JP3966979B2 - 化粧シートの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の外装、内装、建具、家具、車両内装等の表面装飾等に用いられる化粧シートの製造方法に関する。特に、耐候性(耐光性)に優れた化粧シートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、化粧シートは、例えば、塩化ビニル樹脂フィルムの基材に印刷やエンボス加工等で装飾する等と、各種方法で作られている。そして、屋外や長期の使用で柄の色が褪色したり、化粧シート構成樹脂が劣化したりしない様な耐候性(耐光性)を要する場合には、通常表面に設ける保護層を紫外線を遮蔽する遮蔽層として、該保護層中に、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系等の紫外線吸収剤を添加する等した構成の化粧シートが用いられてきた。或いは、フッ素系樹脂等の耐候性の良い材料を、柄層のバインダーの樹脂や保護層等のその他の層の樹脂に用いてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、表面層となる保護層に紫外線吸収剤を添加した化粧シートでは、表面に紫外線吸収剤がブリードし、経時的に耐候性が劣化するという問題があった。また、押出しラミネーションによって、紫外線吸収剤を含有させた保護層となる樹脂をTダイから溶融押出しして、装飾層等を印刷済みの基材シートに保護層を融着により積層した構成の化粧シートとする場合では、紫外線吸収剤のブリードにより冷却ロールが汚染される問題もあった。また、前記フッ素系樹脂を用いる場合は、材料価格が高価になる上、他層との密着の問題等があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては、オレフィン系樹脂からなる基材シートに印刷からなる装飾層及び表面に凹凸を有するオレフィン系樹脂からなる保護層が積層された化粧シートの製造方法であって、基材シートに装飾層を印刷することにて形成し前記装飾層面にオレフィン系樹脂からなるプライマー層を形成し、次いで前記プライマー層面にベンゾトリアゾール系の反応性紫外線吸収剤を共重合モノマーとした重合で側鎖に該ベンゾトリアゾール系反応性紫外線吸収剤が導入されたポリプロピレン樹脂を溶融押出しすることにより形成されると同時に、凹凸模様を形成した冷却ロールを用いて、前記溶融押出しされたポリプロピレン樹脂層の表面に凹凸を賦形することにより保護層を形成したことを特徴とする化粧シートの製造方法とした。その結果、経時に於ける保護層中の紫外線吸収剤のブリードによる耐候性能低下を防げる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0006】
先ず、図1は本発明の化粧シートの一形態を示す断面図である。同図に示す化粧シートSは、保護層1と装飾層2とからなる。保護層1は、反応性紫外線吸収剤を反応結合してなる熱可塑性樹脂を有する層である。この様に、本発明の化粧シートは、少なくとも装飾層と保護層とから構成される化粧シートに於いて、保護層が反応性紫外線吸収剤を反応結合してなる熱可塑性樹脂を有するものであれば特に制限は無く、図1に例示した構成以外に、その他各種構成が有り得る。それは、従来公知の各種化粧シートと同様である。
例えば、図2は、本発明の化粧シートの他の形態を示す断面図であり、同図の化粧シートSは、保護層1と装飾層2と、装飾層2側に基材シート3が積層された構成である。また、図3も、本発明の化粧シートの他の形態を示す断面図であり、同図の化粧シートSは、図2の構成の化粧シートに対して、保護層2の表面に凹部4がエンボス等により形成された構成である。そして、これらは、保護層を反応性紫外線吸収剤を反応結合してなる熱可塑性樹脂を有する層とする以外は、従来公知の材料、方法によって形成すれば良い。
【0007】
