JPS6258615A - 砒素化ガリウム系化合物半導体装置 - Google Patents
砒素化ガリウム系化合物半導体装置Info
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- JPS6258615A JPS6258615A JP19562985A JP19562985A JPS6258615A JP S6258615 A JPS6258615 A JP S6258615A JP 19562985 A JP19562985 A JP 19562985A JP 19562985 A JP19562985 A JP 19562985A JP S6258615 A JPS6258615 A JP S6258615A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、シリコン単結晶を基板として、エピタキシャ
ル成長したGaAsエピタキシャル層を用いた砒素化ガ
リウム系化合物半導体装置に関する。
ル成長したGaAsエピタキシャル層を用いた砒素化ガ
リウム系化合物半導体装置に関する。
砒素化ガリウム系の■−■化合物半導体は、高移動度、
直接遷移型のバンド構造、3元、4元系の化合物による
バンドギャブと格子定数の可変性等の性質のため、高速
トランジスタ、レーザダイオード、発光ダイオード、フ
ォトトランジスタ、フォトダイオード、太陽電池等の個
別素子は勿論、これらの半導体素子を組み込んだICへ
の応用が注目されている。これらの能動素子を形成した
活性層は、選択拡散、選択イオン注入等により砒素化ガ
リウム単結晶基板内に形成されるか、砒素化ガリウム単
結晶基板に、砒素化ガリウム系半導体をエピタキシャル
成長させたエピタキシャル層に形成させる方法が採用さ
れている。
直接遷移型のバンド構造、3元、4元系の化合物による
バンドギャブと格子定数の可変性等の性質のため、高速
トランジスタ、レーザダイオード、発光ダイオード、フ
ォトトランジスタ、フォトダイオード、太陽電池等の個
別素子は勿論、これらの半導体素子を組み込んだICへ
の応用が注目されている。これらの能動素子を形成した
活性層は、選択拡散、選択イオン注入等により砒素化ガ
リウム単結晶基板内に形成されるか、砒素化ガリウム単
結晶基板に、砒素化ガリウム系半導体をエピタキシャル
成長させたエピタキシャル層に形成させる方法が採用さ
れている。
ところが、上記の砒素化ガリウム単結晶基板は、シリコ
ン単結晶基板に比べて口径の大きなものが得難いこと、
製造コストが高いこと、機械的強度に欠けること、等の
欠点がある。そこで、半導体材料のうち半導体のインゴ
ットの製造技術及び処理技術の最も進んだ単結晶シリコ
ンを基板として、砒素化ガリウムをその上にエピタキシ
ャル成長させて活性層を形成することが考えられている
が、格子不整合の為未だ結晶性の高いエピタキシャル成
長膜は、得られていない。そのため、シリコンを基板と
する砒素化ガリウム系の半導体装置の実現は、未だ不十
分の状態である。 本発明は、i結晶シリコン基板上に結晶性の良い砒素化
ガリウムのエピタキシャル成長層を形成して、砒素化ガ
リウム系半導体装置の低コスト化、量産性の向上、光I
C等の新しい素子構成の実現化を図るものである。
ン単結晶基板に比べて口径の大きなものが得難いこと、
製造コストが高いこと、機械的強度に欠けること、等の
欠点がある。そこで、半導体材料のうち半導体のインゴ
ットの製造技術及び処理技術の最も進んだ単結晶シリコ
ンを基板として、砒素化ガリウムをその上にエピタキシ
ャル成長させて活性層を形成することが考えられている
が、格子不整合の為未だ結晶性の高いエピタキシャル成
長膜は、得られていない。そのため、シリコンを基板と
する砒素化ガリウム系の半導体装置の実現は、未だ不十
分の状態である。 本発明は、i結晶シリコン基板上に結晶性の良い砒素化
ガリウムのエピタキシャル成長層を形成して、砒素化ガ
リウム系半導体装置の低コスト化、量産性の向上、光I
C等の新しい素子構成の実現化を図るものである。
本発明者らは、単結晶シリコン基板上に砒素化ガリウム
をエピタキシャル成長させるのに、シリコンと砒素化ガ
リウムの格子定数を整合させるための中間層(バッファ
層)と、基板結晶のエピタキシャル成長させるための主
面の面方位について各種検討を重ねて来た。 その結果、所定の中間層を用いることにより結晶性の良
いGaAsエピタキシャル層が形成されること、単結晶
シリコン基板の主面の面方位が(100)面に対する一
定の範囲のオフ角を有する時に、エピタキシャル成長し
た砒素化ガリウムの結晶性が高いことが判明した。又そ
の時の中間層の材料の選択及び超格子等に形成する等の
工夫により、更に砒素化ガリウムの結晶性が向上するこ
とが判明した。本発明は上記の発見に基づいて成された
ものである。 即ち、第1発明は、シリコン単結晶基板と、該シリコン
単結晶基板の主面上にエピタキシャル成長させた、シリ
コンと砒素化ガリウム(GaAs)の格子不整合を緩和
する超格子層を有する中間層と、 該中間層の主面上にエピタキシャル成長させた砒素化ガ
リウム層を基底層として形成された半導体装置と、 から成る砒素化ガリウム系化合物半導体装置でる。又本
第2発明は、主面の面方位が(100)面に対し0.5
〜5度の範囲で傾斜しているシリコン単結晶基板と、 該シリコン単結晶基板の主面上にエピタキシャル成長さ
せた燐化ガリウム(Gap)から成る中間層と、 該中間層の主面上にエピタキシャル成長させた砒素化ガ
リウム層を基底層として形成された半導体装置と、 から成る砒素化ガリウム系化合物半導体装置である。 エピタキシャル成長した砒素化ガリウムの結晶性の評価
は、接触式表面粗さ計による表面精度、フォトルミネッ
センス半値幅を測定することによって行った。上記0.
