JPH11504047A - 2,2´−ビピロリル−ピロメテン(プロジギオシン)誘導体の製造方法 - Google Patents

2,2´−ビピロリル−ピロメテン(プロジギオシン)誘導体の製造方法

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JPH11504047A
JPH11504047A JP9528924A JP52892497A JPH11504047A JP H11504047 A JPH11504047 A JP H11504047A JP 9528924 A JP9528924 A JP 9528924A JP 52892497 A JP52892497 A JP 52892497A JP H11504047 A JPH11504047 A JP H11504047A
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ダレツシオ,ロベルト
ロツシ,アルセニア
テイボツラ,マルチエツリーノ
チエリアーニ,ルチオ
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フアルマシア・エ・アツプジヨン・エツセ・ピー・アー
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Abstract

(57)【要約】 式(I)においてR1が水素、フェニル、C1〜C20アルキルまたはC2〜C20アルケニルを表し、ここでアルキルおよびアルケニル基は未置換でもまたはハロゲン、C1〜C6アルコキシ、ヒドロキシ、アリールおよびアリールオキシから独立的に選ばれた1〜3個の置換基により置換されていてもよく;R2が水素、C1〜C6アルキル、シアノ、カルボキシまたは(C1〜C6アルコキシ)カルボニルを表し;R3がハロゲン、ヒドロキシ、または未置換もしくはフェニルにより置換されたC1〜C11アルコキシを表し;R4が水素、C1〜C6アルキルまたはフェニルを表し;R5およびR6の各々が独立的に水素、C2〜C20アルカノイル、C3〜C20アルケノイル、フェニル、C1〜C20アルキルまたはC2〜C20アルケニルを表し;またはR4、R5およびR6のうちの二つが一緒になってC4〜C12ポリメチレン鎖を形成し、しかも該鎖は未置換であり得るかまたはC1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニルもしくはC1〜C12アルキリデン基により置換され得る、式(I)の5−[(2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール誘導体およびそれらの製薬上許容され得る塩の製造のための新規な方法が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 2,2′−ビピロリル−ピロメテン(プロジギオシン) 誘導体の製造方法 本発明の分野 本発明は、式(I): 〔ここで、 R1は水素、フェニル、C1〜C20アルキルまたはC2〜C20アルケニルを表し、 ここでアルキルおよびアルケニル基は未置換でもまたはハロゲン、C1〜C6アル コキシ、ヒドロキシ、アリールおよびアリールオキシから独立的に選ばれた1〜 3個の置換基により置換されていてもよく; R2は水素、C1〜C6アルキル、シアノ、カルボキシまたは(C1〜C6アルコキ シ)カルボニルを表し; R3はハロゲン、ヒドロキシ、または未置換もしくはフェニル により置換されたC1〜C11アルコキシを表し; R4は水素、C1〜C6アルキルまたはフェニルを表し; R5およびR6の各々は独立的に水素、C2〜C20アルカノイル、C3〜C20アル ケノイル、フェニル、C1〜C20アルキルまたはC2〜C20アルケニルを表し、こ こでアルカノイル、アルケノイル、アルキルおよびアルケニル基は未置換でもま たはハロゲン、C1〜C6アルコキシ、ヒドロキシ、アリール、アリールオキシ、 シアノ、カルボキシ、(C1〜C6アルコキシ)カルボニル、(C3〜C4アルケニ ル)カルバモイル、アラルキルカルバモイル、アリールカルバモイルおよび−C ONRcRdから独立的に選ばれた1〜3個の置換基により置換されていてもよ く、ここでRcおよびRdの各々は独立的に水素もしくはC1〜C6アルキルであ るか、またはRcおよびRdが一緒になってそれらが結合している窒素原子と共 にモルホリノもしくはピペリジノ環を形成し;または R4、R5およびR6のうちの二つが一緒になってC4〜C12ポリメチレン鎖を 形成し、しかも該鎖は未置換であり得るか、またはC1〜C12アルキル、C2〜C12 アルケニルもしくはC1〜C12アルキリデン基により置換され得、ここでアル キル、ア ルケニルおよびアルキリデン基もまた未置換でもまたはハロゲン、C1〜C6アル コキシ、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、(C1〜C6アルコキシ)カルボニル 、アリールオキシおよびアリールから選ばれた置換基により置換されていてもよ く;そして残りの一つが水素またはC1〜C12アルキルである。〕 の5−[(2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピ ロール誘導体およびそれらの薬学上許容され得る塩の新規な製造方法に関する。 2,2′−ビピロリル−ピロメテン骨格を有するいくつかの天然に存在する化 合物が、文献即ち「ジェイ・アンチバイオチックス(J.Antibiotic s),24,636(1971)」、「マー・バイオル(Mar.Biol.) ,34,223(1976)」、「キャン・ジェイ・マイクロバイオル(Can .J.Microbiol.),22,658(1976)」、「キャン・ジェ イ・ケム(Can.J.Chem.),56,1155(1978)」、「テト ラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Letters),24,2 797(1983)」、「ジェイ・アンチバイオチックス(J.Antibio tics),38,128(1985)」、「ジ ェイ・ゲン・マイクロバイオル(J.Gen.Microbiol.),132 ,1899(1986)」、「ジェイ・アンチバイオチックス(J.Antib iotics),28,194(1975)」、「ネイチャー(Nature) ,213,903(1967)」、「テトラヘドロン・レターズ(Tetrah edron Letters),24,2701(1983)」に報告されてい る。 上記の参考文献のほとんどは、抗生作用および細胞毒性の性質を有する一般に “プロジギオシン”として知られている化合物に関する。 一層最近において、免疫抑制活性が、それらのいくつかについて「ジェイ・ア ンチバイオチックス(J.Antibiotics),39,1155(198 6)」、J6 1280 429−A、JO 2250 828−Aに、並びに 合成のものについてWO95/17381に開示された。 かかる刊行物から公知の化合物のほとんどは、上記に定義された式(I)の範 囲内に入る。本発明の背景 プロジギオシンのいくつかの全合成が過去に報告されている (「ラポポート・エイチ、ホルデン・ケイ・ジェイ,ジェイ・アム・ケム・ソク (J.Am.Chem.Soc.),84,635(1962)」、「ボガー・ ディー・エル、パテル・エム,ジェイ・オーグ・ケム(J.Org.Chem. ),53,1405(1988)」、「ワッサーマン・エイチ・エイチ、ロムバ ード・エル・ジェイ,テトラヘドロン・レット(Tetrahedron Le tt.),30,1725(1989)」、「ワッサーマン・エイチ・エイチ、 キース・ディー・ディー、ナデルソン・ジェイ,テトラヘドロン(Tetrah edron),32,1867(1976)」、「ドリア等,WO95/173 81」)けれども、これまで知られたプロジギオシン誘導体のほとんどは、天然 源の抽出からのものである。 プロジギオシンの製造のための公知の合成方法は、特に、 a)酸性媒質中における一般式(II)の2,2′−ビピロール−アルデヒドと 置換ピロール(III)との縮合即ち 〔ここで、R1、R2、R3、R4、R5、R6は上記に定義された通りである 。〕 または b)一般式(IV)の2,2′−ビピロールと置換ピロールアルデヒド(V)と の縮合即ち 〔ここで、R1、R2、R3、R4、R5、R6は上記に定義された通りである 。〕 に頼る。 方法変型a)およびb)の詳細は、例えばWO95/17381に見られ得る 。しかしながら、両方の方法において、次の主要な欠点が指摘され得る。即ち、 ・重要な2,2′−ビピロール中間体(II)および(IV)の製造は、時間が かかりおよび数工程(9〜14)を伴う。 ・長時間続くカラムクロマトグラフィー精製が必要とされる。 ・全体的収率は、2.5%より高くない。 以上のことは、上記の方法をスケールアップされるのに適合しないものにする 。一方、式(I)の化合物、特にここにおいて包含されるWO95/17381 から公知の免疫調節性化合物の価値ある生物学的性質にかんがみて、この分野に おいて大規模な工業的製造に適した方法が必要である。本発明の要約 本発明は、次の図式1において示されるような、上記に定義された式(I)の プロジギオシン誘導体を製造するための新規な方法を提供する。即ち、 ここで、R1、R2、R3、R4、R5、R6は上記に定義 された通りであり、R7は水素または低級アルキル鎖であり、そしてXは適当な 離脱基である。 この方法論は一般式(VII)の安定で容易に得られ得るピロメテンフラグメ ントの合成を含む一方、2,2′−ビピロール結合を形成するための“左手”の ピロール環へのカップリングは終わりにおいて達成される。 ピロール環間の交叉カップリングは、あまり普通の反応ではない。しかしなが ら、一般式(XI)のボロン酸と適宜活性化されたジピロメテン中間体(VII I)の間の反応は、我々の目的のとって非常に有効である結果となった。Boc 脱保護が同じ反応混合物において起こることを考慮すると、上記により、我々が 少数の工程でかつ非常に良好な収率で所望の生成物に達することが可能になった 。実際、全プロセスはわずか4つの工程にあり、しかも容易に入手できる出発物 質を利用する。全体的収率は、30%に達する。 本発明により提供される式(I)の化合物は、本発明の記載の全体を通じて、 WO95/17381における同じ化合物について与えられている化学命名法に 従って命名されている。 ハロゲン原子は、好ましくは塩素またはフッ素である。 アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルカノイル、アルケノイル、アルカジ エノイルおよびアルキリデン基は、分枝鎖または直鎖の基であり得る。 置換基としての並びにアリールオキシ、アラルキルまたはアリールカルバモイ ル基における部分としてのアリール基は、例えば、芳香族C6〜C20単核または 多核基、典型的には未置換またはハロゲン、ヒドロキシ、C1〜C6アルキルおよ びC1〜C6アルコキシから独立的に選ばれた1個もしくは2個の置換基により置 換されたフェニルである。 従って、アラルキル基は、例えば、フェニル環がハロゲン、ヒドロキシ、C1 〜C6アルキルおよびC1〜C6アルコキシから独立的に選ばれた1個または2個 の置換基により随意に置換されているベンジルまたはフェネチルである。 C4〜C12ポリメチレン鎖は、例えば、C4〜C9ポリメチレン鎖である。 C3〜C4またはC3〜C6アルケニル基は、好ましくは、アリル基である。 C1〜C6アルキル基は、好ましくは、C1〜C4アルキル基、特にメチルまたは エチル基である。 C1〜C12アルキル基は、好ましくは、C1〜C6アルキル基である。 未置換C1〜C11アルコキシ基は、好ましくは、C1〜C5アルコキシまたはC8 〜C11アルコキシ基、典型的にはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、 アミルオキシおよびウンデシルオキシである。 フェニルにより置換されたC1〜C6アルコキシ基は、好ましくは、フェニル− C1〜C4アルコキシ基、典型的にはベンジルオキシまたはフェニルエトキシであ る。 C1〜C20アルキル基は、好ましくは、C5〜C14アルキル基、特にウンデシル 基である。 C2〜C20アルケニル基は、好ましくは、C5〜C14アルケニル基、特にウンデ セニル基である。 C2〜C20アルカノイル基は、好ましくは、C5〜C14アルカノイル基、特にウ ンデカノイル基である。 C3〜C20アルケノイル基は、好ましくは、C5〜C14アルケノイル基、特にウ ンデセノイル基である。 C1〜C12アルキリデン基は、好ましくは、C1〜C8アルキリデン基、特にC4 〜C6アルキリデン基である。 C2〜C12アルケニル基は、好ましくは、C3〜C6アルケニル基である。 (C1〜C6アルコキシ)カルボニル基は、好ましくは、(C1〜C4アルコキシ )カルボニル基である。 製薬上許容され得る塩の例は、ナトリウム、カリウム、カルシウムおよびアル ミニウムの水酸化物のような無機塩基との塩、またはリシン、アルギニン、N− メチルグルカミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、ジベンジルアミ ン、メチルベンジルアミン、ジ−(2−エチル−ヘキシル)−アミン、ピペリジ ン、N−エチルピペリジン、N,N−ジエチルアミノエチルアミン、N−エチル モルホリン、β−フェネチルアミン、N−ベンジル−β−フェネチルアミン、N −ベンジル−N,N−ジメチルアミンおよび他の許容され得る有機アミンのよう な有機塩基との塩のいずれか、並びに無機酸、例えば塩化水素酸、臭化水素酸お よび硫酸との塩、および有機酸、例えばクエン酸、酒石酸、マレイン酸、リンゴ 酸、フマル酸、メタンスルホン酸およびエタンスルホン酸との塩である。 本発明の好ましい化合物は、 R1が水素、C1〜C12アルキルまたはC2〜C12アルケニル を表し、ここでアルキルおよびアルケニル基は未置換でもまたはアリールもしく はアリールオキシにより置換されていてもよく; R2が水素、シアノ、カルボキシまたは(C1〜C4アルコキシ)カルボニルを表 し; R3がヒドロキシ、または未置換もしくはフェニルにより置換されたC1〜C11 アルコキシを表し; R4が水素またはC1〜C4アルキルを表し; R5およびR6の各々が独立的に水素、C3〜C14アルキルまたはC3〜C14アル ケニルを表し、ここでアルキルおよびアルケニル基は未置換でもまたはハロゲン 、C1〜C4アルコキシ、ヒドロキシ、アリール、アリールオキシ、シアノ、カル ボキシ、(C1〜C4アルコキシ)カルボニル、アラルキルカルバモイル、アリー ルカルバモイルおよび−CONRcRdから選ばれた置換基により置換されてい てもよく、ここでRcおよびRdの各々は独立的に水素もしくはC1〜C4アルキ ルであるか、またはRcおよびRdが一緒になってそれらが結合している窒素原 子と共にモルホリノもしくはピペリジノ環を形成し;または R4、R5およびR6のうちの二つが一緒になってC4〜C9ポ リメチレン鎖を形成し、しかも該鎖は未置換であり得るかまたはC1〜C6アルキ ル、C3〜C6アルケニルもしくはC1〜C8アルキリデン基により置換され得、こ こでアルキル、アルケニルおよびアルキリデン基もまた未置換でもまたはハロゲ ン、C1〜C4アルコキシ、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、(C1〜C4アルコ キシ)カルボニル、アリールオキシおよびアリールから選ばれた置換基により置 換されていてもよく;そして残りの一つが水素またはC1〜C6アルキルである、 式(I)の化合物およびそれらの製薬上許容され得る塩である。 本発明の特に好ましい化合物の例は、次のものである:即ち、 4−メトキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(ウンデク−10−エン−1−イル)−2H−ピロ ール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−デシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル] −2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−ドデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル ]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−フェネチル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(5−フェノキシ−ペント−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−トリデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−メチル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル] −2,2′−ビス−1H−ピロール、 4−アミルオキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン) メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ウンデシルオキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデ ン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ウンデシルオキシ−5−[(2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2 ,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ブトキシ−5−[(5−トリデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ベンジルオキシ−5−[(5−トリデシル−2H−ピロー ル−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ブトキシ−5−[[5−(5−フェノキシ−ペント−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ベンジルオキシ−5−[[5−(5−フェノキシ−ペント−1−イル)−2 H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メ チル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ブトキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−イソプロポキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン )メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[(5−デシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル ]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[(5−ドデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(ウンデク−10−エン−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′ −ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(5−フェノキシ−ペント−1−イル)−2H− ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ベンジルオキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン )メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ベンジルオキシ−5−[(2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2, 2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[[5−(7−シアノ−ヘプト−1−イル)−2H−ピロー ル−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[[5−(ウンデク−10−エン−1−イル)−2H−ピロ ール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−デシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル] −2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−ドデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル ]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−トリデシル−2H−ピロール−2 −イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−ペンタデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メ チル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−プロピル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル ]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−ヘプチル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル ]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−フェネチル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−メチル−4−ウンデシル−2H−ピロール−2−イ リデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−プロピル−4−ウンデシル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[[5−(5−フェノキシ−ペント−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(4−エチル−3,5−ジメチル−2H −ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(4−ヘキシル−5−メチル−2H−ピロール−2−イリ デン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−ノニル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル] −2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−メチル−4−ペンチル−2H−ピロール−2−イリ デン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[[5−(5−カルボキシ−ペント−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[[5−(5−カルボキシ−ペント−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,メチルエス テル、 4−メトキシ−5−[[5−(6−ヒドロキシ−ヘキス−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[[5−(6−フルオロ−ヘキス−1−イル)−2H−ピロ ール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[[5−(5−モルホリンカルボキサミド−ペント−1−イ ル)−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロー ル、 4−エトキシ−5−[(5−エチル−4−ペンチル−2H−ピロール−2−イリ デン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−メチル−4−ペンチル−2H−ピロール−2−イリ デン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−エチル−4−ウンデシル−2H−ピロール−2−イ リデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−メチル−4−ウンデシル−2H−ピロール−2−イ リデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−ヘプチル−4−ウンデシル−2H −ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[(5−エチル−4−ウンデシル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(4−エチル−3,5−ジメチル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(5−カルボキシ−ペント−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(5−カルボキシ−ペント−1−イル)−2H− ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(6−ヒドロキシ−ヘキス−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(6−ヒドロキシ−ヘキス−1−イル)−2H− ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′ −ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(11−カルボキシ−ウンデク−1−イル)−2 H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(12−カルボキシ−ドデク−1−イル)−2H −ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(12−ヒドロキシ−ドデク−1−イル)−2H −ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(13−ヒドロキシ−トリデク−1−イル)−2 H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(11−シアノ−ウンデク−1−イル)−2H− ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(11−カルバモイル−ウンデク−1−イル)− 2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(11−エトキシカルボニル−ウンデク−1−イ ル)−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロー ル、 4−エトキシ−5−[(5−ウンデカノイル−2H−ピロール−2−イリデン) メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(11−カルボキシ−ウンデク−1−イル)−2H −ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(12−カルボキシ−ドデク−1−イル)−2H− ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(12−ヒドロキシ−ドデク−1−イル)−2H− ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(13−ヒドロキシ−トリデク−1−イル)−2H −ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(11−シアノ−ウンデク−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′ −ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(11−カルバモイル−ウンデク−1−イル)−2 H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(11−エトキシカルボニル−ウンデク−1−イル )−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール 、 4−メトキシ−5−[(4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インドール−2 −イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(4−ヘキシル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H− インドール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(4−ヘキシル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H− インドール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[(4−ヘキシル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H −インドール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[4−(4−カルボキシ−ブト−1−イル)−4,5,6 ,7−テトラヒドロ−2H−インドール−2−イリデン]メチル]−2,2′− ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(3,5−ノナメチレン−2H−ピロール−2−イリデン )メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[(3,5−ノナメチレン−2H−ピロール−2−イリデ ン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[4−(4−エトキシカルボニル−ブト−1−イル)−4 ,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インドール−2−イリデン]メチル]−2 ,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−メチル−2H−ピロール−2−イリ デン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2 −イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[[5−(ウンデク−10 −エン−1−イル)−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ −1H−ピロール、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−デシル−2H−ピロール−2−イリ デン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−ドデシル−2H−ピロール−2−イ リデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[(3,5−ノナメチレン−2H−ピロール −2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5′−ヘプチル−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2 −イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 3−シアノ−4−プロポキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H− ピロール、 3−シアノ−4−エトキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イ リデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 3−シアノ−4−エトキシ−5−[[5−(ウンデク−10−エン−1−イル) −2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 3−シアノ−4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシル−2H−ピ ロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 3−エトキシカルボニル−4−プロポキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデ シル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロー ル、 3−エトキシカルボニル−4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシ ル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール 、 3−エトキシカルボニル−4−エトキシ−5′−メチル−5−[[5−ウンデク −10−エン−1−イル−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′ −ビ−1H−ピロール、 3−メトキシカルボニル−4−メトキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシ ル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール 、 3−エトキシカルボニル−4−エトキシ−5′−メチル−5−[(3,5−ノナ −メチレン−2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H− ピロール、 3−エトキシカルボニル−4−エトキシ−5′−プロピル−5−[(5−ウンデ シル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロー ル、 3−エトキシカルボニル−4−プロポキシ−5′−メチル−5−[[5−(ウン デク−10−エン−1−イル)−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2 ,2′−ビ−1H−ピロール、 3−カルボキシ−4−プロポキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシル−2 H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 3−カルボキシ−4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシル−2H −ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 3−カルボキシ−4−エトキシ−5′−メチル−5−[[5−(ウンデク−10 −エン−1−イル)−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ −1H−ピロール、 3−カルボキシ−4−エトキシ−5′−プロピル−5−[(5−ウンデシル−2 H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、およ び それらの製薬上許容され得る塩。本発明の詳細な記載 本発明の好ましい具体的態様によれば、上記に定義された式(I)の化合物お よびその塩は、式(VIII) 〔ここで、R2、R3、R4、R5、R6は上記に定義された通りであり、そし てXは離脱基である。〕 の化合物を式(IX) 〔ここで、R1は上記に定義された通りであり、そしてR7は水素または低級ア ルキル鎖である。〕 の化合物と反応させ、そして所望するなら式(I)の化合物を式(I)の別の化 合物に転化し、および/または所望するなら式(I)の化合物を塩化し、および /または所望するなら式(I)の化合物の塩を遊離化合物に転化し、および/ま たは所望するなら式(I)の化合物の異性体の混合物を単一異性体に分離するこ とからなる方法により製造され得る。 R7が低級アルキル鎖であるとき、それは、好ましくは、C1〜C4アルキル鎖 、例えばメチル、エチルまたはイソプロピルである。 一般式(VIII)の化合物において、離脱基Xは、例えば、トリフルオロメ タンスルホネート基または塩素、臭素もしくはヨウ素のようなハロゲンであり得 る。 式(VIII)の化合物と式(IX)の化合物の間の反応は、テトラヒドロフ ラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、DMF、 トルエン、メタノール、エタノール水またはそれらの混合物のような適当な有機 溶媒中で、適当なパラジウム(0)触媒の存在下で、K2CO3、Na2CO3、N aHCO3、K3PO4、NaOAc、KOH、NaOH、Ba(OH)2、EtO Na、Bu4NF、Et3Nのような塩基性物質の存在下で、約60℃と約120 ℃の間の温度にて、約1時間ないし約3日間行われ得る。 