JPS625931A - 9,10−ジヒドロフエナントレン誘導体 - Google Patents

9,10−ジヒドロフエナントレン誘導体

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Publication number
JPS625931A
JPS625931A JP60144640A JP14464085A JPS625931A JP S625931 A JPS625931 A JP S625931A JP 60144640 A JP60144640 A JP 60144640A JP 14464085 A JP14464085 A JP 14464085A JP S625931 A JPS625931 A JP S625931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
formula
liquid crystal
dihydrophenanthrene
raw material
Prior art date
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Pending
Application number
JP60144640A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Nagai
永井 芳男
Michio Sugiura
杉浦 三千夫
Jun Tanaka
潤 田中
Manabu Nishida
学 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS625931A publication Critical patent/JPS625931A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、ネマチック液晶性を示し、液晶表示素子材
料と1)で有用な、新規9.10−ジヒドロフェナント
レン誘導体に閉覆るものである。
〈従来技術〉 近年、液晶表示素子を絹み込んだ液晶ディスプレイは競
合する他の電子ディスプレイの市場を抑え、特に雪中や
デジタルウォッチの分野を独占し、最近では各種の計測
機器をはじめその用途は広範囲におJ、んでいる。そし
て、このような液晶表示素子に用いるネマチック液晶性
化合物に対しては種々の特性が要求されており、一般的
に液晶材料はその液晶温度範囲が広いこと、化学的・光
化学的に安定であること、粘性が低いこと等の物性を兼
ね備えた液晶性化合物の検索がす1められ神々の化合物
が提案されている。
しかし、これらの化合物を単体のまま使用しても要求さ
れる諸物性を全て満犀さ「ることは困難である。したが
って、実用化されている液晶材料は液晶表示素子の表示
方式や用途に応じ、各種の液晶性化合物を混合したもの
を用いられるのが通常である。
〈発明の目的〉 そこで、本発明者等は種々の化合物を合成し、その液晶
性について検討を加えてきた結果、9゜10−ジヒドロ
フェナントレンの2位および7位にヒドロキシル基が導
入された新規化合物である2、7−シヒドロキシー9,
10−ジヒドロフェナントレンの合成に成功し、さらに
、この化合物を出発原料として合成された2、7−ジア
ルコキシ−9,10−ジヒドロフIナントレンがネマチ
ック液晶性を示すことを見い出し本発明を完成させたも
のである。
〈発明の構成〉 すなわち、この発明は、一般式 (但し、式中、R1およびR2は水素原子または炭素数
1〜15のアルキル基を表わす。) で示される9、10−ジヒドロフェナントレン誘導体を
提供するものである。
この一般式(T)におけるR1およびR2は水素原子ま
たは炭素数1〜15のアルキル基であって、これは直鎖
状、枝分れ状のいずれでもよい。
本発明の化合物はいずれも文献未載の新規化合物であり
、たとえば、7丁ナントレンNT)を出発原料としたと
きには下記の経路を経て合成することができる。
= 4− すなわち、精製したフェナントレン(TI)をオートク
レーブを用いてシフ[1ヘキサン中で、銅クロメート触
媒の存在下において水素添加し、9.10−ジヒドロフ
ェナントレン(III)をえる。
次に、えられた化合物(I[l)を四塩化疾素−酢酸中
でヨウ素−ヨウ素酸−硫酸によりヨウ素化し2,7−ジ
ヨードー9.10−ジヒド[1フエナントレン(IV)
をえる。
次に、えられた化合物(rV)をオートクレーブ中で、
アルカリ水溶液を加え、銅、硫酸銅の存在下に加水分解
して、本発明化合物である2゜7−シヒドロキシー9.
10−ジヒドロフェナントレン(T a)をえる。
さらに、えられた2、7−シヒドロキシー9,10−ジ
ヒドロフェナントレン(Ia)をシクロヘキサノン中ア
ルカリの存在下ハロゲン化アルキルと反応させて、本発
明化合物である2、7−ジアルコキシ−9,10−ジヒ
ドロフェナントレン(I b)をえる。
なお、本発明の化合物が上記の合成経路のみに−J、っ
でえられるものでイTいことはh−うま′cbイ「 い
 、1 このような合成過程を杆てえられる本発明の化合物を、
液晶表示素子どじで用いる場合には単独でも良いし2種
以上組み合わゼで混合物どして用いても良く、また他の
既存の液晶性化合物と混合して用いてb良い。さらに、
これらの液晶性化合物以外に、従来の配向剤、粘麻低下
剤、三色竹染利、その伯の添加剤を加えて用いても良い
