメート
誘導体を還元することを特徴とする、α−受容体遮断作
用、抗セロトニン作用等を有し、偏頭痛治療薬あるいは
高血圧治療薬として有用な一般式(I)の化合物の製造
方法を提供するものである。
本発明はまた、医薬品として有用な種々の麦角アルカロ
イド誘導体を、きわめて容易に短工程で製造できる合成
中間体の効率的な製造方法を提供するものである。
本発明の一般式(I)の化合物からは、きわめて容易に
短工程で種々の麦角アルカロイドを製造することができ
る。例えば、前記一般式(I)の化合物を塩化チオニル
で処理することにより、アグロクラビン(Agrocl
avine)を得ることができ、一般式(1)の化合物
をシニウ酸で処理することによりフェスツクラビン(F
estuclavine)を得ることができる。さらに
、アグロクラビンから、コスタクラビア (Costa
clavine)、インベニクラビン(Isoseto
clavine)、セトクラビン(Setoclavi
ne)、エリモクラビン(巳1ymoclavine)
、ベニクラビン(Pen ic lav 1ne)、イ
ンベニクラビン(Isopeni−clavine)等
のアルカロイドおよびそれらの誘導体に容易に導くこと
ができる。〔ジャーナル オンメディシナル ケミスト
リー (J、 Med、 Chem、)。
18巻、892〜895ページ、1975年: 日本農
芸化学会誌、33巻、1031ページ〜、1959年;
 同34巻、366ページ〜、1960年; ヘルベチ
力 ヒミ力 アクタ(Helv、Chim、 Acta
)、150巻、1358〜1373ページ、1967年
〕 これらのアルカロイド類はすべて麦角アルカロイド特有
の薬理効果、例えばプロラクチン分泌抑制作用、子宮収
縮作用等を有しており医薬品として有用である。特に、
アグロクラビンは強力な子宮収縮作用を示すことから、
分娩促進薬として用いられる。
〔従来の技術〕
麦角アルカロイド類は、α−受容体遮断作用、抗セロト
ニン作用、平滑筋収縮作用、末梢血管拡張作用、脳血管
拡張作用、プロラクチン分泌抑制作用等、種々の薬理作
用を有し、臨床上広く用いられている。例えば、偏頭痛
治療薬、末梢血管障害治療薬、老人性脳機能不全治療薬
、子宮収縮薬、子宮止血薬、降圧薬、高プロラクチン症
治療薬などである。
麦角アルカロイドはその基本化学構造として、式 で表されるエルゴリン構造を有しているが、D環の2型
詰合の位置、8位の置換基の種類、その他1位、2位、
6位、13位等の位置の置換基の有無、種類等によって
著しく作用が異なる。このため、選択的、特異的な薬理
効果を発揮させるべく、多くの誘導体研究がな声れてい
る。
現在、治療に用いられている麦角アルカロイド類のほと
んどは、天然アルカロイドまたはその半合成品であり、
変角を採取し、抽出、精製して、あるいはそれを化学修
飾して製造されている。
誘導体研究も天然アルカロイドを用いた、環の開裂、加
水分解、置換基の変換等がもっばら行われており、この
ため、基本構造そのものの変更や置換基の大幅な変換、
置換位置の選択等において著しく制限されていた。
麦角アルカロイド類の全合成研究も種々性われ、いくつ
かのアルカロイドについて合成方法がすでに報告されて
いるが、いずれも工程数が多く、多数の手間を要し、全
工程通算収率が低く、工業的に応用するには不十分であ
る。〔テトラヘドロンレターズ (Tetrahedr
on Letters)、  22〜23巻、1827
〜1830ページ、1975年;ケミストリー レター
ズ (Chemistry Letters)、  1
9131年、615〜618ページ〕 従来より医薬品とし2て用いられてきた天然麦角アルカ
ロイドのほとんどは式(III)のエルゴリン骨格の8
位に高分子のポリペプチド鎖をもつペプチド型である。
また、半合成品としては、天然麦角アルカロイドを加水
分解して得られるリゼルグ酸(Lysergic ac
id) ゛の8位のカルボキシル基を、カルバモイル基
または種々のN−置換力ルバモイル基に変換したアミン
型(アミド型)がほとんどである。
近年、高分子のポリペプチド鎖をもたない天然麦角アル
カロイドであるクラビン型アルカロイドが単離され、従
来の天然麦角アルカロイド類と異なる薬理効果の発現を
期待して、数多くの誘導体の合成研究、医薬品への応用
検討がなされている。
