JP2000255154A - 模様に同調した凹凸を有する化粧材 - Google Patents

模様に同調した凹凸を有する化粧材

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JP2000255154A JP11062626A JP6262699A JP2000255154A JP 2000255154 A JP2000255154 A JP 2000255154A JP 11062626 A JP11062626 A JP 11062626A JP 6262699 A JP6262699 A JP 6262699A JP 2000255154 A JP2000255154 A JP 2000255154A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 模様層の模様の変更に対応した凹凸模様の変
更、および模様層と凹凸模様との柄合わせが容易で凹凸
感の優れた化粧材を提供する。 【解決手段】 基材1上に均一着色層3、模様層4、お
よび凸部5が順に積層され、これらのいずれかの間に浸
透制御層2が積層してあり、最上層に透明樹脂層6が積
層されていて、最表面に凸状部7と凹状部8とを有する
よう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は最表層に下層の模様
に応じた透明な凹凸を有している化粧材法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】屋内外の建装材の表面や、室内において
使用する電気器具、家具、そのほかの身の回りの品々
は、通常、必要な強度や目的物の保護機能を持つ素材が
形成されているが、ごく、限られた高級品を除いては、
人工的な装飾を施して美観を与えていることが多い。美
観を与えるひとつの手段として、意匠を施したシートで
ある「化粧シート」を貼ったり、または板状体に予めそ
のような化粧シートをはって使用する事が行なわれてい
る。なお、一般的に、化粧シートは比較的薄いシート状
の基材に化粧を施したものを指し、化粧板は板状体の基
材に化粧を施したものを指すが、板状体の基材に化粧シ
ートを貼ったものも指す。本発明の化粧材は基材が比較
的薄いシート状の場合と板状体の場合の両方をまとめて
指す。
【0003】化粧シートの模様そのものは、印刷によっ
て大量に複製が可能であるが、印刷を施しただけでは、
質感が伴わないために、なかなか本物の感じが出にくい
欠点があり、印刷以外に種々の補助的な要素を付加し
て、質感を高める種々の試みが行なわれている。これら
の試みのうち、凹凸の感じを表現すること、および艶を
調節することが多く試みられている。
【0004】例えば、凹凸を化粧シートに付与する方法
としては、凹凸を有する型や型ロールを使用して、化粧
シートの票尊に凹凸を付ける方法があり、型や型ロール
を製作する煩雑さはあるものの、同じものを大量に製造
するには便利なものであり、よく使用されている。しか
し、この方法では、型や型ロールを石像するのに手間が
かかるので、印刷模様がいつも同じである場合にはよい
が、変更がたびたびあるときには不向きである。また、
この方法では、印刷模様と型や型ロールを模様を合わせ
て接触させ、模様に一致した凹凸を施すことは実際上困
難である。
【0005】最表層は通常、塗装で形成するので、図4
に示すように、基材11上に印刷して形成した均一着色
層12、模様層13上に、塗料をはじく物質で「はじき
模様層」14を設けておき、その上に塗装して塗膜15
を形成する事により、はじき模様層14の上部において
は、塗料がはじかれて凹部16が形成され、その他の場
所では塗料が塗布されたままの状態が出現することか
ら、この方法を利用して凹凸を形成する事が実際に行な
われている。しかし、この方法では、塗膜の厚み以上の
深い凹部を形成することはできないし、塗装が厚過ぎる
と凹部が埋まりやすく、はじき模様を形成するためのイ
ンキが印刷時に十分転移しないとき等には、塗膜をはじ
く働きが小さい。従って、はじき模様を印刷で設ける際
の塗布量、インキの品質の管理、インキが多量に転移し
たときのインキの乾燥等の加工条件の管理が面倒であ
る。ただ、この方法では、模様層の形成とはじき模様層
の形成をいずれも印刷機械を使用してできるので、同一
の輪点印刷機を使用すれば、ここまでの柄合わせは容易
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明におい
ては、製造時に行なう、模様層の模様の変更に対応した
凹凸模様の変更、および模様層と凹凸模様との柄合わせ
を容易にするのに適しており、かつ凹凸感の優れた化粧
