JPS6263173A - 過回転防止機能付内燃機関用点火装置 - Google Patents

過回転防止機能付内燃機関用点火装置

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JPS6263173A
JPS6263173A JP20304785A JP20304785A JPS6263173A JP S6263173 A JPS6263173 A JP S6263173A JP 20304785 A JP20304785 A JP 20304785A JP 20304785 A JP20304785 A JP 20304785A JP S6263173 A JPS6263173 A JP S6263173A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内燃機関の回転速度が設定値以上にならない
ようにする過回転防止機能を備えた内燃機関用゛点火装
置に関するものである。
[従来の技術] 内燃機関の過回転を防止する機能を備えた内燃機関用点
火装置として、機関の回転速度が設定値′を超えた時に
点火動作を停止させて機関を完全に失火させるようにし
たものがあるが、このように構成した場合には機関の回
転速度が設定値に達した時にいきなり!i閏が完全失火
するため、機関が急に減速し、運転者に不快な感触を与
えるという問題があった。そこで特公昭53−1374
0号に示されているように、機関の回転速度が設定値以
上になった時に、所定の点火サイクル毎に機関を失火さ
せて、すなわち1回置きまたは数回置きにllI!lを
失火させるようにした点火装置が提案された。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来の内燃機関用点火装置(特公昭53−1374
0号)では、発電コイルの出力により一定の時定数で定
電圧充電される第1のコンデンサとこの第1のコンデン
サより十分大きな容量を有して第1のコンデンサの電荷
により一定の時定数で充電される第2のコンデンサとか
らなるポンプアップ回路により速度検出回路を構成して
いたため、速度検出回路の時定数が相当に大きく、回転
速度の変化に対する応答性が悪くなるという問題があっ
た。
本発明の目的は、回転速度を検出する回路から時定数の
大きな放電回路を廃して、回転速度の変化に対する応答
性を高めた過回転防止機能付内燃機関用点火装置を提供
することにある゛。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、その実、施例を示す第1図に見られるように
、点火コイル1と点火コイル1の1次電流を制御して点
火コイルの2次側に高電圧を誘起させる1次電流制御回
路2とからなる点火回路3と、トリガされた際に1次電
流制御回路2の一部を短絡または開放して点火動作を阻
止する点火動作阻止用スイッチ4と、内燃機関の回転速
度が設定値以上になった時に点火動作阻止用スイッチ4
を所定の点火サイクル毎にトリガする点火動作阻止用ト
リガ回路5とを備えた内燃機関用点火装置において、回
転速度に対する応答性を高めたものである。
本発明においては、点火動作阻止用トリガ回路5が、常
時一定の時定数で積分コンデンサを充電して積分動作を
行う積分回路6と、積分コンデンサに対して並列に接続
された積分回路リセット用スイッチ7と、点火コイルの
1次電圧を検出して該1次電圧が所定のスレシミールド
レベルに達した時にリセット用スイッチをトリガするリ
セット用トリガ回路8と、積分コンデンサの両端に得ら
れる積分電圧を基準電圧と比較して積分電圧が基準電圧
以下になった時に点火動作阻止用スイッチにトリガ信号
を供給するトリガ信号供給回路9とを具備したことを特
徴とする。
[発明の作用] 上記のように、点火動作が行われる毎に積分回路をリセ
ットするように構成して、積分電圧が基準電圧以下にな
った時に機関の回転速度が設定回転速度に達したと判定
するようにすると、時定数の大きな放電回路を設ける必
要がないので、回転速度の変動に対する応答性を高める
ことができ、常に適確に過回転防止動作を行わせること
ができる。
[実施例] 以下添附図面を参照して本発明の詳細な説明する。。
第1図は本発明の実施例の全体的構成を示したもので、
同図において、1は鉄心に1次コイル及び2次コイルを
巻装してなる公知の点火コイル、2は点火コイル1の1
次電流を制御することにより点火コイル1の2次コイル
に高電圧を発生させる1次電流tAt11回路であり、
点火コイル1及び1次M流制御回路2により点火回路3
