JPS6257458A - 成形用材料 - Google Patents

成形用材料

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JPS6257458A
JPS6257458A JP19496985A JP19496985A JPS6257458A JP S6257458 A JPS6257458 A JP S6257458A JP 19496985 A JP19496985 A JP 19496985A JP 19496985 A JP19496985 A JP 19496985A JP S6257458 A JPS6257458 A JP S6257458A
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Takeshi Sakashita
健 阪下
Yurimasa Zenitani
銭谷 百合正
Akio Ikeda
秋夫 池田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、機械的特性、耐熱特性、化学的物理的特性お
よび成形特性のいずれにも優れ、耐衝撃性の改善された
ポリアミド組成物に関する。
〔従来の技術〕
芳香族ジカルボン酸成分単位と脂肪族アルキレンジアミ
ン成分単位とから形成される溶融成形可能なポリアミド
が種々提案されている。例えば、本発明者らは、特開昭
59−53536号公報に芳香族ジカルボン酸成分単位
と脂肪族アルキレンジアミンとから構成される装置性ポ
リアミドを提案しており、また、特開昭59−1554
26号公報には芳香族ジカルボン酸成分単位、アジピン
酸成分単位とへキサメチレンジアミンとから生成する結
晶性コポリアミドが提案されており、さらに特公昭45
−21116号公報、特公昭45−19712号公報、
特公昭46−24249号公報などには芳香族ジカルボ
ン酸成分単位とへキサメチレンジアミン成分単位および
脂肪族ポリアミド成分単位からなる非品性透明コポリア
ミドが提案されている。
後者は透明性、成形性には優れるものの、機械的特性、
耐熱特性、耐水性が十分であるとは言い難く、またフィ
ラー配合によって熱変形温度が高められることもないな
どの欠点があった。一方、前者の結晶性コポリアミドは
、熔融成形ができしかも結晶性のためフィラーを配合す
ることによって熱変形温度が向上するとともに、引張り
強度、曲げ強度などにも優れているが、耐衝撃性、耐熱
老化性、成形性などが利用分野によっては不十分で成形
用材料などの分野でこれらの物性がさらに改良された熱
可塑性ポリアミドが求められている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、成形用材料、摺動用材料などの用途に利
用されるポリアミドがこのような状況にあることに恵み
、耐熱特性、耐衝撃特性、および摺動特性に優れた新規
なポリアミド組成物を鋭意検討した。その結果゛、特定
の芳香族ジカルボン酸成分単位と脂肪族アルキレンジア
ミン成分単位からなるポリアミドおよび特定のポリアミ
ドからなるポリアミド組成物が機械的特性、耐熱老化性
、耐衝撃性、成形性などに優れた成形用材料となること
を見出し、本発明に到達した。
〔問題点を解決するための手段〕および〔作 用〕本発
明によれば、 (A)(a)テレフタル酸成分単位が60〜100モル
%の範囲にあり、且つテレフタル酸成分単位以外の芳香
族ジカルボン酸成分単位が0〜40モル%の範囲にある
芳香族ジカルボン酸成分単位と、(b)炭素数6〜18
の脂肪族アルキレンジアミン成分単位からなるポリアミ
ド、および〔B〕一般式  −CI2−CONH−CH
2−(1)で表わされるアミド結合を有するポリアミド
、からなるポリアミド組成物が第一の発明として提供さ
れ、該ポリアミドおよび充填剤からなるポリアミド組成
物が第二発明として提供される。
本発明のポリアミド組成物を構成するポリアミド組成物
(A)の芳香族系ジカルボン酸成分単位(a)の組成は
、テレフタル酸成分単位単独であってもよいが、テレフ
タル酸成分単位と、テレフタル酸成分単位以外の芳香族
系ジカルボン酸成分単位との混合物であってもよい。こ
のようなテレフタル酸成分単位以外の芳香族系ジカルボ
ン酸成分単位としては、具体的には、イソフタル酸、フ
クル酸、2−メチルテレフタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸等の成分単位を例示することができる。これらのな
