JPS6262998A - 透かし模様入りシ−ト状物の製造方法 - Google Patents
透かし模様入りシ−ト状物の製造方法Info
- Publication number
- JPS6262998A JPS6262998A JP20139285A JP20139285A JPS6262998A JP S6262998 A JPS6262998 A JP S6262998A JP 20139285 A JP20139285 A JP 20139285A JP 20139285 A JP20139285 A JP 20139285A JP S6262998 A JPS6262998 A JP S6262998A
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- Japan
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- sheet
- paper
- pattern
- long fibers
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、所望の透かし模様を有する和紙或いはこれに
類似するシート状物の製造方法に関するものである。
類似するシート状物の製造方法に関するものである。
（従来技術とその問題点）
従来から、透かし模様入りの紙や不織布シート（以下、
紙という）の製造方法としては、抄造時において賦型ロ
ールにより湿紙の表面に凹凸を付与し、厚さが薄くなっ
た凹部によって透かし模様を形成することが広く行われ
ているが、このような方法によれば、賦型ロール及びこ
のロールの駆動機構その他の設備を必要として製造装置
が大規模となり、又、得られる模様は一定形状であって
変化に乏しく、美術、工芸用の材料としては不適当であ
る。
紙という）の製造方法としては、抄造時において賦型ロ
ールにより湿紙の表面に凹凸を付与し、厚さが薄くなっ
た凹部によって透かし模様を形成することが広く行われ
ているが、このような方法によれば、賦型ロール及びこ
のロールの駆動機構その他の設備を必要として製造装置
が大規模となり、又、得られる模様は一定形状であって
変化に乏しく、美術、工芸用の材料としては不適当であ
る。
さらに、紙に凹凸部を設けると、紙が巻き込み（カーリ
ング）を起こして取扱いが困難である等の問題点を有す
る。
ング）を起こして取扱いが困難である等の問題点を有す
る。
一方、このような賦型ロールによることなく、紙の表面
にパラフィンや油、バター等を模様状に塗布することに
より、透かし模様を設けることは可能であるが、このよ
うな方法では紙の表面にべたつきが生じると共に蝋感が
現出して使用に供することが困難である。
にパラフィンや油、バター等を模様状に塗布することに
より、透かし模様を設けることは可能であるが、このよ
うな方法では紙の表面にべたつきが生じると共に蝋感が
現出して使用に供することが困難である。
（発明の目的）
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、紙
の厚みに均一性を損なうことなく、美麗で雅趣に富んだ
美術、工芸用として最適な透かし模様入すシート状物を
簡単に得ることのできる透かし模様入りシート状物の製
造方法を提供するものである。
の厚みに均一性を損なうことなく、美麗で雅趣に富んだ
美術、工芸用として最適な透かし模様入すシート状物を
簡単に得ることのできる透かし模様入りシート状物の製
造方法を提供するものである。
（発明の構成）
上記目的を達成するために、本発明における透かし模様
入りシート状物の製造方法は、長繊維を主体とする紙料
液を常法により抄造して得られたシート状物に、適宜の
合成樹脂液を模様状に塗布してシート状物の内部にまで
浸潤させ、しかるのち、乾燥して樹脂液の固化部を透明
化することを特徴とするものであり、紙を構成する長繊
維間に充満した合成樹脂の紙と同等な光屈折作用により
透かし効果を発揮させるものである。
入りシート状物の製造方法は、長繊維を主体とする紙料
液を常法により抄造して得られたシート状物に、適宜の
合成樹脂液を模様状に塗布してシート状物の内部にまで
浸潤させ、しかるのち、乾燥して樹脂液の固化部を透明
化することを特徴とするものであり、紙を構成する長繊
維間に充満した合成樹脂の紙と同等な光屈折作用により
透かし効果を発揮させるものである。
（実施例の説明）
本発明の実施例を図面について説明すると、（１）は長
繊維を主体とする紙料液を常法により湿式抄造して得ら
れたシート状物で、その適所に合成樹脂液を模様状に塗
布してシート状物の内部にまで浸潤、固化させることに
より、該樹脂塗布部分を透明化させである。
繊維を主体とする紙料液を常法により湿式抄造して得ら
れたシート状物で、その適所に合成樹脂液を模様状に塗
布してシート状物の内部にまで浸潤、固化させることに
より、該樹脂塗布部分を透明化させである。
ここにおいて、シート状物とは、洋紙ではなく、繊維長
が３〜１０ｍｍの長繊維を抄造して得られたものを指し
、天然の長繊維を常法により抄造して得られた和紙やア
クリル系合成繊維を抄造してなる人造紙又は不織布であ
る。
が３〜１０ｍｍの長繊維を抄造して得られたものを指し
、天然の長繊維を常法により抄造して得られた和紙やア
クリル系合成繊維を抄造してなる人造紙又は不織布であ
る。
このシート状物（１）の表面に塗布する樹脂溶液として
は、塗料や接着剤として一般に販売されている合成樹脂
エマルジョンであり、このような合成樹脂エマルジョン
としては、エチレン・酢酸ビニール共ｉ合エマルジョン
、或いはこのエマルジョンを水で等倍に希釈したもの、
又は、塩化ビニル系、酢酸ビニル系、アクリル系エマル
ジョンがある。
は、塗料や接着剤として一般に販売されている合成樹脂
エマルジョンであり、このような合成樹脂エマルジョン
としては、エチレン・酢酸ビニール共ｉ合エマルジョン
、或いはこのエマルジョンを水で等倍に希釈したもの、
又は、塩化ビニル系、酢酸ビニル系、アクリル系エマル
ジョンがある。
シート状物＜１）に対する合成樹脂液の塗布手段として
は、筆や刷毛を使用して所望の模様状に塗布することが
好ましいが、ローラ塗りやシルクスクリーンによって行
ってもよい。
は、筆や刷毛を使用して所望の模様状に塗布することが
好ましいが、ローラ塗りやシルクスクリーンによって行
ってもよい。
こうしてシート状物（１）に合成樹脂液を模様状に塗布
すると、該樹脂液はシート状物を構成する長繊維間に浸
潤し、長繊維間に存在していた空気層を排除して樹脂液
が充満する。しかるのち、この浸潤樹脂液を自然乾燥或
いは適宜な乾ｒ２装首によって乾燥、固化させ、その固
化によって透かし模様（２）を形成するものである。
