JPS6047319B2 - ネマテイツク液晶混合物 - Google Patents

ネマテイツク液晶混合物

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JPS6047319B2
JPS6047319B2 JP17440782A JP17440782A JPS6047319B2 JP S6047319 B2 JPS6047319 B2 JP S6047319B2 JP 17440782 A JP17440782 A JP 17440782A JP 17440782 A JP17440782 A JP 17440782A JP S6047319 B2 JPS6047319 B2 JP S6047319B2
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JP
Japan
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liquid crystal
nematic
formula
mol
nematic liquid
Prior art date
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Expired
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JP17440782A
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JPS5874776A (ja
Inventor
敏彦 荒木
貞男 神戸
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Suwa Seikosha KK
Original Assignee
Suwa Seikosha KK
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【発明の詳細な説明】 R−一くE゛゛:←Coo→′′δ←COo4辷゛−/
゛」 、−/ (式中、Rは炭素原子4〜■個を含む直鎖状のアルキル
基を表わす)の化合物である。
ネマティック液晶分子は、光学的異方性とともに誘電異
方性を有する。
二つの透明電極間に900の角度にねじれた形で配列さ
せられたネマティック液晶分子は、その光学的異方性の
ため、光の偏光面をそのねじれに沿つて回転させる。こ
のため、このようにして作られたセルの両側に直交する
偏光板を置けば、光は通過することになる。次にこのセ
ルの電極間に電界をかければ、ネマティック液晶分子は
その誘電異方性のため、電界の方)→N本発明は、新規
な液晶性エステルを用いたネマティック液晶混合物に関
する。本発明によつて提供される液晶性エステルは、一
般式、(N・ ・ ・ ・ ・(1) / 向に分子の縦軸を向ける形で配列し、従つて光の偏光面
の回転は生せす、直交する偏光板の間を光は通過しなく
なる。
このような電界効果型の光回転セルは、低電圧、低消費
電力のため、卓上電子計算機、腕時計、その他の携帯用
民生機器の表示素子として大きな利点を供えている。こ
のような液晶表示素子においては、室温付近を中心とし
た幅の広い範囲でネマティック液晶状態を示す化合物を
用いることが望ましい。
おどろ・くべきことに、本発明による上記式(1)の化
合物は、この要求に一致する液晶特性を有することが見
い出された。該化合物相互の混合物あるいは他のネマテ
ィックもしくは非ネマティック物質との混合物は、幅広
い液晶温度範囲を示すことが明らかとなつた。これまで
の低電圧駆動用の正の誘電異方性の大きなネマティック
液晶においては、温度範囲に関して、特に透明点が比較
的低温であるという欠点が?つた。本発明による該液晶
化合物の利点はこの点にあり、表示セルの使用条件の拡
大とともに、表示セルの利用価値を大きくするものであ
る。更に本発明の他の利点は、式(1)の化合物が無色
の乳白色ネマティック相を生じることである。
式(1)の化合物は、好ましくは相互の、および他のネ
マティックもしくは非ネマティック物質との混合物の形
態で用いられる。特に低電圧駆動を目的とする場合、正
の誘電異方性の大きいネマティック物質との二成分系、
または三成分系、あるいはそれ以上の多成分系の組成が
、共晶に相当する混合物が特に好ましい。上記式(1)
の化合物は、例えば以下に示すような,方法により得ら
れる。