かでは、イソフタル酸成分単位又はナフタレンジカルボ
ン酸成分単位、特に、イソフタル酸成分単位が好ましい
本発明においては、上記芳香族ジカルボン酸成分単位(
alのうち、テレフタル酸は60〜100モル%を占め
、テレフタル酸成分単位以外の芳香族ジカルボン酸は0
〜40モル%の範囲であることを要する。芳香族系ジカ
ルボン酸成分単位(a)のうち、テレフタル酸が60モ
ル%よりも少なく、且つテレフタル酸成分単位以外の芳
香族系ジカルボン酸成分単位が40モル%よりも多いと
きは、かかるポリアミドを含む組成物から得られる成形
物が耐熱老化性や廠変形温度を含む耐熱特性、引張強度
、曲げ強度、耐摩耗性等の機械的特性、耐薬品性、耐水
性等の化学的物理的特性に劣る。
但し、本発明においては、上記芳香族系ジカルボン酸成
分単位(alは、テレフタル酸成分単位及びテレフタル
酸成分単位以外の芳香族系ジカルボン酸成分単位と共に
、少量、例えば、10モル%程度のトリメリット酸、ピ
ロメリット酸等の多価カルボン酸成分単位を含むことは
何ら差支えない。
本発明によるポリアミド組成物において、脂肪族アルキ
レンジアミン成分単位(blは、炭素数6〜18の直鎖
状又は分岐鎮状アルキレンジアミン成分単位である。か
かるアルキレンジアミン成分単位の具体例として、例え
ば、1.4−ジアミノ−1,1−ジメチルブタン、1.
4−ジアミノ−1−エチルブタン、1.4−ジアミノ−
1,2−ジメチルブタン、1.4−ジアミノ−1,3−
ジメチルブタン、1.4−ジアミノ−1,4−ジメチル
ブタン、1,4〜ジアミノ−2,3−ジメチルブタン、
1,2−ジアミノ−1−ブチルエタン、1.6−シアミ
ツヘキサン、1.7−ジアミツヘプクン、L8−ジアミ
ノオクタン、1.6−ジアミツー2.5−ジメチルヘキ
サン、1,6−ジアミツー2,4−ジメチルヘキサン、
1.6−ジアミツー3.3−ジメチルヘキサン、1,6
−ジアミツー2,2−ジメチルヘキサン、1,9−ジア
ミノノナン、1.6−ジアミツー2.2.4− 1−ジ
エチルヘキサン、1.6−ジアミツー2.4.4− ト
リメチルヘキサン、1.7−ジアミツー2.3−ジメチ
ルへブタン、1.7−ジアミツー2.4−ジメチルへブ
タン、1.7−ジアミツー2.5−ジメチルへブタン、
1.7−ジアミツー2.2−ジメチルへブタン、1,1
0−ジアミノデカン、1,8−ジアミノ−1,3−ジメ
チルオクタン、1.8−ジアミノ−1,4−ジメチルオ
クタン、1,8−ジアミノ−2,4−ジメチルオクタン
、1.8−ジアミノ−3,4−ジメチルオクタン、1.
8−ジアミノ−4,5−ジメチルオクタン、1.8−ジ
アミノ−2,2−ジメチルオクタン、1.8−ジアミノ
−3,3−ジメチルオクタン、1.8−ジアミノ−4,
4−ジメチルオクタン、1.6−ジアミツー2,4−ジ
エチルヘキサン、1,9−ジアミノ−5−メチルノナン
、1.11−ジアミノウンデカン、1.12−ジアミノ
ドデカン等の成分単位を例示することができる。これら
のなかでは、1.6−シアミツヘキサン、1.8−ジア
ミノオクタン、1,1〇−ジアミノデカン、1.12−
ジアミノドデカン等の成分単位又はこれらの混合成分単
位が好ましく、特に、1.6−シアミツヘキサンが好ま
しい。
本発明によるポリアミド組成物においては、前述した芳
香族系ジカルボン酸成分単位(a)の組成は、好ましく
は、上記脂肪族アルキレンジアミンの炭素数に応じて選
ばれる。このように脂肪族アルキレンジアミンの炭素数
に応じて、芳香族系ジカルボン酸成分単位(alの組成
を選択するとき、特に、得られるポリアミド組成物が成
形性にすぐれると共に、耐熱老化性や熱変形温度等の耐
熱特性及び曲げ強度、耐摩耗性等の機械的特性にすぐれ
る成形物を与えるからである。
即ち、上記脂肪族アルキレンジアミンの炭素数が例えば
6である場合は、芳香族系ジカルボン酸成分単位(al
の組成は、好ましくはテレフタル酸成分単位が60〜8
5モル%の範囲、及びテレフタル酸成分単位以外の芳香
族ジカルボン酸成分単位が15〜40モル%の範囲にあ
る。脂肪族アルキレンジアミンの炭素数が例えば8であ
るときは、芳香族系ジカルボン酸成分単位(a)の組成
は、好ましくはテレフタル酸成分単位が65〜100モ
ル%の範囲、及びテレフタル酸成分単位以外の芳香族ジ
カルボン酸成分単位が0〜35モル%の範囲にある。ま
