JPH0132767B2 - - Google Patents

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JPH0132767B2
JPH0132767B2 JP57140184A JP14018482A JPH0132767B2 JP H0132767 B2 JPH0132767 B2 JP H0132767B2 JP 57140184 A JP57140184 A JP 57140184A JP 14018482 A JP14018482 A JP 14018482A JP H0132767 B2 JPH0132767 B2 JP H0132767B2
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JP
Japan
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thermosetting resin
fibrous base
printed pattern
molded product
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Yoshiaki Aota
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は深みのある模様を有する熱硬化性樹脂
成型品に関する。
従来、熱硬化性樹脂成型品の補強材である繊維
質基材に印刷模様を施しておき、熱硬化性樹脂成
型品に模様を設ける試みがなされている。このよ
うな熱硬化性樹脂成型品は一般的に模様の奥行感
がなく、いわゆる「深み」を欠くものであつて、
写真製版技術を駆使した印刷模様を設けたとして
も、なお、自然感が乏しいものである。従来、こ
のような単調さを回避するために繊維質基材に印
刷のみならず凹凸加工を施して立体感を表現する
方法や、印刷模様の色調及び光沢若しくは光反射
性を調整して疑似的な立体感を表現する方法も行
なわれているが、未だ充分な深みは得られていな
いものである。
本発明者は上記した従来の技術の欠点に鑑みて
検討の結果、樹脂含浸後の厚みが0.1mm〜10mmで
ある繊維質基材に印刷模様を施して用いることに
より深みのすぐれた成型品が得られることを見い
出して本発明に到つたものである。
即ち本発明は、樹脂液含浸後の厚みが0.1mm〜
10mmである繊維質基材に、粒径5μm〜1000μmの
フレーク状顔料により形成されている印刷模様が
表面近傍に分布した形で形成されており又、通常
のインキ組成物により形成された印刷模様が、厚
み方向表面から内部に渡つて浸透した形で形成さ
れており、かつ全体に熱硬化性樹脂液が含浸され
硬化してなる厚み方向に深みのある模様を有する
熱硬化性樹脂成型品及び、樹脂液含浸後の厚みが
0.1mm〜10mmである繊維質基材に、表面近傍にの
み残留し得る粒径5μm〜1000μmのフレーク状顔
料によりなる印刷模様と、厚み方向表面から内部
に渡つて浸透し得る通常のインキ組成物により形
成された印刷模様とを形成し、次いで印刷模様が
形成された前記繊維質基材に熱硬化性樹脂液を含
浸し、硬化させることを特徴とする厚み方向に深
みのある模様を有する熱硬化性樹脂成型品の製造
法をその要旨とするものである。
以下に本発明を詳細に説明する。
まず、本発明において用いる繊維質基材につい
て説明すると、かかる繊維質基材としては天然も
しくは合成繊維の不織布が挙げられ、不織布とし
ては乾式、湿式、スパンボンドのいずれの型のも
のでもよく、坪量25g/m2〜500g/m2のものが
用いられる。上記の不織布中で繊維を不織布の厚
み方向にからませたフエルトタイプのものを用い
ると後述する印刷模様の形成後、熱硬化性樹脂液
を含浸させると印刷模様形成時に一旦圧縮された
不織布が元の厚みに復原するので好ましい。又、
上記不織布のうち不織布を構成する繊維の光の屈
折率が含浸用樹脂の屈折率と一致するように選択
すると得られる熱硬化性樹脂成型品の透明性が高
くなる。同様な観点から、湿式の不織布のように
繊維以外の樹脂を含むものよりも非バインダータ
イプの乾式若しくはスパンボンドを用いる方が得
られる熱硬化性樹脂成型品の透明性が高くなる。
繊維質基材としてはガラス繊維からなるものを
用いてもよく、ガラス繊維の不織布やガラス繊維