材を提供する事を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】課題解決のため、種々の
手法を検討した結果、最表層の塗装に先立って、模様層
の模様に同調した凸部を透明の素材で形成し、その上に
一面に透明な塗装を施す事により、課題の解決に成功し
た。
【0008】請求項1の発明は、基材上に模様層および
塗料の浸透を制御する浸透制御層が順不同に積層され、
それらの上に前記模様に同調した透明な凸部が積層さ
れ、さらに前記凸部を含む全面に透明樹脂層を積層して
あることからなる模様に同調した凹凸を有する化粧材に
関するものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、基
材上に模様層が積層され、前記模様層上に塗料の浸透を
制御する浸透制御層が積層されている模様に同調した凹
凸を有する化粧材に関するものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1において、基
材上に塗料の浸透を制御する浸透制御層が積層され、前
記浸透制御層上に模様層が積層されている模様に同調し
た凹凸を有する化粧材に関するものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1において、基
材上に均一着色層と模様層がこの順に積層され、前記均
一着色層と前記模様層との間に塗料の浸透を制御する浸
透制御層が積層されている模様に同調した凹凸を有する
化粧材に関するものである。
【0012】請求項5の発明は、請求項1〜4いずれか
において、浸透制御層が体質顔料を含有する模様に同調
した凹凸を有する化粧材に関するものである。
【0013】請求項6の発明は、請求項1〜5いずれか
において、透明樹脂層が硬度の高い粒子を含有する模様
に同調した凹凸を有する化粧材に関するものである。
【0014】請求項7の発明は、請求項1〜6いずれか
において、透明樹脂層が熱硬化性樹脂または電離放射線
硬化性化合物が硬化したものからなる模様に同調した凹
凸を有する化粧材に関するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、いずれも本発明の
化粧材の構造を示す断面図であって、図1〜図3のいず
れもが、木目模様に適用した例を示しているが、本発明
の化粧材は木目模様のものに限定されない。図1を引用
して説明すると、基材1上に上層を塗装で形成する際
に、塗料の浸透を制御する浸透制御層2が積層されてお
り、その上に、均一着色層3および模様層4が順に積層
されている。均一着色層3および模様層4とは印刷模様
層を構成するものであるので、浸透制御層2上に印刷模
様層が積層された構造とも言える。模様層4上には、模
様層4の模様に同調した凸部5が積層され、凸部5を含
む全面を覆って、透明樹脂層6が積層されて、透明樹脂
層6の表面は下層の凸部5の有無に応じた凸状部7と凹
状部8を形成している。
【0016】図2に示すものは、浸透制御層2と均一着
色層3の積層の順が入れ代わっている以外は、図1に示
すものと同じである。均一着色層2と模様層4の間に浸
透制御層2が積層された形になっている。図3に示すも
のは、図1では均一着色層3の下にある浸透制御層2
が、模様層4の上に積層されたものであり、言い換えれ
ば、印刷模様層上に浸透制御層2が積層された構造であ
る。
【0017】基材1としては、最表層の透明樹脂層を形
成する際に使用する塗料組成物の浸透性が無いか、又は
少ないものでも、浸透性を有するものでも、いずれも使
用できる。大別すれば、各種の紙類、不織布、若しくは
織布は勿論、プラスチックのフィルム、又はプラスチッ
クのシートであっても、多孔質のものや、充填材を多く
含み、含浸性を有するものも使用可能である。繊維強化
プラチスチックの板等も使用可能である。木質系基材と
しては、木材の板、合板、パーチクルボード、又はMD
Fと呼ばれる中密度繊維板等が挙げられる。このほか、
紙同士等の同じグループ同士の複合体や、上記した異な
るグループ間の複合体も使用できる。また、アルミニウ
ム、銅、または鉄等の金属の箔、板、金属を繊維状に加
工したスチールウールのようなものも使用できる。鉄の
場合には、通常は、さらに亜鉛やニッケル等のメッキを
施したものが使用される。
【0018】各種の紙類としては、代表的なものとし
て、薄葉紙、クラフト紙、チタン紙等がある。予め紙間
の強化の目的で樹脂を含侵してある樹脂含浸紙も使用で
きる。これらの他、リンター紙、板紙、石膏ボード用原
紙も使用できる。紙の表面に充填材を多く含む塩化ビニ
ル樹脂層を設けたビニル壁紙原反等、建材分野で使われ
ることの多い一群の原反も使用可能である。更に、事務
