JPH04187686A - インドロカルバゾール誘導体 - Google Patents

インドロカルバゾール誘導体

Info

Publication number
JPH04187686A
JPH04187686A JP31462890A JP31462890A JPH04187686A JP H04187686 A JPH04187686 A JP H04187686A JP 31462890 A JP31462890 A JP 31462890A JP 31462890 A JP31462890 A JP 31462890A JP H04187686 A JPH04187686 A JP H04187686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound
group
general formula
tables
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31462890A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Oishi
大石 武
Yasuhisa Ootsuka
晏央 大塚
Takamasa Iimori
飯森 隆昌
Tanketsu Kou
候 端傑
Hideaki Sakane
坂根 秀明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiji Seika Kaisha Ltd filed Critical Meiji Seika Kaisha Ltd
Priority to JP31462890A priority Critical patent/JPH04187686A/ja
Publication of JPH04187686A publication Critical patent/JPH04187686A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 (産業上の利用分野) 本発明は、プロティンキナーゼC(PKC)の非特異的
阻害活性を有する新規なインドロカルバゾール誘導体に
関する。
(従来の技術) 天然には、タンパク質リン酸化酵素阻害作用、制癌作用
あるいはマクロファージ活性作用など、強力な生理活性
を持つインドロカルバゾール化合物が知られている。こ
れらの化合物の作用機序はこれまでのものとは異なり、
新しい医薬品としての可能性を有する。しかし、これら
の化合物は強い副作用のため、そのままでは医薬品とし
て用いる二とかできす、天然物の構造を改変して望む作
用のみを取り出す努力がなされている。しかし未た有用
な化合物は発見されておらず、また、全合成もされてい
ない。我々はこれらのインドロカルバゾール化合物の合
成に適用できるような反応を検討し、いくつかの新規イ
ンドロカルバゾール化合物の合成に成功した。
〔発明の概要〕
従って本発明は、新規なイントロカルバゾール誘導体を
提供することを目的としている。
即ち、本発明によるインドロカルバゾール誘導体は下記
の一般式(I)で表わされるもの、である。
0vN14R1 \、 /  2R3 〔式中、 R□は酸素原子または2個の水素原子を表わし、Rつお
よびR3は、同一または異なっていてもよく、それぞれ
水素原子、または、 (ここて、RおよびR5は同一または異なっていてもよ
く、それぞれ低級アルキル基を表わし、nは1〜5の整
数を表わす)、 もしくは (ここで、R6は低級アルキル基を表わし、R7および
R8は同一または異なっていてもよく、それぞれ水素原
子、低級アルキル基または低級アルコキン基を表わすか
、もしくは、R6とR8は一緒になって一つの結合を表
わし、mは1〜5の整数を表わす。) を表わすか、 たたし、R2とR3は同時に水素を表わさない〕また更
に本発明よるイントロカルバゾール誘導体は、下記の一
般式(n)で表わされるものである。
〔式中、 R10は酸素原子または2個の水素原子を表わし、Rお
よびR12は同一または異なっていてもよ]1 く、それぞれ水素原子または低級アルキル基を表わし、
但しR11とR12のいずれか一方は水素原子である。
pは1〜4の整数を表わす。〕 〔発明の詳細な説明〕 化合物 化合物(I) 本発明によるイントロカルバゾール誘導体は、まず、前
記−殺伐(I)で表わされるもの、である。
前記−殺伐(I)において、R1は酸素原子または2個
の水素原子を表わす。
また前記−殺伐(T)において、R2およびR3は、同
一または異なっていてもよく、それぞれ水素原子、また
は 基−CH−(C)I2)。−Co−R5□ ○R4 もしくは、 を表わす。たたし、R2とR3か同時に水素原子を表わ
すことはない。
二二て、R4、R5、R6、R7およびR8か表わす低
級アルキル基とは、好ましくは炭素数1〜4のアルキル
基を表わし、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチルか挙げられ、
好ましくはメチルである。
RおよびR8が表わす低級アルコキン基とは、好ましく
は炭素数1〜4のアルコキシ基を表わし、例えばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ
、イソブトキシ、t−ブトキシか挙げられ、好ましくは
メトキシである。