このクラビン型アルカロイドまたは、その誘導体を製造
する中間体としては、エルゴリン環のD環が6.7位で
開裂した6、7−セコエルゴリン誘導体が最も応用範囲
が広く、重要視されている。しかしながら、従来の製造
方法はいずれも効率が悪く、工業的に応用するには不十
分であ−っだ。例えば、前記テトラヘトlコンレターズ
 22〜23佳、1827〜1830ページ(1975
年)の方法、すなわら、式 で表される化合物を出発原料として用いて7エt′賃、
通算収率綿0.3〜0.7%でカックラビン−I(口]
a−noclavine−I )を製造する方法、ある
いはケミストリー レターズ 1981年、615〜6
18ページの方法、すなわち、式 で表される化合物を出発原料と1.て用いて、6エ程、
通算収率綿0.3%、7エ程、通算収率綿0.6%で(
±)−6,7−セコアグロクラビン〔く±L−6,7−
secoagro7−5ecoa )を製造する方法等
である。
〔発明が解決しようとする問題点3 種々の薬理作用を有し、医薬品として有用な麦角アルカ
ロイド類、特に、クラビン型アルカロイド類を製造、研
究するにあたり、従来の製造方法はいずれも多くの手間
を要し、収率が低く、効果的な研究開発ができなかった
。このため、この分野の研究開発において種々の誘導体
に応用可能で、効率的な麦角アルカロイド誘導体を製造
できる方法、または合成中間体、またはその製造方法等
の開発が嘱望されていた。
〔問題点を解決するための手段〕
麦角アルカロイド類、特に、クラビン型アルカロイド類
の効率的な製造方法を見出すべく検討した結果、一般式
(II)の化合物を適当な還元剤をもちいて還元するこ
とによりクラビン型アルカロイドの重要な製造中間体で
あるカックラビン、イソカックラビン等の6.7−セコ
エルゴリン類(1)がきわめて容易に効率的に製造でき
ることを見出した。
すなわち、本発明の一般式(II)の化合物を還元剤、
例えば水素化リチウムアルミニウムで還元することによ
り85〜95%の収率で容易に一般式(I)の化合物を
製造することができる。
本製造方法で出発原料として用いられる一般式(II)
の化合物は新規化合物で以下のようにして製造すること
ができる。すなわち、式で表される4−ヨード−3−イ
ンドールカルバルデヒドと、一般式 (式中のXは水酸基または低級アルコキン基であリ R
lおよびR2は前記と同じ意味をもつ)で表されるオレ
フィン誘導体とを反応させて、一般式(式中のR1,R
2およびXは前記と同じ意味をもつ)で表される化合物
を得る。次いで、この一般式(■)の化合物に酢酸アン
モニウムの存在下ニトロメタンを反応させて、一般式 (式中のR1、R2およびXは前記と同じ意味をもつ)
で表される化合物を得、これを適当な還元剤、例えば水
素化ホウ素す) IJウムで還元して、一般式(式中の
R1、R2およびXは前記と同じ意味をもつ)で表され
る化合物を得る。この一般式(X)の化合物を酸−塩基
触媒、例えば塩酸−水素化ホウ素す) IJウムで処理
、精製して、一般式(式中のR’、R2およびXは前記
と同じ意味をもつ)で表される化合物を得る。この一般
式(XI)の化合物を適当な還元剤、例えば亜鉛アマル
ガムで還元して、一般式 (式中のR1、R2およびXは前記と同じ意味をもつ)
で表される化合物を得、これをクロル炭酸メチル等のよ
うなハロ炭酸アルキルエステル類と反応させることによ
り製造することができる。
この製造方法で出発原料として用いられる式(VI)お
よび一般式(■)の化合物は文献記載の方法または、そ
の類似方法により製造することができる。〔ケミカル 
アンド ファルマセウチ力ル ブレチ:/ (Chem
、Pharm、Bull、)  、32巻、5064〜
5065ページ、1984年; ジャーナル オンオル
ガー’−ツク ケミストリー(J、Org、 Chem
、)、25巻、1673ページ〜、1960年〕上記製
造方法によって一般式(n)の化合物を得、これを本発
明の製造方法に従い、反応、処理した場合、式(VI)
の化合物から7エ程、通算収率約22%で(±>−pノ
クラビンーI  〔(±)−Chanoclavine
−I ] H ■〕 H を製造することができる。
本発明の製造方法でえられる(±)−カックラビン−I
 (Ia)、(±)−イソ力ノクラビンーI(Ib)は
