JPS6258826B2 - - Google Patents

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JPS6258826B2
JPS6258826B2 JP14790178A JP14790178A JPS6258826B2 JP S6258826 B2 JPS6258826 B2 JP S6258826B2 JP 14790178 A JP14790178 A JP 14790178A JP 14790178 A JP14790178 A JP 14790178A JP S6258826 B2 JPS6258826 B2 JP S6258826B2
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welding
welding torch
pipe
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joint
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JP14790178A
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Norihisa Myake
Moritomo Ando
Akira Oonishi
Takasuke Tokuno
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Hitachi Ltd
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  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は母管に枝管が交差する継手の自動溶接
法に関する。
母管に枝管が交差する継手の溶接線は複雑な鞍
型形状をなし、しかも溶接線円周方向の溶接部形
状が順次変化する。従つて従来この種の溶接を自
動化するのは困難であり、手動あるいは半自動溶
接法を用いて溶接作業を行つていた。
自動溶接装置として最も機能が高いと考えられ
ている溶接用ロボツトについて考えると、ロボツ
トの動作を何らかの手段により教示する必要があ
る。しかし、上記母管に枝管が交差する継手の溶
接線を複雑な鞍型形状をなしており、その溶接線
の軌跡、トーチの姿勢、動作速度などの教示を詳
細に行う必要があり、この教示作業に多大の時間
と労力を要していた。従つて自動化を行うことは
実際上困難であつた。
本発明は上記母管に枝管が交差する継手の溶接
を自動化するための溶接方法を提供することを目
的としている。
本発明は上記母管に枝管が交差する継手の形状
すなわち鞍型曲線の軌跡、トーチの姿勢、溶接速
度など、自動溶接に必要な情報を数式化し、マイ
クロコンピユータ等の計算機あるいは演算用電子
回路等を用いて上記数式の演算処理を行い、その
演算結果にもとづいて溶接ロボツト等の溶接装置
を駆動させ、もつて自動溶接を行うようにしたも
のである。
以下本発明の実施例について説明する。第1図
は母管に枝管が直交している場合の継手の一例を
示したもので、Aは正面図、Bは側面図、Cは平
面図である。図において1は母管、2は枝管、3
は溶接部、4は座標のZ軸、5はR軸、6はθ軸
をそれぞれ示す。
次に溶接法について説明する。溶接にあたつて
必要となる情報は溶接軌跡の位置、溶接トーチの
角度および溶接条件であるので、これら各々の制
御法について説明する。
第2図は溶接軌跡の数式化について示したもの
であつて、溶接トーチTのねらい位置Pは、母管
1および枝管2の交線として、円周方向θ=0゜
〜360゜において次式で与えられる。
R(θ)=d/2 ……(1) ここにD0:母管1の外径 d0:枝管2の内径 第3図は溶接トーチ角度の制御法について示し
たもので、トーチ角度ω(θ)を、トーチねらい
位置Pおよび枝管主軸を含む平面内において母管
および枝管表面とのなす角度を2等分するように
制御する場合の例を示している。この場合、上記
