JP4428586B2 - 模様に同調した凹凸を有する化粧材 - Google Patents

模様に同調した凹凸を有する化粧材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は最表層に下層の模様に応じた透明な凹凸を有している化粧材法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
屋内外の建装材の表面や、室内において使用する電気器具、家具、そのほかの身の回りの品々は、通常、必要な強度や目的物の保護機能を持つ素材が形成されているが、ごく、限られた高級品を除いては、人工的な装飾を施して美観を与えていることが多い。美観を与えるひとつの手段として、意匠を施したシートである「化粧シート」を貼ったり、または板状体に予めそのような化粧シートをはって使用する事が行なわれている。
なお、一般的に、化粧シートは比較的薄いシート状の基材に化粧を施したものを指し、化粧板は板状体の基材に化粧を施したものを指すが、板状体の基材に化粧シートを貼ったものも指す。本発明の化粧材は基材が比較的薄いシート状の場合と板状体の場合の両方をまとめて指す。
【0003】
化粧シートの模様そのものは、印刷によって大量に複製が可能であるが、印刷を施しただけでは、質感が伴わないために、なかなか本物の感じが出にくい欠点があり、印刷以外に種々の補助的な要素を付加して、質感を高める種々の試みが行なわれている。
これらの試みのうち、凹凸の感じを表現すること、および艶を調節することが多く試みられている。
【0004】
例えば、凹凸を化粧シートに付与する方法としては、凹凸を有する型や型ロールを使用して、化粧シートの票尊に凹凸を付ける方法があり、型や型ロールを製作する煩雑さはあるものの、同じものを大量に製造するには便利なものであり、よく使用されている。しかし、この方法では、型や型ロールを石像するのに手間がかかるので、印刷模様がいつも同じである場合にはよいが、変更がたびたびあるときには不向きである。また、この方法では、印刷模様と型や型ロールを模様を合わせて接触させ、模様に一致した凹凸を施すことは実際上困難である。
【0005】
最表層は通常、塗装で形成するので、図4に示すように、基材11上に印刷して形成した均一着色層12、模様層13上に、塗料をはじく物質で「はじき模様層」14を設けておき、その上に塗装して塗膜15を形成する事により、はじき模様層14の上部においては、塗料がはじかれて凹部16が形成され、その他の場所では塗料が塗布されたままの状態が出現することから、この方法を利用して凹凸を形成する事が実際に行なわれている。
しかし、この方法では、塗膜の厚み以上の深い凹部を形成することはできないし、塗装が厚過ぎると凹部が埋まりやすく、はじき模様を形成するためのインキが印刷時に十分転移しないとき等には、塗膜をはじく働きが小さい。従って、はじき模様を印刷で設ける際の塗布量、インキの品質の管理、インキが多量に転移したときのインキの乾燥等の加工条件の管理が面倒である。
ただ、この方法では、模様層の形成とはじき模様層の形成をいずれも印刷機械を使用してできるので、同一の輪点印刷機を使用すれば、ここまでの柄合わせは容易である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明においては、製造時に行なう、模様層の模様の変更に対応した凹凸模様の変更、および模様層と凹凸模様との柄合わせを容易にするのに適しており、かつ凹凸感の優れた化粧材を提供する事を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
課題解決のため、種々の手法を検討した結果、最表層の塗装に先立って、模様層の模様に同調した凸部を透明の素材で形成し、その上に一面に透明な塗装を施す事により、課題の解決に成功した。
【0008】
請求項1の発明は、基材上に塗料の浸透を制御する浸透制御層が積層され、前記浸透制御層上に模様層が積層され、前記模様層上に前記模様に同調した透明な凸部が積層され、さらに前記凸部を含む全面に透明樹脂層を積層してなり、前記浸透制御層が体質顔料を含有してなる模様に同調した凹凸を有する化粧材に関するものである。
【0009】