きわめて容易にエルゴリン構造をもつ種々のクラビン型
アルカロイドに導くことができる。例えば、式(Ia)
または式(Ib)の化合物を塩化チオニルで処理するこ
とにより、容易にアグロクラビンを製造することができ
る。また、式(Ia)の化合物をシュウ酸で処理するこ
とにより、フエスックラビンを製造することができる。
これらの化合物はさらに、1〜数工程でセトクラビン、
イソセトクラビン、エリモクラビン、ベニクラビン、イ
ンベニクラピン等種々のアルカロイド類に導くことがで
きる。
本発明の一般式(I)の化合物から導かれる種々のクラ
ビン型アルカロイド類はいずれも天然麦角アルカロイド
特有の作用、例えば、プロラクチン分泌抑制作用、子宮
収縮作用等を有し医薬品として有用である。例えば、ア
グロクラビンは強力な子宮収縮作用を示すことから分娩
促進薬として用いられる。
本発明の一般式(I)の化合物自体も麦角アルカロイド
類似の作用、例えばα−受容体遮断作用、抗セロトニン
作用等を有し、偏頭痛治療薬、高血圧治療薬として有用
である。
特に、本発明の一般式(I)の化合物で、R1がヒドロ
キシメチル基であり 12がメチル基である、式(Ia
)の(±)−カノクラビンーエは、ヒトを含む哺乳動物
において顕著な血圧降下作用を示し、降圧薬として有用
である。本化合物の血圧降下作用は、麻酔下ラットを用
いた実験で確認され、10mg/kgの静脈内投与で有
意な血圧降下作用を示す。
本発明の製造方法はこのように医薬品として、また、麦
角アルカロイド骨格を持つ医薬品の製造中間体として重
要な、一般式(j)の化合物を容易に、効率よく製造す
ることができる。
本発明の製造方法に用いられる還元剤はカルバメート類
を還元できるものであればよいが、水素化リチウムアル
ミニウムが最も好ましい。
本発明の製造方法を好適に実施するには、前記一般式(
II)の化合物を適当な有機溶媒、例えば無水テトラヒ
ドロフランに溶解し、これに過剰量の水素化リチウムア
ルミニウムを加えて、1〜3時間還流する。反応終了後
、適量のメタノールを加えて過剰の水素化リチウムアル
ミニウムを分解し、ロッシェル塩水溶液を加えた後、適
当な有機溶媒、例えば塩化メチレン−メタノールで抽出
する。抽出液を常法に従い、処理、精製して目的物を得
る。
〔実施例〕
本発明の内容を以下の参考例および実施例によりさらに
詳細に説明する。なお、各実施例中の化合物の融点はす
べて未補正である。
参考例 1 4−ヨード−3−インドールカルバルデヒド100.9
mgをN、N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、
これにトリエチルアミン0.3d、2−メトキシ−2−
メチル−3−ブテン−1−オール254mg、酢酸パラ
ジウム7.1mgおよびテトラ−n−ブチルアンモニウ
ムプロミド14.2mgを加え、封管中98〜100℃
で3時間加熱攪拌した。冷浸、反応液に塩化メチレン−
メタノール混合溶媒(95:5)を加え、不溶物をシリ
カ膜ろ去し、減圧下に溶媒を留去した。残留物に適量の
水を加え、塩化メチレン−メタノール混合溶媒(95:
5)で抽出し、飽和食塩水および水で洗い、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。残留油状物をシリゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール
=95 : 5) テlit製して無色プリズム晶の4
−(3−ヒドロキシメチル−3−メトキシ−1−ブテン
−1−イル)−3−インドールカルバルデヒド88.4
mg (91,7%)を得た1゜無色プリズム晶 融  点:  78〜80℃ (酢酸エチル−〇−へキサン) IR(film)ニ ジmax3460.1648.1084  am−’N
MR(CD、00) δ: 1.50(3H,s)、 3.23(3H,s)
、 3.56 (2H。
s)、 6.03(IH,d、 J=16.0Hz)、
 6.93〜7、50(3B、  m)、  7.96
(18,s)、  8.03(IH。
d、  J=16.0Hz)、  9.60(1!(、
s)MS  :   m/e  228  CM”  
−31(OMe)  )参考例 2 4−(3−ヒドロキシメチル−3−メトキシ−1−ブテ
ン−1−イル)−3−インドールカルバルデヒド70.
