JPS626275Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS626275Y2 JPS626275Y2 JP13090585U JP13090585U JPS626275Y2 JP S626275 Y2 JPS626275 Y2 JP S626275Y2 JP 13090585 U JP13090585 U JP 13090585U JP 13090585 U JP13090585 U JP 13090585U JP S626275 Y2 JPS626275 Y2 JP S626275Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bimetal
- engine
- temperature
- water temperature
- temperature sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 20
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 19
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 5
- 238000005485 electric heating Methods 0.000 claims description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000006200 vaporizer Substances 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000004069 differentiation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、気化器の電熱式オートチヨークに関
する。
する。
従来の技術
低温時の機関の始動を改善させるために、およ
び機関始動後の所定期間の機関の運転を安定にす
るために、電熱式オートチヨークが用いられてい
る。電熱式オートチヨークはチヨーク弁の軸に取
付けられているバイメタル、およびこのバイメタ
ルを加熱する加熱コイルを備え、このバイメタル
よび加熱コイルは気化器近傍のサーモスタツトハ
ウジング内に収容されている。そして、バイメタ
ルの温度低下は、機関本体の温度低下に比べて大
きい。機関は、運転者によつて頻繁に始動または
停止されるが、暖機された機関が停止されてから
次に始動されるまでの期間が短いとき、熱容量の
大きい機関はあまり冷えず、したがつてその温度
は比較的高いにもかかわらず、熱容量の小さいバ
イメタルは速やかに冷えてその温度が低いため
に、チヨーク弁開度が小さく維持されて、機関の
次の始動が悪化するという問題がある。
び機関始動後の所定期間の機関の運転を安定にす
るために、電熱式オートチヨークが用いられてい
る。電熱式オートチヨークはチヨーク弁の軸に取
付けられているバイメタル、およびこのバイメタ
ルを加熱する加熱コイルを備え、このバイメタル
よび加熱コイルは気化器近傍のサーモスタツトハ
ウジング内に収容されている。そして、バイメタ
ルの温度低下は、機関本体の温度低下に比べて大
きい。機関は、運転者によつて頻繁に始動または
停止されるが、暖機された機関が停止されてから
次に始動されるまでの期間が短いとき、熱容量の
大きい機関はあまり冷えず、したがつてその温度
は比較的高いにもかかわらず、熱容量の小さいバ
イメタルは速やかに冷えてその温度が低いため
に、チヨーク弁開度が小さく維持されて、機関の
次の始動が悪化するという問題がある。
そこで、機関の停止後も、機関がなお所定温度
以上にある間は、バイメタルを加熱して高温に保
持することがすでに提案されているが、機関の停
止後は機関温度は確実に低下するので、機関温度
の低下にもかかわらずバイメタルが高温に維持さ
れて、始動時のチヨーク弁開度が大き過ぎてしま
うおそれがある。
以上にある間は、バイメタルを加熱して高温に保
持することがすでに提案されているが、機関の停
止後は機関温度は確実に低下するので、機関温度
の低下にもかかわらずバイメタルが高温に維持さ
れて、始動時のチヨーク弁開度が大き過ぎてしま
うおそれがある。
考案が解決しようとする問題点
本考案の目的は、任意の始動時においてチヨー
ク弁を機関温度に関係した適切な開度に制御する
ことができる電熱式オートチヨークを提供するこ
とである。
ク弁を機関温度に関係した適切な開度に制御する
ことができる電熱式オートチヨークを提供するこ
とである。
問題点を解決するための手段
この目的を達成するために本考案の電熱式オー
トチヨークは、気化器のチヨーク弁の開度を操作
するバイメタル、このバイメタルの加熱を制御す
る加熱コイル、機関冷却水温度を検出する水温セ
ンサ、バイメタル温度を検出するバイメタル温度
センサ、および機関の運転停止中を検出する運転
停止検出手段を有している。さらにこの考案の電
熱式オートチヨークには、運転停止検出手段によ
り機関の運転停止が検出されている期間では、バ
イメタル温度センサにより検出されたバイメタル
温度が水温センサにより検出された機関冷却水温
度より所定値以上低くなると加熱コイルを付勢す
る付勢手段が設けられる。
トチヨークは、気化器のチヨーク弁の開度を操作
するバイメタル、このバイメタルの加熱を制御す
る加熱コイル、機関冷却水温度を検出する水温セ
ンサ、バイメタル温度を検出するバイメタル温度
センサ、および機関の運転停止中を検出する運転
停止検出手段を有している。さらにこの考案の電
熱式オートチヨークには、運転停止検出手段によ
り機関の運転停止が検出されている期間では、バ