平面内における母管の接線方向の傾きβ(θ)
は、 ここにΔR:1パスの溶接ビード幅 であるから、トーチ角度ω(θ)は、 ω(θ)=45゜−β(θ)/2 ……(4) となる。
また、溶接条件としては電流、電圧、溶接速度
などの条件をいずれも一定であるとする。
以上説明した制御法にもとづいて溶接を行なう
場合の装置の構成および具体的な制御内容につい
て述べる。
第4図は本発明の実現手段としての自動溶接装
置の一つの例であつて、10は被溶接物Wの枝管
外径または内径を利用して溶接装置9を固定する
固定装置、11は前記固定装置10の上にセツト
された回転装置であり、駆動モータ11Mによつ
て前記枝管2と同一中心で回転する機構になつて
いる。12は前記回転装置11に固定されたアー
ム、13は前記アーム12にセツトされたスライ
ドユニツトであり駆動モータ12Mによりアーム
12に沿つてスライドする。14は前記アーム1
2に直角に前記スライドユニツト13にセツトさ
れているアームであり、駆動モータ14Mによつ
て上下にスライドする。15は前記アーム14の
下端に固定されたトーチ固定ブロツクであり、駆
動モータ15Mによつて溶接トーチTのトーチ角
度ωが変化可能な機構になつている。16は本溶
接装置9の制御装置であり、これらの出力信号に
より前記駆動モータ11M,12M,13Mおよ
び14Mを制御する。
次に本溶接装置9を制御する場合の制御装置1
6について詳細に述べる。第5図は本発明に係る
制御装置16の実施例の一つを示すものであつ
て、20は総括制御装置、21は定数値セツト用
レジスタであつて、21Aは母管外径D0、21
Bは枝管外径d0、21Cは1パス溶接ビード幅Δ
Rの値をそれぞれセツトする。22は溶接装置各
軸の指令値を出力するためのレジスタであり、2
2Aはθ軸、22BはR軸、22CはZ軸、22
Dはトーチ角度制御用のω軸のそれぞれの指令値
をセツトし、出力する。23はθ軸の指令更新回
路、24Aは(1)式によつてR軸の指令位置を、ま
た24Bは(2)式にもとづいてZ軸の指令位置を演
算する演算回路、24は(3)式にもとづいて母管の
傾きβ(θ)を演算する回路、26は(4)式にもと
づいてトーチ角度ω(θ)を演算する回路であ
る。また、27は指令更新回路23の更新時間間
隔を制御するための回路、28は1回転検出回路
である。
次に第5図に示す制御装置を用いて自動溶接装
置9を制御する場合の方法について説明する。
まず、時間間隔制御回路27によつて指定され
た時間間隔ごとに指令更新回路23が働き、θ軸
の指令値が更新される。このθの値およびレジス
タ21の各値にもとづいて、演算回路24,2
5,26が作動し、R、Zおよびω各軸の指令値
が算出されてレジスタ22に各々セツトされ、溶
接装置9の各軸を駆動する。これを繰り返すこと
により枝管のまわりに溶接を行い、最後に回転検
出回路28により1周分の溶接が終了したことを
判定する。
本実施例によれば、θ軸を駆動し、その値に応
じて計算式にもとづいて他の軸を駆動制御するた
め、自動的にしかも正確に枝管および母管の交差
部分の溶接が可能である。
次に第6図以降に本発明の別の実施例として、
多層溶接の例を示す。
第6図は母管に枝管が直交し、枝管側を開先加
工した場合の継手の1例を示したもので、Aは正
面図、Bは側面図、Cは平面図、Dは継手部の拡
大図である。図において母管1、枝管2、溶接部
3、Z軸4、R軸5、θ軸6は第1図と同じであ
るが、7は脚長止り、8は枝管開先止りである。
いま、開先角度α(θ)は、枝管開先止り8から
母管1へ垂した法線の高さHが、θ軸の回り0゜
〜360゜において一定となる角度になつている。
すなわちα(θ)はθ=0゜においてαとする
と、次のように表わされる。
ただしD0:母管1の外径 d1:枝管2の内径 t:枝管2の肉厚 この様に開先形状を形成すれば、溶接部を母管
および枝管の同心円筒同志で分割することにより
多層溶接の各パスを定めることができる。
次に積層法について述べる。
第7図は開先部の断面拡大図であつて、積層法
としては開先奥部から外側に向つてS11,S12