のマツトを用いることも出来る。ガラス繊維のマ
ツトとしてはチヨツプドストランドマツト、コン
テイニユアスストランドマツト、コンビネーシヨ
ンマツトのいずれも使用できるが、得られる熱硬
化性樹脂成型品の透明性の点からチヨツプドスト
ランドマツト若しくはコンビネーシヨンマツトが
好ましい。繊維質基材としてガラス繊維からなる
ものを用いるときは坪量として25〜500g/m2
度のものが好ましい。
以上説明した繊維質基材は後述する樹脂液含浸
後の繊維質基材部分の厚みが0.1mm〜10mm程度で
あること好ましく、0.1mm未満では深みが充分表
現されず、又、10mmを越えても深みの効果はあま
り向上しない。
本発明において用いる繊維質基材の上記したよ
うな範囲の厚みは樹脂液含液後にそのような値に
なればよく、従つてもともとは嵩があつて、印刷
模様形成時に一旦圧縮されてつぶれるものであつ
ても、樹脂液含浸後に厚みが回復するものでもよ
い。なお、一旦圧縮されて後、直ちに厚みが回復
するものを使用できることは言うまでもない。
次に以上のような繊維質基材に施す印刷模様に
ついて説明すると、かかる印刷模様は公知のイン
キ組成物より繊維質基材との接着性、形成された
印刷模様と熱硬化性樹脂との接着性及び熱硬化性
樹脂液に対する不溶解性を考慮して選択したイン
キ組成物を用い、公知の印刷方法により印刷する
ことにより繊維質基材に施すことができる。イン
キ組成物の選択条件としては上記の他、熱硬化性
樹脂液との化学反応による変褪色、耐候性、特に
耐紫外線性をも考慮する必要のあることもある。
使用するインキ組成物のバインダーとしてはエチ
ルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロー
ス、セルロースアセテートプロピオネート、ニト
ロセルロース、酢酸セルロース等のセルロース誘
導体、ポリスチレン、ポリαメチルスチレンなど
のスチレン樹脂及びスチレン共重合樹脂、ポリメ
タクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポ
リアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなど
の、アクリル又はメタクリル樹脂の単独又は共重
合樹脂、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロ
ジン変性フエノール樹脂、重合ロジンなどのロジ
ンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、クマロン
樹脂、ビニルトルエン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール
樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル―酢酸ビニル
共重合樹脂等から1種又は2種以上選択して用い
ることができる。上記のうちでもポリエステル系
であるアルキツド樹脂、セルロース系樹脂、若し
くはブチラール樹脂等のバインダーは含浸用樹脂
液のそれらに対する含浸性がすぐれていて好まし
い。
インキ組成物中の着色材としては染料や顔料等
の広範なものから熱硬化性樹脂液との化学反応に
よる変褪色、耐候性、特に耐紫外線性を考慮して
選択したものを用いればよく、上記したバインダ
ー、着色材の他、一般のインキ組成物中に配合す
る添加剤を適宜に添加し混練してインキ組成物と
する。
インキ組成物としては上記したように比較的一
般的なインキ組成物、中でも建材分野で通常用い
られているインキ組成物、或いは塗料組成物を
ほゞそのまま使用できるが、更に熱硬化性樹脂成
型品の模様の深みを増すために次のような工夫を
行なつてもよい。
例えば印刷模様の色調及び光沢若しくは光反射
性を調整して疑似的な立体感を表現する試みは前
記したごとく従来より行なわれており、光沢のあ
る金属、雲母を用いることが多いが、更に粒径の
大きい5〜1000μm、好ましくはこのうち50μm
以上の粒径で、かつ、厚みの薄いフレーク(薄
片)状の光沢性金属片、例えばアルミニウムのフ
レークやアルミニウム蒸着フイルムを粉砕した同
様のフレーク(例えば尾池工業(株)製、商品名「エ
ルジー」として入手可能)等を顔料として用いる
と、このような顔料を含むインキ組成物を用いて