更にR6とR8は一緒になって一つの結合を表わすこと
もできる。その結果、環状エーテルを形成する。
nおよびmは1〜5の整数を表わすが、好ましくは2〜
4である。特にR6とR8が一緒になって一つの結合を
表わす場合には、mは2又は3であることが好ましい。
化合物(II) 更に本発明によるインドロカルバゾール誘導体は、前記
一般式(II)で表わされるもの、である。
前記一般式(II)において、Rloは酸素原子または
2個の水素原子を表わす。
また前記一般式(旧において、R11およびR12はそ
れぞれ水素または低級アルキル基を表わす。
こ二で低級アルキル基とは、好ましくは炭素数]〜4の
アルキル基を表わし、例えばメチル、エチル、プロピル
、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチルが挙
げられ、好ましくはメチルである。
また一般式(II)においてpは1〜4の整数を表わす
か、好ましくは2又は3である。
本発明による化合物(I)および(II)は、その塩と
することができる。そのような塩としては、好適にはナ
トリウム塩、カリウム塩またはカルシウム塩のようなア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩、フッ化水素酸
塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩のようなハ
ロゲン化水素塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、リン酸
塩などの無機酸塩、メタスルホン酸塩、トリフルオロメ
タンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のような低級ア
ルキルスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トル
エンスルホン酸塩のようなアリールスルホン酸塩、フマ
ール酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、シュウ
酸塩、マレイン酸塩などの有機酸塩、および、グルタミ
ン酸塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げる
ことができる。
本発明による好ましい化合物群を以下の第1表および第
2表に示す。
第2表 (化合物(■)) 本表中、Meはメチル基を表わす。
本発明による化合物はプロティンキナーゼCの非特異的
阻害活性を有しているから、制癌剤、癌予防剤、更には
細胞内情報伝達系や細胞の増殖、分化などに重要な役割
を果たしていると思われるプロティンキナーゼCが関与
する疾患、血圧降下剤、マクロファージ賦滑剤等の医薬
としての用途を有している。
化合物の製造 化合物(I) 本発明による一般式(I)で表わされる化合物は、次式
(m) る〕 で表わされる化合物と、 次式(IV) 〔式中、R4、R5およびnは一般式(I)で定義した
通りであり、Yは反応によって脱離する基であって、例
えば低級アルコキン基、ノ10ゲン(例えばフッ素、塩
素、臭素、ヨウ素)、低級アミノ基などを表わす〕 で表わされる化合物、または、 式(■) c式中、R6、R7、R8およびmは一般式(I)で定
義した通りであり、Zは反応によって脱離する基であっ
て、例えば低級アルコキシ基、ノ\ロゲン、低級アミノ
基等を表わす〕 で表わされる化合物、または 式(Vl) 〔式中、R7は一般式(I)で定義した通りであり、q
は0〜4の整数を表わす〕 とを反応させることによって得ることができる。
反応は、前記化合物(m)と、化合物(TV)または化
合物(V)とを適当な溶媒中に懸濁あるいは溶解させ、
好ましくは酸触媒の存在下に進行てきる。
適当な溶媒としては、塩化メチレン、クロロホルム、ト
ルエン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、酢酸エ
チル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルム7ミド等
を用いることができる。また、酸触媒としては硫酸、カ
ンファースルホン酸(C8A) 、p−トルエンスルホ
ン酸等のほか、塩化アルミニュウム、塩化スズ、塩化チ
タン、三フッ化ホウ素等のルイス酸を用いることができ
る。
組合せとしては塩化メチレン中でC3Aまたはp−トル
エンスルホン酸を用いるのが好ましい。反応温度、反応
時間は選ばれる出発物質の種類によって異なるが、それ
ぞれ、−65〜50℃、10分〜48時間が適当である
。塩化メチレン中室温、あるいは、加熱還流する条件で
は30分〜2日間で反応は完結する。この際、ゼオライ
ト等の脱水剤、脱メタノール化剤を共存させると反応が
促進され、反応収率も向上するので好ましい。
前記の一般式(III)で表わされる化合物は、例えば
次式のインドール酢酸から H 公知の方法に従って合成できる(J、 Bergcan
nand B、 Pelcman、 Tetrahed
ron Lett、、 28.4441(I987)、
 R,P、 Joyce、 J、A、 Ga1nor 
ancl S、M。
Weinreb、 J、 Org、 Chew、、 5
2.1177 (I987)。
I 、 Hughes and R,A、 Rapha
el、 TetrahedronLeft、、 24.