(式中、Rは炭素原子4〜101固を含む直鎖状の−ア
ルキル基を表わし、そしてxは離脱性原子または基を表
わす)の化合物を、3−クロロー4−ヒドロキシベンズ
ニトリルと反応させることによつて製造することができ
る。
式(2)において、Xで表わされる離脱性!原子または
基は、ハロゲン原子または低級アルコキシ、低級アルカ
ノイルオキシ、低級アリ−ルーアルコキシ、低級アリ−
ルーアルカノイルオキシ、低級アルキルスルホニルオキ
シ、もしくはアリールスルホニルオキシ基であることが
できる。c本発明による方法の具体例においては、式(
2)の化合物を3−クロロー4−ヒドロキシベンズニト
リルと反応させる。この反応は、不活性有機溶媒、例え
ばトルエン、ベンゼン、シクロヘキサン、もしくは四塩
化炭素中にて行なわれる。式(2)の化合物において、
Xは好ましくはハロゲン原子、特に塩素原子を表わす。
反応中に遊離したハロゲン化水素を結合させるために、
反応混合物中に酸結合剤を存在せしめることが有利であ
る。適当な酸結合剤は、第3級アミン、ピリジン等であ
り、好ましくは、同時に溶媒および酸結合剤としての役
割を果たすことができるように、大過剰で存在せしめる
。この反応は、一般に大気圧および室温あるいは反応混
合物の沸騰温度間の温度で行なわれる。xが塩素原子を
表わす場合の式(2)の化合物は、対応する安息香酸を
塩化チオニルと反応させることにより製造することがで
きる。
更に、この安息香酸の製造としては、例えば、P−アル
キル安息香酸クロライドと、P−ヒドロキシ安息香酸と
をピリジン中室温で反応させることにより、収率よく得
ることができる。本発明によつて提供される式(1)の
ネマティック化合物の物理特性を第1表に示す。
式(1)の化合物は、好ましくは相互のあるいは他のネ
マティックまたは非ネマティック物質との混合物として
用いられ、共晶に相当する混合物が特に好ましい。
いくつかの混合物の例を下記表に示す。
以下の例は、式(1)の化合物を生成する方法の具体例
に関するものである。
例1 トルエン30m1中に、4−(4−n−ヘキシルベンゾ
イルオキシ)安息香酸クロライド0.5g(4).00
15モル),3−クロロー4−ヒドロキシベンズニトリ
ル0.2g(0.0015モル)およびピリジン5m1
を加え、3時間の加熱還流を行なつた。
この反応混合物を水洗し、希塩酸で洗い、さらに水洗、
希水酸化ナトリウム水溶液で洗い、最後に再び水洗して
からトルエン溶液を乾燥し、トルエンを除いた。粗成の
生成物からエタノールおよびn−ヘキサンで再結晶して
、精製物0.4gが得られた。このものは、融点90℃
、透明点229゜Cで、赤外線吸収スペクトルは予想し
た4−(4−n−ヘキシルベンゾイルオキシ)安息香酸
−2−クロロー4′−シアノフェニルエステルの構造式
に一致した。出発物質は次の如くして製造することがで
きた。すなわち、P−n−ヘキシル安息香酸クロライド
゛4.5g(0.02モル)を、ピリジン30m1中に
溶解させたP−ヒドロキシ安息香酸2.8g(0.02
モル)の溶液中に滴下攪拌した。これを室温に3紛間攪
拌した後、大量の水中に投じた。混合物に希塩酸を加え
て、浮遊物が凝集してきたところで口過し、水洗した。
これを氷酢酸から再結し、4−(4−n−ヘキシルベン
ゾイルオキシ)安息香酸5.5gを得た。このものは融
点138シCであつた。更にこのようにして得られた生
成物5.5g(0.017モル)を四塩化炭素20m1
1塩化チオニル20mt中に加え、5時間の加熱還流を
行なつた後、過剰の塩化チオニルおよび溶媒を除いた。
得られた粗製物をトルエンから再結晶して、精製の4−
(4−n−ヘキシルベンゾイルオキシ)安息香酸クロラ
イド5.0gが得られた。例2 トルエン30m1,4−(4−n−ペンチルベンゾイル
オキシ)安息香酸クロライド1.6g(0.005モル
),3−クロロー4−ヒドロキシベンズニトリル0.7
g(0.005モル)およびピリジン5m1を200m
1フラスコ中で還流管を取りつけ、マントルヒーターに
より3時間の加熱還流を行なつた。
反応混合物を、水洗、酸洗、水洗、アルカリ洗、水洗の
順序に洗浄し、トルエン溶液の水分を無水塩化カルシウ
ムで除き、溶液を濃縮した。この溶液から、冷却によつ
て粗成の生成物1.1gを得た。粗成物からn−ヘキサ
ン/トルエンの混合溶媒を用いて2回の再結晶を行ない
、精製の4−(4−n−ペンチルベンゾイルオキシ)安
息香酸−2″−クロロー4″−シアノフェニルエステル
(融点153゜C1透明点240゜C以上)0.改を得