4mgをニトロメタン5mlに溶解し、これに酢酸アン
モニウム20.8mgを加え、油浴上88℃で9時間加
熱攪拌した。冷浸、適量の飽和食塩水および塩化メチレ
ン−メタノール混合溶媒(95:5)を加え、よくふり
混ぜた後、有機層を分取した。水層をさらに塩化メチレ
ン−メタノール混合溶媒で抽出して両液を合わせ、飽和
食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下
に溶媒を留去し、残留結晶をメタノールから再結晶して
橙赤色プリズム晶の4−(3−ヒドロキシメチル−3−
メトキシ−1−ブテン−1−イル)−3−(2−二トロ
ビニル)インドール48.0mgを得た。再結晶母液を
シリカゲル分取薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:塩
化メチレン:メタノール=95:5)で精製してさらに
27.8mgの目的物を得た。全収量75.8 mg 
(92,3%)。
橙赤色プリズム品 融  点 :  164〜165℃ (メタノール) IR(KBr) : v max3380.3150.1605. 1295
.1244  cm−’NMR(pyridine−d
s) δ: 1.67(3H,s)、 3.4H3H,s)、
 3.93(2H。
s)、 6.31(LH,d、 J=15.6Hz)、
 6.92〜7.50(3H,m)、 7.38(IH
,d、 J=15.6Hz)。
7.77(IH,d、 J=12.8Hz)、 7.9
9(LH,s)。
8.76(IH,d、 J=12.8Hz)MS  :
  m/e 302  (M”  )元素分析値 (C
168IlIN204として)0%   8%   N
% 計算値  63.56   6.00   9.27実
測値  63.54   6.01   9.08参考
例 3 4−(3−ヒドロキシメチル−3−メトキシ−1−ブテ
ン−1−イル)−3−(2−二トロビニル)インドール
503.9mgをメタノール25mgに溶解し、これに
水素化ホウ素ナトリウム209.8mgを加えて、室温
下で約30分攪拌した。反応終了後遠景の水を加え、2
N−塩酸を用いて注意深(中性とした後、メタノールを
留去し、残留溶液を塩化メチレンで抽出した。
抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸す) IJウム
で乾燥後、減圧下に溶媒を留去した。残留物を酢酸エチ
ル−〇−へキサンから再結晶して淡黄色プリズム晶の4
−(3−ヒドロキシメチル−3−メトキシ−1−ブテン
−1−イル)−3−(2−二トロエチル)インドール4
15.5mgを得た。再結晶母液をシリカゲル分取薄層
クロマトグラフィー(展開溶媒;塩化メチレン:メタノ
ール=95:5)で精製してさらに61.2+ngの目
的物を得た。全収量476.7mg (94,0%)。
淡黄色プリズム晶 融 点:  125.5〜126.5℃(酢酸エチル−
〇−ヘキサン) IR(KBr) : v max  3350.3250.1545.133
6.1049  cm−’NMR(10%CD、OD 
in CDC13)δ: 1.40(3H,s)、 3
.24(3H,s)、 3.49(211゜t、 J=
7.6Hz)、 3.52(2H,s)、 4.53(
2tl。
t、 J=7.6Hz)、 5.99(1)1. d、
 J=16.0Hz)。
6.87(IH,brs)、 6.95〜7.20(3
H,m)。
7.10(11(、d、 J=16.0Hz)、 9.
10(1N、 br)MS  :  m/e 304 
 (M” )元素分析値 (C+ 6H2ON204と
して)0%   8%   N% 計算値  63.14   6.62   9.20実
測値  62.97   6.69   9.20参考
例 4 4.5−)ランス−5−(E−2−ヒドロキシメチル−
1−プロペン−1−イル)−4−二トロー1.3.4.
5−テトラヒドロベンズ〔cd〕インドール (化合物
 1)4− (3−ヒドロキシメチル−3−メトキシ・
−1−ブテン−1−イル)−3−(2−二トロエチル)
インドール501.0mgをメタノール30−に溶解し
、これに水素化ホウ素ナトリウム636.4mgを室温
下撹拌しながら加えた。約5分間攪拌後、反応混合物に
水30mAを加え、この溶液をIN−塩酸6〇−中に激
しく攪拌しながら少量ずつ滴下した。滴下後、さらに2
分間攪拌した後、飽和食塩水100dおよび塩化メチレ
ン200 mj2を加えて振とうし、有機層を分取した
水層をさらに塩化メチレン100dずつで2回抽出して
有機層と合わせ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
減圧下に溶媒を留去し、残留油状物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー・(溶出溶媒;塩化メチし・ン:メ
タノール−99,5: 0.5)で分離精製して、化合
物1、化合物2、化合物3をそれぞれ142.2mg(
31,7%)、24゜3mg(5,4%)、25.0+
ng(5,6%)得た。それぞれの化合物の物理恒数は
下記の通りであった。
化合物 1 4.5−トランス−5−(E−2−ヒドロキシメチル−
1−プロペン−1−イル)−4−ニトロ−1,3,4,
5−テトラヒドロベンズ[ed 〕インドール 無色プリズム晶 融  点:   156.0 〜156.5℃(塩化メ
チレン−ローヘキサン) JR(KBr) : v max3520.3250.1540.1345 
 cm−’NMR(10%CD30D +n CDC1
3)δ: 1.81(3H,d、 J=1゜5Hz)、
 3.53(2H,d、 J=7.4Hz)、 4.0
9(2N、 s)、 4.60(IH,dd、 J=9
.5 and 9.7Hz)、  4.81(IH,d
t、  J=9.7and 7.4Hz>、 5.48
(LH,dq、 J=9.5 andl、5Hz)、 
 6.64〜7.34(4H,m)、  9.16(I
H。
brs) MS  :   m/e  272  (M”  )元
素分析値 (C1SH16N203として)6%   
8%   N% 計算値  66.16   5.92  10.29実
測値  65.97   5.86  10.04化合
物 2 4.5−1−ランス−5−(Z−2−ヒドロキシメチル
−1−プロペン−1−イル)−4−ニトロ−1,3,4
,5−テトラヒドロベンズ[cd ]インドール 無色プリズム品 融  点 :  179〜180 ℃ (メタノール) IR(KBr) ニ ジmax  3540.3270. 1540.136
6、 1344  cnr’N!JR(pyridin
e−d5) δ: 2.07(3H,d、 J=1.5Hz)、 3
゜46〜3.64 (2H。
m)、 4.51(1N、 d、 J=12.5Hz)
、 4.74(IH。
d、  12.5f(z)、  4.96〜5.22(
2H,m)、  5.44(IH,dQ、  J=8.