5〜5°のオフ角は、従来、エピタキシャル成長に使用
される一般的な(100)面にエピタキシャル成長させ
た場合の結晶と比べて、結晶表面の粗さが小さく、フォ
トルミネッセンスの半値幅が狭い範囲として決定した。 オフ角は望ましくは1〜3°、最も望ましくは約20で
ある。 上記の中間層は、望ましくは燐化ガリウム(GaP)で
あり、さらに望ましくは超格子層を有するものである。 超格子の場合には、中間層を前記シリコン基板の主面側
から、燐化ガリウム(GaP)と砒素化燐化ガリウム(
GaAsP)の超格子層と、砒素化燐化ガリウム(Ga
AsP)と砒素化ガリウム(GaAs)の超格子層とを
積層するのが良い。さらに、前記の超格子層とシリコン
基板との間にシリコン基板側から燐化アルミニウム(△
IP)から成る層と燐化ガリウムアルミニウム(AlG
aP)から成る層の複層、または燐化ガリウム(GaP
)の単層を介在させると更に砒素化ガリウムの結晶性の
向上がみられた。 半導体装置は、前記砒素化ガリウムエピタキシャル層を
活性層として形成したり、更にこの砒素化ガリウムエピ
タキシャル層を基底層として、さらにGaAs系の半導
体をエピタキシャル成長させた層を活性層として形成す
る事が出来る。この半導体装置は、例えば、バイポーラ
トランジスタ、電界効果トランジスタ、発光ダイオード
、レーザダイオード、受光素子、太陽電池等の個別素子
又はそれらの複合体から成るICである。
をエピタキシャル成長させるのに、シリコンと砒素化ガ
リウムの格子定数を整合させるための中間層(バッファ
層)と、基板結晶のエピタキシャル成長させるための主
面の面方位について各種検討を重ねて来た。 その結果、所定の中間層を用いることにより結晶性の良
いGaAsエピタキシャル層が形成されること、単結晶
シリコン基板の主面の面方位が(100)面に対する一
定の範囲のオフ角を有する時に、エピタキシャル成長し
た砒素化ガリウムの結晶性が高いことが判明した。又そ
の時の中間層の材料の選択及び超格子等に形成する等の
工夫により、更に砒素化ガリウムの結晶性が向上するこ
とが判明した。本発明は上記の発見に基づいて成された
ものである。 即ち、第1発明は、シリコン単結晶基板と、該シリコン
単結晶基板の主面上にエピタキシャル成長させた、シリ
コンと砒素化ガリウム(GaAs)の格子不整合を緩和
する超格子層を有する中間層と、 該中間層の主面上にエピタキシャル成長させた砒素化ガ
リウム層を基底層として形成された半導体装置と、 から成る砒素化ガリウム系化合物半導体装置でる。又本
第2発明は、主面の面方位が(100)面に対し0.5
〜5度の範囲で傾斜しているシリコン単結晶基板と、 該シリコン単結晶基板の主面上にエピタキシャル成長さ
せた燐化ガリウム(Gap)から成る中間層と、 該中間層の主面上にエピタキシャル成長させた砒素化ガ
リウム層を基底層として形成された半導体装置と、 から成る砒素化ガリウム系化合物半導体装置である。 エピタキシャル成長した砒素化ガリウムの結晶性の評価
は、接触式表面粗さ計による表面精度、フォトルミネッ
センス半値幅を測定することによって行った。上記0.
