JPS6259528A - 導電性チタン酸アルカリ金属塩及びその製造法 - Google Patents

導電性チタン酸アルカリ金属塩及びその製造法

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JPS6259528A
JPS6259528A JP15173985A JP15173985A JPS6259528A JP S6259528 A JPS6259528 A JP S6259528A JP 15173985 A JP15173985 A JP 15173985A JP 15173985 A JP15173985 A JP 15173985A JP S6259528 A JPS6259528 A JP S6259528A
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metal titanate
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琢郎 森本
Kihachiro Nishiuchi
西内 紀八郎
Masayoshi Suzue
鈴江 正義
Yukiya Haruyama
幸哉 晴山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、プラスチックス等に対する補強効果が優れ、
かつ導′屯性を有するチタン酸アルカリ金属塩及びその
製造法に関する。
(背景技術) 近年、エレクトロニクス産業の著しい発展に伴い、関連
材料としての導電性材料の開発が9誉れでいる0本発明
者等は、先に特開昭59−8235号公報記載の発明を
し、表面が酸化第二錫で覆われたam状チタン酸カリウ
ムを主成分とする白色導電性物質を、また特開昭53−
102820号公報記載の発明をして、チタン酸アルカ
リ金属塩の水分散液に。
■ 錫、インヂウム、アンチモン、銅及びニッケルから
なる金属群から選ばれた金属化合物の一種又は複数種の
溶液、及び ■ 水酸化アルカリ又はハロゲン化アルカリの水溶液 の両者を同時に添加し、両溶液間の反応により生成する
水不溶性金属酸化物をチタン酸アルカリ金属塩の表面に
沈着させること等を要旨とする導電性チタン酸アルカリ
金属塩の製造技術を公開した。
さらに本発明者は、繊維状チタン酸アルカリ金Mjlの
水分散液に、錫、インヂウム、アンチモン、ニオブ、タ
ングステン及びモリブデンからなる金属群から選ばれた
金属化合物の一種又は複数種を溶液状態で添加し、次い
で不溶物を分離、熱処理することを特徴とする繊維状導
電性チタン酸アルカリ金属塩の製造技術に関しても特許
出願中である0本発明は、これら公開技術及び出願中の
技術の改良に係るものである。
(発明の目的) 本発明の目的は、チタン酸アルカリ金属塩本来の特性を
保持した導電性チタン酸アルカリ金属塩を提供すること
及び産業上有利な導電性チタン酸アルカリ金属塩の製造
法を提供することである。
(発明の概要) 本発明者は、上記公知技術等の改良について、その後も
鋭意研究を進めた結果、錫、インヂウム等の周期律表I
I−■族元素群から選ばれた元素の化合物を主成分とし
た混合化合物で被覆されたチタン酸アルカリ金属塩に関
する本発明に到達したものである0本発明に係る改良さ
れたチタン酸アルカリ金属塩は、本金属塩本末の特性な
保持すると同時に、しかも優れた導電性を備える。
また本発明者は、チタン酸アルカリ金属塩の水系分散液
中で、周期律表■〜■族(但し、にg、Ga。
Ba、Zn、C,Si、Ti、N、0.S、F、C1,
Br及びIを除く)から選ばれた二種以上の元素からな
る化合物の水系溶液をアルカリ性水溶液又はアンモニア
ガス、尿素、有機アミンにより加水分解させた後、不溶
物を分離、熱処理することにより、全反応を全て木系中
で実施することができる導電性チタン酸アルカリ金属塩
の製造法を開発した。
(発明の構成) 本発明は、チタン酸アルカリ金属塩の表面が。
周期律表I■〜■族(但し、 Mg、Ca、Ba、Zn
、C,Si、Ti。
N、0.S、F、C1,Br及びIを除く)から選ばれ
