JP2000190413A - 和紙複合材料 - Google Patents
和紙複合材料Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】和紙の素材感や風合い等を保持しつつ所望の形
態を保持可能な和紙材料を提供すること。 【解決手段】コウゾ、ミツマタ及びガンピから選択され
る1種類以上の植物を原料とする繊維を含有する紙モチ
ーフ8a,8b,8cと織物モチーフ4、6とを、重複
部位を有するように配列し接着して和紙複合材料10と
する。この複合材料10においては、前記紙モチーフ8
a,8b,8cと織物モチーフ4、6との重複部位にお
いて、形態付与性と形態保持性が提供されている。
態を保持可能な和紙材料を提供すること。 【解決手段】コウゾ、ミツマタ及びガンピから選択され
る1種類以上の植物を原料とする繊維を含有する紙モチ
ーフ8a,8b,8cと織物モチーフ4、6とを、重複
部位を有するように配列し接着して和紙複合材料10と
する。この複合材料10においては、前記紙モチーフ8
a,8b,8cと織物モチーフ4、6との重複部位にお
いて、形態付与性と形態保持性が提供されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、和紙を用いた材料
に関し、詳しくは、和紙と織物とを組み合わせた複合材
料、及びこの複合材料を得るのに適したシート状体の製
造方法に関する。
に関し、詳しくは、和紙と織物とを組み合わせた複合材
料、及びこの複合材料を得るのに適したシート状体の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、和紙は、建築内装材、照明器
具のシェードをはじめとして、工芸品や日用品に広く利
用されている。和紙を建築内装材や照明器具の材料とし
て用いる場合には、和紙がシート状であることが専ら利
用されている。具体的には、ふすま材や、天井や壁紙等
であり、また、照明器具のシェード等である。和紙はシ
ート状であるが、長繊維を絡み合わせて成形されている
ために、風合いや素材感に独特のものがある。かかる和
紙に形態を付与するには、折り曲げたり押したりして適
当に荷重をかけることにより、ある程度の形態を付与す
ることができる。しかしながら、和紙は、繊維が無方向
に絡み合って形成されているために、形態付与の自由度
も小さいし、また、和紙自体に与えた形態の保持力も小
さかった。和紙の素材感や風合いなどを保持しつつ、形
態付与の自由度を有し、かつ付与した形態を保持可能と
した材料はなかった。
具のシェードをはじめとして、工芸品や日用品に広く利
用されている。和紙を建築内装材や照明器具の材料とし
て用いる場合には、和紙がシート状であることが専ら利
用されている。具体的には、ふすま材や、天井や壁紙等
であり、また、照明器具のシェード等である。和紙はシ
ート状であるが、長繊維を絡み合わせて成形されている
ために、風合いや素材感に独特のものがある。かかる和
紙に形態を付与するには、折り曲げたり押したりして適
当に荷重をかけることにより、ある程度の形態を付与す
ることができる。しかしながら、和紙は、繊維が無方向
に絡み合って形成されているために、形態付与の自由度
も小さいし、また、和紙自体に与えた形態の保持力も小
さかった。和紙の素材感や風合いなどを保持しつつ、形
態付与の自由度を有し、かつ付与した形態を保持可能と
した材料はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、和
紙の素材感や風合い等を保持しつつ所望の形態を保持可
能な和紙材料を提供しようとするものである。
紙の素材感や風合い等を保持しつつ所望の形態を保持可
能な和紙材料を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、和紙の素材
感を保持しつつ形態を保持可能とするのに、織物との複
合化を見出し、以下の発明を完成した。すなわち、本発
明は、コウゾ、ミツマタ及びガンピから選択される1種
類以上の植物を原料とする繊維を含有する紙モチーフと
織物モチーフとが、重複部位を有するように配列されて
接着されている和紙複合材料を提供する。この発明によ
ると、紙モチーフによって和紙の素材感が付与され、こ
の和紙の素材感が損なわれることなく、紙と織物との重
複部位により形態付与性及び保持性が提供されている。
また、この重複部位において、紙モチーフによって提供
される色あい、素材感などと、織物モチーフによって提
供される色合い、素材感などが、組み合わされ、新規な
素材感が提供される。
感を保持しつつ形態を保持可能とするのに、織物との複
合化を見出し、以下の発明を完成した。すなわち、本発
明は、コウゾ、ミツマタ及びガンピから選択される1種
類以上の植物を原料とする繊維を含有する紙モチーフと
織物モチーフとが、重複部位を有するように配列されて
接着されている和紙複合材料を提供する。この発明によ
ると、紙モチーフによって和紙の素材感が付与され、こ
の和紙の素材感が損なわれることなく、紙と織物との重
複部位により形態付与性及び保持性が提供されている。
また、この重複部位において、紙モチーフによって提供
される色あい、素材感などと、織物モチーフによって提
供される色合い、素材感などが、組み合わされ、新規な
素材感が提供される。
【0005】本発明は、また、織物の基部に対して、コ
ウゾ、ミツマタ及びガンピから選択される一種以上の植
物を原料とする繊維を含有する紙モチーフが接着されて
いる和紙複合材料を提供する。この発明によると、紙モ
チーフによって和紙の素材感が付与され、この和紙の素
材感が損なわれることなく、紙と織物との重複部位によ
り形態付与性及び形態保持性が提供される。この発明に
おいて、さらに、織物モチーフが接着されている和紙複
合材料も提供する。
ウゾ、ミツマタ及びガンピから選択される一種以上の植
物を原料とする繊維を含有する紙モチーフが接着されて
いる和紙複合材料を提供する。この発明によると、紙モ
チーフによって和紙の素材感が付与され、この和紙の素
材感が損なわれることなく、紙と織物との重複部位によ
り形態付与性及び形態保持性が提供される。この発明に
おいて、さらに、織物モチーフが接着されている和紙複
合材料も提供する。
【0006】また、本発明は、コウゾ、ミツマタ及びガ
ンピから選択される一種以上の植物を原料とする繊維を
含有する紙の基部に対して、織物モチーフが接着されて
いる和紙複合材料を提供する。この発明によると、紙の
基部によって和紙の素材感が提供され、織物モチーフと
の重複部位により、和紙の素材感が損なわれることなく
形成付与性及び形態保持性が提供される。この発明にお
いて、さらに、コウゾ、ミツマタ及びガンピから選択さ
れる一種以上の植物を原料とする繊維を含有する紙モチ
ーフが接着されている和紙複合材料も提供する。
ンピから選択される一種以上の植物を原料とする繊維を
含有する紙の基部に対して、織物モチーフが接着されて
いる和紙複合材料を提供する。この発明によると、紙の