分野や通常の印刷、包装などに用いられる次の紙類にも
使用できる。即ち、コート紙、アート紙、硫酸紙、グラ
シン紙、パーチメント紙、パラフィン紙、又は和紙等で
ある。又、これらの紙とは区別されるが、紙に似た外観
と性状を持つ、次のような各種繊維の織布や不織布も化
粧材の基材として利用できる。各種繊維とは、ガラス繊
維、石綿繊維、チタン酸カリウム繊維、アルミナ繊維、
シリカ繊維、または炭素繊維等の無機質繊維、もしく
は、ポリエステル繊維、またはビニロン繊維などの合成
繊維である。
【0019】プラスチックのフィルム、またはシートを
構成するプラスチックとしては、次に例示するような各
種のものが挙げられる。即ち、ポリエチレン樹脂、ポリ
プロピレン樹脂、ポリメチレン樹脂、ポリメチルペンテ
ン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹
脂、ポリビニルアルコール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチ
レン−ビニルアルコール共重合樹脂、ポリエチレンテレ
フタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポ
リエチレンナフタレート−イソフタレート共重合樹脂、
ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポリメタクリル酸エチル
樹脂、ポリアクリル酸ブチル樹脂、ナイロン6又はナイ
ロン66等で代表されるポリアミド樹脂、三酢酸セルロ
ース樹脂、セロファン、ポリスチレン樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリアリレート樹脂、又はポリイミド樹脂
等である。
【0020】ところで、上記のプラスチックのフィル
ム、又はシートの中でも、ポリ塩化ビニル樹脂製のもの
は、エンボス(型付け)または熱融着等の加工が容易
で、難燃性であり、用途に応じて硬軟の度合いが調節で
きる等の優れた利点があるので、多様されているが、反
面、燃焼時に有害ガスが発生するマイナス面もあるた
め、最近は、化粧材の素材をポリ塩化ビニル樹脂からポ
リオレフィン樹脂に置き換える傾向が強まっている。
【0021】化粧材の基材として使用できるポリオレフ
ィン樹脂について次に説明すると、非エラストマーであ
るポリオレフィン系樹脂と、ポリオレフィン系熱可塑性
エラストマーとに大別される。
【0022】非エラストマーであるポリオレフィン系樹
脂は、具体的にはポリエチレン(低密度、又は高密
度)、ポリプロピレン(イソタクチック型、シンジオタ
クチック型、又はこれらの混合型)、ポリメチルペンテ
ン、ポリブテン、エチレン/プロピレン共重合体、プロ
ピレン/ブテン共重合体等の高結晶質のものである。ポ
リオレフィン系熱可塑性エラストマーは、次の(1)〜
(8)のようなものである。
【0023】(1)主原料がハードセグメントである高
密度ポリエチレン、又はアイソタクチックポリプロピレ
ン等からなり、更に、ソフトセグメントとしてのエラス
トマー及び、必要に応じて無機充填剤を添加したもの。
ここで、エラストマーとしては、ジエン系ゴム、水素添
加ジエン系ゴム、オレフィンエラストマー等が用いられ
る。ジエン系ゴムとしては、イソプレンゴム、ブタジエ
ンゴム、ブチルゴム、プロピレン/ブタジエンゴム、ア
クリロニトリル/ブタジエンゴム、アクリロニトリル/
イソプレンゴム、スチレン/ブタジエンゴム等がある。
水素添加ジエンゴムは、上記のジエン系ゴム分子の二重
結合の少なくとも一部分に水素原子を付加させてなるも
ので、ポリオレフィン系樹脂(本発明においては、高密
度ポリエチレン又はポリプロピレン)の結晶化を抑え、
柔軟性を向上させたものである。オレフィンエラストマ
ーとしては、2種類又は3種類以上のオレフィンと共重
合しうるポリエンを少なくとも1種加えた弾性共重合体
であり、オレフィンとしてはエチレン、プロピレン、α
−オレフィン等が使用され、ポリエンとしては、1,4
−ヘキサジエン、環状ジエン、ノルボルネン等が使用さ
れる。好ましいオレフィン系共重合体ゴムとしては、例
えばエチレン/プロピレン共重合体ゴム等のオレフィン
を主成分とする弾性共重合体が挙げられる。なお、これ
らのエラストマーは、必要に応じて有機過酸化物、硫黄
等の架橋剤を用いて、適量架橋させてもよい。
【0024】(2)ハードセグメントがアイソタクチッ
クポリプロピレン、ソフトセグメントがアタクチックポ
リプロピレンであるもので、好ましくは、後者の割合が
5重量%未満のもの(特公平6−23278号公報記
載)。
【0025】(3)エチレン/プロピレン/ブテンの共
