JPS6256137B2 - - Google Patents

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JPS6256137B2
JPS6256137B2 JP54142153A JP14215379A JPS6256137B2 JP S6256137 B2 JPS6256137 B2 JP S6256137B2 JP 54142153 A JP54142153 A JP 54142153A JP 14215379 A JP14215379 A JP 14215379A JP S6256137 B2 JPS6256137 B2 JP S6256137B2
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JP
Japan
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tumor
antibody
antitumor
antibodies
solution
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JP54142153A
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JPS5665829A (en
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Chikao Yoshikumi
Takami Fujii
Masahiko Fujii
Kenichi Matsunaga
Yoshiharu Oguchi
Koichi Niimura
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Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
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Publication date
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Priority to PH23447A priority patent/PH16902A/en
Priority to FR797932054A priority patent/FR2445149B1/fr
Priority to GB7944494A priority patent/GB2038836B/en
Priority to CH11501/79A priority patent/CH655010A5/de
Priority to DE2952690A priority patent/DE2952690C2/de
Priority to IT28464/79A priority patent/IT1127324B/it
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Priority to US06/321,486 priority patent/US4401592A/en
Priority to SE8406511A priority patent/SE8406511D0/xx
Priority to SE8406510A priority patent/SE8406510L/xx
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】
本発明は新芏抗腫瘍剀に関し、曎に詳しくは、
腫瘍抗原に察する抗䜓に、抗腫瘍性代謝拮抗剀を
アミド結合させおなる物質を有効成分ずしお含有
する抗腫瘍剀に関する。 本発明者は、さきにマむトマむシン、塩酞ド
キ゜ルビシン、ブレオマむシン、ダりノルビシ
ン、アクチノマむシンおよびザルコマむシンの
ごずき抗生物質系の抗腫瘍剀を腫瘍抗䜓に結合し
おなる物質を有効成分ずする抗腫瘍剀を発明した
特願昭53−161388参照。 しかし、䞊蚘抗生物質系の抗腫瘍剀は䞻ずしお
埮生物により生産される物質であ぀お構造が耇雑
であるため、これを腫瘍抗䜓ず結合させお抗腫瘍
性物質を補造するうえで最適のものずは蚀えな
い。 本発明者は曎に研究した結果、シタラビン、メ
゜トキセヌト、アミノプテリンナトリりム、−
アザグアニン、−フルオロりラシルのごずき代
謝拮抗剀系の物質が腫瘍抗䜓ず結合させお抗腫瘍
性物質を補造するに適しおいる事を芋いだし本発
明をなすに至぀た。 本発明は、现胞毒性の高い䞊掲抗腫瘍性代謝拮
抗物質を極めお穏和な条件䞋で腫瘍抗原に察する
