JPH0350384A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JPH0350384A
JPH0350384A JP18509289A JP18509289A JPH0350384A JP H0350384 A JPH0350384 A JP H0350384A JP 18509289 A JP18509289 A JP 18509289A JP 18509289 A JP18509289 A JP 18509289A JP H0350384 A JPH0350384 A JP H0350384A
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Mitsuo Katsumata
勝又 三雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内燃機関を点火する為に用いる電流遮断式の
点火装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に電流遮断式の内燃機関用点火装置は、点火電源コ
イルと、該点火電源コイルの通電電流を機関の点火時期
で遮断するように制御する主電流制御回路とを備え、点
火電源コイルの通電電流を遮断した際に該コイルに誘起
する高い電圧を更に昇圧することにより点火用の高電圧
を得るようにしている。
本出願人は、先にこの種の点火装置として、第8図に示
すもの(実願昭59−151371号)を提案した。
第8図に示した点火装置においては、点火コイル1が機
関により駆動される磁石発電機内に設けられ、該点火コ
イルの1次コイル1aが点火電源コイルとして用いられ
る。点火コイルの2次コイル1bには機関の気筒に取付
けられた点火プラグ2が接続されている。点火電源コイ
ル1aの通電電流を制御する主電流制御回路は、コレク
タエミッタ間回路が点火電源コイル1aに対して並列に
接続されたトランジスタTRIからなる主電流制御用ト
ランジスタスイッチ3と、このトランジスタスイッチを
制御するスイッチ制御回路4とにより構成される。スイ
ッチ制御回路4は、点火電源コイル1aからトランジス
タTRIにベース電流を供給する抵抗R1及びR2と、
トランジスタTR2からなる遮断制御用スイッチ401
と、トランジスタTR3ないしTR5と抵抗R3ないし
R5とピーク検出用コンデンサCIとからなるトリガ回
路402′と、トランジスタTR6及び抵抗R6からな
る正帰還回路403とがらなっている。
第8図の点火装置において、機関の回転軸が回転させら
れて、点火電源コイル1aに図示の矢印方向の電圧Ve
が誘起すると、該電圧Veによりトランジスタスイッチ
3にベース電流Iblが流れ、該トランジスタスイッチ
3が導通ずる。従って点火電源コイル1aからトランジ
スタスイッチ3を通して短絡電流■1が流れる。電圧V
eの増大に伴って該短絡電流Ifが増大していくと、主
電流制御用トランジスタスイッチ3の両端の電圧が上昇
していく。該トランジスタスイッチ3の両端電圧により
コンデンサC1が充電され、該コンデンサCIに充電電
流Icが流れる。この充電電流によりトランジスタTR
4が導通ずる。トランジスタTR4が導通しているとき
には、点火電源コイル1a側から抵抗R5を通して流れ
る電流が全てトランジスタTR5のベースエミッタ間の
PN接合と抵抗R4とトランジスタTR4のコレクタエ
ミッタ間とを通して流れ、トランジスタTR5のベース
コレクタ間のPN接合を通してトランジスタTR2のベ
ースに電流が流れるのが阻止されている。
電圧Veがピーク値を超えると主電流制御用トランジス
タスイッチ3の両端電圧もピーク値を超え、コンデンサ
C1の充電電流が零になる。このときトランジスタTR
4が遮断するため、抵抗R5とトランジスタTR5のベ
ースコレクタ間接合とを通してトランジスタTR2(遮
断制御用スイッチ)にベース電流が与えられ、該トラン
ジスタTR2が導通ずる。これにより主電流制御用トラ
ンジスタスイッチ(トランジスタTRI )が遮断状態
になり、点火電源コイル1aを流れていた電流を遮断す
る。
これにより点火電源コイル1aに該短絡電流を流し続け
ようとする向きの高電圧が誘起し、該高電圧が点火コイ