1441 (I983))。
化合物(II) 本発明による一般式(II)で表わされる化合物(但し
、RおよびRはともに水素原子である)は、前記−殺伐
(I[I)で表わされる化合物と、次式(■) 〔式中、RおよびR14はそれぞれ反応によって脱離す
る基であって、例えば低級アルコキシ基、ハロゲン、低
級アミノ基等を表わす〕 とを反応させることによって得ることかできる。
反応は前記化合物(III)と化合物(■)とを適当な
溶媒中に懸濁あるいは溶解させ、好ましくは酸触媒の存
在下に進行できる。
適当な溶媒としては、塩化メチレン、クロロホルム、ト
ルエン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、酢酸エ
チル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド等
を用いる二とかできる。また、酸触媒としては硫酸、カ
ンファースルホン酸(C6A) 、p −トルエンスル
ホン酸等のほか、塩化アルミニュウム、塩化スズ、塩化
チタン、三フッ化ホウ素等のルイス酸を用いることかで
きる。
組合せとしては塩化メチレン中でC5Aまたはp−トル
エンスルホン酸をもちいるのか好ましい。
反応温度、反応時間は選ばれる出発物質の種類によって
異なるか、それぞれ、−65〜50℃、10分〜48時
間か適当である。塩化メチレン中室温、あるいは、加熱
還流する条件では30分〜37時間で反応は完結する。
この際、ゼオライト等の脱水剤、脱メタノール化剤を共
存させると反応は促進され、反応収率も向上する。
更に一般式(II)の化合物は、R2もしくはR3のい
ずれか一方が基 −CH(OR4)−(CH2) n−Co−R5であり
かつ他方が水素原子である一般式(Ia)の化合物を、
次式に従い閉環反応させることによ”つても得ることか
できる(但し、下記の反応式では便宜上R3が水素であ
る場合を示している)。
(IIb)                  (I
nc)〔式中、R□、R4、R5およびpは一般式(I
)で定義した通りであり、RおよびR16は同一または
異なっていてもよく、それぞれ低級アルキル基を表わす
〕 反応は、適当な溶媒中で、好ましくは酸触媒の存在下に
進行できる。適当な触媒としては、硫酸、カンファース
ルホン酸(C3A)、p−)ルエンスルホン酸等のほか
、塩化アルミニュウム、塩化スズ、塩化チタン、三フッ
化ホウ素等のルイス酸を用いることができる。更に適当
な溶媒としては、塩化メチレン、クロロホルム、トルエ
ン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、酢酸エチル
、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド等を用
いることができる。反応温度、反応時間は、それぞれ、
−50〜50℃、10分〜48時間か適当である。
前記一般式(It b)または(II c)で表わされ
る化合物か混合物の形で得られた場合には、分離再結晶
またはシリカゲルカラムクロマトグラフィー(常圧、中
圧および高速液体クロマトグラフィー)等の方法により
分離することができる。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例によって更に説明する。
以下の略語を使用する。化合物(I[[)のイミド体・
・・前記一般式(I)においてR1が酸素原子である化
合物、化合物(I[I)のラクタム体・・・前記−般式
(m)においてR1が2個の水素原子である化合物。ま
た、化合物の番号は、第1表および第2表の化合物番号
を表わす。
実施例1(化合物1の製造) 化合物(m)のイミド体(約30■)と、ら。
5−ジメトキシ−2−ペンタノン(I05mg)とを塩