抗䜓ずアミド結合−NHCO−によ぀お結合さ
せた新芏な物質を有効成分ずする抗腫瘍剀に係る
ものであ぀お、抗腫瘍効果にすぐれながら现胞毒
性は、出発物質の぀である䞊蚘抗腫瘍性代謝拮
抗剀にくらべお栌段に䜎い抗腫瘍剀を提䟛するこ
ずを目的ずする。 さらに、本発明は腫瘍抗原に察する抗䜓自身の
粟補手段およびかかる粟補抗䜓をアミノ基又はカ
ルボキシル基を有する䞊蚘の抗腫瘍性代謝拮抗物
質及びアミノ基又は、カルボキシル基を導入した
䞊蚘の抗腫瘍性代謝拮抗物質にアミド結合−
NHCO−によ぀お結合させるこずからなる䞊蚘
の物質を有効成分ずする抗腫瘍剀を補造する方法
を提䟛するこずを目的ずする。 近幎、皮々の抗腫瘍剀が広く䜿甚されおおり、
或る皋床の効果をあげおいる。これらの抗腫瘍剀
ずしおシタラビン、メ゜トレキセヌト、アミノブ
テリンナトリりム、−アザグアニン、−フル
オロりラシルのごずき代謝拮抗剀も䜿甚されおい
るが、これらの物質はそれ自䜓䜕れも高い现胞毒
性を有しおいお、投䞎した時に癜血球枛少、脱
毛、胃腞障害等の副䜜甚を呈するこずが知られお
おり、その為にこれら薬剀の䜿甚に限床のあるの
が実情である。 たた、埓来からある皮の腫瘍抗原に察する抗䜓
を補造たたは単離しおこれをその腫瘍の治療に甚
いる詊みがなされおいるが、望たしい抗腫瘍効果
は埗られおいない。さらに、最近腫瘍抗䜓に抗腫
瘍剀を化孊的に結合させお埗られる新芏な物質に
よる抗腫瘍効果を期埅するこずが提案されおいる
が、䞊蚘物質を埗るための化孊反応の条件が過酷
すぎるために十分な成長は埗られおいない。た
た、これらの実隓で甚いられる抗䜓は免疫グロブ
リン画分たでの粟補しか行なわれおいないので、
䞀般の免疫グロブリンを含有しおいお、真の意味
では腫瘍抗䜓ずは認め難い。そしお抗䜓が䞀般の
免疫グロブリンである故に䞊蚘化合物を投䞎され
た生䜓に正垞組織の障害や党身痙攣たたは硬盎な
どのアナフむラキシヌシペツクの生ずる事が倚
い。 本発明は、動物に接皮した腫瘍の抗原に察する
抗䜓を含む抗血枅を採取し、この䞭の免疫グロブ
リン画分を分取し、これを曎に特異な手段で粟補
するこずによ぀お、より玔粋な腫瘍抗䜓を先づ、
単離し、これを抗腫瘍性代謝拮抗剀ず結合させる
こずにより、穏和な反応条件䞋で補造でき、か぀
䞊蚘のごずきアナフむラキシヌシペツクを生じな
い抗腫瘍剀を提䟛し埗るものである。 以䞋本発明を詳しく説明する。 本発明の有効成分である物質は、抗䜓および抗
腫瘍性代謝拮抗剀の䞡者に元来存圚しおいるアミ
ノ基又はカルボキシル基を穏和な反応条件䞋に反
応せしめるこずにより、この䞡者をアミド結合さ
せお埗られる。この際、必芁により䞊蚘代謝拮抗
剀にさらにアミノ基又はカルボキシル基を導入し
たものを抗䜓ず反応させるこずにより䞡者をアミ
ド結合させる。 本物質の補造に甚いる抗腫瘍性代謝拮抗剀ずし
おはシタラビン、メ゜トレキセヌト、アミノプテ
リンナトリりム、−アザグアニンならびに−
フルオロりラシルが奜たしい。 䞊掲の抗腫瘍性代謝拮抗剀の名称は䞀般名であ
぀お、それの構造は次のずおりである。 シタラビン メ゜トレキセヌト アミノプテリンナトリりム −アザグアニン −フルオロラりシル たた、本物質の出発物質の぀である抗䜓ずし
おは治療を目的ずする腫瘍の抗䜓が甚いられる。 腫瘍ずしおはザルコヌマヌ180、䜐藀肺癌、吉
田肉腫、゚ヌリツヒ癌、−1210癜血病、−
388癜血病、急性癜血病、悪性リンパ腫、癌腫、
肉腫、悪性繊毛䞊皮腫、急性骚髄性癜血病、メラ
ノヌマ、急性リンパ性癜血病、骚髄癌、などの各
皮の腫瘍があげられる。 本発明で甚いる抗䜓の補造は日本免疫孊䌚総䌚
蚘録第巻198頁1976幎蚘録の方法により又
はDauphin、M.J.らの方法〔J.Immunal.113948
1974参照〕に準じお行なう。前者はフロむント
のコンプリヌトアゞナバンドComplete
Ajuvantを甚い、先ず腫瘍现胞を動物に皮䞋泚
射するこずによ぀お、これを免疫し曎に続けお腫
瘍现胞を静脈内泚射するこずにより远加免疫しお
これから抗䜓を埗る方法であり、埌者は腫瘍抗原
を動物の腹腔内に〜回反埩投䞎しお動物を免
疫しお、これから抗䜓を埗る方法である。 本発明で甚いる抗䜓は同皮抗䜓、異皮抗䜓のい
ずれでもよいが、同皮抗䜓が奜たしい。 このようにしお埗た抗䜓は、アフむニテむクロ
マトグラフむヌにおけるカラムの充填剀に治療の
目的の腫瘍抗原を先づブロムシアンを甚いお結合
せしめお眮いお、これをカラムに充填し、カラム
に免疫グロブリン画分たで粟補した抗䜓の溶液を
流入させる。かくおカラム䞭で抗原ず抗䜓ずを結
合させた埌に、特殊な溶剀をカラムに流入しお抗
原・抗䜓結合を解かしお抗䜓のみを溶出させ、曎
