JPS61215356A - 2−(4−置換シクロヘキサノイルオキシ)−9,10−ジヒドロフエナントレン誘導体 - Google Patents

2−(4−置換シクロヘキサノイルオキシ)−9,10−ジヒドロフエナントレン誘導体

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JPS61215356A
JPS61215356A JP5738085A JP5738085A JPS61215356A JP S61215356 A JPS61215356 A JP S61215356A JP 5738085 A JP5738085 A JP 5738085A JP 5738085 A JP5738085 A JP 5738085A JP S61215356 A JPS61215356 A JP S61215356A
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JP
Japan
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liquid crystal
dihydrophenanthrene
compound
cyclohexanoyloxy
substituted
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Pending
Application number
JP5738085A
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English (en)
Inventor
Yoshio Nagai
永井 芳男
Michio Sugiura
杉浦 三千夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な9.10−ジヒドロフェナントレン誘
導体に係り、特に優れた液晶性を有する2−(4−置換
シクロヘキサノイルオキシ) −9,10−ジヒドロフ
ェナントレン誘導体に関する。
〔従来の技術〕
近年、多くの分野で液晶表示素子が使用されるようにな
り、その要求される緒特性も多岐に広がっている。例え
ば、高温状態で使用される液晶表示素子にあってはその
温度でネマチック液晶を示すだけでなく、熱あるいは空
気等に安定である必要がある。また、電卓やデジタルウ
ォッチ等に使用される液晶表示素子にあっては常温付近
の広い温度範囲でネマチック液晶を示すものであること
が望まれる。
本発明者等は、かかる要請に応えるべく種々研究を重ね
、先に、フェナントレン骨格が有する細長い平板構造に
加えて、その2−位に極性の大きい酸素原子を導入する
ことにより、優れた液晶性と化学的安定性を示す新規な
フェナントレン誘導体を合成し、液晶性化合物として提
案した(特開昭fi 58−104.761号公報)。
〔発明が解決しようとする3問題点〕 本発明は、先に提案したフェナントレン誘導体からなる
液晶性化合物の改良に係り、特に、より低温の広い温度
範囲でネマチック液晶を示す優れた液晶性化合物を開発
することにある。
C問題点を解決するための手段及び作用)本発明は、フ
ェナントレン骨格の2−位に4−置換シクロヘキサノイ
ルオキシ基を導入し、置換基のシクロヘキサン環により
平面構造からの逸脱を図り、これによってネマチック液
晶を示す温度範囲を低下させたものである。
すなわち、本発明は、下記一般式(I)(但し、式中R
はアルキル基又はアルコキシ基である。)で示される液
晶性を有する2−(4−M換シクロヘキサノイルオキシ
)−9,10−ジヒドロフェナントレン誘導体を提供す
るものである。
一般式(I)で示される液晶性化合物において、置換I
Rのアルキル基としては、炭素数1〜20の直鎖又は分
岐の少ないアルキル基が好ましく、また、アルコキシ基
としては、炭素数1〜20の直鎮又は分岐の少ないアル
コキシ基が好ましい。
本発明の液晶性化合物である2−(4−置換シクロヘキ
サノイルオキシ)−9,10−ジヒドロフェナントレン
誘導体は、例えば、フェナントレンを原料として、次の
ような反応経路で製造することができる。
(但し、上記式中R及びR2はアルキル基であす、Xは
ハロゲン原子である。) すなわち、フエナントレ・ンをシクロヘキサン中Cu−
Cr○触媒の存在下に水素化して9.10−ジヒドロフ
ェナントレンとし、これを木酢酸中発煙硝酸でニトロ化
し、次いでエタノール中Pd/C触媒の存在下に抱水ヒ
ドラジンで還元して2−アミノ−9,10−ジヒドロフ
ェナントレンとし、得られた2−アミノ−9,10−ジ
ヒドロフェナントレンを亜硝酸ソーダと反応させてジア
ゾ化し、これを加水分解して2−ヒドロキシ−9,10
−ジヒドロフェナントレン(ff>を合成する。
次に、上記2−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロフェナ
ントレン(■)と4−アルキル置換シクロヘキサノイル
ハライド(I[[)あるいは4−アルコキシ置換シクロ
ヘキサノイルハライド(V)とをアセトン等の溶媒中で
苛性ソーダ等の脱酸剤の存在下に反応させ、目的の2−
(4−アルキル置換シクロヘキサノイルオキシ)−9,
10−ジヒドロフェナントレン(IV )及び2−(4
−アルコキシ置換シクロヘキサノイルオキシ)−9,1
0−ジヒドロフェナントレン(Vl)を製造することが
できる。
以上のような合成経路で製造された本発明の液晶性化合