重合体で、ブテンとして、1−ブテン、2−ブテン、ま
たはイソブチレンの3種の構造異性体の1種を含むも
の。次の(3a)〜(3c)が代表的である。 (3a)エチレン/プロピレン/ブテンの3元のランダ
ム共重合体であり、モノマー中のプロピレンが、好まし
くは90重量%であるもの(特開平9−111055号
公報記載)。 (3b)プロピレン成分含有率が50重量%以上であ
る、エチレン/プロピレン/ブテンの3元の共重合体か
らなる非晶質と、結晶質ポリプロピレンからなるもの
(特開平5−77371号公報記載)。 (3c)プロピレン及び/又は1−ブテンの含有量が5
0重量%以上の低結晶質と、アイソタクチックポリプロ
ピレン等の結晶性ポリオレフィンを含むものに、更に、
油ゲル化剤を0.5重量%添加したもの(特開平7−3
16358号公報記載)。
【0026】(4)ハードセグメントがポリエチレン、
ポリプロピレン又はポリメチルペンテン等の結晶質であ
り、ソフトセグメントが部分架橋したエチレン/プロピ
レン非共役ジエン3元共重合体ゴム等のモノオレフィン
共重合体ゴムであるもの(特公昭53−21021号公
報記載)。
【0027】(5)ハードセグメントとしてのオレフィ
ン系共重合体(結晶質)とソフトセグメントとしての未
架橋モノオレフィン共重合体ゴムとを加熱しつつ剪断応
力を加え、部分架橋させてあるもの(特公昭53−34
210号公報記載)。
【0028】(6)過酸化物と混合・加熱すると分子量
が減って流動性が増す過酸化物分解型オレフィン重合
体、例えば、アイソタクチックポリプロピレン、プロピ
レン/エチレン共重合体、又はプロピレン/ブテン−1
共重合体をハードセグメントとし、同様な操作で流動性
が減る過酸化物架橋型モノオレフィン重合体、例えば、
エチレン/プロピレン共重合体ゴム、エチレン/プロピ
レン/非共役ジエン3元共重合体ゴム等をソフトセグメ
ントとし、更には、同様な操作で架橋せず、流動性も変
わらない過酸化物非架橋型炭化水素ゴム、等を過酸化物
の存在下で混合・加熱して得られるもの(特公昭56−
15741号公報記載)。
【0029】(7)エチレン/スチレン/ブタジエン共
重合体(特開平2−139232号公報記載)。
【0030】(8)水酸基又はカルボキシル基を持たせ
た上記(1)〜(7)のオレフィン系エラストマー。
【0031】ポリオレフィン系樹脂のフィルム、シート
としては、延伸シート、未延伸シートのいずれも使用可
能である。ポリオレフィン系樹脂のフィルム、シートに
は、又、必要に応じて、充填剤、発泡剤、難燃剤、滑
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤等野各種の添
加剤を添加する。このようなポリオレフィン系樹脂のフ
ィルム、シートの厚みは20〜300μm程度である。
【0032】印刷模様層を構成する均一着色層3と模様
層4について先に説明すると、均一着色層2は均一、一
様な着色層であり、印刷で形成された場合、「ベタ印刷
層」と通称されるものであり、模様が木目模様の場合に
は、この均一着色層を模様層と共に使うことが多く、通
常、木目模様のハイライト部の色彩である。均一着色層
3は、意匠的な観点や柄の形成上の都合で設けられるも
ので、省略することもできる。
【0033】模様層3は、木目模様のうちハイライトと
導管溝の模様を除いた部分の木目の概略形状と濃淡を表
現している。実際の『木目模様』とは、樹木の種類ごと
に、古くから慣習的に決まっているやり方で着色塗装を
施した状態の模様を指しており、塗装していない白木を
使用することは少ないが、稀に、白木の木目模様も使わ
れる事がある。模様層3を平行斜線のある部分と平行斜
線のない部分とで示したのは、通常、模様層3は印刷で
形成するため、インキの塗膜の厚い部分とインキの塗膜
が薄いか、又は何も無い箇所がある事を示すためであ
る。
【0034】均一着色層2、および模様層3は、通常、
印刷により形成される。印刷の方式は任意であるが、イ
ンキ中のバインダー樹脂の選択範囲が広い事と濃淡の再
現範囲が広い事から、グラビア印刷方式が適している。
他の印刷方式も適用可能であるが、基材1が浸透性の大
きいものである場合には、インキ転移量の多いグラビア
印刷方式が適している。
【0035】均一着色層2、および模様層3を印刷して
形成するために使用するインキは、基材への接着性があ
り、浸透制御層2や透明樹脂層の形成の際に,それらの
層を形成するための塗料組成物を適用する際に、溶解し
て流れたり、滲んだりしないが、接着性を有する程度の
親和性を有することが望まれる。例えば、バインダーと
して、エチルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セル