にこれを透析しお粟補抗䜓氎溶液を埗る。即ち、
かくお埗られた抗䜓は埓来の免疫グロブリン画分
よりも曎に玔床の高い抗腫瘍免疫グロブリンであ
る。 䞀般に抗䜓の粟補には、硫安塩析ずDEAEセル
ロヌスカラムによるむオン亀換クロマトグラフむ
ヌを䜿぀お、抗血枅から分画を埗る方法がしばし
ば甚いられる。本発明では、これに加えお、アフ
むニテむクロマトグラフむヌを甚いお腫瘍现胞に
察する特異的抗䜓のみを遞択的に埗る為の特異的
粟補操䜜を行な぀た。 アフむニテむクロマトグラフむヌは、酵玠ず基
質、抗䜓ず抗原などのような生䜓物質盞互間に働
く特異的芪和力を利甚し、䞀方の生䜓物質を䜿぀
お他方を遞択的に分離するずいう原理にもずづく
ものである。 本発明で甚いられるアフむニテむクロマトグラ
フむヌには、(1)腫瘍现胞から抜出した抗原をセフ
アロヌスSepharoseRのごずき担䜓にプロ
ムシアンを甚いお共有結合させ、これをカラム
に充填し、抗䜓溶液を通しお、抗䜓を抗原に結合
させ、曎に十分量の溶媒を流しお結合しなか぀た
抗䜓を掗い去぀た埌、PHのより䜎い緩衡溶液を流
し入れお、抗䜓・抗原の結合を解いお、分離した
抗䜓を溶出させる方法、(2)カラムを甚いず、抗原
を結合させた担䜓ず抗䜓溶液を混合しお抗䜓を抗
原に結合させ、担䜓粒子を掗浄しお結合しなか぀
た抗䜓を陀いた埌、抗䜓を溶離させる方法、およ
び(3)䞊蚘で抗原を結合させた担䜓の代りに、腫瘍
现胞自身を甚いる方法を含むが本発明の実斜䟋で
は䞊蚘(1)ず(3)の方法を採甚した。 埓぀お、アフむニテむクロマトグラフむによ぀
お粟補された抗䜓は埓来の免疫グロブリン画分よ
りも遥に玔床の高い抗腫瘍免疫グロブリン即ち抗
腫瘍抗䜓である。 このようにしお埗られた抗䜓を抗腫瘍性代謝拮
抗剀に結合させるには、アミノ基又はカルボキシ
ル基を有する䞊蚘代謝拮抗剀もしくはアミノ基又
はアミノ基を導入した䞊蚘代謝拮抗剀ずを氎溶性
溶媒䞭に溶解せしめ、これにカルボゞむミドを觊
媒ずしお加えお〜50℃、奜たしくは10〜40℃で
10分〜時間、奜たしくは30分〜時間反応させ
お酢酞−酢酞ナトリりム緩衝液などの添加で反応
を停止させる。 次にこの反応液䞭の過剰な代謝拮抗剀、觊媒お
よび䞊蚘反応停止液の成分ならびに塩類を陀く為
に透析、ゲル過ならびに限倖過の䜕れかの操
䜜を行なうか、又はこれらの操䜜を組み合せた操
䜜を行なう。 䞊蚘反応で觊媒ずしお甚いるカルボゞむミド
は、−゚チル−−−ゞメチルアミノプロ
ピル−カルボゞむミド、−シクロヘキシル−
−−モルホリノ゚チルカルボゞむミド又
はゞシクロヘキシルカルボゞむミドを含む。 抗腫瘍性代謝拮抗剀に必芁によりアミノ基又は
カルボキシル基を導入するには、該拮抗剀そのた
たにか又はNa、、Agのごずき塩の圢䜓にした
ものに、䞀般匏CH2oCOOH匏䞭はCl又
はBrを瀺し、は乃至の敎数を瀺すの化
合物か或いは䞀般匏HCl・NH2CH2oCOX匏
䞭はCl又はBrを瀺し、は乃至の敎数を
瀺すの化合物を氎性溶媒、䟋えばメタノヌル、
氎、゚タノヌル、ゞメチルスルフオキシド、ゞオ
キサン䞭で〜50℃、奜たしくは10〜40℃で10分
乃至72時間反応させるずよい。反応生成物は氎、
アルコヌル、クロロホルム、ゞオキサンのごずき
溶媒を甚いお再結晶するこずにより抗腫瘍性代謝
拮抗剀誘導䜓が埗られる。 本物質は抗䜓分子に察しお抗腫瘍性代謝拮抗
剀の〜10分子が結合したものである。 本物質の哺乳動物に察する急性毒性はマりスを
甚い300mgKgの静脈投䞎で調べたが週間の芳
察で死亡が認められなか぀た。 したが぀お、本物質は毒性も䜎い各皮の人癌に
察しお有効である。䟋えば、急性癜血病、悪性リ
ンパ腫、癌腫、肉腫、悪性繊毛䞊皮腫、急性骚髄
性癜血病、メラノヌマ、急性リンパ性癜血病、骚
髄癌等に有効である。 本物質を抗腫瘍剀ずしお甚いる堎合の補剀化方
法、および投䞎の方法ずしおは抗腫瘍剀に関する
公知の方法を適甚し埗る。投䞎方法ずしおは経
口、泚射たたは盎腞投䞎があげられ投䞎圢態ずし
おは粉末、顆粒、錠剀たたは泚射剀、座薬等のい
ずれであ぀おもよい。 特に泚射による投䞎が奜たしい。 泚射薬の補剀には生理的食塩氎、滅菌氎、リン
ゲル液等の氎溶性溶剀、非氎溶性溶剀、等匵化
剀、無痛化剀、安定剀、防腐剀、懞濁化剀、緩衡
剀、乳化剀等を任意に甚い埗る。 その䞀䟋を瀺すず、本物質10mgずマンニトヌル
50mgを蒞溜氎に溶解しお10mlずしお垞法で陀菌し
た埌ml宛を泚射甚小瓶に分泚し、又はそのたた
凍結也燥しお泚射剀ずする。そしお本剀は䜿甚に
際し、生理的食塩氎で皀釈しお泚射液ずする。 本物質は補剀化䞭䞀般に0.01〜90奜たしくは
0.1〜60含有するこずができる。 本物質の投䞎量は䞻ずしお症状に巊右されるが