た二種以上の元素の酸化物からなる混合酸化物で被覆さ
れると共に、該被覆層を構成する混合酸化物の量が、チ
タン酸アルカリ金属塩100電縫部に対し30〜300
重陽部であり、かつ該混合酸化物中、錫及びインヂウム
からなる群から選ばれた元素の酸化物が単独で89.9
〜7Q@徽%含まれていることを特徴とする導電性チタ
ン酸アルカリ金属塩、及び該導電性チタン酸アルカリ金
pA塩を製造するに際し、チタン酸アルカリ金属塩と、
周期律表n〜■族(但し、Mg、Ca、Ba、Zn、C
,Si、 Ti、N、O,S、F、CI、Br及び■を
除く)から選ばれた二種以上の元素の化合物水溶液との
酸性分散液をアルカリで加水分解後、不溶物を分離、熱
処理することを特徴とする導電性チタン酸アルカリ金属
塩の製造法を特徴とする。
本発明において、原料のチタン酸アルカリ金属塩は公知
の化合物であり、従来大別して水熱合成法、融剤法(フ
ラックス法)及び焼成法等で製造されているが、本発明
では、公知のどのチタン酸アルカリ金属塩をも使用する
ことができ、例としてチタン酸ナトリウム、チタン酸カ
リウム、チタン酸リチウムを挙げることができる。
特に式、K2OEiTi02 で表わされるチタン酸カ
リウムは、耐火、断熱性及び機械的強度に優れ、しかも
充填剤として用いたとき、表面平滑性が優れている等の
諸点で目的玉有利である。
チタン酸アルカリ金属塩は、一般に粉末又は朦雄状の単
結晶体であるが、本発明ではこれらいずれの形態でも使
用可能である。しかしとりわけ繊維状物質が好ましく、
一般的にはm雄状のチタン酸カリウムが実用上好適であ
って、このうち繊維長54以上、アスペクト比20以上
、特に100以上のものが補強性充填剤として適してい
る。
本発明の「混合酸化物」とは5周期律表■〜■族(但し
、 Mz、Ca、Ba、Zn、C,Si、Tt、N、O
,S、F、C:1.BrJjLびIを除く)から選ばれ
た二種以上の元素の酸化物を意味し、具体的には、 S
n、Sb、In、Cd、Hg、Sc、Y。
B、AI 、Ga 、TI 、Zr 、Ge、Pb 、
V 、Nb、Ta 、As、Bi 、Cr 、No 、
W 、5eTc、Mn、Rs、Fe、Go、Xi 、R
u、Rh、Pd、Os、In、Pt等の群から選ばれた
元素の混合酸化物が例示される。かつこれらの混合酸化
物中には、錫及びインヂウムからなる群から選ばれた元
素の酸化物の単独が、′5!質的に98.9〜70重1
7%含まれ、本混合酸化物中の主要成分(「主酸化物」
と略す)を構成する。また、該主酸化物に混合される共
存酸化物(「共存酸化物」と略す)としては、特に、B
、A1.Zr、Pb、VNb、Bi 、Sb、Cr、N
o、W、Se、)in、Pd等の酸化物が、経済性、安
全性、導電性チタンアルカリ金属塩としての色調、導電
性及び耐光性等の観点から選択される。
なお、本発明において混合酸化物中の主酸化物を98.
9〜70重h1%に限定したのは、主酸化物の量が99
.9%を越えると、主酸化物単独で被覆したのと実質的
に相違がなくなり、導電性の改善を期待しにくくなるこ
と、及び逆に該量が70屯着%未満では、所望の導電性
が発現しにくくなることなどの理由によるものである。
またチタン酸アルカリ金属111100重量部に対し、
混合酸化物を30〜aoo@量部に制限したのも、30
部未満では混合酸化物がチタン酸アルカリ金属塩の表面
を完全にI被mfするのに足りないため、所望の導電性
を得にくく、逆に300部を越えると混合酸化物の被覆
層が原質及び不均質になりやすくなるため、チタン酸ア
ルカリ金属塩の初期形状が変形され、m!Il形状を有
するチタン酸アルカリ金属塩固有の各種形状特性が消失
、又は低下すると共に、原料価格が高価となるなどの理
由に基づく。
本発明に係る導電性チタン酸アルカリ金属塩は、上述の
チタン酸アルカリ金属塩の水系分散液(「溶液A」と呼
ぶ)に周期律表■〜■族(但し、Mg、Ca、Ba、Z
n、G、Si、 Ti、N、O,S、F、C1,Br及
び■を除く)から選ばれた二種以上の元素の化合物の水
溶液(「溶液B」と呼ぶ)を添加後、加水分解を行い、