5 and  1.5Hz)、  6.88〜7.60
(4H,n+)、  11.84(1B、brs)MS
  :   m/e  272  (M”  )元素分
析値 (C+5LeLO3として)6%   8%  
 N% 計算値  66.16   5.92  10.29実
測値  66.18   5゜89  10.17化合
物 3 4.5−シス−5−(8−2−ヒドロキシメチル−1−
プロペン−1−イル)−4−ニトロ−1,3,4,5−
テトラヒドロベンズ(cd )インドール 無色プリズム晶 融  点 :  134〜135 ℃ (塩化メチレン−〇−へキサン) IR(KBr) ニ ジmax  3480.3250.1535.1368
  cm−’NMR(10%CD30D in CDC
13)δ: 1.79(3H,d、 J=1.2Hz)
、 3.06〜3.76(2H。
m)、3.80(2H,s)、4.70(1N、dd、
J=10and  4.4Hz)、  4.74〜5.
10(IH,m)、  5.36(18,dq、  J
=10  and  1.2Hz)、  6.60〜6
.90(28,m)、  6.90 〜7.30(2H
,m)、  8.86(1)1.  brs) MS  :   m/e  272(M”  )元素分
析値 (CISH16N20゜とじて)0%   8%
   N% 計算値  66.16   5.92  10.29実
測値  66.05   5.91  10.08参考
例 5 ビン−■〕 4.5−)ランス−5−(B−2−ヒドロキシメチル−
1−プロペン−1−イル)−4−二トロー1.3.4.
5−テトラヒドロベンズ(cd )インドール50.8
mgをメタノール12−に溶解した。一方、亜鉛末35
3mgと塩化第二水銀54.5mgとを2N−塩酸4m
j2中に加え、約5分間攪拌したのち、水層を傾斜除去
して亜鉛アマルガムを製した。これに前記の溶液を加え
、さらに2N−塩酸4rnlを加えた後、約2時間攪拌
還流した。不溶の亜鉛アマルガムを綿栓ろ去し、メタノ
ールを減圧下に留去した後、IN−水酸化ナトリウム水
溶液でアルカリ性とし、塩化メチレン−メタノール混合
溶媒(95:5)で抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留
去した。残留結晶をメタノール−塩化メチレンで再結晶
して、4.5−)ランス−4−アミノ−5−(B−2−
ヒドロキシメチル−1−プロペン−1−イル)−1,3
,4,5−テトラヒドロベンズ〔cd〕インドール〔(
±)−ノルカックラビン−I]35.Omgを得た。再
結晶母液を、分取薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;
クロロホルム:メタノール:アンモニア水=90 :1
0 :  1)で分離精製して、さらに目的物9.5r
ngを得た。全収量44.5■(98,4%)。
無色プリズム品 融  点:  182〜183℃ (塩化メチレン−メタノール) IR(にBr) ニ ジ max   3230. 1585. 1446.