ロース、酢酪酸セルロース等のセルロース系樹脂が好適
である。又、熱硬化型であるポリウレタン樹脂系インキ
を使用してもよい。
【0036】浸透制御層2は図2〜図4を引用して説明
したように、さまざまな位置に形成される可能性がある
ので、基材1、均一着色層2、模様層3、及び後述する
凸部5のいずれとも接着性を有し、勿論、透明樹脂層を
形成する際に使用する塗料組成物とも接着性を有してい
る必要がある。ただし、透明樹脂層形成の際、ごく一部
の溶解は別として、溶解するのものは避ける。
【0037】これらの観点から選択される浸透制御層2
形成用の塗料組成物のバインダーとしては、アルコール
や水にも可溶な比較的極性の高いものが望ましく、具体
的にはポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアルコー
ル樹脂、あるいは各種のアクリル樹脂等が好適である。
アクリル樹脂としては、メタクリル酸メチル、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、
アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシルが汎用されているもので、これ
らが使用可能であり、またこれら以外のアクリル樹脂で
もよい。上記の樹脂を体質顔料を添加せずに使用すると
きは、透明樹脂層6を形成する際に塗料の浸透を抑制す
る働きがある。
【0038】又、浸透制御層形成用の塗料組成物のバイ
ンダーとしては、ポリウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂も
使用でき、さらに、電離放射線硬化性のプレポリマー又
はオリゴマー、若しくはモノマーを加えたものを使用し
てもよい。例えば、アクリルポリオール又はポリエステ
ルポリオールのポリオールとヘキサメチレンジイソシア
ネート等のイソシアネートからなる熱硬化性成分と不飽
和ポリエステル等の電離放射線硬化性のプレポリマー又
はオリゴマーとの混合物が、好ましい例である。電離放
射線硬化性のプレポリマー又はオリゴマー、若しくはモ
ノマーについては、後記する電離放射線硬化性化合物か
らなる塗膜に用いているものと同様である。
【0039】浸透制御層形成用の塗料組成物中に体質顔
料を含有させて使用すると、上層に凸部5が積層された
部分は盛り上がるだけではなく、下層に幾分浸透するせ
いか、下層の色が「濡れ色」となり、かつ艶が高い状態
になるが、上層に凸部5がない部分では、艶が消えてい
るので、艶の差による凹凸感を生じる。なお、浸透制御
層2を模様層4よりも下層に形成する場合には、均一着
色層3と浸透制御層2とを同一の層とし、各々の機能を
兼ねるようにしてもよい。均一着色層3と浸透制御層2
とを同一の層とする場合には、バインダーとしては、浸
透制御層2用のものを使用するか、通常の均一着色層形
成用インキのバインダーと浸透制御層形成用のバインダ
ーを併用するとよい。
【0040】これら樹脂を用いた浸透制御層形成用の塗
料組成物は、グラビア印刷又はロールコーティング等に
より、塗布されるが、塗膜の厚みをあまり過大にする
と、浸透抑制効果が発揮される反面、浸透抑制塗膜の層
自体はあまり強靱なものではないので、化粧材全体の性
能を損なわないよう、最小限にするのがよく、化粧材の
用途にもよるが、乾燥時の塗膜厚みで1〜5μm程度と
するのがよい。
【0041】凸部5は模様層4の模様に合わせて形成す
る。例えば、凸状部を形成したい部分を取り出して製版
した印刷版を使用する。用途によっては、平坦な所にま
ばらな凸状部を作りたい場合と、平坦な所にまばらな凹
状部を作りたい場合とがあり得る。前者の場合には凸状
部を作りたい部分のみを深いセルを形成したグラビア版
を使用してインキを転移させるとよい。後者の場合に
は、凹状部に相当する部分のみは平らなまま残して他の
部分に深いセルを形成したグラビア版を使用すると、イ
ンキが転移しなかった部分が凹状部を形成する。凸部5
を形成するためのインキ組成物としては、下層の模様層
4または浸透制御層2との接着力があるだけでなく、上
層の透明樹脂層を積層した際に透明である事が望まれ
る。また凸部5の形成に当たっては、肉盛り感が出る
事、言い換えれば、十分な高さの凸部を形成できる事が
望まれる。このため、使用するインキ組成物としては、
樹脂分が多く、粘度の高いものが好ましく、また、グラ
ビア版を使用する際には版深の深いものを使用して、印
刷の際の転移量を多くする必要がある。具体的には、塩
化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル樹脂等が
適している。また、グラビア版を使用する場合の版深と