化メチレン(5ml )中に懸濁または溶解させた。こ
の溶液にC6A(5■)を加え、攪拌下、2時間還流し
た。反応終了後、溶液を10℃以下に冷却し、飽和重曹
水を加え、酢酸エチル(I0ml)で抽出した。抽出液
を飽和重曹水、次いて飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウム(または無水硫酸マグネシウム)で乾燥した。
溶媒を留去後、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサ
ン−酢酸エチル、1:1)により精製すると、化合物ユ
か淡黄色カラメル状物として得られた(収量35mg、
収率91%)。
NMR(CDCl 3)δ、 1.93(3H。
s) 、3.51 (3H,s) 、5.02 (2H
s) 、6.10 (IH,t、J−7,3Hz)、7
.68 (IH,d、J=7.9Hz)、9.25 (
IH,d、J−8Hz) 、9.37(]H,d、J−
8Hz) 、10.50  (IE。
S)。
FD−MS  m/z :  530 (M  +1)
実施例2(化合物2の製造) 実施例1と同様の方法によって、化合物(III)のイ
ミド体(27mg)と、6.6−ジフトキン−2−ヘキ
サノン(I04■)とがら化合物2を製造した。加熱還
流時間は1時間であった。シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、3,1)により精製
すると、化合物2が淡黄色カラメル状物として得られた
(収ff126■。
収率73%)。
NMR(CDC13)δ:  2.00(3H。
s) 、2. 30  (IH,t+  J=6. 7
Hz)  、3、 54  (3H,s) 、5、02
  (2H,s)  、5、 95  (IH,t+ 
 J−6,7Hz)  、7、 63  (IH,d、
  J−7,9Hz)  、9、 24  (IH,d
、  J=8Hz) 、9. 36(IH,d、  J
=8Hz) 、10.35  (IH。
S)。
FD−MS  m/z:  544(M”+1)。
実施例3(化合物3の製造) 化合物(III)のイミド体(50■)と、ゲルタール
アルデヒド テトラメチルアセタール(230■)とを
塩化メチレン(8ml )中でC3A(8mg)と共に
2.5時間還流した。実施例1と同様にして抽出、乾燥
後、溶媒を留去した。
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸
エチル、2:1)により、67■(収率:97%)の化
合物3か淡黄色カラメル状物として得られた。
NMR(CDC13)δ:  3.18(6H。
s) 、3.55 (3H,s) 、4.16 (IH
t、  J=5. 1Hz)  、5. 03  (2
H,s)  、5. 95  (IH,t、  J=6
. 6Hz)  、9、 26  (IH,d、  J
 −8,2Hz)  、9. 37  (IH,d、 
 J=8. 2Hz) 、10.36(IH,s)。 
 FD−MS  m/z:   575(M+)。
実施例4(化合物4の製造) 化合物(m)のイミド体(50mg)と、3.4=ジヒ
ドロ−2H−ピラン(I00mg)とを塩化メチレン(
8ml )中でCSA (5■)と共に室温で1時間攪
拌した。実施例1と同様にして抽出、乾燥後、溶媒を留
去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン−酢酸エチル、3:1)により、57■(収率:95
%)の化合物4が淡黄色カラメル状物として得られた。
NMR(CDC13)δ:  4.02 (LH。
t、J−12,2Hz) 、4.63 (IH,d。
J=12.2Hz) 、4.96 (2H,s)、5.