が構成されている。点火コイル1の2次コイルには1l
ffiの気筒に取付けられた点火プラグPが接続され、
点火コイル1の2次コイルに高電圧が発生した時に点火
プラグPに火花が生じて機関が点火される。1次l!流
制御回路2は、コンデンサ放電式の回路、電流遮断式の
回路等積々の方式のものが知られているが、本発明では
いずれの方式の1次電流制御回路を用いてもよい。
4は点火動作阻止用スイッチで、このスイッチは、導通
した際に1次電流制御回路2の一部を短絡して点火動作
を阻止するように設けられている。
5は、機関の回転速度が設定値に達した時に上記点火動
作阻止用スイッチ4をトリガする点火動作阻止用トリガ
回路で、このトリガ回路は、常時一定の時定数で積分コ
ンデンサを充電して積分動作を行う積分回路6と、積分
回路6内の積分コンデンサに対して並列に接続された積
分回路リセット用スイッチ7と、点火コイル1の1次電
圧を検出して1次電圧が所定のスレショールドレベルに
達−した時にリセット用スイッチ7をトリガするリセッ
ト用トリガ回路8と、積分回路6内の積分コンデンサの
両端に得られる積分電圧を基準電圧と比較して積分電圧
が基準電圧以下になった時に点火動作阻止用スイッチに
トリガ信号を供給するトリガ信号供給回路9とからなっ
ている。
上記の実施例において積分回路6は常時積分コンデンサ
を一定の時定数で充電する積分動作を行っている。機関
の点火時期に点火コイル1の1次コイルに電圧■1が誘
起するとリセット用トリガ回路8がリセット用スイッチ
7を導通させ、リセット用スイッチ7が積分コンデンサ
の電荷を瞬時に放電させる。従って積分回路6の積分コ
ンデンサの両端には、一定の勾配で上昇して一点火動作
が行われる毎に零に戻る三角波形の積分電圧VCが得ら
れる。
トリガ信号供給回路9はこの積分電圧vc@−基準電圧
と比較して、積分電圧ycが基準電圧以下になった時に
機関の回転速度が設定値に達したと判定して点火動作阻
止用スイッチ4にトリガ信号を供給する。
第2図は上記第1図の構成を具体化した実施例  。
を示したもので、この実施例で゛は、1次電流制御回路
2として、コンデンサC1とダイオードD1ないしD3
とサイリスタS1と、抵抗R1と、信号コイルLSと、
エキサイタコイル1−eとからなる公知のコンデンサ放
電式の回路が用いられている。この1次電流制御回路に
おいては、エキサイタコイルleの正の半サイクルの出
力でダイオードD1を通してコンデンサC1が図示の極
性に充電される。信号コイルLSが発生する正負の半サ
イクルの信号電圧(第3図A)の内、正の半サイクルの
信号電圧が点火時期に点弧信号Vg(第3図C)として
サイリスタS1のゲートに供給されるとサイリスタS1
が導通してコンデンサC1の電荷をサイリスタS1及び
点火コイル1の1次コイルを通して放電させる。
したがってコンデンサC1の端子電圧VC1は機関の回
転角度θに対して第3図りのように変化し、点火時期に
コンデンサC1が放電すると点火コイル1の1次コイル
に第3図Eに示すように接地側が正極性になる電圧V1
が誘起する。この電圧V1が昇圧されて点火コイル1の
2次コイルに高電圧が誘起し、この高電圧により点火プ
ラグPに火花が生じてIlgoが点火される。
点火動作阻止用スイッチ4は、エミッタが接地されコレ
クタがサイリスタS1のゲートに接続されたNPNトラ
ンジスタTr1と、トランジスタT「1のペースエミッ
タ問に並列に接続された抵抗R2とからなり、トランジ
スタ4に所定のベース電流が与えられた時に該トランジ
スタが導通してサイリスタS1のゲートカソード間を短
絡するようになっている。
積分回路6は抵抗R3と、該抵抗R3を通して図示しな
い直流電源(例えばバッテリ)に接続された積分コンデ
ンサC2とからなり、積分コンデンサC2は、後記する
リセット用スイッチが導通した時を除き、常時抵抗R3
を通して一定の時定数で充電されるようになっている。
リセット用スイッチ7はエミッタを接地し、コレクタを
コンデンサC2の非接地側端子に接続したNPNトラン
ジスタT r2からなり、トランジスタTr2の導通時
に該トランジスタTr2のコレクタエミッタ間を通して
積分コンデンサC2を瞬時に放電させる。
リセット用トリガ回路8は、トランジスタTr2のベー
スにコレクタを接続しエミッタを接地したNPNトラン
ジスタT r3と、点火コイル1の1次コイルの非接地
側端子にカソードが接続されたダイオードD4と、ダイ
オードD4のアノードにアノードが接続されたツェナー
ダイオードZ1と、ツェナーダイオードZ1のカソード
とトランジスタTr3のベースとの間に接続された抵抗