基部によって和紙の素材感が提供され、織物モチーフと
の重複部位により、和紙の素材感が損なわれることなく
形成付与性及び形態保持性が提供される。この発明にお
いて、さらに、コウゾ、ミツマタ及びガンピから選択さ
れる一種以上の植物を原料とする繊維を含有する紙モチ
ーフが接着されている和紙複合材料も提供する。
【0007】本発明は、また、上記したいずれかの和紙
複合材料において、紙と織物の重複部位には所望の形状
が付与されている、和紙複合材料も提供する。和紙複合
材料における紙と織物の重複部位は、形態付与性及び形
態保持性に優れている。したがって、この部位には所望
の形状が付与され、保持される。この部位に形状が付与
されることにより、複合材料全体の形状も制御可能とな
る。
複合材料において、紙と織物の重複部位には所望の形状
が付与されている、和紙複合材料も提供する。和紙複合
材料における紙と織物の重複部位は、形態付与性及び形
態保持性に優れている。したがって、この部位には所望
の形状が付与され、保持される。この部位に形状が付与
されることにより、複合材料全体の形状も制御可能とな
る。
【0008】本発明は、また、上記したいずれかの和紙
複合材料において、前記紙の基部あるいは前記紙モチー
フは透光性を備え、前記織物モチーフあるいは前記織物
の基部は透かし織物からなり、前記和紙複合材料におけ
る紙と透かし織物の重複部位は透光性であるとともに凹
凸形状が付与されている、照明器具のシェード用の和紙
複合材料を提供する。この発明によると、紙と織物の重
複部位は、形態付与性及び形態保持性に優れている。し
たがって、この部位には凹凸形状が付与され、保持され
る。この部位に凹凸形状が付与されることにより、複合
材料全体の形状も制御可能となり、照明器具のシェード
用として好ましい。また、紙が透光性であり、織物も透
かし織物であるために、この重複部位は透光性を保有
し、さらに凹凸形状が付与されているので、光の透過状
態に従来にない変化が加わり、照明器具のシェード用に
用いたときに、従来にない光の演出効果が得られる。
複合材料において、前記紙の基部あるいは前記紙モチー
フは透光性を備え、前記織物モチーフあるいは前記織物
の基部は透かし織物からなり、前記和紙複合材料におけ
る紙と透かし織物の重複部位は透光性であるとともに凹
凸形状が付与されている、照明器具のシェード用の和紙
複合材料を提供する。この発明によると、紙と織物の重
複部位は、形態付与性及び形態保持性に優れている。し
たがって、この部位には凹凸形状が付与され、保持され
る。この部位に凹凸形状が付与されることにより、複合
材料全体の形状も制御可能となり、照明器具のシェード
用として好ましい。また、紙が透光性であり、織物も透
かし織物であるために、この重複部位は透光性を保有
し、さらに凹凸形状が付与されているので、光の透過状
態に従来にない変化が加わり、照明器具のシェード用に
用いたときに、従来にない光の演出効果が得られる。
【0009】本発明は、成形面上に、コウゾ、ミツマタ
及びガンピから選択される一種以上の繊維を原料とする
紙モチーフ、及び/または、織物モチーフを積層接着し
て、紙と織物の重複部位を所望の形状に成形し、成形面
からモチーフ集合体を分離する、シート状体の製造方法
を提供する。この発明によると、前記重複部位に所望の
形状を付与でき、かつ、保持でき、このため、材料全体
の形態も制御可能となる。したがって、和紙を含んだ材
料に、形態付与性及び保持性を提供できる。
及びガンピから選択される一種以上の繊維を原料とする
紙モチーフ、及び/または、織物モチーフを積層接着し
て、紙と織物の重複部位を所望の形状に成形し、成形面
からモチーフ集合体を分離する、シート状体の製造方法
を提供する。この発明によると、前記重複部位に所望の
形状を付与でき、かつ、保持でき、このため、材料全体
の形態も制御可能となる。したがって、和紙を含んだ材
料に、形態付与性及び保持性を提供できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて詳細に説明する。 (紙モチーフ及び紙基部)発明においては、コウゾ、ミ
ツマタ及びガンピから選択される一種以上の植物を原料
とする繊維を含有する紙を用いる。本明細書において、
この紙を和紙というものとする。和紙は、コウゾ、ミツ
マタ及びガンピから選択される1種以上の繊維を原料と
する紙である。和紙は、コウゾ、ミツマタ及びガンピの
うち一種以上の植物を原料とする繊維を含んでいればよ
い。これらの植物のうちの一種を原料とした繊維のみを
含んでいてもよいし、2種以上の植物を原料とした2種
以上の繊維を含んでいてもよい。また、これらの繊維の
みならず、他の繊維を含んでいてもよい。具体的には、
マニラ麻、木材パルプ、わらパルプ、古紙、化学パル
プ、レーヨン等の合成繊維などを、補助原料として含ん
でいてもよい。製法は、とくに限定しない。流しずき、
ためずき等の手漉き、各種機械漉きを問わない。
いて詳細に説明する。 (紙モチーフ及び紙基部)発明においては、コウゾ、ミ
ツマタ及びガンピから選択される一種以上の植物を原料
とする繊維を含有する紙を用いる。本明細書において、
この紙を和紙というものとする。和紙は、コウゾ、ミツ
マタ及びガンピから選択される1種以上の繊維を原料と
する紙である。和紙は、コウゾ、ミツマタ及びガンピの
うち一種以上の植物を原料とする繊維を含んでいればよ
い。これらの植物のうちの一種を原料とした繊維のみを
含んでいてもよいし、2種以上の植物を原料とした2種
以上の繊維を含んでいてもよい。また、これらの繊維の
みならず、他の繊維を含んでいてもよい。具体的には、
マニラ麻、木材パルプ、わらパルプ、古紙、化学パル
プ、レーヨン等の合成繊維などを、補助原料として含ん
でいてもよい。製法は、とくに限定しない。流しずき、
ためずき等の手漉き、各種機械漉きを問わない。
【0011】以下、和紙の一般的製造方法について説明
する。コウゾ、ミツマタ、ガンピの黒皮、白皮、または
さらし皮をソーダ灰、カセイソーダ、木灰などの水溶液
とともに常圧もしくは加圧下で蒸煮して得たパルプを、
水洗後、ビーターや木槌でこう解したものに、流しずき
の場合にはとろろあおい(黄蜀葵)根粘液、のりうつぎ
の樹皮粘液またはポリエチレンオキサイド、アルギン酸
ソーダ、ポリリン酸塩などの水溶液による粘液を加え、
ためずきの場合には、粘液を加えずにそれぞれ独特のす
きげたを用いて漉くことによって得られる。
する。コウゾ、ミツマタ、ガンピの黒皮、白皮、または
さらし皮をソーダ灰、カセイソーダ、木灰などの水溶液
とともに常圧もしくは加圧下で蒸煮して得たパルプを、
水洗後、ビーターや木槌でこう解したものに、流しずき
の場合にはとろろあおい(黄蜀葵)根粘液、のりうつぎ
の樹皮粘液またはポリエチレンオキサイド、アルギン酸
ソーダ、ポリリン酸塩などの水溶液による粘液を加え、
ためずきの場合には、粘液を加えずにそれぞれ独特のす
きげたを用いて漉くことによって得られる。
【0012】和紙の具体例を以下に示すが、本発明にお
