JPS62142124A - ヒト免疫グロブリン結合抗腫瘍剤 - Google Patents

ヒト免疫グロブリン結合抗腫瘍剤

Info

Publication number
JPS62142124A
JPS62142124A JP61265119A JP26511986A JPS62142124A JP S62142124 A JPS62142124 A JP S62142124A JP 61265119 A JP61265119 A JP 61265119A JP 26511986 A JP26511986 A JP 26511986A JP S62142124 A JPS62142124 A JP S62142124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
human immunoglobulin
antitumor agent
tumor
antitumor
agent according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61265119A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0611714B2 (ja
Inventor
Koichi Niimura
浩一 新村
Masahiko Fujii
藤井 雅彦
Takami Fujii
藤井 孝美
Kenichi Matsunaga
謙一 松永
Yoshiharu Oguchi
小口 義春
Chikao Yoshikumi
吉汲 親雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from JP58061923A external-priority patent/JPS59186924A/ja
Application filed by Kureha Corp filed Critical Kureha Corp
Priority to JP61265119A priority Critical patent/JPH0611714B2/ja
Publication of JPS62142124A publication Critical patent/JPS62142124A/ja
Publication of JPH0611714B2 publication Critical patent/JPH0611714B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヒト免疫グロブリン結合抗腫瘍剤に関する。
近年、免疫化学の発展にともない、多くの腫瘍関連抗原
が発見され、それに対して選択的に結合する腫瘍特異抗
体が開発されてきた。さらに、これらの腫瘍特異抗体に
抗腫瘍性物質を結合させ、腫瘍部位へのみ薬剤を集中移
行させようという試みがなされている。ここで腫瘍特異
抗体は、腫瘍細胞あるいは腫瘍関連抗原を家兎、馬、羊
等に免疫する手法を用いて作製し、動物血清から免疫グ
ロブリン画分を得て使用している。最近では、腫瘍細胞
あるいは腫瘍関連抗原をマウスに免疫した19、抗体産
生細胞を取り出し、N5−1等のマウスミエローマ細胞
と細胞融合さゼることによりモノクローンの抗腫瘍抗体
細胞を1;1で、そこから抗腫瘍抗体を取り出している
これらの試みは、抗腫瘍抗体単独あるいはある種の細胞
18性物質を抗腫瘍抗体に結合させた形で行なわれてい
るが、実用化には至っていない。その理由は、上記の抗
腫瘍抗体は、異種動物に免疫して作製している為に、人
に対しては異種蛋白となるからである。つまり異種動物
から19られる抗体をヒトに投与した場合、2回目以後
の投与ではアナフィラキシ−等の血清病をさけることが
出来ない為に、1回しか使用出来ないからであり、これ
は最大の欠点であった。これを解決するには同種抗体を
用いることが必要であり、ヒトリンパ球を用いたモノク
ローナル抗体は理想であるが、まだ研究途上である。
そこで、これらの欠点を改善し、実用性に関する事項を
解決するには、同種抗体の中から腫瘍細胞に集まる抗体
を検索する必要があった。そこで、本発明者らは、鋭意
種々の抗体の  I−標識物の生体内分布の検討を行な
った。その結果、一般自然抗体が腫瘍部位に到達し、し
かも長く残留することを見出した。それら免疫グロブリ
ンに抗腫瘍性物質を結合させて、これを担癌個体に投与
すれば薬剤は腫瘍部位に良く留り、抗腫瘍効果を示すこ
とを知って、本発明を完成した。ヒト免疫グロブリン結
合抗腫瘍剤は、巽種動物由来抗M!瘍抗体に比べて頻回
投与が可能になったという点又腫瘍部位に長くとどまる
点で最大の特色と利点を有している。したがって本発明
は、実用性の高いヒ1〜免疫グロブリン結合抗Il!I
!瘍剤を8右する新しいタイプの薬剤を提供するらので
ある。本発明は、り[1ラムブヂル、メルフアラン、八
〇 N U 、シクロホスファミドなどのアルキル化剤
、マイトマイシンC1塩酸ドギソルビシン、塩酸ダウノ