た、脂肪族アルキレンジアミン成分単位(b)が炭素数
が例えば10〜18であるときは、芳香族系ジカルボン
酸成分単位(a)の組成は、好ましくはテレフタル酸成
分単位が75〜100モル%の範囲、及びテレフタル酸
成分単位以外の芳香族ジカルボン酸成分単位が0〜25
モル%の範囲にある。
該ポリアミド(A)は通常50℃の濃硫酸に可溶性であ
るが、場合によっては不溶性成分を含有するポリアミド
であってもよい。該ポリアミド(A)が濃硫酸に可溶性
である場合には、該ポリアミド(A)の30℃の濃硫酸
中で測定した極限粘度〔η〕は通常0.5dl/g以上
、好ましくは0.6設/g以上、とくに好ましくは0.
7ないし34/gの範囲である。該ポリアミド(A)が
50℃の濃硫酸中に不溶性成分を含有している場合には
、該ポリアミド(A)の360℃、荷重10kgで測定
したMFRは通常0.1g/10分以上、好ましくは1
〜3000g/10分の範囲である。
このような濃硫酸可溶性ポリアミドは、既に従来より知
られている方法によって得ることができる。例えば、P
olymer Reviews+10+ Conden
sationPolymers by Interfa
cial and 5olution l’1etho
ds(P、W、Morgan著、Interscien
ce Publishers(1965) ”)や、M
acromol、Chem、+47+ 93−113(
1961) )に記載されているように、前述したポリ
アミド構成成分単位である芳香族系ジカルボン酸のジ酸
ハライドと脂肪族アルキレンジアミンとを溶液法にて重
縮合させることによって得ることができる。また、界面
重合法によっても得ることができる。別の方法として、
前記芳香族系ジカルボン酸とアルキレンジアミン又はそ
のナイロン塩とを水等の溶剤の存在下に又は不存在下に
、熔融法によって重縮合させることによって得ることも
できる。更に、前者の方法によって得たポリアミドのオ
リゴマーを固相重合法によって重縮合させることによっ
ても得ることができる。
このような濃硫酸不溶性ポリアミドは、前記濃硫酸可溶
性ポリアミドの製造の際に副生させることができる。ま
た、その反応条件を選択することによって、意図的にそ
の生成量を高めることができる。従って、このような場
合には、濃硫酸可溶性ポリアミドと濃硫酸不溶性ポリア
ミドとの混合物を得ることができる。更に、必要ならば
、濃硫酸可溶性ポリアミド又はこれと濃硫酸不溶性ポリ
アミドとの混合物を更に架橋高分子量化させることによ
って、すべて濃硫酸不溶性とすることもできる。
従って、何ら制限されるものではないが、濃硫酸不溶性
ポリアミド又は濃硫酸可溶性ポリアミドと濃硫酸不溶性
ポリアミドとの混合物を製造する方法として、例えば、
前記濃硫酸可溶性ポリアミドを更に固相重合する方法、
熔融重縮合による濃硫酸可溶性ポリアミドを製造する際
に、重縮合温度をより高温、例えば、最終的に約340
℃以上とする方法、アルキレンジアミンと芳香族ジカル
ボン酸の仕込みモル比を1.03以上として、これらを
重縮合させる方法、アルキレンジアミン及び芳香族ジカ
ルボン酸と共に、3官能性以上のポリアミンやポリカル
ボン酸を併用して、これを重縮合させる方法等を例示す
ることができる。
また、該ポリアミド(A)には、従来から公知の触媒、
安定剤、可塑剤、離型剤、滑剤、種々の重合体を含有し
ていてもよく、これらは重縮合時または重縮合後のいず
れにおいて配合されたものであってもよい。これらの物
質として具体的には、リン酸、次亜リン酸ソーダ、リン
酸オクチル、トリストリデシルホスファイト、塩化第1
(第2)銅、ヨウ化銅、ピロリン酸銅、ステアリン酸銅
、ヨウ化カリウム、各種フェノール系安定剤、エチL/
7・プロピレン共重合体、エチレン・1−ブテン共重合
体などの弾性重合体、または変性物などを例示すること
ができる。
該ポリアミドの構成成分組成の決定後、融点、極限粘度
〔η〕および結晶化率の測定方法を次に示す。
+11  構成成分組成の決定法 ポリアミド組成物を作製するために使用した各ポリアミ
ドの使用量から算出して求めた。
(2)融点 理学電気社製MJ−800−BYを用いて毎分10℃の
昇温速度で樹脂の示差熱分析を行って求めた。
(3)結晶化率 理学電気製ロータフレックス2075を用いてプレスシ
ートの広角(20ニア0°〜3°)のX線解析を行って
求めた。
(4)  極限粘度〔η〕 樹脂濃度0.500g/a、0.770g/di、1.