不溶物を分離、熱処理することにより製造することがで
きる。溶液Bをm整するための周期律表n〜■族元素の
化合物は、自体酸性水溶液に溶解して安定な水溶液を作
成するものであればよい、従って、この条件を満たすも
のであれば任意の化合物を利用できるが、代表的なもの
として、酸化物、水酸化物、ハロゲン化物、硫化物、硝
酸塩、亜硝酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、炭酸塩等の一種又
は二種以上の混合物等を例示できる。また酸性水溶液の
酸源としては、塩酸、弗化水素酸、硝酸、亜硝酸、硫酸
、亜硫酸等の無機酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、シュ
ウ酸等の有機酸の一種又は二種以上の混合物などが例示
される。
なお、周期律表■〜■族の元素の化合物、酸源の種類及
びそれらの組み合せは1選択されti素の種類や組み合
せ及び本発明の導電性チタン酸アルカリ金属塩の利用目
的等の要因により変化するので特定するのは困難である
が、原則として、主酸化物及び共存酸化物に係る元素の
化合物を任意に調合でさること、以後の操作が容易であ
ること及び経済性などの観点から、化合物として塩化物
を用い、これを塩酸酸性の水溶液とするのが好ましい、
さらに本発明では、溶液Bの安定化のための安定剤、可
溶化割等一般に常用されているものを併用してもよく、
これらの剤の例として、界面活性剤、アルコール、セロ
ソルブ等の水溶性有機溶媒、キレート化剤、イオン濃度
rAg用の緩衝剤等を例示することができ綴る。
本発明の方法においては、加水分解時、酸化剤又は還元
剤を共存させ1本発明に係る元素の酸化又は還元を加水
分解と同時に進行させてもよい。
チタン酸アルカリ金属塩の水系分散液(溶液A)の調整
にあたっては、見掛濃度が0.01〜50重量%、好ま
しくは0.1〜30重着%となるようにする。かつ1水
溶液Aの調整に際しても、溶液Bのm9時と同様、分散
安定剤、水溶性有機溶媒、キレート化剤、緩衝剤等常用
の任意の添加剤を併用することができ、また溶液Bの濃
度も自由に選定できるが、濃度が低すぎると液量が多く
なって取扱いに不便であり、生産性も低下する0反対に
溶解度以上の本発明に係る元素からなる化合物を添加し
た溶液を用いた場合には、これら化合物の加水分解物に
よるチタン酸アルカリ金属塩上への被覆が不均一になり
、このため、目的の導電性チタン酸アルカリ金属塩の導
電性にバラツキを生じる恐れがある。
本発明において、溶液Aに溶液Bを添加する方法として
1本発明に係る元素からなる化合物の全種、全罎を溶解
したもの、あるいは一部の元素からなる化合物の一部又
は全酸を別個に溶解した数種の酸性溶液とし、これらを
速やかに又は数時間を要し添加しても良く、溶液Bが二
種以上ある場合には、これらを定量的に同時に、又は一
つの溶液を添加した後、別成分の溶液を添加してもよい
、しかし、生成物の均質化を計るためには、使用する溶
液Bの全種を、本発明に係る化合物が溶液A中に均質に
共有するよう定量的に添加するのが好ましい。
本発明は、チタン酸アルカリ金属塩の水系分散液(溶液
A)に周期律表U〜■族(但し、にg、Ca。
Ba、Zn、C,Si、Ti 、N、0.S、F、l1
1.BaびIを除く)から選ばれた二種以上の元素から
なる化合物(本発明に係る化合物と略す)の酸性水溶液
(溶液B)を添加し分散させ、該分散液にアルカリ性水
溶液又はアンモニアガス等の加水分解剤(加水分解剤と
略す)を添加することにより本発明に係る化合物を加水
分解させた後、不溶物を分離、熱処理することにより得
られる。ここに加水分解剤としては、ナトリウム、カリ
ウム等のアルカリ金属又はカルシウム、バリウム、マグ
ネシウム等のアルカリ土類金属等の水酸化物、炭酸塩、
シュウ酸塩、酢酸塩等、さらにはアンモニア、アルカノ
ールアミン、アルキルアミン、尿素等の塩基性化合物の
一種又は二種以上の混合物が例示される。これらの加水
分解剤は、原体のまま又は水溶液若しくは気体(ガス状
)として使用されることができる。