ける和紙はこれらの和紙に限定するものではない。檀
紙、奉書紙、薄葉紙、京花紙、吉野紙、麻布紙、美濃
紙、半紙、半切、内山紙、細川紙、蔵王紙、西のうち、
程村、土佐紙、泉貨紙、かさ紙、鳥の子、江州鳥の子、
雲紙、墨流、画仙紙、麻紙、間似合紙、雲竜紙、わら半
紙、仙花紙、小倉紙、金和紙、ムラうす楮、渋引うす楮
などのうす楮、強性紙、ワンプ紙、柿渋紙、コンニャク
紙等である。本発明に用いる和紙は、透光性のある和紙
が好ましい。また、薄手の和紙が好ましい。また、柔軟
性のある和紙が好ましい。好ましい和紙の具体例として
は、薄葉紙、京花紙、蔵王紙、美濃紙、内山紙、土佐
紙、雲竜紙、わら半紙、仙花紙、小倉紙、金和紙、ムラ
うす楮、渋引うす楮などのうす楮、強性紙、ワンプ紙、
柿渋紙、コンニャク紙を挙げることができる。他に、好
ましい和紙の具体例として、障子用の和紙も挙げること
ができる。
ける和紙はこれらの和紙に限定するものではない。檀
紙、奉書紙、薄葉紙、京花紙、吉野紙、麻布紙、美濃
紙、半紙、半切、内山紙、細川紙、蔵王紙、西のうち、
程村、土佐紙、泉貨紙、かさ紙、鳥の子、江州鳥の子、
雲紙、墨流、画仙紙、麻紙、間似合紙、雲竜紙、わら半
紙、仙花紙、小倉紙、金和紙、ムラうす楮、渋引うす楮
などのうす楮、強性紙、ワンプ紙、柿渋紙、コンニャク
紙等である。本発明に用いる和紙は、透光性のある和紙
が好ましい。また、薄手の和紙が好ましい。また、柔軟
性のある和紙が好ましい。好ましい和紙の具体例として
は、薄葉紙、京花紙、蔵王紙、美濃紙、内山紙、土佐
紙、雲竜紙、わら半紙、仙花紙、小倉紙、金和紙、ムラ
うす楮、渋引うす楮などのうす楮、強性紙、ワンプ紙、
柿渋紙、コンニャク紙を挙げることができる。他に、好
ましい和紙の具体例として、障子用の和紙も挙げること
ができる。
【0013】モチーフ及び基部とする和紙は、1種類で
もよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、
和紙は、無染色の状態であっても染色されたものであっ
てもよい。また、無染色のものと染色されたものを組み
合わせることもできる。染色された和紙は、2種類以上
を用いることもできる。このような和紙は、そのまま基
部あるいはモチーフとして用いることができるし、ま
た、必要に応じて、適当な大きさに、機械的あるいは手
により、製造時の大きさから細かくされ、基部あるいは
モチーフとされる。モチーフ化に際しては、手あるいは
機械的に引き裂かれてモチーフ化される。引き裂かれた
和紙モチーフにおいては、モチーフの外周縁において不
揃いの長さに断裂された繊維末端が露出されている。モ
チーフの形状は特に限定しない。
もよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、
和紙は、無染色の状態であっても染色されたものであっ
てもよい。また、無染色のものと染色されたものを組み
合わせることもできる。染色された和紙は、2種類以上
を用いることもできる。このような和紙は、そのまま基
部あるいはモチーフとして用いることができるし、ま
た、必要に応じて、適当な大きさに、機械的あるいは手
により、製造時の大きさから細かくされ、基部あるいは
モチーフとされる。モチーフ化に際しては、手あるいは
機械的に引き裂かれてモチーフ化される。引き裂かれた
和紙モチーフにおいては、モチーフの外周縁において不
揃いの長さに断裂された繊維末端が露出されている。モ
チーフの形状は特に限定しない。
【0014】(織物モチーフ及び織物基部)本発明で用
いる織物は、タテ糸とヨコ糸が原則として直角に交錯し
てつくられ、長さと厚みと幅を有するものをいう。本発
明にいう織物は、従来公知の各種織物を包含するもので
ある。発明において、織物は、和紙との接着により、和
紙との重複部位において本材料に形態付与及び形態保持
可能な剛性や腰を付与するものである。したがって、本
発明に用いる織物は、接着された状態あるいは接着され
ていない状態において、形態付与及び形態保持可能な剛
性や腰を備えていることが好ましい。また、和紙との複
合化における装飾性の観点から、透かし織り、あるいは
粗い密度に織られていることが好ましい。好ましい織物
として、ガーゼなどのシャ(紗)、ヨコロ、タテロ、タ
テヨコロ、等のロ(呂)、ボイル、シャー、シホン、シ
ホンクレープ、ニノン、オーガンジー、カヤ地、寒冷シ
ャ、ローン、マル、芭蕉布、亜麻布、黄麻布、汕頭等を
挙げることができる。材質は、とくに限定しないが、形
態付与性及び形態保持性の観点や風合いの観点からは、
麻、あるいは麻を主原料とすることが好ましい。
いる織物は、タテ糸とヨコ糸が原則として直角に交錯し
てつくられ、長さと厚みと幅を有するものをいう。本発
明にいう織物は、従来公知の各種織物を包含するもので
ある。発明において、織物は、和紙との接着により、和
紙との重複部位において本材料に形態付与及び形態保持
可能な剛性や腰を付与するものである。したがって、本
発明に用いる織物は、接着された状態あるいは接着され
ていない状態において、形態付与及び形態保持可能な剛
性や腰を備えていることが好ましい。また、和紙との複
合化における装飾性の観点から、透かし織り、あるいは
粗い密度に織られていることが好ましい。好ましい織物
として、ガーゼなどのシャ(紗)、ヨコロ、タテロ、タ
テヨコロ、等のロ(呂)、ボイル、シャー、シホン、シ
ホンクレープ、ニノン、オーガンジー、カヤ地、寒冷シ
ャ、ローン、マル、芭蕉布、亜麻布、黄麻布、汕頭等を
挙げることができる。材質は、とくに限定しないが、形
態付与性及び形態保持性の観点や風合いの観点からは、
麻、あるいは麻を主原料とすることが好ましい。
【0015】織物は、1種類のみを用いても良く、2種
類以上を組み合わせて用いてもよい。また、無染色のも
のであっても、1種類あるいは2種類以上の色に染色さ
れたものを用いてもよく、無染色のものと染色されたも
のを組み合わせて用いても良い。
類以上を組み合わせて用いてもよい。また、無染色のも
のであっても、1種類あるいは2種類以上の色に染色さ
れたものを用いてもよく、無染色のものと染色されたも
のを組み合わせて用いても良い。
【0016】織物は、基部あるいはモチーフとする場合
には、そのままあるいは適当な大きさにされる。モチー
フ化される場合のモチーフの形状はとくに限定しない。
織物は、基部とする場合には、そのまま、あるいは適当
な大きさに裁断される。
には、そのままあるいは適当な大きさにされる。モチー
フ化される場合のモチーフの形状はとくに限定しない。
織物は、基部とする場合には、そのまま、あるいは適当
な大きさに裁断される。
【0017】(複合化) 1.和紙モチーフと織物モチーフとの複合化 和紙モチーフと織物モチーフとから和紙複合材料を得る
には、これらのモチーフが互いに重複する重複部位を形
成するようにして配列し、接着する。配列は、和紙モチ
ーフによって付与される透光性、柔軟性、装飾性と、織
物モチーフによって付与される形態付与及び保持可能な
剛性等と、全体の装飾性とを考慮して設定される。接着