5〜5°のオフ角は、従来、エピタキシャル成長に使用
される一般的な(100)面にエピタキシャル成長させ
た場合の結晶と比べて、結晶表面の粗さが小さく、フォ
トルミネッセンスの半値幅が狭い範囲として決定した。 オフ角は望ましくは1〜3°、最も望ましくは約20で
ある。 上記の中間層は、望ましくは燐化ガリウム(GaP)で
あり、さらに望ましくは超格子層を有するものである。 超格子の場合には、中間層を前記シリコン基板の主面側
から、燐化ガリウム(GaP)と砒素化燐化ガリウム(
GaAsP)の超格子層と、砒素化燐化ガリウム(Ga
AsP)と砒素化ガリウム(GaAs)の超格子層とを
積層するのが良い。さらに、前記の超格子層とシリコン
基板との間にシリコン基板側から燐化アルミニウム(△
IP)から成る層と燐化ガリウムアルミニウム(AlG
aP)から成る層の複層、または燐化ガリウム(GaP
)の単層を介在させると更に砒素化ガリウムの結晶性の
向上がみられた。 半導体装置は、前記砒素化ガリウムエピタキシャル層を
活性層として形成したり、更にこの砒素化ガリウムエピ
タキシャル層を基底層として、さらにGaAs系の半導
体をエピタキシャル成長させた層を活性層として形成す
る事が出来る。この半導体装置は、例えば、バイポーラ
トランジスタ、電界効果トランジスタ、発光ダイオード
、レーザダイオード、受光素子、太陽電池等の個別素子
又はそれらの複合体から成るICである。
本発明では中間層を超格子としているため、結晶性の高
い砒素化ガリウムエピタキシャル層が得られたので、シ
リコンを基板とする砒素化ガリウム系の半導体装置の実
現が可能となった。又シリコン単結晶基板のエピタキシ
ャル成長面となる主面の面方位を(100)に対して0
.5〜5°の範囲で傾斜させ、その基板の主面上に中間
層と砒素化ガリウムを順次エピタキシャル成長さた場合
には、更に結晶性の良い砒素化ガリウムのエピタキシャ
ル成長層が得られる為、高性能の半導体装置が実現出来
た。 本発明装置はシリコンの単結晶基板を用いているため、
大きなウェハが使用出来るので、安価な多量生産が可能
となる。
い砒素化ガリウムエピタキシャル層が得られたので、シ
リコンを基板とする砒素化ガリウム系の半導体装置の実
現が可能となった。又シリコン単結晶基板のエピタキシ
ャル成長面となる主面の面方位を(100)に対して0
.5〜5°の範囲で傾斜させ、その基板の主面上に中間
層と砒素化ガリウムを順次エピタキシャル成長さた場合
には、更に結晶性の良い砒素化ガリウムのエピタキシャ
ル成長層が得られる為、高性能の半導体装置が実現出来
た。 本発明装置はシリコンの単結晶基板を用いているため、
大きなウェハが使用出来るので、安価な多量生産が可能
となる。
実施例1
本実施例はレーザダイオードに関するものである。
第1図は、レーザダイオードの構成を示した断面図であ
る。図に於いて、10は主面が〔100〕方位に対して
オフ角2度で傾斜しているn型のシリコン単結晶基板で
ある。30は中間層、50はn型砒素化ガリウムエピタ
キシャル層、52はn−Gao、7A 10.3 As
から成るクラッド層、54は1−GaAsから成る活性
層、56はp−G a O,? A 1 o、a A
sから成るクラッド層、58はp−GaAsから成るキ
ャブ層、60はSiO□から成る絶縁膜、62はAu−
Znから成る十電極、64はAu−3nから成る一1!
極である。層の厚さは、シリコン単結晶基板10が30
0μ第1中間層30が0.25μm、、GaAsエピタ
キシャル層50が2μ第1クラツド層52が1.5μ第
1活性層54が0.1μ第1クラツド層56が1゜5μ
第1キヤツプ層58が0.5μmである。 中間層30は、燐化ガリウム(GaP)の単層から成る
第1中間層31と、燐化ガリウム(GaP)と混晶比0
.5の砒素化燐化ガリウム(GaA So、s Po、
s )の超格子から成る第2中間層32と、混晶比0.
5の砒素化燐化ガリウム(GaAso、s Po、s
)と砒素化ガリウムの超格子から成る第3中間層33と
で構成されている。第1中間層31は500人の厚さの
単層、第2中間層32、第3中間層33はそれぞれ20
0人の層を5層積層した超格子で構成されている。 この半導体装置は、有機金屑熱分解気相成長法(MOC
VD)により、順次シリコン基板10上に連続的にエピ
タキシャル成長させて形成した。 反応炉は横型の誘導加熱常圧炉を用いた。原料ガスには
、トリメチルガリウム(T M G a 、 Ga(C
1l−)3)、トリメチルアルミニウム(T M A
1 、AI(C11、)、)、水素希釈のアルシン(Δ
5Hs)、ホスフィン(P H、)を用いている。又n
型、n型のドーパントには、それぞれジエチル亜鉛(D
EZn)、水素希釈のII 2S eを用いた。それら
のガスの流速は、一定の結晶成長速度が得られるように
流量制御装置によって正確に制御されている。又V族元
素のブレクラッキング(pre−crack ing)
は行っていない。 シリコン基板10は、まず酸化膜を除去する為、水素雰
囲気中で1000℃で10分加熱してアニIJングを行
った。その後、成長温度を900℃に保持してGaPを
エピタキシャル成長させて第1中間層31を形成し、次
に成長温度を700℃に保持して超格子の第2中間F!