S13………の順に各々1周ずつ溶接し、この1層
分の溶接が終つたら次にS21,S22………の順に2
層目の溶接を行い、以下3層、4層と同様に積上
げて行く方法とする。
次に溶接部の任意の溶接パス部分を溶接してい
る場合を示す。第7図Aは母管の主軸方向すなわ
ちθ=0゜における断面、Bはθ=90゜における
断面の詳細を示す。同図においてハツチング部を
第n層mパス目の溶接部分であるとすれば、この
部分を溶接する場合の溶接トーチTのねらい位置
Pは、θ=0゜において、 R=d/2+t/H×Z+ΔR×(m−1)……(5
) Z=ΔZ×(n−1) ……(6) ただし、ΔR:1パス溶接ビード幅 ΔZ:1パス溶接ビード高さ t:枝管2の肉厚 H:枝管2の開先高さ となる。従つて、第n層mパス目の溶接軌跡は、
θ=0゜〜360゜において、上記(5)(6)式を考慮し
て(1)(2)式を修正することにより、次式で与えられ
る。
R(θ)=R=d/2+t/H×ΔZ×(n−1)+ΔR×(m−1) ……(7) 次に、第8図に溶接トーチ角度の制御法につい
て示す。多層溶接の場合、溶接部に開先がとられ
ていることから前記の例のごとく母管1と枝管2
とのなす角度の2等分にトーチ角度をとることが
できない。このため、母管表面からの仰角を一定
とし、溶接条件の均一化を図るものとする。この
とき、母管表面の接線方向の傾きβ(θ)は、(3)
式においてd0を(5)式のRを用いて修正し、 として与えられるから、トーチ角度ω(θ)は、 ω(θ)=ω−β(θ) ……(10) ただしω:θ=0゜におけるトーチ角度 なる式により制御することになる。
次に第9図に溶接条件の制御法について示す。
1パスで溶接すべき部分の断面積ΔS(θ)は(7)
(8)式および同式においてmおよびnをm+1、n
+1とそれぞれ変更して求めたR、Zの値から、
近似的に ΔS(θ)=ΔR×ΔZ×1/cos{β(θ)}……
(11) としと与えられる。
ところで、溶接条件制御の一例として、溶接電
流、溶接電圧を一定とすれば、溶接断面積は溶接
速度に反比例する。従つて、溶接条件を溶接速度
v(θ)だけによつて制御し、 v(θ)=v0×cos{β(θ)} ……(12) ただし、v0:θ=0゜における溶接速度 とすればよいことになる。
以上に述べた制御法により、前記した溶接装置
9によつて多層溶接を行う場合の制御装置29に
ついて説明する。第10図は本発明に係る制御装
置29の実施例の一つを示すもので、30は総括
制御装置、31は定数値セツト用レジスタであつ
て、31Aは母管外径D0、31Bは枝管内径
d1、31Cは枝管肉厚t、31Dは枝管開先高さ
H、31Eは1パス溶接ビード幅ΔR、31Fは
1パス溶接ビード高さΔZ、31Gは基準トーチ
角度ω、31Hは基準溶接速度v0、を各々セツ
トする。32は溶接装置9の各軸に指令値を出力
するためのレジスタであり、32Aはθ軸、32
BはR軸、32CはZ軸、32Dはω軸それぞれ
の指令値がセツトされる。また、40はカウンタで
あつて、40Aは溶接実行パス数、40Bは溶接
実行層数をカウントし、更新する。33はθ軸の
指令更新回路、34は(7)式によりRの値を演算す
る回路、35は(8)式によりZの値を演算する回
路、36は母管の傾きβ(θ)の演算回路、37
は(10)式によりωの値を演算する回路、38は(12)式
により動作速度を制御する回路である。なお、(8)
式より であるから、(12)、(13)式より となり、(14)式に応じて指令更新回路33で更
新するθの値あるいは動作速度制御回路38で指
令更新の時間間隔を制御することにより動作速度
の制御が可能である。また39は回転量検出回路
である。
次に第10図に示す制御装置を用いて自動溶接
装置9を制御する場合の方法について説明する。
まず、動作を開始すると、カウンタ40はイニ
シヤライズされ各々1にセツトされる。次にレジ
スタ31の各データをもとにR軸演算回路34で
Rの値が求められ、一方θ軸指令更新回路33に
よりθの初期値がセツトされ、これにもとづいて
Z軸演算回路35、ω軸演算回路37によりZ、