00g/dlの96重量%濃硫酸溶液の30℃における
相対粘度をウベローデ型粘度計によって測定し、比粘度
を求め、これらの点から作図によって(77)を求めた
(51MFR なおMFRはJIS K−7210の方法番二従い36
0℃、荷重10kgで測定した。
本発明のポリアミド組成物に配合されるポリアミド(n
)は、 一般式   −CH2−CONH−CI!2−で表わさ
れるポリアミド結合を有するポリアミドであり、さらに
具体的には、ポリテトラメチレンアジパミド、ポリヘキ
サメチレンアジパミド、ボリヘキサメチレンスベラミド
、ポリへキサメチレンセバカミド、ヘキサメチレンジア
ミンと1.10−デカンジカルボン酸とのポリアミド、
ポリカプラミド、ポリウンデカンアミド、ポリドデカン
アミド、ポリメタキシリレンアジパミドなどを例示する
ことができる。これらのポリアミド〔B〕のうちでは、
ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリへキサメチレンス
ベラミド、ポリウンデカンアミド、    ′ポリドデ
カンアミドが好適である。該ポリアミドCB)の30℃
の濃硫酸中で測定した極限粘度〔η〕は通常は0.3な
いし4Li!/g、好ましくは0.4ないし3〃/gの
範囲である。
本発明のポリアミド組成物において前記ポリアミド(A
)と前記ポリアミド〔B〕の配合割合は両者(A)/ 
〔B〕の重量比が好ましくは5/95ないし9515、
とくに好ましくは 60/40ないし9515の範囲で
ある。
本発明のポリアミド組成物に配合される充填剤(C)と
しては粉末状、板状、繊維状あるいはクロス状物などの
種々の形態を有する有機系または無機系の化合物であり
、具体的には、シリカ、アルミナ、シリカアルミナ、タ
ルク、ケイソウ土、クレー、カオリン、石英、ガラス、
マイカ、グラファイト、二硫化モリブデン、セラコラ、
ベンガラ、二酸化チタン、酸化亜鉛、アルミニウム、銅
、ステンレスなどの粉状、板状の無機系化合物゛、ガラ
ス繊維、カーボン繊維、ホウ素繊維、セラミック繊維、
石綿繊維、ステンレススチール繊維などの繊維状の無機
系化合物またはこれらのクロス状物などの2次加工品、
ポリバラフェニレンテレフタルアミド、ポリメタフェニ
レンテレフタルアミド1、ポリパラフェニレンイソフタ
ルアミド、ポリメタフェニレンイソフタルアミド、ジア
ミノジフェニレンイソフタルアミド、ジアミノジフェニ
レンイソフタルアミド、ジアミドジフェニルエーテルと
テレフタル酸(イソフタル酸)との縮合物、p(m)−
アミノ安息香酸の縮合物などの全芳香族系ポリアミド、
ジアミノジフェニルエーテルと無水トリメリット酸また
は無水ピロメリット酸との縮合物などの全芳香族系ポリ
アミドイミド、全芳香族系ポリイミド、ポリベンツイミ
ダゾール、ポリイミダゾフェナンスロリンなどの複素環
含有化合物、ポリテトラフロロエチレンなどの粉状、板
状、繊維状あるいはクロス状物などのこれらの2次加工
品などを例示することができ、これらの2種以上を混合
して使用することもできる。これらの充填剤はシランカ
ップラーやチタンカップラーなどで処理したものも同様
に使用することができる。
前記充填剤のうち、粉末状の充填剤としてはシリカ、シ
リカアルミナ、アルミナ、二酸化チタン、グラファイト
、二硫化モリブデン、ポリテトラフロロエチレンを使用
することが好ましく、とくにグラファイト、二硫化モリ
ブデンまたはポリテトラフロロエチレンを使用すると該
組成物から得られる成形体の動摩擦係数、テーパー摩耗
、限界pv値などの耐摩耗性が向上するようになるので
好ましい。かかる充填剤の平均粒径は通常0.1mμな