R4と、図示しない直流電源とトランジスタTr3のベ
ース及びコレクタとの間にそれぞれ接続された抵抗R5
及びR6と、トランジスタTr3のベースエミッタ間に
アノードを接地側に向けて接続されたダイオードD5と
からなっている。
上記リセット用トリガ回路8において、常時は抵抗R5
を通してトランジスタTr3にベース電流が流れるため
、該トランジスタTr3が導通状態にある。この時トラ
ンジスタTr2は遮断状態に保持され、積分回路6は支
障無く積分動作を行う。点火動作時には、点火コイル1
の1次コイルに接地側が正極性になる電圧v1が誘起す
るが、この電圧■1が所定のスレショールドレベルに達
すると、ツェナーダイオードZ1が導通して1次コイル
からダイオードD5→抵抗R4→ツェナーダイオードz
1→ダイオードD4の経路で電流が流れる。
この時ダイオードD5の両端に生じる電圧降下によりト
ランジスタT R3が逆バイアスされるため、トランジ
スタTr3が短時間遮断する。トランジスタTr3が遮
断すると抵抗R6を通してトランジスタT R2にベー
ス電流が流れるためトランジスタTr2が導通し、コン
デンサC2の電荷を瞬時に放電させる。従って積分コン
デンサC2の両端に得られる積分電圧Vc2の波形は第
3図Bに示すようになる。
トリガ信号供給回路9は逆相入力端子が積分コンデンサ
C2の非接地側端子に接続され、出力端子がトランジス
タTr1のベースに接続された比較器CMIと、比較器
CMIの正相入力端子と図示しない直流電源との間に接
続さ°れた抵抗R7と、比較器CM1の正相入力端子と
接地間に接続された抵抗R8と、比較器CM1の出力端
子と図示しない直流電源との間に接続された抵抗R9と
からなっている。比較器CM1は積分電圧Vc2と抵抗
R8の両端に得られる基準電圧Vrとを比較している。
積分電圧VC2が基準電圧V「を超えている時には比較
器CM1の出力端子が接地電位にあり、この時トランジ
スタTrlにはベース電流が供給されない。これに対し
、積分電圧Vc2が基準電圧以下になると比較器CMI
の出力端子が非接地状態になるため、抵抗R9を通して
トランジスタTr1にベース電流が供給され、該トラン
ジスタTriが導通する。
第3図Bに実線で示した積分電圧Vc2の波形は、機関
の回転速度が設定値未満の時の波形を示している。この
場合には、信号コイルLSが正の半サイクルの信号電圧
を発生する前に積分電圧Vc2が基準電圧■「を超える
ため、信号コイルLSが正の半サイクルの信号を発生し
た時には比較器CM1の出力端子が既に接地状態になっ
ており、トランジスタTr1にはベース電流が供給され
ない状態にある。従ってこの時トランジスタTrlは一
遮断状態にあり、信号コイルLSからサイリスタS1に
支障無く点弧信号が供給されて機関の点火動作は支障無
く行われる。
積分回路がリセットされる間隔は、機関の回転速度に反
比例しており、機°関の回転速度の上界に伴って積分コ
ンデンサがリセットされる間隔が短くなっていく(積分
コンデンサが充電される時間が短くなっていく)ため、
積分コンデンサの端子電圧は機関の回転速度の上昇に伴
って低くなっていき、lN閏の回転速度が設定値以上に
なると、第3図Bに破線で示したように信号コイルLS
が正の半サイクルの信号電圧を発生した時に積分電圧V
c2が基準電圧vr以下になっているようになる。
この状態になると、信号コイルLSが正の半サイクルの
信号電圧を発生した時に比較器CM1の出力端子が非接
地状態になっていて、トランジスタTr1にベース電流
が供給されているので、信号コイルLSが正の半すイク
シレの信号電圧を発生すると同時にトランジスタTr1
が導通してサイリスタS1に点弧信号vgが供・給され
るのを阻止する。
このように、機関の回転速度が設定値以上になると点火
動作阻止用スイッチ4が導通して信号コイルLSからサ
イリスタS1に点弧信号が供給されるのを阻止するため
、点火動作が行われなくなる。
点火動作が阻止された点火時期においては、点火コイル
1の1次コイルに電圧v1が誘起しないため、リセット
用トリガ回路8はリセット用スイッチ7をトリ〃シない
。この時積分コンデンサC2の充電は継続され、次の点
火時期までには積分電圧Vc2は基準電圧以上になって
いる。従って次の点火時期には、トランジスタTr1が
導通せず、点火動作は支障無く行われる。このように点
火動作が行われると、再び積分回路がリセットされる。
機関の回転速度が高く、後の点火時期に積分電圧Vc2
が基準電圧yr以下になっている状態になると再びトラ
ンジスタTrlが導通して機関の点火動作が阻止される
。このようにして、設定回転速度以上の回転領域では所