ωの値が求められ、レジスタ32にそれぞれ送ら
れて溶接装置9を溶接開始点に位置決めする。次
にθ軸指令更新回路33によりθ軸の指令値が更
新されると、その値およびR軸の値にもとづいて
Z軸演算回路35およびβ演算回路36が作動
し、Z軸の指令値および母管表面の傾斜β(θ)
が計算される。β(θ)の値が求められるとω軸
演算回路37によりトーチ角度ωの指令値が求め
られ、以上の各結果から動作速度演算回路38に
よつて動作速度vが与えられる。このうちθ、
R、Z、ωのデータはレジスタ32を経て溶接装
置9の各軸を駆動し、また動作速度vの値はθ軸
指令更新回路33へ再び入つて次のθ軸指令更新
までの時間間隔あるいはθ軸の指令更新量を制御
する。以上を繰返すことにより溶接を継続し、1
周分の動作を終了すると回転量検出回路39によ
り1パス分の溶接が終了したことを判定し、パス
数カウンタ40Aを1つカウントアツプする。次
いで2パス目の溶接に入り、これを繰返し、1層
目がすべて終了すれば層数カウンタ40Bを1つ
カウントアツブし、同時にパス数カウンタ40A
を1に再セツトする。以上の操作を繰返し、全層
全パスの溶接が終るまで継続することにより、連
続自動多層溶接が実現できることになる。
なお、この場合層数および各層パス数の判定に
は、第6図からも明らかなように(6)式のZを用い
て、 Rnax=d/2+L−L/H×Z (15) ここにL:脚長 d0:枝管2の外径 なるRnaxを求め、(7)式のRの値とRnaxとを比較
してRの最大値を判定することにより各層のパス
数を、また(6)式のZと開先高さHとを比較するこ
とにより最大層数を判定することが可能である。
この実現手段としては第10図に示した制御装置
において、カウンタ40に判定機能を付加してお
けばよい。
本実施例によれば、母管と枝管の交差部分の多
層溶接を自動的に行なうことが可能となる効果を
有する。
なお、上記実施例においては第4図に示す円筒
座標系構成の溶接装置について説明してきたが、
別の実施例として第11図に示す直交座標系のロ
ボツトを用いることも可能である。
第11図に示すロボツトは、本発明の一つの実
現手段にかかる実施例であつて、公知の直交座標
系ロボツトの手首を変更し、枝管溶接用に構成し
たものである。ロボツト50はシリンダ51によ
り第1のコラム52上をX軸方向へ往復移動する
鞍53と、この鞍53上に直立に設けられた第2
のコラム54に沿つてシリンダ55により上下動
する十字軸受箱56と、この十字軸受箱56に取
付けられ、シリンダ57によつてY軸方向に往復
動されるコラム58とを有している。このコラム
58上には本発明の一実施例としての枝管溶接用
手首60が取付けられている。枝管溶接用手首6
0は、前記コラム58の先端に固定された鉛直軸
線まわりに1回転以上の回転動をしうる手首機構
61を中心に構成される。手首機構61はコの字
形ないしはL字形をなすアーム62を有し、さら
に該アーム62の先端にはアーム62の垂直な対
称中心面に対して垂直方向の軸線まわりに回転動
しうる曲げ装置63があつて、曲げ装置63には
溶接トーチTが取付けられ、前記アーム62の垂
直な対称中心面内において回転動し、水平面から
の角度を変化できるようになつている。また、手
首機構61の駆動は駆動モータ61Mにより、ま
た曲げ装置63の駆動は駆動モータ63Mにより
行う。
上記ロボツト50を用いて枝管溶接を行う場合
には、第一の実施例における(1)式、第2の実施例
における(7)式をそれぞれパラメータθによつて X=Rcosθ、Y=Rsinθ ……(16) とふりわけ、ロボツト50のX、Y軸の位置をこ
れにもとづいて求めることにより容易に対応でき
る。本ロボツト50において手首機構61の形状
をコ字形ないしL字形とした理由は、動作中に枝
管の上方との衝突を防ぎ、手首機構61の回転中
心をなるべく枝管の主軸と近ずけることによりト
ーチねらい位置の精度を向上させることを目的と
したものである。
本実施例によれば、従来のロボツトの手首を変
更するだけで枝管溶接を実現できるため、新たな
