JPS625867B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS625867B2
JPS625867B2 JP17878680A JP17878680A JPS625867B2 JP S625867 B2 JPS625867 B2 JP S625867B2 JP 17878680 A JP17878680 A JP 17878680A JP 17878680 A JP17878680 A JP 17878680A JP S625867 B2 JPS625867 B2 JP S625867B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
winding
bobbin
friction roller
transfer tail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17878680A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57102470A (en
Inventor
Hiroyuki Iimuro
Hiroyuki Nagai
Kosuke Sasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP17878680A priority Critical patent/JPS57102470A/ja
Publication of JPS57102470A publication Critical patent/JPS57102470A/ja
Publication of JPS625867B2 publication Critical patent/JPS625867B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は糸条のトランスフアーテール形成巻取
方法に関するものである。 糸条を巻取る巻取機において、空ボビンへの巻
始めの糸条を一旦通常のトラバース範囲内に巻取
り、次いで前記糸条をトラバース範囲外に取り出
してトランスフアーテールを形成し、しかる後に
糸条を前記のトラバース範囲に戻す糸条のトラン
スフアーテール形成巻取方法は、特開昭47−
43435号公報、特公昭54−11414号公報等により公
知である。 しかしながら、特開昭47−43435号公報記載の
方法は、その第4図や第8図によれば、空ボビン
への巻始めの糸条を一旦通常のトラバース範囲内
に巻取り、ボビン上の糸層がボビン表面を被覆す
る前に、糸条を通常のトラバース範囲外に取り出
してトランスフアーテールを形成している。この
ような巻取方法で巻取ると、トランスフアーテー
ル部以降の正常糸層の一部がボビンに直接接触す
るので、紙製のボビンを使用した場合に糸層の油
剤分がボビンに吸収されて低OPU異常糸となつ
たり、解舒時に糸条がばらけてボビン表面の欠陥
(疵や糊のはみ出し)に引掛つて断糸するという
問題が発生する。 また、特公昭54−11414号公報には、糸条がト
ラバースされる範囲外においてフリクシヨンロー
ラと接触回転する空紙管に対して、糸条がトラバ
ースされる範囲内にあるフリクシヨンローラと非
接触の部分に糸を捕捉させた後、紙管上の糸層が
フリクシヨンローラに接触するに至つた時、糸条
がトラバースされる範囲外の紙管端部にバンチ巻
する方法が記載されている。しかしながら、この
方法では、糸条がトラバースされる範囲内にある
フリクシヨンローラと非接触の部分に、糸を捕捉
させ、紙管上の糸層がフリクシヨンローラに接触
すると、今までフリクシヨンローラの表面速度よ
りも早い速度で巻取られていた糸条がフリクシヨ
ンローラの表面速度まで低下する。この時点以降
で糸条がトラバース範囲外の紙管端部にバンチ巻
されると、糸条の巻取速度は、この時点の巻厚に
相当する表面速度差と、トラバースの綾角に相当
する速度差の和だけ更に低下することになり、巻
取張力は極めて低くなつてループが発生したり、
トランスフアー成功率が大きく低下する。 本発明者等は上記の従来法の欠点を解決するた
めに鋭意検討した結果、本発明に到達したもので
ある。即ち、本発明はフリクシヨンローラと接触
回転する空ボビンを増速するための段付部をフリ
クシヨンローラの一部に設けたフリクシヨンドラ
イブ式巻取機によつて連続糸条を順次パツケージ
に巻上げるに際し、空ボビンへの巻始めの糸条を
一旦通常のトラバース範囲内に巻取り、ボビン上
の糸層がボビン表面をほぼ被覆するに至つた時点