ルにより更に昇圧されて2次コイル1bに点火用の高電
圧が誘起する。従って点火プラグ2に火花が発生し、機
関が点火される。
このようにして、機関の低速時には主電流制御用トラン
ジスタスイッチ3の両端電圧のピーク位置で点火動作が
行われる。
機関の高速時にはコンデンサC1の充電電流が流れてい
て、トランジスタTR5のベースエミッタ間を通して電
流が流れている期間にトランジスタTR5のベースとト
ランジスタTR2のエミッタとの間の電圧がトランジス
タTR2のペースエミッタ間電圧に達したときにトラン
ジスタTR2にベース電流が流れ、該トランジスタTR
2が導通ずる。従って機関の高速時にはトランジスタT
R5のベースとトランジスタTR2のエミッタとの間の
電圧がトランジスタTR2のペースエミッタ間電圧に達
する位置で点火動作が行われ、この点火位置は機関の回
転速度の上昇に伴って進んでいく。これにより機関の高
速時には進角特性が得られる。この場合の進角幅は、主
電流制御用トランジスタスイッチの導通時の両端電圧(
コレクタエミッタ間電圧)の波形により定まる。
[発明が解決しようとする課題] 上記の点火装置では、次のような問題があった。
(a)進角が開始される回転速度(rpm)を低速側に
設定した場合と、高速側に設定した場合とで進角の終了
時の点火位置が相違し、進角幅が異なってしまう。
(b)主電流制御用トランジスタスイッチの両端電圧の
波形により進角特性が決まるため、進角特性の傾斜を自
由に設定できないだけでなく、点火電源コイルを設ける
磁石発電機のエアギャップの変動や、磁石の着磁量の変
動等により進角特性が影響を受ける。
本発明の目的は、低速領域では主電流制御用トランジス
タスイッチの両端電圧のピーク位置で点火動作を行わせ
、進角領域では主電流制御用トランジスタスイッチの両
端電圧の波形に頼らずに、回転速度に応じて変化する進
角用コンデンサの端子電圧と基準電圧とを比較すること
により決定した点火位置で点火動作を行わせることによ
り、上記の問題を解決した内燃機関用点火装置を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、第1図に示したように、内燃機関の回転に同
期して負方向電圧と正方向電圧とを続いて出力する点火
電源コイル1aと、点火電源コイル1aに対して並列に
接続されて該点火電源コイルの正方向出力電圧によりベ
ース電流が流れて導通ずる主電流制御用トランジスタス
イッチ3と、内燃機関の点火時期に主電流制御用トラン
ジスタスイッチを遮断状態にするように制御するスイッ
チ制御回路4とにより構成される。
本発明においては、上記スイッチ制御回路4が、導通し
た際に主電流制御用トランジスタスイッチ3を遮断状態
にするように該トランジスタスイッチに接続された遮断
制御用スイッチ401と、主電流制御用トランジスタス
イッチの導通時の両端電圧のピーク位置を検出して該ピ
ーク位置で遮断制御用スイッチを導通状態にするように
制御するピークトリガ回路402と、互いに直列に接続
された進角用コンデンサ404及び電圧抑制用コンデン
サ405と、点火電源コイルの負方向出力電圧により進
角用コンデンサ404及び電圧抑制用コンデンサ405
の直列回路に充電電流を供給するコンデンサ充電回路と
、進角用コンデンサを一定の時定数で放電させるコンデ
ンサ放電回路406と、電圧抑制用コンデンサ405に
対して並列に接続された放電抵抗407と、進角用コン
デンサ404の端子電圧また該端子電圧に相応した電圧
を進角制御用電圧として該進角制御用電圧を基準電圧と
比較し、該進角制御用電圧が基準電圧以下になったとき
に主電流制御用トランジスタスイッチを遮断状態にする
ように制御する進角用遮断制御回路408とにより構成
される。尚409は電源回路、410は基準電圧発生回
路である。
ここで電圧抑制用コンデンサ405の静電容量は進角用
コンデンサ404の静電容量よりも十分大きく設定され
ている。
また進角開始回転速度未満の領域では主電流制御用トラ
ンジスタスイッチ3の両端電圧のピーク位置よりも位相
が遅れた位置で進角制御用電圧が基準電圧以下になり、
進角開始回転速度以上の領域では主電流制御用トランジ
スタスイッチ3の両端電圧のピーク位置よりも位相が進