32及び第3中間層33をエピタキシャル成長させた。 次に成長温度を700℃に保持して、n型のGaAsエ
ピタキシャル層50とクラッド層52と活性層54とク
ラッド層56とキャップ層58とをそれぞれ連続成長さ
せた。次に、ホトレジストの塗布、マスキング、露光の
工程を経て、GaAsエピタキシャル層50迄図示の如
くエツチングした。その後5iOzをコーティングして
絶縁膜60を形成しフォトリソグラフにより窓を空け、
十電極62を蒸着する七共にGaAsエピタキシャル層
50の上に一電極64を蒸着し拡散処理を施して電極を
形成した。その後端面を襞間して共振器を形成しレーザ
ダイオードを得た。 このようにして作成したレーザダイオードは室温でパル
ス発振した。その入出力特性を第2図に示す、しきい値
は電流460mAであった。又発振したレーザ光のスペ
クトルを第3図に示す。 実施例2 本実施例はフォトダイオードに関するものである。第4
図に於いて、13は主面が〔1,00)方位に対してオ
フ角2度で傾斜しているn型のシリコン単結晶基板であ
る。34はn” −GaPから成る中間層、70はn+
型のGaAsエピタキシャル層、71はn−−GaAs
エピタキシャル層、72はp−GaAs−+−ビタキシ
ャル層、73はAu、 −Z nの電極、74はAu−
3nのM、極である。 層70.71.72でPIN型のフォトダイオードを構
成している。上記層の厚さは、基板13が300μmで
エピタキシャル成長させた後は回層により50μmとな
っている。中間層34は1μm、層70.71.72は
それぞれ0.5μm、2.5μm、0.5μmである。 各層は第1実施例と同様にMOCVDの連続成長により
形成された。成長温度は、中間層34が900℃、層7
1.72.73が650℃である。エピタキシャル成長
の完成後、電極73.74を蒸着し、端面を鍔間して発
光面を得た。このようにして形成されたフォトダイオー
ドの量子効率の波長特性を第5図に示す。 実施例3 本実施例は、太陽電池に関するものである。第6図に於
いて、12は主面が[100)方位に対してオフ角2度
で傾斜しているn型のシリコン単結晶基板、35はGa
Pから成る第1中間層、36は、燐化ガリウム(GaP
)と混晶比0.5の砒素化燐化ガリウム(G a A
s o、s P o、s)の超格子から成る第2中間
層、37は、混晶比0.5の砒素化燐化ガリウム(Ga
Aso、s P o、s)と砒素化ガリウムの超格子
から成る第3中間層である。 80はn−GaAsエピタキシャル層、81はp−Ga
Asエピタキシャル層、82はpGao。 2A10.8ΔS工ピタキシヤル層、84はSiO2か
ら成る無反射コーテイング膜、85はAu−Znの電極
、86はAl74極である。上記層の厚さは、基板12
が300μmでエピタキシャル成長させた後は研房によ
り50μmとなっている。 中間層35は500人、層80.81.82.84はそ
れぞれ0.5μm、0.5μm、0.1μm、80nm
である。各半導体層は第1実施例と同様にMOCVDの
連続成長により形成された。成長温度は、中間層35が
900℃、層81,82.83が650℃である。成長
完成後、層82の上にSin、をスパッタリングして無
反射コーティングを施し、フォトリソグラフ、エツチン
グによって電極85を形成する部分に窓を開けAu−Z
nをその部分に蒸着して電極を形成し、基板12を50
μm迄研暦し回層面にAIを蒸着して電極86を形成し
た。このようにして形成された太陽電池の分光感度特性
を第7図に示す。比較としてあげたGaAs基板に作成
した太陽電池の特性と比べて遜色無いことが分る。 実験例1 次に基板の主面のオフ角とその基板上に成長したGaA
sエピタキシャル層の結晶性との関係について実験した
。第8図は、実験例にかかるウェハの構成を示した断面
図である。図に於いて、10はn型のシリコン単結晶基
板、30は燐化ガリウムから成る中間層、50は砒素化
ガリウムエピタキシャル層である。層の厚さは、シリコ
ン単結晶基板10が300μ第1中間層30が0.5μ
m、GaAsのエピタキシャル層50が2μmである。 中間層30とエピタキシャル層50は、有機金属熱分解
気相成長法(MOCVD)により、順次シリコン基板1
0上に連続的にエピタキシャル成長させて形成した。成
長温度はGaPが900℃、GaAsエピタキシャル層
50が650℃である。 上記の製造方法により、シリコン単結晶基板の主面11
の面方位を(100)方位に対して各種変化させた基板
にエピタキシャル成長させたウェハを多数製作した。 それらのウェハについて、表面粗さ計により、GaAs
エピタキシャル層50の表面の粗さを測定した。その結
果を第9図に示す。横軸は基板10の主面の面方位のl
:100)方位に対するずれ角(オフ角)を、縦軸は表
面の粗さくpeak to peak)を表す。同図か
ら明らかなように、オフ角が0゜5〜5°の範囲に有る
時、オフ角O°で成長させた場合に比べて表面精度が向
上しているのが分る。 最も望ましいのは、オフ角1〜2°の時である。 その時の表面精度は50八以下であり、オフ角O°の場
合の表面精度150人に比べて3倍以上に向上している
のが分る。 実験例2 第10図は、他の実験例に係るウェハの構成を示したウ
ェハの断面図である。図に於いて、10はn型のシリコ
ン単結晶基板、30は格子不整合を緩和するための中間
層、50は、GaAsのエピタキシャル層である。第1
実験例とは、中間層30の構成が異なる。即ち中間層3
0は、シリコンと強力に接合し、基板10上に容易に成
長させることが可能な燐化アルミニウム(AlP)から
成る第1中間層31と、混晶比0.5の燐化ガリウムア
ルミニウム(A Ia、s Gao、s P)から成る
第2中間層32と、燐化ガリウム(GaP)と混晶比0
.5の砒素化燐化ガリウム(GaAsa、sPa、s)
の超格子から成る第3中間層33と、混晶比0.5の砒
素化燐化ガリウム(GaAs0.sPa、s)と砒素化
ガリウムの超格子から成る第4中間層34とで構成され
ている。層の厚さは、基板10が300μm、中間層3
0が0.42μ第1GaAsエピタキシャル層50が2
μmである。 中間層について更に詳しく言えば、第1中間層31、第
2中間層32はそれぞれ100人の単層、第3中間層3
3、第4中間層34がそれぞれ200人の層を10層積
層した超格子で構成されている。 これらの層の形成は第1実験例と同様にMOCVDによ
り形成された。成長温度は、第1〜第4中間層31〜3
4が830℃、GaAszピタキシャル層50が730
℃である。上記の製造方法により、シリコン単結晶基板
の主面11の面方位を[100)方位に対して各種変化
させた基板にエピタキシャル成長させたウェハを多数製
作した。 それらのウェハについてフォトルミネッセンス半値幅を
測定した。その結果を第11図に示す。 第11図から明らかな様にオフ角0.5〜5°の範囲に
於いて、オフ角0°の基板を用いたウェハに比べてフォ
トルミネッセンス半値幅は、小さくなっている。即ちG
aAsエピタキシャル層50の結晶性が高いことを示し
ている。望ましい範囲はオフ角1〜3°であり、最も望
ましいのは、オフ角が約2°の場合である。 実験例3 第10図の構成に於いて、第1及び第2中間層31.3
2を設けないウェハについて、実験例2と同様の実験を
行った結果、同様な実験結果かえられ、基板の主面のオ
フ角が0.5〜5°の範囲にある時、GaAsエピタキ
シャル層50の結晶性が良くなる事が判明した。 実験例4 第10図の第1及び第2中間層31.32の代わりに層
の厚さ0.5μmのGaPの中間層を設けた構成のウェ
ハについて実験例2と同様の実験を行ったところ、同様
の結果が得られ、基板の主面のオフ角が0.5〜5°の
範囲にある時、GaAsエピタキシャル層50の結晶性
が良くなる事が判明した。 これらの実験からシリコン基板の主面の〔100〕方位
に対するオフ角が(1,5〜5度のときGaAsエピタ
キシャル層の結晶性が良いことが判明した。従ってその
方位のシリコン基板を用いることにより、上記の実施例
で述べた装置に限らず高性能の砒素化ガリウム系半導体
装置かえられる。
る。図に於いて、10は主面が〔100〕方位に対して
オフ角2度で傾斜しているn型のシリコン単結晶基板で
ある。30は中間層、50はn型砒素化ガリウムエピタ
キシャル層、52はn−Gao、7A 10.3 As
から成るクラッド層、54は1−GaAsから成る活性
層、56はp−G a O,? A 1 o、a A
sから成るクラッド層、58はp−GaAsから成るキ
ャブ層、60はSiO□から成る絶縁膜、62はAu−
Znから成る十電極、64はAu−3nから成る一1!
極である。層の厚さは、シリコン単結晶基板10が30
0μ第1中間層30が0.25μm、、GaAsエピタ
キシャル層50が2μ第1クラツド層52が1.5μ第
1活性層54が0.1μ第1クラツド層56が1゜5μ
第1キヤツプ層58が0.5μmである。 中間層30は、燐化ガリウム(GaP)の単層から成る
第1中間層31と、燐化ガリウム(GaP)と混晶比0
.5の砒素化燐化ガリウム(GaA So、s Po、
s )の超格子から成る第2中間層32と、混晶比0.
5の砒素化燐化ガリウム(GaAso、s Po、s
)と砒素化ガリウムの超格子から成る第3中間層33と
で構成されている。第1中間層31は500人の厚さの
単層、第2中間層32、第3中間層33はそれぞれ20
0人の層を5層積層した超格子で構成されている。 この半導体装置は、有機金屑熱分解気相成長法(MOC
VD)により、順次シリコン基板10上に連続的にエピ
タキシャル成長させて形成した。 反応炉は横型の誘導加熱常圧炉を用いた。原料ガスには
、トリメチルガリウム(T M G a 、 Ga(C
1l−)3)、トリメチルアルミニウム(T M A
1 、AI(C11、)、)、水素希釈のアルシン(Δ
5Hs)、ホスフィン(P H、)を用いている。又n
型、n型のドーパントには、それぞれジエチル亜鉛(D
EZn)、水素希釈のII 2S eを用いた。それら
のガスの流速は、一定の結晶成長速度が得られるように
流量制御装置によって正確に制御されている。又V族元
素のブレクラッキング(pre−crack ing)
は行っていない。 シリコン基板10は、まず酸化膜を除去する為、水素雰
囲気中で1000℃で10分加熱してアニIJングを行
った。その後、成長温度を900℃に保持してGaPを
エピタキシャル成長させて第1中間層31を形成し、次
に成長温度を700℃に保持して超格子の第2中間F!