しては、転移したインキの乾燥時の厚みが60〜100
μm程度になるよう、インキの種類にもよるが、80μ
m〜160μm程度とする。転移したインキの乾燥時の
厚みが下限よりも少ないと凹凸感が不十分であり、また
上限を越えると、下層の凹凸を埋めてしまい、凹凸感が
失われる事がある上、凹凸の境の塗膜が薄くなるため、
その部分の物理的および化学的性質が化粧材に要求され
る水準を下回るためである。なお、凸部5は透明である
事が望ましく、化粧材に透明な凸部を与えるが、ここで
透明とは、無色透明のみを指すのではなく、有色透明で
あってもよい。
【0042】透明樹脂層6は、この分野で表面塗装に使
用される素材を使用して形成することができる。なお、
凸部5におけるのと同様、透明である事が望ましいが、
無色透明でなければならないのではなく、有色透明であ
ってもよい。透明樹脂層6は、ニトロセルロース樹脂や
アクリル樹脂等の熱可塑性樹脂、または熱硬化性のアミ
ノアルキッド樹脂やポリウレタン樹脂等が用途に合わせ
て使用できる。最近、塗装を施した化粧シートをメラミ
ン化粧板のような熱硬化性樹脂化粧板の代替品として使
用する事があり、このような場合には、物理的、化学的
性質の優れた塗膜を与える電離放射線硬化性化合物を使
用するとよい。具体的には、分子中に重合性不飽和結合
または、エポキシ基を有するプレポリマー、オリゴマ
ー、及び/又はモノマーを適宜に混合したものを使用す
る。なお電離放射線とは、電磁波又は荷電粒子線のうち
分子を重合又は架橋し得るエネルギー量子を有するもの
を指し、通常は、紫外線又は電子線を用いる。
【0043】上記のプレポリマー、オリゴマーの例とし
ては、不飽和ジカルボン酸と多価アルコールの縮合物等
の不飽和ポリエステル類、ポリエステルメタクリレー
ト、ポリエーテルメタクリレート、ポリオールメタクリ
レート、メラミンメタクリレート等のメタクリレート
類、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレー
ト、ウレタンアクリレート、ポリエーテルアクリレー
ト、ポリオールアクリレート、メラミンアクリレート等
のアクリレート、カチオン重合型エポキシ化合物が挙げ
られる。
【0044】上記のモノマーの例としては、スチレン、
α−メチルスチレン等のスチレン系モノマー、アクリル
酸メチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル
酸メトキシエチル、アクリル酸ブトキシエチル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸メトキシブチル、アクリル酸フ
ェニル等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタ
クリル酸メトキシエチル、メタクリル酸エトキシメチ
ル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ラウリル等の
メタクリル酸エステル類、アクリル酸−2−(N,N−
ジエチルアミノ)エチル、アクリル酸−2−(N,N−
ジメチルアミノ)エチル、アクリル酸−2−(N,N−
ジベンジルアミノ)メチル、アクリル酸−2−(N,N
−ジエチルアミノ)プロピル等の不飽和置換の置換アミ
ノアルコールエステル類、アクリルアミド、メタクリル
アミド等の不飽和カルボン酸アミド、エチレングリコー
ルジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6−
ヘキサンジオールジアクリレート、トリエチレングリコ
ールジアクリレート等の化合物、ジプロピレングリコー
ルジアクリレート、エチレングリコールジアクリレー
ト、プロピレングリコールジメタクリレート、ジエチレ
ングリコールジメタクリレート等の多官能性化合物、及
び/又は分子中に2個以上のチオール基を有するポリチ
オール化合物、例えばトリメチロールプロパントリチオ
グリコレート、トリメチロールプロパントリチオプロピ
レート、ペンタエリスリトールテトラチオグリコレート
等が挙げられる。
【0045】通常、モノマーとしては、以上の化合物を
必要に応じて1種若しくは2種以上を混合して用いる
が、塗料組成物に通常の塗布適性を与えるために、前記
のプレポリマー又はオリゴマーを5重量%以上、前記モ
ノマー及び/又はポリチオール化合物を95重量%以下
とするのが好ましい。
【0046】塗料組成物を塗布し、硬化させたときのフ
レキシビリティーが要求されるときは、モノマー量を減
らすか、官能基の数が1又は2のアクリレートモノマー
を使用するとよい。塗料組成物を塗布し、硬化させたと
きの耐摩耗性、耐熱性、耐溶剤性が要求されるときは、
