JPH02127599A - 紙にスカシ模様を加工する方法 - Google Patents

紙にスカシ模様を加工する方法

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JPH02127599A
JPH02127599A JP27442488A JP27442488A JPH02127599A JP H02127599 A JPH02127599 A JP H02127599A JP 27442488 A JP27442488 A JP 27442488A JP 27442488 A JP27442488 A JP 27442488A JP H02127599 A JPH02127599 A JP H02127599A
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JP
Japan
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paper
printing
resin
solution
parts
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Application number
JP27442488A
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English (en)
Inventor
Ryuzo Fujita
藤田 竜三
Yoshiyuki Kanatsu
金津 由幸
Masafumi Tsuruoka
理文 鶴岡
Yukiyoshi Koyama
小山 幸好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Daiwa Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、樹脂の有機溶剤溶液にパラフィンワックス、
動植物油脂、飽和脂肪酸の1種または2種以上を配合し
た液を、印刷インキと同様方法で成紙に印刷機で印刷す
ることにより、その印刷部分にスカシを入れることがで
きるようにした紙にスカシ模様を加工する方法に関する
(従来の技術) スカシは、重要書類や紙幣などの改ざん防止を目的とし
て発達した紙の加工方法の一つであるが、現在では便せ
ん、賞状、株券、小切手などに適用されている。その歴
史は古く、欧米の記録では13世紀末にイタリアで発明
されたとしている。わが国では1679年(通宝年間)
阿波藩で藩札が始めとされており、その後、広く応用さ
れ、かなり精巧な文字や模様のスカシが入れられている
このようなスカシを入れる方法としては、手すき、およ
び円網の場合はワイヤー上に、また、長網の場合はダン
デイロール上に、金属その他で作った文字や模様をはり
つけて行われる。紙を部分的に圧して他の部分とに光の
透過度に差を作り、種々の模様や文字がスカシとなって
現れるのである。
(発明が解決しようとする課題) 上記のような方法では、抄紙工程においてロールにスカ
シ模様として採用する模様や文字をつけてスカシ入り紙
、を製造しなければならないため、−回の抄紙量は相当
な量となり、また、多大な設備費を要する。ロールの取
り替えや保存にも問題があって、多くの種類のスカシを
入れることが困難であった。
本発明は、上記従来法の欠点を解消して容易にスカシ入
り紙を製造できる方法を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、紙を透明化するのに用いられている樹脂
溶液に着目し、これを印刷機で成紙に印刷できるような
溶液に調製し、印刷インキと同様に印刷機で印刷したと
ころ、その印刷部分の光透過度の差により紙にスカシが
入ることを知り、本発明を完成するに至った。
従来、紙を透明化することが行われているが、これは、
セルロースの屈折率に近い屈折率を有する樹脂や流動パ
ラフィンなどを紙匹中に含有させることによって紙を透
明化するものである。これの応用として従来開発された
透明紙の製造法としては、特開昭48−530117透
明紙の製造方法」または特開昭63−126997 r
光透過紙の製造方法」の他、多数の方法が開示されてい
るが、その何れもが樹脂を溶剤に溶解または、この溶液
を乳化剤によってエマルジョンとしたものを成紙に塗布
する方法や、樹脂溶液を含浸させた後に紫外線その他の
方法で重合硬化させるなどの方法によって透明紙が作ら
れている。しかし、その何れもが一定範囲の透明化、例
えば、封筒紙の宛名部分を透明にして封筒に納められた
紙片の文字が見えるようにしたもので、本発明のように
紙に模様や文字などのスカシ加工に応用されているもの
はない。透明化剤は溶剤や樹脂溶液を紙に良(浸透する
ようにした粘度の低いものが多いが、この浸透性のため
に、模様などに応用するときは輪郭がニジミなどにより
不鮮明になる。また、これらの樹脂溶液によってオフセ
ット印刷やグラビア印刷等の印刷機を用いて印刷するこ
とはできない。
本発明は、スカシに使用する樹脂溶液を印刷インキと同
じようにオフセット印刷、グラビア印刷等の印刷機によ
っ、て成紙に印刷できるように調製することによって、
印刷部分を透明化するのではな(、光の透過度の差によ
ってスカシを入れるようにしだものである。すなわち、
本発明は、樹脂の有機溶剤溶液にパラフィンワックス、
動植物油脂、飽和脂肪酸の1種または2種以上を配合し
た液を用いて印刷機で成紙に印刷し、その印刷部分の光
透過度の差により紙にスカシを入れることを特徴とする
紙にスカシ模様を加工する方法である。
本発明においては、樹脂溶液をもってオフセット印刷、
グラビア印刷などの印刷機により成紙に印刷するのであ
るから、使用する樹脂溶液は、印刷インキと同等の性能
を持たなければならない。そのために、ある程度の粘度