本発明において、加水分解を完結させる方法として。
■ 溶液Aと溶液Bを予め混合後、加水分解剤を添加し
、加水分解を完結する方法。
(■ 溶液Aに溶液Bと加水分解剤を同時に添加し、か
つ最終的にpH調整を行い、加水分解を完結させる方法
(3)溶液Aに予め加水分解剤の全着を添加した系に溶
液Bを添加後、最終的にPH調整を行ない、加水分解を
完結させる方法。
(4)溶液Aに予め加水分解剤の一部を添加して系をア
ルカリ性とした後、溶液Bと加水分解剤を同時に添加後
、最終的に加水分解を完結させる方法。
(5)  溶液Aに酸性物質を添加して系を酸性とした
後、溶液Bと加水分解剤を同時に添加し、最終的に加水
分解を完結させる方法。
(の 溶液Bにチタン酸アルカリ金属塩を添加してスラ
リー化した後、加水分解剤を添加し、最終的に加水分解
な完結させる方法。
等の任意の方法の実施が可能である。これらの諸方法に
おいて、若しp)l調整が必要であれば、アルカリ性中
和剤としては前述の加水分解剤が、また酸性中和剤とし
ては、塩酸、硫酸、硝酸、シュウ酸、酢酸等の酸性物質
を使用することができる。
本発明方法では、本発明に係る化合物を中和反応により
最終的に加水分解を完了させ、チタン酸アルカリ金属塩
の表面に本発明の元素からなる化合物の加水分解物を沈
着、被覆させた後、熱処理することにより、本発明に係
る導電性チタン酸アルカリ金属塩が得られる。この場合
、加水分解反応を完結させるための中和反応時のpH1
即ち、溶液中へ加水分解剤を添加、混合するときのpH
@域に格別の制限はないが、強酸性又は強アルカリ性の
領域は、製造に際し使用される機器の耐蝕性の観点から
、またpH3〜5未満の領域では、溶液Aが見掛E増粘
し、!Il拌が困難になることがあるので、弱酸性又は
弱アルカリ性の領域内であるのが好ましlい、従って、
通常pH5〜lOの範囲に保持しながら中和反応を実施
する。しかし反応用機器の耐蝕性が充分であれば、pH
3以下又はpH10以上の領域で行うことも可能であり
、また強力な攪拌が可能であればP)13〜5未満の領
域で実施することもできる。
未発明の方法は1通常、所定量の溶液A、溶液B、加水
分解剤及び必要により添加される酸性又はアルカリ性中
和剤等をバッチ式でLM次反応容器に添加することによ
り行なわれるが、攪拌機を付した連続反応槽内に7縫ポ
ンプで順次、北記各成分を供給しながら行なうi!l続
反応を採用することもできる。
本発明方法においては、溶液Aに溶液B及び加水分解剤
を添加するに際し、通常、発熱反応を伴うことが多いの
で、格別加熱を必要としないが、以後の操作を経て均質
な混合酸化物を得るためには、反応系を50〜100℃
、好ましくは60〜90℃に保持しつつ、溶液Aに溶液
B及び加水分解剤を添加するのが好ましく、かつ溶液B
の全品を添加後、系のPHを中和点付近に調整してから
60〜30℃で熟成するのが好ましい、なお、本発明に
おけるPH管理は、所望のP)I領域を示す指示薬の一
種又は二種以ヒの混合物を共存させて行娃すのが簡単で
ある。勿論、直読式pHメータ若しくは自記式+1)1
メーター又は自動p)IXI!l整装置を用いて行なっ
てもよい、但し、本発明方法においては、最終的にpH
を中性付近に調整するのが好ましい、これは、本発明の
導電性チタン酸アルカリ金属塩は一般に他材料と複合さ
れて使用される場合が多いため、強酸性又は強アルカリ
性の系から沈澱せしめられた酸化物により波型された導
電性チタン酸アルカリが該材料中の共存成分を劣化させ
る恐れがあること、及び後述する熱処理条件でのPH変
動を可及的低減させることにより、品質管理を容易化す
ること等の理由によるものである。
上述方法により、溶液Aに溶液Bを添加後、加水分解さ
れたものは、スラリー状の分散状態を呈するから、上方
に従って、不溶物を濾別、傾瀉又は遠心分離等の慣用手
段を用いて分AI後、水洗。
乾燥する0次いで、目的物の導電性及び安定性を向上さ
せるため、ここに分離された不溶物を200〜1200
℃、好ましくは600〜1000℃で熱処理する。この
熱処理に際し、必要に応じ還元処理を行なうことにより