定の点火サイクル毎に点火動作が阻止されて機関の点火
火花が間引かれ、機関の回転速度が低下させられる。本
発明の装置においては積分定数が一定であるため、点火
火花が間引かれる回数はtivAの回転速度が高い程多
くなる。そのため回転速度の上昇を適確且つスムースに
抑制することができ、過回転制御時に回転速度を上下に
変動させることなく常に安定した過回転防止動作を行わ
せることができる。しかも点火コイルが1次電圧を発生
してから次の1次電圧が発生するまでの間積分を行って
各点火サイクル毎に機関の回転速度を判定しているため
、′応答性の良い制御を行わせることができる。
第2図の実施例においては、点火動作阻止用スイッチ4
によりサイリスタS1のゲートカソード間を短絡するよ
うにしたが、このスイッチ4により信号コイル1sを短
絡するようにしてもよい。
また第4図に示したように、点火動作阻止用スイッチ4
によりエキサイタコイルl−eを短絡するように構成す
ることもできる。この第4図の実施例においては、点火
動作阻止用スイッチ4がサイリスタS2からなり、サイ
リスタS2のゲートカソード間に抵抗R2が接続されて
いる。サイリスタS2は比較器CM1の出力端子が非接
地状態にあって、エキサイタコイルLeが正の半サイク
ルの出力電圧を発生した時に導通して、該エキサイタコ
イルを短絡し、これによりコンデンサC1の充電を阻止
して点火動作を阻止する。その他の点は第2図の実施例
と同様である。この第4図の実施例の各部の波形を第5
図に示してあり、同図CにサイリスタS1の両端の電圧
■2の波形を示しである。
第4図の実施例において、サイリスタS2はダイオード
D1のカソードと接地間に接続することもでき、サイリ
スタS1に点火動作阻止用スイッチを兼ねさせることも
できる。サイリスタS1に点火動作阻止用スイッチを兼
ねさせる場合には、比較器CM1の出力端子をサイリス
タS1のゲートに接続すればよい。
第6図は信号コイルを特別に設けることなく、エキサイ
タコイルleの負の半サイクルの出力でサイリスタS1
に点弧信号を与えるようにした1次N流制御回路2を用
いた実施例を示したもので、この実施例においては、エ
キサイタコイルLeの非接地側端子及び接地側端子がそ
れぞれアノードを接地したダイオードD6及びD7のカ
ソードに′接続され、サイリスタS1のゲートに点火動
作阻止用スイッチを構成するトランジスタTr1のコレ
クタが接続されている。
第6図の実施例においては、エキサイタコイル1−eの
正の半サイクルの出力でダイオードD1を通してコンデ
ンサC1が充電され、エキサイタコイルleの負の半サ
イクルの出力でダイオードD3を通してサイリスタS1
に点弧信号が与えられる。点火動作阻止用スイッチ4を
構成するトランジスタTriは、導通した際にエキサイ
タコイルLeからダイオードD3を通して与えられる点
弧信号をサイリスタS1から側路して点火動作を阻止す
る。その他の点は第2図の実施例と同様である。
上記の実施例では、比較器CM1と抵抗R7及びR8と
によりトリガ信号供給回路が構成されているが、このト
リガ信号供給回路は積分電圧を基準電圧と比較して積分
電圧が基準電圧以下になっている時に点火動作阻止用ス
イッチ4にトリガ信号を供給する回路であればよく、上
記の構成に限定されるものではない。例えば第7図に示
したように、エミッタが接地されコレクタが抵抗R9を
介して直流電源に接続されたNPNトランジスタTr4
と、トランジスタTr4のベースエミッタ間に接続され
た抵抗RIOと、トランジスタTr4のベースにアノー
ドが接続されたツェナーダイオードZ2とにより構成し
てもよい。この第7図に示すトリガ信号供給回路9を用
いる場合には、トランジスタTr4のコレクタを点火動
作阻止用スイッチのトランジスタTr1のベース(また
はサイリスタS2のゲート)に接続し、ツェナーダイオ
ードZ2のカソードを積分コンデンサC2の非接地側端
子に接続する。
第7図の回路においては、ツェナーダイオードz2のツ
ェナー電圧が基準電圧■「であって、積分電圧VC2が
この基準電圧Vrを超えている時にトランジスタTr4
が導通し、積分電圧Vc2が基準電圧vr以下になった
時にトランジスタTr4が遮断状態になる。トランジス
タT r4が導通している時には点火動作阻止用スイッ
チ4のトリガ信号入力端子が接地電位に保たれるため点
火動作阻止用スイッチ4はトリガされない。これに対し
、トランジスタTr4が遮断状態になると抵抗R9を通
して点火動作阻止用スイッチ4にトリガ信号が供給され
、該スイッチ4が導通して点火動作が阻止される。