 1066 cm帽NMR(pyridine−ds) δ: 2.03(38,d、 J=1.2Hz)、 2
.95(IH,dd。
J=15.4 and 10.3Hz)、 3.18〜
3.50(2tl。
m)、 4.00(LH,dd、 J=9.8 and
 6.5Hz)。
4.45(2H,s)、 5.85(IH,dq、 J
=9.8 andl、2tlz)、 6.98(1)1
. d、 J=6.6Hz)、 7.06〜7.48(
3H,m)、 11.50(IN、 brs)MS :
  m/e  242  (M”  )元素分析値 (
C,5HIJ20 −1/8 )120 として)0%
   8%   N% 計算値  ?3.66   7.52  11.46実
測値  73.67   7.51  11.42(±
)−ノルカックラビン−I 51.0 mgをテトラヒ
ドロフラン3.0mlに溶解し、これにトリエチルアミ
ン0.15m1を加え、さらにクロル炭酸メチル0.0
65m1を加えた後、室温で約1時間攪拌した。
反応終了後適量の飽和食塩水を加えて塩化メチレン−メ
タノール混合溶媒(95:5)で抽出した。
抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸す) IJウム
で乾燥後、減圧下に溶媒を留去した。残留物をシリカゲ
ル分取薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;クロロホル
ム:メタノール:アンモニア水=90:10: 1 ;
  Rf値0.52〜0.35 )で分離精製して無色
油状物の(±)−6−ノドキシカルボニル−6−ノルカ
ノクラビンーI 58.4 mg (92,4%)を得
た。
無色油状物 IR(film): v max3380.1690.1510 cm−’N
MR(CDC13) δ: 1.63(LH,s)、 1.92(3H,d、
 J=1.4Hz)。
2.84(1)1. dd、 J=15.7 and 
5.4Hz)、 3.25(1)1. ddd、 J=
15.7.3.9 and 1.2Hz)。
3.62(3H,s)、 4.03(2H,s)、 3
.85〜4.37(2)1. m) 、 4.75 (
ltl、 brd、 J=8.0Hz) 。
5.38(LH,dq、 J=9.2 and 1.4
tlz)、 6.80(1)t、  dd、  J=5
.9  and  2.0Hz)、  6.90(IL
brs)、  7.02〜7.28(2H,m)、  
8.02(IH。
brs) High  MS : 計算値 (c17H2oN2o3として)  :  3
00.1472実測値:  300.1464 参考例 6 4.5−トランス−5−CZ−2−ヒドロキシメチル−
1−プロペン−1−イル)−4−二トロー1.3.4.
5−テトラヒドロベンズ[cd :]インドール50.
4mgをメタノール12mAに溶解した。一方、亜鉛末
349.1mgと塩化第二水銀53.8mgとを2N−
塩酸4rnl中に加え、室温で約5分間攪拌したのち、
水層を傾斜除去して亜鉛アマルガムを製した。これに前
記の溶液を加え、さらに2N−塩酸4m1.を加えて、
約2.5時間攪拌しながら還流した。不溶の亜鉛アマル
ガムを綿栓ろ去し、メタノールを減圧下に留去した後、
適量の飽和食塩水を加え、塩化メチレン−メタノール混
合溶媒(95:5)で抽出した。抽出液を飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧下に溶媒を
留去した。残留結晶を塩化メチレン−メタノールで再結
晶して、無色プリズム品の4,5−トランス−4−アミ
ノ−5−(Z−2−ヒドロキシメチル−1−プロペン−
1−イル)−1,3,4,5−テトラヒドロベンズI:
cd )インドール〔(±)−ノルイソカックラビン−
I318.7mgを得た。再結晶母液をシリカゲル分取
薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;クロロホルム:メ
タノール:アンモニア水=90 :10 :1)で分離
精製してさらに24.1mgの目的物を得た。
全収量 42.8mg (95,7%)。
無色プリズム品 融  点:  196〜197℃ (メタノール−塩化メチレン) IR(KBr)ニ ジ max 3170. 1588.’1445. 1
343. 1093゜1030  cm−’ NMR(pyridine−d、) δ:  2.15(3H,d、  J=1.5Hz)、
  2.91(LH,ddd。
J=15.3. 10.8  and  1.5Hz)
、  3.12〜3.48(2H,m)、  4.11
(LH,dd、  J=9.8  and7.3)1z
)、  4.51(II(、d、  J=12.0Hz
)、  4.70(it(、d、  J=12.0Hz
)、  5.47(lft、  brd、  J=9.
8Hz)、  7.0NLH,dt、  J=6.6 
 and  IHz)。
7.08〜7.47(3ft、  m)、  11.5
H11(、brs)MS   m/e  242  (
M”  )(±)−ノルイソカックラビン−I 43.
1 mgをテトラヒドロフラン4.0−に溶解し、これ
にトリエチルアミン0.13mf2を加え、次いでクロ
ル炭酸メチル0.055 mAを加えて室温下約30分
攪拌した。適量の飽和食塩水および塩化メチレン−メタ
ノール混合溶媒(95:5)を加えて振とうし、有機層
を分離した。水層をさらに塩化メチレン−メタノール混
合溶媒で抽出して有機層と合わせ、飽和食塩水で洗浄、
無水硫酸す) IJウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留
去し、残留物をシリカゲル分取薄層クロマトグラフィー
(展開溶媒;塩化メチレン:メタノール=95:5:R
f値0.35〜0.23 )で分離精製して、無色油状
物の(±)−6−ノドキシカルボニル−6−ノルイソカ
ノクラビンーI 46.8 mg(87,6%)を得た
無色油状物 IR(Flim): v max  3470. 1690. 1510. 