印刷模様を施す際に繊維質基材を圧縮しつつ行な
つても顔料が大きいために繊維質基材の比較的表
面に近い部分に滞留し、内部に浸透しにくく、繊
維質基材の表面に有効に付着し好ましい。なお、
通常の小さい粒径の金属粉を含んだインキ組成物
を用いて印刷模様を施すと繊維質基材が印刷時に
圧縮され、繊維の絡みの間から内部に浸透するた
め、繊維質基材の表面のみに光沢性の金属粉を有
効に付着させることがむずかしい。上記のフレー
クの他にも天然樹脂若しくは合成樹脂、無機物を
粉砕して得られる砕片、シラスバルーン、ガラス
バルーン等の粒径の大きい5〜1000μm、好まし
くは50μm以上の粒子や、アルミニウム以外の光
沢の高い金属のフレークも使用できる。上記のよ
うに比較的粒径の大きい、より好ましくはフレー
ク状の光沢性着色材を用いると、印刷時に繊維質
基材の表面に付着させることができ、光沢性着色
材の付着した部分は視覚的に、より手前に浮き出
して見え、深みが更に向上するものである。この
観点からは粒径が50μm以上であることが好まし
い。
以上のインキ組成物を用いて繊維質基材に印刷
模様を施す方法としては公知の印刷方法を適宜に
利用すればよく、被印刷体の表面が比較的粗であ
ることを考慮すればグラビア印刷方法やシルクス
クリーン印刷方法が好ましい。更に繊維質基材に
インキのにじみが生じることなく鮮明な印刷を行
なう点でより好ましい方法として転写紙を利用し
て行なう転写印刷方法を挙げることができる。利
用する転写紙としては公知のものが使用できる
が、先に述べた金属のフレーク等、比較粒子径の
大きい着色材を用いる場合にも、公知の技術を利
用して転写紙とすることができ、このような転写
紙を用いると上記のような比較的粒子径の大きい
着色材を繊維質基材の表面に直接印刷する方法に
くらべよりしかもインキのにじみ等による意匠観
の低下を起こさずに効率的に付着させることがで
きる。
次に、金属のフレーク等の比較的粒子径の大き
い着色材を用いて転写紙を作成する方法及び使用
する材料並びに転写方法について述べる。
まず転写紙の基材としては薄葉紙、晒クラフト
紙、チタン紙、リンター紙、板紙等の紙、ポリエ
チレンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリ
塩化ビニルフイルム、ポリ塩化ビニリデンフイル
ム、ポリビニルアルコールフイルム、ポリエチレ
ンテレフタレートフイルム、ポリカーボネートフ
イルム、ナイロンフイルム、ポリスチレンフイル
ム、エチレン酢酸ビニル共重合体フイルム、エチ
レンビニルアルコール共重合体フイルム、アイオ
ノマー、セルロースジアセテート、セルロースト
リアセテート、ポリスルオンフイルム、ポリイミ
ドフイルム等のプラスチツクフイルムを用いるこ
とができるが、耐熱性、経済性等の観点から、通
常、例えば、厚み10μm〜50μmのポリエチレン
テレクタレートフイルムや23g/m2〜50g/m2
薄葉紙が使用される。
上記の基材には必要に応じて剥離性を付与する
ために剥離性層を設ける。剥離性層としては前記
したインキ組成物のバインダーとして挙げた合成
樹脂や天然樹脂のうちから、基材との密着性、後
記する印刷模様の保持性及び転写時の剥離性を考
慮して選択し、更に必要に応じてシリコーンやワ
ツクス等の離型剤を添加し、溶剤及び希釈剤、更
にその他の適宜な添加剤と共に混練して作成した
剥離性ニスを用い、公知の印削方法若しくは塗布
方法により基材の表面に設けることが出来る。
次に基材の表面、或いは上記の様に基材の表面
に剥離性層を設けたときは剥離性層の表面に粒子
径の大きい着色材を含む印刷模様を形成する。か
かる印刷模様を形成するインキ組成物の着色材と
しては、前記した金属のフレーク等の比較的粒子
径の大きい着色材を用いる。
インキの安定化や印刷時の着色材の転移の観点
から、印刷方法により適宜に着色材の粒子径を調
整するとよく、例えばグラビア印刷方法に用いる
インキ組成物においては粒子径を、用いるグラビ
ア版の最高版深程度以下とすることが望ましく、
一例として200μm以下とすることが望ましい。
インキ組成物の着色材以外の成分としては前記し
た印刷模様を施すためのインキ組成物と同様の成
分から適宜に用いればよい。
又、転写紙に設ける印刷模様としては以上のよ
うな比較的粒子径の大きい着色材を含むもの以外