よりフリクシヨンローラに接触する前の間に、前
記糸条を通常のトラバース範囲外に取り出してト
ランスフアーテールを形成し、しかる後に糸条を
前記のトラバース範囲に戻すことを特徴とする糸
条のトランスフアーテール形成巻取方法である。 本発明で言う糸条とは、化合成繊維の連続フイ
ラメント糸若しくはその紡績糸又は天然繊維の紡
績糸等フリクシヨンドライブ式巻取機で巻取可能
な全ての糸条を含むものであり、特に好ましいの
は紡出後の化合成繊維のマルチフイラメントであ
る。 次に本発明を図面により詳細に説明する。第1
図はフリクシヨンローラと接触回転する空ボビン
を増速するための段付部をフリクシヨンローラの
一部に設けたフリクシヨンドライブ式巻取機の要
部正面図であり、第2図は、第1図の巻取機で巻
取つた場合の巻始めの巻量に対する巻取張力の変
化を示す図である。 1はフリクシヨンローラの接糸部、2はフリク
シヨンローラの空ボビンを増速するための段付
部、3はボビンホルダー、4はボビン、5は通常
のトラバース範囲の巻取部、6はトランスフアー
テール形成部である。 まず第1図において、空ボビン4へ糸掛けする
際、フリクシヨンローラの接糸部1よりも直径の
大きい段付部2でもつて空ボビン4を増速し、正
常速度よりも若干速い速度で通常のトラバース範
囲の巻取部5へ糸掛けする。このようにすること
により糸掛直後の点の巻取張力は、第2図で示
すように点以降の正常巻取時の張力よりも高く
なるので、巻取機上流の引取ローラ(図示しな
い)巻付断糸等は生じない。 糸掛された糸条は、ボビン上の糸層がボビン表
面をほぼ被覆するに至つた時点点を経て、フリ
クシヨンローラに接触する時点の点までは巻取
速度の増加に伴つて巻取張力も第2図に示すよう
に漸次増大する。本発明は点以降で点に達す
るより前に巻取中の糸条を通常トラバース範囲の
巻取部5外に取り出してトランスフアーテール形
成部6にトランスフアーテールを形成し、しかる
後に糸条を前記のトラバース範囲に戻すことにあ
る。このような範囲でトランスフアーテールを形
成した場合の巻取張力は、第2図ので示すよう
に急激に低下するけれども、張力の絶対値が比較
的高い水準にあるので巻取張力低下による引取ロ
ーラ巻付断糸やループは発生しない。ボビン上の
糸層がフリクシヨンローラに接触する時点である
点に達すると増速されていた巻取速度は、フリ
クシヨンローラの接糸部1の表面速度まで急激に
低下するので、巻取張力は第2図で示すように急
激に低下し、以降ほぼ一定値に安定化する。 巻取中の糸条を通常トラバース範囲外に取り出
してトランスフアーテールを形成する時点が、
点以降になると巻取張力は第2図ので示すよう
に急激に低下し、その絶対値も非常に小さくなる
ので引取ローラ巻付断糸やループが発生してよく
ない。巻取張力が急激に低下しても引取ローラ巻
付断糸やループが発生しないような水準に、巻取
張力を予め高く設定しておくことも考えられる
が、このように巻始めから高い張力で巻取ると綾
外れが発生するのでよくない。 巻取中の糸条を通常トラバース範囲外に取り出
してトランスフアーテールを形成する時点が、空
ボビン上の糸層がボビン表面をほぼ被覆するに至
つた時点の点より前である場合は、巻取張力は
第2図ので示すようにやよりも小巾な低下
にとどまり、引取ローラ巻付断糸やループは発生
しない。しかしながらトランスフアーテール以降
の糸条が直接紙製ボビンに接触することになるの
で、糸条の油剤分が紙製ボビンに吸収され低
OPU異常糸になつたり、解舒時に糸条がばらけ
てボビン表面の欠陥(疵や糊のはみ出し)に引掛
かり断糸したりするのでよくない。 フリクシヨンローラの接糸部の直径D0、段付
部の直径をD1としたときの段付比率D1/D0
1.002から1.01とするのが好ましい。段付比率
D1/D0が1.01よりも大きくなると、巻始めの増速
比が大きくなり過ぎて糸品質差(特に染着差)の
原因になるので好ましくなく、逆に1.002よりも
小さくなると、巻始め巻取張力が低くなつて糸掛
け時やトランスフアーテール形成時に引取ローラ
巻付断糸やループが発生するので好ましくない。 以上のように本発明は、空ボビン上の糸層がボ
ビン表面をほぼ被覆するに至つた時点よりフリク
シヨンローラに接触するより前の間に、巻取中の
糸条を通常のトラバース範囲外に取り出してトラ
ンスフアーテールを形成するので、最内層の
OPU異常や染着差のない解舒性も優れた、しか
もループや引取ローラ巻付断糸もない高品位の糸
条が工程調子のよい状態で得られる。 実施例 通常の高速紡糸条件で紡出冷却されて3500m/