は、各種公知の接着剤を用いて行うことができる。ただ
し、和紙の風合いや織物の風合いを損なわないために
は、水系接着剤(水系樹脂)を用いることが好ましい。
かかる水系接着剤は、木工用速乾用の接着剤(例えば、
セメダイン株式会社製)、紙用速乾用の接着剤(例え
ば、コニシボンド株式会社製)、ミツワペーパーセメン
トSコート(福岡工業株式会社製)、速乾ボンドGクリ
アー(コニシ株式会社製)、強力スプレーのり(サンス
ター技研株式会社製)、酢酸エマルジョン樹脂系の接着
剤(例えば、エマルジョン木材接着剤であるボンド木工
用CH18(コニシ株式会社製)等で代表されるような
接着剤である。
には、これらのモチーフが互いに重複する重複部位を形
成するようにして配列し、接着する。配列は、和紙モチ
ーフによって付与される透光性、柔軟性、装飾性と、織
物モチーフによって付与される形態付与及び保持可能な
剛性等と、全体の装飾性とを考慮して設定される。接着
は、各種公知の接着剤を用いて行うことができる。ただ
し、和紙の風合いや織物の風合いを損なわないために
は、水系接着剤(水系樹脂)を用いることが好ましい。
かかる水系接着剤は、木工用速乾用の接着剤(例えば、
セメダイン株式会社製)、紙用速乾用の接着剤(例え
ば、コニシボンド株式会社製)、ミツワペーパーセメン
トSコート(福岡工業株式会社製)、速乾ボンドGクリ
アー(コニシ株式会社製)、強力スプレーのり(サンス
ター技研株式会社製)、酢酸エマルジョン樹脂系の接着
剤(例えば、エマルジョン木材接着剤であるボンド木工
用CH18(コニシ株式会社製)等で代表されるような
接着剤である。
【0018】このモチーフ集合体を接着して成形するこ
ともできる。具体的には、モチーフの配列及び接着を、
所望の形状を有する成形面上において行う。基部とモチ
ーフとの積層体を接着して成形することもできる。具体
的には、基部に対するモチーフの配列及び接着を、所望
の形状を有する成形面上において行う。形状はとくに問
わないが、平坦な、あるいは、波状、ドット状、不定形
状の各種凹凸を備えたシート状、立体的な外皮状、中空
状等とすることができる。成形するには、以下の方法を
初めとして、当業者の常識の範囲内で各種選択すること
ができる。 (1)成形しようとするかたちを備える成形面に対し
て、接着剤を含浸させたこれらのモチーフを次々に接着
しながら配列し、接着剤を乾燥させて固化させ、その
後、成形面から外す方法 (2)一体形成した配列状態を、何らかの方法で成形し
ようとする形で仮固定して、この仮固定された配列状態
に対して接着剤を付与し乾燥固化する方法
ともできる。具体的には、モチーフの配列及び接着を、
所望の形状を有する成形面上において行う。基部とモチ
ーフとの積層体を接着して成形することもできる。具体
的には、基部に対するモチーフの配列及び接着を、所望
の形状を有する成形面上において行う。形状はとくに問
わないが、平坦な、あるいは、波状、ドット状、不定形
状の各種凹凸を備えたシート状、立体的な外皮状、中空
状等とすることができる。成形するには、以下の方法を
初めとして、当業者の常識の範囲内で各種選択すること
ができる。 (1)成形しようとするかたちを備える成形面に対し
て、接着剤を含浸させたこれらのモチーフを次々に接着
しながら配列し、接着剤を乾燥させて固化させ、その
後、成形面から外す方法 (2)一体形成した配列状態を、何らかの方法で成形し
ようとする形で仮固定して、この仮固定された配列状態
に対して接着剤を付与し乾燥固化する方法
【0019】(織物基部とモチーフとの複合化)織物基
部に対して、和紙モチーフ、さらには織物モチーフを複
合化するには、織物基部に対して、モチーフを配列し、
接着する。和紙モチーフを配列した部位は、当然に、基
部である織物と和紙モチーフとの重複部位が形成され
る。さらに、織物モチーフを配した部位は、当然に、基
部の織物、あるいは基部の織物と和紙モチーフとの重複
部位が形成される。
部に対して、和紙モチーフ、さらには織物モチーフを複
合化するには、織物基部に対して、モチーフを配列し、
接着する。和紙モチーフを配列した部位は、当然に、基
部である織物と和紙モチーフとの重複部位が形成され
る。さらに、織物モチーフを配した部位は、当然に、基
部の織物、あるいは基部の織物と和紙モチーフとの重複
部位が形成される。
【0020】配列は、織物基部によって付与される形態
付与及び形態保持可能な剛性と、和紙モチーフによって
付与される透光性、柔軟性、装飾性と全体の装飾性、織
物モチーフが接着される場合には、さらに織物モチーフ
によって付与される形態付与及び保持可能な剛性等とを
考慮して設定される。基部とモチーフとの積層体を接着
して成形することもできる。具体的には、基部に対する
モチーフの配列及び接着を、所望の形状を有する成形面
上において行う。成形する形はとくに問わないが、平坦
な、あるいは、波状、ドット状、不定形状の各種凹凸を
備えたシート状、立体的な外皮状、中空状等とすること
ができる。接着手段もとくに限定しないが、紙及び織物
の素材感を損なわないためには、水溶性接着剤(水溶性
樹脂)による固化が好ましい。成形するには、(1)成
形しようとするかたちを備える成形面に対して、織物基
部を沿わせ、さらに、接着剤を含浸させたモチーフを次
々に接着しながら配列し、接着剤を乾燥させて固化さ
せ、その後、成形面から外す方法、(2)織物基部上に
形成した配列状態を、何らかの方法で成形しようとする
形で仮固定して、この仮固定された配列状態に対して接
着剤を付与し乾燥固化する方法、等各種選択することが
できる。とくに、織物基部を用いる場合、成形した複合
材料を成形面から外しやすいという利点がある。
付与及び形態保持可能な剛性と、和紙モチーフによって
付与される透光性、柔軟性、装飾性と全体の装飾性、織
物モチーフが接着される場合には、さらに織物モチーフ
によって付与される形態付与及び保持可能な剛性等とを
考慮して設定される。基部とモチーフとの積層体を接着
して成形することもできる。具体的には、基部に対する
モチーフの配列及び接着を、所望の形状を有する成形面
上において行う。成形する形はとくに問わないが、平坦
な、あるいは、波状、ドット状、不定形状の各種凹凸を
備えたシート状、立体的な外皮状、中空状等とすること
ができる。接着手段もとくに限定しないが、紙及び織物
の素材感を損なわないためには、水溶性接着剤(水溶性
樹脂)による固化が好ましい。成形するには、(1)成
形しようとするかたちを備える成形面に対して、織物基
部を沿わせ、さらに、接着剤を含浸させたモチーフを次
々に接着しながら配列し、接着剤を乾燥させて固化さ
せ、その後、成形面から外す方法、(2)織物基部上に
形成した配列状態を、何らかの方法で成形しようとする
形で仮固定して、この仮固定された配列状態に対して接
着剤を付与し乾燥固化する方法、等各種選択することが
できる。とくに、織物基部を用いる場合、成形した複合
材料を成形面から外しやすいという利点がある。
【0021】(和紙基部とモチーフとの複合化)和紙基