、さらに導電性を向りさせることができる。
(実施例) 以下、実施例により発明実施の態様を説明するが、例示
は当然説明用のものであって1発明精神の限定を意味す
るものではない。
爽凰直」 繊維状チタン酸カリウム[大塚化学■製、ティスモ(丁
l5)10)D] lOgを水100m1中に分散させ
、攪拌機にて30分間攪拌してスラリー化した0次に、
この分散スラリーを油浴中にて90°Cに加熱し、この
熟スラリー中に、塩化第二錫「半井化学薬品株製5nC
14−x)120.x*4.8,5nCla75%含有
117g及び塩化アンチモン〔半井化学薬品■製、 S
bC’13] 1.7gを3.7規定の塩酸水溶液30
g中に溶解した混合塩溶液と3.7規定の水酸化ナトリ
ウム水溶液921とを、熱スラリーの液温を90℃、p
Hを8〜9に保持しながら攪拌下に1時間をかけて同時
に添加後、3.7N塩酸水溶液を用いてPH8,5に調
整し、さらに液温を90℃に保持しつつ1時間静置した
。後、反応液を室温まで放冷し、固形物を癌取、水洗、
屹燥した後、次いで600℃にて2時間加熱処理した。
がくして、5110287%、Sb2.0313%から
なる被覆組成物8.5gがチタン酸カリウム10gを被
覆している、白色の導電性m雌状チタン酸カリウム20
.5gが得られた。
以上のチタン酸塩を、100Kg/cmzの荷屯下で測
定したときの体積抵抗率(特記しない限り以下同様)は
、1゜θXIO”Ω・cllであった。なお比較のため
、塩化アンチモンを用いない以外は実施例1と同様に実
施して得た対照チタン酸カリウムの体積抵抗率は、7.
4 XIO”ΩICΩであった。
X1j〔虹二1 実施例1と同様に、繊維状チタン酸カリウム10g及び
水100m1を用いて熱スラリーを調製すると共に、下
表−1に示す溶液Bを用い、以下実施例1と同法で行っ
た結果を下表−2に示す。
(以下余白) 表−1 表−2 (へ)※:チタン酸アルカリ金属塩に対する重量(%)
実施例6 繊維状チタン酸カリウム(前掲) legを水してスラ
リー化した。
次に、この分散スラリーを油浴中にて80°Cに加熱し
、この熱スラリー中に塩化第二錫27g及び塩化アンチ
モン2.7gを、3.7規定塩酸水溶液45gに溶解し
たものを約1時間を要して添加後、etアンモニア水約
15gを加えて、pH7に調整し、液温を90℃に保持
しつつ、1時間静首後室温まで放冷し、以下実施例1と
同様に、不溶物を濾取、水洗、乾燥及び熱処理すること
により、5n0288%、5b20:+ l 4%カラ
ナル被覆組成物13gがチタン酸カリウム15.5gを
被覆している白色の導電性繊維状チタン酸カリウム28
.5gを得た。
]の目的物の体積抵抗率は、2.5 X103 Q −
CIBであった。
実施例7 m!a状チタン酸カリウム(前掲) legを水100
m1中に分散後、2M尿素水溶液2001を加え、攪拌
機にて30分間攪拌してスラリー化した。次に、この分
散スラリーを油浴中にて90℃に加熱しつつ、これに塩
化第二錫27g及び塩化アンチモン2.7gを3.7N
tfi酸水溶液45gに溶解した溶液を約1時間かけて
添加後、濃アンモニア本釣15.を加えてp)17に調
整した0次いで、液温を90℃に保持しつつ、1時間静
ご後、室温まで放冷し、以下実施例1と同様に濾取、水
洗、乾燥及び熱処理することにより、’;n0286%
、5b20314%からなる被覆組成物13gがチタン
酸カリウムに18.5gを被覆している、白色の導電性
繊維状チタン酸カリウム28.5gを得た。
上の目的物の体積抵抗率は、2.0X103Ω・C腸で
あった。
実施例へ ?J&誰状チタン酸カリウム(前掲) 33.4gを水
2001中に分散し、攪拌機にて30分間攪拌してスラ
リー化した後、この分散スラリーを油浴中で90℃に加
熱した。この熱スラリー中に3.7規定の水酸化ナトリ
ウム71.8mlを添加し、混合、均質化後、このホモ
シネ−1・に、塩化第一錫の45%(SnCI2 とし
て)水溶液87.8gに三塩化アンチモン5.3gを3
.7規定塩酸71.8mlに溶解した溶液を加えてなる
塩化第一錫と塩化アンチモンとを含む酸性混合塩溶液及