例えばPd(PPh34、PdCl2(PPh32、Pd(OAc)2プラスP Ph3、または例えば「ケム・レヴ(Chem.Rev.),95,2457( 1995)」に記載されているような他の配位子のような、広範な範囲のパラジ ウム(0)触媒が用いられ得る。 随意に、LiCl、LiBr、KCl、KBrのような塩が、触媒を安定化さ せるために添加され得る。 本発明の好ましい具体的態様によれば、式(VIII)の化合物において離脱 基Xがトリフルオロメタンスルホネートであるとき、好ましい触媒は炭酸ナトリ ウムまたは炭酸カリウムの存在下のPd(PPh34であり、そして反応はジオ キサンまたはトルエン中で、約65℃と約90℃の間の温度にて、約5 時間ないし約24時間遂行され得る。 式(I)の化合物は、上記に記載したように、式(I)の別の化合物に公知の 方法により転化され得る。例えば、式(I)の化合物において、カルボキシ基は 対応する(C1〜C6アルキル)−またはアリール−カルバモイル基に、ジシクロ ヘキシルカルボジイミドまたは1−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−3−エ チル−カルボジイミドのような適当なカルボジイミドの存在下で、ジクロロメタ ンまたはテトラヒドロフランのような不活性溶媒中で、約0℃と約30℃の間の 温度にて、それぞれ適当なC1〜C6アルキルアミンまたはアリールアミンとの反 応により転化され得る。 式(I)の化合物の随意的塩化並びに塩の遊離化合物への転化および異性体の 混合物の単一異性体への分離もまた、慣用の方法により行われ得る。例えば、光 学異性体の分離は、光学活性の塩基または酸での塩化の後ジアステレオマー塩の 分別結晶、およびその後それぞれ光学活性異性体の酸または塩基の回収により行 われ得る。 式(VIII)の化合物は、新規化合物でありそして本発明の対象である。式 (VIII)の化合物は、式(VII) 〔ここで、R2、R3、R4、R5、R6は上記に定義された通りである。〕 の化合物から、例えばトリフルオロメタンスルホン酸無水物のような適切な試薬 またはPOCl3、POBr3、POCl(OEt)2/TMSIのようなハロゲ ン化剤により、ジクロロメタン、ジクロロエタン、アセトニトリルのような不活 性有機溶媒中で、随意にEt3Nまたはピリジンのような有機塩基の存在下で、 約−20℃と約50℃の間の温度にて得られ得る。 式(IX)の化合物は公知であるか、または例えば「シンセシス(Synth esis),613(1991)」においてのように公表された処理操作に記載 されているように製造され得る。 式(VII)の化合物は、新規化合物でありそして本発明の更なる対象である 。それらは、式(V) 〔ここで、R4、R5、R6は上記に定義された通りである。〕 の化合物を式(VI) 〔ここで、R2およびR3は上記に定義された通りである。〕の化合物と反応さ せることにより製造され得る。 式(V)の化合物と式(VI)の化合物の間の縮合は、水、メタノール、エタ ノール、ジオキサン、THF、DMF、DMSOまたはそれらの混合物のような 溶媒中で、約25℃ないし約120℃の温度において、約1時間ないし約24時 間の範囲の時間で、酸性または塩基性触媒反応により遂行され得る。 酸性触媒は、例えば、HCl、HBr、H2SO4、H2NO3のような無機酸、 または例えばp−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタン スルホン酸もしくはトリフルオロ酢酸のような有機酸であり得る。 同様に、塩基性触媒は、例えば、NaOH、KOH、K2CO3、Ba(OH)2 、NaHのような無機塩基、または例えばt−BuOk、MeLi、BuLi 、LDAのような有機塩基であり得る。 式(VII)の化合物もまた、異なるR3アルコキシ基を有する式(VII) の別の化合物に、有機エステルのエステル交換反応について慣用的に用いられる 周知の化学的処理操作を用いて転化され得る。 式(V)の化合物は、例えば、周知の化学的処理操作に従って式(III) 〔ここで、R4、R5、R6は上記に定義された通りである。〕 の化合物のフィルスマイアーのホルミル化反応により製造され得る。 式(III)の化合物は、公知化合物であるか、または公表 された処理操作、例えば以下の化学文献に報告されているものの単なる変型を用 いて製造され得る。即ち、「テトラヘドロン(Tetrahedron),32 ,1851(1976)」、「テトラヘドロン(Tetrahedron), ,1867(1976)」、「テトラヘドロン(Tetrahedron),32 ,1863(1976)」、「テトラヘドロン・レターズ(Tetrahe dron Letters),25,1387(1984)」、「ジェイ・オー グ・ケム(J.Org.Chem.),53,1410(1988)」、「ジェ イ・オーグ・ケム(J.Org.Chem.),28,857(1963)」、 「ジェイ・アム・ケム・ソク(J.Am.Chem.Soc.),84,465 5(1962)」、「アン(Ann.),450,181(1926)」、「ベ ル(Ber.),99,1414(1966)」。 式(VI)の化合物は、商業的に入手できるか、または例えば「シンセシス( Synthesis),391(1992)」および「テトラヘドロン・レター ズ(Tetrahedron Letters),25,1871(1984) 」に記載されているように合成され得る。 式(VI)の化合物は、異なるR3アルコキシ基を有する式(VI)の別の化 合物に、有機エステルのエステル交換反応について慣用的に用いられる周知の化 学的処理操作を用いて転化され得る。 式(I)の化合物においておよびそれらの中間体生成物において、上記に例示 された反応に付す前に保護される必要があるCOOHおよび/またはOHのよう な基が存在するとき、それらは、有機化学において周知の方法に従って、反応が 行われる前に保護されそして次いで脱保護され得る。 次の例は本発明を例示するが、しかし本発明を限定するものではない。実施例1 : 化合物(VII) DMSO(53ml)中の2−ホルミル−5−ウンデシルピロール(4g,1 6.03ミリモル)および4−メトキシ−3−ピロリン−2−オン(3.63g ,32.06ミリモル)の溶液に2N水酸化ナトリウム(45ml)を窒素雰囲 気下で添加し、そしてこの混合物を60℃にて8時間撹拌する。水(200ml )で希釈後、この黄色懸濁液をジクロロメタン(600ml)で抽出する。有機 相を水およびブラインと一緒にして、 無水硫酸ナトリウム上で脱水し、そして蒸発乾固する。この粗製物質をヘキサン 中に取りそして濾過して、黄色結晶質固体として4−メトキシ−5−(5−ウン デシル−1H−ピロール−2−イル−メチレン)−1,5−ジヒドロ−ピロール −2−オン(4.86g,14.11ミリモル)が得られる。収率:88%。 1NMR(400mhz,CDCl3),ppm: 0.87(3H,m)、1.2〜1.5(16H,m)、1.72(2H,m) 、2.73(2H,m)、3.89(3H,s)、5.08(1H,d,J=1 .7Hz)、5.97(1H,dd,J=2.4および3.2Hz)、6.31 (1H,s)、6.36(1H,t,J=3.2Hz)、10.25(1H,b s)、10.74(1H,bs)。実施例2 : 化合物(VIII) 0〜5℃におけるジクロロメタン(50ml)中の4−メトキシ−5−(5− ウンデシル−1H−ピロール−2−イル−メチレン)−1,5−ジヒドロ−ピロ ール−2−オン(1g,2.90ミリモル)の溶液に、トリフルオロメタンスル ホン酸無水物(0.586ml,3.48ミリモル)を窒素雰囲気下で滴 下的に添加する。この温度にて30分間の撹拌後、この反応混合物を2%NaH CO3溶液中に注ぎ、そして酢酸エチル(2×50ml)で抽出する。集められ た有機抽出物をブラインと一緒にして、無水硫酸ナトリウム上で脱水し、そして 蒸発乾固する。この粗製物質を、ヘキサン/酢酸エチル(85/15)で溶離す るシリカゲルの短いカラムでのクロマトグラフィーに付して、黄色固体として2 −トリフルオロメタンスルホニルオキシ−4−メトキシ−5−[(5−ウンデシ ル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−1H−ピロール(980mg, 2.06ミリモル)が得られる。収率:71%。 1NMR(400mhz,CDCl3),ppm: 0.88(3H,m)、1.1〜1.6(16H,m)、1.68(2H,m) 、2.70(2H,m)、3.88(3H,s)、5.45(1H,s)、6. 08(1H,d,J=4.0Hz)、6.70(1H,d,J=4.0Hz)、 7.05(1H,s)、10.9(1H,bs)。実施例3 : 化合物(VI)間の相互転換 無水エタノール(60ml)中の4−メトキシ−3−ピロリン−2−オン(3 g,26.52ミリモル)の溶液を、窒素雰 囲気下でナトリウムエトキシド(2.17g,31.82ミリモル)で処理する 。この溶液を2時間還流させ、そして次いで30%NaH2PO4溶液(200m l)中に注ぐ。生じた混合物を酢酸エチル(3×150ml)で抽出し、そして 有機相をブラインと一緒にして、硫酸ナトリウム上で脱水しそして蒸発乾固して 、4−エトキシ−3−ピロリン−2−オン(2.19g,17.24ミリモル) が得られる。収率:65%。 1NMR(400mhz,CDCl3),ppm: 1.38(3H,t)、3.89(2H,s)、4.01(2H,q)、5.0 3(1H,s)、6.15(1H,bs)。実施例4 : 化合物(VII)間の相互転換 アミルアルコール(4.75ml)およびジオキサン(4.75ml)中の4 −メトキシ−5−(5−ウンデシル−1H−ピロール−2−イル−メチレン)− 1,5−ジヒドロ−ピロール−2−オン(190mg,1ミリモル)の溶液をジ オキサン(1ml)中の0.25Nメタンスルホン酸で処理し、そして窒素雰囲 気下で室温にて6時間撹拌する。この混合物を次いで水(50ml)中に注ぎ、 そして酢酸エチル(3×30ml)で抽出する。有機相をブラインと一緒にして 、硫酸ナトリウム 上で脱水し、そして蒸発乾固する。この粗製物質を、酢酸エチル/メタノール( 98/2)で溶離するシリカゲルにて精製して、4−アミルオキシ−5−(5− ウンデシル−1H−ピロール−2−イル−メチレン)−1,5−ジヒドロ−ピロ ール−2−オン(110mg,0.45ミリモル)が得られる。収率:45%。 1NMR(400mhz,CDCl3),ppm: 0.91(6H,m)、1.2〜1.5(20H,m)、1.72(2H,m) 、1.82(2H,m)、2.73(2H,m)、4.01(2H,t)、5. 08(1H,d,J=1.7Hz)、5.99(1H,dd,J=2.4および 3.2Hz)、6.30(1H,s)、6.36(1H,t,J=3.2Hz) 、10.30(1H,bs)、10.75(1H,bs)。実施例5 : 化合物(I) ジオキサン(30ml)中の2−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−4− メトキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル] −1H−ピロール(418mg,0.877ミリモル)の無酸素溶液をアルゴン 雰囲気下 で、順次、(1−t−ブトキシカルボニルピロール−2−イル)ボロン酸(74 0mg,3.51ミリモル)、炭酸カリウム(969mg,7.02ミリモル) 、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(50mg,0.0 44ミリモル)で処理し、そして撹拌下で90℃に6時間加熱する。冷却後この 反応混合物を氷水(100ml)中に注ぎ、そして酢酸エチル(3×50ml) で抽出する。有機相を水およびブラインと一緒にして、無水硫酸ナトリウム上で 脱水し、濾過し、そして真空中で蒸発乾固する。この残渣を、溶離剤としてヘキ サン/酢酸エチル(4/1)を用いて短いAl23カラム(活性II〜III) にて精製する。集められた画分を濃縮し、イソプロピルエーテル中の塩化水素酸 の溶液で処理し、そして真空中室温にて蒸発乾固して、m.p.92〜95℃の 4−メトキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩(275mg,0.640ミリモ ル)が得られる。収率:73%。 1NMR(400mhz,CDCl3),ppm: 0.88(3H,m)、1.1〜1.5(16H,m)、1.78(2H,m) 、2.96(2H,t)、4.04(3H, s)、6.11(1H,d,J=1.8Hz)、6.22(1H,dd,J=1 .8Hzおよび3.9Hz)、6.38(1H,m)、6.86(1H,dd, J=3.9および2.6)、6.97(1H,m)、7.03(1H,s)、7 .26(1H,m)、12.6〜12.7(2H,2本のbs)、12.9(1 H,bs)。 