んだ位置で進角制御用電圧が基準電圧以下になるように
進角用コンデンサ404及び電圧抑制用コンデンサ40
5の放電時定数が設定されている。
[作 用コ 上記の構成において、機関の低速時には進角用コンデン
サ404の端子電圧が基準電圧以下になる位置が主電流
制御用トランジスタスイッチ3の両端電圧のピーク位置
よりも遅れている。従って機関の低速時にはピークトリ
ガ回路402が主電流制御用トランジスタスイッチの両
端電圧のピーク位置(定位置)で遮断制御用スイッチを
導通させて主電流制御用トランジスタスイッチを遮断状
態にし、該ピーク位置で点火動作を行わせる。
これに対し、進角開始回転速度以上の領域では、主電流
制御用トランジスタスイッチ3の両端電圧がピークに達
する位置よりも位相が進んだ位置で進角制御用電圧が基
準電圧以下になって進角用遮1 断制御回路が主電流制御用トランジスタスイッチを遮断
状態にする。進角制御用電圧が基準電圧以下になる位置
は回転速度の上昇に伴って進んでいくため、点火位置は
進角していく。
進角開始回転速度及び進角特性の傾斜は、進角用コンデ
ンサ及び電圧抑制用コンデンサの放電時定数を適宜に設
定することにより調整することができ、これらを調整し
ても進角幅は変化しない。
また進角特性は点火電源コイルを設ける磁石発電機のエ
アギャップの変動や、磁石の着磁量の変動等の影響を受
けない。
[実施例] 以下添附図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第2図は第1図の構成を具体化した本発明の一実施例を
示したもので、同図において第1図の各部と同等の部分
には同一の符号を付しである。本実施例においては、主
電流制御用トランジスタスイッチ3が1つのトランジス
タTRIからなっているが、ダーリントン接続された2
つのトランジ2 スタにより主電流制御用トランジスタスイッチを構成す
ることもできる。トランジスタTRIのコレクタ及びエ
ミッタが1次コイル1aの一端(この例では非接地側の
一端)及び他端に接続され、トランジスタTR2のベー
スが抵抗R1及びR2を介して点火電源コイルを兼ねる
1次コイル1aの一端に接続されている。従って1次コ
イル1aに図示の矢印方向の電圧Veが発生したときに
抵抗R2及びR1を通してトランジスタTR2にベース
電流が流れ、トランジスタTRIが導通ずる。
遮断制御用トランジスタスイッチ401はNPNトラン
ジスタTR2からなり、該トランジスタTR2のコレク
タは抵抗R2を介して1次コイル1aの一端に、またエ
ミッタは該1次コイル1aの他端にそれぞれ接続されて
いる。
コンデンサ5はその一端が抵抗R3を介して1次コイル
1aの一端に接続され、該コンデンサの他端は、エミッ
タを1次コイルの他端に接続した充電電流検出用のNP
N トランジスタTR4のベースに接続されている。ト
ランジスタTR4のコレクタは抵抗R4を介してトラン
ジスタTR5のエミッタに接続され、該トランジスタT
、 R5のコレクタは前記トランジスタTR2のベース
に、また該トランジスタTR5のベースは抵抗R5を通
して1次コイル1aの一端にそれぞれ接続されている。
トランジスタTR4のベースにはまたベースが接地され
たトランジスタTR3のコレクタが接続され、該トラン
ジスタTR3のエミッタはトランジスタTR2のベース
に接続されている。コンデンサC1,トランジスタTR
3〜TR5及び抵抗R3〜R5によりピークトリガ回路
402が構成されている。
コンデンサC1と抵抗R3との接続点にトランジスタT
R6のエミッタが接続され、該トランジスタTR6のコ
レクタはトランジスタTR2のベースに接続されている
。またトランジスタTR6のベースは抵抗R6を通して
トランジスタTR2のコレクタに接続されている。トラ
ンジスタTR6及び抵抗R6により正帰還回路403が
構成されている。
進角用コンデンサ404及び電圧抑制用コンデンサ40
5は直列に接続され、コンデンサ404の一端はアノー
ドが接地されたダイオードD1のカソードに抵抗RIO
を通して接続されている。コンデンサ404と抵抗R1
,0との接続点にはダイオードD2のアノードが接続さ
れ、該ダイオードのカソードと接地間に抵抗R1,1が
接続されている。