び8.4規定の水酸化ナトリウムの水溶i88+slを
実施例1と同様に約1時間を要して添加したところ、最
終混合物のpHは12であった。次に、この熱スラリー
を攪拌Fに90℃で1時間熟成後、3.7規定塩酸を用
いてPH9,5に調整し、不溶物を濾取、水洗、乾燥後
、800℃で2時間熱処理することにより、Sr+02
85%、5b20a 15%からなる被覆組成物23、
gがチタン酸カリウム33gを被覆している、白色の導
電性mm状チタン酸カリウム58gを得た。この目的チ
タン酸塩の体fa抵抗率は、2,9×102 Ω・cm
であった。また、これをウレタン塗t′1〔大日本塗料
■製、■トップクリア]に25vt%の割に分散、混合
後、75圃厚のシート状に成形し、このシートを100
111の蛍光灯下に、照射距$80cm、照射時間24
時間の条件で曝露して耐光性を検査したところ、照射前
後の色差は、ΔE1.5以下であり、良好な耐光性を有
することが示された(なお以下に述べるΔEの測定は、
全て本例の方法に準じる)。
実施例9〜旦 実施例8において、三塩化アンチモンを溶解させるため
の塩酸として7.7規定のものを用い、塩化第一錫、三
塩化アンチモン、7.7規定塩酸及び加水分解剤として
用いた水酸化ナトリウム水溶液等の使用機を下表−3に
示す通りとした以外は実施例8と同法で実施した。結果
を下表−4に示す。
(以下余白) 表−3 6D  (り  正塩化アンチモンを7.7N−HCI
に溶解後、5nCI2水溶液に添加。
(2,+  3.7N  NaOHは、溶液Aに初期に
添加。
表−4 注※:チタン酸アルカリ金属塩に対する重量(%)尚、
実施例9〜12で得られた目的物を実施例8同様の耐光
性試験結果は、全てΔE1.5以下であった。
表−6 亙1iu 繊維状チタン酸カリウム(前掲)10gを、塩化第二錫
(Sr+C1a・xH2O,5nC1a 75%)17
g及び塩化アンチモン1.7gを3.7N塩酸水溶液3
0g中に溶解した溶液中に添加し、油浴中庸熱して80
℃に昇温させながら充分攪拌してスラリー化した。この
熱酸性スラリー液に、3.7規定水酸化ナトリム水溶液
921を、反応温度90〜95℃にて滴下、加水分解反
応を行わせ、W4ド完r後、さらに30分間熟成反応を
行わせて反応を経えた0反応終了後、反応液のPHを9
.5に調整し、次いで、不溶物を濾別、水洗、乾爆後、
800℃にて2時間熱処理した。得られた生成物は、灰
白色で体積抵抗率1.0 XIO:’Ω・cmの導電性
繊維状升タン酸カリウムであった。
(発明の効果) 本発明は、下記の諸利点を具備することにより、導電性
及び半導電性を豐求される広範な産業分野及びその製品
等に対してj1献しうる。
(!、1 本91明によれば、グラスチックスTに対し
補強効果が優れ、かつ導電性を有するチタン酸アルカリ
金属塩が産業利用上有利な方法で提供される。
(?)  本発明に係る導電性チタン酸アルカリ金属塩
は、一般に白色又は淡彩色であるため、調色か容易であ
る。
・3) 本発明によれば、導電性チタン酸アルカリ金属
塩を完全に水系にて生産することができるから、排水処
理等の面で工業生産」二有利であり、ひいては安価な導
電性チタン酸アルカリ金属塩を提供することがでさる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)チタン酸アルカリ金属塩の表面が、周期律表II〜
    VIII族(但し、Mg、Ca、Ba、Zn、C、Si、T
    i、N、O、S、F、Cl、Br汲びIを除く)から選
    ばれた二種以上の元素の酸化物からなる混合酸化物で被
    覆されると共に、該被覆層を構成する混合酸化物の量が
    、チタン酸アルカリ金属塩100重量部に対し30〜3
    00重量部であり、かつ該混合酸化物中、錫及びインヂ
    ウムからなる群から選ばれた元素の酸化物が単独で99
    .9〜70重量%含まれていることを特徴とする導電性
    チタン酸アルカリ金属塩。
  2. (2)被覆層が、Sn、Sb、In、Cd、Hg、Sc
