JPS6256660A - リニアガイド装置用軌道レ−ルのボ−ル転動溝加工方法 - Google Patents

リニアガイド装置用軌道レ−ルのボ−ル転動溝加工方法

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JPS6256660A
JPS6256660A JP19385985A JP19385985A JPS6256660A JP S6256660 A JPS6256660 A JP S6256660A JP 19385985 A JP19385985 A JP 19385985A JP 19385985 A JP19385985 A JP 19385985A JP S6256660 A JPS6256660 A JP S6256660A
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    • F16C29/0642Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls with four rows of balls
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ボール転動溝を複数条軸方向に形成した軌道
レールに、転動体であるボールを介して、摺動体を摺動
自在に支承させたリニアガイド装置に関し、特に摺動体
に大きな移動ストロークを得るため複数本の軌道レール
を接続するに際し、接続の容易化を図った軌道レールに
関するものである。
〔従来技術〕
リニアガイド装置の軌道レールの長さは、主として加工
上の制約により、通常大形のリニアガイド装置の場合最
大3m程度となっている。しかし、一般に小形のリニア
ガイド装置では、軌道レールの最大長さは、強度的i問
題もありかなり短いものとなっている。
このため、比較的小形のリニアガイド装置では、標準の
リニアガイド装置として入手できる一本の軌道レールの
長さよりも大きな摺動体の移動ストロークを必要とする
場合には、複数本の軌道レールを用いて、各軌道レール
を軸方向に並べて取り付け、摺動体が太きiストローク
を摺動できるようにしていた。
この場合、軌道レールの接続部では、双方の軌道レール
のボール転動溝が軌道レールの幅方向にずれ、喰違いが
生ずることがある。
このような喰違いが生ずると摺動体が接続部を通過する
時作動不良が生じ、又ボールが損傷してリニアガイド装
置の寿命が短くなるという問題がある。そのため、従来
はハンドグラインダを用いて手作業によりボール転動溝
の端部に面取9を形成することが行なわれていた。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
しかし、手作業によってボール転動溝の端部に面取9を
形成したのでは、加工工数が多くなるとともに、滑らか
な傾斜部を形成することが困難であるため、摺動体が軌
道レールの接続部を通過する時生ずる前記問題を完全に
除去することは困難であった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上述した従来技術における問題点を良好に解
決できる軌道レールのボ・−ル転動溝加工方法と提供す
ることを目的としてなされたものであり、そのために、
軌道レールの端部に上下方向に貫通しかつ軸方向に延び
るスリットを入れ、このスリットにくさび部材を圧入す
ることにより、前記スリットにより分けられた軌道レー
ルの端部を軌道レールの幅方向外方に弾性変形させて拡
開し、この状態でボール転動溝を軌道レールの軸方向に
真直な直線状の溝として加工し、その後くさび部材をス
リットから除去し軌道レールの端部の弾性変形を除去す
゛ることにより、軌道レールの端部のボール転動溝をな
だらかに傾斜したボール転動溝に形成するようにしたの
である。
〔作用〕
上記加工方法によりボール転動溝の端部に傾斜したボー
ル転動溝を形成したので、ボール転動溝は全体にわたっ
てなめらかに連続した形状となる。また、軌道レールの
端部にはボール転動溝の加工後もスリットが存在してい
るので、この端部は幅方向の剛性が弱く弾性変形可能で
あり、この弾性変形によって軌道レール相互間の幅方向
の喰違いを吸収することもできることとなる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面をもとに説明する。
第1図及び第2図に示すように、矩形状断面の長尺のレ
ール30の両側面32には各々上下二段に半円形断面を
有するボール転動溝34が軸方向に形成され、幅方向中
央部にはレールを高さ方向に貫通する円形の貫通穴36
があけられている。
このレール端部の幅方向中央部には、貫通穴36を切欠
く上下方向に貫通したスリット38が形成され、スリッ
ト38の高さ方向中央部には、軸方向のテーパねじ穴3
9が設けられている。テーパねじ穴39にテーパねじ4
0を螺合させると、テーパねじ40を押し込むにつれて
、スリット38の両側部分42が幅方向に弾性変形して
レール3oの端部は拡開される。この時、両側部分42
の拡開量(弾性変形量)は、スリット38に螺合するテ
ーパねじ4oの螺合量を調整することKより、所定の拡
開量とすることができる。
レールの端部をテ・−バねじ4oにより拡開させた状態
で第2図に示すように、砥石Gをボール転動溝34に沿
ってその長手方向に移動させて従来と同様な直線溝仕上
加工すると、レール30の端部のボール転動溝34の溝
底はレール30の端部の拡開されている量だけ余分に削
り取られる。そこで、第3図に示すようにテーパねじ4
oをテーパねじ穴39から抜き取れば、両側部分42は
弾性によって戻り幅方向内方(互いに近づく方向)に復
帰するので、ボール転動溝34の端部は所定の長さ及び
角度でなだらかに傾斜したテーパ部46となる。このテ
ーパ部46は仕上げ加工工程で逃げ加工するため精度が