請求項2の発明は、基材上に均一着色層と模様層がこの順に積層され、前記均一着色層と前記模様層との間に塗料の浸透を制御する浸透制御層が積層され、前記模様層上に前記模様に同調した透明な凸部が積層され、さらに前記凸部を含む全面に透明樹脂層を積層してなり、前記浸透制御層が体質顔料を含有してなる模様に同調した凹凸を有する化粧材に関するものである。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1、2いずれかにおいて、前記透明樹脂層が透明樹脂層の固化後ないしは架橋後の硬度よりも硬度の高い粒子を含有する模様に同調した凹凸を有する化粧材に関するものである。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1〜3いずれかにおいて、前記透明樹脂層が熱硬化性樹脂または電池放射線硬化性化合物が硬化したものからなる模様に同調した凹凸を有する化粧材に関するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は、いずれも本発明の化粧材の構造を示す断面図であって、図1〜図3のいずれもが、木目模様に適用した例を示しているが、本発明の化粧材は木目模様のものに限定されない。
図1を引用して説明すると、基材1上に上層を塗装で形成する際に、塗料の浸透を制御する浸透制御層2が積層されており、その上に、均一着色層3および模様層4が順に積層されている。均一着色層3および模様層4とは印刷模様層を構成するものであるので、浸透制御層2上に印刷模様層が積層された構造とも言える。模様層4上には、模様層4の模様に同調した凸部5が積層され、凸部5を含む全面を覆って、透明樹脂層6が積層されて、透明樹脂層6の表面は下層の凸部5の有無に応じた凸状部7と凹状部8を形成している。
【0016】
図2に示すものは、浸透制御層2と均一着色層3の積層の順が入れ代わっている以外は、図1に示すものと同じである。均一着色層2と模様層4の間に浸透制御層2が積層された形になっている。
図3に示すものは、図1では均一着色層3の下にある浸透制御層2が、模様層4の上に積層されたものであり、言い換えれば、印刷模様層上に浸透制御層2が積層された構造である。
【0017】
基材1としては、最表層の透明樹脂層を形成する際に使用する塗料組成物の浸透性が無いか、又は少ないものでも、浸透性を有するものでも、いずれも使用できる。
大別すれば、各種の紙類、不織布、若しくは織布は勿論、プラスチックのフィルム、又はプラスチックのシートであっても、多孔質のものや、充填材を多く含み、含浸性を有するものも使用可能である。繊維強化プラチスチックの板等も使用可能である。
木質系基材としては、木材の板、合板、パーチクルボード、又はMDFと呼ばれる中密度繊維板等が挙げられる。
このほか、紙同士等の同じグループ同士の複合体や、上記した異なるグループ間の複合体も使用できる。また、アルミニウム、銅、または鉄等の金属の箔、板、金属を繊維状に加工したスチールウールのようなものも使用できる。鉄の場合には、通常は、さらに亜鉛やニッケル等のメッキを施したものが使用される。
【0018】
各種の紙類としては、代表的なものとして、薄葉紙、クラフト紙、チタン紙等がある。予め紙間の強化の目的で樹脂を含侵してある樹脂含浸紙も使用できる。これらの他、リンター紙、板紙、石膏ボード用原紙も使用できる。紙の表面に充填材を多く含む塩化ビニル樹脂層を設けたビニル壁紙原反等、建材分野で使われることの多い一群の原反も使用可能である。更に、事務分野や通常の印刷、包装などに用いられる次の紙類にも使用できる。即ち、コート紙、アート紙、硫酸紙、グラシン紙、パーチメント紙、パラフィン紙、又は和紙等である。又、これらの紙とは区別されるが、紙に似た外観と性状を持つ、次のような各種繊維の織布や不織布も化粧材の基材として利用できる。各種繊維とは、ガラス繊維、石綿繊維、チタン酸カリウム繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、または炭素繊維等の無機質繊維、もしくは、ポリエステル繊維、またはビニロン繊維などの合成繊維である。
【0019】