コンデンサ404及び405の接続点と接地間に抵抗R
12が接続され、コンデンサ404→ダイオードD2→
抵抗R1,1→抵抗R12→コンデンサ404の回路に
より、コンデンサ放電回路406(第1図参照)が構成
されている。
また電圧抑制用コンデンサ405の両端に放電抵抗40
7が接続され、コンデンサ405のコンデンサ404と
反対側の端子はダイオードD3を通して1次コイル1a
の非接地側端子に接続されている。この例ではコンデン
サ405と放電抵抗407とにより電圧抑制回路411
が構成されている。
電源回路409はダイオードD4及び抵抗R135 と、点火電源コイル1aからダイオードD4及び抵抗R
13を通して充電されるコンデンサC2と、コンデンサ
C2の両端に並列接続されたツェナーダイオードZDI
とからなり、コンデンサC2の両端に直流定電圧を出力
するようになっている。
コンデンサ404と抵抗RIOとの接続点は電圧比較器
CPの正相入力端子に接続されている。
基準電圧発生回路410は、コンデンサC2の非接地側
端子に一端が接続された抵抗R14と、抵抗R14の他
端と接地間にアノードを接地側に向けて接続されたツェ
ナーダイオードZD2とからなり、ツェナーダイオード
ZD2の両端に基準電圧が得られるようになっている。
進角用遮断制御回路408は、電圧比較器CPからなり
、この比較器CPの正相入力端子はコンデンサ404と
抵抗R10との接続点に、また逆相入力端子はツェナー
ダイオードZD2のカソードにそれぞれ接続されている
。比較器CPの電源端子はツェナーダイオードZD1の
カソードに接続され、出力端子はトランジスタTR2の
コレクタ1日 に接続されている。即ちこの例ではコンデンサ404の
抵抗RIO側の端子Aと接地間の電圧が進角制御用電圧
Vaとして比較器CPの正相入力端子に入力されている
。進角制御用電圧Vaが基準電圧Vrを超えているとき
には、比較器CPの出力端子の電位が高レベルにあるた
め、トランジスタスイッチ3の導通は阻止されない。進
角制御用電圧Vaが基準電圧Vr以下になると、比較器
CPの出力端子の電位が高レベルから定レベル(接地電
位)へと変化し、トランジスタスイッチ3を遮断状態に
する。
点火コイル1は第3図に示すような磁石発電機に設けら
れている。この磁石発電機は機関の回転軸に取付けられ
たフライホイール5と、該フライホイールの外周に設け
られた凹部5a内に取付けられた磁石6と、フライホイ
ール5の外周に所定のギャップを介して対向配置された
固定子7とからなっている。固定子7はほぼC字形の鉄
心8を備え、該鉄心8に1次コイル1a及び2次コイル
1bからなる点火コイル1が嵌装されている。
上記実施例の点火装置において、機関が回転させられる
と、点火電源コイル1aに第4図(A)に示すような電
圧Veが誘起する。この電圧Veは、負方向電圧Vnl
と、正方向電圧Vpと、負方向電圧Vn2とからなる。
点火電源コイル1aに正方向電圧Vpが誘起すると、抵
抗R2及びR1を通してトランジスタTR1にベース電
流が流れて該トランジスタTRIが導通ずる。これによ
り1次コイル1aからトランジスタスイッチ3を通して
短絡電流It  (第4図Aに破線で示しである。)が
流れる。またトランジスタスイッチ3の両端電圧により
抵抗R3、コンデンサC1及びトランジスタTR4のベ
ースエミッタ間を通して電流が流れ、トランジスタスイ
ッチ3の両端電圧がピーク値に達するまでの間コンデン
サC1が充電される。このとき1次コイル1aの一端側
から抵抗R5とトランジスタTR5のペースエミッタ間
と抵抗R4とトランジスタTR4のコレクタエミッタ間
とを通して電流■2が流れ、トランジスタTR5のベー
スコレクタを通しては電流が流れない。従ってこのとき
トランジスタTR2にはベース電流が与えられず、該ト
ランジスタTR2は遮断状態に保持される。主電流制御
用トランジスタスイッチ3の両端の電圧がピークに達す
るとコンデンサC1の充電電流Icが零になり、トラン
ジスタTR4が遮断状態になる。このとき1次コイル1
a側から抵抗R5及びトランジスタTR5のベースコレ
クタ間を通して電流が流れ、またコンデンサC5が抵抗
R3とトランジスタTR6のエミッタコレクタ間とトラ
ンジスタTR2のベースエミッタ間とを通して放電して