類似の処理操作により、WO95/17381において製造される化合物のす べて、特に次のものが合成され得る。即ち、 4−エトキシ−5−[[5−(ウンデク−10−エン−1−イル)−2H−ピロ ール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩,m. p.80〜97℃、 4−エトキシ−5−[(5−デシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル] −2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5−[(5−ドデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル ]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5−[(5−フェネチル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5−[[5−(5−フェノキシ−ペント−1− イル)−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロ ール,塩酸塩,m.p.110〜120℃、 4−エトキシ−5−[(5−トリデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩,m.p.88〜93℃、 4−エトキシ−5−[(5−メチル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル] −2,2′−ビス−1H−ピロール,塩酸塩,m.p.200℃(分解)、 4−アミルオキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン) メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−ウンデシルオキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデ ン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−ウンデシルオキシ−5−[(2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2 ,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−ブトキシ−5−[(5−トリデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−ベンジルオキシ−5−[(5−トリデシル−2H−ピロール−2−イリデン )メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−ブトキシ−5−[[5−(5−フェノキシ−ペント−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メヂル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−ベンジルオキシ−5−[[5−(5−フェノキシ−ペント−1−イル)−2 H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸 塩、 4−プロポキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メ チル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩,m.p.73〜77℃、 4−ブトキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩,m.p.81〜83℃、 4−イソプロポキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン )メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−プロポキシ−5−[(5−デシル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−プロポキシ−5−[(5−ドデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−プロポキシ−5−[[5−(ウンデク−10−エン−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−プロポキシ−5−[[5−(5−フェノキシ−ペント−1−イル)−2H− ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−ベンジルオキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン )メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩,m.p.90〜93℃、 4−ベンジルオキシ−5−[(2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2, 2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩,m.p.200〜202℃、 4−メトキシ−5−[[5−(7−シアノ−ヘプト−1−イル)−2H−ピロー ル−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−メトキシ−5−[[5−(ウンデク−10−エン−1−イル)−2H−ピロ ール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−メトキシ−5−[(5−デシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル] −2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩,m.p.100〜116℃、 4−メトキシ−5−[(5−ドデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル ]−2,2′−ビ−12H−ピロール,塩酸塩、 4−メトキシ−5−[(5−トリデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩,m.p.80〜100℃、 4−メトキシ−5−[(5−ペンタデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メ チル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩,m.p.100〜104℃、 4−メトキシ−5−[(5−プロピル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル ]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−メトキシ−5−[(5−ヘプチル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル ]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩,m.p.140〜145℃、 4−メトキシ−5−[(5−フェネチル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩,m.p.170(分解)、 4−メトキシ−5−[(5−メチル−4−ウンデシル−2H−ピロール−2−イ リデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−メトキシ−5−[(5−プロピル−4−ウンデシル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−メトキシ−5−[[5−(5−フェノキシ−ペント−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩,m .p.126〜129℃、 4−メトキシ−5−[(4−エチル−3,5−ジメチル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−メトキシ−5−[(4−ヘキシル−5−メチル−2H−ピロール−2−イリ デン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−メトキシ−5−[(5−ノニル−2H−ピロール−2−イ リデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−メトキシ−5−[(5−メチル−4−ペンチル−2H−ピロール−2−イリ デン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−メトキシ−5−[[5−(5−カルボキシ−ペント−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩,m .p.157〜165℃、 4−メトキシ−5−[[5−(5−カルボキシ−ペント−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,メチルエス テル,塩酸塩,m.p.138〜140℃ 4−メトキシ−5−[[5−(6−ヒドキシ−ヘキス−1−イル)−2H−ピロ ール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩,m. p.118〜121℃、 4−メトキシ−5−[[5−(6−フルオロ−ヘキス−1−イル)−2H−ピロ ール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩,m. p.115〜124℃、 4−メトキシ−5−[[5−(5−モルホリンカルボキサミド−ペント−1−イ ル)−2H−ピロール−2−イリデン]メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5−[(5−エチル−4−ペンチル−2H−ピロール−2−イリ デン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5−[(5−メチル−4−ペンチル−2H−ピロール−2−イリ デン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5−[(5−エチル−4−ウンデシル−2H−ピロール−2−イ リデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5−[(5−メチル−4−ウンデシル−2H−ピロール−2−イ リデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5−[(5−ヘプチル−4−ウンデシル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−プロポキシ−5−[(5−エチル−4−ウンデシル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5−[(4−エチル−3,5−ジメチル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5−[[5−(5−カルボキシ−ペント−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(5−カルボキシ−ペント−1−イル)−2H− ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(6−ヒドロキシ−ヘキス−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(6−ヒドロキシ−ヘキス−1−イル)−2H− ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(11−カルボキシ−ウンデク−1−イル)−2 H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(12−カルボキシ−ドデク− 1−イル)−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H− ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(12−ヒドロキシ−ドデク−1−イル)−2H −ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩 、 