プラスチックのフィルム、またはシートを構成するプラスチックとしては、次に例示するような各種のものが挙げられる。即ち、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチレン樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート−イソフタレート共重合樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポリメタクリル酸エチル樹脂、ポリアクリル酸ブチル樹脂、ナイロン6又はナイロン66等で代表されるポリアミド樹脂、三酢酸セルロース樹脂、セロファン、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、又はポリイミド樹脂等である。
【0020】
ところで、上記のプラスチックのフィルム、又はシートの中でも、ポリ塩化ビニル樹脂製のものは、エンボス(型付け)または熱融着等の加工が容易で、難燃性であり、用途に応じて硬軟の度合いが調節できる等の優れた利点があるので、多様されているが、反面、燃焼時に有害ガスが発生するマイナス面もあるため、最近は、化粧材の素材をポリ塩化ビニル樹脂からポリオレフィン樹脂に置き換える傾向が強まっている。
【0021】
化粧材の基材として使用できるポリオレフィン樹脂について次に説明すると、非エラストマーであるポリオレフィン系樹脂と、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーとに大別される。
【0022】
非エラストマーであるポリオレフィン系樹脂は、具体的にはポリエチレン(低密度、又は高密度)、ポリプロピレン(イソタクチック型、シンジオタクチック型、又はこれらの混合型)、ポリメチルペンテン、ポリブテン、エチレン/プロピレン共重合体、プロピレン/ブテン共重合体等の高結晶質のものである。
ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーは、次の(1)〜(8)のようなものである。
【0023】
(1)主原料がハードセグメントである高密度ポリエチレン、又はアイソタクチックポリプロピレン等からなり、更に、ソフトセグメントとしてのエラストマー及び、必要に応じて無機充填剤を添加したもの。
ここで、エラストマーとしては、ジエン系ゴム、水素添加ジエン系ゴム、オレフィンエラストマー等が用いられる。
ジエン系ゴムとしては、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、プロピレン/ブタジエンゴム、アクリロニトリル/ブタジエンゴム、アクリロニトリル/イソプレンゴム、スチレン/ブタジエンゴム等がある。
水素添加ジエンゴムは、上記のジエン系ゴム分子の二重結合の少なくとも一部分に水素原子を付加させてなるもので、ポリオレフィン系樹脂(本発明においては、高密度ポリエチレン又はポリプロピレン)の結晶化を抑え、柔軟性を向上させたものである。
オレフィンエラストマーとしては、2種類又は3種類以上のオレフィンと共重合しうるポリエンを少なくとも1種加えた弾性共重合体であり、オレフィンとしてはエチレン、プロピレン、α−オレフィン等が使用され、ポリエンとしては、1,4−ヘキサジエン、環状ジエン、ノルボルネン等が使用される。好ましいオレフィン系共重合体ゴムとしては、例えばエチレン/プロピレン共重合体ゴム等のオレフィンを主成分とする弾性共重合体が挙げられる。なお、これらのエラストマーは、必要に応じて有機過酸化物、硫黄等の架橋剤を用いて、適量架橋させてもよい。
【0024】
(2)ハードセグメントがアイソタクチックポリプロピレン、ソフトセグメントがアタクチックポリプロピレンであるもので、好ましくは、後者の割合が5重量%未満のもの(特公平6−23278号公報記載)。
【0025】
(3)エチレン/プロピレン/ブテンの共重合体で、ブテンとして、1−ブテン、2−ブテン、またはイソブチレンの3種の構造異性体の1種を含むもの。次の(3a)〜(3c)が代表的である。
(3a)エチレン/プロピレン/ブテンの3元のランダム共重合体であり、モノマー中のプロピレンが、好ましくは90重量%であるもの(特開平9−111055号公報記載)。
(3b)プロピレン成分含有率が50重量%以上である、エチレン/プロピレン/ブテンの3元の共重合体からなる非晶質と、結晶質ポリプロピレンからなるもの(特開平5−77371号公報記載)。