トランジスタTR3にベース電流が流れる。
従って該トランジスタTR2が導通し、主電流制御用ト
ランジスタスイッチ3を遮断させる。これにより1次コ
イル1aに高電圧が誘起し、該電圧が更に昇圧されて2
次コイル1bから点火用の高電圧が出力されるため機関
が点火される。従って機関の低速時には、1次コイル(
点火電源コイル)の誘起電圧がピークに達する略一定の
位置付近で点火が行われる。
9 一方進角用コンデンサ404及び電圧抑制用コンデンサ
405は、第4図(B)に示したように、点火電源コイ
ル1aが負方向電圧Vnlを出力したときにダイオード
D1と抵抗RIOとダイオードD3とを通して充電され
る。この充電は負方向電圧Vnlがピークに達するまで
行われる。ここでコンデンサ405の静電容量はコンデ
ンサ404の静電容量よりも十分に大きく設定され、コ
ンデンサ404を放電させるための抵抗R12の抵抗値
はコンデンサ405の放電抵抗407の抵抗値よりも十
分小さく設定されている。
負方向電圧Vnlがピークを過ぎるとコンデンサ404
の電荷がダイオードD2と抵抗R11と抵抗R12とを
通して放電する。このコンデンサ404の抵抗RIO側
の端子と接地間の電圧Vaが進角制御用電圧として比較
器CPの正相入力端子に印加される。
進角制御用電圧Vaは、コンデンサ405の両端の電圧
により制限される。即ちコンデンサ404の充電時にコ
ンデンサ405に電荷が残ってい0 ると、コンデンサ404の充電電圧(充電終了時の端子
電圧)が低くなる。機関の回転速度が低く、コンデンサ
405のを放電させる時間が十分ある場合にはコンデン
サ404の充電時にコンデンサ405の端子電圧が零に
近くなっているため、コンデンサ405の充電電圧は回
転速度の上昇に伴って上昇していく。しかしながらコン
デンサ405の放電抵抗がコンデンサ404の放電抵抗
よりもかなり大きいため、回転速度が高くなってコンデ
ンサを放電させる時間が短(なっていくと、コンデンサ
404の充電開始時にコンデンサ405に電荷が残留し
ているようになり、該コンデンサ405の残留電圧は回
転速度の上昇に伴って高くなっていく。このような状態
になるとコンデンサ404の充電電圧は回転速度の上昇
に伴って低くなっていく。従って回転速度がNa −+
Nb −+Na(Na <Nb <Nc )のように上
昇していくと、進角制御用電圧Vaは、第4図(B)の
a+b→Cのように変化する。Naは進角開始回転速度
で、この回転速度NaではA点の電位と基準電圧Vrと
が一致する位置がトランジスタスイッチ3の両端電圧の
ピーク位置θo (トランジスタスイッチ3を通して流
れる短絡電流■1のピーク位置にほぼ等しい。)に等し
くなる。
進角開始回転速度Na以上の領域では、主電流制御用ト
ランジスタスイッチ3の両端電圧がピークに達する位置
よりも位相が進んだ位置で進角制御用電圧Vaが基準電
圧Vr以下になって進角用遮断制御回路408の出力端
子の電位が接地電位になり、主電流制御用トランジスタ
スイッチ3を遮断状態にする。回転速度がNbからNc
へと上昇していくと、進角制御用電圧Vaが基準電圧に
一致する位置はθ1からθ2へと進んでいくため、点火
位置は進角していく。従って第5図に示すような進角特
性が得られる。第4図(C)及び(D)はそれぞれトラ
ンジスタTR2のコレクタの電位Vd及び比較器CPの
出力端子の電位v1の変化を示している。
進角開始回転速度Nb及び進角特性の傾斜は、進角用コ
ンデンサ404及び電圧抑制用コンデンサ405の放電
時定数を適宜に設定することにより調整することができ
、これらを調整しても進角幅θ−は変化しない。また進
角特性は点火電源コイルを設ける磁石発電機のエアギャ
ップの変動や、磁石の着磁量の変動等の影響を受けるこ
とがない。
上記実施例において、点火プラグに火花が生じた後、内
燃機関の燃焼状態によって、火花が一旦切れ、トランジ
スタスイッチ3がのコレクタエミッタ間に印加されてい
た電圧が零または負になると回路動作が初期状態に戻る
。その後トランジスタスイッチ3は磁石発電機に残って
いるエネルギーにより再度導通し、その後遮断動作を行
う。このような状態が発生すると、点火エネルギーの一
部が点火回路内で消費され、火花エネルギーが減少する