保護層1は、グラビアコート等による溶液塗工、押出しラミネーション等による溶融塗工等の塗工、或いはグラビア印刷等による印刷等で形成される場合もあれば、樹脂フィルムから形成する場合では、ドライラミネーション等による積層で形成される場合もある。保護層を塗工又は印刷形成する場合は、例えば、図1の保護層1と装飾層2とからなる化粧シートSの場合で言えば、装飾層は着色された樹脂フィルム等で支持体となる場合であり、この支持体(装飾層)に対して保護層を塗工又は印刷、或いは積層で形成する。また、図2の保護層1、装飾層2及び基材シート3からなる化粧シートSの場合では、保護層1は、基材シート3に装飾層2を形成したシートに対して塗工又は印刷形成することも出来るし、樹脂フィルムの積層で形成することも出来る。また、保護層1を樹脂フィルムの積層で形成する場合は、装飾層2は該樹脂フィルムに対して印刷や塗工で形成する事も出来る。
【0008】
保護層1を、反応性紫外線吸収剤を反応結合してなる熱可塑性樹脂を有する構成とするには、保護層を構成する樹脂自体に該熱可塑性樹脂を用いて該熱可塑性樹脂を保護層構成樹脂の主体とする場合と、保護層を構成する樹脂自体には通常の熱可塑性樹脂や硬化性樹脂を用いてこれら樹脂中に、反応性紫外線吸収剤を反応結合してなる熱可塑性樹脂を含有させる場合とがある。
【0009】
次に、反応性紫外線吸収剤を反応結合してなる熱可塑性樹脂を得る為に用いる、反応性紫外線吸収剤について説明する。反応性紫外線吸収剤は、従来公知の有機系紫外線吸収剤であるサリシレート系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、置換アクリロニトリル系、ニッケルキレート系、ヒンダートアミン系等の非反応性紫外線吸収剤に、例えば、ビニル基やアクリロイル基、メタアクリロイル基等の付加重合性二重結合、或いは、アルコール性水酸基、アミノ基、カルボキシル基、エポキシ基、イソシアネート基等の反応性基を導入したものである。例えば、好適に使用できる幾つかの反応性紫外線吸収剤の具体例を挙げると、下記の〔化学式1〕や〔化学式2〕の構造式で示されるものがあるが、これらに限定されるものではない。
【0010】
【化1】
【0011】
【化2】
【0012】
〔化学式1〕はベンゾトリアゾール系の反応性紫外線吸収剤の一例であり、〔化学式2〕はベンゾフェノン系の反応性紫外線吸収剤の一例である。〔化学式1〕の反応性紫外線吸収剤を用いると、反応性紫外線吸収剤を反応結合してなる熱可塑性樹脂を、好ましい樹脂の一つであるベンゾトリアゾール系の反応性紫外線吸収剤が側鎖に反応結合されてなる樹脂とすることができる。この様な樹脂は、例えば、該反応性紫外線吸収剤を付加重合性二重結合を有する共重合体モノマー〔例えば〔化学式1〕の様な化合物〕として共重合すれば得られる。ベンゾトリアゾール系の反応性紫外線吸収剤が側鎖に反応結合されてなる熱可塑性樹脂は、経時に於ける耐候性能低下を防げるの点で優れた性能を発揮する。
【0013】
上記の反応性紫外線吸収剤を反応固定して熱可塑性樹脂を得る方法としては、種々の方法が利用可能であり、例えば従来公知の、モノマー、オリゴマー或いは反応性重合体等の樹脂成分と前記反応性紫外線吸収剤とをラジカル重合等の付加重合することにより得ることができる。この場合の反応性紫外線吸収剤としては、〔化学式1〕及び〔化学式2〕の如き付加重合性二重結合を有する反応性紫外線吸収剤を共重合モノマーとして使用する方法は好ましい方法の一例である。また、反応性紫外線吸収剤が水酸基、アミノ基、カルボキシル基、エポキシ基、イソシアネート基等の反応性基を有する場合には、これら反応性基と反応性のある官能基を有する熱可塑性樹脂を使用し、必要に応じて触媒を用いて、熱等によって反応性紫外線吸収剤を熱可塑性樹脂に反応固定することもできる。或いは、これら反応性基を有する反応性紫外線吸収剤をモノマーに用いた縮合重合反応や重付加反応で、目的とする熱可塑性樹脂を得ても良い。そして、これらいずれかの方法によって得られた熱可塑性樹脂は、その分子中に、反応性紫外線吸収剤が反応結合された構造となる。
【0014】
