JPS6256191A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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Publication number
JPS6256191A
JPS6256191A JP60195763A JP19576385A JPS6256191A JP S6256191 A JPS6256191 A JP S6256191A JP 60195763 A JP60195763 A JP 60195763A JP 19576385 A JP19576385 A JP 19576385A JP S6256191 A JPS6256191 A JP S6256191A
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JP
Japan
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recording layer
dye
recording medium
recording
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP60195763A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Hirose
純夫 広瀬
Hiroshi Ozawa
小沢 宏
Kenji Abe
憲治 阿部
Yoichi Hosono
細野 洋一
Shigeru Takahara
茂 高原
Masashi Koike
正士 小池
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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Publication of JPS6256191A publication Critical patent/JPS6256191A/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/241Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
    • G11B7/242Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers
    • G11B7/244Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only
    • G11B7/246Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only containing dyes
    • G11B7/248Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only containing dyes porphines; azaporphines, e.g. phthalocyanines

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、半導体レーザーの集束ビームを用い追記する
ことが可能な光記録媒体に関するものであり、更に詳し
くはコンピューター外部メモリー、画像、音声等の各種
情報の記録に用いられる光記録媒体に関する。
〔従来技術〕
上記した追記可能な光記録媒体としては、テルル、テル
ル合金、ビスマス合金等の低融点金属薄膜の無機系記録
層を有する記録媒体が実用化されはじめられている。し
かしながら、これ等記録媒体は真空蒸着、スパッタリン
グ等の真空中での記録層の形成を必要とする為に生産性
が低く、又記録層の熱伝導率が大きい為に記録密度、記
録感度の点で限界があり、又テルル等の有毒物質を使用
するので毒性面の点で民生使用する場合特に不安がもた
れている。
これ等の問題を解決する為に近年有機系色素膜を記録層
とした光記録媒体が検討され、例えばジチオール金属錯
体(米国特許4,465,767号、米国特許4,21
9.826号)、ポリメチン色素(特開昭58−112
790号)、スクアリウム色素(特開昭58−1127
92号)、ナフトキノン色素(特開昭58−i1279
3号)、フタロシアニン色素(米国特許4298.97
5号)、ナフタロシアニン色素(米国特許4.492.
750号)等の半導体レーザーの発振波長に吸収を有す
る有機色素を記録層とした光記録媒体が提案されている
。しかしながら、これ昔でに提案されている有機色素を
