JPH0620501Y2 - 衛生材料用表面材 - Google Patents

衛生材料用表面材

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JPH0620501Y2
JPH0620501Y2 JP1990022901U JP2290190U JPH0620501Y2 JP H0620501 Y2 JPH0620501 Y2 JP H0620501Y2 JP 1990022901 U JP1990022901 U JP 1990022901U JP 2290190 U JP2290190 U JP 2290190U JP H0620501 Y2 JPH0620501 Y2 JP H0620501Y2
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JP
Japan
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surface material
sanitary materials
fibers
processing agent
hydrophilic
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憲二 平松
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、生理用品や使い捨て紙おむつ等の衛生材料の
表面材に関するものであり、特に、使用時の横モレ防止
に有効な衛生材料用表面材に関するものである。
(従来の技術) 従来、衛生材料用表面材(以下、単に表面材と称す。)
としては、一般に繊維長が20〜60mm程度の捲縮を有する
再生繊維や合成繊維などの短繊維を用い、梳綿機により
シート状ウエツブとしたのち、繊維と繊維をニードルパ
ンチや水流により絡合させたり、接着剤を用いて結合さ
せたり、熱融着性バインダー繊維を混合し、熱により接
着させて得られる不織布が使用されている。また、より
簡単に、しかも多量に製造する方法としてスパンボンド
法による不織布なども広く使用されている。
一方、乾式不織布に対して湿式不織布はいわゆる紙を製
造する抄紙方式であり、主原料としてセルローズパルプ
や靱皮繊維を用いた洋紙や和紙がその中心である。その
製造方法は、パルプ類で代表される天然繊維や再生繊
維、合成繊維などとバインダー繊維の混合スラリー液か
ら長網、円網、短網等を用いてフエルト上に該繊維を抄
き上げ、この湿紙をヤンキータイプ又は多筒式の乾燥機
にて乾燥することにより生産される。
(考案が解決しようとする課題) これらの方法により得られた不織布からなる衛生材料用
表面材は適当な親水加工剤等により処理され、廃尿等に
よる吸水性を促進させている。しかし、実際に使い捨て
おむつやナプキンにこれらの表面材を使用すると、表面
全体に尿などの液体が拡がり、その量が多い場合は、使
い捨ておむつやナプキンの両側より液体がこぼれる(横
モレ)といった現象がおこる。これを防止するために紙
おむつの場合などは、両側にスパンデツクス等のゴム状
繊維を入れることにより横モレを防止したり、両側に撥
水性の素材を使用して液体の広がりを防止したりする方
法がとられている。
しかしこれらの方法は、製造工程上非常に工程が複雑に
なり、生産効率の悪化や製造コストのアツプなどにな
る。
(考案が解決しようとする課題) 本考案の目的は、従来の製造工程と余り変化なく、容易
にしかも安価に横モレを防止する衛生材料用表面材を提
供することである。
(課題を解決するための手段) 本考案者は、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、
放尿等により放出された液体が、同心円状に拡がつて行
く際、表面材の幅方向に間隔をもつて、長さ方向に親水
加工剤が付与されていると、拡がつてきた液体が長さ方
向に沿つて拡がつてゆき、幅方向に拡がるのを防止する
ということを見い出して本考案に到達した。
すなわち、本考案は、天然繊維、再生繊維及び合成繊維
からなる群から選ばれる少なくとも1種以上の繊維によ
つて構成された衛生材料用表面材の幅方向に間隔をもつ
て、長さ方向に親水加工剤が付与されていることを特徴
とする衛生材料用表面材であり、好ましくは、親水加工
剤が、表面材の幅方向に5mm〜50mmの間隔で付与されて
おり、および又は該表面材幅方向の両端には長さ方向に
沿つて撥水加工剤が付与されている衛生材料用表面材で
ある(第1図参照)。このような表面材は、天然繊維、
再生繊維及び合成繊維からなる群から選ばれた少なくと
も1種以上の繊維を用いて乾式法や湿式法で不織布を得
たのち、その不織布の片面又は両面に親水加工剤を付着
又は塗布することによつて得られる。この場合の付着法
は、ローラープリント機やスクリーンプリント機等によ
り不織布の片面にプリントしたり、ジエツトノズル等に
より親水加工剤を不織布の片面に直線状に噴射したりす
る方法が考えられる。この際、親水加工剤のラインの間
隔は5mm以上50mm以内の間隔がよく、さらに10mm〜20mm
が好ましい。5mmより狭くするとプリントが難しくな
り、隣り同士のラインがつながつたりして長さ方向への
液体の流れが悪くなる。また、50mmを越えると実用上の