なお、前記の付加重合性二重結合を有する反応性紫外線吸収剤と共重合させるモノマー成分としては、例えば、以下のようなものが挙げられる。エチレン、プロピレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、ターシャリーブチルアクリレート、ターシャリーブチルメタクリレート、イソデシルアクリレート、イソデシルメタクリレート、ラウリルアクリレート、ラウリルメタクリレート、ラウリルトリデシルアクリレート、ラウリルトリデシルメタクリレート、トリデシルアクリレート、トリデシルメタクリレート、セリルステアリルアクリレート、セリルステアリルメタクリレート、ステアリルアクリレート、ステアリルメタクリレート、エチルヘキシルアクリレート、エチルヘキシルメタクリレート、オクチルアクリレート、オクチルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、メタクリル酸、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ターシャリーブチルアミノエチルアクリレート、ターシャリーブチルアミノエチルメタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート。
【0015】
そして、エチレンジアクリレート、エチレンジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、デカエチレングリコールジアクリレート、デカエチレングリコールジメタクリレート、ペンタデカエチレングリコールジアクリレート、ペンタデカエチレングリコールジメタクリレート、ペンタコンタヘクタエチレングリコールジアクリレート、ペンタコンタヘクタエチレングリコールジメタクリレート、ブチレンジアクリレート、ブチレンジメタクリレート、アリルアクリレート、アリルメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、ヘキサンジオールジメタクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールペンタアクリレート、ネオペンチルグリコールペンタメタクリレート、ホスファゼンヘキサアクリレート、ホスファゼンヘキサメタクリレート等である。
【0016】
また、上記のモノマーは、モノマーに限らずオリゴマーとして使用してもよく、更に、上記モノマーの重合体、または、その誘導体からなるポリエステルアクリレート系、エポキシアクリレート系、ウレタンアクリレート系、ポリエーテルアクリレート系等のアクリル系反応性重合体等も使用可能である。これらのモノマー、オリゴマー、アクリル系反応性重合体等は、単独で使用してもよいし、混合して使用してもよい。
【0017】
以上のような熱可塑性樹脂となり得るモノマー、オリゴマー、或いは、アクリル系反応性重合体等と反応性紫外線吸収剤とを共重合等により反応させることにより、反応性紫外線吸収剤を反応結合してなる熱可塑性樹脂が得られる。なお、この熱可塑性樹脂に含有させる反応性紫外線吸収剤の量は、例えば1〜95重量%の範囲である。反応性紫外線吸収剤を反応結合してなる熱可塑性樹脂単体或い該樹脂を主体として保護層を構成する場合に比べて、紫外線非吸収性樹脂を主体として、この中に反応性紫外線吸収剤を反応結合してなる熱可塑性樹脂を添加して保護層を構成する場合では、反応性紫外線吸収剤の量は多めとすると良い。
【0018】
ここに、反応性紫外線吸収剤を反応結合してなる熱可塑性樹脂の構造式の一例を示すと下記〔化学式3〕の様になるが、勿論、これに限定されるものではない。
【0019】
【化3】
【0020】
〔化学式3〕中のm及びnは、例えば重量比で、mは0.05〜0.99、nは0.95〜0.01、但し、m+n=1である。
【0021】
なお、保護層を、反応性紫外線吸収剤を反応結合してなる熱可塑性樹脂と、その他の樹脂との混合系で構成する場合で、保護層を樹脂フィルムの積層や、樹脂の溶融塗工で形成する場合は、該その他の樹脂としては、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、オレフィン系樹脂等の後述基材シートとして列記する各種熱可塑性樹脂を用いれば良い。