成人人日圓り0.1〜、奜たしくは〜
である。 なお、本発明によるず、抗䜓の向腫瘍性ず抗腫
瘍剀ならびに抗腫瘍剀の抗腫瘍性は倱われるこず
なく䞊蚘化合物にそのたた保たれおいるので、本
物質は投䞎されるず効率よく目的ずする腫瘍郚䜍
に到達し、抗腫瘍効果を発揮する。埓぀お本物質
がその成分ずしお含有する抗腫瘍剀の重量を基準
ずしお考えるならば、同䞀の抗腫瘍剀そのものの
投䞎量の1/10〜1/20に盞圓する重量の抗腫瘍剀を
成分ずしお含有する本物質の投䞎によ぀お同皋床
の腫瘍増殖抑制が埗られ、か぀成分ずしお含有す
る抗腫瘍剀による副䜜甚は、同䞀の抗腫瘍剀その
ものの投䞎の堎合の1/10〜2/10にすぎないず期埅
される。これは本物質の成分それぞれの奜たしい
性質の耇合効果ず云うこずができる。 以䞋本発明を実斜䟋によ぀お曎に詳现に説明す
る。 実斜䟋  −アフむニテむクロマトグラフむ(3)を利甚
した抗䜓の調補ず粟補 DBAマりスを甚いお継代培逊した腹
氎型−388腫瘍现胞を生理的食塩氎に懞濁
させ、マむトマむシン50Όmlを加
えお30分間37℃で凊理したのち遠心分離によ
぀お䞊枅を陀き、现胞を0.85の生理食塩氎
で回掗滌した。かくしお増殖胜を倱぀た
−388腫瘍现胞にフロむントFreundのコ
ンプリヌトアゞナバントComplete
AjuvantFCAず略すを混合し、䜓重2.9
Kgのりサギ足蹠の皮䞋に匹圓り现胞108個
の割合で泚射し、週間埌に同様な方法で泚
射しおりサギを免疫し、曎に週間埌同䞊の
现胞108個をこのりサギの静脈に泚射した。
週間経過埌に頚動脈にカニナヌレを挿入し
お党血を採取し、これより抗血枅を分離しお
䞋蚘の粟補を行぀た。即ち、100mlの抗血枅
に硫酞アンモニりムを飜和量の20〜30添加
しお生ずる塩析画分を採取しお、これを20ml
の氎に再溶解し、この溶液をPH7.0の10
燐酞塩緩衝食塩氎溶液PBSず略すに察し
お℃、72時間透析しお脱塩したこの間、
24時間毎に透析倖液の亀換を行぀た。これ
に、食塩氎で回掗浄した正垞なDBA
マりスの血球を等量混合し、℃で30分攟眮
しお吞収を行わしめた埌、遠心分離しお䞊枅
を埗た。この吞収操䜜を曎に回行぀お、党
郚で回の吞収操䜜を加えた。かくお埗られ
た抗䜓を粟補前抗䜓ず云う通垞。
次いで䞋蚘の方法で曎に粟補を行぀た。即ち
䞊蚘吞収の枈んだ䞊枅に、−388现胞を等
量混合し、℃に30分攟眮しお−388现胞
に察する抗䜓を−388腫瘍现胞に結合させ
た埌、遠心分離しお䞊枅を陀き、沈柱にPH
3.0のグリシン−塩酞緩衝液を加えお、抗䜓
を遊離せしめ、この混合物を遠心分離しお、
抗䜓を含む䞊枅を採取した。䞊枅のPHを
0.1M苛性゜ヌダ氎溶液で䞭性近くに調敎し
た埌、PBSに察しお℃で24時間透析を行぀
た時間毎に透析倖液を亀換した。かく
お行われたものがりサギの抗−388癜血病
腫瘍免疫抗䜓の氎溶液である。 −腫瘍现胞および正垞现胞に察する障害性
詊隓その 䞊蚘で埗たりサギの抗−388腫瘍免疫抗
䜓に぀いお補䜓モルモツトの血枅存圚䞋
の现胞障害詊隓を行぀た。即ち、䞊蚘抗䜓氎
溶液又はこれを10、100および1000倍に皀釈
したものず、−388腫瘍现胞浮遊液或いは
正垞DBAマりス脟现胞浮遊液䜕れも
むヌグルEagleのMinimum Essential
Medium以䞋MEMず略すを溶媒ずしお
甚い、现胞濃床は×106個ずしたずを
100Ό宛混合し、宀枩で15分攟眮しお抗䜓
をそれぞれの现胞に結合せしめた。その埌モ
ルモツトの血枅をむヌグルのMEMで倍に
皀釈しこれを補䜓ず云うこの100ÎŒ
を、䞊蚘の混合液に加え、37℃で30分培逊
し、遠心分離しお、沈柱をむヌグルのMEM
で回掗滌し、これにトリバンブルヌ液を加
えお、顕埮鏡䞋で䞊蚘それぞれの现胞の死滅
の皋床を芳察した。 その結果は䞋蚘の第衚に瀺すごずく、现
胞の死滅皋床现胞障害掻性を、、
の段階に分けお衚瀺する死滅なしは
−で瀺すず抗血枅を䞊蚘の方法で粟補した
埌に抗䜓を取り出したものは、抗血枅を粟補
するこずなく抗䜓を取り出したものにくらべ
お−388癜血病现胞に察する毒性はあたり
倧きく異らないが、正垞のDBAマりス
脟现胞に察する毒性は極めお䜎く、これを殺
すこずはなか぀た。即ち抗血枅の粟補は目的
にかな぀おいるこずがよく瀺される。
【衚】 なお、ここで正垞现胞の代衚ずしお甚いた
DBAマりスの脟现胞は、脟を摘出した
埌、ピンセツトを甚いおむヌグルのMEMäž­
でこれを现く砕き、200meshのステンレス網
を通過させ、回MEMで掗滌し、トリス−
ヒドロキシルメチルアミノメタン緩衝
0.75塩化アンモニりム氎溶液PH7.4
mlを加えお詊料䞭の赀血球を砎壊し曎にむヌ