ルビシン、プレオマイシン、アクチノマイシンD1ネオ
カルチノスタヂンなどの抗生物質、シタラビン、8−ア
ザグアニン、5−フルオロウラシル、メソトレキセート
、アミノプテリンナトリウム、ロイケリンなどの代謝拮
抗剤からなる群に属する細胞毒性の高い抗腫瘍性物質を
、極めて穏和な条件下で、ヒト免疫グロブリンに結合さ
せた新規な化合物に基づく抗Il!F瘍剤であり、抗腫
瘍効果にすぐれながら、細胞毒性は原料の1つである抗
腫瘍性物質に比べて格段に低い抗腫瘍剤を提供すること
を目的とする。以下に本発明を訂しく説明する。
近年、種々の抗腫瘍剤が広く使用されており、ある程度
の効果をあげている。これらの抗腫瘍剤・として、クロ
ラムブチル、メルフ1ラン、ACNU、シクロホスファ
ミド、シタラビン、8−アリ”グアニン、5−フルオロ
ウラシル、メソトレギセ−ト、アミノプテリンナトリウ
ム、マイトマイシンC1塩酸ドキソルビシン、プレオマ
イシン、ダウノルビシン、アクチノマイシンD、ザルコ
マイシンのごときものが使用されているが、これらの物
質は、それ自体何れも高い細胞毒性を有していて、投与
した後に、白血球減少、脱毛、冑賜障害簀の副作用を呈
することが知られており、その為に、これらの薬剤の使
用に限度があるのが実情である。
また従来から、IF4!瘍細胞あるいば腫瘍関連抗原に
対する抗体を製造または単離して、これをその腫瘍の治
療に用いる試みがなされているが、望ましい抗腫瘍効果
は得られていない。ざらに、最近、抗腫瘍抗体に抗腫瘍
性物質を化学的に結合させて得られる新規な物質による
抗腫瘍効果を期待することが12案されているが、上記
物質を(qるための化学反応の条件が過酷すぎるために
、十分な成果tよ19られていない。また、これらの実
験で用いられる抗体は、安種動物の抗体を使用していた
ために、血清病等の副作用をさけることは出来なかった
そこで本発明者らは、異種動物から得られる抗腫瘍抗体
をアフィニティークロマトで精製を行なうという方法を
発明した(特願昭53−1(11388、昭54−14
2152、昭54−142153 )。この方法を用い
れば高度に抗体を精製することが可能であるが、頻回投
与を行なうという点で問題が残っている。
そこで各種の抗体を用いて腫瘍到)ヱ性を鋭意検討した
ところ、自然抗体が高濃度で、腫瘍部位に移行し、その
滞留時間も他の臓器よりも長いことが判明した。この事
実に基づいて、クロラムブチル、メルフ7ラン、ACN
U、シクロホスファミド、シタラビン、8−アザグアニ
ン、5−フルオロウラシル、メソトレキセート、アミツ
ブゾリンナトリウム、マイトマイシンC1塩酸ドキソル
ビシン、プレオマイシン、ダウノルビシン、アクチノマ
イシンD、ザルコマイシンをヒト免疫グロブリンに結合
せしめたところ好ましい抗腫瘍効果が19られることか
判明した。さらにこの組合せの中でもメルフアランとそ
のエステル類は合成的に容易に得られる抗腫瘍剤であり
、安定性も高いことから、ヒト免疫グロブリンとメルク
アラン及びそのエステルとの結合体が最も好ましい。自
然抗体はヒト免疫グロブリン(IQ)及び低分子抗体(
F (ab’) 2 )を包含する。
ヒト免疫グロブリンと抗腫瘍性物質の結合は次の方法に
より製造される。
抗腫瘍性物質を水性溶媒に溶解せしめる。水性7B媒は
M性水溶液、アルカリ性水溶液、中性水溶液、リン酸緩
衝液、ボウ酸すトリウlX等である。
これに結合剤、例えばカルボジイミド、デキス]へラン
、グルタルアルデヒド、ジエチルマロンイミデート、イ
ソシアナート、ポリグルタミン酸より選択されたものを
加え、更にヒト免疫グロブリン(F (ab’) 2も
会む)を加え反応させる。反応温度は一30℃乃〒50
℃、好ましくは0℃乃至30℃であり、反応時間は1分
乃至48時間、好ましくは10分乃至25時間である。
反応物を塩析、沈澱、再し一晶、溶出、カラム分別等の
手段により精製し、結合体を1ミ7る。
本発明のヒト免疫グロブリンと抗腫瘍性1!llJ買ど
の結合体く以下、本物質と略称する)の吐乳動物にス・
?する急性毒性をマウスに4000■/に9の投与ri
bで静脈注射して調べたが、1週間の観察では死亡が認
められなかった。
さらに、ヒト免疫グロブリンをペプシン(N i 5o
noff 5cience 1321770 (197
0) ) 、プラスミン(Soouris Vox 5
anq 1871 (1967)) 、+J−モライシ
ン(特願昭5O−19871) 、パパイン、トリプシ
ン、キモトリプシンで酵素水解して19られる低分子抗
体についても、抗腫瘍剤を結合せしめて検討を行なった
。これらの物質例えばF(ab’)2でも毒性は400
0m9/に9以上であった。
したがって、本物質は、毒性が極めて低く、頻回投与も
可能でざらに各種の人癌に対して有効である。例えば、
急性白血病、悪性リンパ種、癌腫、肉腫、悪性繊毛上皮
種、急性骨髄性白血病、メラノーマ、急性リンパ性白血
病、骨1lifi癌等に有効である。本物質を抗腫瘍剤
として用いる場合の製剤化法、および投与の方法として
は、抗If!m剤に関する公知の方法を適用し得る。投