(3c)プロピレン及び/又は1−ブテンの含有量が50重量%以上の低結晶質と、アイソタクチックポリプロピレン等の結晶性ポリオレフィンを含むものに、更に、油ゲル化剤を0.5重量%添加したもの(特開平7−316358号公報記載)。
【0026】
(4)ハードセグメントがポリエチレン、ポリプロピレン又はポリメチルペンテン等の結晶質であり、ソフトセグメントが部分架橋したエチレン/プロピレン非共役ジエン3元共重合体ゴム等のモノオレフィン共重合体ゴムであるもの(特公昭53−21021号公報記載)。
【0027】
(5)ハードセグメントとしてのオレフィン系共重合体(結晶質)とソフトセグメントとしての未架橋モノオレフィン共重合体ゴムとを加熱しつつ剪断応力を加え、部分架橋させてあるもの(特公昭53−34210号公報記載)。
【0028】
(6)過酸化物と混合・加熱すると分子量が減って流動性が増す過酸化物分解型オレフィン重合体、例えば、アイソタクチックポリプロピレン、プロピレン/エチレン共重合体、又はプロピレン/ブテン−1共重合体をハードセグメントとし、同様な操作で流動性が減る過酸化物架橋型モノオレフィン重合体、例えば、エチレン/プロピレン共重合体ゴム、エチレン/プロピレン/非共役ジエン3元共重合体ゴム等をソフトセグメントとし、更には、同様な操作で架橋せず、流動性も変わらない過酸化物非架橋型炭化水素ゴム、等を過酸化物の存在下で混合・加熱して得られるもの(特公昭56−15741号公報記載)。
【0029】
(7)エチレン/スチレン/ブタジエン共重合体(特開平2−139232号公報記載)。
【0030】
(8)水酸基又はカルボキシル基を持たせた上記(1)〜(7)のオレフィン系エラストマー。
【0031】
ポリオレフィン系樹脂のフィルム、シートとしては、延伸シート、未延伸シートのいずれも使用可能である。ポリオレフィン系樹脂のフィルム、シートには、又、必要に応じて、充填剤、発泡剤、難燃剤、滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤等野各種の添加剤を添加する。このようなポリオレフィン系樹脂のフィルム、シートの厚みは20〜300μm程度である。
【0032】
印刷模様層を構成する均一着色層3と模様層4について先に説明すると、均一着色層2は均一、一様な着色層であり、印刷で形成された場合、「ベタ印刷層」と通称されるものであり、模様が木目模様の場合には、この均一着色層を模様層と共に使うことが多く、通常、木目模様のハイライト部の色彩である。
均一着色層3は、意匠的な観点や柄の形成上の都合で設けられるもので、省略することもできる。
【0033】
模様層3は、木目模様のうちハイライトと導管溝の模様を除いた部分の木目の概略形状と濃淡を表現している。実際の『木目模様』とは、樹木の種類ごとに、古くから慣習的に決まっているやり方で着色塗装を施した状態の模様を指しており、塗装していない白木を使用することは少ないが、稀に、白木の木目模様も使われる事がある。模様層3を平行斜線のある部分と平行斜線のない部分とで示したのは、通常、模様層3は印刷で形成するため、インキの塗膜の厚い部分とインキの塗膜が薄いか、又は何も無い箇所がある事を示すためである。
【0034】
均一着色層2、および模様層3は、通常、印刷により形成される。印刷の方式は任意であるが、インキ中のバインダー樹脂の選択範囲が広い事と濃淡の再現範囲が広い事から、グラビア印刷方式が適している。他の印刷方式も適用可能であるが、基材1が浸透性の大きいものである場合には、インキ転移量の多いグラビア印刷方式が適している。
【0035】
均一着色層2、および模様層3を印刷して形成するために使用するインキは、基材への接着性があり、浸透制御層2や透明樹脂層の形成の際に,それらの層を形成するための塗料組成物を適用する際に、溶解して流れたり、滲んだりしないが、接着性を有する程度の親和性を有することが望まれる。
例えば、バインダーとして、エチルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロース系樹脂が好適である。
又、熱硬化型であるポリウレタン樹脂系インキを使用してもよい。
【0036】