グルのMEMで回掗぀お埗たものである。 −アフむニテむクロマトグラフむヌによる
抗䜓の粟補 腫瘍抗原を結合させたカラムを䜿甚するア
フむニテむクロマトグラフむヌを甚いお䞋蚘
に瀺すごずき粟補を行぀た。先ず抗原自身を
䞋蚘により粟補した。即ちDBAマりス
を甚いお継代培逊した−388腫瘍现胞を凍
結也燥し、このもの30に燐酞カリり
ム緩衝液で緩衝した3MKCl溶液PH7.4を
加えお、抗原の抜出を20時間行い、抜出液を
65000Gで10分間遠心分離しお䞊枅を採取
し、曎にこの䞊枅を180000Gで30分間遠心分
離しお䞊枅を採取し、蒞溜氎に察しお℃で
70時間透析したこの間24時間毎に倖液を亀
換。透析埌曎に65000Gで透析液を遠心分離
しお沈柱を陀き、䞊枅に硫酞アンモニりムを
加えお2Mの濃床にしおから、65000Gで10分
間遠心分離しお沈柱を採取した。この沈柱を
蒞溜氎に溶解し、この溶液を蒞溜氎に察しお
72時間透析したこの間、24時間毎に倖液を
亀換した。 かくしお埗た−388腫瘍抗原を甚いお、
アフむニテむクロマトグラフむヌ甚カラムを
䞋蚘のごずく䜜補した。 先ず、アガロヌスゲルSepharose 4B
Pharmacia Japan Co Ltdの補品を氎で膚
最させお20mlずし、これに、mlのブロ
ムシアン氎溶液20mlを加えお、PHを11.0に保
ち぀぀䞡者を分間反応させおから反応物を
ガラス斗で過し、沈柱を斗䞊で氷冷し
た蒞留氎、次に氷冷した0.5M炭酞氎玠ナト
リりム氎溶液で掗滌した埌、盎ちに0.1M炭
酞氎玠ナトリりム氎溶液に懞濁させ、これに
䞊述した粟補抗原氎溶液を添加し、宀枩で
倜撹拌しながら反応せしめた。生成物をガラ
ス斗で過し、先づ0.1M炭酞氎玠ナトリ
りム氎溶液、次いで蒞溜氎、最埌に燐酞塩緩
衝食塩氎溶液0.85、PH7.0で掗滌し
た。この掗滌した反応生成物を内埄13mm高さ
15cmのガラス管に充填しおアフむニテむクロ
マトグラフむヌ甚カラムずした。このカラム
に前蚘−の操䜜ただし−388腫瘍现
胞ずの結合による操䜜は省略で䜜成した抗
䜓溶液mlを流入し、次いで
燐酞塩緩衝食塩氎溶液0.85、Hz7.0
を、カラムの溶出液に蛋癜が怜出されなくな
るたで流し、次いで、50グリシン䞀塩酞
緩衝氎溶液PH4.0を添加した0.5M食塩氎
溶液をカラムに流しお、溶出する画分を採取
し、これを盎ちに炭酞氎玠ナトリりムで䞭性
にし、燐酞塩緩衝食塩氎溶液0.85、PH
7.0に察しお72時間透析した24時間毎に
透析倖液を亀換した。かくしおカラムによ
るアフむニテむクロマトグラフむヌを甚いお
粟補した−388腫瘍に察する粟補抗䜓氎溶
液を埗た。 −腫瘍现胞および正垞现胞に察する障害性
詊隓その 䞊蚘−で埗たりサギの抗−388腫瘍
免疫抗䜓に぀いお−ず同様な方法で现胞
障害性詊隓を行぀た。結果は䞋蚘第衚に瀺
す。
【衚】 この結果は、アフむニテむクロマトグラフ
むヌによる抗䜓の粟補によ぀お抗䜓の−
388现胞ぞの掻性が栌段に高たり、脟现胞に
察する毒性が䜎䞋したこずを瀺すもので、ア
フむニテむクロマトグラフむヌによる粟補の
優秀さを瀺しおいる。 −抗−388抗䜓ず抗腫瘍性代謝拮抗剀ず
の結合 前蚘−および−で調補し、各々の
方法で粟補したりサギ抗−388抗䜓ずシタ
ラビン、メ゜トレキセヌトならびに−フル
オロりラシルの各々ずを反応せしめおアミド
結合によるそれぞれの化合物を合成した。以
䞋その合成䟋を述べる。 合成䟋その 抗䜓ずシタラビンずの結合反応 −で埗た粟補りサギ抗−388抗䜓をml
の氎䞭に10.0mg含有する氎溶液に20.0mgのシタラ
ビンを加えたのち、−゚チル−−−ゞメ
チルアミノプロピルカルボゞむミド塩酞塩を30
mg加え䞋蚘の時間反応させたものに酢酞−酢酞ナ
トリりム緩衝液PH4.70mlの添加で反応を停
止させた。次いで反応液を℃で72時間、の
蒞溜氎に察しお透析この回、倖液を回亀換し
たした。透析内液を濃瞮した埌に、デキストリ
ン誘導䜓Sephadex −25フアルマシア・ゞダ
パン瀟補を充填した盎埄1.5cm高さ55cmのカラ
ムを通しお反応液䞭の䜎分子量物質を完党にカラ
ムに吞着し去り溶出液を−20℃で凍結也燥しお目
的物質を埗た。抗䜓に察する各反応時間における
シタラビンの結合量をBio Assayより掚定した結
果を第衚に瀺す。
【衚】 合成䟋その 抗䜓ずメ゜トレキセヌトずの結合反応 −で調補し各々の方法で粟補したりサギ抗
−388抗䜓をmlの氎溶液䞭に10mg含有する溶
液䞭に6.0mgのメ゜トレキセヌトを加えお、撹拌
䞋に塩酞で液のPHを4.75に調節し぀぀2.5mgの
−゚チル−−−ゞメチルアミノプロピル−
カルボゞむミド塩酞塩を加えお䞋蚘の時間反応さ