32及び第3中間層33をエピタキシャル成長させた。 次に成長温度を700℃に保持して、n型のGaAsエ
ピタキシャル層50とクラッド層52と活性層54とク
ラッド層56とキャップ層58とをそれぞれ連続成長さ
せた。次に、ホトレジストの塗布、マスキング、露光の
工程を経て、GaAsエピタキシャル層50迄図示の如
くエツチングした。その後5iOzをコーティングして
絶縁膜60を形成しフォトリソグラフにより窓を空け、
十電極62を蒸着する七共にGaAsエピタキシャル層
50の上に一電極64を蒸着し拡散処理を施して電極を
形成した。その後端面を襞間して共振器を形成しレーザ
ダイオードを得た。 このようにして作成したレーザダイオードは室温でパル
ス発振した。その入出力特性を第2図に示す、しきい値
は電流460mAであった。又発振したレーザ光のスペ
クトルを第3図に示す。 実施例2 本実施例はフォトダイオードに関するものである。第4
図に於いて、13は主面が〔1,00)方位に対してオ
フ角2度で傾斜しているn型のシリコン単結晶基板であ
る。34はn” −GaPから成る中間層、70はn+
型のGaAsエピタキシャル層、71はn−−GaAs
エピタキシャル層、72はp−GaAs−+−ビタキシ
ャル層、73はAu、 −Z nの電極、74はAu−
3nのM、極である。 層70.71.72でPIN型のフォトダイオードを構
成している。上記層の厚さは、基板13が300μmで
エピタキシャル成長させた後は回層により50μmとな
っている。中間層34は1μm、層70.71.72は
それぞれ0.5μm、2.5μm、0.5μmである。 各層は第1実施例と同様にMOCVDの連続成長により
形成された。成長温度は、中間層34が900℃、層7
1.72.73が650℃である。エピタキシャル成長
の完成後、電極73.74を蒸着し、端面を鍔間して発
光面を得た。このようにして形成されたフォトダイオー
ドの量子効率の波長特性を第5図に示す。 実施例3 本実施例は、太陽電池に関するものである。第6図に於
いて、12は主面が[100)方位に対してオフ角2度
で傾斜しているn型のシリコン単結晶基板、35はGa
Pから成る第1中間層、36は、燐化ガリウム(GaP
)と混晶比0.5の砒素化燐化ガリウム(G a A
s o、s P o、s)の超格子から成る第2中間
層、37は、混晶比0.5の砒素化燐化ガリウム(Ga
Aso、s P o、s)と砒素化ガリウムの超格子
から成る第3中間層である。 80はn−GaAsエピタキシャル層、81はp−Ga
Asエピタキシャル層、82はpGao。 2A10.8ΔS工ピタキシヤル層、84はSiO2か
ら成る無反射コーテイング膜、85はAu−Znの電極
、86はAl74極である。上記層の厚さは、基板12
が300μmでエピタキシャル成長させた後は研房によ
り50μmとなっている。 中間層35は500人、層80.81.82.84はそ
れぞれ0.5μm、0.5μm、0.1μm、80nm
である。各半導体層は第1実施例と同様にMOCVDの
連続成長により形成された。成長温度は、中間層35が
900℃、層81,82.83が650℃である。成長
完成後、層82の上にSin、をスパッタリングして無
反射コーティングを施し、フォトリソグラフ、エツチン
グによって電極85を形成する部分に窓を開けAu−Z
nをその部分に蒸着して電極を形成し、基板12を50
μm迄研暦し回層面にAIを蒸着して電極86を形成し
た。このようにして形成された太陽電池の分光感度特性
を第7図に示す。比較としてあげたGaAs基板に作成
した太陽電池の特性と比べて遜色無いことが分る。 実験例1 次に基板の主面のオフ角とその基板上に成長したGaA
sエピタキシャル層の結晶性との関係について実験した
。第8図は、実験例にかかるウェハの構成を示した断面
図である。図に於いて、10はn型のシリコン単結晶基
板、30は燐化ガリウムから成る中間層、50は砒素化
ガリウムエピタキシャル層である。層の厚さは、シリコ
ン単結晶基板10が300μ第1中間層30が0.5μ
m、GaAsのエピタキシャル層50が2μmである。 中間層30とエピタキシャル層50は、有機金属熱分解
気相成長法(MOCVD)により、順次シリコン基板1
0上に連続的にエピタキシャル成長させて形成した。成
長温度はGaPが900℃、GaAsエピタキシャル層
50が650℃である。 上記の製造方法により、シリコン単結晶基板の主面11
の面方位を(100)方位に対して各種変化させた基板
にエピタキシャル成長させたウェハを多数製作した。 それらのウェハについて、表面粗さ計により、GaAs
エピタキシャル層50の表面の粗さを測定した。その結
果を第9図に示す。横軸は基板10の主面の面方位のl
:100)方位に対するずれ角(オフ角)を、縦軸は表
面の粗さくpeak to peak)を表す。同図か
ら明らかなように、オフ角が0゜5〜5°の範囲に有る
時、オフ角O°で成長させた場合に比べて表面精度が向
上しているのが分る。 最も望ましいのは、オフ角1〜2°の時である。 その時の表面精度は50八以下であり、オフ角O°の場
合の表面精度150人に比べて3倍以上に向上している
のが分る。 実験例2 第10図は、他の実験例に係るウェハの構成を示したウ
ェハの断面図である。図に於いて、10はn型のシリコ