浸透制御層2は図2〜図4を引用して説明したように、さまざまな位置に形成される可能性があるので、基材1、均一着色層2、模様層3、及び後述する凸部5のいずれとも接着性を有し、勿論、透明樹脂層を形成する際に使用する塗料組成物とも接着性を有している必要がある。ただし、透明樹脂層形成の際、ごく一部の溶解は別として、溶解するのものは避ける。
【0037】
これらの観点から選択される浸透制御層2形成用の塗料組成物のバインダーとしては、アルコールや水にも可溶な比較的極性の高いものが望ましく、具体的にはポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、あるいは各種のアクリル樹脂等が好適である。
アクリル樹脂としては、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルが汎用されているもので、これらが使用可能であり、またこれら以外のアクリル樹脂でもよい。
上記の樹脂を体質顔料を添加せずに使用するときは、透明樹脂層6を形成する際に塗料の浸透を抑制する働きがある。
【0038】
又、浸透制御層形成用の塗料組成物のバインダーとしては、ポリウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂も使用でき、さらに、電離放射線硬化性のプレポリマー又はオリゴマー、若しくはモノマーを加えたものを使用してもよい。例えば、アクリルポリオール又はポリエステルポリオールのポリオールとヘキサメチレンジイソシアネート等のイソシアネートからなる熱硬化性成分と不飽和ポリエステル等の電離放射線硬化性のプレポリマー又はオリゴマーとの混合物が、好ましい例である。電離放射線硬化性のプレポリマー又はオリゴマー、若しくはモノマーについては、後記する電離放射線硬化性化合物からなる塗膜に用いているものと同様である。
【0039】
浸透制御層形成用の塗料組成物中に体質顔料を含有させて使用すると、上層に凸部5が積層された部分は盛り上がるだけではなく、下層に幾分浸透するせいか、下層の色が「濡れ色」となり、かつ艶が高い状態になるが、上層に凸部5がない部分では、艶が消えているので、艶の差による凹凸感を生じる。
なお、浸透制御層2を模様層4よりも下層に形成する場合には、均一着色層3と浸透制御層2とを同一の層とし、各々の機能を兼ねるようにしてもよい。均一着色層3と浸透制御層2とを同一の層とする場合には、バインダーとしては、浸透制御層2用のものを使用するか、通常の均一着色層形成用インキのバインダーと浸透制御層形成用のバインダーを併用するとよい。
【0040】
これら樹脂を用いた浸透制御層形成用の塗料組成物は、グラビア印刷又はロールコーティング等により、塗布されるが、塗膜の厚みをあまり過大にすると、浸透抑制効果が発揮される反面、浸透抑制塗膜の層自体はあまり強靱なものではないので、化粧材全体の性能を損なわないよう、最小限にするのがよく、化粧材の用途にもよるが、乾燥時の塗膜厚みで1〜5μm程度とするのがよい。
【0041】
凸部5は模様層4の模様に合わせて形成する。例えば、凸状部を形成したい部分を取り出して製版した印刷版を使用する。用途によっては、平坦な所にまばらな凸状部を作りたい場合と、平坦な所にまばらな凹状部を作りたい場合とがあり得る。前者の場合には凸状部を作りたい部分のみを深いセルを形成したグラビア版を使用してインキを転移させるとよい。後者の場合には、凹状部に相当する部分のみは平らなまま残して他の部分に深いセルを形成したグラビア版を使用すると、インキが転移しなかった部分が凹状部を形成する。
凸部5を形成するためのインキ組成物としては、下層の模様層4または浸透制御層2との接着力があるだけでなく、上層の透明樹脂層を積層した際に透明である事が望まれる。また凸部5の形成に当たっては、肉盛り感が出る事、言い換えれば、十分な高さの凸部を形成できる事が望まれる。
このため、使用するインキ組成物としては、樹脂分が多く、粘度の高いものが好ましく、また、グラビア版を使用する際には版深の深いものを使用して、印刷の際の転移量を多くする必要がある。
具体的には、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル樹脂等が適している。