た。出発物質は例1に準する方法で合成した。例3 ベンゼン30m114−(4−n−ブチルベンゾイルオ
キシ)安息香酸クロライド1.2g(0.004モル)
,3−クロロー4−ヒドロキシベンズニトリル0.6g
(0.004モル),ピリジン5m1を200m1フラ
スコ中で3時間の加熱還流を行なつた。
溶液の冷却で結晶が析出し、これを口過した。口過物を
水洗、酸洗、水洗、アルカリ洗、水洗の順序に洗浄し、
乾燥して粗成物0.6gが得られた。n−ヘキサン/ベ
ンゼン混合溶媒から再結晶して精製した。融点155゜
C1透明点240゜C以上。出発物質は例1に準する方
法で合成した。例4トルエン30m1,4−(4−n−
ヘプチルベンゾイルオキシ)安息香酸クロライド0.7
g(0.002モル),3−クロロー4−ヒドロキシベ
ンズニトリル0.3g(0.002モル)、ピリジン5
mtを3時間の加熱還流を行なつた。
例1と同様にして精製の4−(4−n−ヘプチルベンゾ
イルオキシ)安息香酸一2″−クロロー4″−シアノフ
ェニルエステル0.4gが得られた。融点118℃、透
明点240℃以上であつた。出発物質は例1に準する方
法で合成することができた。例5 ベンゼン30m1,4−(4−n−オクチルベンゾイル
オキシ)安息香酸クロライド0.9g(0.0024モ
ル),3−クロロー4−ヒドロキシベンズニトリル0.
4g(イ).0024モル)、ピリジン5mtの混合物
を2時間の加熱還流を行なつた。
反応物を洗浄し、・溶媒を除いて粗成物0.8gが得ら
れた。トルエンから2回の再結晶を行なつて、精製4−
(4−n−オクチルベンゾイルオキシ)安息香酸−2″
−クロロー4″−シアノフェニルエステル0.5gが得
られた。出発物質は例1に準する方法で合成することが
できた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素原子4〜10個を含む直鎖状アルキル
    基を表わす)で表わされる液晶性エステルの少なくとも
    1種および、または他のネマティック物質および、また
    は非ネマティック物質からなることを特徴とするネマテ
    ィック液晶混合物。
JP17440782A 1982-10-04 1982-10-04 ネマテイツク液晶混合物 Expired JPS6047319B2 (ja)

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JP17440782A JPS6047319B2 (ja) 1982-10-04 1982-10-04 ネマテイツク液晶混合物

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JP3509275A Division JPS5810381B2 (ja) 1975-03-24 1975-03-24 液晶化合物の製造方法

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JPS5874776A JPS5874776A (ja) 1983-05-06
JPS6047319B2 true JPS6047319B2 (ja) 1985-10-21

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH024314U (ja) * 1988-06-22 1990-01-11
JPH06132767A (ja) * 1992-10-22 1994-05-13 Rohm Co Ltd 圧電発振子
JPH083059Y2 (ja) * 1989-12-12 1996-01-29 株式会社村田製作所 圧電振動部品

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH024314U (ja) * 1988-06-22 1990-01-11
JPH083059Y2 (ja) * 1989-12-12 1996-01-29 株式会社村田製作所 圧電振動部品
JPH06132767A (ja) * 1992-10-22 1994-05-13 Rohm Co Ltd 圧電発振子

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JPS5874776A (ja) 1983-05-06

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