    、Y、B、Al、Ga、Tl、Zr、Ge、Pb、V、
    Nb、Ta、As、Bi、Cr、Mo、W、Se、Te
    、Mn、ReFe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、O
    s、Ir及びPtからなる群から選ばれた二種以上の元
    素の混合酸化物である特許請求の範囲第1項記載の導電
    性チタン酸アルカリ金属塩。
  3. (3)チタン酸アルカリ金属塩と、周期律表II〜VIII族
    (但し、Mg、Ca、Ba、Zn、C、Si、Ti、H
    、O、S、F、Cl、Br及び I を除く)から選ばれ
    た二種以上の元素の化合物の酸性水溶液との分散液をア
    ルカリで加水分解後、不溶物を分離、熱処理することを
    特徴とする導電性チタン酸アルカリ金属塩の製造法。
  4. (4)周期律表II〜VIII族(但し、Mg、Ca、Ba、
    Zn、C、Si、Ti、N、O、S、F、Cl、Br汲
    び I を除く)から選ばれた二種以上の元素の化合物の
    酸性水溶液にチタン酸アルカリ金属塩が分散せしめられ
    る特許請求の範囲第3項記載の導電性チタン酸アルカリ
    金属塩の製造法。
  5. (5)チタン酸アルカリ金属塩の水系分散液に、周期律
    表II〜VIII族(但し、Mg、Ca、Ba、Zn、C、S
    i、Ti、N、O、S、F、Cl、Br及び I を除く
    )から選ばれた二種以上の元素の化合物の酸性水、溶液
    及びアルカリ性水溶液又はアンモニアガスが同時に添加
    される特許請求の範囲第3項記載の導電性チタン酸アル
    カリ金属塩の製造法。
  6. (6)チタン酸アルカリ金属塩の水系分散液をpH7.
    5〜13.5に調整後、該分散液に、周期律表II〜VII
    I族元素(但し、Mg、Ca、Ba、Zn、C、Si、
    Ti、N、O、S、F、Cl、Br及び I を除く)か
    ら選ばれた二種以上の元素の化合物の酸性水溶液及びア
    ルカリ性水溶液又はアンモニアガスが同時に添加される
    特許請求の範囲第5項記載の導電性チタン酸アルカリ金
    属塩の製造法。
  7. (7)加水分解反応時の液性が、pH3〜10の領域内
    に保持される特許請求の範囲第3項記載の導電性チタン
    酸アルカリ金属塩の製造法。
  8. (8)アルカリが、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
    、アンモニア尿素又は有機アミンである特許請求の範囲
    第3項又は第5項記載の導電性チタン酸アルカリ金属塩
    の製造法。
  9. (9)周期律表第II〜VIII族の元素の化合物の少なくと
    も一者が塩化第一錫である特許請求の範囲第3項から第
    6項のいずれかに記載の導電性チタン酸アルカリ金属塩
    の製造法。
  10. (10)加水分解反応が80〜105℃で行われる特許
    請求の範囲第3項又は第5項から第7項のいずれかに記
    載の導電性チタン酸アルカリ金属塩の製造法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4957888A (en) * 1987-08-17 1990-09-18 U.S. Philips Corporation Method of manufacturing ceramic powders having the perovskite structure
JPH06183737A (ja) * 1992-12-21 1994-07-05 Otsuka Chem Co Ltd 導電性二酸化チタン繊維及びその製造方法
JPH0753217A (ja) * 1993-08-12 1995-02-28 Otsuka Chem Co Ltd 導電性酸化チタン繊維、その製造方法及び導電性樹脂組成物

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