また、グラビア版を使用する場合の版深としては、転移したインキの乾燥時の厚みが60〜100μm程度になるよう、インキの種類にもよるが、80μm〜160μm程度とする。転移したインキの乾燥時の厚みが下限よりも少ないと凹凸感が不十分であり、また上限を越えると、下層の凹凸を埋めてしまい、凹凸感が失われる事がある上、凹凸の境の塗膜が薄くなるため、その部分の物理的および化学的性質が化粧材に要求される水準を下回るためである。
なお、凸部5は透明である事が望ましく、化粧材に透明な凸部を与えるが、ここで透明とは、無色透明のみを指すのではなく、有色透明であってもよい。
【0042】
透明樹脂層6は、この分野で表面塗装に使用される素材を使用して形成することができる。なお、凸部5におけるのと同様、透明である事が望ましいが、無色透明でなければならないのではなく、有色透明であってもよい。
透明樹脂層6は、ニトロセルロース樹脂やアクリル樹脂等の熱可塑性樹脂、または熱硬化性のアミノアルキッド樹脂やポリウレタン樹脂等が用途に合わせて使用できる。
最近、塗装を施した化粧シートをメラミン化粧板のような熱硬化性樹脂化粧板の代替品として使用する事があり、このような場合には、物理的、化学的性質の優れた塗膜を与える電離放射線硬化性化合物を使用するとよい。
具体的には、分子中に重合性不飽和結合または、エポキシ基を有するプレポリマー、オリゴマー、及び/又はモノマーを適宜に混合したものを使用する。なお電離放射線とは、電磁波又は荷電粒子線のうち分子を重合又は架橋し得るエネルギー量子を有するものを指し、通常は、紫外線又は電子線を用いる。
【0043】
上記のプレポリマー、オリゴマーの例としては、不飽和ジカルボン酸と多価アルコールの縮合物等の不飽和ポリエステル類、ポリエステルメタクリレート、ポリエーテルメタクリレート、ポリオールメタクリレート、メラミンメタクリレート等のメタクリレート類、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエーテルアクリレート、ポリオールアクリレート、メラミンアクリレート等のアクリレート、カチオン重合型エポキシ化合物が挙げられる。
【0044】
上記のモノマーの例としては、スチレン、α−メチルスチレン等のスチレン系モノマー、アクリル酸メチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸ブトキシエチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸メトキシブチル、アクリル酸フェニル等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸メトキシエチル、メタクリル酸エトキシメチル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ラウリル等のメタクリル酸エステル類、アクリル酸−2−(N,N−ジエチルアミノ)エチル、アクリル酸−2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル、アクリル酸−2−(N,N−ジベンジルアミノ)メチル、アクリル酸−2−(N,N−ジエチルアミノ)プロピル等の不飽和置換の置換アミノアルコールエステル類、アクリルアミド、メタクリルアミド等の不飽和カルボン酸アミド、エチレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート等の化合物、ジプロピレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート等の多官能性化合物、及び/又は分子中に2個以上のチオール基を有するポリチオール化合物、例えばトリメチロールプロパントリチオグリコレート、トリメチロールプロパントリチオプロピレート、ペンタエリスリトールテトラチオグリコレート等が挙げられる。
【0045】
通常、モノマーとしては、以上の化合物を必要に応じて1種若しくは2種以上を混合して用いるが、塗料組成物に通常の塗布適性を与えるために、前記のプレポリマー又はオリゴマーを5重量%以上、前記モノマー及び/又はポリチオール化合物を95重量%以下とするのが好ましい。
【0046】