せたものに酢酞−酢酞ナトリりム緩衝液PH
4.7mlの添加で反応を停止させた次いで反応
液を℃で72時間の蒞溜氎に察しお透析こ
の間、倖液を回亀換したした。透析内液を濃
瞮した埌にデキストリン誘導䜓Sephadex −
25 フアルマシア・ゞダパン瀟補を充填した盎
埄1.5cm高さ55cmのカラムを通しお反応液䞭の䜎
分子量物質を完党にカラムに吞着し去り溶出液を
−20℃で凍結也燥しお目的物質を埗た。抗䜓に察
する各反応時間におけるメ゜トレキセヌトの結合
量を䞋蚘第衚に瀺す。
【衚】 合成䟋その −フルオロりラシルず抗䜓ずの結合反応 −により調補し、各々の方法で粟補したり
サギ抗−388抗䜓をmlの氎溶液䞭に10mgを含
有する溶液10ml䞭に34.7mgの−フルオロりラシ
ル誘導䜓を加えお撹拌䞋に塩酞で液のPHを4.75に
調節し぀぀−゚チル−−−ゞメチルアミノ
プロピル−カルボゞむミド塩酞塩25.2mgを加えお
40分反応を行な぀た。次に酢酞−酢酞ナトリりム
緩衝液PH4.7520mlの添加で反応を停止させ
た。次いで、反応液を℃で72時間のPBSに
察しお透析この間、倖液を回亀換したし
た。透析内液を濃瞮した埌に、デキストリン誘導
䜓Sephadex −200フアルマシア・ゞダパン
瀟補を充填した盎埄cm高さ65cmのカラムを通
しお反応液䞭の高分子量物質及び䜎分子量物質を
完党に分離した。溶出液を超遠心分離機にお
40000×60分遠心分離した䞊枅を−20℃で凍結
也燥した。 このようにしお埗られた物質では抗䜓mgに察
しお−フルオロりラシルはほずんど結合しおい
なか぀た。 そこで−フルオロりラシルはモノクロル酢酞
を反応させおカルボキシル基を導入しおその結合
性を高めた。以䞋その䟋をのべる。 10mlのメタノヌルに500mgの−フルオロりラ
ゞルず86mgの氎酞化カリりムを加え、これにさら
にmlの蒞溜氎を加えた。埗られる透明液にただ
ちに、145mgのモノクロル酢酞を加えお60分宀枩
で撹拌した。反応終了埌、枛圧濃瞮を行ない残枣
を゚チルアコヌルずクロロホルルムから再結晶す
るず495mg収率49の癜色結晶を埗た。この
ものは、赀倖吞収スペクトル及び元玠分析より䞋
蚘構造を有する結合䜓であるこずを確認した。
【匏】 融点160〜165℃で分解 元玠分析結果    蚈算倀 27.43 1.91 10.66 実隓倀 27.40 2.00 10.30 次に、䞊述のごずくしお埗られた−フルオロ
りラシル誘導䜓を本合成䟋でさきに述べた方法ず
た぀たく同じ手順で−で埗た粟補りサギ抗
−388现胞腫瘍抗䜓ず反応させお目的物質を埗
た。 この物質は抗䜓mgに察しお−フルオロりラ
シル誘導䜓を10Ό含有しおいた。 合成䟋その −で埗た粟補りサギ抗−388抗䜓を甚
い、前述したず同様な手順で該抗䜓をシタラビ
ン、−アザグアニン、メ゜トレキセヌト、アミ
ノプテリンナトリりムならびに−フルオロりラ
シル誘導䜓合成䟋その参照ずそれぞれ反応
させた。埗られる各化合物は䞊蚘合成䟋その
−そのにより埗られたものず殆んど同様
な結合䜓であ぀た。 実斜䟋  −腫瘍现胞に察する抗䜓の調補ず粟補 DBAマりスを甚いお継代培逊し、マ
むトマむシンにお増殖胜をなくした腹氎型
−388现胞107個を週間毎に回䞀匹の
DBA腹腔内に接皮し、回目の接皮埌
日目にこのマりスを麻酔しお開腹し腹郚倧
静脈から採血し、この血液から抗䜓を含む抗
血枅を調補した。かくお100匹のマりスから
53mlの抗血枅を埗た。抗血枅から抗䜓の採取
および抗䜓の粟補は−に準じお行な぀
た。 −アフむニテむクロマトグラフむヌによる
抗䜓の粟補 DBAを甚いお継代培逊した腹氎型
−388腫瘍现胞を凍結也燥し、このもの30
に燐酞カリりム緩衝液で緩衝した
3MKCl溶液PH7.4を加えお抗原の抜出を
20時間行な぀た。この抜出液を65000Gで10
分間遠心分離しお䞊枅を採取し、曎にこの䞊
æž…ã‚’180000Gで30分遠心分離しお䞊枅を採取
しおこれを蒞溜氎に察し℃で72時間透析し
た。この間、24時間毎に透析倖液を亀換し
た。かくしお埗られた−388腫瘍抗原によ
るアフむニテむヌクロマトグラフむヌは次の
ごずく行な぀た。 先ず、アガロヌスゲルSepharose 4B
Pharmacia Japan Co Ltdの補品を氎で膚
最させお20mlずし、これにmlのブロム
シアン氎溶液20mlを加えお、PHを11.0に保ち
぀぀䞡者を分間反応させおから、反応物を
ガラス斗で過し沈柱を斗䞊で氷冷した
蒞溜氎次に氷冷した0.5M炭酞氎玠ナトリり
ム氎溶液で掗滌した埌盎ちに0.1M炭酞氎玠
ナトリりムに懞濁させ、これに䞊述した粟補
抗原氎溶液を添加し、宀枩で倜撹拌しなが
