JPS625394Y2 - - Google Patents

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JPS625394Y2
JPS625394Y2 JP3363882U JP3363882U JPS625394Y2 JP S625394 Y2 JPS625394 Y2 JP S625394Y2 JP 3363882 U JP3363882 U JP 3363882U JP 3363882 U JP3363882 U JP 3363882U JP S625394 Y2 JPS625394 Y2 JP S625394Y2
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JP
Japan
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bolt
protective frame
tank body
footboard
tank
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JP3363882U
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JPS58136838U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はタンク車における歩み板の取付構造に
関するものである。
従来より、石油類などの液体を運搬するタンク
ローリ等のタンク車にあつては、車両の転倒時の
反転を防ぐための側面枠、及び万一反転した場合
のマンホールの損傷を防止するための防護枠が設
けられている。また、タンク体内へ石油類等の液
体を積載する場合、又は積載されたそのような液
体を排出する場合などにあつては、タンク体上部
での作業が必要となり、このため作業時の足場の
安全性を保つなどの観点から、左右防護枠の外側
に歩み板を設けることが多い。
例えば、第1図に示される如きタンク車におい
て、タンク体2の上部には、該タンク体2の上面
に設けられたマンホール4の回りを包囲するよう
に防護枠6が配設され、そしてタンク体2の左右
に於いてその防護枠の外側の前後には側面枠8,
8′が設けられている。また、所定の歩み板10
が、かかる側面枠8,8′に対して掛け渡される
ように取り付けられているのである。この場合、
一般に、歩み板10はかなり長尺なものとなるの
で、中間で支える必要があり、それ故この目的の
ために適当な支持脚が使用されている。そして、
この支持脚は歩み板10の長さによつても異なる
が、通常3〜5個所で歩み板10を支えるように
なつている。
このため、従来にあつては、第2図に示される
ように、板材を山形に折り曲げ成形した左右の防
護枠6に、支持脚12の一端を溶接すると共に、
この支持脚12の他端をタンク胴板14側に溶接
し、以てこの支持脚12に歩み板10を取り付け
る構造が採用されている。ところが、このような
従来の構造にあつては、支持脚12のそれぞれの
端部は何れも防護枠6及びタンク胴板14に対し
て溶接しなければならないため、防護枠6及びタ
ンク胴板14の双方の溶接部付近に熱影響による
歪が生じ、外観上体裁が悪いという欠点が存在す
る外に、タンク胴板14の溶接部の液漏れ防止の
為の溶接管理が必要であり、更にタンク体2の塗
装後における支持脚12の取り付けが著しく困難
でもあつたのである。
また、そのような従来構造の欠点を解消する一
つの手段として、第3図に示されるような、歩み
板10を支持する支持脚20の受部18を防護枠
16に帯状に突出して一体に形成した構造の防護
枠装置が提案され、そこでは支持脚20の防護枠
16側の一端が該受部18にボルト22によつて
歩み板10と共にボルト締着されるようになつて
いるが、このような構造とても、支持脚20のタ
ンク胴板14側の接合は従来と同様に溶接によつ
て行なわれているため、タンク体2の塗装後に於
ける支持脚20の取り付けの困難性、タンク胴板
14の溶接歪、及びタンク胴板14の溶接部の液
漏れ防止の為の溶接管理の問題は、依然として内
在しているのである。
本考案は、かかる事情に鑑みて為されたもので
あつて、その目的とするところは、歩み板を支持
する支持部材の位置を自由に選定することができ
ると共に、タンク胴板及び防護枠に溶接歪を生ず
ることがなく、またタンク胴板溶接部の液漏れ防
止の為の溶接管理の必要もない、しかもタンク体
胴部への塗装の後においても、支持部材の取り付
け、即ち歩み板の取り付けを容易に行い得る取付
構造を提供することにある。
そして、そのために、本考案にあつては、所定
の液体を収容するタンク体の上部にその長手方向
に沿つて防護枠を設けてなるタンク車において、
該防護枠に少なくとも1条のボルト装着用溝を長
手方向に一体的に設け、該ボルト装着用溝に装着
されたボルトを介して、所定の歩み板を支持する
支持部材を前記防護枠にボルト締着するようにし
たことを特徴としている。
従つて、かくの如き本考案によれば、歩み板を
支持する支持部材が防護枠に対してボルト締着さ
れる構造であるために、該支持部材の防護枠及び
タンク胴板への溶接が不要となり、それ故、タン
ク胴板に塗装を施した後、そのような支持部材を
取り付けるようなことが容易となつたのである。
また、同じ理由から、溶接歪がなくなつた為、溶
接歪とり作業が不要となり、同時にタンク胴体溶
接に伴う液漏れ防止の為の溶接管理が不要となつ
たのであり、外観的に美しく、信頼性の高いタン
ク車を提供できることとなつたのである。
以下、図面に示す実施例について詳細に説明す
ることとする。
第4図は、本考案にかかる歩み板の取付構造の
一例を示す第2図、第3図に対応する図である
が、その図に於いて、防護枠24はアルミニウム
若しくはその合金の如き金属の押出形材からなる
ものであつて、その側部にボルト装着用溝26が
長手方向に沿つて2条、平行に設けられている。
そして、このボルト装着用溝26は、ボルト28
の装着に際して該ボルト28の頭部が入る広幅の
袋状の部分と、該部分からボルト28の脚部が外
方に突き出されるスリツト部分を有している。
また、歩み板10を支持するための支持部材た
るステー32は、第4図及び第5図から明らかな
ように、断面L字形の板材34のそれぞれの面を
略直角三角形状の補強板36に溶接にて接合せし
められることによつて、構成されているものであ
る。そして、かかるステー32は、防護枠24の