〈発明の効果〉 本発明の化合物の1種である2、7−シヒドロキシー9
.10−ジヒドロフエノ−ン1ヘレンは二官能性の化合
物であるのでポリエステル、Aリボマーの原料として有
用であり、また、9.10−ジヒド1]フ1−ナントレ
ン骨格を右Jる誘導体の原料どして1)有用である。
21−た、本発明の化合物は、市販され物理的イj特性
のよい液晶化合物、例えば、ニーデル結合導入により液
晶渇度鞘囲の拡大どか、化学的安定性の大きい一連の液
晶の合成イ1どの中間出発原料どしでも有用である。
次に、実施例によって本発明をさらにhY細に説明づる
実施例 1 上記合成杼路(TI)→(III)→(IV)でえた、
2.7−ジヨードー9.10−ジヒドロフェナントレン
(■) 5.00 (0,0012モル)、水酸化す1
ヘリウム26./IQ((1,66モル)、銅3.20
(0,05モル)、硫酸銅3.2 (1(0,02モル
)および水50−を、内容量100dの71−−1−ク
レープに入れ、2/IO〜260℃で8時間加熱撹拌を
行なった。反応終了後室温まで冷I、II L、7l−
t−クレープ中の生成物を蒸留水でビーカーに流し出し
た。次にン濾過により触媒を除いた。
ン戸液に3N硫酸水溶液を加え酸性の溶液とし、析出し
た沈殿をか過し、このン濾過物を水・エタノールを溶媒
として活性炭処理を行ない、2,7−シヒドロキシー9
.10−ジヒドロフェナントレンの精製品を得た。収率
は83.0モル%であった。このものの物性を手記に示
す。
色・形状  無色針状結晶 融   点    263.0〜2i、0℃元素分析値 CH J1輝値(%)  79.23  5.70実測1’f
(%)  79.21  5.67なお、このものの赤
外線吸収スペクトルを第1図に示した。
実施例 2 100ai!の四つロフラスコに撹拌装貯、還流冷却器
を取り付けて2,7−シヒドロキシー9,10−ジヒド
ロフェノ−ン1〜レン(Ia)0.3゜(0,0014
モル)、炭酸カリウム5.oo(0゜036モル)、臭
化アルキル(0,0045モル)およびシクロへキサノ
ン7(7を加え、充分撹拌しながら155℃で4時間反
応させた。
反応終了後、溶媒を留去しエタノールにより数回再結晶
を行ない、2.7−ジアルコキシ−9゜10−ジヒドロ
フェナントレンを11だ。反応収率および物性を第1表
に示した。
また、このものの示差走査熱1ifll’)SO)、毛
細管観察および加熱板付偏光顕微鏡観察を行ない転移温
度および液晶相を決定し、得られた結束を第1表に示し
た。
尚、R1およびR2がそれぞれ、n−Cat117また
はn−C1o H21基である2、7−ジアルコ1キシ
ー9,10−ジヒドロフェナントレンの赤外線吸収スペ
クトルをそれぞれ第2〜第3図に示した。
第   1   表 備考 1)液晶範囲の温度はDSGを用いて等方性液体から温
度を降下させた時のピー クを測定して決定した。
【図面の簡単な説明】
第1〜第3図はそれぞれ、2,7−シヒドロキシー9.
10−ジヒドロフェナントレン、2゜7−ジーn−オク
トキシ−9,10−ジヒドロフェナントレン、2,7−
ジーn−デ]二1シー9.10−ジヒドロフ■ノーンi
〜しの赤外線吸収スペクトル図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、式中、R_1およびR_2は水素原子または炭
    素数1〜15のアルキル基を表 わす。) で示される9,10−ジヒドロフェナントレン誘導体。
  2. (2)R_1およびR_2が水素原子である特許請求の
    範囲(1)記載の9,10−ジヒドロフェナントレン誘
    導体。
  3. (3)R_1およびR_2が炭素数6〜10の直鎖状ア
    ルキル基である特許請求の範囲(1)記載の9,10−
    ジヒドロフェナントレン誘導体。
JP60144640A 1985-07-03 1985-07-03 9,10−ジヒドロフエナントレン誘導体 Pending JPS625931A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0665131A (ja) * 1991-06-26 1994-03-08 Agency Of Ind Science & Technol 2,7−ジヒドロキシ−9,10−ジヒドロフェナンスレンの製造方法
JP2001064216A (ja) * 1999-08-27 2001-03-13 Dainippon Ink & Chem Inc フェナントレン及びフルオレン誘導体
CN103525430A (zh) * 2009-05-22 2014-01-22 默克专利股份有限公司 液晶显示器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0665131A (ja) * 1991-06-26 1994-03-08 Agency Of Ind Science & Technol 2,7−ジヒドロキシ−9,10−ジヒドロフェナンスレンの製造方法
JP2001064216A (ja) * 1999-08-27 2001-03-13 Dainippon Ink & Chem Inc フェナントレン及びフルオレン誘導体
CN103525430A (zh) * 2009-05-22 2014-01-22 默克专利股份有限公司 液晶显示器

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