与方法としては、経口、非経口たとえば注射または直腸
投与があげられる。投与形態としては、粉末、顆粒、錠
剤、カプセル、または注射剤、座薬のいずれであってら
よい。特に錠剤あるいは注射による投与が好ましい。注
射薬の製剤には、生理的食塩水、滅菌水、リンゲル液等
の水溶性溶剤、非水溶性溶剤、等張化剤、無痛化剤、安
定剤、防腐剤、懸濁化剤、緩衝剤、乳化剤等を任意に用
いうる。
その−例を示すと、本物質1gとマンニトール5gを蒸
溜水に溶解して50mとして常法で除菌した後、それを
注射用小瓶に分けたり、又はそのまま凍結乾燥して注射
剤とする。そして水剤は、使用に際し、生理的食塩水で
希釈して注射液とする。
本物質は製剤化中一般に0.01〜90%、好ましくは
0.1〜60%含有することが出来る。
本物質の投与量は主として症状に左右されるが成人1人
1日当り0.1〜10g、好ましくは1〜6りである。
本発明によると、ヒト免疫グロブリンおよび酵素処理と
1・免疫グロブリンの向腫瘍性ならびに、抗腫瘍性物質
の抗腫瘍性は失われることなく上記化合物に保たれてい
るので、本物質は、投与されると効率よく目的とする腫
瘍部位に到達し、長明間残ひし、抗腫瘍効果を発揮する
本発明は、必ずしも抗体を抗腫瘍抗体から選ばなくても
ずむために工業的には大変有利であると言える。
双手に、本発明を実施例によって更に詳細に説明する。
実施例 1 ヒ1へ免疫グロブリンの分布 実用性のある抗体はいかなる抗体であるかを検索する為
に、抗3−180つυギ免疫グロブリン、正常ICRマ
ウス免疫グロブリン、ヒト免疫グロプリンの生体内分布
を調べる為に各物質に  1−標識を行なった。
寸なわら、W、 It、 1lurterらBioch
em、 J、 89114(19G3)の方法に従って
免疫グロブリンのタンパク負部分に  I−標識を行な
った。方法はいずれも同様であるので一例をあげる。マ
イ1ヘマイシンC結合抗S −180抗体を5#l!J
/aeの濃度になる様に0.5Mのリン酸!l衝液(p
H7,4)に溶かした。その0.57dをスビック管に
入れ、そこに0.25 l1lciのNa   Iを加
える。さらに0.05Mのリン酸緩衝液200pに溶か
した0、7#+9のクロラミンTを加えて0°Cで15
分間反応させた。続いて0.05Mのリン酸緩衝液に溶
かしたご0亜硫酸ナトリウム(1,75η)とKl(1
0■)を加えて反応を停止した。反応液を5ephad
ex G−25(φ2.2cmx 40cm )カラム
を用いて、未反応の放射性ヨード及び試薬を除去した。
このようにして  I−標識マイトマイシン結合抗3−
180ウサギ免疫グロブリンを1!7だ。
以下同様にして  I−標識正常ICRマウス免疫グロ
ブリン、   I標点ヒト免疫グロブリンを得た。これ
らを用いて生体内分布の検討を行なった。
すなわち、S −180担癌lCRマウス(移植機2週
間)を用いて、静脈内に投与し、24時間後と144時
間後に動物を屠殺して、解剖し、血液S−180腫瘍部
位、肝臓、腎臓、牌臓、消化器等の各臓器を取り出して
ウェル型のγ−カウンターでカウントを行ない、投与薬
剤の各組織重量当りの到達薬剤量という形で分布を以下
のように表示したく表−1)。
さらに 144時間後における各riIX器に残存する
量の合計に対する各臓器にお【ノる吊の率を残存率とし
て表わすと下記表−2のようになる。
これらの結果は腫瘍抗原を異種動物に免疫して1!′?
られる異種抗体が優れた到達率を示すことを表わしてい
る。しかし、同種の自然抗体も特異抗体に比べて腫瘍到
達率は115〜1/10と落ちるが、他の臓器に比べる
と腫瘍部位での残存率が高いということがここにτり明
した。このことから自然抗体がキャリヤーとして実用性
の高い抗体であることを知るに至った。
実施例 2 ヒト免疫グロブリンの調製 ヒト正常人血清1000−に対し1000dの0.00
5Mリン酸緩衝食塩水(以下、PBSと略)を加えて希
釈する。この希釈血清に2000dの飽和硫安水溶液(
pt17.2>を撹拌しながら徐々に加える。4℃で6
0分放置すると塩析物が析出沈澱してくるので800O
rpmで30分間遠心分離を行ない沈澱を集める。
この沈澱をPBSに溶かし、全Gを1000mとする。
これに対し撹拌しながら、徐々に飽和硫安の250dを
加え20%飽和とする。溶液が白濁し、沈澱を生ずる場
合はフィブリノーゲンであるので遠心除去を行なう。こ
の上清に飽和硫安の250ai!を加え33%飽和どす
る。60分間放置した後8000 rpmで30分間遠
心分離を行ない沈澱を集める。この沈澱を1000−の
PBSに溶解した後500−の飽和硫安を加える。60
分撹拌後aooorpmで30分間遠心分離を行ない沈
澱を集める。得られた沈澱を300dのPBSに溶かし
て、PBSに対して透析を行ない硫安を除いた。さらに
透析終了後、DEAE−セルロースカラム(直径5rJ
RX 50clr )を用いて、0.005HpH8,
0です通りするフラクシヨンを集めた。す通りの両分を