86 (IH,d、J−11Hz) 、7.41(IH
,d、J−8Hz) 、7.46 (IH,d。
J −8,5Hz)  、7. 52  (2H,t、
  J−7、9Hz)  、7.56  (2H,d、
  J−8Hz)  、9. 17  (IH,d、 
 J−7、9Hz)  、9. 25  (IH,d、
  J=7. 9Hz)10. 33  (IH,s)
 。
FD−MS  m/z :  500 (M” +1)
実施例5(化合物5の製造) 化合物(m)のイミド体(30■)と、3,4−ジヒド
ロ−2−メトキシ−2H−ビラン(90mg)とを塩化
メチレン(5ml)中でC5A(5+ng)と共に室温
で1時間攪拌した。実施例1と同様にして抽出、乾燥後
、溶媒を留去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン−酢酸エチル、3:1)により、34■(
収率90%)の化合物5が淡黄色カラメル状物として得
られた。
NMR(CDC13)δ、 3.65 (3H。
s) 、5.01 (2H,s) 、5.47 (IH
s) 、6.51 (IH,dd、J−3゜11.6H
z) 、9.25 (IH,d、J−7,9Hz) 、
9.35 (IH,d、J=8Hz)、1Q、 27 
 (IH,s)  。
FD−MS   m/z  :   529  (M 
 )  。
実施例6(化合物6および7の製造) 化合物(I[I)のラクタム体(30■)と、5゜5−
ジメトキシ−2−ペンタノン(I10■)とを塩化メチ
レン中でp−トルエンスルホン酸と共に一10℃で2日
間攪拌した。この反応溶液中に過剰の飽和重曹水を加え
た。シリカゲルでろ過し、ろ液を濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチ
ル、3:1)で分離すると淡黄色粉末(37■、収率:
96%)が得られた。このものは化合物6と化合物7と
の4:1の混合物であって、中圧シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、3゜1)で分
離することができ、それぞれカラメル状物質として得ら
れた。なお、反応温度を0℃以上にすると、生成物は化
合物6と化合物7が1=1の混合物として得られる。
主生成物(化合物6) NMR(CDCl 3)δ:  1.87 (3H。
s)  、3. 52  (3H,s)  、4、90
  (2H。
s)  、5. 00  (IH,d、  J=15.
 3Hz)  、5、 04  (IH,d、  J=
15. 3Hz)  、6、 09  (IH,dd、
  J−5,9,7,3Hz)  、7、 70  (
IH,d、  J−7,9)1z)  、7.”89(
IH,d、  J−7、3Hz)  、9. 67  
(IH。
d、  J−7,9Hz) 、10. 37  (IH
,s)。
FD−MS   m/z:   515(M  )  
副生成物(化合物7) NMR(CDC] 3)δ:  1.91 (3H。
s) 、3.48 (3H,s) 、4.88 (2H
s) 、 4. 98 (IH,d、  J =15.
 2Hz)、5、 05 (IH,d、  J−15,
2Hz)、6、 08 (IH,dd、  J−5,9
,7,4Hz)、7、 67 (IH,d、  J −
8,2Hz) 、7. 86(IH,d、  J−7,
8Hz) 、9.58 (IH。
d、  J−7,8Hz) 、10. 20 (IH,
s)。
実施例7(化合物8の製造) 化合物1(30mg)を、塩化メチレン(5ml)中で
C8A(5mg)と共に3.5時間還流した。
反応終了後、反応液を10℃以下に冷却し、過剰の飽和
炭酸ナトリウム水溶液を加え、シリカゲルでろ過した。
ろ液を濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(
ヘキサン−酢酸エチル、3:1)で精製すると、化合物
8を淡黄色粉末として得た(収量20■、収率70%)
NMR(CDC13)δ:  2.44 (3H。
s) 、4.95 (2H,s) 、6.78 (I1
゜dd、  J−2,2,6,1Hz) 、7. 71
 (IH。
d、  J −8,6Hz) 、9. 12 (IH,
d、  J −7、8Hz) 、9. 28 (IH,
dd、  J−0,6゜8、 1Hz)。
FD−MS  m/z :  498 (M  +1)
実施例8(化合物9の製造) 化合物2(I0mg)を塩化メチレン(3ml )中で
C3A (I■)と共に9時間還流した。反応終了後、
溶液を実施例7と同様にシリカゲルろ過し、濃縮した。
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸
エチル、3:1)により6■(64%)の化合物9が淡
黄色粉末として得られた。
NMR(CDCl 3)δ:  2. 19 (IH。
dd、J−4,2,12,5Hz) 、2.24(3H
,s) 、5.02 (2H,s) 、6.64(IH
,brd、J=4.2Hz) 、9.26(IH,dd
d、J−0,6,1,4,8,0Hz) 、9.41 
(IH,ddd、J=0.6゜1、 4. 8. 0H
z)。
FD−MS  m/z:  511  (M  )。
実施例9(化合物10および11の製造)化合物6(I
7,7■)を塩化メチレン(3ml )中でC3A(3
■)と共に3時間還流した。反応終了後、溶液を実施例
7と同様にシリカゲルろ過し、濃縮した。シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、3:
1)により9.3mg(収率56%)の淡黄色粉末が得
られた。
この粉末は化合物10と化合物11との2:1の混合物
で、中圧シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン−酢酸エチル、:3:1)によって分離できた。
主生成物(化合物10) NMR(CDCI 3)δ: 2゜49(3H。
s) 、4.83 (2H,s) 、4.96 (IH
d、  J−15,2Hz) 、5. 03 (IH,
d、  J−15,2Hz) 、6.88 (IH,d
d、  J−2、0,6,3Hz) 、7. 77 (
IH,d、  J −8、6[z) 、7.84 (I
H,d、  J−7,8Hz) 、9. 50 (IH
,d、  J−7,8Hz)。
FD−MS  m/z :  483 (M”)副生成
物(化合物11) NMR(CDC] 3) 6 :  2.50 (3H
s) 、4.82 (2H,s) 、4.96 (IH
d、■−15,2Hz) 、5. 03 (’IH,d
、  J−15,2Hz) 、6.84 (IH,dd
、  J=2、 2. 6. 3Hz) 、7. 75
 (IH,d、  J −8、6Hz) 、9. 70
 (IH,dd、  J=0.8゜7、8Hz)。
FD−MS  m/z :  48B (M”)実施例
10(化合物1oおよび11の製造)化合物7 (38
,5mg)を塩化メチレン(5ml )中でC5A (
5■)と共に4時間還流した。反応終了後、溶液を実施
例7と同様にシリカゲルろ過し、濃縮した。シリカゲル
カラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、3
:1)により化合物10と化合物11との1:2の混合
物が19.6mg(54%)得られた。
実施例11(化合物12の製造) 化合物(m)のラクタム体(98mg) 、2. 5−
ジメトキシオキソラン(0,32m1) 、C5A(5
酊g)の塩化メチレン(I5ml)溶液を室温で37時
間攪拌した。反応終了後、溶液を実施例7と同様にシリ
カゲルろ過し、濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、3:1)により52
mg(45%)の化合物12が淡黄色結晶として得られ
、これをりOr:Iホルム−エーテルから再結晶して無
色プリズム晶、m9290℃以上、を得た。
NMR(CDCI 3)δ:  4.82 (2Ls)
 、4.96 (IH,d、J=15.3Hz>、5、
 03 (IH,d、  J−15,3Hz)、6.9
4 (IH,brd、J=5.5Hz)、6.97 (
IH,brd、J=5.5Hz)、7、85 (IH,
d、ニー7、 8Hz) 、9.46(IH,d、■−
7,8Hz)。
FD−MS  m/z:  469(M”)。
出願人代理人  佐  藤  −雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の一般式( I )で表わされる化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、 R_1は酸素原子または2個の水素原子を表わし、R_
    2およびR_3は、同一または異なっていてもよく、そ
    れぞれ水素原子、または、 基▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、R_4およびR_5は同一または異なってい
    てもよく、それぞれ低級アルキル基を表わし、nは1〜
    5の整数を表わす)、 もしくは 基▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、R_6は低級アルキル基を表わし、R_7お
    よびR_8は同一または異なっていてもよく、それぞれ
    水素原子、低級アルキル基または低級アルコキシ基を表
    わすか、もしくは、R_6とR_8は一緒になって一つ
    の結合を表わし、mは1〜5の整数を表わす。) を表わすが、 ただし、R_2とR_3は同時に水素を表わさない〕2
    、下記の一般式(II)で表わされる化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中、 R_1_0は酸素原子または2個の水素原子を表わし、
    R_1_1およびR_1_2は同一または異なっていて
    もよく、それぞれ水素原子または低級アルキル基を表わ
    し、但しR_1_1とR_1_2のいずれか一方は水素
    原子である。 pは1〜4の整数を表わす。〕 3、下記の一般式( I )で表わされる化合物の製造法
    であって: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、 R_1は酸素原子または2個の水素原子を表わし、R_
    2およびR_3は、同一または異なっていてもよく、そ
    れぞれ水素原子、または、 基▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、R_4およびR_5は同一または異なってい
    てもよく、それぞれ低級アルキル基を表わし、nは1〜
    5の整数を表わす)、 もしくは 基▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、R_6は低級アルキル基を表わし、R_7お