記録層と]−た媒体は(イ)耐久性に乏しかったり、(
ロ)記録層での反射率が小さいために別途金属薄膜や金
属酸化物薄膜等の無機系化合物からなる反射層を必要と
したり、(−今有機色素の溶剤に対する溶解性が悪いと
いう欠点があった。
このような(イ)耐久性の欠乏は、媒体の特性が経時的
に変化するため、媒体の保管に特別の配慮をしなければ
ならなかったり、同じトラックをくり返り読み出しを行
うと読み出I7光により媒体が変化をうけ情報が正しく
読み出せなかったりする。
この読み出し光による変化は、読み出し光の出力を小さ
くすることで回避可能であるが、このようにすると光量
が少いために雑音を拾いやすぐなり信号と雑音の比(S
/N )が小さくなるだけでなく、レーザーを低出力で
安定に発光させるのがむづかしかったり、又読み出し回
路への負担が大きくなり好ましくない。又(ロ)反射率
が小さいために別途無機系化合物からなる反射層を設け
なければならないことは、光記録媒体の製造工程が繁雑
になるだけでなく、熱伝導率が低いことによって期待さ
れる有機色素系記録膜の高い記録密度や記録感度が熱伝
導率の大きな無機系化合物を反射層として用いることに
より低減、減殺されてしまうという問題点がある。更に
(ハ)有機色素の溶解性の悪さは、最も生産性にすぐれ
る記録層の形成方法である塗布方法が使えなかったり、
たとえ塗布方法による記録層の形成が行えても、使用出
来る溶剤が限定されるために、耐溶剤性にすぐれない熱
可塑性樹脂基板の土には直接塗布することができなかっ
た。熱可塑性樹脂基板を用いる場合は紫外線硬化樹脂な
どの耐溶剤性にすぐれる樹脂を介して色素液を塗布して
いたので工程が煩雑になり生産性及び経済性の点で好ま
しくなかった。
〔基本的着想〕
本発明者らは有機系色素膜を記録層とした光記録媒体の
前記したような欠点を改良すべく鋭意検討を行った結果
、記録層に特定のナフタロシアニン系色素を用い、かつ
記録層の膜厚を適当な厚みにコントロールすることによ
り、従来の有機色素を用いた光記録媒体において実現し
えなかった耐久性を有することはもちろん、該記録層自
体が反射層の機能を有するため従来のごとく無機系化合
物からなる反射層を別途設ける必要のない光記録媒体が
形成できることを見出し2本発明を完成した。
〔発明の開示〕
即ち本発明は、反射光を用いて信号の記録及び再生を行
う光記録媒体において、透明な樹脂基板及び下記一般式
(1) (式中R工+ R2+ R3及びR4は炭素数4〜12
個の直鎖あるいは分枝アルキル基を表わし、R5,R6
゜R7及びR8は炭素数1〜12個の直鎖あるいは分枝
アルキル基を表わし、それらの基は同時には同−又は異
なるものであってもよい。k、1.m。
nは0又は1を表わし、かつに、f、m、、nは全てが
同時にOにはならない(即ちk +1+m 十nと1)
。であってもよい。Mは金属及び金属の酸化物あるいは
ハロゲン化物を表わす。)で示されるナフタロシアニン
色素を含有する50〜400 nmの膜厚を有する記録
層からなり、無機系化合物からなる反射層を有すること
なしに信号の記録及び読み出しを行いうる光記録媒体を
提供する。
本発明においては、透明な基板を通しての光ビームによ
り信号の書き込みや読み出しを行うことがゴミやキズな
どによる影響を受けにくくなるので好ましい。従って、
本発明において用いられる透明な樹脂基板とは、信号の
書き込みや読み出しを行うための光の透過率が好ましく
は85%以上であり、かつ光学的異方性の小さいものが
望ましい。例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂
、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂
、ポリビニルエステル樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ
オレフィン樹脂(ポリ−4−メチルペンテン等)、ポリ
エーテルスルフォン樹脂などの熱可塑性樹脂やエポキシ
樹脂、アリル樹脂などの熱硬化性樹脂を用いた基板が挙
げられる。これらの中で成形のしやすさ、案内溝やアド
レス信号等の付与のしやすさなどから前記した熱可塑性
樹脂が好ましく、更に光学特性や機械的特性からアクリ
ル樹脂やポリカーボネート樹脂が特に好ましい。
本発明においてはこれらの透明な樹脂基板の厚さは特に
制限はなく、板状でもフィルム状でもよい。又その形状
は円形やカード状でもよく、その大きさには特に制限は
ない。
又本発明のこれらの透明な樹脂基板には記録及び読み出
しの際の位置制御のための案内溝やアドレス信号や各種
マーク等のプリフォーマット用の凹凸を通常有している