蒸溜水に対して透析して脱塩の後、凍結乾燥してヒト免
疫グロブリン12.59を得た。
実施例 3 正常人由来ヒト免疫グロブリンとマイトマイシンC,塩
酸ドキソルビシン、塩酸ダウノルビシン、プレオマイシ
ン、アクヂノマイシン、ザルコマイシンの各々とを反応
せしめて、ヒト免疫グロブリン結合抗生物質を合成した
。以下に合成例を述べる。
3−1 ヱイ」ニヱゴ」仁Zぷ」口ζ合1.0SJのヒ
ト免疫グロブリンを100R1の蒸溜水に溶解する。そ
こに 111.3#l/のマイトマイシンCを溶解さ往
る。1.ONの塩酸水溶液で【)ト1を5.5に調整し
つつ、4℃で262.6mgの1−エチル−3−(3−
ジメヂルアミノブロビル)−カルボジイミド塩酸塩を加
えてF記の時間反応させ、酢酸−酢酸プ1〜リウム緩衝
液(IllI 5.5)  5mの添加で反応を停止さ
せた。次いで、反応液を限外ろ過器を用いて10dに&
J縮脱稿を行なった。10dの濃縮液をセファデックス
G−25(ファルマシア・ジャパン社)を充填した直径
5CIR1高ざ90 Cytのカラムを通して、反応液
中の高分子吊物質及び低分子量物質を完全に分離した。
溶出液を超達心分離で49.000 rJx 130分
遠心分離して得られた上清液を0℃で凍結乾燥して製品
たる本物質を得た。ヒト免疫グロブリンに対する各反応
時間におけるマイトマイシンCの結合^1を360 n
mの紫外線吸収を用いて測定した結果は、表−3に示す
ごとくであった。
表  −3 上記の操作に準じてヒ1−免疫グロブリン1.0gと塩
酸ドキソルごシン、塩酸ダウノルビシン、プレオマイシ
ンおよびアクチノマイシンDのそれぞれと反応せしめて
約a o o myの本物質を1qた。塩酸ビー1−ソ
ルビシンのヒト免疫グロブリン(mg)当りの結合量は
反応時間60分、24時間で人々4.87J。
9.5Nであった。
災f 正常人由来ヒト免疫グロブリンとクロラムブチル、メル
フ7ラン(フェニルアラニンマスタード)△CNU、ウ
ラムスヂン、シクロホスファミド、メルフアランメチル
エステルの各々と反応せしめて、アミド結合によるそれ
ぞれの化合物を合成した。以下その合成例を述べる。
4−1メルフアランの結合 1、J/のヒト免疫グロブリンを100−の蒸溜水に溶
解する。そこに100■のメルフアランを懸濁させる。
1.ONの塩酸水溶液でpHを5.5に調部しつつ、4
℃で、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル
)−カルボジイミド塩酸塩を加えて24時間反応させ、
酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液(Fill 5.5)  
5aeの添加で反応を停止させた。次いで反応液を限外
ろ過器を用いて10tdに濃縮脱塩を行なった。10#
Ii!の濃縮液をセファデックスG−25(ファルマシ
ア・ジャパン社)を充填した直径5cm 、高さ90C
IMのカラムを通して反応液中の高分子量物質及び低分
子間物質を完全に分離した。溶出液を超遠心分離で40
,0009 X 60分遠心分離して得られた上清液を
0℃で凍結乾燥して製品たる化合物を得た。この物質中
のタンパク含h1はアルブミンを5準とした銅−フォリ
ン法により、アルキル化活性はEpSteinの方法(
Epstein J、Δna1. Chcm。
271423 (1955))でそれぞれ測定した。こ
の結果ヒト免疫グロブリン1rItgに対してメルフ7
ランが6I19結合していることがわかった。
上記の操作に準じてヒト免疫グロブリン1.Oqとクロ
ラムブチル、ACN’U、ウラムスチンのそれぞれと反
応せしめて約900 mgの本物質を得た。
ヒト免疫グロブリン(#1g)当りのクロラムブチルの
結合量は反応時間60分、24時間で夫々5.1i。
11.7i隻であった。
4−3メルフアランメチルエステルの結合1.0s(7
)ヒl−免疫グ[1プリンを100 tnftの蒸溜水
にFJVIする。そこに 100 mgのメルフアラン
メチルエステルjn酸塩を溶解さける。1.ONの塩酸
水溶液でpl+を5.5に調節しつつ、4°Cで1−エ
ヂルー3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジ
イミドJ21i酸塩を加えて24時間反応させ酢酸−酢
酸す1−リウム緩衝液(ρ115.5)  5mの添加
で9反応を停0ニさせた。次いで反応液を限外濾過器を
用いて10m1に濃縮脱稿を行なった。1(7の濃縮液
をレフ7デツクスG−25(ファルマシア・ジャパン社
)を充填した直径5cm、高さ90cIRのカラムを通
して反応液中の高分子量物質及び低分子間物質を完全に
分離した。溶出液を超遠心分離で40.000びX60
分遠心分離して得られた上清液を0℃で凍結乾燥して製
品たる化合物を得た。ヒト免疫グロブリン■あたりの結
合量は10巧であった。
友工五−1 正常人由来ヒト免疫グロブリンとシタラビン、8−アザ
グアニン、5−フルオロウラシル、メソトレキl?−1
〜およびアミノプテリンナトリウムの各々と反応せしめ