【0022】
また、本発明の化粧シートでは、保護層を反応性紫外線吸収剤を反応結合してなる熱可塑性樹脂の単体又は主体の構成としても、保護層の構成樹脂が熱可塑性である為に保護層を溶融塗工で形成出来る。従って、溶液塗工や印刷等の他の形成法では不可能な樹脂、例えばプロピレン系樹脂等のオレフィン系樹脂からなる保護層とすることも可能である。また、保護層中の紫外線吸収剤がブリードしないので、保護層を押出しラミネーション等で樹脂の溶融塗工で形成する場合に、溶融塗工時に起きた紫外線吸収剤による冷却ロール汚染も防止できる。オレフィン系樹脂は、燃焼しても有毒ガス発生が無く、地球環境問題の観点から好ましい材料の一つである。
なお、もちろんだが、保護層は溶融塗工以外の溶液塗工等として、グラビアコート等の従来公知の各種塗工法や、グラビア印刷やシルクスクリーン印刷等の従来公知の各種印刷法で形成しても良い。
なお、保護層の厚さは特に制限は無く、用途に合わせて適宜厚さとし、例えば3〜500μmである。
【0023】
なお、保護層は下の装飾層が見える様に透明であるが、着色剤を混入して透明着色としても良い。また、艶消剤で艶消しにしたり、充填剤で半透明としたり、耐摩性等の表面物性を調整したり、必要に応じ保護層中に各種添加剤を添加しても良い。
【0024】
装飾層2は、基材シート3や樹脂フィルムとして形成する場合の保護層1に対して、着色剤が添加された印刷インキや塗液を用いた印刷や塗工で形成される。或いは着色剤が混入した樹脂フィルム、或いは金属フィルム等は、それ自体を装飾層とすることも出来る。
【0025】
上記、着色剤としては、例えば、チタン白、亜鉛華、弁柄、朱、群青、コバルトブルー、チタン黄、黄鉛、カーボンブラック等の無機顔料、イソインドリノン、ハンザイエローA、キナクリドン、パーマネントレッド4R、フタロシアニンブルー、インダスレンブルーRS、アニリンブラック等の有機顔料(或いは染料も含む)、アルミニウム、真鍮等の金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の箔粉からなる真珠光沢(パール)顔料等である。
【0026】
装飾層の印刷は、グラビア印刷、オフセット印刷、活版印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷、或いは転写印刷等の従来公知の各種印刷法で行えば良い。装飾層の塗工は、全ベタ等の形成に用い、グラビアコート等の従来公知の各種塗工法で行えば良い。
【0027】
また、装飾層としては、金属薄膜を全面又は部分的にパターン状に形成したものでも良く、この金属薄膜は、アルミニウム、クロム、金、銀、銅等の金属を用い、真空蒸着、スパッタリング等の方法で製膜する。また、装飾層は、前記印刷による層と、この金属薄膜との組み合わせでもよい。
【0028】
装飾層の模様としては、例えば木目模様、石目模様、布目模様、皮絞模様、文字、幾何学図形、記号、線画、各種抽象模様、或いは全面ベタ模様等がある。全面ベタは他の模様の下側に設ける隠蔽層としても使われる。
【0029】
装飾層用の印刷インキ又は塗液には、種々のものを使用出来、結着剤樹脂、着色剤、溶剤、更に適宜必要に応じ、体質顔料、硬化剤、各種添加剤等を添加した組成物を使用出来る。なお、結着剤樹脂としては特に制限は無く、例えば塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂等の熱可塑性樹脂、ポリウレタン等の常温又は熱硬化性樹脂、アクリル系等の電離放射線硬化型樹脂等が使用される。
【0030】
基材シートや保護層が特にオレフィン系樹脂からなるフィルムで、該フィルムに直接印刷する場合等の接着性向上が望まれる場合では、結着剤樹脂として塩素化ポリオレフィン、ポリウレタン等が接着性の点で好ましいが、印刷面に公知の易接着処理を行っても良い。易接着処理としては、コロナ放電処理、プラズマ処理、或いは塗布又は印刷による易接着層(図4参照)の形成である。