が、これらの凹凸は前記したような熱可塑性樹脂を成形
(射出、圧縮等)する際にスタンバ−などを用いて付与
するのが好ましい。
本発明においては、かかる基板上に、下記一般式(1) (式中、R工+ R2+ R3及びR1は炭素数4〜1
2個の直鎖あるいは分枝アルキル基を表わし、R5゜R
,、Rヮ及びR8は炭素数1〜12個の直鎖あるいは分
枝アルキル基を表わし、それらの基は同時には同−又は
異なるものであってもよい。k、!。
m、nは0又は1を表わし、かつに、 J−、m、 n
は全てが同時に0にはならない(即ちk +j! + 
m−1−n!1)。Mは金属及び金属の酸化物あるいは
ハロゲン化物を表わす。) で示されるナフタロシアニン色素を含有する記録層を設
けるものである。
本発明において記録層に用いられる前記一般式(1)で
示されるナフタロシアニン色素においてR□。
R2+ R3およびR4で表わされるアルキル置換基の
具体例としては、n−ブチル、!SOSブール、5ec
−ブチル、tert−ブチル、n−アミル、lSOSブ
ール、5eC−アミル、tert−アミル、n−ヘキシ
ル、1so−ヘキシル、1−メチル−1−エチルグロビ
ル、1,1−ジメチルブチル、n−ヘプチル、tert
ヘフチル、オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、デ
シル、ドデシルなどが挙げられる。
これらのアルキル置換基はナフタロシアニ/のナフタレ
ン核の6位又は7位のいずれに結合していてもよく、又
混合物であってもよい。一方、前記一般式(1)で示さ
れるナフタロシアニン色素のR5゜R6,R7及びR8
で表わされるアルキル置換基の具体側としては、R□+
 R2+ R3及びR6で表わされるアルキル置換基の
具体例として挙げられたものや更にメチル、エチル、n
−プロピル、1so−プロピルなどが挙げられる。一方
、前記一般式(1)で表ゎさ渇f787=2色素やおけ
るつ。1体例としてはCuXNi 、MgXPd、V、
Co、Ti 、Nb。
At、Sn 、In 、Fe 、Or XGe 、Mn
 、Mo 、Ga 、Tt。
Oa 、 Sr 、 Ba 、 pb 、 sb 、 
Taなどの金属や、これらの金属の酸化物や塩化物、臭
化物あるいはヨウ化物が挙げられる。これらの金属、金
属の酸化物や塩化物、臭化物あるいはヨウ化物は通常2
価であるが、1価と6価の混合であってもよい。一般式
(1)のナフタロシアニン色素におけるR工、R2゜R
3及びR4で表わされるアルキル置換基の炭素数が3以
下の場合はベンゼン、トルエン等の通常の溶剤に対する
溶解性が悪いため最も容易な方法である塗布による記録
層の定着(形成)が困難となるため好ましくない。この
溶剤に対する溶解性の点からはこれらのアルキル置換基
の炭素数が5以上であるものがより好ましい。一方炭素
数が12を超える場合はこれを含有する記録層の反射率
が小さくなり好ましくない。又反射率及び吸光度の点か
らはナフタロシアニン色素におけるMがCu。
Ni 、Mg 、 pd Xpb 、 Co 、 Nb
 XNb0 、 Sn 、 In 。
Ge 、 Ga 、 TtVO(バナジル)、ht−a
t 、 Fe−Ct。
TaOのものが特に好ましい。
これらの色素は1種又は2種以上を混合して用いてもよ
い。
なお、本発明で使用する上記ナフタロシアニン色素は、
Zh、Obs、Khim、 42696−699(19
72)  等に記載の公知方法に準じて容易に合成する
ことができる。
本発明の光記録媒体において記録層を透明な樹脂基板上
に定着(形成)するには例えば、ナフタロシアニン色素
を真空蒸着、スパッタリング、イオンブレーティングな
どの方法で定着することも出来るが、これらの方法は操
作が繁雑であり、かつ生産性の点で劣るのでいわゆる塗
布による方法が最も好ましい。
記録層を塗布により定着するには前記したナフタロシア
ニン色素と有機溶剤からなる色素溶液を基板に接触させ
て色素を基板上に定着することにより、より具体的には
、例えば、基板上に前記色素液を流下せしめたのち又は
基板表面を色素液の液面に接触せしめてから引き上げた
のち基板を回転させながら余剰の液を除去する方法や、
基板を回転させながら色素液を該基板上に流下せしめる
方法などがある。又もし必要ならこのあと強制的な乾燥
を行ってもよい。この際用いられる有機溶剤はナフタロ
シアニン色素を溶解する通常の溶剤でよく、例えばペン
タン、n−ヘキサン、イソヘキサン、6−メチル−ペン
タン、ネオヘキサン、2.3−ジメチルブタン、n−へ
ブタン、2−メチルヘキサン、3−メチルヘキサン、3
−エチルペンタン、2.2−ジメチルペンタン、2.3
−ジメチルペンタン、2.4−ジメチルペンタン、3.