すると、該樹脂液はシート状物を構成する長繊維間に浸
潤し、長繊維間に存在していた空気層を排除して樹脂液
が充満する。しかるのち、この浸潤樹脂液を自然乾燥或
いは適宜な乾ｒ２装首によって乾燥、固化させ、その固
化によって透かし模様（２）を形成するものである。
こうして得られた透かし模様入りシート状物は、合成樹
脂液浸潤前に存在していた長繊維間の空気による光線の
乱反射で不透明であったのが、長繊維間に充満、固化し
た樹脂と紙との光線屈折率の近似により塗布部分に透か
し効果が生し７るものである。
脂液浸潤前に存在していた長繊維間の空気による光線の
乱反射で不透明であったのが、長繊維間に充満、固化し
た樹脂と紙との光線屈折率の近似により塗布部分に透か
し効果が生し７るものである。
（発明の効果）
以上のように、本発明の透かし模様入りシート状物の製
造方法によれば、長繊維を主体とする紙料液を常法によ
り抄造して得られたシート状物に、適宜の合成樹脂液を
模様状に塗布してシート状物の内部にまで浸潤させ、し
かるのち、乾燥して樹脂液の固化部を透明化することを
特徴とするものであるから、シート状物の厚みを変化さ
せることなく簡単に透かし模様を形成できる士共に仁繊
維により構成されたシート状物に樹脂を塗布するので、
該長繊維間に樹脂が容易に浸潤して明確な透かし模様が
得られるものであり、又、通常の和紙に筆等によって任
意の模様を描くように塗布することによって美術工芸的
に優れた雅趣に冨んだシート状物を得ることができるも
のである。
造方法によれば、長繊維を主体とする紙料液を常法によ
り抄造して得られたシート状物に、適宜の合成樹脂液を
模様状に塗布してシート状物の内部にまで浸潤させ、し
かるのち、乾燥して樹脂液の固化部を透明化することを
特徴とするものであるから、シート状物の厚みを変化さ
せることなく簡単に透かし模様を形成できる士共に仁繊
維により構成されたシート状物に樹脂を塗布するので、
該長繊維間に樹脂が容易に浸潤して明確な透かし模様が
得られるものであり、又、通常の和紙に筆等によって任
意の模様を描くように塗布することによって美術工芸的
に優れた雅趣に冨んだシート状物を得ることができるも
のである。
図面は本発明の製造方法によって得られるシート状物の
簡略正面図である。 （１）・・・シート状物、（２）・・・透がし模様。 １・ｉ；１：！＋。
簡略正面図である。 （１）・・・シート状物、（２）・・・透がし模様。 １・ｉ；１：！＋。
Claims (1)
- 長繊維を主体とする紙料液を常法により抄造して得られ
たシート状物に、適宜の合成樹脂液を模様状に塗布して
シート状物の内部にまで浸潤させ、しかるのち、乾燥し
て樹脂液の固化部を透明化することを特徴とする透かし
模様入りシート状物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20139285A JPS6262998A (ja) | 1985-09-11 | 1985-09-11 | 透かし模様入りシ−ト状物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20139285A JPS6262998A (ja) | 1985-09-11 | 1985-09-11 | 透かし模様入りシ−ト状物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6262998A true JPS6262998A (ja) | 1987-03-19 |
Family
ID=16440324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20139285A Pending JPS6262998A (ja) | 1985-09-11 | 1985-09-11 | 透かし模様入りシ−ト状物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6262998A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02127599A (ja) * | 1988-11-01 | 1990-05-16 | Daiwa Kagaku Kogyo Kk | 紙にスカシ模様を加工する方法 |
| JPH038898A (ja) * | 1989-02-23 | 1991-01-16 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | 部分透明化紙 |
| JPH06287896A (ja) * | 1992-07-15 | 1994-10-11 | Tokushu Seishi Kk | 透明紙の製造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS454328Y1 (ja) * | 1965-04-05 | 1970-02-27 | ||
| JPS5567097A (en) * | 1978-11-16 | 1980-05-20 | Bridgestone Tire Co Ltd | Method of rendering paper transparent |
-
1985
- 1985-09-11 JP JP20139285A patent/JPS6262998A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS454328Y1 (ja) * | 1965-04-05 | 1970-02-27 | ||
| JPS5567097A (en) * | 1978-11-16 | 1980-05-20 | Bridgestone Tire Co Ltd | Method of rendering paper transparent |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02127599A (ja) * | 1988-11-01 | 1990-05-16 | Daiwa Kagaku Kogyo Kk | 紙にスカシ模様を加工する方法 |
| JPH038898A (ja) * | 1989-02-23 | 1991-01-16 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | 部分透明化紙 |
| JPH06287896A (ja) * | 1992-07-15 | 1994-10-11 | Tokushu Seishi Kk | 透明紙の製造方法 |
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