て、アミド結合によるそれぞれの化合物を合成した。以
下にその合成例を述べる。
5−1メソトレキセートの結合 1.0gのヒト免疫グロブリンを 100dの蒸溜水に
溶解スる。そこに151.3mgのメソトレキセートを
溶解させる。1.ONの塩酸水溶液でpHを5.5に調
節しつつ、4℃で1−エヂルー3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)−カルボジイミド塩酸塩を加えて下記の時
間反応させ、酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液(pH5,5
)  5−の添加で反応を停止させた。
次いで反応液を限外濾過器を用いて10αgに濃縮し脱
塩を行なった。1011tlの濃縮液をセファデックス
G−25(ファルマシア・ジャパン社)を充填した直径
5α、高さ90αのカラムを通して反応液中の高分子h
1物質及び低分子量物質を完全に分離した。
溶出液を超遠心分離で40.OOOgx 60分遠心分
離して得られた上清液を0℃で凍結乾燥して製品たる化
合物を得た。ヒト免疫グロブリンに対するメソトレキセ
ートの結合量を305 nmの吸収を用いて測定した結
果は■タンパク当り 8.3埒であった。
上記の操作に準じてヒト免疫グロブリン1.0gとシタ
ラビン、8−アザグアニン、5−フルオロウラシル、ア
ミノプテリンナトリウムのそれぞれと反応せしめて約9
10#+9の結合化合物を得た。ヒト免疫グロブリンm
y当りのシタラビン結合量は反応60分、24時間で夫
々4.7埒、8.3/J9であった。
実施例 6 ヒト免疫グロブリンF(ab’)2の調製ヒト免疫グロ
ブリンの1gを100−の0.1N酢酸ナトリウム緩衝
液(pH4,5)に溶解さゼる。酵素と蛋白質との比率
を1/100  (重量/重む1)としてペプシンを加
え、37℃で16時間消化を行なう。
その液に固体のトリス塩酸塩を加えてpH8,0として
反応を停止させる。反応液を限外濾過器により濃縮して
10dとする。直径5cyrで高さ90 Cmのカラム
にセファデックスG −150を充填し、そこに濃縮液
の51dをチャージし、l)H7のPBSで溶出する。
3つのピークに分離するが第1番目のピークをF(ab
’)2として集める。この両分を透析チューブにつめて
脱塩し凍結乾燥を行ないヒト免疫グロブリンF (ab
’) 、、を得た。
ヒト免疫グロブリンF(ab’)2の5001?Jを5
0ai!の蒸溜水に溶解する。そこに55.6#?のマ
イトマイシンCを溶解させる。1.ONの塩酸水溶液で
pHを5.5に調整しつつ4℃で131.34の1−エ
チル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジ
イミド塩酸塩を加えて下記の時間反応させ、酢酸−酢酸
ナトリウム緩衝液(pH5,5) 5dの添加で反応を
停止させた。次いで反応液を限外濾過器を用いて5dに
し濃縮液をセファデックスG−25(ファルマシア・ジ
ャパン社)を充填した直径5Cm、高さ90 cmのカ
ラムを通して反応液中の高分子III物質及び低分子吊
物質を完全に分離した。溶出液を超遠心分離で40,0
OOX 60分遠心分離して得られた。上清液を0℃で
凍結乾燥して製品たる化合物を得た。
ヒト免疫グロブリンF(ab’)2に対する、各反応時
間におけるマイトマイシンの結合量を360 nmの紫
外線吸収を用いて測定した結果は表−4に示すごとくで
あった。
表  −4 上記の操作に準じてヒト免疫グ[lプリンF(ab’)
2500mgと塩酸ドキソルビシン、塩酸ダウノルビシ
ン、プレオマイシンおよびアクヂノマイシンDのそれぞ
れと反応せしめて、約800■の結合化合物を得た。塩
酸ドキソルごシンのヒト免疫グロブリンF (ab“)
2rIrg当りの結合量は反応時間60分、24時間で
夫々8.5埒、19.6IJ!Iであった。
上記の操作和準じてヒト免疫グロブリンF (ab’ 
) 2 500Rgとクロラムブチル、メルフアラン、
ACNU、ウラムスチン、メルフアランメチルニスデル
、シクロホスファミドの各々と反応せしめて約4001
11!Jの結合化合物を得た。メルフ7ランのヒト免疫
グロブリンF (ab’> 2rfrg当りの結合量は
反応時間90分、24時間で夫々8.1埒、17.6埒
であった。
上記の操作に準じてヒト免疫グロブリンF (ab’>
 2 500Rgとシタラビン、8−アサクアニン、5
−フルオロウラシル、メソ1−レキセード、アミノプテ
リンナトリウムのそれぞれと反応せしめて約400 m
gの結合化合物を得た。メソトレキセートのヒト免疫グ
ロブリンF (ab’) 2η当りの結合量は反応時間
60分、24時間で夫々7.5N、17,3埒であった
実施例 8 ザルコーマ180固型腫瘍に対する抗腫瘍効ICRマウ
スを用いて継代培養したマウスデルコーマ180腫瘍細
胞を10匹からなる群の各ICRマウス腋下部の皮下に
1×106個/匹移植し、移植の24時間侵から各種抗