易接着層(プライマー層)としては、アクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩素化ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン等が用途に合わせて使用されるが、なかでもオレフィン系樹脂に対しては塩素化プロピレンは好ましい樹脂の一つである。
【0031】
基材シート3は、装飾層或いは更に保護層等の支持体となる層である。基材シートとしては、樹脂や金属のフィルム(シート)や紙、布等の単体又はこれらの積層体が使用される。基材シートの材質は特に制限は無いが、例えば樹脂の場合は、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)樹脂、セルロース系樹脂等が使用され、金属ではアルミニウム、銅、ステレンレス、鉄等が使用され、紙では、薄葉紙、クラフト紙、チタン紙、上質紙、コート紙等が使用され、布ではポリエステル繊維等の有機繊維やガラス繊維等の無機繊維を用いた織布、不織布等が使用される。基材シートの厚さは特に制限は無いが、通常は20〜500μm程度である。
【0032】
ところで、基材シートとしては、特に地球環境問題の観点からこれらの中でも、有毒ガス発生の無い点で、オレフィン系樹脂は好ましい材料の一つである。また、前記保護層の樹脂についても同様であった。そこで、次に、基材シートに用い得るオレフィン系樹脂について説明する。
【0033】
オレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・ブテン−1共重合体、プロピレン・ブテン−1共重合体、ポリメチルペンテン、オレフィン系熱可塑性エラストマー等がある。これら樹脂は、単独又は2種以上を混合使用しても良い。また、異なる樹脂層からなる積層体のフィルムでも良い。なお、物性調整の為に、オレフィン系樹脂以外の樹脂を副成分として混合使用しても良い。
また、上記オレフィン系熱可塑性エラストマーとしては、例えば下記のものが使用できる。
【0034】
▲1▼特公平6−23278号公報記載の、(A) ソフトセグメントとして、数平均分子量Mnが25,000以上、且つ、重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比Mw/Mn≦7の沸騰ヘプタン可溶ポリプロピレン10〜90重量%と、(B) ハードセグメントとして、メルトインデックスが0.1〜4g/10分の沸騰ヘプタン不溶性ポリプロピレン90〜10重量%、との混合物からなる軟質ポリプロピレン。
【0035】
▲2▼特公昭53−21021号公報記載の如き、(A) ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のオレフィン重合体(結晶性高分子)をハードセグメントとし、これに(B) 部分架橋したエチレン−プロピレン共重合体ゴム、不飽和エチレン−プロピレン−非共役ジエン三元共重合体ゴム等のモノオレフィン共重合体ゴムをソフトセグメントとし、これらを均一に配合し混合してなるオレフィン系エラストマー。なお、モノオレフィンゴム/オレフィン重合体=50/50〜90/10(重量比)の割合で混合する。
【0036】
▲3▼特公昭53−34210号公報等に記載の如き、(B) 未架橋モノオレフィン共重合体ゴム(ソフトセグメント)と、(A) オレフィン系共重合体(結晶性、ハードセグメント)と架橋剤とを混合し、加熱し剪断応力を加えつつ動的に部分架橋させてなるオレフィン系エラストマー。なお、(B) モノオレフィンゴム/(A) オレフィン系共重合体=60/40〜80/20(重量比)である。
【0037】