表面材全体の中に1本〜2本のラインとなつて、効果が
弱くなる。
本考案で使用される親水加工剤は、一般に親水加工剤と
して使用されるものであればよく、例えば、ポリエステ
ル系の親水加工剤(例えば、高松油脂(株)製SR−10
00)、ポリビニルアルコール、親水性ウレタン等を挙げ
ることができる。この親水加工剤は第1図の3に示すよ
うに表面材の長さ方向にライン状に付与されるものであ
り、表面材の表面積に対して10%〜80%の割合で付与さ
れていることが好ましい。また、親水加工剤のラインが
よくわかるように、加工剤に少量の染料や顔料を加えて
おいてもよい。
更に、本考案においては、横モレをより少なくするため
に第1図の2にあるように表面材の幅方向の両端に撥水
加工剤を付与してもよい。付与量としては特別に限定は
ないが10mm〜30mm程度の幅でライン状に付着又は塗布す
ればよい。
使用される撥水加工剤としては例えば、ポリシロキサン
等のシリコン系加工剤やフッ素系の加工剤を主体とする
ものが挙げられる。
本考案で使用される表面材となる不織布を構成する繊維
の種類は特に限定されることはなく、天然繊維、再生繊
維、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアクリロニト
リル系、ポリオレフィン系、ポリビニルアルコール系、
ポリ塩化ビニル系等の合成繊維からなる群から選ばれる
少なくとも1種以上の繊維を使用することができる。
(実施例) 以下、本考案を具体的に説明するが本考案はこれに限定
されるものではない。
実施例1 鞘成分が130℃で溶融するポリエチレンで、芯成分が通
常のポリエステルよりなる芯鞘型の複合繊維(2デニー
ル、繊維長51mm)を100%使用し、カーデイングにより
得られたウエツブを140℃の熱風で処理し、乾式法によ
るウエツブ(25g/m2)を形成した。その後、ローラプリン
ト機を用い、10mmの間隔で、ポリエステル系の親水加工
剤(高松油脂(株)製、SR−1000)10%の溶液に青色
の分散染料(Resolin Blue FRB)を0.01%を加えてウエツ
ブにプリントした。そしてプリント後、110℃の熱風で
乾燥した後捲き取り使い捨ておむつの表面材とした。
この表面材を使用して使い捨ておむつを作り、その表面
に水を100cc落とした所、水はラインにそつて長さ方向
(親水加工剤の付着している方向)に流れ、途中で下の
吸水体に吸収された。この方法で3回繰り返しても、横
モレするような事はなかつた。
一方、同様に作つた親水加工剤のラインのない表面材を
使用した使い捨ておむつは、2回目位より拡がつた水の
輪の先端部が一面に拡がり、3回目には少し横モレする
現象が認められた。
(考案の効果) 本考案の表面材は、生産上安価に、簡易に製造すること
ができ、従来品に比較して横モレを顕著に防止すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の衛生材料用表面材を使用した衛生材料
の一実施態様を示す図であり、図中、1は衛生材料、2
は表面材、3は親水加工剤のライン、4は吸水材、5は
バツクシート、6は撥水加工剤のラインを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 2119−3B A41B 13/02 F

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天然繊維、再生繊維及び合成繊維からなる
    群から選ばれる少なくとも1種以上の繊維によつて構成
    された衛生材料用表面材の幅方向に間隔をもつて、長さ
    方向に親水加工剤が付与されていることを特徴とする衛
    生材料用表面材。
  2. 【請求項2】親水加工剤が、表面材の幅方向に5mm〜50m
    mの間隔で付与されており、および又は該表面材幅方向
    の両端には長さ方向に沿つて撥水加工剤が付与されてい
    る請求項(1)に記載の衛生材料用表面材。
JP1990022901U 1990-03-06 1990-03-06 衛生材料用表面材 Expired - Lifetime JPH0620501Y2 (ja)

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JP1990022901U JPH0620501Y2 (ja) 1990-03-06 1990-03-06 衛生材料用表面材

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JPH03114221U JPH03114221U (ja) 1991-11-22
JPH0620501Y2 true JPH0620501Y2 (ja) 1994-06-01

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JPS54163136A (en) * 1978-06-08 1979-12-25 Colgate Palmolive Co Disposable diaper with improved outside sheet
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