3−ジメチルペンタン、2,2.5−トリメチルブタン
、n−オクタン、イソオクタン及びオクタンの他の異性
体、ノナン及びその異性体、デカン及びその異性体・ 
ウンデカン、ドデカンなどの飽和脂肪族炭化水素;ペン
テン、ヘキセン及びその異性体、ヘキサジエン及びその
異性体、ヘキサトリエン、ヘプテン及びその異性体、ヘ
プタジエン及びその異性体、ヘプタ) IJエン、オク
テン及びその異性体、オクタジエン、オクタトリエン、
ノネン、ノナジェン、ノナトリエン、ジイン、ウンデセ
ン、ドデセンなどの不飽和脂肪族炭化水素;シクロペン
タン、メチルシクロペンタン、ジメチルシクロペンタン
、エチルシクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシク
ロヘキサン、ジメチルシクロヘキサン、エチルシクロヘ
キサン、イソプロピルシクロヘキサン、シクロヘプタン
などの飽和脂環式炭化水素;シクロペンテン、シクロペ
ンタジェン、シクロヘキセン、メチルシクロヘキセン、
ジメチルシクロヘキセン、エチルシクロヘキセン、シク
ロヘキサジエン、メチルシクロヘキサジエン、シクロヘ
プテンなどの不飽和脂環式炭化水素;更にテルペン系炭
化水素、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジインブチル
エーテル、ジペンチルエーテルなどの鎖状ニー−チル類
;ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなど
の芳香族炭化水素;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテ−ト
ナどのエステル系溶剤;アセトン、メチルエチルケトン
、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホ
ロンなどのケトン系溶剤;エチルアルコール、フロビル
アルコール、ブチルアルコール、アミルアルコール、エ
チレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル、ベンジルアルコールなどのア
ルコール系溶剤;クロロホルム、四塩化炭素、塩化メチ
レン、メチルクロロホルム、トリクレン、テトラクロル
エチレン、ジクロルエチレン、ジクロルエタン、テトラ
クロルエタンなどのハロゲン系炭化水素;テトラヒドロ
フラン、ジオキサンなどの環状エーテルやジグライム、
ジメチルホルムアミドなどが挙げられる。
本発明のなかで前記したように樹脂基板としてアクリル
樹脂やポリカーボネート樹脂などの熱可塑樹脂を用いて
、これらの熱可塑性樹脂基板に直接色素液を塗布する方
法が好まし7いが、この際樹脂基板の表面が色素液によ
りダメージを受ける場合があり、この樹脂基板に対する
ダメ−、ジの点からは我々がすでに提案しているように
、色素を溶解する前記した溶剤の中で溶解度パラメータ
ーが8.6以下の溶剤がより好ましい。この場合の溶解
度パラメーターとは (ここでδ:溶解度パラメーター、ΔHv:蒸発熱、V
″:モル体積を表わす)の式によって求めた値とし、Δ
HVはHildebrand ruleにより沸点より
計算されるΔHv29B = 23.7Tb+ 0.0
20Tb”−2950(Tb:沸点)の値とする。従っ
て溶解度パラメーターも298°にの値とする。尚これ
らの計算方法などに関しての詳細はJ、H,Hilde
 brand 、 ’5olu−bility of 
Nonelactro1ytes’424〜427(1
950)Reinhold Publishir+g 
Co、  に記載されているのを参照することができる
。本発明の溶剤は1種又は2種以上を混合して使用して
もよい。2種以上を混合した場合の溶解度パラメーター
は混合した各溶剤の体積分率と各溶剤の溶解度パラメー
ターとの積の和すなわち次式で求めた値とする。
δ=Vxδ1+■2δ2+■3δ3+−・−+Vnδn
Vl 、V2 、V3 、・・・・、Vn:混合溶剤中
の各溶剤の体積分率 δl、δ2.δ3.・・・・、δn:混合溶剤中の各溶
剤の溶解度パラメータ〜 本発明における前記色素液の濃度は溶剤の種類及び塗布
方法によって異るが通常0,1〜10重量%、好1しく
け0.5〜5重量%である。この際前記色素液に色素の
結着剤としてニトロセルロース、エチルセルロース、ア
クリル樹脂などの可溶性の樹脂やレベリング剤、消泡剤
などの添加剤を添加して用いてもよい。しかしあまりに
過剰の樹脂成分や添加剤の添加は記録層の反射率の低下
を生じる傾向にあり、その添加量は前記色素に対し20
重量%以下が好ましく、10重量%以下が更に好ましい
また、前記色素液に他の色素を混合して使用することも
できる。混合して使用できる色素と(7てはすでに公知
の例えば、芳香族又は不飽和脂肪族ジアミン系金属錯体
、芳香族又は不飽和脂肪族ジチオール系金属錯体、フタ
ロシアニン系錯体、アルキルナフタロシアニン系錯体、
スクアリウム系色素、ナフトキノン系錯体、アントラキ