▲4▼特公昭56−15741号公報等に記載の如き、(A) アイソタクチックポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体等のペルオキシドと混合・加熱すると分子量を減じ、流動性を増すペルオキシド分解型オレフィン重合体(ハードセグメント)と、(B) エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジエン三元共重合体ゴム等のペルオキシドと混合・加熱することにより、架橋して流動性が減じるペルオキシド架橋型モノオレフィン共重合体ゴム(ソフトセグメント)、(C) ポリイソブチレン、ブチルゴム等のペルオキシドと混合・加熱しても架橋せず、流動性が不変の、ペルオキシド非架橋型炭化水素ゴム(ソフトセグメント兼流動性改質成分)、及び(D) パラフィン系、ナフテン系、芳香族系等の鉱物油系軟化剤、とを混合し、有機ペルオキシドの存在下で動的に熱処理してなるオレフィン系エラストマー。なお、(A) が90〜40重量部、(B) が10〜60重量部で、(A) +(B) =100重量部として、これに、(C) 及び/又は(D) が5〜100重量部の配合比となる。
【0038】
▲5▼特開平2−139232号公報に記載の如き、エチレン−スチレン−ブチレン共重合体からなるオレフィン系熱可塑性エラストマー。
【0039】
▲6▼極性基として水酸基又は/及びカルボキシル基を持たせた、上記▲1▼から▲5▼のオレフィン系熱可塑性エラストマー。例えば、エチレン−ビニルアルコール共重合体等のグラフト重合で水酸基を、また、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のの共重合体でカルボキシル基を導入したオレフィン系熱可塑性エラストマーを用いる。これら水酸基、カルボキシル基はどちらか一方、又は両方を併用してもよく、これら極性基は、転写層の剥離層との剥離強度を調整する作用を持つ。
【0040】
なお、上記のようなオレフィン系熱可塑性エラストマー、或いはその他のオレフィン系樹脂は、従来公知のカレンダー法、インフレーション法、Tダイ押し出し法等の成膜方法によって、基材シート(フィルム)とすることができる。
【0041】
凹部4は適宜設けるものだが、凹部4で得られる凹凸模様は、例えば、木目導管溝、石板表面凹凸模様(花崗岩の劈開面等)、布目の表面テクスチュア、梨地、砂目、ヘアライン、万線状溝、皮絞、文字、幾何学模様等である。凹部4は、化粧シートの表(図3及び図4参照)又は裏側、或いは層間部等に設ける。層間とは、例えば図3の場合では、保護層1を形成前に、装飾層2形成済みの基材シート3の装飾層2側から賦形した凹部である。この場合、層間の凹部上の化粧シート表面は凹部となる場合と平坦な場合とがある。凹部は、熱プレスによるエンボス加工、サンドブラスト加工、ヘアライン加工等で形成する。
【0042】
また、凹部内部には、必要に応じて、着色インキ等を充填して着色部6を設けても良い(図4参照)。着色部6は、ドクターブレードコート法等を利用した従来公知のワイピング法等により形成できる。ワイピング法では全面に着色インキを塗工後、凹部以外の部分のインキをかき取り凹部に着色インキを残す。着色剤インキとしては、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂等の熱可塑又は熱硬化性樹脂、或いは電離放射線硬化性樹脂等の結着剤樹脂と溶剤とからなるビヒクルに顔料、染料等の着色剤、さらに必要に応じてその他添加剤を配合したインキを使用する。
【0043】
なお、化粧シートの表面(凹部は形成又は無形成)には、更に耐摩性等の表面物性や艶調整等の意匠性付与の為に、トップコート層7を塗工形成しても良い(図4参照)。トップコート層の樹脂としては、例えば、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、ポリシロキサン樹脂、或いは各種アクリレート、ポリエステル等からなる電離放射線硬化性樹脂等が使用される。樹脂中には、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、クレー、タルク等の充填剤や難燃剤等が必要に応じて適宜添加される。