部に対して、織物モチーフ、さらには和紙モチーフを複
合化するには、髪基部に対して、モチーフを配列し、成
形固化する。織物モチーフを配列した部位は、当然に、
基部である和紙と織物モチーフとの重複部位が形成され
る。和紙モチーフを配した部位は、当然に、基部の和紙
との重複部位、さらには、基部の和紙と織物モチーフと
の重複部位が形成される。
部に対して、織物モチーフ、さらには和紙モチーフを複
合化するには、髪基部に対して、モチーフを配列し、成
形固化する。織物モチーフを配列した部位は、当然に、
基部である和紙と織物モチーフとの重複部位が形成され
る。和紙モチーフを配した部位は、当然に、基部の和紙
との重複部位、さらには、基部の和紙と織物モチーフと
の重複部位が形成される。
【0022】配列は、和紙基部によって付与される透光
性、柔軟性、装飾性と、織物モチーフによって付与され
る形態付与及び保持可能な剛性や装飾性等と、和紙モチ
ーフによって付与される透光性、柔軟性、装飾性と、全
体の装飾性とを考慮して設定される。この複合材料にお
いても、織物を基部とする場合と同様に、基部とモチー
フとの積層体を接着して成形することもできる。成形方
法、手段、接着手段についても、織物を基部とする場合
のそれらを同様に適用できる。
性、柔軟性、装飾性と、織物モチーフによって付与され
る形態付与及び保持可能な剛性や装飾性等と、和紙モチ
ーフによって付与される透光性、柔軟性、装飾性と、全
体の装飾性とを考慮して設定される。この複合材料にお
いても、織物を基部とする場合と同様に、基部とモチー
フとの積層体を接着して成形することもできる。成形方
法、手段、接着手段についても、織物を基部とする場合
のそれらを同様に適用できる。
【0023】(複合化された材料)これらの複合材料に
おいては、和紙のみ、織物のみ、和紙と織物の重複部位
の三種類の部位が存在可能である。和紙のみの部位は、
紙が一重であったり、2重以上である場合もある。この
部位においては、成形固化されても、和紙の特性が保有
されやすい。したがって、主として、和紙の風合い
(色、質感、透光性)や、柔軟性等を付与する部位とな
る。また装飾的にも、和紙の特性が保有される部位とな
っている。織物のみの部位は、織物が一重であったり、
2重以上である場合もある。この部位においては、織物
の特性が保有される傾向がある。したがって、この部位
は、主として、織物の風合い(色、質感、透かし)、柔
軟性、機械的強度、剛性等が保有される部位となってい
る。
おいては、和紙のみ、織物のみ、和紙と織物の重複部位
の三種類の部位が存在可能である。和紙のみの部位は、
紙が一重であったり、2重以上である場合もある。この
部位においては、成形固化されても、和紙の特性が保有
されやすい。したがって、主として、和紙の風合い
(色、質感、透光性)や、柔軟性等を付与する部位とな
る。また装飾的にも、和紙の特性が保有される部位とな
っている。織物のみの部位は、織物が一重であったり、
2重以上である場合もある。この部位においては、織物
の特性が保有される傾向がある。したがって、この部位
は、主として、織物の風合い(色、質感、透かし)、柔
軟性、機械的強度、剛性等が保有される部位となってい
る。
【0024】和紙と織物との重複部位においては、和紙
と織物との材質が複合化され、装飾的にも材質的にも新
たなものとなっているとともに、この複合材料に形態付
与性と形態保持性とを提供する部位となっている。すな
わち、このようにして接着された材料は、和紙と織物自
身が本来有する可撓性と復元性が保有されたものとなっ
ていると同時に、重複部位により、形態付与性と保持性
が保有されている。本材料においては、その複合と同時
に、和紙と織物の重複部位が形成され、この部位に提供
される形態付与性と形態保持性により、複合材料に形態
付与性と形態保持性が提供されるからである。したがっ
て、複合材料の形成時(接着時)に、シート状、外皮
状、中空状に成形することができる。また、和紙と織物
の可撓性と復元性により、一旦材料が形成された後であ
っても、この材料をさらに、変形させて形態を付与する
こともできる。本複合材料は、このように、形態付与及
び形態保持可能な重複部位を備えて所望の形状を複合材
料に付与できるので、シート状、外皮状、中空状の形状
を備える各種成形品の材料として用いることができる。
さらに、部分的あるいは全体的に凹凸等を付与すること
もできる。
と織物との材質が複合化され、装飾的にも材質的にも新
たなものとなっているとともに、この複合材料に形態付
与性と形態保持性とを提供する部位となっている。すな
わち、このようにして接着された材料は、和紙と織物自
身が本来有する可撓性と復元性が保有されたものとなっ
ていると同時に、重複部位により、形態付与性と保持性
が保有されている。本材料においては、その複合と同時
に、和紙と織物の重複部位が形成され、この部位に提供
される形態付与性と形態保持性により、複合材料に形態
付与性と形態保持性が提供されるからである。したがっ
て、複合材料の形成時(接着時)に、シート状、外皮
状、中空状に成形することができる。また、和紙と織物
の可撓性と復元性により、一旦材料が形成された後であ
っても、この材料をさらに、変形させて形態を付与する
こともできる。本複合材料は、このように、形態付与及
び形態保持可能な重複部位を備えて所望の形状を複合材
料に付与できるので、シート状、外皮状、中空状の形状
を備える各種成形品の材料として用いることができる。
さらに、部分的あるいは全体的に凹凸等を付与すること
もできる。
【0025】とくに、和紙と透かし織物あるいは目の粗
い織物との重複部位を備える和紙複合材料においては、
重複部位においても和紙の風合いが残されている。ま
た、和紙が透光性を備える場合には、特に、透かし織物
あるいは目の粗い織物との重複部位を備えることによ
り、重複部位においても和紙の透光性が保持されてい
る。さらに、透光性が保持された重複部位に、凹凸形状
が付与された場合には、光の透過性の変化が大きくな
り、光量の制御、あるいは光の透過状態に変化を与える
ような器具、装置、材料に、本材料を適用するのが効果
的である。このような器具あるいは装置としは、照明器
具のシェード、ブラインドやカーテン、間仕切のための
建具を初めとする内装材料、壁材料、天井材料、帽子、
日除け、包装材料等を挙げることができる。また、重複
部位が和紙と透かし織物及び目の粗い織物とから形成さ
れる場合には、重複部位において、通気性や放熱性にも
優れている。よって、放熱や通気が必要とされる装置、
器具、材料に適している。具体的には、照明器具のシェ
ード、芳香剤のための包装材料等を挙げることができ
る。
い織物との重複部位を備える和紙複合材料においては、
重複部位においても和紙の風合いが残されている。ま
た、和紙が透光性を備える場合には、特に、透かし織物
あるいは目の粗い織物との重複部位を備えることによ
り、重複部位においても和紙の透光性が保持されてい
る。さらに、透光性が保持された重複部位に、凹凸形状