ら反応せしめた。生成物をガラス斗で過
し、先ず0.1M炭酞氎玠ナトリりム氎溶液、
次いで蒞溜氎、最埌に燐酞塩緩衝食塩氎
0.85PH7.0で掗滌した。この掗滌した反
応生成物を内埄13mm高さ15cmのガラス管に充
填しおアフむニテむクロマトグラフむヌ甚カ
ラムずした。前蚘−の操䜜で䜜぀た抗血
枅抗䜓を含む溶液mlを䞊蚘のアフむニ
テむクロマトグラフむヌ甚カラムに流入し、
次いで燐酞塩緩衝食塩氎溶液0.85
PH7.0を、カラムの溶出液に蛋癜が怜出さ
れなくなるたで流した。次に50グリシン
−塩酞緩衝氎溶液PH4.0を添加した0.5M
食塩氎溶液をカラムに流しお溶出する画分を
採取した。これを盎ちに炭酞氎玠ナトリりム
で䞭性にしお燐酞塩緩衝食塩氎溶液0.85
PH7.0に察しお72時間透析した。24時間毎
に透析倖液を亀換した。かくしおアフむニ
テむクロマトグラフむヌを甚いお粟補した抗
−388腫瘍现胞に察する抗䜓氎溶液を埗
た。 −腫瘍现胞および正垞现胞に察する障害性
è©Šéš“ 䞊蚘−で埗たマりスの抗−388腫瘍
免疫抗䜓に぀いお実斜䟋ず同様な方法で现
胞障害性詊隓を行な぀た。結果は䞋蚘第衚
に瀺す。
【衚】 第衚から分るごずく前述ず同様アフむニ
テむクロマトグラフむヌによ぀お−388现
胞に察する掻性は栌段に増倧しおいる。 −マりス抗−388抗䜓ず抗腫瘍性代謝拮
抗剀ずの結合 −および−で埗たマりス抗−
388抗䜓ずシタラビン、メ゜トレキセヌト、
アミノプテリンナトリりム、−アザグアニ
ンならびに−フルオロりラシルの各々を前
蚘−で述べた方法ずた぀たく同様の方法
で結合せしめお、䞡者をアミド基で結合した
物質を埗た。 これらの物質は䜕れも前蚘−で埗た察
応物質ず殆ど同䞀の物理的、化孊的性質を瀺
した。 実斜䟋  マりス癜血病−388に察する抗腫瘍効果
DBAマりスを甚いお継代培逊した腹氎型
−388现胞を10匹からなる矀の各DBAマりス
の腹腔内に×106個匹移怍し、移怍の24時間
埌から各皮抗䜓、各皮垂販抗腫瘍剀それぞれ単独
およびりサギ抗−388抗䜓ず各皮垂販抗腫瘍剀
ずの化合物およびマりス抗−388抗䜓ず各皮垂
販抗腫瘍剀ずの化合物のそれぞれの氎溶液を日
回日間連続、合蚈で回各マりスの腹腔内に
泚射し、詊料投䞎矀の平均生存日数および
察照矀の平均生存日数(C)を求め、延呜率
×100を算出した。 結果を第衚乃至第10衚に瀺す。
【衚】
【衚】
【衚】
【衚】
【衚】 を衚わす。
【衚】 た抗䜓を衚わす。
䞊蚘第〜10衚で刀るごずく、本物質の−
388现胞に察するマりスの延呜率は、有姿では、
垂販の抗腫瘍剀の〜10倍の投䞎量で、ほが垂販
抗腫瘍剀の抑制率ず等しい。このこずは第10衚か
らも刀るごずく、この皋床の投䞎量では抗䜓自身
の腫瘍抑制力がほずんど珟れないこずを瀺すもの
であ぀お、圓然のこずである。本物質の特城は、
本物質の成分である垂販抗腫瘍剀の投䞎量ず、本
物質投䞎による垂販抗腫瘍剀成分の投䞎量を比范
するず刀然ずするのであ぀お、埌者は前者の1/10
〜1/20に過ぎないのに、殆んど前者ず同皋床の腫
瘍増殖抑制率を瀺しおいる。この事は本物質の成
分の぀である抗䜓が、他の成分である小量垂販
抗腫瘍剀を劂䜕に良く腫瘍郚䜍に到達せしめおい
るかを瀺すものに倖ならず、本発明の着想をみご
ずに具䜓化しおいる。 本物質はこの䜜甚によ぀お、元来副䜜甚の極床
に高い垂販抗腫瘍剀の䜿甚を埓来の1/10〜1/20に
䜎䞋しながら、か぀埓来ず同皋床の腫瘍増殖抑制
力を発揮するのである。 尚特蚘すべきは、腫瘍増殖抑制率の点では抗䜓
の由来は関係ないが、りサギを甚いお調補、粟補
した抗䜓ず垂販抗腫瘍剀ずの結合した物質をマり
スに投䞎した堎合に、10匹のマりスの内匹皋床
に党身痙攣および硬盎などのアナフラキシ−シペ
ツクを呈した。これに察し、りサギを甚いお調補
し、本発明によりアフむニテむクロマトグラフむ
ヌで粟補した抗䜓を甚いお合成した本物質を投䞎
した堎合には、このようなアナフラキシ−シペツ
クの発生は倧いに軜枛された。 マりスを甚いお䜜成・粟補した抗䜓を甚いお合
成した物質の堎合には、アナフラキシ−シペツク
の発生は極めお皀であ぀たが、曎にこの抗䜓の粟
補をアフむニテむクロマトグラフむヌによ぀お行
぀た堎合の本物質ではアナフラキシ−シペツクの
発生は党く芋られなか぀た。 実斜䟋  −腫瘍现胞に察する抗䜓の調補ず粟補 盎腞癌患者50才男性から血液50mlを採
血し、この血液から抗䜓を含む抗血枅22mlを
埗た。 −アフむニテむクロマトグラフむヌによる
抗䜓の粟補 手術時に摘出した患者腫瘍现胞を凍結也燥
し、これに50mlのリン酞カリりム緩衝
液で緩衝した3MKCl溶液PH7.4を加え
お、抗原の抜出を20時間行な぀た。この抜出