    よびR_8は同一または異なっていてもよく、それぞれ
    水素原子、低級アルキル基または低級アルコキシ基を表
    わすか、もしくは、R_6とR_8は一緒になって一つ
    の結合を表わし、mは1〜5の整数を表わす。) を表わすが、 ただし、R_2とR_3は同時に水素を表わさない〕下
    記式(III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 〔式中、R_1は前記一般式( I )で定義したものと
    同一の意味を有する〕 で表わされる化合物と、 次式(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_4、R_5およびnは前記一般式( I )
    で定義したものと同一の意味を有し、Yは反応によって
    脱離する基を表わす〕 で表わされる化合物、または、 式(V) ▲数式、化学式、表等があります▼(V) 〔式中、R_6、R_7、R_8およびmは前記一般式
    ( I )で定義したものと同一の意味を有し、Zは反応
    によって脱離する基を表わす〕 で表わされる化合物、または 式(VI) ▲数式、化学式、表等があります▼(VI) 〔式中、R_7は前記一般式( I )で定義したものと
    同一の、意味を有し、qは0〜4の整数を表わす〕 とを反応させることを特徴とする、方法。 4、下記の一般式(IIa)で表わされる化合物の製造法
    であって: ▲数式、化学式、表等があります▼(IIa) 〔式中、 R_1_0は酸素原子または2個の水素原子を表わし、
    pは1〜4の整数を表わす。〕 下記一般式(III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 〔式中、R_1は前記一般式( I )で定義したものと
    同一の意味を有する〕 で表わされる化合物と、 下記一般式(VII): ▲数式、化学式、表等があります▼(VII) 〔式中、R_1_3およびR_1_4はそれぞれ反応に
    よって脱離する基である〕 とを反応させることを特徴とする、方法。 5、下記の一般式(II)で表わされる化合物の製造法で
    あって: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中、 R_1_0は酸素原子または2個の水素原子を表わし、
    R_1_1およびR_1_2は同一または異なっていて
    もよく、それぞれ水素原子または低級アルキル基を表わ
    し、但しR_1_1とR_1_2のいずれか一方は水素
    原子である。 pは1〜4の整数を表わす。〕 下記一般式( I a)で表わされる化合物: ▲数式、化学式、表等があります▼( I a) 〔式中、 R_1酵素原子または2個の水素原子を表わし、R_2
    ^*およびR_3^*のいずれか一方は水素原子を表わ
    し、他方は基: ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、R_4およびR_5は、同一または異なって
    いてもよく、それぞれ低級アルキル基を表わし、Pは1
    〜4の整数を表わす)を表わす。〕で表わされる化合物
    を閉環させることを特徴とする、方法。
JP31462890A 1990-11-20 1990-11-20 インドロカルバゾール誘導体 Pending JPH04187686A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31462890A JPH04187686A (ja) 1990-11-20 1990-11-20 インドロカルバゾール誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31462890A JPH04187686A (ja) 1990-11-20 1990-11-20 インドロカルバゾール誘導体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04187686A true JPH04187686A (ja) 1992-07-06

Family

ID=18055602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31462890A Pending JPH04187686A (ja) 1990-11-20 1990-11-20 インドロカルバゾール誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04187686A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0675125A1 (en) * 1994-03-18 1995-10-04 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. A therapeutic agent for thrombocytopenia and indolocarbazole derivatives
US5698578A (en) * 1993-12-07 1997-12-16 Eli Lilly And Company Protein kinase C inhibitors
JP2002519425A (ja) * 1998-07-02 2002-07-02 バイエル アクチェンゲゼルシャフト 神経変性疾患および癌の処置に有用な新規なインドロカルバゾール誘導体