イメタル温度センサにより検出されたバイメタル
温度が水温センサにより検出された機関冷却水温
度より所定値以上低くなると加熱コイルを付勢す
る付勢手段が設けられる。
実施例
次に図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
る。
1は気化器、2はチヨーク弁、3は絞り弁であ
る。気化器1は吸気分岐管4を介して機関5へ接
続されている。チヨーク弁2の軸6は、うず巻式
のバイメタル7に連結しているとともに、負圧ピ
ストン11に連結している。バイメタル7の周囲
近傍には、加熱コイル12が配置されている。バ
イメタル7、負圧ピストン11、および加熱コイ
ル12は、サーモスタツトハウジング13内に収
容され、このサーモスタツトハウジング13は、
気化器1の近傍に設置されている。負圧ピストン
11のシリンダは、絞り弁3より下流に位置する
ポート14へ接続されている。バイメタル7の温
度を検出するために、バイメタル7の近傍には、
バイメタル温度センサ15が設けられている。機
関5のウオータジヤケツト16には水温センサ1
7が取付けられ、冷却水温度を検出する。制御回
路21は、バイメタル温度センサ15の出力信号
および水温センサ17の出力信号を受ける。さら
に制御回路21は、運転停止検出手段としての運
転室のキースイツチ22から機関が運転している
か停止しているかに関する情報を受ける。制御回
路21の出力端子は、加熱コイル12を介して接
地されている。
る。気化器1は吸気分岐管4を介して機関5へ接
続されている。チヨーク弁2の軸6は、うず巻式
のバイメタル7に連結しているとともに、負圧ピ
ストン11に連結している。バイメタル7の周囲
近傍には、加熱コイル12が配置されている。バ
イメタル7、負圧ピストン11、および加熱コイ
ル12は、サーモスタツトハウジング13内に収
容され、このサーモスタツトハウジング13は、
気化器1の近傍に設置されている。負圧ピストン
11のシリンダは、絞り弁3より下流に位置する
ポート14へ接続されている。バイメタル7の温
度を検出するために、バイメタル7の近傍には、
バイメタル温度センサ15が設けられている。機
関5のウオータジヤケツト16には水温センサ1
7が取付けられ、冷却水温度を検出する。制御回
路21は、バイメタル温度センサ15の出力信号
および水温センサ17の出力信号を受ける。さら
に制御回路21は、運転停止検出手段としての運
転室のキースイツチ22から機関が運転している
か停止しているかに関する情報を受ける。制御回
路21の出力端子は、加熱コイル12を介して接
地されている。
冷間時における機関5の始動直前においては、
チヨーク弁2の開度は、バイメタル7によつて非
常に小さく維持されている。キースイツチ22が
点火位置へ動かされて機関5が始動するととも
に、絞り弁3より下流の吸気負圧がポート14か
ら負圧ピストン11へ作用する。こうして機関5
が始動されてから、チヨーク弁2の開度は負圧ピ
ストン11によつて所定分だけ増大する。機関5
が始動されてから、バイメタル7は加熱コイル1
2によつて加熱される。こうして機関5の温度上
昇に連れて、バイメタル7のばね力は減少し、チ
ヨーク弁2の開度は徐々に増大する。
チヨーク弁2の開度は、バイメタル7によつて非
常に小さく維持されている。キースイツチ22が
点火位置へ動かされて機関5が始動するととも
に、絞り弁3より下流の吸気負圧がポート14か
ら負圧ピストン11へ作用する。こうして機関5
が始動されてから、チヨーク弁2の開度は負圧ピ
ストン11によつて所定分だけ増大する。機関5
が始動されてから、バイメタル7は加熱コイル1
2によつて加熱される。こうして機関5の温度上
昇に連れて、バイメタル7のばね力は減少し、チ
ヨーク弁2の開度は徐々に増大する。
第2図のグラフを参照しながら本装置の作用を
説明する。第2図において縦軸は温度Pを表わ
し、横軸は時間Tを表わす。実線Aは冷却水温度
について、破線Bは従来装置におけるバイメタル
温度について、一点鎖線Cは本装置におけるバイ
メタル温度について示している。P1は外気温度
である。
説明する。第2図において縦軸は温度Pを表わ
し、横軸は時間Tを表わす。実線Aは冷却水温度
について、破線Bは従来装置におけるバイメタル
温度について、一点鎖線Cは本装置におけるバイ
メタル温度について示している。P1は外気温度
である。
時刻t1において、キースイツチ22が操作さ
れ、機関5の運転は停止される。時刻t1から、
バイメタル7の温度は急激に低下する。すなわち
チヨーク弁2の開度は急激に減少する。冷却水温
度は、徐々に低下する。
れ、機関5の運転は停止される。時刻t1から、
バイメタル7の温度は急激に低下する。すなわち
チヨーク弁2の開度は急激に減少する。冷却水温
度は、徐々に低下する。
時刻t2において、バイメタル7の温度と冷却
水の温度との差が所定値Kを越えると、制御回路
21は、加熱コイル12を付勢し、バイメタル7
を加熱する。こうして時刻t2からは、冷却水温
度とバイメタル温度との差は、所定値Kにほぼ維
持されながら、バイメタル7の温度は低下する。
したがつて、チヨーク弁7の開度は、機関5の実
際の温度降下に関係して減少するので、時刻t2以
降の任意の始動時刻においてもチヨーク弁7の開
度は機関5の温度に関係した適切な値に調整され
ており、良好な機関始動が達成され得る。
水の温度との差が所定値Kを越えると、制御回路
21は、加熱コイル12を付勢し、バイメタル7
を加熱する。こうして時刻t2からは、冷却水温
度とバイメタル温度との差は、所定値Kにほぼ維
持されながら、バイメタル7の温度は低下する。
したがつて、チヨーク弁7の開度は、機関5の実
際の温度降下に関係して減少するので、時刻t2以