ノン系色素やポリメチン系色素類が挙げられる。これら
の色素を添加する際はこれらと本発明の色素との両方の
色素を溶解するように溶剤を選択するのにもちろん、記
録層の反射率が大きく低下することのないようにしなけ
ればならない。この反射率の低下の点からはポリメチン
系色素やナフトキノン系錯体を選択することが好ましい
本発明の光記録媒体においては前記したように透明な基
板を通しての光ビーム(基板側から照射された光ビーム
)により信号の記録及び再生を行うのが好ましい。この
ような場合には記録層の膜厚があまり厚くなると、書き
込み用の光が厚い記録層を通過するにつれて吸収される
ことにより相当減衰してしまい、記録層表面(空気と接
している面)にまで充分到達しない。したがってこの表
面での光量が不足し温度上昇が不充分で信号に対応する
凹凸の形成を満足に行うことが出来ない。
その結果感度が低下したり、たとえなんとか記録できた
としても信号を読み出す際の8/N(信号と雑音比)値
が小さく実用に供しえない。
一方記録層の膜厚があまり薄い場合には後に述べるよう
に、光の干渉により記録層での反射率が充分に得られず
従って大きなS/N値を得ることは出来ない。
したがって、適当な厚みの記録層を形成する必要がある
が、本発明の光記録媒体における記録層の膜厚はおよそ
の目やすとして50〜350 nmが好ましく、更に好
ましくは60〜180 nmである。
膜厚の測定には種々の方法があり、また正確な測定値を
得るのはかなりむづかしいものであるが、エリプソメー
ターを用いて測定した値を使用するのが好ましい。なお
、基板上に案内溝がある場合の膜厚の測定は特にむづか
しいが、同じ基板で案内溝等の凹凸を有しない基板に色
素を定着した際の膜厚で代用することができる。
本発明の最も特徴とするところは、このようにして形成
した記録層は、それ自身かなり高い反射率を有している
ことであり、したがって、該記録層そのものが同時に反
射層としての機能をも兼ねそなえていることである。
したがって、本発明の光記録媒体は従来のごとく特に金
属薄膜や金属酸化物もしくは金属合金薄膜等の無機化合
物からなる反射層をなんら設けなくとも信号を記録した
り読み出す際の、レーザービームの焦点制御や信号の書
き込み位置のトラック制御が可能となるのである。
本発明の光記録媒体において信号を書き込むには記録層
に焦点を合せてレーザービームを照射する。該照射部の
記録層の色素がレーザー光を吸収し熱を発生するため記
録層が変質し凹凸が形成され反射率が減少することによ
り書き込みが行なわれる。この反射率の変化を、より微
細なレーザービーム光により検出することにより信号の
読み出しを行うが、一般にこの反射率の変化が小さいと
信号と雑音の比(S/N ’)が小さく好ましくない。
大きなs / N値を得るには基板を通しての元々の反
射率が信号が書き込まれる前の状態において少なくとも
10%以上、好ましくは15%以上である。この10%
好1しくは15%以上の反射率は本発明の色素を用いて
かつ記録層の膜厚を適切に選択することによって容易に
達成することが出来るのである。しかして反射率は、記
録層の表と裏からの反射光による干渉等により膜厚によ
り変化する。
例えば我々がテトラ−6−t、crt−アミル−テトラ
−7−メチル−2,6−ナフタロシアニンバナジルを記
録層に用いた際の膜厚と反射率の関係を測定した結果を
第1図に示す。この場合における反射率の測定は800
±50nmの波長の光源を用いて、かつ案内溝等の凹凸
を有しない透明な基板に記録層を定着し、5°正反射付
属装置を設えた分光光度計を用いて、透明な基板を通し
て測定したものであるが、本発明における反射率はこの
ようにして測定した値を意味するものとする。
本発明の光記録媒体を実用に供するにあたってはS/N
値を向上させるために反射防止層を設けたり、記録層を
保護する目的で記録層の上に紫外線硬化樹脂などを塗布
したり、記録層面に保護シートを張り合せたり、又記録
層面同志を内側にして2枚を張り合せる等の公知の手段
を併用してもよい。張り合せる際に記録層上にエアーギ
ャンブを設けて張り合せる方が望ましい。
以下実施例により本発明をより具体的に説明する。
実施例1゜ (1)厚さ1.2電、直径130Bでスパイラル状の案
内溝(深さ70nrn、巾0.6μm1ピッチ1.6μ
m)を有するアクリル樹脂基板の案内溝を有する面にテ
トラ−,5−tert−アミル−テトラ−7−メチル−
2,6−ナフタロシアニンバナジル色!1.2/N部と
四塩化炭素9a8重量部からなる溶液を滴下したのち、
この基板を1000 rpmの速度で10秒間回転した
。次にこの基板を40℃の雰囲気で10分間乾燥してア
クリル樹脂基板に記録層を定着し念。尚案内溝のなりフ
ラットな面で測定した記録層の厚さはエリプソメーター
による測定で110nmであつ念。又アクリル樹脂基板
を通しての850 nmの波長を有する光の反射率は2
0%であった。
(2)このようにして作った光記録媒体を記録層を上に
