JPS6257983A - 発汗着用時ベタつきを感じさせない布帛およびその布帛の加工処理方法 - Google Patents

発汗着用時ベタつきを感じさせない布帛およびその布帛の加工処理方法

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JPS6257983A
JPS6257983A JP19901185A JP19901185A JPS6257983A JP S6257983 A JPS6257983 A JP S6257983A JP 19901185 A JP19901185 A JP 19901185A JP 19901185 A JP19901185 A JP 19901185A JP S6257983 A JPS6257983 A JP S6257983A
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cloth
treatment
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牧埜 利清
田辺 実
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Fuji Spinning Co Ltd
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Fuji Spinning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は発汗によるベタつきを感じさせない布帛およ
びその布帛の加工処理方法に関するものである。
〈従来の技術〉  − 汗で濡れた布帛が肌にベタつかないようにしたい技術的
課題に対して、従来、つぎのような解決策が提案されて
いる。すなわち、単一素材からなる編織物の場合、特開
昭56−144272 号公報に見るように、片面全面
に撥水処理を施し、他面は全く撥水性を有しないかまた
は溌水度を弱めた撥水処理を施す、あるいは特開昭58
−220873号公報に見るように、片面全面に吸水処
理を施し、他面は全て吸水性を有しないかまたは吸水度
を弱めた吸水処理を施す。つまり、編織物の厚み方向に
対して溌水度なり吸水度に勾配を付し、これによって汗
を速やかに移行させてしまおうというものである。また
、表面が合成繊維素材、裏面が吸湿性繊維素材とした編
織物の場合は、特開昭58−220844号公報に見る
ように、吸湿性繊維素材の全面に撥水処理を施すことに
よって、表面の合成繊維素材との間に撥水度的に勾配を
付し、汗を移行させようというものもある。
〈発明が解決しようとする問題点〉 上記した従来法において、発汗した汗が残留することな
く速やかに全部移行してくれるならば、ベタつき感は完
全に解消できようが、実際問題としてそれは仲々困難で
ある。汗が残留すると、肌と接する布帛裏面全面を撥水
処理した構成では、かえって汗を吸いずらくしているた
め、汗は肌を伝って流下するし、また、肌と接する布帛
表面全面を吸水処理した構成でも、ぐっしより汗を吸っ
て濡れた布帛が肌にベタつき、その不快感は依然として
解消されないまま残ることになる。
この発明の目的は、かかる欠点を改善できる布帛および
その布帛の加工処理方法を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 この発明になる布帛は、直接肌に触れる布帛裏面の凸部
表層部分にのみ撥水処理層を形成し、この1發水処理層
を除いた残りの布帛裏面部分およびこれと連続する布帛
表面部分に吸水処理を施してなるものである。つまり、
肌と対面する布帛裏面は直接肌に触れる凸部表層部分だ
けが撥水性を呈し、残りの全ては吸汗性に冨み拡散効果
の良好な吸水処理を施しであるので、撥水性だけ或いは
吸水性だけといった単一機能しか秦ざない従来品とは違
って、二つのは能を兼備している。
上記のように、布帛裏面の凸部表層部分にのみ撥水処理
層を形成するには、ローラ捺染法に準じて、周面に適切
な大きさの三角溝を刻設した彫刻ローラを介し、粘度5
 、000〜30.000cpの撥水剤含有糊を布帛裏
面に転移させることで可能である。すなわち、供給ロー
ラによって彫刻ローラ面に供給した撥水剤含有糊の余分
な分をドクターによって掻き取り、彫刻ローラ周面に刻
設した三角溝内の撥水剤含有糊を、彫刻ローラとその彫
刻ローラ上のゴムローラとの間を通過する生地の表面に
転移させれば、凸部表層部分にのみ付着させることがで
きる。
この発明でローラ捺染法に準じて行なうと特定する理由
は、例えばスクリーン捺染法等では凸部表層面にのみ撥
水剤含有糊を転移させようとしても仲々困難でおるのに
対して、ローラ捺染法に準じて行なうときには容易に可
能だからである。使用される撥水剤含有糊の粘度につい
て5 、000〜30.0OOCDと特定する理由は、
粘度が5.0OOCI)以下であると、凸部表層部分に
のみ転移させた撥水剤含有糊はた易く周囲に浸透拡散し
てしまって、後で吸水加工を施しても、吸汗性が甚だ悪
いものとなるからである。また、粘度が30.000c
pを超えると、ローラ捺染自体が甚だ難しくなってうま
く転移できなくなるからである。この発明の方法の場合
、ローラ捺染技術による転移によって撥水処理層を凸部
表層部分にのみ形成しようというものであるから、彫刻