JP2003500404A (ja) * 1999-05-21 2003-01-07 アストラゼネカ・アクチエボラーグ 新たな薬学的に活性な化合物
EP3184537A1 (en) * 2008-04-08 2017-06-28 Universidad De Oviedo Glycosylated indolocarbazoles, method for obtaining same and uses thereof

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5698578A (en) * 1993-12-07 1997-12-16 Eli Lilly And Company Protein kinase C inhibitors
EP0675125A1 (en) * 1994-03-18 1995-10-04 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. A therapeutic agent for thrombocytopenia and indolocarbazole derivatives
JP2002519425A (ja) * 1998-07-02 2002-07-02 バイエル アクチェンゲゼルシャフト 神経変性疾患および癌の処置に有用な新規なインドロカルバゾール誘導体
JP2003500404A (ja) * 1999-05-21 2003-01-07 アストラゼネカ・アクチエボラーグ 新たな薬学的に活性な化合物
JP4796698B2 (ja) * 1999-05-21 2011-10-19 アストラゼネカ・アクチエボラーグ 新たな薬学的に活性な化合物
EP3184537A1 (en) * 2008-04-08 2017-06-28 Universidad De Oviedo Glycosylated indolocarbazoles, method for obtaining same and uses thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04338383A (ja) 置換されたベンゾキサゼピン類及びベンゾチアゼピン類
JPH11504047A (ja) 2,2´−ビピロリル−ピロメテン(プロジギオシン)誘導体の製造方法
JPH04187686A (ja) インドロカルバゾール誘導体
RU2287527C2 (ru) Соединения, используемые при получении производных камптотецина
US5446050A (en) Azabicyclo amides and esters as 5-HT3 receptor antagonists
JPH05246980A (ja) β−オキソ−β−ベンゼンプロパンチオアミド誘導体
WO1992001681A1 (fr) Derive de benzopyrane, sa production, et composition pharmaceutique le contenant
CN110317169B (zh) 一种1-取代异喹啉酮化合物及其制备方法
EP0001585B1 (de) Piperazino-pyrrolobenzodiazepine, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie pharmazeutische Präparate enthaltend diese Verbindungen
JPH0696572B2 (ja) ピリドンカルボン酸誘導体、そのエステルおよびその塩
JPS59101461A (ja) 1−アロイル−5−オキソ−2−ピロリジンプロパン酸およびそれらのエステル
CN114031623B (zh) 一种c14位氨基取代粉防己碱衍生物及其制备和应用
CN113461700B (zh) 一种氧气促进的去芳香化反应在构建螺环二烯酮骨架中的应用
US20240254134A1 (en) Agelastatin a derivatives and related methods
CN111808072B (zh) 一种3-甲酰基吲哚衍生物的合成方法
JPS62249984A (ja) D−ノル−7−エルゴリン誘導体、その製法、薬剤組成物及び使用
Viña et al. Synthesis of 1-[2-(hydroxymethyl) cyclohexyl] pyrimidine analogues of nucleosides: A comparative study
JPH03170480A (ja) 5―ht↓3レセプターアンタゴニストとしてのアザビシクロアミドおよびエステル
JPH01311060A (ja) 3,4‐ジヒドロキシ‐2‐ピロリジノン誘導体およびそれらの製造法
JPH0234346B2 (ja)
KR100479019B1 (ko) 캐테콜히드라존유도체,이의제조방법및그를함유한약제학적조성물
JPS607624B2 (ja) 1―(n―アラルキルカルバモイル)―5―フルオロウラシル類およびその製造法
JPH06298757A (ja) ピペリジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体
JP2007262089A (ja) アミノ置換カルボ糖の製造方法
JPS6263564A (ja) インド−ル誘導体