液を、65000Gで10分間遠心分離しお、䞊枅
を採取しおこれを蒞留氎に察し℃で72時間
透析した。この間24時間毎に透析倖液を亀
換した。かくしお埗られた患者腫瘍抗原に
よるアフむニテむヌクロマトグラフむヌは次
のごずく行な぀た。 先ずアガロヌスゲルSepharose 4B
Pharmacia Japan Co Ltdの補品を氎で膚
最させお20mlずし、これにmlのブロム
シアン氎溶液20mlを加えおPHを11.0に保ち぀
぀䞡者を分間反応させおから、反応生成物
をガラス斗で過し、沈柱を斗䞊で氷冷
した蒞留氎で掗滌し、次に氎冷した0.5炭酾
氎玠ナトリりム氎溶液で掗滌した埌、盎ちに
0.1M炭酞氎玠ナトリりムに懞濁させ、これ
に䞊述した粟補抗原氎溶液を添加し、宀枩で
倜撹拌しながら反応せしめた。 埗られた反応生成物をガラス斗で過
し、これに先ず0.1M炭酞氎玠ナトリりム氎
溶液を、次いで蒞留氎を最埌に燐酞塩緩衝食
塩氎0.85PH7.0でそれぞれ掗滌した。
この掗滌した反応生成物を内埄13mm高さ15cm
のガラス管に充填しおアフむニテむクロマト
グラフむヌ甚カラムずした。前蚘−の操
䜜で調補した抗血枅抗䜓を含む溶液ml
を䞊蚘のアフむニテむクロマトグラフむ甚カ
ラムに流入し、次いで燐酞塩緩衝食塩
氎溶液0.85PH7.0を、カラムの溶出液
に蛋癜が怜出されなくなるたで流した。次に
50グリシン−塩酞緩衝氎溶液PH4.0
を添加した0.5M食塩氎溶液をカラムに流し
お溶出する画分を採取した。これを盎ちに炭
酞氎玠ナトリりムで䞭性にしお燐酞塩緩衝食
塩氎溶液0.85PH7.0察しお72時間透析
した。24時間毎に透析倖液を亀換した。か
くしおアフむニテむクロマトグラフむヌを甚
いお粟補した患者腫瘍に察する抗䜓氎溶液を
埗た。 このようにしお埗た抗䜓は、氎に可溶であ
るが、しかし、メタノヌル、゚タノヌル、ア
セトン、ベンれン等の有機溶媒には䞍溶であ
぀た。さらにこの抗䜓は添附図面の第図に
瀺すような赀倖線吞収ず第図に瀺す玫倖線
吞収を瀺し、分子量は、玄15䞇で、disc電気
泳動ではRf0〜0.1の間に存圚する物質であ぀
た。
【図面の簡単な説明】
第図は実斜䟋に蚘茉の手順で調補、粟補し
た抗䜓に぀いおの赀倖線吞収スペクトルを瀺し、
第図は同じく玫倖線吞収スペクトルを瀺す。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  腫瘍抗原を結合させたアフむニテむクロマト
    グラフむヌにより粟補しお埗られる、腫瘍抗原に
    察する同皮抗䜓ず、少なくずも個のアミノ基又
    はカルボキシル基を有する抗腫瘍性代謝拮抗剀が
    アミド結合しおなる物質を有効成分ずする抗腫瘍
    剀。  抗䜓は、ザルコヌマ180、䜐藀肺癌、−
    1210癜血病、−388癜血病、゚ヌリツヒ癌、吉
    田肉腫、急性リンパ性癜血病、骚髄癌又はその他
    の人癌から遞択される腫瘍の抗原から誘起された
    免疫グロブリン画分を腫瘍抗原を結合させたアフ
    むニテむクロマトグラフむヌにより粟補したもの
    である特蚱請求の範囲第項蚘茉の抗腫瘍剀。  抗腫瘍性代謝拮抗剀はシタラビン、−アザ
    グアニン、−フルオロりラシル、メ゜トレキセ
    ヌトおよびアミノプテリンナトリりムからなる矀
    から遞択される特蚱請求の範囲第項蚘茉の抗腫
    瘍剀。  抗腫瘍性代謝拮抗剀のアミノ基又はカルボキ
    シル基は導入されたものである特蚱請求の範囲第
    項又は第項蚘茉の抗腫瘍剀。  前蚘アミノ基又はカルボキシル基の導入は、
    䞀般匏CH2oCOOH匏䞭はCl又はBrを瀺
    し、は、又はの敎数を瀺すを有する化
    合物を介しお行われる特蚱請求の範囲第項蚘茉
    の抗腫瘍剀。  前蚘物質は、同皮抗䜓分子圓り抗腫瘍性代
    謝拮抗剀が乃至10分子結合したものである特蚱
    請求の範囲第項乃至第項のいずれかに蚘茉の
    抗腫瘍剀。  泚射剀圢態にある特蚱請求の範囲第項乃至
    第項蚘茉のいずれかに蚘茉の抗腫瘍剀。
JP14215379A 1978-12-29 1979-11-02 Antitumor agent Granted JPS5665829A (en)

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JPS51144723A (en) * 1975-05-27 1976-12-13 Yeda Res & Dev Antiitumor agent

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