が付与された場合には、光の透過性の変化が大きくな
り、光量の制御、あるいは光の透過状態に変化を与える
ような器具、装置、材料に、本材料を適用するのが効果
的である。このような器具あるいは装置としは、照明器
具のシェード、ブラインドやカーテン、間仕切のための
建具を初めとする内装材料、壁材料、天井材料、帽子、
日除け、包装材料等を挙げることができる。また、重複
部位が和紙と透かし織物及び目の粗い織物とから形成さ
れる場合には、重複部位において、通気性や放熱性にも
優れている。よって、放熱や通気が必要とされる装置、
器具、材料に適している。具体的には、照明器具のシェ
ード、芳香剤のための包装材料等を挙げることができ
る。
【0026】なお、本複合材料には、その複合時に、和
紙と織物以外も複合化させることができる。例えば、芳
香剤、脱臭剤、植物、植物の葉、花弁、ガラス繊維、マ
イカやチタン等のセラミックのファイバーや薄片、金箔
あるいは銀箔等の金属の薄片等も接着することができ
る。本複合材料は通気性を有するので、芳香剤、脱臭剤
等を複合すると効果的である。また、植物、植物の葉、
花弁、ガラス繊維、マイカやチタン等のセラミックのフ
ァイバーや薄片、金箔あるいは銀箔等の金属の薄片等
は、本複合材料の装飾性を向上させることができ、特
に、透光性のある紙や透かし織りの織物や目の粗い織物
を用いる複合材料の場合にこれらを1種類以上複合する
ことが好ましい。野外照明装置には、麻の茎を乾燥、漂
白処理した麻ガラを、副構成材料として用いることが好
ましい。間仕切り用のスクリーン、タピスリーには、グ
ラスリーフ(植物の葉を漂白処理したもの)を、副構成
材料として用いることが好ましい。
紙と織物以外も複合化させることができる。例えば、芳
香剤、脱臭剤、植物、植物の葉、花弁、ガラス繊維、マ
イカやチタン等のセラミックのファイバーや薄片、金箔
あるいは銀箔等の金属の薄片等も接着することができ
る。本複合材料は通気性を有するので、芳香剤、脱臭剤
等を複合すると効果的である。また、植物、植物の葉、
花弁、ガラス繊維、マイカやチタン等のセラミックのフ
ァイバーや薄片、金箔あるいは銀箔等の金属の薄片等
は、本複合材料の装飾性を向上させることができ、特
に、透光性のある紙や透かし織りの織物や目の粗い織物
を用いる複合材料の場合にこれらを1種類以上複合する
ことが好ましい。野外照明装置には、麻の茎を乾燥、漂
白処理した麻ガラを、副構成材料として用いることが好
ましい。間仕切り用のスクリーン、タピスリーには、グ
ラスリーフ(植物の葉を漂白処理したもの)を、副構成
材料として用いることが好ましい。
【0027】本発明の複合材料は、さらに、樹脂加工に
より、その形態を強固に固定することができる。具体的
には、透明樹脂あるいは半透明の樹脂によって、複合材
料に付与した形態を固定する。例えば、パネル状として
家具等の装飾材料としたり、また、家具構成材料そのも
のといて家具や椅子を構成したりすることもできる。さ
らに、皿やコップ、トレイなどの食器類とすることもで
きる。なお、好ましい和紙と織物の組み合わせとして
は、土佐紙(雲竜)と寒冷シャ、との組み合わせ等を挙
げることができる。
より、その形態を強固に固定することができる。具体的
には、透明樹脂あるいは半透明の樹脂によって、複合材
料に付与した形態を固定する。例えば、パネル状として
家具等の装飾材料としたり、また、家具構成材料そのも
のといて家具や椅子を構成したりすることもできる。さ
らに、皿やコップ、トレイなどの食器類とすることもで
きる。なお、好ましい和紙と織物の組み合わせとして
は、土佐紙(雲竜)と寒冷シャ、との組み合わせ等を挙
げることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によると、和紙の素材感や風合い
等を保持しつつ所望の形態を保持可能な和紙材料を提供
することができる。
等を保持しつつ所望の形態を保持可能な和紙材料を提供
することができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明を一具体例を示して説明する。
図1には、本発明の一実施例である断面波状の凹凸を備
えた和紙複合材料の製造工程が示されている。本実施例
の和紙織物複合材料は、織物として寒冷紗とそう欄葉脈
織布とを用い、和紙として土佐和紙(雲竜紙)を用い、
寒冷紗を基部2として用い、寒冷紗及びそう欄葉脈織布
と和紙とを、それぞれ織物モチーフ4、6と和紙モチー
フ8として用いて、和紙織物複合材料10を作成した。
図1には、本発明の一実施例である断面波状の凹凸を備
えた和紙複合材料の製造工程が示されている。本実施例
の和紙織物複合材料は、織物として寒冷紗とそう欄葉脈
織布とを用い、和紙として土佐和紙(雲竜紙)を用い、
寒冷紗を基部2として用い、寒冷紗及びそう欄葉脈織布
と和紙とを、それぞれ織物モチーフ4、6と和紙モチー
フ8として用いて、和紙織物複合材料10を作成した。
【0030】基部2とする寒冷紗は、白色(無染色)で
織り密度が100目/1cm2程度のものを、121c
m×66cmに裁断して用いた。基部用の寒冷紗は、4
0℃程度の温湯で洗浄して汚れと糊とを落としておい
た。
織り密度が100目/1cm2程度のものを、121c
m×66cmに裁断して用いた。基部用の寒冷紗は、4
0℃程度の温湯で洗浄して汚れと糊とを落としておい
た。
【0031】モチーフ材料としての寒冷紗は、基部用の
寒冷紗と同様のものを用いた。まず、基部用寒冷紗と同
様に40℃程度の温湯で汚れと糊とを落とした。さら
に、青色の染料であるSHIMPLICOL(ドイツ、ブラウンズ
・ハイトマン社製)150gと塩約30ml(容量15
mlの計量スプーン2杯相当)とを180mlの熱湯に
加えて染料溶液を調製した。121cm×66cmの寒
冷紗を裁断して得られた100枚程度の7.5cm×1
0cmのモチーフを、その全量がひたる程度の50℃〜
90℃のお湯に浸し、この寒冷紗浸漬液に、前記染料溶
液の全量を加えて5分間よくかき混ぜた。その後、10
分間おきに液を攪拌しながら合計40分間放置した。そ
の後、寒冷紗を取り出して、中性洗剤でモチーフを水洗
いし、すすぎ、絞った上で乾燥し、青色の寒冷紗(織
物)モチーフ4とした。
寒冷紗と同様のものを用いた。まず、基部用寒冷紗と同
様に40℃程度の温湯で汚れと糊とを落とした。さら
に、青色の染料であるSHIMPLICOL(ドイツ、ブラウンズ
・ハイトマン社製)150gと塩約30ml(容量15
mlの計量スプーン2杯相当)とを180mlの熱湯に
加えて染料溶液を調製した。121cm×66cmの寒
冷紗を裁断して得られた100枚程度の7.5cm×1
0cmのモチーフを、その全量がひたる程度の50℃〜
90℃のお湯に浸し、この寒冷紗浸漬液に、前記染料溶
液の全量を加えて5分間よくかき混ぜた。その後、10
分間おきに液を攪拌しながら合計40分間放置した。そ
の後、寒冷紗を取り出して、中性洗剤でモチーフを水洗
いし、すすぎ、絞った上で乾燥し、青色の寒冷紗(織
物)モチーフ4とした。