4−プロポキシ−5−[[5−(13−ヒドロキシ−トリデク−1−イル)−2 H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸 塩、 4−プロポキシ−5−[[5−(11−シアノ−ウンデク−1−イル)−2H− ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−プロポキシ−5−[[5−(11−カルバモイル−ウンデク−1−イル)− 2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩 酸塩、 4−プロポキシ−5−[[5−(11−エトキシカルボニル−ウンデク−1−イ ル)−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロー ル,塩酸塩、 4−エトキシ−5−[(5−ウンデカノイル−2H−ピロール−2−イリデン) メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール, 塩酸塩、 4−エトキシ−5−[[5−(11−カルボキシ−ウンデク−1−イル)−2H −ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(12−カルボキシ−ドデク−1−イル)−2H− ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(12−ヒドロキシ−ドデク−1−イル)−2H− ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5−[[5−(13−ヒドロキシ−トリデク−1−イル)−2H −ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩 、 4−エトキシ−5−[[5−(11−シアノ−ウンデク−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5−[[5−(11−カルバモイル−ウンデク−1−イル)−2 H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸 塩、 4−エトキシ−5−[[5−(11−エトキシカルボニル−ウンデク−1−イル )−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール ,塩酸塩、 4−メトキシ−5−[(4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インドール−2 −イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩,m.p.21 2℃(分解)、 4−メトキシ−5−[(4−ヘキシル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H− インドール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩 ,m.p.181〜184℃、 4−エトキシ−5−[(4−ヘキシル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H− インドール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩 、 4−プロポキシ−5−[(4−ヘキシル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H −インドール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸 塩、 4−エトキシ−5−[[4−(4−カルボキシ−ブト−1−イル)−4,5,6 ,7−テトラヒドロ−2H−インドール−2−イリデン]メチル]−2,2′− ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(3,5−ノナメチレン−2H−ピロー ル−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−プロポキシ−5−[(3,5−ノナメチレン−2H−ピロール−2−イリデ ン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5−[[4−(4−エトキシカルボニル−ブト−1−イル)−4 ,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インドール−2−イリデン]メチル]−2 ,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−メチル−2H−ピロール−2−イリ デン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩,m.p.180℃( 分解)、 4−プロポキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2 −イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[[5−(ウンデク−10−エン−1−イル )−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール ,塩酸塩、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−デシル−2H−ピ ロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−ドデシル−2H−ピロール−2−イ リデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[(3,5−ノナメチレン−2H−ピロール −2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5′−ヘプチル−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2 −イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 3−シアノ−4−プロポキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 3−シアノ−4−エトキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イ リデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピ ロール,塩酸塩、 3−シアノ−4−エトキシ−5−[[5−(ウンデク−10−エン−1−イル) −2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール, 塩酸塩、 3−シアノ−4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシル−2H−ピ ロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 3−エトキシカルボニル−4−プロポキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデ シル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロー ル,塩酸塩、 3−エトキシカルボニル−4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシ ル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール ,塩酸塩、 3−エトキシカルボニル−4−エトキシ−5′−メチル−5−[[5−ウンデク −10−エン−1−イル−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′ −ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 3−メトキシカルボニル−4−メトキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシ ル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル] −2,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 3−エトキシカルボニル−4−エトキシ−5′−メチル−5−[(3,5−ノナ −メチレン−2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H− ピロール,塩酸塩、 3−エトキシカルボニル−4−エトキシ−5′−プロピル−5−[(5−ウンデ シル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロー ル,塩酸塩、 3−エトキシカルボニル−4−プロポキシ−5′−メチル−5−[[5−(ウン デク−10−エン−1−イル)−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2 ,2′−ビ−1H−ピロール,塩酸塩、 3−カルボキシ−4−プロポキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシル−2 H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 3−カルボキシ−4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシル−2H −ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 3−カルボキシ−4−エトキシ−5′−メチル−5−[[5−(ウンデク−10 −エン−1−イル)−2H−ピロール−2− イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、および 3−カルボキシ−4−エトキシ−5′−プロピル−5−[(5−ウンデシル−2 H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール。
【手続補正書】特許法第184条の4第4項 【提出日】1997年6月17日 【補正内容】 R2、R3、R4、R5、R6は請求の範囲第1項に定義された通りであり、そ してXはトリフルオロメタンスルホネート基である。〕 の化合物。 7. 式(VII) 〔ここで、R2、R3、R4、R5、R6は請求の範囲第1項に定義された通り である。〕 の化合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AU,BG,BR,B Y,CA,CN,CZ,EE,HU,IL,JP,KR ,KZ,LT,LV,MX,NO,NZ,PL,RO, RU,SG,SI,TR,UA,US (72)発明者 テイボツラ,マルチエツリーノ イタリー国、イ−20030・セナーゴ、ビ ア・トルストイ、120/エツツレ (72)発明者 チエリアーニ,ルチオ イタリー国、イ−20015・パラビアーゴ、 ビア・ソルフエリーノ、5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式(I): 〔ここで、 R1は水素、フェニル、C1〜C20アルキルまたはC2〜C20アルケニルを表し、 ここでアルキルおよびアルケニル基は未置換でもまたはハロゲン、C1〜C6アル コキシ、ヒドロキシ、アリールおよびアリールオキシから独立的に選ばれた1〜 3個の置換基により置換されていてもよく; R2は水素、C1〜C6アルキル、シアノ、カルボキシまたは(C1〜C6アルコキ シ)カルボニルを表し; R3はハロゲン、ヒドロキシ、または未置換もしくはフェニルにより置換された C1〜C11アルコキシを表し; R4は水素、C1〜C6アルキルまたはフェニルを表し; R5およびR6の各々は独立的に水素、C2〜C2Oアルカノイル、C3〜C2Oアル ケノイル、フェニル、C1〜C20アルキルまたはC2〜C20アルケニルを表し、こ こでアルカノイル、アルケノイル、アルキルおよびアルケニル基は未置換でもま たはハロゲン、C1〜C6アルコキシ、ヒドロキシ、アリール、アリールオキシ、 シアノ、カルボキシ、(C1〜C6アルコキシ)カルボニル、(C3〜C4アルケニ ル)カルバモイル、アラルキルカルバモイル、アリールカルバモイルおよび−C ONRcRdから独立的に選ばれた1〜3個の置換基により置換されていてもよ く、ここでRcおよびRdの各々は独立的に水素もしくはC1〜C6アルキルであ るか、またはRcおよびRdが一緒になってそれらが結合している窒素原子と共 にモルホリノもしくはピペリジノ環を形成し;または R4、R5およびR6のうちの二つが一緒になってC4〜C12ポリメチレン鎖を 形成し、しかも該鎖は未置換であり得るかまたはC1〜C12アルキル、C2〜C12 アルケニルもしくはC1〜C12アルキリデン基により置換され得、ここでアルキ ル、アルケニルおよびアルキリデン基もまた未置換でもまたはハロゲン、 C1〜C6アルコキシ、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、(C1〜C6アルコキシ )カルボニル、アリールオキシおよびアリールから選ばれた置換基により置換さ れていてもよく;そして残りの一つが水素またはC1〜C12アルキルである。