ローラ周面に刻設される三角溝の大きさについては深長
に決めることが大切であり、大き過ぎも小さ過ぎも共に
好結果は期待できない。
撥水処理層を除いた残りの全てを吸水処理するには、上
記した布帛に撥水剤含有糊を付着。
乾燥、熱処理したものを、親水性を有する界面活性剤水
溶液中に浸漬し、マングルで絞って乾燥すればよい。界
面活性剤水溶液は撥水処理層には付着しないからである
。良好な汗の吸い取り、拡散効果を得るにはJ 、I 
S、 L、 1096による吸水性試験で5Qmm以上
必要でおる。
〈発明の効果〉 この発明になる布帛は、直接肌に触れる凸部表層部分が
撥水処理層であるため、汗を吸って濡れた布帛が肌にベ
タつくといったことが全くないし、また、撥水処理層が
形成される凸部表層部分を除くと、残りの全部は吸水処
理をしているから、汗が布帛に吸着されずに肌を伝って
流れ落ちるといったことや、吸い取った汗の拡散が悪く
てむし暑いといったことがなく、着心地は甚だ快適であ
る。
また、この発明になる布帛の加工処理方法は、布帛表面
の凸部表層部分にのみ撥水処理層を形成することが至極
簡単に行なえるし、残りの全ての部分を吸水処理するこ
とも同様に簡単に行なえる点で甚だ優れている。
〈実施例ン 実施例1゜ 本例は綿100%の紡績糸60番手双糸を使った目付1
30g/m2の天竺ニットを生地とした場合でおる。始
めにマイクロゲージ付の顕微鏡で生地裏面に表われた凹
凸の凸部高さを測定してみると、約0.21mmであっ
た。この生地をロール捺染機に掛け、加工速度20m/
分で生地裏面に下記A、B、C三種類の撥水剤含有糊を
下記a、b、c三種類の彫刻ローラを使ってそれぞれ付
着させた。
上記の如く撥水剤含有糊を付着した生地は、ついで、そ
れぞれ100℃、2分間で乾燥し、160℃、2分間で
熱処理後、親水性カチオン系界面活性剤である日華化学
(tI製rサンソフロンW−50Jの20MJl!溶液
をパディングし、マングルで絞って乾燥した。
加工結果を表記すれば、つぎのとおりでおる。
上表から明らかなように、撥水剤糊A、Bを用い、彫刻
ロールbで加工したものが発汗時の着用試験で良好な結
果を示した。第1図Aと第1図Bはこのニットの表面と
表面を示す図であって、自復きの個所は吸水部、黒くな
っている個所は撥水部を示している。
実施例2゜ 本例は綿100%、8S×8S、76本X43本、綾織
の織物(裏面の凸部為さば約0.20mm >を生地と
した場合である。この生地を実施例1の加工速度と同速
度で、撥水剤糊Aを彫刻ロールbにより付着させ一実施
例1と同じ条件で乾燥、熱処理したのち、親水性アニオ
ン系界面活性剤でおる高松油脂@製「アクリナ−W 3
10」の20M、g水溶液をパディングし、マングルで
絞ってから乾燥した。
第2図はこの綾織織物の断面図であって、ハツチング個
所は綾目の出ている裏面凸部表層部分に形成された撥水
処理層、自復きの個所は吸水部である。吸水部の吸水度
はバイシック法で75mmであった。また、布帛の撥水
加工面よりJ Is、 L、 1018スプレー法で試
験してみると、滴下した水滴は布帛表面まで後けてしま
い撥水度Oであった。
この加工布帛でズボンを作り、発汗時の着用性能をテス
トしたところ、汗によるベタつき感が少なく、極めて良
好な着心地であった。
X塵1.− 綿/ポリエステル(50%150%〉混紡の50番手双
糸を使った目付140(]/1112の天竺ニット(凸
部高さは約0.23 )を生地とした場合である。この
生地を実施例1で示した彫刻ロールbを用いたロール捺
染機にかけ、実施例1の加工速度と同速度で下記の撥水
剤含有糊を生地裏面ついで、親水性カチオン系界面活性
剤である日華化学■製[サンソフロンW−20Jの20
g/J:l水溶液をパディングし、マングルで絞って乾
燥した。
この場合も発汗着用試験結果では汗によるベトつき感の
少ない良好な着心地を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図Aと第1図Bはこの発明の一実施例であるニット
の表面と裏面を示す図であり、第2図はこの発明の他の
実施例である綾織織物の断面図である。 図の白抜き個所は吸水部、黒くなっている所とハツチン
グを施した所は撥水部を示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、直接肌に触れる布帛裏面の凸部表層部分にのみ撥水
    処理層を形成し、この撥水処理層を除いた残りの布帛裏
    面部分およびこれと連続する布帛表面部分に吸水処理を
    施して成る発汗着用時ベタつきを感じさせない布帛。 2、粘度5,000〜30,000cpの撥水剤含有糊
    を、ロール捺染法に準じて、周面に適切な大きさの三角
    溝を刻設した彫刻ローラを介し、凹凸を有する布帛の裏
    面凸部表層部分にのみ転移させたのち、乾燥、熱処理し
    、つぎに親水性界面活性剤水溶液に浸漬して吸水処理す
    ることを特徴とする発汗着用時ベタつきを感じさせない
    布帛の加工処理方法。
JP19901185A 1985-09-09 1985-09-09 発汗着用時ベタつきを感じさせない布帛およびその布帛の加工処理方法 Granted JPS6257983A (ja)

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