【0044】
また、化粧シートの裏面には、必要に応じ接着剤層を設けることもある。接着剤層には、例えば、熱可塑性樹脂等からなる熱融着型接着剤、或いは感圧粘着剤等の従来公知の接着剤が使用できる。
【0045】
なお、本発明の化粧シートの用途は特に限定されず、各種被着体の表面に積層して表面を化粧する用途に用いる。被着体は各種素材の平板、曲面板等の板材、立体形状物品、シート(或いはフィルム)等である。例えば、木材単板、木材合板、パーティクルボード、MDF(中密度繊維板)等の木質繊維板等の板材や立体形状物品等として用いられる木質板素材、鉄、アルミニウム等の板材、立体形状物品或いはシート等として用いられる金属素材、ガラス、陶磁器等のセラミックス、石膏等の非セメント窯業系材料、ALC(軽量気泡コンクリート)板等の非陶磁器窯業系材料等の板材や立体形状物品等として用いられる窯業系素材、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)樹脂、フェノール樹脂、塩化ビニル樹脂、セルロース系樹脂、ゴム等の板材、立体形状物品或いはシート等として用いられる樹脂素材、或いは、専らシートとして用いられる上質紙、和紙等の紙、炭素、石綿、ガラス、合成樹脂等の繊維からなる不織布または織布が挙げられる。
なお、化粧シートの積層物は、被着体が板材の場合は化粧板として使用され、、被着体がシートの場合は積層物自体も化粧シート(図2〜図4に例示の構成の本発明の化粧シートの一形態でもある)として使用されることもある。
そして、化粧シートを積層し化粧された物品は、例えば、壁面、天井、床等の建築物の内装、外壁、塀、屋根等の建築物の外装、窓枠、扉、手摺等の建具類の表面化粧、家具やテレビ受像機等の弱電・OA機器のキャビネットの表面化粧、自動車、電車、航空機等の車両内装、或いは窓ガラス等として用いられる。
【0046】
これらの各種被着体への化粧シートの積層方法としては、例えば▲1▼接着剤を間に介して板状基材に加圧ローラーで加圧して積層する方法、▲2▼特公昭50−19132号公報、特公昭43−27488号公報等に記載されるように、化粧シートを射出成形の雌雄両金型間に配置した後、溶融樹脂を型内に射出充填し、樹脂成型品の成形と同時にその表面に化粧シートを接着積層する、所謂射出成形同時ラミネート方法、▲3▼特公昭56−45768号公報、特公昭60−58014号公報等に記載されるように、成形品等の立体形状物品の表面に化粧シートを、間に接着剤を介して対向又は載置し、立体形状物品側からの真空吸引による圧力差により化粧シートを立体形状物品の表面に積層する、所謂真空プレス積層方法、▲4▼特公昭61−5895号公報、特公平3−2666号公報等に記載されるように、円柱、多角柱等の柱状基材の長軸方向に、化粧シートを間に接着剤層を介して供給しつつ、複数の向きの異なるローラーにより、柱状基材を構成する複数の側面に順次化粧シートを加圧接着して積層してゆく、所謂ラッピング加工方法が有る。
【0047】
なお、化粧シートを積層して化粧板とした物に対する更なる加工としては、実公大15−31122号公報、特開昭48−47972号公報に記載されるように、まず化粧シートを板状基材に間に接着剤層を介して積層して化粧板とし、化粧シートとは反対側の面に、化粧シートと板状基材との界面に到達する、断面がV字状、又はU字状溝を切削し、次いで該溝内に接着剤層を塗布した上で該溝を折り曲げ箱体又は柱状体を成形する所謂、Vカット又はUカット加工を行う事もある。
【0048】
【実施例】
以下、本発明の化粧シートを実施例により更に説明する。
【0049】
(実施例1)