端部からボルト装着用溝26内に頭部が挿入さ
れ、所定の位置まで移動せしめられたボルト28
に取り付けられた後、ナツト30で締め付けるこ
とによつて、図示の如く、所定の位置において防
護枠24に対してボルト締着されることとなるの
である。なお、ここではボルト装着用溝26が2
条設けられ、そのそれぞれの溝26,26にはボ
ルト28が2個づつ装着されて、合計4個のボル
ト28と同数のナツト30によつて確実にボルト
締着が行なわれている。
一方、歩み板10は、このようにして所定の位
置にボルト締着された複数のステー32によつ
て、図示の如く、該ステー32上に支持され、そ
してボルト38によつて固定されることとなる。
従つて、かかる構造にあつては、防護枠24の
端部からボルト装着用溝26,26にそれぞれ挿
入され、装着せしめられる複数のボルト28が、
それぞれ所望の位置まで該溝26,26に沿つて
移動され、そしてその溝26,26のスリツト部
分から外方に突出するそれぞれのボルト28の脚
部に対してステー32が取り付けられ、各ボルト
28にナツト30がそれぞれ螺合されることによ
つてボルト締着されることとなるため、ステー3
2を防護枠24に対して所望の位置に固定するこ
とが可能となるのである。
このことから、最も効果的な位置にステー32
を固定することができ、例えば、ステー32に対
して歩み板10を固定するボルト38の頭を、歩
み板10上での作業の邪魔にならない位置、ある
いは逆に作業の際の滑り止めとして使用できる位
置にもつてくることも簡単にできるようになつた
のである。
また、かかるステー32は、上記のようなボル
ト28によるボルト締着によつて防護枠24に取
り付けられることとなるため、タンク胴板14に
対して溶接する必要がなく、そのために、タンク
胴板14に対して塗装を施した後においてもその
取付が可能となる利点がある。
加うるに、上述のように、ステー32は防護枠
24やタンク胴板14に対して溶接されるもので
ないため、そのような従来溶接対象物であつた防
護枠24やタンク胴板14に対して、溶接に伴う
歪や液漏れなどを発生させる原因を完全に取り除
くことができたのである。
以上、本考案の一実施例について詳細に説明し
たが、本考案はかかる実施例の記載によつて何等
制限的に解釈されるものではなく、本考案の趣旨
を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づ
いて種々なる変形、修正等を加え得るものであ
る。
例えば、防護枠24に設けられる長手方向のボ
ルト装着用溝26としては、複数条、平行に設け
るのが最も望ましい形であるが、1条のみの場合
であつても何等差支えなく、またステー32の形
状にあつても、補強板36を取り付けない単なる
L字形断面のみの板材からなる場合であつても差
支えないものであり、更にステー32の先端部か
らタンク胴板14に対して脚部を延ばしても、該
脚部をタンク胴板14に対して溶接しなければ、
本考案の目的及び効果は十分達成され得るもので
ある。
更にまた、ボルト装着用溝26の要所、要所の
スリツト部分に、ボルト28の頭部を該溝26の
袋状部分内に挿入し得るような孔を設けて、ボル
ト28の固定位置までの移動距離を短くするよう
にしてもよく、また、防護枠24に歩み板を嵌入
せしめ得る凹部を設けても何等差支えないのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はタンク車の斜視図、第2図は第1図に
おける−断面における従来の歩み板取付構造
を示す断面図、第3図は従来の他の実施例を示す
第2図に対応する断面図であり、また、第4図は
本考案にかかる一実施例を示す第2図、第3図に
対応する断面説明図であつて、第5図は第4図に
おける−断面において更に一部を切り欠いた
断面説明図である。 2:タンク体、6,16,24:防護枠、1
0:歩み板、12,20:支持脚、14:タンク
胴板、18:受部、22,28:ボルト、26:
ボルト装着用溝、30:ナツト、32:ステー
(支持部材)、34:L字形板材、36:補強板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の液体を収容するタンク体の上部にその長
    手方向に沿つて防護枠を設けてなるタンク車にお
    いて、該防護枠に少なくとも1条のボルト装着用
    溝を長手方向に一体的に設け、該ボルト装着用溝
    に装着されたボルトを介して、所定の歩み板を支
    持する支持部材を前記防護枠にボルト締着したこ
    とを特徴とするタンク車における歩み板の取付構
    造。
JP3363882U 1982-03-10 1982-03-10 タンク車における歩み板の取付構造 Granted JPS58136838U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3363882U JPS58136838U (ja) 1982-03-10 1982-03-10 タンク車における歩み板の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3363882U JPS58136838U (ja) 1982-03-10 1982-03-10 タンク車における歩み板の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58136838U JPS58136838U (ja) 1983-09-14
JPS625394Y2 true JPS625394Y2 (ja) 1987-02-06

Family

ID=30045182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3363882U Granted JPS58136838U (ja) 1982-03-10 1982-03-10 タンク車における歩み板の取付構造

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JP (1) JPS58136838U (ja)

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JPS58136838U (ja) 1983-09-14

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