このような状態が生じるのを防ぐため、上記の実施例で
は、正帰還回路403を設けて、トランジスタスイッチ
3のコレクタエミッタ間電圧が零または負になった場合
でも該主電流制御制御用トランジスタスイッチを遮断状
態に維持することが3 できるようにしている。
第6図は本発明の他の実施例を示したもので、この実施
例では、負方向電圧短絡回路8が追加されている。この
短絡回路は、第7図に示したように点火電源コイル1a
が正方向電圧V[+を発生した後に発生する負方向電圧
Vn2を短絡するようにしたもので、サイリスタThと
、コンデンサC3と、ダイオードD5と、抵抗R15な
いしR17とにより構成されている。その他の点は第1
図及び第2図に示した実施例と全く同様である。
第6図に示した負方向電圧短絡回路8においては、点火
電源コイル1aの正方向電圧により抵抗R16及びダイ
オードD5を通してコンデンサC3が図示の極性に充電
される。コンデンサC3の電荷は抵抗R15とサイリス
タThのゲートカソード間と抵抗R17とを通して放電
し、サイリスタThにトリガ信号が与えられる。従って
点火電源コイル1aに負方向電圧Vn2が発生すると、
サイリスタThが導通し、点火電源コイル1aを短絡す
る。
上記実施例においては、トランジスタTR5の4 ベースエミッタ間及びベースコレクタ間のダイオード特
性を利用してトランジスタTR4のコレクタ電流及びト
ランジスタTR2のベース電流を流すようにしたが、ト
ランジスタTR5のペースエミッタ間のPN接合及びベ
ースコレクタ間のPN接合をそれぞれを2個のダイオー
ドで置換えることもできる。またこのように2個のダイ
オードを用いる代りに、1個のダイオードを用いて該1
個のダイオードのアノードを抵抗R5に接続し、カソー
ドを抵抗R4及びトランジスタTR2のベースに接続す
るようにしてもよい。
上記の実施例では、点火コイルの1次コイルが点火電源
コイルを兼ねているが、点火コイルを磁石発電機の外部
に設け、磁石発電機内に設けた発電コイルを点火電源コ
イルとして用いて、該点火電源コイルを主電流制御用ト
ランジスタスイッチ3及び点火コイルの1次コイルに対
して並列に接続するようにした電流遮断式の点火装置に
も本発明を適用することができる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、点火電源コイルの負方
向電圧により充電される進角制御用コンデンサと、該進
角制御用コンデンサに対して直列に接続されて該進角制
御用コンデンサの端子電圧を制限する電圧抑制用コンデ
ンサとを設けて、進角制御用コンデンサの充電電圧を回
転速度の上昇に伴って下降させるとともに、該進角制御
用コンデンサを所定の時定数で放電させて該進角制御用
コンデンサの両端に所定の傾きで下降する波形の進角制
御用電圧を得、この進角制御用電圧を基準電圧と比較す
ることにより点火位置を定めるようにしたので、点火電
源コイルの出力電圧波形に頼って進角特性を得ていた従
来の点火装置のように、発電機の特性の影響を受けるこ
とが無く、常に一定の進角特性を得ることができる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は第1
図の各部を具体化した実施例を示した回路図、第3図は
本発明の実施例で用いる発電機の構成を示した要部正面
図、第4図は第2図の各部の信号波形図、第5図は本発
明により得られる進角特性の一例を示す線図、第6図は
本発明の他の実施例を示したブロック図、第7図は第6
図の実施例による場合の点火電源コイルの出力電圧波形
を示した波形図、第8図は従来の点火装置を示した回路
図である。 1・・・点火コイル、1a・・・点火電源コイル(1次
コイル)、2・・・点火プラグ、3・・・主電流制御用
トランジスタスイッチ、401・・・遮断制御用スイッ
チ、402・・・ピークトリガ回路、404・・・進角
用コンデンサ、405・・・電圧抑制用コンデンサ、4
07・・・放電抵抗、408・・・進角用遮断制御回路
、R11,R12・・・コンデンサ404の放電用抵抗
、Dl、D3・・・ダイオード、RIO・・・抵抗、C
