JP4992632B2 - レボルビング式糸条巻取装置 - Google Patents
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Description
(a)糸条を綾振りするトラバース装置と、
(b)該トラバース装置の綾振幅をもって糸条が巻上げられ、パッケージを形成するボビンと、
(c)該綾振幅の外側においてボビン軸に対して交差する方向にボビンの表面に形成された糸把持溝と、
(d)上記ボビンが装着される2本のスピンドルと、
(e)該2本のスピンドルの一方を巻取側、他方を待機側として配設せしめ、かつ両者の位置を交互に入れ替えるターレットと、
(f)上記2本のスピンドルの間に突設される仕切板と、
(g)上記ターレットを回動せしめてなる糸切替時に、巻取側から待機側へ移ったパッケージに継続して巻き取られている走行糸条を、前記トラバース装置の綾振幅の外側に糸条を案内する糸寄せガイドと、
(h)上記糸切替時において、上記巻取側から待機側へ移ったパッケージに継続して巻き取られている走行糸条を、待機側から巻取側に移った空ボビンの糸把持溝に押圧把持せしめる糸掛け装置および該糸掛け装置に配設された糸掛けガイドを、上記空ボビンと上記パッケージとの間の位置に備えたレボルビング式糸条巻取装置であって、
(i)上記糸切替時に、前記仕切板に押圧せしめる遮蔽板を前記糸掛け装置に設けたことを特徴とするレボルビング式糸条巻取装置であり、
また、高粘度成分にテレフタル酸を酸成分としトリメチレングリコールをグリコール成分とするポリトリメチレンテレフタレートを用い、低粘度成分にテレフタル酸を酸成分としエチレングリコールをグリコール成分とするポリエチレンテレフタレートを用いた2成分を繊維長手方向に沿ってサイドバイサイド型または偏心芯鞘型に構成した複合ポリエステル繊維を上記のレボルビング式糸条巻取装置で巻取ることを特徴とする合成繊維の巻き取り方法である。
高粘度成分のポリトリメチレンテレフタレートは90モル%以上がトリメチレンテレフタレートの繰り返し単位からなるものである。ポリトリメチレンテレフタレートとはテレフタル酸を主たる酸成分とし、トリメチレングリコールを主たるグリコール成分として得られるポリエステルである。ただし、10モル%以下の割合で他のエステル結合を形成可能な共重合成分を含むものであっても良い。共重合可能な化合物として、たとえばイソフタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、ダイマ酸、セバシン酸などのジカルボン酸類、一方、グリコール成分として、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどを挙げることができるが、これらに限られるものではない。
また、艶消剤として、二酸化チタン、滑剤としてのシリカやアルミナの微粒子、抗酸化剤として、ヒンダードフェノール誘導体、着色顔料などを必要に応じて添加することができる。
本発明におけるポリトリメチレンテレフタレートの好ましい極限粘度は、0.7〜2.0である。
極限粘度1.13のポリトリメチレンテレフタレートと極限粘度0.51のポリエチレンテレフタレートをそれぞれエクストルーダーを用い、それぞれ285℃、260℃にて溶融後、ポンプによる計量を行い、ポリマー温度270℃にてサイドバイサイド型断面形状を形成すべく口金に流入させた。複合比はポリトリメチレンテレフタレート:ポリエチレンテレフタレート=50:50の割合とした。口金から吐出された糸条は、冷却、油剤付与後、1250m/分の速度で55℃に加熱された第1ホットローラーに引き取られ、一旦巻き取ることなく、4200m/分の速度で155℃に加熱された第2ホットローラーに引き回し、延伸、熱セットを行った。さらに、3990m/分にて2個のゴデットローラーを引き回した後、タッチローラ速度3980m/分、パッケージ巻取り速度3948m/分として巻き取り、56dtex―24fのポリエステル複合繊維を得るものである。
2:ベース
3:ターレット
4:スピンドル
5:スピンドル
6:糸把持機構
7:ボビン
8:ボビン
9:トラバース装置
10:タッチローラ
11:パッケージ
12:仕切板
13:仕切板フレーム
14:薄板
15:糸道規制ガイド
16:糸寄せガイド
17:ガイドロッド
18:ピン
19:糸掛け装置
20:軸受け
21:軸
22:ブラケット
23:流体圧シリンダ
24:糸掛けガイド
25:遮蔽板
26:切り欠き
27:切り欠き寸法
28:遮蔽板のスピンドル軸方向の寸法
Claims (2)
- (a)糸条を綾振りするトラバース装置と、
(b)該トラバース装置の綾振幅をもって糸条が巻上げられ、パッケージを形成するボビンと、
(c)該綾振幅の外側においてボビン軸に対して交差する方向にボビンの表面に形成された糸把持溝と、
(d)上記ボビンが装着される2本のスピンドルと、
(e)該2本のスピンドルの一方を巻取側、他方を待機側として配設せしめ、かつ両者の位置を交互に入れ替えるターレットと、
(f)上記2本のスピンドルの間に突設される仕切板と、
(g)上記ターレットを回動せしめてなる糸切替時に、巻取側から待機側へ移ったパッケージに継続して巻き取られている走行糸条を、前記トラバース装置の綾振幅の外側に糸条を案内する糸寄せガイドと、
(h)上記糸切替時において、上記巻取側から待機側へ移ったパッケージに継続して巻き取られている走行糸条を、待機側から巻取側に移った空ボビンの糸把持溝に押圧把持せしめる糸掛け装置および該糸掛け装置に配設された糸掛けガイドを、上記空ボビンと上記パッケージとの間の位置に備えたレボルビング式糸条巻取装置であって、
(i)上記糸切替時に、前記仕切板に押圧せしめる遮蔽板を前記糸掛け装置に設けたことを特徴とするレボルビング式糸条巻取装置。 - 高粘度成分にテレフタル酸を酸成分としトリメチレングリコールをグリコール成分とするポリトリメチレンテレフタレートを用い、低粘度成分にテレフタル酸を酸成分としエチレングリコールをグリコール成分とするポリエチレンテレフタレートを用いた2成分を繊維長手方向に沿ってサイドバイサイド型または偏心芯鞘型に構成した複合ポリエステル繊維を請求項1記載のレボルビング式糸条巻取装置で巻取ることを特徴とする合成繊維の巻取り方法。
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