専用溶接装置を導入することなく安価に自動化を
実現できる効果を有する。
さらに第12図に多層溶接時における溶接方向
と溶接開始点および終了点の位置の制御方法を示
す。すなわち、枝管の周囲を多層溶接する場合に
は、溶接装置制御用のケーブル、各軸駆動モータ
等のケーブル類の処理上1パスないしは数パスご
とに溶接方向を反転させる必要が生ずる。しか
し、この場合方向反転時には一旦溶接を中断し、
アークを切らなくてはならないため、溶接ビード
に継ぎ目ができる。しかしながらこの継ぎ目部の
位置が一個所に集中すると溶接欠陥が生じやすか
つたり、あるいは強度的に不均一になるなどの欠
点を有する。このため、第12図に示すように、
1パスごとに溶接の開始点の位置を変化させるこ
とが有効となる。第12図に示す例はその一例で
あつて、溶接開始点を1つの線上lを中心とし
て、1パスごとにこの線lの前後に偏差eをとつ
て開始点をふり分ける方法であつて、さらに1層
ごと、すなわち上下方向の積層に対して、上記偏
差eの値を変化させることにより継目部位置を分
散させるようにしたものである。ここで、1つの
溶接パスはいずれも枝管の周囲を1周して終了す
るのは明らかであり、従つて一つのパスの溶接終
了点はそのパスの溶接開始点と一致し、この点が
ビードの継目となることは言うまでもない。
上記溶接開始点制御を実現するためには枝管外
周を旋回動する溶接装置の旋回駆動可能範囲とし
て、溶接開始点のふり分け中心線からの偏差分だ
け余裕を持たせておくことが必要となる。前記ロ
ボツト50の手首60において旋回動範囲を1回
転以上と述べたのはこのためである。
更に、前記第二の実施例において、溶着量制御
を(12)式により溶接速度により制御する方法を示し
たが、これについては溶接速度を変化せずに、溶
接電圧、溶接電流によつて溶着量制御することが
可能な場合も考えられる。この場合(13)式、
(14)式の演算は不要となる効果がある。
また、第5図、第10図の実施例において、総
括制御装置にデイジタル計算機等を用い、第5
図、第10図中の各演算回路の機能の一部あるい
は全部をプログラムによつておきかえることによ
り実現させる変形例も可能であることは言うまで
もない。
以上本発明について2つの主な実施例と、これ
に付随した各種の変形例・応用例をとりあげて説
明したが、本発明によれば、母管と枝管の交差す
る継手部の溶接において、溶接軌跡、トーチ姿
勢、動作速度等を数式化し、これらの数式にもと
づいて演算により上記軌跡、トーチ姿勢等を動作
制御することにより、上記軌跡、トーチ姿勢等の
詳細な教示作業を行なわずして自動溶接を容易に
実現しうるという効果を有する。
更に本発明によれば、数式にもとづいて演算に
より継手部の軌跡、トーチ姿勢、動作速度の制御
を行うため、理論的に最適かつ実現可能な制御方
法を数式化しておけば、望みうる最良の溶接品質
を常に得ることが可能であるという効果を持つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は母管に枝管が直交する場合の継手の一
例、第2図は第1図の溶接部軌跡の幾何学的関係
を示す図、第3図は本発明の一実施例におけるト
ーチ角度の制御法を説明するための図(但し、第
3図Cは第3図Aの一部A−A断面図)、第4図
は本発明の実現手段としての自動溶接装置の一例
を示す図、第5図は本発明による制御法の実現手
段としての制御装置の一実施例を示す図、第6図
は母管に枝管が直交し、枝管側に開先加工した場
合の継手の一例を示す図、第7図は第6図におけ
る開先部の断面拡大図、第8図は本発明の他の実
施例におけるトーチ角度の制御法を示す図、第9
図は第8図と同じ実施例での溶接条件の制御法を
示す図(但し第9図Cは1パスで溶接すべき部分
の拡大図)、第10図は本発明による制御装置の
他の実施例を示す図、第11図は本発明の実現手
段としての自動溶接装置の他の例を示す図、第1
2図は本発明の多層溶接時における溶接継目位置
の制御方法を示す図である。 1……母管、2……枝管、3……溶接部、T…