1444  cm−’NMR(CDCI+) δ: 1.83(3H,d、 J=1.4Hz)、 2
.56(LH,brs)。
2.72(IH,dd、 15.2 and 4.8H
z)、 3.26(1)1. dd、 J=15.2 
and 4.0Hz)、 3.55(3H。
s)、 3.80〜4.25(2ft、 m)、 4.
08(LH,d。
J=11゜2Hz)、 4.42(it(、d、 J=
11.2Hz)。
4.89〜5.46(2H,m)、 6.52〜6.8
7(2H。
m)、 6.94〜7.22(21(、m)、 8.0
0(IH,brs)MS :  m/e  282  
(M゛−820)実施例 1 (±)−カックラビン−■ (±)−6−ノドキシカルボニル−6−ノルカノクラビ
ンーI 353.2mgを無水テトラヒドロフランに溶
解し、これに水素化リチウムアルミニウム542.8m
gを加え、約1時間攪拌下に還流した。反応終了後、メ
タノールを加えて過剰の水素化リチウムアルミニウムを
分解し、ロッシェル塩水溶液を加えて、塩化メチレン−
メタノール混合溶媒(95:5)で抽出した。抽出液を
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧下に溶媒を留去した。残留結晶をメタノールより再結
晶して無色プリズム晶の(±)−カックラビン−118
2,7■を得た。再結晶母液を濃縮し、シリカゲル分取
薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;クロロホルム:メ
タノール:アンモニア水=90 :10 : 1)で分
離精製してさらにプリズム晶の目的物105.5mgを
得た。全収量288.2mg (95,8%)。
無色プリズム晶 融  点:   194 〜195℃ (decomp
、)(メタノール) IR(KBr): v max  3230. 1600.1435.10
74.743 cm−’NMR(pyridine−d
5) δ: 2.03(3H,d、 J=1.5Hz)、 2
.40(3H,s)。
2.70〜3.15(2H,m)、 3.41(IH,
dd、 J=18.8 and 8.3Hz)、 4.
03〜4.29(IH,m)。
4.41(2H,s)、 5.85(LH,dq、 J
40.Oandl、5Hz)、 6.97(LH,d、
 J=6.6Hz)、 7.06〜7、47(3H,m
)、  11.49(IH,brs)MS :  m/
e  256 (M”  )元素分析値 (C1sLo
LOとして)0%   8%   N% 計算値  74゜96   7.86  10.93実
測値  74.91   7.99  10.96実施
例 2 (±)−イソカックラビン=■ (±)−6−ノドキシカルボニル−6−ノルイソカノク
ラビンーI 19.2 mgを、無水テトラヒドロフラ
ン2dに溶解し、これに水素化リチウムアルミニウム2
8.1mgを加えて、約1時間攪拌下に還流した。
反応終了後、適量のメタノールを加えて過剰の水素化リ
チウムアルミニウムを分解し、ロッシェル塩水溶液を加
えて塩化メチレン−メタノール混合溶媒(95:5)で
抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトウ
リムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残留物をシリ
カゲル分取薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;クロロ
ホルム:メタノール:アンモニア水=90 :io :
 1  、 Rf値0.29〜0.17 )で分離精製
して、無色プリズム晶の(±)−イソカックラビン−I
  12.7 mg (77,5%)を得た。
無色プリズム品 融 点:200〜201℃ (decomp、 )(メ
タノール−水) IR(KBr) ニ ジma×3470.3380.1605.1438.1
338゜1023、752  cnr’ NMR(pyridine−d5) δ:  2.13(3H,d、  J=1.2Hz)、
  2.43(3H,s)。
2.62〜3.05(2H,m)、  3.41(IH
,dd、  J=19.2  and  8.2Hz)
、  4.11〜4.38 (LH。
m)、  4.51(LH,d、  J=12.2Hz
)、  4.71(LH。
d、  J=12.2Hz)、  5.46(LH,b
rd、  J=10JI(z)、  6.99(LH,
dt、  J=6.8  andl、1Hz)、  7
.13〜7.48(3H,m)、  11.51(LH
brs) MS  :  m/e  256  (M”  )元素
分析値 (CI682ON20 として)0%   8
%   N% 計算値  74.96   7.86  10.93実
測値  74.76   7.9710.90参考例 
7 (±)−アグロクラビン (±)−イソカックラビン−I 28.8 IIIgを
蒸溜したてのジオキサン10mAに溶解し、これに、塩
化チオニル571.1mgをジオキサン1dに溶かした
溶液を加え、室温下、N2ガス気流下に約15分攪拌し
た。反応液に炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカ
リ性とした後、塩化メチレンで抽出し、飽和食塩水で洗
浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
減圧下に溶媒を留去し、残留物をシリカゲル分取薄層ク
ロマトグラフィー(展開溶媒;クロロホルム:メタノー
ル:アンモニア水:n−ヘキサン−93+10:1:3