分の引取速度で引取られたポリエチレンテレフタ
レートのマルチフイラメント225De/30filをフリ
クシヨンローラの段付比D1/D0が150.6mm/150mm
=1.004である第1図で示すようなフリクシヨン
ドライブ式巻取機で、各条件当り8Kg巻100本づ
つ巻取り、トランスフアーテール形成中の断糸率
を調べた。次に得られたパツケージを通常の条件
で延伸仮撚して、トランスフアー成功率、トラン
スフアーテールノツト部前後の第2ヒーター当り
(OPU異常の場合は静電気が発生して、非接触式
のスリツトヒーター内でヒーター当りが発生す
る)や染着差を調べた。その結果を第1表に示
す。
【表】 第1表から明らかなように本発明によるもの
が、各特性共優れていることが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図はフリクシヨンローラと接触回転する空
ボビンを増速するための段付部をフリクシヨンロ
ーラの一部に設けたフリクシヨンドライブ式巻取
機の要部正面図であり、第2図は第1図の巻取機
で巻取つた場合の巻始めの巻量に対する巻取張力
の変化を示す図である。 1はフリクシヨンローラの接糸部、2はフリク
シヨンローラの空ボビンを増速するための段付
部、4はボビン、5は通常のトラバース範囲の巻
取部、6はトランスフアーテール形成部である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フリクシヨンローラと接触回転する空ボビン
    を増速するための段付部をフリクシヨンローラの
    一部に設けたフリクシヨンドライブ式巻取機によ
    つて連続糸条を順次パツケージに巻上げるに際
    し、空ボビンへの巻始めの糸条を一旦通常のトラ
    バース範囲内に巻取り、ボビン上の糸層がボビン
    表面をほぼ被覆するに至つた時点よりフリクシヨ
    ンローラに接触するより前の間に、前記糸条を通
    常のトラバース範囲外に取り出してトランスフア
    ーテールを形成し、しかる後に糸条を前記のトラ
    バース範囲に戻すことを特徴とする糸条のトラン
    スフアーテール形成巻取方法。 2 フリクシヨンローラの接糸部の直径をD0
    段付部の直径をD1としたときの段付比率D1/D0
    を1.002から1.01とした特許請求の範囲第1項記
    載の糸条のトランスフアーテール形成巻取方法。
JP17878680A 1980-12-19 1980-12-19 Method of winding thread to form transfer tail Granted JPS57102470A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17878680A JPS57102470A (en) 1980-12-19 1980-12-19 Method of winding thread to form transfer tail

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17878680A JPS57102470A (en) 1980-12-19 1980-12-19 Method of winding thread to form transfer tail

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57102470A JPS57102470A (en) 1982-06-25
JPS625867B2 true JPS625867B2 (ja) 1987-02-06

Family

ID=16054605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17878680A Granted JPS57102470A (en) 1980-12-19 1980-12-19 Method of winding thread to form transfer tail

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JP (1) JPS57102470A (ja)

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JPS57102470A (en) 1982-06-25

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