に、通常のインキ組成物を用いて形成した模様を
混在させてもよく、通常のインキ組成物を用いて
構成した模様は転写の際に繊維質基材の比較的内
部に付着し、奥行感を与える。
以上の転写紙を用いて繊維質基材に転写するに
は転写紙の印刷模様側と繊維質基材とが接するよ
うにして重ね合わせ、120℃〜200℃程度に加熱
し、10〜100Kg/cm2の圧力で加圧し、その後転写
紙のベースを剥すことにより行なう。加熱及び加
圧の条件は転写装置の構造や、繊維質基材の材質
によつても異なるが、加熱及び加圧の条件が過大
となると樹脂液の含浸により繊維質基材の厚みの
復元が充分行なわれないことがあり、適当な予備
実験によりこれらの条件を定めればよい。一例と
して加熱スチールローラーとコツトンローラーを
対向させ、両ローラー間に圧力をかけつつその間
に転写紙と繊維質基材を通過させるときは加熱ス
チールローラーの表面温度は120℃〜180℃、両ロ
ーラー間の線圧は1〜10t/cmである。
次に本発明で用いる熱硬化性樹脂液について説
明すると、かかる熱硬化性樹脂液として代表的な
ものとしては不飽和ポリエステル樹脂を主体と
し、更に安定剤、硬化剤、希釈剤、溶剤等を添加
してなるものを用いることができる。
以上のような熱硬化性樹脂液は前記した、印刷
模様を施した繊維質基材に含浸させ硬化させる。
含浸は公知の塗布方法、例えばロールコート等の
塗布方法や公知の含浸方法を用いることが出来、
硬化は自然放置、加熱、紫外線照射若しくは電子
線照射等によつて行なうことができる。
本発明は基本的には以上のような構成からなる
が、更に次のような応用を行なうこともできる。
まず応用例の1番目としては公知のポリエステ
ル化粧板の分野に応用することである。ポリエス
テル化粧板は合板、パーチクルボード等を基材と
し、80g/m2程度の坪量のチタン紙に適宜な印刷
模様を設けた化粧紙を接着し、化粧紙の表面に不
飽和ポリエステル樹脂、添加剤、及び硬化剤等か
らなる不飽和ポリエステル樹脂液を塗布し、ビニ
ロンフイルム等で被覆し、常温で硬化させて得る
ものであり、外観がすぐれ、丈夫であるため家具
や厨房キヤビネツト類の表面材として利用されて
いるものである。上記のポリエステル化粧板に本
発明を応用する場合には化粧板のかわりに印刷模
様を施した繊維質基材に用いて同様に作製すれば
よいが、繊維質基材として、その光の屈折率が含
浸に用いる樹脂液の樹脂の光の屈折率と等しいと
きは全体が透明となつて下地の合板若しくはパー
チクルボードが見えて見苦しく、このような見苦
しさを回避するには例えば白色チタン紙等の隠蔽
性の良好な材料を用いて合板若しくはパーチクル
ボード等の表面に予め貼着する等の処置を行なう
とよい。
又、同様な不飽和ポリエステル樹脂を用いる例
であるが応用例の2番目としてはFRP成型法の
一つであるハンドレイアツプ法への応用である。
ハンドレイアツプ法においては例えば型枠に離型
層を施し、その上にゲルコート用の不飽和ポリエ
ステル樹脂を塗布し、本発明において使用する印
刷模様を施した繊維質基材を重ね、その上から中
間層用の透明ポリエステル樹脂を含浸させ、脱泡
ローラーを用いて気泡を除去し、更に裏打用着色
不飽和ポリエステル樹脂を塗布し、チヨツプドス
トランドマツト等のグラスフアイバーマツトを重
ねて硬化する等の一連の方法により成型品を得る
ことができる。このとき繊維質基材として賦型可
能なものを使用すれば結果として立体的な形状の
物に模様を施すこともできる。
以上の本発明の熱硬化性樹脂成型品は奥行のあ
る、いわゆる深みのある模様を有するものであ
る。更に金属のフレーク等の粒子径の大きい着色
材を用いると深みの強調が可能であり、特に金属
のフレーク等のような光沢のある着色材を用いる
とより一層深みが強調されるものである。又、粒
子径の異なる着色材を段階的に使用することによ
り奥行の表現を多彩に行なうこともできる。
以下、本発明をより具体的に示すための実施例
を掲げる。
実施例 1 転写用原紙(三興製紙製、坪量23g/m2、透気
度100秒)の表面にポリアミド樹脂をベヒクルと
する塗料をグラビアコート法により塗布量が3
g/m2になるよう塗布して剥離層を形成し、次に
粒子径100μmのアルミフレークをアルキツド樹
脂をベヒクルとしてインキ化したグラビアインキ
及び通常の化粧板用グラビアインキを用いて、前