してターンテーブルに乗せ、900rprnの速度で回
転させながら、830nmの発振波長と基板面での出力
が13mWを有する半導体レーザーを装備した光学ヘッ
ドを用いて、光記録媒体の下側からレーザービームがア
クリル樹脂基板を通して記録層に集束するように制御し
ながら1メガヘルツのパルス信号の記録を行った。次に
同じ装置を用いて半導体レーザーの出力を基板面でO1
7mWにして同じようにしながら記録した信号の再生を
行った。
この時の信号・雑音比(S/N )は50デシベルで極
めて良好な信号の書き込みと読み出しが行えた。
(3)この光記録媒体の耐久性を調べるために60’C
19siuの雰囲気に4ケ月間放置したのち未記録部に
前記と同じ方法で信号の記録を行い、耐久性テストをす
る前に記録し之信号と、耐久性テスト後に記録した信号
の再生を行ったところそれぞれ48.49デシベルのs
 / Nが得られ、耐久性テストによる変化は充分に小
さかった。
(4)′lj:お、耐久性テスト後の信号の記録部のビ
ットの形状を走査型電子顕微鏡で観察したが、耐久性テ
スト前に記録したビットも耐久性テスト後に記録したビ
ットもほぼ同じような形状であp、Te系などの無機薄
膜を記録層とする光記録媒体において熱伝導率が大きい
ために発生すると考えられ雑音の原因となるビットの縁
の盛り上りはほとんど見られず、非常にきれいなビット
形状であった。
実施例2.比較例1 実施例1におけるテトラ−6−tert−アミル−テト
ラ−7−メチル−2,3−ナフタロシアニンバナジル色
素の代わりに表1に示した置換基とMを有するナフタロ
シアニン色素の四塩化炭素溶液を用いて実施例1と同様
にして光記録媒体を作り、膜厚、反射率及び記録再生テ
ストによりS / N t−求めた。
結果は表1にまとめた。
実施例3 実施例1と同じ形状の案内溝を有するポリカーボネート
樹脂基板と、テトラ−6−オクチルーチトラー7−エチ
ルー2.3−ナフタロシアニンバナジル色素の3重量毛
オクタン溶液を用いて実施例1と同様にして光記録媒体
を作った。案内溝をイjしないフラットな面での記録層
の膜厚は90nm。
又ポリカーボネート樹脂基板を通しての8300mの光
の反射率は17%であった。又実施例1と同様にして記
録特性及び耐久性の評価を行った。記録直後のS/Nは
52dB″′Cあり、耐久性テスト後に再度再生しても
8/Nは51dB、かつ耐久性テスト後に再度記録再生
を行ってもS/Nは51dBでありほとんど劣化は認め
られなかった。又ビットの形状の観察を行ったところ記
録直後も耐久性テスト後もいづれのビットにも縁に盛り
上りはiぐ、かつ耐久性テスト後も変化は観察されなか
った。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の光記録媒体は記録層自身が充分な
反射率を有するため金属薄膜や金属酸化物薄膜等による
反射層を設けなくても信号の;′!j′き込みや読み出
し、を行うことが出来、かつ反射率が大きいため大さZ
 O/ N比が得られる。V本発明の光記録媒体は熱や
湿度に対し、て安定で長期間にわたる使用が可能である
、。
さらに、記録部のビットの形状は縁の盛り+りが見られ
ないことからも大き乃: s / Nが得らh乙ことか
裏付けられると同時に記録密度の向−[の可能性が認め
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の記録層の反射率と膜厚の関係の一例を
示すグラフである。ここではナフタロシアニン色素とし
てテトラ−(5−tert−アミル−テトラ−7−メチ
ル−・2.5−ナフタロシアニンバナジルを用いた場合
の例である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明な基板及び該基板上に設けられた下記一般式
    (1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中R_1、R_2、R_3及びR_4は炭素数4〜
    12個の直鎖あるいは分枝アルキル基を表わし、R_5
    、R_6、R_7及びR_8は炭素数1〜12個の直鎖
    あるいは分枝アルキル基を表わし、それらの基は同時に
    は同一又は異なるものであつてもよい。k、l、m、n
    は0又は1を表わし、かつk、l、m、nは全てが同時
    に0にはならない(即ちk+l+m+n≧1)。Mは金
    属及び金属の酸化物あるいはハロゲン化物を表わす。)
    で示されるナフタロシアニン色素を含有する50〜30
    0nmの膜厚を有する記録層からなり、無機系化合物か
    らなる反射層を有することなしに信号の記録及び読み出
    しを行いうる光記録媒体。
  2. (2)透明な基板を通しての光ビームにより信号の記録
    及び読み出しが行なわれる特許請求の範囲第1項記載の
    光記録媒体。
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