上記の各実施例において、トリガ信号供給回路9の抵抗
R9と直流電源(図示せず。)との間に所定の条件が成
立した時にのみ閉じるスイッチ手段を挿入して所定の条
件が成立している状態で積分電圧Vc2が基準電圧Vr
以下になった時にのみ点火動作阻止用スイッチ4にトリ
ガ信号が供給されるようにすると、所定の条件が成立し
ている時のにみ過回転防止動作が行われるようにするこ
とができる。例えば内燃機関の油圧や冷却水の温度等に
異常が生じた時にのみ機関の回転速度を制限するように
構成することができる。
上記の説明では、点火動作阻止用スイッチがトリガされ
た時に導通して1次電III御回路の一部を短絡すると
したが、トリガされた際に開くスイッチを点火動作阻止
用スイッチとして用いて、この点火動作阻止用スイッチ
を1次電流制御回路の一部に挿入することにより1次電
流制御回路の一部を開放して(切離して)点火動作を阻
止するようにしてもよい。
上記の各実施例では、1次電流制御回路2としてコンデ
ンサ放電式の回路を用いたが、電流遮断式の1次電流制
御回路が用いられる場合にも本発明を適用することがで
きる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、点火動作が行われる毎
に積分回路をリセットするように構成して、積分電圧が
基準電圧以下になった時に1m関の回転速度が設定回転
速麿に達したと判定するようにして、時定数の大きな放
電回路を廃したので、回転速度の変動に対する応答性を
高めることができ、常に適確に過回転防止動作を行わせ
ることができる。また回転速度が高い程間引かれる火花
の数が増えるので、回転速度の上昇を適確且つスムース
に抑制することができ、過回転制御時に回転速度を上下
させることなく常に安定した過回転防止動作を行わせる
ことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の全体的構成を示したブロック
図、第2図は第1図の構成を具体化した実施例を示した
回路図、第3図は第2図の各部の動作波形を示した線図
、第4図は本発明の他の実施例を示した回路図、第5図
は第4図の実施例の各部の動作波形を示した線図、第6
図は本発明の更に他の実施例を示した回路図、第7図は
本発明で用いることができるトリガ信号供給回路の変形
例を示した回路図である。 1・・・点火コイル、2・・・1次電流制御回路、3・
・・点火回路、4・・・点火動作阻止用スイッチ、5・
・・点火動作阻止用トリガ回路、6・・・積分回路、7
・・・リセット用スイッチ、8・・・リセット用トリガ
回路、9・・・トリガ信号供給回路。 第1 図 第2 図 第3図 第5図 第6 図 r3 第7 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 点火コイルと該点火コイルの1次電流を制御して点火コ
    イルの2次側に高電圧を誘起させる1次電流制御回路と
    からなる点火回路と、トリガされた際に前記1次電流制
    御回路の一部を短絡または開放して点火動作を阻止する
    点火動作阻止用スイッチと、内燃機関の回転速度が設定
    値以上になった時に前記点火動作阻止用スイッチを所定
    の点火サイクル毎にトリガする点火動作阻止用トリガ回
    路とを備えた内燃機関用点火装置において、前記点火動
    作阻止用トリガ回路は、 常時一定の時定数で積分コンデンサを充電して積分動作
    を行う積分回路と、 前記積分コンデンサに対して並列に接続された積分回路
    リセット用スイッチと、 前記点火コイルの1次電圧を検出して該1次電圧が所定
    のスレショールドレベルに達した時に前記リセット用ス
    イッチをトリガするリセット用トリガ回路と、 前記積分コンデンサの両端に得られる積分電圧を基準電
    圧と比較して積分電圧が基準電圧以下になった時に前記
    点火動作阻止用スイッチにトリガ信号を供給するトリガ
    信号供給回路とを具備したことを特徴とする過回転防止
    機能付内燃機関用点火装置。
JP60203047A 1985-09-13 1985-09-13 過回転防止機能付内燃機関用点火装置 Expired - Lifetime JPH0650106B2 (ja)

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JPS4929210A (ja) * 1972-07-18 1974-03-15
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