【0032】そう欄葉脈織布は、化学染料により、マゼ
ンダ、オレンジ、イエロー、バイレットの各色に染色さ
れた市販品を用い、それぞれ寒冷紗モチーフと同じ大き
さに裁断して、各色の織布(織物)モチーフ6とした。
ンダ、オレンジ、イエロー、バイレットの各色に染色さ
れた市販品を用い、それぞれ寒冷紗モチーフと同じ大き
さに裁断して、各色の織布(織物)モチーフ6とした。
【0033】和紙モチーフは、土佐和紙(雲竜)を用い
て作成した。柿渋溶液約30mlと水150mlとを混
合して、着色用液を調製し、この着色用液を塗布してB
R−3(A.F.T配色カード)程度に着色し、乾燥後
に、4cm×5cm程度に手で引き裂いて裁断し、茶系
和紙モチーフ8aとした。また、アクリル顔料であるリ
キテックス アクリル レギュラータイプのカドミウム
レッドミディアム(BONNY CORPORATIO
N社製)5mlとベンディングソルベント液(アクリル
絵の具用の描画用うすめ液:ホルベイン工業株式会社
製)100mlとを混合してPI−6(A.F.T配色
カード)程度に調整した着色溶液を調製し、これを和紙
に塗布し、乾燥後に、手で引き裂いて4cm×5cm程
度に裁断し、赤系和紙モチーフ8bとした。さらに、未
着色の土佐和紙(雲竜)を手で引き裂いて5cm×7c
mに裁断して、白色和紙モチーフ8cとした。
て作成した。柿渋溶液約30mlと水150mlとを混
合して、着色用液を調製し、この着色用液を塗布してB
R−3(A.F.T配色カード)程度に着色し、乾燥後
に、4cm×5cm程度に手で引き裂いて裁断し、茶系
和紙モチーフ8aとした。また、アクリル顔料であるリ
キテックス アクリル レギュラータイプのカドミウム
レッドミディアム(BONNY CORPORATIO
N社製)5mlとベンディングソルベント液(アクリル
絵の具用の描画用うすめ液:ホルベイン工業株式会社
製)100mlとを混合してPI−6(A.F.T配色
カード)程度に調整した着色溶液を調製し、これを和紙
に塗布し、乾燥後に、手で引き裂いて4cm×5cm程
度に裁断し、赤系和紙モチーフ8bとした。さらに、未
着色の土佐和紙(雲竜)を手で引き裂いて5cm×7c
mに裁断して、白色和紙モチーフ8cとした。
【0034】次に、これらの基部2とモチーフ4、6、
8a、8b、8cとを複合化した。プラスチック製で全
体に波状の凹凸を有する板状体(121cm×66c
m)1上に、水で濡らした基部用寒冷紗2を重ね、板状
体1の凹凸に密着させた。その後、この寒冷紗2上に、
用意したモチーフ4、6、8a、8b、8cを、接着剤
溶液(セメダイン(株)製木工用速乾ボンド(酢酸ビニ
ル樹脂エマルジョン系接着剤)50gと水90mlとを
混合した液)を用いて次々に接着していった。必要に応
じて、モチーフ4、6、8a、8b、8cが寒冷紗の基
部2の凹凸に密着するように荷重をかけた。基部2に対
してモチーフ4、6、8a、8b、8cによるコラージ
ュを終了したら、室温にて24時間程度自然乾燥し、本
複合材料10を得た。
8a、8b、8cとを複合化した。プラスチック製で全
体に波状の凹凸を有する板状体(121cm×66c
m)1上に、水で濡らした基部用寒冷紗2を重ね、板状
体1の凹凸に密着させた。その後、この寒冷紗2上に、
用意したモチーフ4、6、8a、8b、8cを、接着剤
溶液(セメダイン(株)製木工用速乾ボンド(酢酸ビニ
ル樹脂エマルジョン系接着剤)50gと水90mlとを
混合した液)を用いて次々に接着していった。必要に応
じて、モチーフ4、6、8a、8b、8cが寒冷紗の基
部2の凹凸に密着するように荷重をかけた。基部2に対
してモチーフ4、6、8a、8b、8cによるコラージ
ュを終了したら、室温にて24時間程度自然乾燥し、本
複合材料10を得た。
【0035】得られた複合材料10において、各モチー
フ4、6、8a、8b、8cは、基部2である寒冷紗に
重ねられるが、モチーフ同士も基部2上に互いに重なり
合っている。すなわち、同種のモチーフ同士、寒冷紗モ
チーフと和紙モチーフ、寒冷紗モチーフと織布モチー
フ、織布モチーフと和紙モチーフ、寒冷紗モチーフと織
布モチーフと和紙モチーフとの重なり合いが形成されて
いる。この結果、1種あるいは2種以上の織物同士が重
なった部位と、1種あるいは2種以上の和紙と1種ある
いは2種以上の織物が重なった部位とが形成されてい
る。基部2である寒冷紗のみの部分も存在する。織物が
重なった部位においては、特に、本例においては、目の
粗い寒冷紗同士、あるいは、寒冷紗と織布との重なり合
いのため、透け感が良好で、また、モチーフや基部のそ
れぞれの色が現わされるようになっている。さらに、和
紙が重なる部位においては、和紙と織物との組み合わせ
で、新たな質感があり、また、和紙の色合いと織物との
色合いとが混ざり合って、織物のみ部位とは異なる色合
いで、ぼかし部位が形成されている。
フ4、6、8a、8b、8cは、基部2である寒冷紗に
重ねられるが、モチーフ同士も基部2上に互いに重なり
合っている。すなわち、同種のモチーフ同士、寒冷紗モ
チーフと和紙モチーフ、寒冷紗モチーフと織布モチー
フ、織布モチーフと和紙モチーフ、寒冷紗モチーフと織
布モチーフと和紙モチーフとの重なり合いが形成されて
いる。この結果、1種あるいは2種以上の織物同士が重
なった部位と、1種あるいは2種以上の和紙と1種ある
いは2種以上の織物が重なった部位とが形成されてい
る。基部2である寒冷紗のみの部分も存在する。織物が
重なった部位においては、特に、本例においては、目の
粗い寒冷紗同士、あるいは、寒冷紗と織布との重なり合
いのため、透け感が良好で、また、モチーフや基部のそ
れぞれの色が現わされるようになっている。さらに、和
紙が重なる部位においては、和紙と織物との組み合わせ
で、新たな質感があり、また、和紙の色合いと織物との
色合いとが混ざり合って、織物のみ部位とは異なる色合
いで、ぼかし部位が形成されている。
【0036】本複合材料10における、和紙と織物との
重複部位には、波型の凹凸形状が強く付与去れ、保持さ
れていた。この重複部位以外においても、波形の凹凸形
状が弱く付与され保持されていた。この結果、この複合
材料においては、主として和紙と織物の重複部位によっ
て形態が付与され保持されていた。この重複部位は、依
然、可撓性と復元性も有しており、波型の凹凸形状をあ
る程度保持しつつも、新たな形態を付与可能な状態であ
った。
重複部位には、波型の凹凸形状が強く付与去れ、保持さ
れていた。この重複部位以外においても、波形の凹凸形
状が弱く付与され保持されていた。この結果、この複合
材料においては、主として和紙と織物の重複部位によっ
て形態が付与され保持されていた。この重複部位は、依
然、可撓性と復元性も有しており、波型の凹凸形状をあ
る程度保持しつつも、新たな形態を付与可能な状態であ
った。
【0037】なお、本例では、和紙モチーフ8a、8
b、8cを、織物モチーフ4、6よりも表面側に付与し
た。本実施例で使用した織物基部2及び織物モチーフ
4、6は目が粗いために織物間の接触面積が少なく弱い