が必要である。しかし、粘度を持たすと曳糸性のでる傾
向にある。この曳糸性は、印刷時に輪郭を不鮮明にする
欠点を有するものである。また、樹脂溶液に印刷に必要
な粘度を与えると同時に、紙への浸透性を良好にしなけ
ればならないが、余分なニジミを出なくすることも必要
であるほか、ブロッキング性を少なく、剥離性を良くし
なければならない。そこで、本発明においては、樹脂の
有機溶剤溶液にパラフィンワックス、動植物油脂、飽和
脂肪酸の1種または2種以上を配合することによって、
樹脂溶液が印刷インキと同等の性能を持つようにしたの
である。
従来の透明化剤として応用されている樹脂としては、ア
ルキッド樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ユリア
樹脂、エポキシ樹脂、芳香族炭化水素樹脂の水素化物等
があるが、本発明においては、芳香族炭化水素樹脂の水
素化物が好ましい。この樹脂は、公知のもので、スチレ
ン、α−メチルスチレン、インデン、メチルインデン、
プロペニルベンゼン、ビニルキシレン等の1種または混
合物の重合体を水素化して得られるものである。
従来の透明化剤は、樹脂単独であるから処理部分が透明
になるが、本発明においては、パラフィンワックス、動
植物油脂あるいは飽和脂肪酸などを添加することによっ
て、紙を透かして見て文字や模様が見えるようにした。
樹脂の溶剤としては、パラフィン系高沸点溶剤その他非
極性溶剤などが使用できる。
また、本発明に使用する成紙としては、セルロース繊維
、合成繊維またはそれらの任意の混合割合によるものが
使用できる。
(発明の効果) 本発明によれば、文字や模様のスカシを印刷機で印刷す
るだけで容易に入れることができ、少量の紙への応用が
可能となり、文字や模様なども多種類利用することがで
きる。しかも、スカシを入れる紙の寸法安定性、剛性、
筆記性、鉛筆消し性、印刷性および長期保存性に変化を
与えることがない。
(実施例) 以下、実施例により本発明を説明する。
実施例1 芳香族飽和炭化水素樹脂アルコンP−125(荒川化学
工業株式会社製品)50部、パラフィンワックス(13
0°F)8部、菜種油5部、ステアリン酸2部を、イソ
パラフィン(比重0.76、b、p i70〜190°
C1飽和炭化水素99.8%以上)35部に加え、約8
0°Cに加熱溶解させた。
この液を、オフセット印刷機で印刷試験を行った結果、
印刷部分の光透過度も良好で、綺麗なスカシを印刷する
ことができた。さらに、このスカシの入った紙を用いて
通常の印刷を行ったが、印刷適性も良好であった。
実施例2 芳香族飽和炭化水素樹脂アルコンM−100(荒川化学
工業株式会社製品)43部、パラフィンワックス(14
0°F)5部、大豆油3部、牛脂硬化脂肪酸5部を、イ
ソパラフィン(比重0,72、 b。
p95〜155 ”C1飽和炭化水素99.8%以上)
44部に加え、加熱熔解させた。
この液を、グラビア印刷機で印刷試験を行った結果、印
刷部分に鮮明なスカシの入った紙が得られた。
実施例3 芳香族飽和炭化水素樹脂アルコンI”125(荒川化学
工業株式会社製品)40部、パラフィンワックス(15
0°F)5部、オリーブ油6部、ステアリン酸3部を、
イソパラフィン(比重0.79、b、p 206725
0°C1飽和炭化水素99.8%以上)46部に加え、
加熱溶解させた。
この液を、オフセット印刷機で印刷試験を行った結果、
印刷性良好で、印刷部分は、鮮明なスカシの入った紙が
得られた。
二のスカシ入り紙を40°Cで1ケ月、3ケ月、6ケ月
加熱試験を行ったが、スカシは加熱前とほとんど差がな
かった。
実施例4 芳香族飽和炭化水素樹脂アルコンM−100(荒川化学
工業株式会社製品)43部、パラフィンワックス(12
0°F)8部、牛脂3部、牛脂硬化脂肪酸2部を、イソ
パラフィン(比重0.75、 b、9160〜175°
C1飽和炭化水素99.7%以上)44部に加え、加熱
溶解させた。
この液を、グラビア印刷機で印刷試験を行った結果、模
様はかなり細かいものであったが、輪郭は鮮明で良好な
スカシ模様の入った紙を得た。
この紙100枚を重ね、圧力20気圧、24時間放置し
たが、ブロッキング性は見られなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 樹脂の有機溶剤溶液にパラフィンワックス、動植物油脂
    、飽和脂肪酸の1種または2種以上を配合した液を用い
    て印刷機で成紙に印刷し、その印刷部分の光透過度の差
    により紙にスカシを入れることを特徴とする紙にスカシ
    模様を加工する方法。
JP27442488A 1988-11-01 1988-11-01 紙にスカシ模様を加工する方法 Pending JPH02127599A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10219595A (ja) * 1997-02-05 1998-08-18 Osaka Insatsu Ink Seizo Kk 透明加工紙用紫外線重合、酸化重合併用型ワニス
CN1055327C (zh) * 1994-10-08 2000-08-09 阳小平 带潜影的无碳复写纸
JP2011122271A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Toshin Yushi Co Ltd 紙透明化剤

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JPS6440697A (en) * 1987-07-31 1989-02-10 Shinfuji Seishi Kk Production of pattern paper

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