官能基の数が3つ以上のアクリレートモノマーを使う
等、塗料組成物の設計が可能である。ここで、官能基が
1のものとして、2−ヒドロキシアクリレート、2−ヘ
キシルアクリレート、フェノキシエチルアクリレートが
挙げられる。官能基が2のものとして、エチレングリコ
ールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアク
リレートが挙げられる。官能基が3以上のものとして、
トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリ
スリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテ
トラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアク
レリート等が挙げられる。
【0047】なお、硬化させたときのフレキシビリティ
ーや表面硬度等の物性を調整するため、塗料組成物に、
電離放射線照射では硬化しない樹脂を添加することもで
きる。具体的な樹脂の例としては次のものがある。ポリ
ウレタン樹脂、セルロース樹脂、ポリビニルブチラール
樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニ
ル樹脂、ポリ酢酸ビニル等の熱可塑性樹脂である。中で
も、ポリウレタン樹脂、セルロース樹脂、ポリビニルブ
チラール樹脂等の添加がフレキシビリティーの向上の点
で好ましい。
【0048】電離放射線硬化性化合物を含む塗料組成物
の塗布後、硬化が紫外線照射により行われるときは、光
重合開始剤や光重合促進剤を添加する。光重合開始剤と
しては、ラジカル重合性不飽和基を有する樹脂系の場合
は、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、チオキサン
トン類、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル等を単
独又は混合して用いる。また、カチオン重合性官能基を
有する樹脂系の場合は、光重合開始剤として、芳香族ジ
アゾニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニ
ウム塩、メタセロン化合物、ベンゾインスルホン酸エス
テル等を単独又は混合物として用いる。光重合開始剤の
添加量は、電離放射線硬化性化合物を含む塗料組成物1
00重量部に対し、0.1〜10重量部である。
【0049】電離放射線硬化性化合物を含む塗料組成物
に、最表面の耐摩耗性を向上させる意味で、好ましくは
無機質であって、架橋硬化した樹脂よりも高硬度の球状
粒子を含有させる。高硬度の球状粒子を添加すると、一
層の表面強化が実現される。こで球状粒子は真球である
必要はなく、表面が滑らかであればよく、鱗片状等のも
のでもよい。球状粒子の役割は、表面保護層の表面から
その一部が突出して、摩耗の原因となる外力を球状粒子
の表面で受け止め、球状粒子自身が次第に磨耗すること
によって、下層の磨滅を防止する事である。球状粒子と
してはα−アルミナ、シリカ、酸化クロム、酸化鉄、ダ
イアモンド、黒鉛等があるが、中でも、硬度が高く、球
形のものが多い点から、球形のα−アルミナ(昭和電工
(株)の球状アルミナAS−10からAS50)が推奨
できる。球状粒子の粒径は、平均粒径で5〜100μm
が好ましく、より好ましくは、3〜50μm。又、粒径
は、塗膜厚みの30%〜200%である事が耐摩耗性の
発揮上好ましい。無機質の球状粒子を透明樹脂層に用い
る際に、透明樹脂層を構成する樹脂中での密着性を上げ
る意味で、予めシランカップリング剤等で処理するとよ
い。
【0050】
【実施例】(実施例)基材として、アクリル樹脂を含浸
した重量60g/cm2 の含浸紙を使用し、ニトロセル
ロース樹脂/アクリル樹脂=50/50(重量比)をバ
インダーとするインキで厚み2μmの均一着色層を形成
した上に、ニトロセルロース樹脂/アルキッド樹脂=5
0/50(重量比)をバインダーとするインキで模様層
を印刷した。続いて、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体
樹脂をバインダーとする高粘度インキを用い、版深が1
00μm、セルでない部分の幅が15μmの万線状彫刻
により、先の模様に同調した模様を彫刻したグラビア盛
り上げ模様版を使用し、盛り上げ模様を印刷した。その
後、160℃の温度で30秒間加熱乾燥した。なお、以
上の均一着色層、模様層、および盛り上げ模様は1台の
多色輪点グラビア印刷機を用い、見当を合わせて印刷し
た。
【0051】上記で得られた印刷紙の印刷面に、下記組
成の電子性硬化型塗料Aを用いてグラビアロールコーテ