塗料組成物を塗布し、硬化させたときのフレキシビリティーが要求されるときは、モノマー量を減らすか、官能基の数が1又は2のアクリレートモノマーを使用するとよい。塗料組成物を塗布し、硬化させたときの耐摩耗性、耐熱性、耐溶剤性が要求されるときは、官能基の数が3つ以上のアクリレートモノマーを使う等、塗料組成物の設計が可能である。ここで、官能基が1のものとして、2−ヒドロキシアクリレート、2−ヘキシルアクリレート、フェノキシエチルアクリレートが挙げられる。官能基が2のものとして、エチレングリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレートが挙げられる。官能基が3以上のものとして、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクレリート等が挙げられる。
【0047】
なお、硬化させたときのフレキシビリティーや表面硬度等の物性を調整するため、塗料組成物に、電離放射線照射では硬化しない樹脂を添加することもできる。具体的な樹脂の例としては次のものがある。ポリウレタン樹脂、セルロース樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル等の熱可塑性樹脂である。中でも、ポリウレタン樹脂、セルロース樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等の添加がフレキシビリティーの向上の点で好ましい。
【0048】
電離放射線硬化性化合物を含む塗料組成物の塗布後、硬化が紫外線照射により行われるときは、光重合開始剤や光重合促進剤を添加する。光重合開始剤としては、ラジカル重合性不飽和基を有する樹脂系の場合は、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル等を単独又は混合して用いる。また、カチオン重合性官能基を有する樹脂系の場合は、光重合開始剤として、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、メタセロン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル等を単独又は混合物として用いる。光重合開始剤の添加量は、電離放射線硬化性化合物を含む塗料組成物100重量部に対し、0.1〜10重量部である。
【0049】
電離放射線硬化性化合物を含む塗料組成物に、最表面の耐摩耗性を向上させる意味で、好ましくは無機質であって、架橋硬化した樹脂よりも高硬度の球状粒子を含有させる。高硬度の球状粒子を添加すると、一層の表面強化が実現される。こで球状粒子は真球である必要はなく、表面が滑らかであればよく、鱗片状等のものでもよい。球状粒子の役割は、表面保護層の表面からその一部が突出して、摩耗の原因となる外力を球状粒子の表面で受け止め、球状粒子自身が次第に磨耗することによって、下層の磨滅を防止する事である。球状粒子としてはα−アルミナ、シリカ、酸化クロム、酸化鉄、ダイアモンド、黒鉛等があるが、中でも、硬度が高く、球形のものが多い点から、球形のα−アルミナ(昭和電工(株)の球状アルミナAS−10からAS50)が推奨できる。球状粒子の粒径は、平均粒径で5〜100μmが好ましく、より好ましくは、3〜50μm。又、粒径は、塗膜厚みの30%〜200%である事が耐摩耗性の発揮上好ましい。無機質の球状粒子を透明樹脂層に用いる際に、透明樹脂層を構成する樹脂中での密着性を上げる意味で、予めシランカップリング剤等で処理するとよい。
【0050】
【実施例】
(実施例)
基材として、アクリル樹脂を含浸した重量60g/cm2 の含浸紙を使用し、ニトロセルロース樹脂/アクリル樹脂=50/50(重量比)をバインダーとするインキで厚み2μmの均一着色層を形成した上に、ニトロセルロース樹脂/アルキッド樹脂=50/50(重量比)をバインダーとするインキで模様層を印刷した。
続いて、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂をバインダーとする高粘度インキを用い、版深が100μm、セルでない部分の幅が15μmの万線状彫刻により、先の模様に同調した模様を彫刻したグラビア盛り上げ模様版を使用し、盛り上げ模様を印刷した。その後、160℃の温度で30秒間加熱乾燥した。
なお、以上の均一着色層、模様層、および盛り上げ模様は1台の多色輪点グラビア印刷機を用い、見当を合わせて印刷した。