降の任意の始動時刻においてもチヨーク弁7の開
度は機関5の温度に関係した適切な値に調整され
ており、良好な機関始動が達成され得る。
制御回路21による加熱コイル12の付勢制御
を適切な時期に停止させるために、付加的な手段
を備えることが可能である。第3図および第4図
は、その付加手段を備える実施例の要部のブロツ
ク図を示す。第3図の実施例では、冷却水温度の
降下速度を検出するために、水温センサ17の出
力、すなわち冷却水温度を微分する微分回路23
が設けられている。こうして冷却水温度の降下速
度が所定値以下になる時刻において、すなわち冷
却水温度が外気温度P1に充分近づいた時刻にお
いて、制御回路21は、加熱コイル12の付勢制
御を停止する。第4図の実施例では、機関5の運
転停止時刻から所定時間の経過を検出するため
に、タイマ回路24が設けられている。こうして
時刻t1から所定時間経過した時刻(時刻t2よ
り充分後)において、すなわち冷却水温度が外気
温度P1に充分に近づいた時刻において、制御回
路21は加熱コイル12の付勢制御を停止する。
を適切な時期に停止させるために、付加的な手段
を備えることが可能である。第3図および第4図
は、その付加手段を備える実施例の要部のブロツ
ク図を示す。第3図の実施例では、冷却水温度の
降下速度を検出するために、水温センサ17の出
力、すなわち冷却水温度を微分する微分回路23
が設けられている。こうして冷却水温度の降下速
度が所定値以下になる時刻において、すなわち冷
却水温度が外気温度P1に充分近づいた時刻にお
いて、制御回路21は、加熱コイル12の付勢制
御を停止する。第4図の実施例では、機関5の運
転停止時刻から所定時間の経過を検出するため
に、タイマ回路24が設けられている。こうして
時刻t1から所定時間経過した時刻(時刻t2よ
り充分後)において、すなわち冷却水温度が外気
温度P1に充分に近づいた時刻において、制御回
路21は加熱コイル12の付勢制御を停止する。
考案の効果
このように本考案によれば、機関冷却水温度お
よびバイメタル温度がそれぞれ検出され、バイメ
タル温度が機関冷却水温度より所定値以上低くな
ると、加熱コイルを付勢する。したがつて機関の
運転停止中では機関冷却水温度とバイメタル温度
とは互いに近い値を保持しつつ変化するので、任
意の時刻の始動においても、チヨーク弁の開度は
その始動時の機関冷却水温度に対応した適切な値
となつており、良好な始動を得ることができる。
よびバイメタル温度がそれぞれ検出され、バイメ
タル温度が機関冷却水温度より所定値以上低くな
ると、加熱コイルを付勢する。したがつて機関の
運転停止中では機関冷却水温度とバイメタル温度
とは互いに近い値を保持しつつ変化するので、任
意の時刻の始動においても、チヨーク弁の開度は
その始動時の機関冷却水温度に対応した適切な値
となつており、良好な始動を得ることができる。
第1図は本考案の実施例を示す構成図、第2図
はバイメタル温度および冷却水温度と時間経過と
の関係を示すグラフ、第3図および第4図は本考
案の他の実施例の要部ブロツク図である。 1……気化器、2……チヨーク弁、7……バイ
メタル、12……加熱コイル、15……バイメタ
ル温度センサ、17……水温センサ、21……制
御回路。
はバイメタル温度および冷却水温度と時間経過と
の関係を示すグラフ、第3図および第4図は本考
案の他の実施例の要部ブロツク図である。 1……気化器、2……チヨーク弁、7……バイ
メタル、12……加熱コイル、15……バイメタ
ル温度センサ、17……水温センサ、21……制
御回路。
Claims (1)
- 気化器のチヨーク弁の開度を操作するバイメタ
ル、このバイメタルの加熱を制御する加熱コイ
ル、機関冷却水温度を検出する水温センサ、バイ
メタル温度を検出するバイメタル温度センサ、機
関の運転停止中を検出する運転停止検出手段、お
よびこの運転停止検出手段により機関の運転停止
が検出されている期間ではバイメタル温度センサ
により検出されたバイメタル温度が水温センサに
より検出された機関冷却水温度より所定値以上低
くなると加熱コイルを付勢する付勢手段を有して
いることを特徴とする、電熱式オートチヨーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13090585U JPS626275Y2 (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13090585U JPS626275Y2 (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6151459U JPS6151459U (ja) | 1986-04-07 |
JPS626275Y2 true JPS626275Y2 (ja) | 1987-02-13 |
Family
ID=30689498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13090585U Expired JPS626275Y2 (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS626275Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-08-29 JP JP13090585U patent/JPS626275Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6151459U (ja) | 1986-04-07 |
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