ポリプロピレン系熱可塑性エラストマーからなる着色ポリオレフィン系樹脂フィルム(厚み80μm)を基材シートとして、その片面にポリエステル系樹脂からなるインキで木目柄をグラビア印刷して装飾層を印刷形成した。そして、2−(2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール構造を有するベンゾトリアゾール系の反応性紫外線吸収剤を共重合モノマーとした乳化重合で、側鎖に該ベンゾトリアゾール系反応性紫外線吸収剤が導入された熱可塑性のシリコーンアクリル樹脂からなる紫外線吸収性コロイダルディスパーション(平均粒径50nm)を下記配合で使用した塗工液を、装飾層の上から塗工して、厚さ10μmの保護層を形成して、図2の様な本発明の化粧シートを得た。化粧シートの耐候性は、経時的に初期性能が低下せず、優れた耐候性が得られた。
【0050】
塗工液配合
紫外線吸収性コロイダルディスパーション 100重量部
造膜助剤 5重量部
増粘剤 0.3重量部
粘性改良剤 0.3重量部
レベリング剤 0.05重量部
艶消し剤 10重量部
【0051】
(実施例2)
ポリプロピレン系熱可塑性エラストマーからなる着色ポリオレフィン系樹脂フィルム(厚み60μm)を基材シートとして、その片面にポリウレタン系樹脂からなるインキで木目柄をグラビア印刷して装飾層を印刷形成した。そして、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール構造を有するベンゾトリアゾール系の反応性紫外線吸収剤を共重合モノマーとした重合で、側鎖に該ベンゾトリアゾール系反応性紫外線吸収剤が導入された熱可塑性の紫外線吸収性ポリプロピレン樹脂を下記配合で使用した樹脂組成物を、キャストフィルム成形すると同時に、インラインでオレフィン系樹脂からなるプライマー層を上記基材シートの装飾層面上に塗工形成した更にその上に保護層を溶融密着によりラミネートした。また、この際、表面に導管の凹凸模様を形成した冷却ロールを用いて、保護層形成と同時に導管の凹凸模様となる凹部を化粧シート表面に賦形した。更に、該凹部内に、ワイピング法により着色インキを充填して着色部を形成し、さらにその上から化粧シート全面に、2液硬化型ウレタン系樹脂からなるトップコート層を塗工形成して、図4の様な、本発明の化粧シートを得た。化粧シートの耐候性は、経時的に初期性能が低下せず、優れた耐候性が得られた。
【0052】
樹脂組成物
紫外線吸収性ポリプロピレン樹脂 100重量部
紫外線安定剤(HALS系光安定剤) 0.1重量部
酸化防止剤(Ionox330) 0.03重量部
帯電防止剤 0.03重量部
滑剤(エチレンビス・ステアロアミド) 0.1重量部
【0053】
【発明の効果】
本発明の化粧シートの製造方法によれば、保護層が有する紫外線吸収剤が表面にブリードして来る事が無く、保護層の紫外線遮蔽機能が経時的に低下しない。また、紫外線吸収剤による保護層の濁りも起きない。また、耐候性を付与する為に、フッ素系樹脂を用いる必要が無いので、他層との密着問題も起きにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧シートの一形態を説明する断面図。
【図2】本発明の化粧シートの他の形態を説明する断面図。
【図3】本発明の化粧シートの他の形態を説明する断面図。
【図4】本発明の化粧シートの他の形態を説明する断面図。
【符号の説明】
1 保護層
2 装飾層
3 基材シート
4 凹部
5 易接着層(プライマー層)
6 着色インキ
7 トップコート層
S 化粧シート
Claims (1)
- オレフィン系樹脂からなる基材シートに印刷からなる装飾層及び表面に凹凸を有するオレフィン系樹脂からなる保護層が積層された化粧シートの製造方法であって、基材シートに装飾層を印刷することにて形成し前記装飾層面にオレフィン系樹脂からなるプライマー層を形成し、次いで前記プライマー層面にベンゾトリアゾール系の反応性紫外線吸収剤を共重合モノマーとした重合で側鎖に該ベンゾトリアゾール系反応性紫外線吸収剤が導入されたポリプロピレン樹脂を溶融押出しすることにより形成されると同時に、凹凸模様を形成した冷却ロールを用いて、前記溶融押出しされたポリプロピレン樹脂層の表面に凹凸を賦形することにより保護層を形成したことを特徴とする化粧シートの製造方法。
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