ン単結晶基板、30は格子不整合を緩和するための中間
層、50は、GaAsのエピタキシャル層である。第1
実験例とは、中間層30の構成が異なる。即ち中間層3
0は、シリコンと強力に接合し、基板10上に容易に成
長させることが可能な燐化アルミニウム(AlP)から
成る第1中間層31と、混晶比0.5の燐化ガリウムア
ルミニウム(A Ia、s Gao、s P)から成る
第2中間層32と、燐化ガリウム(GaP)と混晶比0
.5の砒素化燐化ガリウム(GaAsa、sPa、s)
の超格子から成る第3中間層33と、混晶比0.5の砒
素化燐化ガリウム(GaAs0.sPa、s)と砒素化
ガリウムの超格子から成る第4中間層34とで構成され
ている。層の厚さは、基板10が300μm、中間層3
0が0.42μ第1GaAsエピタキシャル層50が2
μmである。 中間層について更に詳しく言えば、第1中間層31、第
2中間層32はそれぞれ100人の単層、第3中間層3
3、第4中間層34がそれぞれ200人の層を10層積
層した超格子で構成されている。 これらの層の形成は第1実験例と同様にMOCVDによ
り形成された。成長温度は、第1〜第4中間層31〜3
4が830℃、GaAszピタキシャル層50が730
℃である。上記の製造方法により、シリコン単結晶基板
の主面11の面方位を[100)方位に対して各種変化
させた基板にエピタキシャル成長させたウェハを多数製
作した。 それらのウェハについてフォトルミネッセンス半値幅を
測定した。その結果を第11図に示す。 第11図から明らかな様にオフ角0.5〜5°の範囲に
於いて、オフ角0°の基板を用いたウェハに比べてフォ
トルミネッセンス半値幅は、小さくなっている。即ちG
aAsエピタキシャル層50の結晶性が高いことを示し
ている。望ましい範囲はオフ角1〜3°であり、最も望
ましいのは、オフ角が約2°の場合である。 実験例3 第10図の構成に於いて、第1及び第2中間層31.3
2を設けないウェハについて、実験例2と同様の実験を
行った結果、同様な実験結果かえられ、基板の主面のオ
フ角が0.5〜5°の範囲にある時、GaAsエピタキ
シャル層50の結晶性が良くなる事が判明した。 実験例4 第10図の第1及び第2中間層31.32の代わりに層
の厚さ0.5μmのGaPの中間層を設けた構成のウェ
ハについて実験例2と同様の実験を行ったところ、同様
の結果が得られ、基板の主面のオフ角が0.5〜5°の
範囲にある時、GaAsエピタキシャル層50の結晶性
が良くなる事が判明した。 これらの実験からシリコン基板の主面の〔100〕方位
に対するオフ角が(1,5〜5度のときGaAsエピタ
キシャル層の結晶性が良いことが判明した。従ってその
方位のシリコン基板を用いることにより、上記の実施例
で述べた装置に限らず高性能の砒素化ガリウム系半導体
装置かえられる。
第1図は、本発明の具体的な一実施例のレーザダイオー
ドの構成を示した断面図、第2図、第3図は、それぞれ
、そのレーザダイオードの入出力特性を測定した測定図
、発振したレーザ光のスペクトラムを測定した測定図で
ある。第4図は他の実施例に係るフォトダイオードの構
成を示した断面図、第5図はその発光の量子効率の波長
依存性を測定した測定図である。第6図は他の実施例に
係る太陽電池の構成を示した断面図、第7図はその太陽
電池の分光感度特性を測定した測定図である。第8図は
実験例ウェハの構成を示したウェハの断面図である。第
9図はそのウェハに於けるGaAsエピタキシャル層の
表面の粗さと基板の主面のオフ角との関係を示した測定
図である。第10図は他の実験例に係るウェハの構成を
示した断面図である。第11図はそQウェハに於けるG
aAsエピタキシャル層のフォトルミネッセンス半値幅
と基板の主面のオフ角との関係を示した測定図である。 10−・シリコン単結晶基板 30・・・中間層 50−−G a A sエピタキシャル層62.64.
73,74,85.86 °゛M、極特許出願人
大同特殊鋼株式会社 同 名古屋工業大学長 代 理 人 弁理士 藤谷 修 第3図 波長(nm) 第4図 (/−In) 第8図 ■−ωωωO:) Co 0)(D ■N)(J’l cy’+ りQ −h rqか’−y
−) (,1 第10図 メ(度) 手続補正書く自発) 昭和61年7月10日
ドの構成を示した断面図、第2図、第3図は、それぞれ
、そのレーザダイオードの入出力特性を測定した測定図
、発振したレーザ光のスペクトラムを測定した測定図で
ある。第4図は他の実施例に係るフォトダイオードの構
成を示した断面図、第5図はその発光の量子効率の波長
依存性を測定した測定図である。第6図は他の実施例に
係る太陽電池の構成を示した断面図、第7図はその太陽
電池の分光感度特性を測定した測定図である。第8図は
実験例ウェハの構成を示したウェハの断面図である。第
9図はそのウェハに於けるGaAsエピタキシャル層の
表面の粗さと基板の主面のオフ角との関係を示した測定
図である。第10図は他の実験例に係るウェハの構成を
示した断面図である。第11図はそQウェハに於けるG
aAsエピタキシャル層のフォトルミネッセンス半値幅
と基板の主面のオフ角との関係を示した測定図である。 10−・シリコン単結晶基板 30・・・中間層 50−−G a A sエピタキシャル層62.64.