固定しか得られないが、和紙モチーフ8a、8b、8c
を最表面に付与することにより和紙のカバー力及び和紙
に含浸された接着剤の含浸により、織物モチーフ4、6
を基部2に対して良好に一体化することができた。ま
た、この複合材料10は、基部を裏面とし、和紙モチー
フ側を表面として使用することもできるし、基部側を表
面とし和紙モチーフ側を裏面として用いることもでき
る。基部側を裏面として用いた場合には、和紙の材質感
が主体的となり、逆の場合には、基部である織物の材質
感が主体となる。
b、8cを、織物モチーフ4、6よりも表面側に付与し
た。本実施例で使用した織物基部2及び織物モチーフ
4、6は目が粗いために織物間の接触面積が少なく弱い
固定しか得られないが、和紙モチーフ8a、8b、8c
を最表面に付与することにより和紙のカバー力及び和紙
に含浸された接着剤の含浸により、織物モチーフ4、6
を基部2に対して良好に一体化することができた。ま
た、この複合材料10は、基部を裏面とし、和紙モチー
フ側を表面として使用することもできるし、基部側を表
面とし和紙モチーフ側を裏面として用いることもでき
る。基部側を裏面として用いた場合には、和紙の材質感
が主体的となり、逆の場合には、基部である織物の材質
感が主体となる。
【0038】本実施例において作製した複合材料は、透
光性のある和紙と、透かし織物を用いているので、和紙
と織物との重複部位においても透光性が確保され、全体
といて透光性が確保されている。また、放熱性及び通気
性も確保されている。したがって、とくに、照明器具の
シェード材料として優れたものとなっている。
光性のある和紙と、透かし織物を用いているので、和紙
と織物との重複部位においても透光性が確保され、全体
といて透光性が確保されている。また、放熱性及び通気
性も確保されている。したがって、とくに、照明器具の
シェード材料として優れたものとなっている。
【図1】本発明の和紙複合材料の製造工程を示す図であ
る。
る。
1 板状体 2 基部 4、6 織物モチーフ 8a、8b、8c 和紙モチーフ 10 和紙複合材料
Claims (8)
- 【請求項1】 コウゾ、ミツマタ及びガンピから選択さ
れる1種類以上の植物を原料とする繊維を含有する紙モ
チーフと織物モチーフとが、重複部位を有するように配
列されて接着されている和紙複合材料。 - 【請求項2】 織物の基部に対して、コウゾ、ミツマタ
及びガンピから選択される一種以上の植物を原料とする
繊維を含有する紙モチーフが接着されている和紙複合材
料。 - 【請求項3】 請求項2記載の和紙複合材料において、
さらに、織物モチーフが接着されている和紙複合材料。 - 【請求項4】 コウゾ、ミツマタ及びガンピから選択さ
れる一種以上の植物を原料とする繊維を含有する紙の基
部に対して、織物モチーフが接着されている和紙複合材
料。 - 【請求項5】 請求項4記載の和紙複合材料において、 さらに、コウゾ、ミツマタ及びガンピから選択される一
種以上の植物を原料とする繊維を含有する紙モチーフが
接着されている和紙複合材料。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかの和紙複合
材料において、 紙と織物の重複部位には所望の形状が付与されている、
和紙複合材料。 - 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれかの和紙複合
材料において、 前記紙の基部あるいは前記紙モチーフは透光性を備え、
前記織物モチーフあるいは前記織物の基部は透かし織物
からなり、前記和紙複合材料における紙と透かし織物の
重複部位は透光性であるとともに凹凸形状が付与されて
いる、照明器具のシェード用の和紙複合材料。 - 【請求項8】 成形面上に、コウゾ、ミツマタ及びガン
ピから選択される一種以上の繊維を原料とする紙モチー
フ、及び/または、織物モチーフを積層接着して、紙と
織物の重複部位を所望の形状に成形し、成形面からモチ
ーフ集合体を分離する、シート状体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10374600A JP2000190413A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 和紙複合材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10374600A JP2000190413A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 和紙複合材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000190413A true JP2000190413A (ja) | 2000-07-11 |
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ID=18504116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10374600A Pending JP2000190413A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 和紙複合材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000190413A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010065344A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Suminoe Textile Co Ltd | 花粉アレルゲン低減化壁紙 |
JP2012512138A (ja) * | 2008-11-28 | 2012-05-31 | 株式會社アモーレパシフィック | 化粧用韓紙綿を使用して製造した顔面パック |
JP2019044299A (ja) * | 2017-09-03 | 2019-03-22 | 相原木材株式会社 | 木材シートを用いて形成した装飾品、及びその製造方法 |
KR20190140182A (ko) * | 2018-06-11 | 2019-12-19 | 양지윤 | 직물 복합체 |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP10374600A patent/JP2000190413A/ja active Pending
Cited By (5)
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KR102146092B1 (ko) * | 2018-06-11 | 2020-08-19 | 양지윤 | 직물 복합체 |
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