者のインキを用いるときには線数30線/インチ、
版深200μmのグラビア版で、通常の化粧板用グ
ラビアインキを用いるときは線数175線/インチ、
版深50μmのグラビア版を用いて印刷して転写紙
を作成した後、得られた転写紙の印刷面をチヨツ
プドストランドマツトに重ねて表面温度180℃の
加熱スチールローラーと該ローラーに対向するコ
ツトローラーとの間を圧力1t/m、速度10m/分
で通過させ、その後転写用原紙を剥し、チヨツプ
ドストランドマツトの表面に模様を設けた。
以上で得られた模様を有するチヨツプドストラ
ンドマツトをPVAによる離型層を施した平滑な
ガラス板の上で不飽和ポリエステル樹脂(昭和高
分子製リゴラツク2360M)100重量部にメチルエ
チルケトンパーオキサイド(55%)1重量部を加
えたものをおよそ3Kg/m2使用し、成型した。成
型は離型層の上に不飽和ポリエステルの一部を流
した後、チヨツプドストランドマツトを敷き、残
りのポリエステル樹脂を流し、脱泡ローラーで内
在する気泡を除去し、仕上げローラーで表面を平
滑にし硬化させることにより行ない、硬化後、ガ
ラス板より剥離すると透明度の優れた表面平滑で
中間層に絵柄のあるポリエステル板が得られた。
得られた成型板のチヨツプドストランドマツト
の厚みは約2mmでそのほぼ全厚に通常のインキが
分布しかつ表面近くにアルミフレークを含む模様
を有する非常に深みのある透明化粧板が得られ
た。
実施例 2 実施例1と同様に、但し、ガラス板のかわり
に、予め80g/m2の坪量のチタン紙を貼着した厚
み27mmの合板上で成型を行ない、実施例1同様、
深みを有するポリエステル化粧合板を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 樹脂液含浸後の厚みが0.1mm〜10mmである繊
    維質基材に、粒径5μm〜1000μmのフレーク状顔
    料により形成されている印刷模様が表面近傍に分
    布した形で形成されており又、通常のインキ組成
    物により形成された印刷模様が、厚み方向表面か
    ら内部に渡つて浸透した形で形成されており、か
    つ全体に熱硬化性樹脂液が含浸され硬化してなる
    厚み方向に深みのある模様を有する熱硬化性樹脂
    成型品。 2 繊維質基材はフエルトタイプの天然若しくは
    合成繊維の不織布である特許請求の範囲第1項記
    載の熱硬化性樹脂成型品。 3 繊維質基材はガラス繊維からなることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の熱硬化性樹脂
    成型品。 4 フレーク状顔料の粒径が50μm〜200μmであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし
    3項いずれか記載の熱硬化性樹脂成型品。 5 熱硬化性樹脂液は不飽和ポリエステル樹脂液
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項な
    いし4項いずれか記載の熱硬化性樹脂成型品。 6 樹脂液含浸後の厚みが0.1mm〜10mmである繊
    維質基材に、表面近傍にのみ残留し得る粒径5μ
    m〜1000μmのフレーク状顔料によりなる印刷模
    様と、厚み方向表面から内部に渡つて浸透し得る
    通常のインキ組成物により形成された印刷模様と
    を形成し、次いで印刷模様が形成された前記繊維
    質基材に熱硬化性樹脂液を含浸し、硬化させるこ
    とを特徴とする厚み方向に深みのある模様を有す
    る熱硬化性樹脂成型品の製造法。 7 フレーク状顔料の粒径が50μm〜200μmであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の
    製造法。 8 印刷模様は転写紙を用いる転写印刷方法によ
    り設けることを特徴とする特許請求の範囲第6項
    又は第7項記載の製造法。
JP57140184A 1982-08-12 1982-08-12 深みのある模様を有する熱硬化性樹脂成型品及びその製造法 Granted JPS5931117A (ja)

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