JPS6256227B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6256227B2
JPS6256227B2 JP7403483A JP7403483A JPS6256227B2 JP S6256227 B2 JPS6256227 B2 JP S6256227B2 JP 7403483 A JP7403483 A JP 7403483A JP 7403483 A JP7403483 A JP 7403483A JP S6256227 B2 JPS6256227 B2 JP S6256227B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
brightness
strength
alloy
wheel rim
Prior art date
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Expired
Application number
JP7403483A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59200746A (ja
Inventor
Mamoru Matsuo
Toshiki Muramatsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sky Aluminium Co Ltd
Original Assignee
Sky Aluminium Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sky Aluminium Co Ltd filed Critical Sky Aluminium Co Ltd
Priority to JP7403483A priority Critical patent/JPS59200746A/ja
Publication of JPS59200746A publication Critical patent/JPS59200746A/ja
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  • Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、化学研磨後陽極酸化処理したとき
の光輝性が高く、強度と成形性に富むホイールリ
ム材用の圧延板の製造法に関する。 自動車用ホイールは、軽量化、フアツシヨン性
等の要請からアルミニウム化が急速に進んでいる
現状にある。アルミニウムホイールは大別する
と、1ピースホイール、2ピースホイール、3ピ
ースホイールに分けられるが、そのうちでも3ピ
ースホイールは軽量化、フアツシヨン性の双方に
適し、2ピースホイールは軽量比、フアツシヨン
性及び量産性に好適であることから使用量が増大
しているのが現状である。 一般に、2ピース及び3ピースホイール用リム
は成形加工によつてその形状を賦与されるため、
良好な成形性が強く要求される。特に、3ピース
ホイール用リムは、ヘら絞り加工により最大80%
もの加工が加えられるのでなおさら成形性が要求
される。 従来は、3ピースホイール用リムとしては、そ
の成形性の観点からJIS5052合金が一般に用いら
れて来たが、一層の薄肉化と軽量化のためにより
高強度の材料の開発が要望されている。一方、最
近のフアツシヨン上の要請からホイール全体が高
い光輝性を有することも要求される事例が増大し
ており、このためホイールは化学研磨後陽極酸化
処理して使用する場合が多い。 また、2ピースホイールには、JIS5454合金を
用いる例が多いが、この合金は一般強度は優れて
いるものの化学研磨後の陽極酸化処理により充分
な光輝性が得られないのが通常であつた。 陽極酸化処理法は、耐食性を有する光揮処理と
して知られているが、その光輝性は化学研磨にお
ける不均一の溶解や陽極酸化の皮膜中に存在する
析出物の存在状態に影響され、特に粗大な析曲物
が多いと光輝性は低下する。 一方、合金材の析出物は、材料の再結晶粒度に
影響を与え、再結晶粒が粗いと成形加工時に、肌
荒れを生じ、成形が困難となる。一般に析出物が
微細均一に存在すると、再結晶粒が粗くなり好ま
しくない。 本発明者らは、上記せる実情に鑑み、光輝性と
再結晶粒度を満足しつつ高強度を図つたホイール
材用圧延板の製造法を提供すべく種々試験を重ね
た結果、 Mg2.8〜3.5%、Fe0.10〜0.40%を必須成分又は
Mg2.8〜3.5%、Fe0.10〜0.40%、Cu0.20%以下
を必須成分として含み、さらにCr0.35%以下、
Mn0.5%以下の一種又は2種を含む、残部Al及び
不可避不純物からなるアルミニウム合金鋳塊を、
熱間圧延に先立ち430℃〜510℃で0.5時間〜48時
間加熱する製造法を見出した。 この発明において、先ず合金成分組成及び加熱
条件の限定理由を述べて理解を容易にする。 MgはAlに対して高い固溶度をもち、合金の強
度を高めかつ化学研磨後の陽極酸化処理後の光輝
性を高めるために添加するのであつて、その添加
量2.8%未満では強度が不充分であり、3.5%を超
えると応力腐食割れの危険がある。 Feは強度向上と再結晶粒微細化のために添加
されるが、その添加量0.10%未満では再結晶粒を
細かくすることができず、0.40%を超えると光輝
性が低下する。 Cuは強度向上と光輝性の向上のために添加さ
れるが、その添加量0.2%を超えると発色の黄色
味が増しかつ耐食性が低下する。 Crは強度向上及び再結晶粒微細化のために添
加されるが、その添加量0.35%を超えると巨大金
属間化合物が生じ、成形性及び疲労強度を低下す
るので好ましくない。 Mnは強度向上及び再結晶粒微細化のために添
加されるが、Al―Mn(Fe)系の析出物は比較的