5)で分離精製して(±)−アグロクラビン17.3 
mg (64,3%)を得た。
無色針状晶 融  点 :   189 〜191℃  (deca
mp、)(アセトン) IR(KBr) ニ ジmax  3230.1605.1458. 144
0.1351゜1213.743  cm″’ NMR(CDCl2) δ: 1.7g(3H,brs)、 2.50(3H,
s)、 2.5HLH。
ddd、 J=10.9.8.8 and 3.7t(
z)、 2.78(IH,ddd、 J=13.2.1
0.9 and 2.0Hz)。
2、92 (IH,brd、 J=15.9Hz) 、
 3.28 (LH。
brd、  、I=15.9Hz)、  3.33(0
1,dd、  J=13.2and  3.7Hz)。
 3.75(1N、  t]rd、  J=8.8Hz
)。
6.18(IH,brs)、6.88(IH,brs)
、6.95〜7、24 (3H,m) 、  8.00
 (LH,brs)MS  :  m/e  238 
 (M”  )〔発明の効果〕 本発明の製造方法で得られる一般式(I)の化合物は医
薬品として有用な麦角アルカロイド、特に、クラビン型
アルカロイドの合成中間体としてきわめて応用範囲が広
い。例えば、本発明の一般式(I)の化合物を塩化チオ
ニルで処理することにより、きわめて容易にアグロクラ
ビンを製造することができる。その他1〜数工程でフェ
スックラビン、セトクラビン、イソベニクラビン、エリ
モクラビン、ベニクラビン、イソベニクラビン等に導く
ことができる。これらのアルカロイド類はいずれも麦角
アルカロイド特有の作用、例えばプロラクチン分泌抑制
作用、子宮収縮作用などを有し、高プロラクチン症治療
薬、分娩促進薬とじて有用である。また、本発明の一般
式(I)の化合物自体も麦角アルカロイド類似の作用、
例えば、α−受容体遮断作用、抗セロトニン作用等を示
し、偏頭痛治療薬、高血圧治療薬として有用である。
特ニ、式(Ia)の(±)−カックラビン−■は、ヒト
を含む浦乳動物において顕著な血圧降下作用を示すこと
から降圧薬として用いられる。
本発明の製造方法によれば、このように医薬品として、
また、医薬品の製造中間体として有用な一般式(I)の
化合物をきわめて効率よく製造することができる。従来
知られている製造方法によれば、例えば1.2.3.4
−テトラヒドロ−1,4−エテノ−5−ニトロ−4−オ
キソナフタリン エチレンアセタール(IV)を出発原
料として、7エ程、通算収率綿0゜3〜0.7%で(±
)−カックラビン−■が得られるのに対し、本発明の製
造方法によれば4−ヨード−3−インドールカルバルデ
ヒド(VI)ヲ出発原料として、7エ程、通算収率綿2
2%で(±)−カックラビン−1を製造することができ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR^1およびR^2のいずれか一方はヒドロキ
    シメチル基であり、他の一方はメチル基であり、R^3
    は低級アルキル基である)で表されるカルバメート誘導
    体を、還元剤を用いて還元することを特徴とする、一般
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR^1およびR^2は前記と同じ意味をもつ)
    で表される1,3,4,5−テトラヒドロベンズ〔cd
    〕インドール誘導体の製造方法。 2)還元剤が水素化リチウムアルミニウムである特許請
    求の範囲第1項記載の製造方法。
JP60203889A 1985-09-13 1985-09-13 1,3,4,5−テトラヒドロベンズ〔cd〕インド−ル誘導体の製造方法 Granted JPS6263568A (ja)

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JP60203889A JPS6263568A (ja) 1985-09-13 1985-09-13 1,3,4,5−テトラヒドロベンズ〔cd〕インド−ル誘導体の製造方法

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JPH0234346B2 JPH0234346B2 (ja) 1990-08-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2961812A1 (fr) * 2010-06-29 2011-12-30 Centre Nat Rech Scient Procede de synthese d'alcaloides du type ergoline par double cyclisation a partir de bicycles indoliques, produits obtenus et produits intermediaires

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2961812A1 (fr) * 2010-06-29 2011-12-30 Centre Nat Rech Scient Procede de synthese d'alcaloides du type ergoline par double cyclisation a partir de bicycles indoliques, produits obtenus et produits intermediaires

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