P・・・比較器。 7 手続補正書岨発) 平成 元年 8月30日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 内燃機関の回転に同期して負方向電圧と正方向電圧とを
    続いて出力する点火電源コイルと、前記点火電源コイル
    に対して並列に接続されて該点火電源コイルの正方向出
    力電圧によりベース電流が流れて導通する主電流制御用
    トランジスタスイッチと、内燃機関の点火時期に前記主
    電流制御用トランジスタスイッチを遮断状態にするよう
    に制御するスイッチ制御回路とを備え、前記主電流制御
    用トランジスタスイッチの遮断により前記点火電源コイ
    ルに誘起した電圧を昇圧して点火用の高電圧を得る内燃
    機関用点火装置において、 前記スイッチ制御回路は、 導通した際に前記主電流制御用トランジスタスイッチを
    遮断状態にするように該トランジスタスイッチに接続さ
    れた遮断制御用スイッチと、前記主電流制御用トランジ
    スタスイッチの導通時の両端電圧のピーク位置を検出し
    て該ピーク位置で前記遮断制御用スイッチを導通状態に
    するように制御するピークトリガ回路と、 互いに直列に接続された進角用コンデンサ及び電圧抑制
    用コンデンサと、 前記点火電源コイルの負方向出力電圧により前記進角用
    コンデンサ及び電圧抑制用コンデンサの直列回路に充電
    電流を供給するコンデンサ充電回路と、 前記進角用コンデンサを一定の時定数で放電させるコン
    デンサ放電回路と、 前記電圧抑制用コンデンサに対して並列に接続された放
    電抵抗と、 前記進角用コンデンサの端子電圧また該端子電圧に相応
    した電圧を進角制御用電圧として該進角制御用電圧を基
    準電圧と比較し、該進角制御用電圧が基準電圧以下にな
    ったときに前記主電流制御用トランジスタスイッチを遮
    断状態にするように制御する進角用遮断制御回路とを具
    備し、 前記電圧抑制用コンデンサの静電容量は進角用コンデン
    サの静電容量よりも十分大きく設定され、進角開始回転
    速度未満の領域では前記主電流制御用トランジスタスイ
    ッチの両端電圧のピーク位置よりも位相が遅れた位置で
    前記進角用コンデンサの端子電圧が基準電圧以下になり
    、進角開始回転速度以上の領域では前記主電流制御用ト
    ランジスタスイッチの両端電圧のピーク位置よりも位相
    が進んだ位置で前記進角用コンデンサの端子電圧が基準
    電圧以下になるように進角用コンデンサ及び電圧抑制用
    コンデンサの放電時定数が設定されていることを特徴と
    する内燃機関用点火装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6013390A (en) * 1997-04-01 2000-01-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Alkaline storage battery
US6042753A (en) * 1996-10-06 2000-03-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Active materials for the positive electrode in alkaline storage batteries
US6261720B1 (en) 1996-09-20 2001-07-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Positive electrode active material for alkaline storage batteries

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US6013390A (en) * 1997-04-01 2000-01-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Alkaline storage battery

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