【0051】
上記で得られた印刷紙の印刷面に、下記組成の電子性硬化型塗料Aを用いてグラビアロールコーティング方式により、塗布量が25g/cm2 になるよう塗布した。
〈電子性硬化型塗料A〉
ビスフェノールAエチレンオキサイド変成ジアクリレート 59重量部
トリメチロールプロパントリアクリレート 20重量部
球状アルミナ(平均粒径25μm) 20重量部
両末端メタクリレート変成シリコーンオイル 1重量部
塗布後、電子線を加速電圧175KV、照射線量5Mradの条件で照射して塗膜を硬化させ、盛り上がり模様を印刷した部分が透明で盛り上がった化粧シートを得た。
この化粧シートは、テーバー摩耗試験機とS−42摩耗紙を使用したJAS摩耗A試験の条件で模様が取られ始める時の回転回数が400回であった。
【0052】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、凹凸感の優れた化粧材を提供でき、凹凸模様の変更、模様層と凸部の柄合わせは、印刷手法を利用して容易に行なえる。
【0053】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、浸透制御層が模様層上にあることから濡れ色となり模様の鮮明度が増した化粧材を提供できる。
【0054】
請求項3の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、基材上に浸透制御層を有することから、模様層の印刷再現性の優れた化粧材を提供できる。
【0055】
請求項4の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、均一着色層上に浸透制御層が積層されているので、均一着色層が濡れ色となって、ハイライト部の鮮明度が増しており、、また模様層は均一着色層上に積層されているので、模様層の印刷再現性の優れた化粧材を提供できる。
【0056】
請求項5の発明によれば、請求項1〜4のいずれかの発明の効果に加え、浸透制御層が体質顔料を含んでいるので、凸部5がない部分の透明樹脂層が、その形成時に浸透し、幾分艶消しになり、艶消しになった部分の凹部感が助長された化粧材を提供できる。
【0057】
請求項6の発明によれば、請求項1〜5のいずれかの発明の効果に加え、表面の耐摩耗性が向上した化粧材を提供できる。
【0058】
請求項7の発明によれば、透明樹脂層が熱硬化性樹脂または電離放射線硬化性化合物が硬化したものからなるため、表面の物理的および化学的性状が向上した化粧材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の化粧材を示す断面図である。
【図2】図2は本発明の化粧材を示す断面図である。
【図3】図3は本発明の化粧材を示す断面図である。
【図4】図4は従来の化粧材を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基材
2 浸透制御層
3 均一着色層
4 模様層
5 凸部
6 透明樹脂層
7 凸状部
8 凹状部

Claims (4)

  1. 基材上に塗料の浸透を制御する浸透制御層が積層され、前記浸透制御層上に模様層が積層され、前記模様層上に前記模様に同調した透明な凸部が積層され、さらに前記凸部を含む全面に透明樹脂層を積層してなり、前記浸透制御層が体質顔料を含有してなる模様に同調した凹凸を有する化粧材。
  2. 基材上に均一着色層と模様層がこの順に積層され、前記均一着色層と前記模様層との間に塗料の浸透を制御する浸透制御層が積層され、前記模様層上に前記模様に同調した透明な凸部が積層され、さらに前記凸部を含む全面に透明樹脂層を積層してなり、前記浸透制御層が体質顔料を含有してなる模様に同調した凹凸を有する化粧材
  3. 前記透明樹脂層が透明樹脂層の固化後ないしは架橋後の硬度よりも硬度の高い粒子を含有する請求項1、2いずれかに記載の模様に同調した凹凸を有する化粧材
  4. 前記透明樹脂層が熱硬化性樹脂または電池放射線硬化性化合物が硬化したものからなる請求項1〜3いずれかに記載の模様に同調した凹凸を有する化粧材
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