体、各市販抗腫瘍剤、ヒト免疫グロブリン、ヒト免疫グ
ロブリンF(ab’)2および各種抗!!瘍性物質との
結合物のそれぞれの水溶液を1日置きに1回合計10回
各マウスの腹腔内に注射し、最後の注射の5日後にマウ
スを殺して腫瘍を摘出して秤量し10匹についての平均
値を求めた。この平均腫1gJ重M(T)を、結合物本
溶液の代りに生理的食塩水を10回投与した対照群マウ
ス10匹の平均腫瘍型ffi (C)と比較することに
よって、本発明結合物の腫瘍増殖抑制率を(1−T/C
) xloo(χ)として表−5,6および7に示す。
表−5はマイトマイシンCとで合成した結合物、表−6
はプレオマイシンとで合成した化合物、表−7は塩酸ド
キソルごシンとで合成した化合物による結果である。
表  −5 表  −6 表  −7 実施例 9 古川肉腫に対する抗腫瘍効果 oonryuラットを用いて継代培養した吉田肉腫腹水
i胞を10匹からなる群の各口onryuラットの腹腔
内に1×106g/匹移植し、移植の24時間後からヒ
ト免疫グロブリン、ヒト免疫グロブリンF(ab’)2
と各種抗腫瘍剤、それぞれ単独およびヒト免疫グロブリ
ン、ヒト免疫グ[1プリンF(ab’)2と各秤抗腫瘍
性物質との結合物のそれぞれの水溶液を1日置きに5回
、合計で5回、各々のラットの腹腔内に注射し、試料投
与群の平均生存日数(T)および対照群の平均生存日数
(C)を求め、延命率(T / Cx 1oo)を算出
した。結果を表−8乃至表−10に示す。
表  −8 表  −9 表  −10 実施例 10 マウス白血病p −388に対する抗腫瘍効果DBΔ/
2マウスを用いて継代培養したP−388腹水細胞を1
0匹からなる群の各DBA/2マウスの腹腔内に1×1
06個/匹移植し、移植の24時間後から各種抗腫瘍剤
、それぞれ単独およびヒト免疫グロブリン、ヒト免疫グ
ロブリンF(ab’)2と各種抗腫瘍性物質との結合物
のそれぞれの水溶液を1日1回5日間連続、合計で5回
各マウスの腹腔内に注射し、試料投与群の平均生存日数
(T)d3よび対照群の平均生存日数(C)を求め、延
命率(T / Cx 100)を筒用した。結果を表−
11乃至表−13に示す。
表  −11 表  −12 表  −13 実施例 11 50h+yのデキストランを500dの蒸溜水に溶解さ
せ、pHを1NのNaOHを加えて11とする。室温で
、25(lrItg/ trdlに調整したBrCNの
アセトニトリル溶液を、すばやく撹拌しながら加える。
NaOHを加えてp++を10.8〜11.0に調整す
る。
BrCNを加え終った後10分pHを保っておく。そこ
に2,5−の水に溶解した1 00Rgのへ4サメブレ
ンジアミンを加えてpHを1NのHClにて9.0にあ
わせる。5分間、撹拌した後、250■のメルフアラン
を加えて、pHを6.5におとしpHを15分間そのま
まに保つ。反応終了後4℃で反応液を10Id、に濃縮
する。10dの濃縮液をセファデックスG−25(ファ
ルマシア・ジャパン社)を充填した直径5cm、高さ9
0 Crnのカラムを通して反応液中の高分子吊物質及
び低分子量物質を完全に分離した。溶出液を超遠心分離
で40.OOOgx 60分、遠心分離して得られた上
清液を0℃で凍結して製品たる化合物を157だ。この
結合物はメルフアラン−デキストラン結合体で1分子の
デキストランあたり30分子〜50分子のメルフアラン
が結合していた。この結合体110ORとヒト免疫グロ
ブリンi ooIIFgとをグルタルアルデヒドを用い
て結合体を作成した。同様にしてヒト免疫グロブリンF
(ab’)2を用いて結合体を得た。
500■のデストランを5007の蒸溜水に溶解させ、
l)Hを1NのNaOHを加えて11とする。室温で2
50FJ/afの濃度に調整したBrCNのアセトニト
リル溶液をすばやく撹拌しながら加える。
NaOHを加えてpHを10.8〜11.0に調整する
IJ r CNを加え終った後10分間DHを保ってお
く。
そこに2.5−の水に溶解した110ORのへキサメチ
レンジアミンを加えてpHを1NのHClにて9.0に
あわせる。5分間撹拌した後、250IItgのマイト
マイシンCを加えてDHを6.5におとし、pHを15
分間そのままに保つ。反応終了後、4℃で反応液を10
rdに濃縮する。10mの濃縮液をセファデックスG−
25()?ルマシア・ジャパン社)を充填した直径5C
IR,高さ90 Crrtのカラムを通して反応液中の
高分子は及び低分子量物質を完全に分離した。
溶出液を超遠心分離で4o、ooogX 60分遠心分
離して得られた上清液を0°Cで凍結乾燥して製品たる
化合物を冑た。この結合物はマイトマイシンC−デキス
トラン結合体で1分子のデキストランあたり30分子〜
50分子のマイトマイシンCが結合していた。
この結合体100mgとヒト免疫グロブリン100 m
gをグルタルアルデヒド最終100埒/dとなる濃度で
加えて室温で1時間反応を行ないヒト免疫グロブリン結
合デキストラン−マイトマイシンCを19だ。
500IyJのデキストランを500dの蒸溜水に溶解