いし200μの範囲、とくに1mμないし100μの範
囲にあると前述の耐摩耗性が著しく向上するので好まし
い。かかる充填剤の配合割合は該ポリアミド100重量
部に対して0を越えて200重量部の範囲にあることが
通常であり、好ましくは0を越えて100重量部の範囲
、とくに好ましくは0.5ないし50重量部の範囲であ
る。
また、前記充填剤のうち、有機系の繊維状充填剤として
はポリ)々ラフエニレンテレフタルアミド繊維、ポリメ
タフェニレンテレフタルアミド繊維、ポリパラフェニレ
ンイソフタルアミドIJli維、ポリメタフェニレンイ
ソフタルアミド繊維、ジアミノジフェニルエーテルとテ
レフタル酸またはイソフタル酸との縮合物から得られる
繊維などの全芳香族系ポリアミド繊維を使用すると該組
成物から得られる成形体の引張り強度、アイゾツト衝撃
強度などの機械的特性、熱変形温度などの耐熱特性など
が向上するようになるので好ましい。さらに、前記充填
剤のうちで無機系の繊維状充填剤としてはガラス繊維、
カーボン繊維またはホウ素繊維を使用すると、該組成物
から得られる成形体の引張強度、曲げ強度、曲げ弾性率
などの機械的特性、熱変形温度などの耐熱特性、耐水性
などの化学的物理的特性などが向上するようになるので
好ましい。前記有機系または無機系の繊維状充填剤の平
均長は通常0.1ないし20冨璽の範囲、とくに工ない
し10mmの範囲にあると、該組成物の成形性が向上し
かつ該組成物から得られる成形体の熱変形温度などの耐
熱特性、引張強度、曲げ強度などの機械的特性などが向
上するようになるので好ましい。
前記有機系または無機系の繊維状充填剤の配合割合は該
ポリアミド100重量部に対して5ないし200重量部
の範囲にあることが通常であり、好ましくは5ないし1
80重1部の範囲、とくに好ましくは10ないし150
M量部の範囲である。
本発明のポリアミド組成物は通常の溶融成形、例えば圧
縮成形、射出成形、押出成形等によって成形することが
できる。
また、本発明のポリアミド組成物には、さらに必要に応
じて耐熱安定剤、耐候安定剤、可塑剤、離型剤、滑剤、
その他の添加剤を配合することができる。その配合割合
は通常は適宜である。
また、本発明のポリアミド組成物は成形用材料、摺動材
、繊維、接着剤、コーティング剤、プリント基板用樹脂
、その他種々の用途に使用される。
〔実施例〕
次に、本発明のポリアミド組成物を実施例によって具体
的に説明する。実施例および比較例において使用したポ
リアミドの合成法を参考例に示した。また、試験片の調
製法ならびに各性能の評価方法も示した。
また以下の表において使用した次の略号はそれぞれ次の
化合物を示す。
TA:テレフタル酸 ■A:イソフタル酸 C6DA : 1,6−シアミツヘキサン(ポリアミド
組成物、試験片の作製および物性の評価法) ポリアミドを100℃、1mmHHの条件で12hr乾
燥した後、窒素雰囲気下で20龍押出機(スクリューI
JL/D=28)によって熔融ブレンド(300〜35
0℃)してポリアミド〔Δ〕およびポリアミドCB)か
らなるポリアミド組成物を作製した。該ポリアミド組成
物をプレス成形機により窒素雰囲気中100kg/cj
の圧力下、ポリアミド組成物の融点より20℃高い温度
でホットプレスした後、20℃の温度でコールドプレス
し、2鶴ないし10mm厚の圧縮成形板を作製した。こ
れらの成形機を表1に記載の各試験片の寸法に切削加工
した後温度23℃、相対湿度65%の雰囲気中に96h
r放置した後試験に供した。
また、ガラス繊維配合品は粉砕、乾燥した所定量のポリ
アミドと所定量のガラス繊維(平均長6鶴、日東紡績K
K製、チョツプドストランドC56PE−231)を−