73,74,85.86 °゛M、極特許出願人
大同特殊鋼株式会社 同 名古屋工業大学長 代 理 人 弁理士 藤谷 修 第3図 波長(nm) 第4図 (/−In) 第8図 ■−ωωωO:) Co 0)(D ■N)(J’l cy’+ りQ −h rqか’−y
−) (,1 第10図 メ(度) 手続補正書く自発) 昭和61年7月10日
Claims (8)
- (1)シリコン単結晶基板と、 該シリコン単結晶基板の主面上にエピタキシャル成長さ
せた、シリコンと砒素化ガリウム(GaAs)の格子不
整合を緩和する超格子層を有する中間層と、 該中間層の主面上にエピタキシャル成長させた砒素化ガ
リウム層を基底層として形成された半導体装置と、 から成る砒素化ガリウム系化合物半導体装置。 - (2)前記シリコン単結晶基板の主面の面方位は(10
0)面に対し0.5〜5度の範囲で傾斜していることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の砒素化ガリウム
系化合物半導体装置。 - (3)前記中間層は、前記シリコン基板の主面側から、
燐化ガリウム(GaP)と砒素化燐化ガリウム(GaA
sP)の超格子層と、砒素化燐化ガリウム(GaAsP
)と砒素化ガリウム(GaAs)の超格子層とで形成さ
れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第
2項記載の砒素化ガリウム系化合物半導体装置。 - (4)前記中間層は、前記シリコン基板の主面側から、
燐化アルミニウム(AlP)から成る層、燐化ガリウム
アルミニウム(AlGaP)から成る層、燐化ガリウム
(GaP)と砒素化燐化ガリウム(GaAsP)の超格
子層、及び砒素化燐化ガリウム(GaAsP)と砒素化
ガリウム(GaAs)の超格子層とから成ることを特徴
とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の砒素化ガ
リウム系化合物半導体装置。 - (5)前記中間層は、前記シリコン基板の主面側から、
燐化ガリウム(GaP)から成る層、燐化ガリウム(G
aP)と砒素化燐化ガリウム(GaAsP)の超格子層
、及び砒素化燐化ガリウム(GaAsP)と砒素化ガリ
ウム(GaAs)の超格子層とから成ることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項又は第2項記載の砒素化ガリウ
ム系化合物半導体装置。 - (6)前記半導体装置は、バイポーラトランジスタ、電
界効果トランジスタ等の増幅又はスイッチング素子、発
光ダイオード、レーザダイオード等の発光素子、フォト
トランジスタ等の受光素子、太陽電池等の光起電力素子
等のうち少なくとも1種以上からなることを特徴とする
特許請求の範囲第1項乃至第5項記載の砒素化ガリウム
系化合物半導体装置。 - (7)主面の面方位が(100)面に対し0.5〜5度
の範囲で傾斜しているシリコン単結晶基板と、 該シリコン単結晶基板の主面上にエピタキシャル成長さ
せた燐化ガリウム(GaP)から成る中間層と、 該中間層の主面上にエピタキシャル成長させた砒素化ガ
リウム層を基底層として形成された半導体装置と、 から成る砒素化ガリウム系化合物半導体装置。 - (8)前記半導体装置は、バイポーラトランジスタ、電
界効果トランジスタ等の増幅又はスイッチング素子、発
光ダイオード、レーザダイオード等の発光素子、フォト
トランジスタ等の受光素子、太陽電池等の光起電力素子
等うち少なくとも1種以上からなることを特徴とする特
許請求の範囲第7項記載の砒素化ガリウム系化合物半導
体装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19562985A JPS6258615A (ja) | 1985-09-03 | 1985-09-03 | 砒素化ガリウム系化合物半導体装置 |
DE8686112178T DE3676019D1 (de) | 1985-09-03 | 1986-09-03 | Epitaktische gallium-arsenid-halbleiterscheibe und verfahren zu ihrer herstellung. |
EP19860112178 EP0214610B1 (en) | 1985-09-03 | 1986-09-03 | Epitaxial gallium arsenide semiconductor wafer and method of producing the same |
CA000517386A CA1292550C (en) | 1985-09-03 | 1986-09-03 | Epitaxial gallium arsenide semiconductor wafer and method of producing the same |
US07/325,115 US4928154A (en) | 1985-09-03 | 1989-03-20 | Epitaxial gallium arsenide semiconductor on silicon substrate with gallium phosphide and superlattice intermediate layers |
US07/483,364 US4963508A (en) | 1985-09-03 | 1990-02-22 | Method of making an epitaxial gallium arsenide semiconductor wafer using a strained layer superlattice |
CA000616160A CA1322040C (en) | 1985-09-03 | 1991-09-11 | Epitaxial gallium arsenide semiconductor wafer and method of producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19562985A JPS6258615A (ja) | 1985-09-03 | 1985-09-03 | 砒素化ガリウム系化合物半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6258615A true JPS6258615A (ja) | 1987-03-14 |
Family
ID=16344342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19562985A Pending JPS6258615A (ja) | 1985-09-03 | 1985-09-03 | 砒素化ガリウム系化合物半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6258615A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6372870B1 (en) | 1997-06-23 | 2002-04-16 | Daikin Industries Ltd. | Tetrafluoroethylene copolymer and use thereof |
US6440511B1 (en) | 1995-03-17 | 2002-08-27 | Daikin Industries, Ltd. | Thermoplastic resin laminate |
-
1985
- 1985-09-03 JP JP19562985A patent/JPS6258615A/ja active Pending
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
ELECTRON.LETT.=1984 * |
JAPAN.J.APPL.PHYS=1985 * |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6440511B1 (en) | 1995-03-17 | 2002-08-27 | Daikin Industries, Ltd. | Thermoplastic resin laminate |
US6372870B1 (en) | 1997-06-23 | 2002-04-16 | Daikin Industries Ltd. | Tetrafluoroethylene copolymer and use thereof |
US6538084B2 (en) | 1997-06-23 | 2003-03-25 | Daikin Industries, Ltd. | Tetrafluoroethylene copolymer and use thereof |
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