させ、pHを1NのNaOHを加えて11とする。
室温で250IItg/dの濃度に調整したBrCNの
アセトニトリル溶液をすばやく撹拌しながら加える。
N a Ol−1を加えてI)Hを10.8〜11.0
ニ調整Tる。
BrCNを加え終った後10分間pl−1を保っておく
そこに2.5dの水に溶解した100mgのへキサメチ
レンジアミンを加えてpHを1NのHCρにて90にあ
わせる。5分間撹拌した後、250勺のメソトレrセー
ドを加えてpHを6.5におとしてDHを15分間その
ままに保つ。反応終了後、4℃で反応液を10威に濃縮
する。10mの濃縮液をセファデックスG−25(ファ
ルマシア・ジャパン社)を充填した直径5cm、高さ9
0 Crnのカラムを通して反応液中の高分子量)及び
低分子吊物質を完全に分離した。
溶出液を超遠心分離で40,000g x 60分遠心
分離して17られた上清液を0℃で凍結乾燥して製品た
る化合物を1!7た。この結合物はメソトレキセートー
デキストラン結合体で1分子のデキストランあたり30
分子〜50分子のメソトレキセートが結合していた。
この結合体110ORとヒト免疫グロブリン11ab’
)2120qをグルタルアルデヒド最終100IJ9/
dとなる潤度で加え結合体を作製した。
同様にしてヒト免疫グロブリンを用いて結合体を得た。
実施例 12 マイトマイシンCt1.3IyJを0.(IIMのリン
酸緩衝液(pH6,8>  1mに溶解させ、ここに1
%のグルタルアルデヒド水溶液20Ijiを加えて室温
で8時間撹拌する。そこに 100 mgのヒト免疫グ
ロブリンを20tdのリン酸緩衝液(pH6,8)に溶
解した液を加えてさらに2時間室温で反応させる。反応
終了後、セファデックスG−25(ファルマシア・ジャ
パン社)を充填した直径5CI11.高さ90 Crn
のカラムを通して反応液中の高分子量及び低分子1物質
を完全に分離した。溶出液を超遠心分離で40.0(1
0gx 60分遠心分頌して得られた上清液を0℃で凍
結乾燥    □して製品たる化合物を得た。ヒト免疫
グロブリンに対するマイトマイシンCの結合量は蛋白■
あたり、9.6埒であ。た。
アドリアマイシン196ffi9を0.OIMのリン酸
M衝液(pH6,8)に1戒に溶解させる。ここに1%
のグルタルアルデヒド水溶液20ρを加えて室温で8時
間撹拌する。そこにi o o mgのヒト免疫グロブ
リンを20dのリン酸緩衝液(pH6,8)に溶解した
液を加えて、さらに2時間室温で反応させる。反応終了
後、セファデックスQ−25(ファルマシア・ジャパン
社)を充填した直径5CrR,高さ90 C,のカラム
を通して反応液中の高分子値及び低分子吊物質を完全に
分離した。溶出液を超遠心分離で40.0003×60
分遠心分離して得られた上清液を0℃で凍結乾燥して製
品たる化合物を1qた。ヒト免疫グロブリンに対するア
ドリアマイシンの結合量は蛋白ηあたり、5.6埒であ
った。
同様にしてヒト免疫グロブリンF(ab’)2を用いて
結合体を得た。
メソトレキセート200rrrgを0.01Mのリン酸
緩衝′Ij、(pH6,8)  1+1に溶解させる。
ここに1%のクルクルアルデヒド水溶液20IJiを加
えて室温で81′1間撹拌り−る。そこに100 mg
のヒト免疫グロブリンF (ab’) 2を20戒のリ
ン酸緩衝液(1)116.8) ニ溶解した液を加えて
、さらに211.f間室温で反応させる。反応終了後、
セファデックスG−25(ファルマシア・ジャパン社)
を充填した直径5cm、高さ90 CIRのカラムを通
して、反応液中の高分子量及び低分子吊物質を完全に分
離した。溶出液を超遠心分離で40. ooogX 6
0分遠心分離して1qられた上清液を0°Cで凍結乾燥
して製品たる化合物を得た。
ヒト免疫グロブリンF (ab’> 2に対するメソト
レキセートの結合量は蛋白myあたり、7.8Nであっ
た。
実施例 13 マイトマイシンC11,3mgとと1〜免疫グロブリン
の100mgを0.2Mのホウ酸ナトリウム(pH9,
3)の10dに溶解さ。ぜる。そこに5mgのジエヂル
マロンイミデートを加えて全編で011を86に保った
まま、1時間撹拌させる。さらに2.5でのジエブルマ
ロンイミデートを添加して1時間撹拌を行なった。反応
終了後、中性にpHをもどした後、45%の飽和硫安を
加えてヒト免疫グロブリン−マイトマイシンC結合体を
沈澱させた。7000 rpmで15分間遠心分離を行
ない沈澱を集めた。沈澱を5mMのリン酸緩衝液5mに
溶解し、蒸溜水に対して透析を行ない硫安が検出されな
くなるまで(72hr)透析した。透析終了後、セファ
デックスG−25(ファルマシア・ジャパン社)を充填
した直径5Cm1高さ90 r:tttのカラムを通し
て反応液中の低分子吊物質を完全にのぞいた。溶出液を
一20℃で凍結乾燥して製品たる化合物を得た。ヒト免
疫グロブリンmg当りの結合重は6.3埒であった。
同様にしてヒト免疫グロブリンF(ab’)2を用いて
結合体を得た。
上記の操作に準じてヒト免疫グロブリン10011+!