よく、スリット38の幅、テーパねじ4oの外径及び押
込量等を変更することにより、所望の形状に加工するこ
とができる。
このようにして各々の端部が加工された二本のレール3
0を第4図に示すように双方のボール転動溝34が一直
線となるような状態で基台等に固定し、第5図に示すよ
うにレール30上に鞍形状の摺動体50を多数のボール
62を介して被せる。
摺動体本体52の両側の細部56の内側面にはレール3
0のボール転動溝34と対向させて上下二条に断面半円
形のボール転動溝58が形成されており、また細部56
にはボール戻り穴60がこの部分を長手方向に貫通して
上下二段にあけられている。本体52の両端面には、ボ
ール転動溝34と58により形成されるボール通路とボ
ール戻り穴60とを連絡する半円弧状のボール循環溝を
備えた合成樹脂製の一対のエンドキャップ54が固定さ
れている。
摺動体50がレール30上を摺動すると、ボール62は
ボール転動溝34及び5日の間をボール転動溝58に沿
って一方向に移動し、一方のエンドキャップ54のボー
ル循環溝内を移動してボール戻り穴60に至り、このボ
ール戻り穴60内を上記方向とは反対方向に移動し、他
方のエンドキャップ54のボール循環溝内を移動してボ
ール転動溝34及び58の間に戻る。
摺動体50が一方のレール30から他方のレール31へ
、又はこれとは反対方向にレール上を摺動する時にも、
摺動体50が作動不良となったりボール62が傷つくこ
とは殆んどない。その理由は、ボール転動溝34の両端
のテーパ部分46は所定の角度及び長さを有し連続的で
なだらかな曲線として形成されており、テーパ部分46
とそれ以外の部分(中間部)とは角部を生ずることなく
滑らかに連続されているから、双方のボール転動溝34
間にレール幅方向の喰違い又は段差が生ずる可能性が極
めて少ないからである。そして、仮にレール30の固定
時等に、互いに接続されるべきボール転動溝間に段差が
生じても、第3図から明らかなように、レール30の端
部にスリット3Bが存在するので、両側の部分42は摺
動体50の通過時にレール30の幅方向(第4図中上下
方向)に内方でも外方でも弾性変形可能であり、部分4
2が何れかの方向に弾性変形することにより、上記喰違
いが吸収されるのである。
その結果、パレットチェンジャーのようにレールの移動
を伴う装置に用いられても摺動体50は作動不良を生ず
ることなく二本のレール30の接続部を滑らかに通過す
ることができ、またボール62が傷つくこともないから
、リニアガイド装置の寿命が損われることがないのであ
る。
なお、レール30に摺動体50を取り付ける時、又はレ
ール30から摺動体50を取り外す時には、第6図に示
すように、端部が比較的長くしかもゆるやかな角度で面
取りされてテーパ部72とされた冶具70をレール30
の端部と突き合わせて行なえば良い。
なお、本発明は上記実施例に限定し、で解釈されるべき
でないことは言うまでもなく、例えばスリット38に設
けたテーパねじ40は、レール30の高さが高い場合に
は、テーパねじ40を上下二つ用いることもできる。ま
た、スリット38に続いて形成したテーパねじ穴39に
テーパねじ40を螺合するのではなくスリットに僕を押
し込むようにしても良い。
その他、リニアガイド装置の細部構造については必要に
応じて変更、改良が可能である。
〔発明の効果〕
以上述べてきたよって、摺動体の移動ストロークを市場
で入手できる規格の軌道用レールの長さよりも長くする
ために二本以上の軌道用レールを接続するに際し、本発
明により加工されたレールを用いれば、ボール転動溝の
端部はなだらかに傾斜しているので、接続部にレールの
幅方向の段差が生ずることが少なく、しかも仮ンここの
ような段差が生じても、レールの端部は摺動体の通過時
にこの段差を吸収するように弾性変形できb0従って、
摺動体はし′−ルの接続部を通過する時作動不良を起こ
すことがなく、またボールが傷つくこともないので、リ
ニアガイド装置の寿命が損われることがないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示し、第1図はリ
ニアガイド装置のレール端部のスリット38にテーパね
じ40を螺合した状態を示す斜視図、第2図はボール転
動溝の端部を面取りしている状態を示す断面図、第3図
は面取り後テーパねじを除去した状態を示す断面図であ
る。 第4図は上記方法により面取りされた二本のレールを端
部接続し、その上に摺動体が被せられた状態を示す平面
図、第5図は第4図におけるV−V断面図である。 第6図は摺動体をレールに着脱する際に使用される治具
の説明図である。 〔主要部分の符号の説明〕 30・・・レール 34・・・ボール転動溝 38・・・スリット 40・・・テーパねし 42・・・両側部分 46・・・テーパ部 第1図 第3図 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 リニアガイド装置用軌道レールの端部に、 該端部を上下方向に貫通しかつ該軌道レールの軸方向に
    延びるスリットを形成し、該スリットにより分けられた
    前記軌道レールの端部に楔部材を圧入し前記軌道レール
    の端部を前記軌道レールの幅方向外方に弾性変形させこ
    の状態で軌道レールにボール転動溝を形成し、その後前
    記軌道レールの端部から前記楔部材を除去することによ
    り、前記軌道レールの端部になだらかに傾斜したボール
    転動溝を形成することを特徴とするリニアガイド装置用
    軌道レールのボール転動溝加工方法。
JP19385985A 1985-09-04 1985-09-04 リニアガイド装置用軌道レ−ルのボ−ル転動溝加工方法 Granted JPS6256660A (ja)

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