…溶接トーチ、ω……トーチ角度、P……トーチ
ねらい位置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 母管に枝管が交差する継手部の溶接におい
    て、該継手部の鞍型曲線の方程式により溶接トー
    チの位置を演算制御し、溶接トーチ主軸の上記母
    管への投影曲線における該溶接トーチ主軸を含む
    鉛直平面内での該溶接トーチ先端ねらい位置での
    接線の傾き演算式に基づき前記溶接トーチの仰角
    度を演算制御することによつて自動的に溶接トー
    チの位置及び角度を制御することを特徴とする管
    継手部の自動溶接方法。 2 母管に枝管が交差する継手部の溶接におい
    て、該継手部の鞍型曲線の方程式により溶接トー
    チの位置を演算制御し溶接トーチ主軸の上記母管
    への投影曲線における該溶接トーチ主軸を含む鉛
    直平面内での該溶接トーチ先端ねらい位置での接
    線の傾き演算式に基づき前記溶接トーチの仰角度
    を演算制御すると共に前記溶接トーチ先端ねらい
    位置での接線の傾き演算式にもとづき該溶接トー
    チの鞍型曲線に沿つた方向の動作速度を演算制御
    することによつて自動的に溶接トーチの位置、角
    度及び動作速度を制御することを特徴とする管継
    手部の自動溶接方法。 3 特許請求の範囲第2項において、前記溶接ト
    ーチの角度を、前記溶接トーチ主軸の母管への投
    影曲線における前記溶接トーチ先端ねらい位置で
    の接線と該溶接トーチ主軸の枝管への投影曲線に
    おける該溶接トーチ先端ねらい位置での接線との
    なす角が、枝管の周囲全周にわたつて常に同一の
    比に分割されるように制御することを特徴とする
    管継手部の自動溶接方法。 4 特許請求の範囲第2項において、前記溶接ト
    ーチの角度を、前記溶接トーチ主軸の母管への投
    影曲線における該溶接トーチ先端ねらい位置での
    接線からの仰角が枝管の周囲全周にわたつて常に
    一定となるように制御することを特徴とする管継
    手部の自動溶接方法。 5 特許請求の範囲第2項において、枝管の周囲
    全周にわたつて前記溶接トーチ先端ねらい位置で
    の接線の傾きの余弦値に比例するように動作速度
    を演算制御することを特徴とする管継手部の自動
    溶接方法。 6 母管にて枝管が交差する継手部の溶接におい
    て、該継手部の鞍型曲線の方程式により溶接トー
    チの位置を演算制御し、溶接トーチ主軸の上記母
    管への投影曲線における該溶接トーチ主軸を含む
    鉛直平面内での該溶接トーチ先端ねらい位置での
    接線の傾き演算式に基づき前記溶接トーチの仰角
    度を演算制御することによつて自動的に溶接トー
    チの位置及び角度を制御し、かつ水平平板上に1
    パス溶接した溶接ビードの幅の整数倍だけの枝管
    の半径を大きくとり、また水平平板上に1パス溶
    接した溶接ビードの高さの整数倍だけ母管の半径
    を大きくとつた場合に形成される鞍型曲線をもつ
    て各パスの前記溶接トーチの動作軌跡とすること
    によつて多層溶接を自動的に演算制御しうるよう
    にしたことを特徴とする管継手部の自動溶接方
    法。 7 特許請求の範囲第6項において、溶接方向を
    反転するごとに、溶接開始点および終了点の位置
    を枝管の円周方向に変化させ、もつて溶接ビード
    継目の位置を枝管の円周方向に分散させることに
    より多層溶接することを特徴とする管継手部の自
    動溶接方法。
JP14790178A 1978-12-01 1978-12-01 Automatic welding method of pipe joint and device thereof Granted JPS5575883A (en)

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