軸押出機(L/D=28.20龍φ)に供給して混合し
、8〜10 mmのストラドン状として得た。試験片の
作製はガラス繊維を配合しない場合と同様にして行った
参考例1 テレフタル酸123.6 g (0,744モル)、イ
ソフタル酸52.9 g (0,318モル)へキサメ
チレンジアミン123.4 g (1,06モル)及び
イオン交換水33gを12容量オートクレーブに仕込み
、窒素置換を十分に行った後、攪拌下に2時間を要して
280℃に昇温した。更に、密閉状態のまま、280℃
で1時間反応を進行させた後、攪拌を止め、オートクレ
ーブ底部から差圧10kg/cAで反応混合物を取り出
した。これを窒素中で100℃、1100n11で一夜
乾燥した。
このオリゴマーを二軸押出ta(スクリュー径301n
、 L/ D =42、バレル温度(℃)30/ 26
0/340、第4、第6ゾーンは大気開放ベント、回転
数8Orpm 、オリゴマー供給量2kg/時、排気は
窒素パージ)によって重縮合を進め、高分子量化した。
結果を第2表に示す。
参考例2 参考例1において、テレフタル酸97.0 g(0,5
8モル)及びイソフタル酸79.4 g (0,48モ
ル)用いた以外は、参考例1と同様にしてポリアミドを
製造した。結果を第2表に示す。
(:a硫酸不溶性ポリアミドの製造) 参考例3 参考例1において得たポリマーを攪拌下280℃、1m
m11gの条件で4時間固相重合して、高分子量化を行
った。結果を第2表に示す。
実施例1 参考例1記載のポリアミド95重量部とNY−6(CM
−1021XF 、東し社製、〔η) =0.6!Mf
/g ’)5重量部および安定剤としてイルガノックス
・245(チバガイギー社製)0.5重量部を押出機に
よって溶融ブレンドしてポリアミド組成物を作製した。
この組成物を用いて作製した試験片の物性を表3に示し
た。
実施例2〜5、比較例1〜3 実施例1において表3に記載したポリアミドを表3に記
載した量用いてポリアミド組成物を作製した他は実施例
1と同様の方法で行った。結果を表3に示した。
実施例6、比較例4 実施例1において表3に記載したポリアミドを表3に記
載した量用い、またガラス繊維をポリアミド混合物60
重量部に対して40重量部用いてポリアミド組成物を作
製した他は実施例1と同様の方法で行った。結果を表3
に示した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)〔A〕(a)テレフタル酸成分単位が60〜10
    0モル%の範囲にあり、且つテレフタル酸成分単位以外
    の芳香族ジカルボン酸成分単位が0〜40モル%の範囲
    にある芳香族ジカルボン酸成分単位と、(b)炭素数6
    〜18の脂肪族アルキレンジアミン成分単位からなるポ
    リアミド、および 〔B〕一般式−CH_2−CONH−CH_2− 〔
    I 〕で表わされるアミド結合を有するポリアミド、 からなるポリアミド組成物。
  2. (2)〔A〕(a)テレフタル酸成分単位が60〜10
    0モル%の範囲にあり、且つテレフタル酸成分単位以外
    の芳香族ジカルボン酸成分単位が0〜40モル%の範囲
    にある芳香族ジカルボン酸成分単位と、 (b)炭素数6〜18の脂肪族アルキレンジアミン成分
    単位からなるポリアミド、 〔B〕一般式−CH_2−CONH−CH_2− 〔
    I 〕で表わされるアミド結合を有するポリアミド、およ
    び 〔C〕充填剤、 からなるポリアミド組成物。
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