Jどメルフアラン、アミノプテリンナトリウムとの反応
を行ない85mgの結合化合物を得た。
実施例 14 実施VA11、実施例12、実施例13で合成した化合
物について実施例8,9.10の抗腫瘍試験を用いて効
果を調べた結果を表−14乃至族−16に示した。
表  −14 表  −15

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)正常人由来の免疫グロブリンに代謝拮抗剤を結合
    した化合物を有効成分とする抗腫瘍剤。
  2. (2)免疫グロブリンがF(ab′)_2であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の抗腫瘍剤。
  3. (3)代謝拮抗剤が、シタラビン、8−アザグアニン、
    5−フルオロウラシル、メソトレキセート及びアミノブ
    テリンナトリウムから成る群から選択されることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の抗腫瘍
    剤。
  4. (4)水溶性カルボジイミドを用いて結合されることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか
    に記載の抗腫瘍剤。
  5. (5)イソシアナート、ジエチルマロンイミデート、グ
    ルタルアルデヒド、ポリグルタミン酸又はデキストラン
    を用いて結合されることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項乃至第3項のいずれかに記載の抗腫瘍剤。
  6. (6)経口投与形態にあることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項乃至第5項のいずれかに記載の抗腫瘍剤。
  7. (7)経口投与形態が顆粒であることを特徴とする特許
    請求の範囲第6項に記載の抗腫瘍剤。
  8. (8)経口投与形態が錠剤であることを特徴とする特許
    請求の範囲第6項に記載の抗腫瘍剤。
  9. (9)経口投与形態がカプセルであることを特徴とする
    特許請求の範囲第6項に記載の抗腫瘍剤。
  10. (10)非経口投与形態であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項乃至第5項のいずれかに記載の抗腫瘍剤
  11. (11)非経口投与形態が座薬であることを特徴とする
    特許請求の範囲第10項に記載の抗腫瘍剤。
  12. (12)非経口投与形態が注射剤であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第10項に記載の抗腫瘍剤。
JP61265119A 1983-04-08 1986-11-07 ヒト免疫グロブリン結合抗腫瘍剤 Expired - Lifetime JPH0611714B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61265119A JPH0611714B2 (ja) 1983-04-08 1986-11-07 ヒト免疫グロブリン結合抗腫瘍剤

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58061923A JPS59186924A (ja) 1983-04-08 1983-04-08 ヒト免疫グロブリン結合抗腫瘍剤
JP61265119A JPH0611714B2 (ja) 1983-04-08 1986-11-07 ヒト免疫グロブリン結合抗腫瘍剤

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58061923A Division JPS59186924A (ja) 1983-04-08 1983-04-08 ヒト免疫グロブリン結合抗腫瘍剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62142124A true JPS62142124A (ja) 1987-06-25
JPH0611714B2 JPH0611714B2 (ja) 1994-02-16

Family

ID=26403018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61265119A Expired - Lifetime JPH0611714B2 (ja) 1983-04-08 1986-11-07 ヒト免疫グロブリン結合抗腫瘍剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0611714B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5665829A (en) * 1979-11-02 1981-06-03 Kureha Chem Ind Co Ltd Antitumor agent

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5665829A (en) * 1979-11-02 1981-06-03 Kureha Chem Ind Co Ltd Antitumor agent

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0611714B2 (ja) 1994-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4925662A (en) Anti-tumor substance and process for producing the same
EP0354729B1 (en) Cytotoxic drug conjugates
US4401592A (en) Pharmaceutical composition having antitumor activity
Ghose et al. Antibody-linked cytotoxic agents in the treatment of cancer: current status and future prospects
US4093607A (en) Immunologic chemotherapeutic agents comprising antigen binding dimers covalently bound to drugs
ES2266041T3 (es) Proteina serica y celular de anclaje y conjugados.
CA1222694A (en) Immunochemotherapy for malignant tumors, particularly pancreatic cancer
KR0184858B1 (ko) 폴리믹신 복합체
US5672688A (en) Immunoglobulin Fc fragment bound to an alkylating, antibiotic, or antimetabolic antitum or substance
US5144012A (en) Cytotoxic drug conjugates
JP2736255B2 (ja) イムノグロブリン結合体
JPS63502112A (ja) メルファラン誘導体
US5151266A (en) Use of anionic detergents with conjugates of monoclonal or polyclonal antibodies
JPS62142124A (ja) ヒト免疫グロブリン結合抗腫瘍剤
JPS6254086B2 (ja)
JPH02504267A (ja) 肝遮断薬
JPH08509698A (ja) 蛋白質複合体、それを含む組成物及びその医薬としての用途
JPS62116524A (ja) ヒト免疫グロブリン結合抗腫瘍剤
JPS62142123A (ja) ヒト免疫グロブリン結合抗腫瘍剤
JPS6256136B2 (ja)
Arnon Antibodies and dextran as anti-tumour drug carriers
JPS6256137B2 (ja)
JPH0193538A (ja) 抗腫瘍剤
JPS62283101A (ja) 制癌作用物質複合体の製造方法
JPH02196800A (ja) 細胞毒性物質複合体