物は、それがネマチック液晶としての性質を示すものに
ついては単独であるいは2種以上の化合物を組合せた混
合物で液晶表示素子に使用でき、また、他の液晶性化合
物とも混合して種々の用途に使用することができる。
本発明の液晶性化合物と混合して使用することができる
伯のネマチック液晶を示す化合物としては、従来公知の
種々の液晶性化合物があり、例えばアゾメチン化合物、
他のエステル化合物又はそのオキシカルボン′FM誘導
体、ビフェニル誘導体、ターフェニル誘導体、スチルベ
ン誘導体、アゾオキシ化合物、あるいはアゾ化合物等を
挙げることができる。これらの他の液晶性化合物を混合
することにより、液晶温度域は更に降下する。
なお、ディスプレー用として本発明の液晶性化合物を使
用する場合、電気光学表示素子にネマチック液晶を充填
して電圧を印加するのであるが、ネマチック液晶以外に
一般に公知の配向剤、粘度低下剤、染料その他の添加剤
を加えることができる。
〔実施例) 以下、本発明の実施例を示す。
実施例1 攪拌器、還流冷却器を取付けた三ロフラスコに、前述の
方法によって得られた2−ヒドロキシフエナン]・レン
1.(1(0,0052モル)、乳バチですりつぶした
NaOH0,26g(0,0065mole)及びアセ
トン60rdを装入し、攪拌下に3時間加熱還流して2
−ヒドロキシフェナントレンをナトリウム塩にし、これ
に4−プロピルシクロヘキサノイルクロライドをアセト
ンに溶かして滴下し、滴下終了後、攪拌下に加熱還流し
、その後反応を止めてしばらく放置し、反応混合物を1
1程度の水中に投入し、反応生成物を析出させた。この
反応生成物を1別し、乾燥させた後エタノールと共に加
熱還流を行い、熱時濾過して未反応の2−ヒドロキシフ
ェナントレンと4−プロピルシクロヘキサノイルクロラ
イドとを分離した。得られた目的物については、ベンゼ
ン再結晶により精製した。
得られた2−(トランス−4−n−プロピル−シクロへ
キサノイルオキシ)−9,10−ジヒドロフェナントレ
ンは無色針状結晶であってその収率は36モル%であり
、その構造及び純度は融点測定、赤外吸収スベク1−ル
、元素分析等で確認した。また、この化合物の液晶性に
ついては加熱板付偏光顕微鏡及び熱分析法で判定した。
結果を第1表に示す。
実施例2 4−プロピルシクロヘキサノイルクロライドに代えて4
−ブチルシクロヘキサノイルクロライド又は4−ペンチ
ルシクロヘキサノイルクロライドを使用し、上記実施例
1と同様にして2−(トランス−4−〇−ブチルーシク
ロヘキサノイルオキシ)−9,10−ジヒドロフェナン
トレン及び2−(トランス−4−n−ペンチル−シクロ
ヘキサノイルオキシ)−9,10−ジヒドロフェナント
レンを合成した。得られた各化合物はいずれも無色針状
結晶であり、その収率は前者のブチル誘導体が19.6
モル%であって後者のペンチル誘導体が52゜6モル%
であり、その構造及び純度を融点測定、赤外吸収スペク
トル、元素分析等で確認し、また、この化合物の液晶性
について加熱板付偏光顕微鏡及び熱分析法で判定した。
結果を第1表に示す。
参考例3 上記各実施例の方法に準じて、2−(4−n−アルコキ
シベンゾイロキシ) −9,10−ジヒドロフェナント
レンと2−(4−n−アルキルベンゾイロキシ) −9
,10−ジヒドロフェナントレンとを合成し、各実施例
の場合と同様にしてその液晶性を判定した。結果を第1
表に示す。
第1表 注:0はモノトロピック液晶性を示す。
〔発明の効果〕
本発明によれば、得られた2−(4−fi換ジシクロヘ
キサノイルオキシ−9,10−ジヒドロフェナントレン
誘導体がより低温の広い温度範囲で優れたネマチック液
晶性を示し、比較的低温領域で使用される液晶表示素子
に使用される液晶性化合物として極めて有用である。
特許出願人    新日鐵化学株式会社代  理  人
       弁理士  成  瀬   勝  夫(外
2名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (但し、式中Rはアルキル基又はアルコキシ基である。 )で示される液晶性を有する2−(4−置換シクロヘキ
    サノイルオキシ)−9,10−ジヒドロフェナントレン
    誘導体。
JP5738085A 1985-03-19 1985-03-19 2−(4−置換シクロヘキサノイルオキシ)−9,10−ジヒドロフエナントレン誘導体 Pending JPS61215356A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003096003A (ja) * 2001-06-07 2003-04-03 Merck Patent Gmbh フッ素化(ジヒドロ)フェナントレン誘導体および液晶媒体におけるそれらの使用

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003096003A (ja) * 2001-06-07 2003-04-03 Merck Patent Gmbh フッ素化(ジヒドロ)フェナントレン誘導体および液晶媒体におけるそれらの使用
JP4578761B2 (ja) * 2001-06-07 2010-11-10 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング フッ素化(ジヒドロ)フェナントレン誘導体および液晶媒体におけるそれらの使用

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