〕 の5−[(2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピ ロール誘導体およびその製薬上許容され得る塩の製造方法であって、式(VII I) 〔ここで、R2、R3、R4、R5、R6は上記に定義された通りであり、そし てXは離脱基である。〕 の化合物を式(IX) 〔ここで、R1は上記に定義された通りであり、そしてR7は水素または低級ア ルキル鎖である。〕 の化合物と反応させ、そして所望するなら式(I)の化合物を式(I)の別の化 合物に転化し、および/または所望するなら式(I)の化合物を塩化し、および /または所望するなら式(I)の化合物の塩を遊離化合物に転化し、および/ま たは所望するなら式(I)の化合物の異性体の混合物を単一異性体に分離するこ とからなる上記方法。 2. 式(VIII)の化合物において離脱基Xがハロゲンまたはトリフルオ ロメタンスルホネート基であり、式(IX)の化合物においてR7が水素または C1〜C4アルキル鎖であり、そして反応がパラジウム(0)触媒および塩基性物 質の存在下で有機溶媒中で行われる、請求の範囲第1項に記載の方法。 3. 式(VIII)の化合物において離脱基Xがトリフルオロメタンスルホ ネートであり、そして反応がPd(PPh34および炭酸ナトリウムまたは炭酸 カリウムの存在下でジオキサンまたはトルエン中で行われる、請求の範囲第2項 に記載の方法。 4. 式(I)の化合物において R1が水素、C1〜C12アルキルまたはC2〜C12アルケニルを表し、ここでアル キルおよびアルケニル基は未置換でもまたはアリールもしくはアリールオキシに より置換されていてもよく; R2が水素、シアノ、カルボキシまたは(C1〜C4アルコキシ)カルボニルを表 し; R3がヒドロキシ、または未置換もしくはフェニルにより置換されたC1〜C11 アルコキシを表し; R4が水素またはC1〜C4アルキルを表し; R5およびR6の各々が独立的に水素、C3〜C14アルキルまたはC3〜C14アル ケニルを表し、ここでアルキルおよびアルケニル基は未置換でもまたはハロゲン 、C1〜C4アルコキシ、ヒドロキシ、アリール、アリールオキシ、シアノ、カル ボキシ、(C1〜C4アルコキシ)カルボニル、アラルキルカルバモイル、アリー ルカルバモイルおよび−CONRcRdから選ばれた置換基により置換されてい てもよく、ここでRcおよびRdの各々は独立的に水素もしくはC1〜C4アルキ ルであるか、またはRcおよびRdが一緒になってそれらが結合している窒素原 子と共にモルホリノもしくはピペリジノ環を形成し;または R4、R5およびR6のうちの二つが一緒になってC4〜C9ポリメチレン鎖を形 成し、しかも該鎖は未置換であり得るかまたはC1〜C6アルキル、C3〜C6アル ケニルもしくはC1〜C8アルキリデン基により置換され得、ここでアルキル、ア ルケニルおよびアルキリデン基もまた未置換でもまたはハロゲン、C1〜C4アル コキシ、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、(C1〜C4アルコキシ)カルボニル 、アリールオキシおよびアリールから選ばれた置換基により置換されていてもよ く;そして残りの一つが水素またはC1〜C6アルキルである、 請求の範囲第1項に記載の方法。 5. 式(I)の化合物が 4−メトキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(ウンデク−10−エン−1−イル)−2H−ピロ ール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−デシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル] −2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−ドデシル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−フェネチル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(5−フェノキシ−ペント−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−トリデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−メチル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル] −2,2′−ビス−1H−ピロール、 4−アミルオキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン) メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ウンデシルオキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロ−ル−2−イリデ ン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ウンデシルオキシ−5−[(2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2 ,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ブトキシ−5−[(5−トリデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ベンジルオキシ−5−[(5−トリデシル−2H−ピロール−2−イリデン )メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ブトキシ−5−[[5−(5−フェノキシ−ペント−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ベンジルオキシ−5−[[5−(5−フェノキシ−ペント−1−イル)−2 H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メ チル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ブトキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−イソプロポキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン )メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[(5−デシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル ]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[(5−ドデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(ウンデク−10−エン−1− イル)−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロ ール、 4−プロポキシ−5−[[5−(5−フェノキシ−ペント−1−イル)−2H− ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ベンジルオキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロ−ル−2−イリデン )メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−ベンジルオキシ−5−[(2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2, 2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[[5−(7−シアノ−ヘプト−1−イル)−2H−ピロー ル−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[[5−(ウンデク−10−エン−1−イル)−2H−ピロ ール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−デシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル] −2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−ドデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル ]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−トリデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−ペンタデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メ チル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−プロピル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル ]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−ヘプチル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル ]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−フェネチル−2H−ピロール−2−イリデン)メチ ル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−メチル−4−ウンデシル−2H−ピロール−2−イ リデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−プロピル−4−ウンデシル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[[5−(5−フェノキシ−ペント−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(4−エチル−3,5−ジメチル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(4−ヘキシル−5−メチル−2H−ピロール−2−イリ デン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−ノニル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル] −2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(5−メチル−4−ペンチル−2H−ピロール−2−イリ デン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[[5−(5−カルボキシ−ペント−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[[5−(5−カルボキシ−ペント−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール,メチルエス テル、 4−メトキシ−5−[[5−(6−ヒドロキシ−ヘキス−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′ −ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[[5−(6−フルオロ−ヘキス−1−イル)−2H−ピロ ール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[[5−(5−モルホリンカルボキサミド−ペント−1−イ ル)−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロー ル、 4−エトキシ−5−[(5−エチル−4−ペンチル−2H−ピロール−2−イリ デン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−メチル−4−ペンチル−2H−ピロール−2−イリ デン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−エチル−4−ウンデシル−2H−ピロール−2−イ リデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−メチル−4−ウンデシル−2H−ピロール−2−イ リデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(5−ヘプチル−4−ウンデシル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[(5−エチル−4−ウンデシル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(4−エチル−3,5−ジメチル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(5−カルボキシ−ペント−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(5−カルボキシ−ペント−1−イル)−2H− ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(6−ヒドロキシ−ヘキス−1−イル)−2H−ピ ロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(6−ヒドロキシ−ヘキス−1 −イル)−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピ ロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(11−カルボキシ−ウンデク−1−イル)−2 H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(12−カルボキシ−ドデク−1−イル)−2H −ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(12−ヒドロキシ−ドデク−1−イル)−2H −ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(13−ヒドロキシ−トリデク−1−イル)−2 H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(11−シアノ−ウンデク−1−イル)−2H− ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(11−カルバモイル−ウンデク−1−イル)− 2H−ピロール−2−イリデン]メチル]− 2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[[5−(11−エトキシカルボニル−ウンデク−1−イ ル)−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロー ル、 4−エトキシ−5−[(5−ウンデカノイル−2H−ピロール−2−イリデン) メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(11−カルボキシ−ウンデク−1−イル)−2H −ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(12−カルボキシ−ドデク−1−イル)−2H− ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(12−ヒドロキシ−ドデク−1−イル)−2H− ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(13−ヒドロキシ−トリデク−1−イル)−2H −ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(11−シアノ−ウンデク−1− イル)−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロ ール、 4−エトキシ−5−[[5−(11−カルバモイル−ウンデク−1−イル)−2 H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[5−(11−エトキシカルボニル−ウンデク−1−イル )−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール 、 4−メトキシ−5−[(4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インドール−2 −イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−メトキシ−5−[(4−ヘキシル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H− インドール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(4−ヘキシル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H− インドール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[(4−ヘキシル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H −インドール−2−イリデン)メチル]−2, 2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[4−(4−カルボキシ−ブト−1−イル)−4,5,6 ,7−テトラヒドロ−2H−インドール−2−イリデン]メチル]−2,2′− ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[(3,5−ノナメチレン−2H−ピロール−2−イリデン )メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5−[(3,5−ノナメチレン−2H−ピロール−2−イリデ ン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5−[[4−(4−エトキシカルボニル−ブト−1−イル)−4 ,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インドール−2−イリデン]メチル]−2 ,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−メチル−2H−ピロール−2−イリ デン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−プロポキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2 −イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[[5−(ウンデク−10−エン−1−イル )−2H−ピロール−2−イリデン]メチル−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−デシル−2H−ビロール−2−イリ デン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−ドデシル−2H−ピロール−2−イ リデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[(3,5−ノナメチレン−2H−ピロール −2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5′−ヘプチル−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2 −イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2− イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 3−シアノ−4−プロポキシ−5−[(5−ウンデシル−2H −ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 3−シアノ−4−エトキシ−5−[(5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イ リデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 3−シアノ−4−エトキシ−5−[[5−(ウンデク−10−エン−1−イル) −2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 3−シアノ−4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシル−2H−ピ ロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 3−エトキシカルボニル−4−プロポキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデ シル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロー ル、 3−エトキシカルボニル−4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシ ル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール 、 3−エトキシカルボニル−4−エトキシ−5′−メチル−5−[[5−ウンデク −10−エン−1−イル−2H−ピロール− 2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 3−メトキシカルボニル−4−メトキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシ ル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール 、 3−エトキシカルボニル−4−エトキシ−5′−メチル−5−[(3,5−ノナ −メチレン−2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H− ピロール、 3−エトキシカルボニル−4−エトキシ−5′−プロピル−5−[(5−ウンデ シル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロー ル、 3−エトキシカルボニル−4−プロポキシ−5′−メチル−5−[[5−(ウン デク−10−エン−1−イル)−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2 ,2′−ビ−1H−ピロール、 3−カルボキシ−4−プロポキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシル−2 H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、 3−カルボキシ−4−エトキシ−5′−メチル−5−[(5−ウンデシル−2H −ピロール−2−イリデン)メチル]−2, 2′−ビ−1H−ピロール、 3−カルボキシ−4−エトキシ−5′−メチル−5−[[5−(ウンデク−10 −エン−1−イル)−2H−ピロール−2−イリデン]メチル]−2,2′−ビ −1H−ピロール、 3−カルボキシ−4−エトキシ−5′−プロピル−5−[(5−ウンデシル−2 H−ピロール−2−イリデン)メチル]−2,2′−ビ−1H−ピロール、また は それらの製薬上許容され得る塩 から選択される、請求の範囲第1項に記載の方法。 6. 式(VIII) 〔ここで、R2、R3、R4、R5、R6は請求の範囲第1項に定義された通り であり、そしてXはハロゲンおよびトリフルオロメタンスルホネートから選択さ れた離脱基である。〕 の化合物。 7. 式(VII) 〔ここで、R2、R3、R4、R5、R6は請求の範囲第1項に定義された通り である。〕 の化合物。
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