密に析出するために、光輝性、再結晶への影響が
大きい。すなわち、その添加量0.5%を超える
と、光輝性と再結晶粒双方を同時に満足させるこ
とができない。 なお、一般のアルミニウム合金と同様、鋳造組
織の微細化のため、0.2%以下のTi、0.05%以下
のBを添加することは品質向上に有効である。 また、不可避的不純物であるSiは0.20%以下が
望ましい。0.2%を超えて添加されるとMg2Siの
析出がおこり、光輝性が低下する。 この発明において、熱間圧延に先立つて加熱条
件を430℃〜510℃で0.5Hr〜48Hrに限定した理由
は、化学研磨後陽極酸化処理したときの光輝性と
成形加工性との双方を満足させるためであり、加
熱温度が430℃未満では光輝性は良好となるが、
反面、再結晶粒が粗大化し、成形加工性を低下さ
せるし、また熱間圧延性も低下し、好ましくな
い。加熱温度が510℃を超えると析出物が粗大化
し、成形性は良好となるが、反面、光輝性は悪化
するので好ましくない。 加熱時間は、0.5Hr未満では、その効果が不充
分であり、48Hrを超えると効果が飽和し、経済
的に無意味である。 上記のようにして作られたアルミニウム合金圧
延板は、良好な成形性と良好な光輝性を有すると
共に高強度化が図られるために、ホイールリム材
料として好適である。 この発明は次に示す実施例の説明によつて容易
に理解されよう。 実施例 第1表に使用した合金の組成を示す。
【表】
【表】 第1表に示した各合金を、溶解精製後、半連続
鋳造により、450mm×1200mm×3500mmの鋳塊を作
つた。この鋳塊を熱間圧延に先立ち、420℃、450
℃、510℃、530℃の各温度で、それぞれ24Hr加
熱後、その温度で熱間圧延開始し、板厚8.0mmt
とした。次に冷間圧延により4.5mmtまで圧延
し、350℃×2Hrの焼鈍を行ない軟質材を得た。
この各材料について引張試験を行なつて耐力(Kg
f/mm2)を調べ、さらに上記冷間圧延板の表面の
再結晶粒度をASTM結晶粒度番号で評価した。 また、これら各圧延板を羽布研磨によつて圧延
ロールの筋目がなくなるまで研磨したのち、リン
酸系の化学研磨液を用いて95℃×1分間化学研磨
した後、10%硫酸電解液によつて陽極酸化処理
(膜厚3μになるように電圧、電流密度、電解温
度及び時間等の電解条件を調整)を行なつた。か
くして得られた各試料の光輝性を判断するため
に、圧延方向に平行な面に対し、入射角45゜、反
射角45゜の反射率を測定した。 さらに、上記のような基礎性能評価と平行して
13インチホイール内リムのへら絞り加工による成
形試験を行ない、成形性を評価した。 上記各試験結果を総括して第2表に示した。
【表】
【表】 上表の結果が示すように、この発明で特定した
合金組成を有する合金材をこの発明の製造条件で
作つたときのみ、優れた強度とへら絞り成形性及
び陽極酸化処理後の光輝性を兼ね備えたホイール
リム材用圧延板となり得るものであつて、3ピー
スホイールのリム用材として用いることによつて
その要望に応じ得ることが出来る等の利益をもた
らす。 また、上記の説明は、この発明の方法で製造し
た圧延板を3ピースホイールリムに用いる場合に
ついて行なつてきたが、3ピースホイールリムほ
ど強度の加工を受けない2ピースホイールリムに
用いることができるのは勿論である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Mg2.8〜3.5%、Fe0.10〜0.40%を必須成分と
    して含み、さらにCr0.35%以下、Mn0.5%以下の
    1種又は2種を含み残部Al及び不可避不純物か
    らなるアルミニウム合金鋳塊を熱間圧延に先立
    ち、430℃〜510℃で0.5時間〜48時間加熱するこ
    とを特徴とするホイールリム材用圧延板の製造
    法。 2 Mg2.8〜3.5%、Fe0.10〜0.40%、Cu0.20%
    以下を必須成分として含み、さらにCr0.35%以
    下、Mn0.5%以下の1種又は2種を含み残部Al及
    び不可避不純物からなるアルミニウム合金鋳塊を
    熱間圧延に先立ち、430℃〜510℃で0.5時間〜48
    時間加熱することを特徴とするホイールリム材用
    圧延板の製造法。
JP7403483A 1983-04-28 1983-04-28 ホイ−ルリム材用圧延板の製造法 Granted JPS59200746A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7403483A JPS59200746A (ja) 1983-04-28 1983-04-28 ホイ−ルリム材用圧延板の製造法

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59200746A JPS59200746A (ja) 1984-11-14
JPS6256227B2 true JPS6256227B2 (ja) 1987-11-25

Family

ID=13535458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7403483A Granted JPS59200746A (ja) 1983-04-28 1983-04-28 ホイ−ルリム材用圧延板の製造法

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JPH02138018U (ja) * 1989-04-14 1990-11-19

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JPS59200746A (ja) 1984-11-14

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