ィング方式により、塗布量が25g/cm2 になるよう
塗布した。 〈電子性硬化型塗料A〉 ビスフェノールAエチレンオキサイド変成ジアクリレート 59重量部 トリメチロールプロパントリアクリレート 20重量部 球状アルミナ(平均粒径25μm) 20重量部 両末端メタクリレート変成シリコーンオイル 1重量部 塗布後、電子線を加速電圧175KV、照射線量5Mr
adの条件で照射して塗膜を硬化させ、盛り上がり模様
を印刷した部分が透明で盛り上がった化粧シートを得
た。この化粧シートは、テーバー摩耗試験機とS−42
摩耗紙を使用したJAS摩耗A試験の条件で模様が取ら
れ始める時の回転回数が400回であった。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、凹凸感の優れ
た化粧材を提供でき、凹凸模様の変更、模様層と凸部の
柄合わせは、印刷手法を利用して容易に行なえる。
【0053】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、浸透制御層が模様層上にあることから濡
れ色となり模様の鮮明度が増した化粧材を提供できる。
【0054】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、基材上に浸透制御層を有することから、
模様層の印刷再現性の優れた化粧材を提供できる。
【0055】請求項4の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、均一着色層上に浸透制御層が積層されて
いるので、均一着色層が濡れ色となって、ハイライト部
の鮮明度が増しており、、また模様層は均一着色層上に
積層されているので、模様層の印刷再現性の優れた化粧
材を提供できる。
【0056】請求項5の発明によれば、請求項1〜4の
いずれかの発明の効果に加え、浸透制御層が体質顔料を
含んでいるので、凸部5がない部分の透明樹脂層が、そ
の形成時に浸透し、幾分艶消しになり、艶消しになった
部分の凹部感が助長された化粧材を提供できる。
【0057】請求項6の発明によれば、請求項1〜5の
いずれかの発明の効果に加え、表面の耐摩耗性が向上し
た化粧材を提供できる。
【0058】請求項7の発明によれば、透明樹脂層が熱
硬化性樹脂または電離放射線硬化性化合物が硬化したも
のからなるため、表面の物理的および化学的性状が向上
した化粧材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の化粧材を示す断面図である。
【図2】図2は本発明の化粧材を示す断面図である。
【図3】図3は本発明の化粧材を示す断面図である。
【図4】図4は従来の化粧材を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基材 2 浸透制御層 3 均一着色層 4 模様層 5 凸部 6 透明樹脂層 7 凸状部 8 凹状部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に模様層および塗料の浸透を制御
    する浸透制御層が順不同に積層され、それらの上に前記
    模様に同調した透明な凸部が積層され、さらに前記凸部
    を含む全面に透明樹脂層を積層してあることからなる模
    様に同調した凹凸を有する化粧材。
  2. 【請求項2】 基材上に模様層が積層され、前記模様層
    上に塗料の浸透を制御する浸透制御層が積層されている
    請求項1記載の模様に同調した凹凸を有する化粧材。
  3. 【請求項3】 基材上に塗料の浸透を制御する浸透制御
    層が積層され、前記浸透制御層上に模様層が積層されて
    いる請求項1記載の模様に同調した凹凸を有する化粧
    材。
  4. 【請求項4】 基材上に均一着色層と模様層がこの順に
    積層され、前記均一着色層と前記模様層との間に塗料の
    浸透を制御する浸透制御層が積層されている請求項1記
    載の模様に同調した凹凸を有する化粧材。
  5. 【請求項5】 浸透制御層が体質顔料を含有する請求項
    1〜4いずれかに記載の模様に同調した凹凸を有する化
    粧材。
  6. 【請求項6】 透明樹脂層が硬度の高い粒子を含有する
    請求項1〜5いずれかに記載の模様に同調した凹凸を有
    する化粧材。
  7. 【請求項7】 透明樹脂層が熱硬化性樹脂または電離放
    射線硬化性化合物が硬化したものからなる請求項1〜6
    いずれかに記載の模様に同調した凹凸を有する化粧材。
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